JPH0625629U - 一方クラッチ・軸受一体化ユニット - Google Patents

一方クラッチ・軸受一体化ユニット

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JPH0625629U
JPH0625629U JP062383U JP6238392U JPH0625629U JP H0625629 U JPH0625629 U JP H0625629U JP 062383 U JP062383 U JP 062383U JP 6238392 U JP6238392 U JP 6238392U JP H0625629 U JPH0625629 U JP H0625629U
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outer ring
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孝修 高松
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一方クラッチと転がり軸受との一体化ユニット
であって、取付時の芯出し工程が不要で、しかも安価に
製作しうるものを提供する。 【構成】ローラ形一方クラッチ3と転がり軸受4とを軸
方向に隣合う形で一体化したユニットであって、一方ク
ラッチ3と転がり軸受4とを覆う単一のケース5を備
え、ケース5は、その一方クラッチ3の保持部内周に凹
凸部を有し、この凹凸部が一方クラッチ3のシェル状外
輪3bの外周部と隙間のある状態で回転方向に係合して
いる。このようにケース5に対して一方クラッチ3が径
方向に動きうるように保持されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外周の円周数箇所が隆起したシェル状外輪および複数のローラを用 いるタイプいわゆるローラ形の一方クラッチと転がり軸受とを一体化したユニッ トに関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の機械装置で、回転軸とハウジングとの連係個所に、ローラ形の一方クラ ッチと転がり軸受とを軸方向に隣合う形で設けることがあるが、その場合、従来 は、図5に示すように、両者が各別にハウジングに取り付けられていた。
【0003】 同図において、符号31は回転軸、32はハウジング、33は転がり軸受(図 示例では玉軸受)、34はローラ形の一方クラッチである。転がり軸受33は、 直接的にハウジング32に取り付けられ、一方クラッチ34は、予め、フランジ 35aを有する取付部材35に嵌着され、この取付部材35のフランジ35aを ハウジング32にねじ止めすることで、ハウジング32に取り付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、一方クラッチ34と転がり軸受33とを各別にハウジング32に 取り付けるようにしているのは、両者の芯出しをするためである。したがって、 上記従来の取付構造では、取付の際には、一方クラッチ34と転がり軸受33と の芯出しを行う必要があり、一方クラッチ34とその取付部材35との径方向位 置を微量的に調整した後に、取付部材35をハウジング32に固定しなければな らず、面倒な手数がかかる、という問題があった。
【0005】 これに対しては、例えば、ローラ形一方クラッチのシェル状外輪を軸方向に延 長して、その延長部内に転がり軸受を組み込んだもの(実開平3−85730号 公報参照)等、一方クラッチと転がり軸受とを一体化したものが種々提案されて いるが、特殊な構造の一方クラッチや転がり軸受を用意しなければならなかった り、また、製造過程で予め、一方クラッチと転がり軸受との芯合わせをしておく 構造になっているため、高精度の加工、組立技術が必要となったりするなど、製 造コストが高くなっている。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、一方クラッチと転がり軸受との一 体化ユニットであって、取付時の芯出し工程が不要で、しかも安価に製造しうる ものを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を達成するために、外周の円周数箇所が隆起したシェル 状外輪および複数のローラを用いてなる一方クラッチと転がり軸受とが軸方向に 隣合う形で一体化されるユニットにおいて、次のような構成をとる。
【0008】 本考案の一方クラッチ・軸受一体化ユニットは、隣り合う一方クラッチと転が り軸受とを囲う単一のケースを備え、このケースは、一端部に上記転がり軸受が 固定されるとともに、他端部の一方クラッチの保持部の内周にシェル状外輪の隆 起に対応する凹凸部が設けられており、この凹凸部に対してシェル状外輪の外周 部が隙間のある状態で回転方向に係合されている構成である。
【0009】
【作用】
ケースに対して一方クラッチを径方向で動きうるように装着するようになって いるから、ケースに対して転がり軸受を径方向不動状に取り付けることが可能と なり、この転がり軸受と回転軸とを芯合わせするだけで回転軸に対して一方クラ ッチの芯合わせが同時に行えるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図1ないし図4に示す実施例に基づいて説明する。この うち、図1および図2は、本考案の第1実施例に係り、図1は一体化ユニットの 断面図、図2は、図1の(2)−(2)線での拡大した半断面図である。
【0011】 これらの図において、符号1は回転軸、2はハウジングで、この実施例の一体 化ユニットは、ローラ形の一方クラッチ3と、転がり軸受としての玉軸受4と、 ケース5とからなる。
【0012】 一方クラッチ3は、既存のローラ形の一方クラッチと同様に、複数のローラ3 aと、ローラ3aと同数のカム溝を有する円筒形のシェル状外輪3bと、押えば ねを備えた保持器3cとからなるものである。なお、シェル状外輪3bの外周は 複数のカム溝形状に対応して軸方向一定長さで径方向外方に隆起している。また 、玉軸受4も、既存の玉軸受と同様に、外輪4a、内輪4b、ボール4c、保持 器4d等からなり、スペーサ6を介して前記の一方クラッチ3と軸方向に隣合う 位置に設けられる。
【0013】 ケース5は、一方クラッチ3のシェル状外輪3bと、玉軸受4の外輪4aとを 覆うもので、プレスにより、小径部5sと大径部5mとを備えた段付き円筒形に 成形され、その内周面には緩衝用部材として例えば合成樹脂のコーティングが施 されている。ケース5の大小両径部5s,5mのうち、小径部5sは、一方クラ ッチ3の保持部であって、その内周にシェル状外輪3bの外周部に対応する凹凸 部が形成され、この凹凸部がシェル状外輪3bの外周部と径方向および周方向に 微小な隙間のある状態で回転方向に係合している。大径部5mは、玉軸受4の保 持部であって、玉軸受4の外輪4aに圧着している。
【0014】 上記の一体化ユニットは、回転軸1とハウジング2との連係個所に組み込んで 、ケース5をハウジング2に固定して取り付けるのであるが、このように取り付 けた状態では、一方クラッチ3は、その周りの隙間が許容する範囲内で径方向に 微動して、自動的に芯出しがなされる。したがって、従来のような芯出しの工程 は不要になる。
【0015】 また、製造に当たっては、玉軸受4に対して一方クラッチ3の芯位置を高精度 に設定する必要がないので、製造上の負担が軽減する。また、一方クラッチ3お よび玉軸受4としては、規格品が採用しうる。
【0016】 ところで、使用時、一方クラッチ3は、クラッチロックに伴ってケース5の小 径部5s内でがたつくことになるが、ケース5の内周面には緩衝用部材例えば合 成樹脂のコーティングが施されているため、このコーティング膜が金属どうしの 接触を阻止することになり、騒音の発生を抑える。なお、上述のコーティングは ケース5の内周面に施したが、一方クラッチ3の外周面に施してもよいし、必要 により両面に施してもよい。
【0017】 また、一方クラッチ3のシェル状外輪3bとケース5との接触による騒音の発 生を抑えるには、図3および図4に示すように、両者間に緩衝用の別部材を介装 してもよい。
【0018】 図3および図4は、本考案の第2実施例に係り、図3は一体化ユニットの断面 図、図4は、図3の(4)−(4)線での拡大した半断面図である。
【0019】 この実施例では、ケース5の小径部5sは断面真円に成形され、その内部に合 成樹脂やゴムからなる緩衝用部材としてのブッシュ7が固定されている。ブッシ ュ7は、その内周に一方クラッチ3のシェル状外輪3bの外周部に対応する凹凸 部が形成され、この凹凸部が、シェル状外輪3bの外周部と径方向および周方向 に微小の隙間のある状態で回転方向に係合している。このブッシュ7がケース3 内周に存在することにより、一方クラッチ3のクラッチロックによる騒音の発生 は大幅に抑制される。その他の部分は、第1実施例と同じであるので、同一の部 分には同一の符号を付して、説明は省略する。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は、一方クラッチと転がり軸受とを一体化したもの で、単一の機械要素として簡便に取り扱えるばかりでなく、回転軸とハウジング との間に取り付けるだけで、自動的に一方クラッチの芯出しがなされるから、従 来必要であった面倒な芯出しの工程が不要となり、取付作業を容易に行える。
【0021】 しかも、転がり軸受に一体化される一方クラッチは、ケースにルーズフィット されるから、製造の段階で、高精度の加工、組立技術を必要とせず、また、一方 クラッチおよび転がり軸受としては規格品を採用しうるから、安価に製造するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る一体化ユニットの断
面図
【図2】図1の(2)−(2)線での拡大した半断面図
【図3】本考案の第2実施例に係る一体化ユニットの断
面図
【図4】図3の(4)−(4)線での拡大した半断面図
【図5】従来の一方クラッチおよび転がり軸受の取付構
造の断面図
【符号の説明】
1 回転軸 2 ハウジング 3 一方クラッチ 3b シェル状外輪 4 玉軸受 4a 外輪 5 ケース 7 ブッシュ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周の円周数箇所が隆起したシェル状外
    輪および複数のローラを用いてなる一方クラッチと転が
    り軸受とが軸方向に隣合う形で一体化されるユニットで
    あって、 隣り合う一方クラッチと転がり軸受とを囲う単一のケー
    スを備え、このケースは、一端部に上記転がり軸受が固
    定されるとともに、他端部の一方クラッチの保持部の内
    周にシェル状外輪の隆起に対応する凹凸部が設けられて
    おり、この凹凸部に対してシェル状外輪の外周部が隙間
    のある状態で回転方向に係合されている、ことを特徴と
    する一方クラッチ・軸受一体化ユニット。
  2. 【請求項2】 ケースの一方クラッチ保持部の内周面に
    緩衝用部材のコーティングが施されている請求項1に記
    載の一方クラッチ・軸受一体化ユニット。
  3. 【請求項3】 ケースの一方クラッチ保持部の内周に緩
    衝用部材のブッシュが固定され、このブッシュの内周
    に、一方クラッチのシェルの外周部と隙間のある状態で
    回転方向に係合する凹凸部が形成されている請求項1に
    記載の一方クラッチ・軸受一体化ユニット。
JP6238392U 1992-09-04 1992-09-04 一方クラッチ・軸受一体化ユニット Expired - Fee Related JP2571688Y2 (ja)

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JP6238392U JP2571688Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 一方クラッチ・軸受一体化ユニット
US08/077,643 US5433305A (en) 1992-09-04 1993-06-17 Overrunning clutch and a rolling bearing united in a casing
KR1019930015099A KR0135386B1 (ko) 1992-09-04 1993-08-04 오버러닝 클러치와 로울링 베어링의 일체화 유니트

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Publications (2)

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JPH0625629U true JPH0625629U (ja) 1994-04-08
JP2571688Y2 JP2571688Y2 (ja) 1998-05-18

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