JPH0626143Y2 - マルチングフイルム - Google Patents
マルチングフイルムInfo
- Publication number
- JPH0626143Y2 JPH0626143Y2 JP9501089U JP9501089U JPH0626143Y2 JP H0626143 Y2 JPH0626143 Y2 JP H0626143Y2 JP 9501089 U JP9501089 U JP 9501089U JP 9501089 U JP9501089 U JP 9501089U JP H0626143 Y2 JPH0626143 Y2 JP H0626143Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- pigment
- light
- black
- mixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は夏期の農作物栽培時に、地表を覆うことにより
地温の上昇、雑草の生育、水分蒸発及び肥料流失を防ぐ
ことができるマルチングフイルムに関するものである。
地温の上昇、雑草の生育、水分蒸発及び肥料流失を防ぐ
ことができるマルチングフイルムに関するものである。
［従来の技術及びその問題点］ 従来、マルチングフイルムとしては透明な無色フイル
ム、黒色フイルム、乳白色フイルム、乳白色と黒色の二
層フイルム等が用いられていた。
ム、黒色フイルム、乳白色フイルム、乳白色と黒色の二
層フイルム等が用いられていた。
マルチングフイルムを夏期に使用する場合には肥料流
失、水分蒸散の他特に地温上昇の抑制や雑草の生育の阻
害効果が強く求められる。しかし上記従来のマルチング
フイルム、特に夏期用マルチングフイルムである乳白色
と黒色の二層フイルムとしたものにおいても地温上昇の
抑制や雑草生育の阻害効果は十分ではなかった。
失、水分蒸散の他特に地温上昇の抑制や雑草の生育の阻
害効果が強く求められる。しかし上記従来のマルチング
フイルム、特に夏期用マルチングフイルムである乳白色
と黒色の二層フイルムとしたものにおいても地温上昇の
抑制や雑草生育の阻害効果は十分ではなかった。
即ち太陽光線を表層の乳白色（反射層）で反射し、残余
の透過光を黒色層（遮光層）で吸収するものであるが、
反射及び吸収の効果を高くするため充填剤の量を多くす
るとフイルムの強度が低下するので前記反射、吸収効果
を犠牲にして充填剤の量をある程度低くしているためで
あった。
の透過光を黒色層（遮光層）で吸収するものであるが、
反射及び吸収の効果を高くするため充填剤の量を多くす
るとフイルムの強度が低下するので前記反射、吸収効果
を犠牲にして充填剤の量をある程度低くしているためで
あった。
［問題点を解決するための手段］ 本考案は赤色顔料が植物の生育に不可欠である３８０〜
７７０ｎｍの光線波長域のうち４５０〜６２０ｎｍの範
囲をよく吸収する特性に着目し、フイルムの強度低下を
きたさずに雑草の生育阻害効果、地温上昇抑制効果に優
れたマルチングフイルムを提供するものである。
７７０ｎｍの光線波長域のうち４５０〜６２０ｎｍの範
囲をよく吸収する特性に着目し、フイルムの強度低下を
きたさずに雑草の生育阻害効果、地温上昇抑制効果に優
れたマルチングフイルムを提供するものである。
以下本考案の一実施例を示す図面に基いて説明する。
第１図及び第２図は本考案のマルチングフイルムの断面
図である。第１図において１は熱可塑性樹脂に白色顔料
を混合した反射層であり、２は赤色顔料及び黒色顔料を
熱可塑性樹脂に混合した遮光層である。又第２図におい
て１は反射層であり、３は赤色顔料を４は黒色顔料を各
々熱可塑性樹脂に混合した層であって遮光層となる。前
記赤色顔料、黒色顔料を混合した層はいずれが中間層と
なってもよい。
図である。第１図において１は熱可塑性樹脂に白色顔料
を混合した反射層であり、２は赤色顔料及び黒色顔料を
熱可塑性樹脂に混合した遮光層である。又第２図におい
て１は反射層であり、３は赤色顔料を４は黒色顔料を各
々熱可塑性樹脂に混合した層であって遮光層となる。前
記赤色顔料、黒色顔料を混合した層はいずれが中間層と
なってもよい。
本考案のマルチングフイルムは通常１０〜５０μの厚み
のものが用いられ、光反射層、遮光層の厚みはそれぞれ
５〜２５μが好ましい。又遮光層が赤色層と黒色層より
なる場合は赤色層の厚みは２〜１０μ、黒色層の厚みは
３〜１５μが好ましい。光反射層を形成する白色顔料の
混合量は熱可塑性樹脂に対し１０〜４０重量％、赤色顔
料は０．１〜５重量％、黒色顔料は１〜１０重量％が好
ましく、又赤色顔料及び黒色顔料を混合する場合もそれ
ぞれの顔料を上記範囲内で用いるのが好ましい。
のものが用いられ、光反射層、遮光層の厚みはそれぞれ
５〜２５μが好ましい。又遮光層が赤色層と黒色層より
なる場合は赤色層の厚みは２〜１０μ、黒色層の厚みは
３〜１５μが好ましい。光反射層を形成する白色顔料の
混合量は熱可塑性樹脂に対し１０〜４０重量％、赤色顔
料は０．１〜５重量％、黒色顔料は１〜１０重量％が好
ましく、又赤色顔料及び黒色顔料を混合する場合もそれ
ぞれの顔料を上記範囲内で用いるのが好ましい。
本考案で用いられる熱可塑性樹脂としてはポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル等が
ある。又白色顔料としては酸化チタン等、赤色顔料とし
ては無機顔料の弁柄、カドミウムレッド、有機顔料のキ
ナクリドン系、ポリアゾ系顔料等、黒色顔料としてはカ
ーボンブラックが用いられる。
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル等が
ある。又白色顔料としては酸化チタン等、赤色顔料とし
ては無機顔料の弁柄、カドミウムレッド、有機顔料のキ
ナクリドン系、ポリアゾ系顔料等、黒色顔料としてはカ
ーボンブラックが用いられる。
本考案のマルチングフイリムは各反射層、遮光層を別々
に製膜し二次工程でラミネートしてもよいが前記各顔料
を混合した熱可塑性樹脂を同一ダイより押出し融着積層
したものが好ましい。
に製膜し二次工程でラミネートしてもよいが前記各顔料
を混合した熱可塑性樹脂を同一ダイより押出し融着積層
したものが好ましい。
［考案の効果］ 本考案のマルチングフイルムは表面の光反射層を透過し
た残余の太陽光線の植物の生育に欠かすことのできない
３８０〜７７０ｎｍの光線波長域のうち４５０〜６２０
ｎｍの範囲をよく吸収する赤色顔料を混合した遮光層を
有するのでフイルムの強度低下をきたす程顔料を混合し
なくとも雑草の生育阻害効果が高いものである。
た残余の太陽光線の植物の生育に欠かすことのできない
３８０〜７７０ｎｍの光線波長域のうち４５０〜６２０
ｎｍの範囲をよく吸収する赤色顔料を混合した遮光層を
有するのでフイルムの強度低下をきたす程顔料を混合し
なくとも雑草の生育阻害効果が高いものである。
又前記４５０〜６２０ｎｍの光線波長域は太陽光線の熱
エネルギーの分布の高い波長域でもあるため地温上昇の
抑制効果にも優れる物である。
エネルギーの分布の高い波長域でもあるため地温上昇の
抑制効果にも優れる物である。
第１図及び第２図は本考案のマルチングフイルムの部分
断面図である。 １…光反射層、２，３，４…遮光層
断面図である。 １…光反射層、２，３，４…遮光層
Claims (2)
- 【請求項１】白色顔料を熱可塑性樹脂に混合した光反射
層と黒色顔料及び赤色顔料を熱可塑性樹脂に混合した遮
光層よりなることを特徴とするマルチングフイルム。 - 【請求項２】白色顔料を熱可塑性樹脂に混合した光反射
層と黒色顔料、赤色顔料を熱可塑性樹脂に各々混合した
黒色層と赤色層で構成された遮光層よりなることを特徴
とするマルチングフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9501089U JPH0626143Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | マルチングフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9501089U JPH0626143Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | マルチングフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0334757U JPH0334757U (ja) | 1991-04-04 |
| JPH0626143Y2 true JPH0626143Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31644288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9501089U Expired - Lifetime JPH0626143Y2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | マルチングフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626143Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002119151A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-23 | Nissho Kk | 農業用マルチシート |
| EP1445096A4 (en) | 2001-07-16 | 2009-01-14 | Yupo Corp | ANTI-FALSIFICATION FILM |
| JP4522757B2 (ja) * | 2004-06-15 | 2010-08-11 | 大日本印刷株式会社 | お茶包装用袋 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP9501089U patent/JPH0626143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0334757U (ja) | 1991-04-04 |
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