JPH06257419A - 内燃機関のクランクケース息抜き管の吹抜けガス用の油分離器 - Google Patents

内燃機関のクランクケース息抜き管の吹抜けガス用の油分離器

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JPH06257419A
JPH06257419A JP6021182A JP2118294A JPH06257419A JP H06257419 A JPH06257419 A JP H06257419A JP 6021182 A JP6021182 A JP 6021182A JP 2118294 A JP2118294 A JP 2118294A JP H06257419 A JPH06257419 A JP H06257419A
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gas
blow
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internal combustion
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JP6021182A
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Bertram Uebelhoer
ユーベルヘール ベルトラム
Heinz Wendt
ヴェント ハインツ
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Mann and Hummel GmbH
Original Assignee
Filterwerk Mann and Hummel GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来公知の油分離器に対比して効率を著しく
改善しかつ単純な手段によってできるだけ損失なく稼働
できるような油分離器を提供する。 【構成】 吹抜けガス吸出用負圧を形成するための負圧
発生器１１が設けられている。更にまたガラス繊維材料
から製造されたマイクロ繊維を有する気中油分除去エレ
メントが油分分離のために設けられており、前記マイク
ロ繊維は１つの巻成エレメント又は星形襞付けエレメン
トとして成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吹抜けガスを通流させ
るフィルタエレメントを有し、該フィルタエレメントか
ら、分離された油を油戻し路を介して油溜めへ戻すと共
に、油分の除去された吹抜けガスを内燃機関の吸気系に
供給するようにした形式の、内燃機関のクランクケース
息抜き管の吹抜けガス用の油分離器に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関のクランクケースのエアゾール
含有ガス（吹抜けガス）用の油分離器はドイツ連邦共和
国特許第３９３８９１９号明細書に基づいて公知になっ
ている。該油分離器は、実質的に回転対称形のフィルタ
エレメントを有し、該フィルタエレメントは吹抜けガス
によって入口面から、純ガス室に接する出口面へ通流せ
しめられる。分離された油分は油戻し路を介して下方に
向かって油溜めに導出される。
【０００３】油分分離度を高めるため、特に、すでに分
離された油の連行を防止するために、吹抜けガス流は強
制的に実質的に上から下へ流れるように方向づけられ、
従ってフィルタエレメントの入口面は出口面よりも実質
的に高く位置している。内燃機関にターボチャージャを
使用する場合に判ったことは、著しく高い油分分離度を
必要とすることである。この高い油分分離度は慣用の油
分離器によっては到底得ることができない。微量の油が
例えばオイルミストとして吹抜けガス中に含まれている
かぎり、この油がターボチャージャの羽根又はケーシン
グに沈着し、時間の経過につれて炭化油滓を形成する虞
れが多分にある。これがターボチャージャの性能に不利
な影響を及ぼすことは自ら明かである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、従来公知の油分離器に対比して効率を著しく改善し
かつ単純な手段によってできるだけ損失なく稼働できる
ような油分離器を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第１の構成手段は、吹抜けガス吸出用負圧を
形成するための負圧発生器が設けられている点にある。
【０００６】また前記課題を解決するための本発明の第
２の構成手段は、吹抜けガス吸出用負圧を形成するため
の負圧発生器が設けられており、かつ、ガラス繊維材料
から製造されたマイクロ繊維を有する気中油分除去エレ
メントが油分分離のために設けられており、前記マイク
ロ繊維が１つの巻成エレメント又は星形襞付けエレメン
トとして成形されている点にある。
【０００７】
【作用】本発明の構成手段によって得られる顕著な利点
は、従来慣用のように内燃機関の吸気管内の負圧をクラ
ンクケース吹抜けのために採用するのではなくて、内燃
機関のすべての運転条件下で一定の負圧を発生させる適
当な負圧発生器を設けた点にある。
【０００８】吸気管内の負圧を使用する場合には殊に、
内燃機関の運転状態に応じて負圧が変動するという欠点
が生じる。例えばアイドリング運転時には吸気管の負圧
は比較的高いが、全負荷運転時における吸気管の負圧は
ほぼ零である。高い負圧は減速時にも、或いは車両にエ
ンジンブレーキをかける場合にも生じる。しかしなが
ら、油分を除去すべき吹抜けガス量は、まさしく全負荷
時においてこそ高いのだから、従ってこの高い吹抜けガ
ス量を確実に吸出する必要がある。この吸出は、本発明
の第１の構成手段により、正確に規定された負圧によっ
て確実に行うことができるので、ターボチャージャにお
ける炭化油滓の生成は避けられ、内燃機関の有害物質の
放出率も確実に低下される。
【０００９】更に本発明の第２の構成手段として設けた
気中油分除去エレメントは、吹抜けガスから極微量の油
残分、オイルミストなどを除去するために適している。
これによってターボチャージャにおける炭化油滓の生成
が避けられる一方、内燃機関の有害物質の放出率も確実
に低下されることになる。
【００１０】
【実施態様と作用】本発明の有利な実施態様では、油分
分離用エレメントが、該油分分離用エレメントを支持す
るために少なくとも１つの金属薄板製穴あき周壁を有し
ている。該金属薄板製穴あき周壁は、支持作用以外に、
損傷し易い濾材を損傷に対して効果的に防護するために
も役立つ。油分分離用エレメントはコンパクトな容器内
に配置されているのが有利である。この容器はカートリ
ッジとして構成されておりかつ交換可能である。この交
換は油交換用フィルタの場合と同様に極めて簡便に行う
ことができる。
【００１１】吹抜けガス吸出用負圧を形成するための負
圧発生器は、圧力空気で負荷されるエゼクタノズルとし
て構成されているのが有利である。このようなエゼクタ
ノズルは、可動部分を必要としないので、単純な構造で
かつ極めて頑丈である。エゼクタノズルに給圧される圧
力空気は、有利な実施態様では車両の圧力空気供給部か
ら取り出され、かつ、供給すべき圧力空気量が調整可能
な絞りを介して調節される。但しこのことが、車両独自
の圧力空気供給部を装備した実用車についてのみ当て嵌
まるのは勿論のことである。しかも、正しくこのような
車両においては、クランクケースから吸出すべき吹抜け
ガス量が著しく多量であり、従ってこの吹抜けガスから
効果的に油分を除去することが是非とも必要である。
【００１２】クランクケース内の過圧を避けるために本
発明の有利な実施態様では、油分の除去されたガスを導
出するための導管内に逆止弁が配置されている。
【００１３】本発明の有利な実施態様の、以上述べた構
成手段及びその他の構成手段は、特許請求の範囲の記載
からだけでなく、以下に述べる実施例の詳細な説明並び
に図面からも明らかであり、その場合個々の構成手段は
夫々単独に、或いは若干の手段を組合せた形で実施する
ことができる。
【００１４】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【００１５】内燃機関３は、クランクケース４から上方
へ向かって延在する導管を有し、該導管を通ってクラン
クケースガスは調圧弁１２へ流入する。該調圧弁１２は
クランクケース４内の負圧を一定に保つものであり、例
えば負圧が過度に高くなると前記導管を閉止するばね負
荷されたダイヤフラムから成っている。前記調圧弁１２
からクランクケースガスはフィルタヘッド１３を介して
気中油分除去ボックス１４内へ達する。該気中油分除去
ボックス１４は所謂「凝集」原理に基づいて機能する。
マイクロガラス繊維層がクランクケースガスから小油滴
を分離しかつこれらの小油滴を大きな滴にして排油導管
２３を介して油溜めへ戻す。
【００１６】該分離法は次微子（サブミクロン）の範囲
まで有効である。従って内燃機関の吸気行程への油引込
みが効果的に防止される。気中油分除去手段は例えばド
イツ連邦共和国特許出願公開第３３３２３２４号明細書
に詳細に記載されている。
【００１７】油分の除去されたガスは逆止弁１５とエゼ
クタノズル１１とを介して戻し導管２１に達しかつ吸気
管系に供給される。車両の圧力空気供給部から導管１９
を介して圧力空気が、吹抜けガス吸出用負圧を発生させ
るための負圧発生器を構成するエゼクタノズル１１に供
給される。車両の圧力空気は圧縮機５、例えばねじ型圧
縮機又はピストン型圧縮機によって発生されて圧力空気
導管１７を介して空気乾燥器７に供給され、そこから圧
力空気導管１８を経て圧力タンク８に貯えられる。圧力
タンク８から圧力空気は圧力空気導管２２を介して例え
ば車両のブレーキ装置に達する。分岐導管２４を介して
圧力空気の一部分は電磁弁９と可変絞り１０とを介して
導管１９に供給される。電磁弁９は内燃機関の始動時に
開弁され、また内燃機関の停止時に閉弁されるので、圧
力空気が必要以上に消費されることはない。前記可変絞
り１０は、クランクケースガスを吸出するのに必要な負
圧を設定するためのものである。戻し導管２１を介して
吸気管系に供給される油分の除去されたガスは純空気導
管１６に達する。該純空気導管１６は入口側に、慣用の
ように新気を吸込む空気フィルタ１を有している。純空
気導管１６内にはターボチャージャ２が組込まれてお
り、該ターボチャージャは、内燃機関のために使用され
ている通常の機能を有している。また前記の純空気導管
１６は、圧縮機５に通じる分岐部を有しているので、圧
力空気供給部もやはり純空気で作動する。エゼクタノズ
ル１１によって発生される負圧は、気中油分除去ボック
ス１４の通流抵抗を充分克服できかつクランクケース内
に所定の定負圧を発生させ得るように設計されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】クランクケースガス吸出系と共に示した内燃機
関の概略構成図である。
【符号の説明】
１ 空気フィルタ、 ２ ターボチャージャ、 ３
内燃機関、 ４クランクケース、 ５ 圧縮機、
７ 空気乾燥器、 ８ 圧力タンク、 ９ 電
磁弁、 １０ 可変絞り、 １１ エゼクタノズ
ル、 １２調圧弁、 １３ フィルタヘッド、 １４
気中油分除去ボックス、 １５ 逆止弁、 １６
純空気導管、 １７，１８ 圧力空気導管、 １
９導管、 ２０ 負圧導管、 ２１ 戻し導管、
２２ ブレーキ装置への圧力空気導管、 ２３ 排
油導管、 ２４ 分岐導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルトラム ユーベルヘール ドイツ連邦共和国 コルプ ウルバンシュ トラーセ 15 (72)発明者 ハインツ ヴェント ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク ズデーテンリンク 81

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 吹抜けガスを通流させるフィルタエレメ
    ントを有し、該フィルタエレメントから、分離された油
    を油戻し路を介して油溜めへ戻すと共に、油分の除去さ
    れた吹抜けガスを内燃機関の吸気系に供給するようにし
    た形式の、内燃機関のクランクケース息抜き管の吹抜け
    ガス用の油分離器において、吹抜けガス吸出用負圧を形
    成するための負圧発生器（１１）が設けられていること
    を特徴とする、内燃機関のクランクケース息抜き管の吹
    抜けガス用の油分離器。
  2. 【請求項２】 吹抜けガスを通流させるフィルタエレメ
    ントを有し、該フィルタエレメントから、分離された油
    を油戻し路を介して油溜めへ戻すと共に、油分の除去さ
    れた吹抜けガスを内燃機関の吸気系に供給するようにし
    た形式の、内燃機関のクランクケース息抜き管の吹抜け
    ガス用の油分離器において、吹抜けガス吸出用負圧を形
    成するための負圧発生器（１１）が設けられており、か
    つ、ガラス繊維材料から製造されたマイクロ繊維を有す
    る気中油分除去エレメント（１４）が油分分離のために
    設けられており、前記マイクロ繊維が１つの巻成エレメ
    ント又は星形襞付けエレメントとして成形されているこ
    とを特徴とする、内燃機関のクランクケース息抜き管の
    吹抜けガス用の油分離器。
  3. 【請求項３】 油分分離用エレメントが、該油分分離用
    エレメントを支持するために少なくとも１つの金属薄板
    製穴あき周壁を有している、請求項２記載の油分離器。
  4. 【請求項４】 油分分離用エレメントが、コンパクトな
    交換可能な容器内に配置されている、請求項２又は３記
    載の油分離器。
  5. 【請求項５】 吹抜けガス吸出用負圧を形成するための
    負圧発生器が、圧力空気で負荷されるエゼクタノズル
    （１１）として構成されている、請求項２記載の油分離
    器。
  6. 【請求項６】 圧力空気が車両の圧力空気供給部（５，
    ７，８）から取り出され、かつ、供給すべき圧力空気量
    が調整可能な絞り（１０）を介して調節される、請求項
    ５記載の油分離器。
  7. 【請求項７】 油分の除去されたガスを導出するための
    導管（２０）内に逆止弁（１５）が配置されている、請
    求項２から６までのいずれか１項記載の油分離器。
JP6021182A 1993-02-19 1994-02-18 内燃機関のクランクケース息抜き管の吹抜けガス用の油分離器 Pending JPH06257419A (ja)

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BR (1) BR9400504A (ja)
CA (1) CA2115954A1 (ja)
CZ (1) CZ19994A3 (ja)
DE (2) DE4305122A1 (ja)
HR (1) HRP940118A2 (ja)
MX (1) MX9401265A (ja)
RU (1) RU2126487C1 (ja)
SI (1) SI9400081A (ja)
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