JPH06253799A - 被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装置 - Google Patents
被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装置Info
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- JPH06253799A JPH06253799A JP5086649A JP8664993A JPH06253799A JP H06253799 A JPH06253799 A JP H06253799A JP 5086649 A JP5086649 A JP 5086649A JP 8664993 A JP8664993 A JP 8664993A JP H06253799 A JPH06253799 A JP H06253799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水流経路体をユニット形式によって連結設置
でき、かつ狭いスペースにおいて被冷却物を短時間に冷
却させることができるとともに、表面および内容物を損
傷させることなく、冷却処理効率を良好にすることを目
的とする。 【構成】 被冷却物を供給する供給口とこの被冷却物を
取出す取出口とを設けた下方部を円弧形状とした水流経
路体内に冷却用液体を前記供給口側から取出口側に流す
とともに、この水流経路体の供給口側から供給する被冷
却物を前記水流経路体内の冷却用液体に浮遊させ、かつ
噴流ノズル口を前記水流経路体の側面部から底面部に向
けて配設した噴流ノズルによって冷却用液体を回転攪拌
させながら前記被冷却物を所定方向に回転移送させ、前
記水流経路体の取出口側から前記被冷却物を取り出すよ
うにした。
でき、かつ狭いスペースにおいて被冷却物を短時間に冷
却させることができるとともに、表面および内容物を損
傷させることなく、冷却処理効率を良好にすることを目
的とする。 【構成】 被冷却物を供給する供給口とこの被冷却物を
取出す取出口とを設けた下方部を円弧形状とした水流経
路体内に冷却用液体を前記供給口側から取出口側に流す
とともに、この水流経路体の供給口側から供給する被冷
却物を前記水流経路体内の冷却用液体に浮遊させ、かつ
噴流ノズル口を前記水流経路体の側面部から底面部に向
けて配設した噴流ノズルによって冷却用液体を回転攪拌
させながら前記被冷却物を所定方向に回転移送させ、前
記水流経路体の取出口側から前記被冷却物を取り出すよ
うにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば焼肉のタレなど
が充填されている特に四角形の一斗缶などの被冷却物
を、循環する冷却用液体に浮遊回転させて短時間に冷却
させるようにした被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷
却装置に関するものである。
が充填されている特に四角形の一斗缶などの被冷却物
を、循環する冷却用液体に浮遊回転させて短時間に冷却
させるようにした被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷
却装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば焼肉のタレ、麺つゆ、ソー
ス、ミソ、その他適宜調味料および適宜の食品あるいは
飲料水、医薬品、化粧品などを内容物として充填したプ
ラスチックフイルムからなる包装物またはプラスチック
成型容器、ビン、金属容器などの被冷却物を冷却する方
法としては、充填後１個ずつ冷却槽へ投入して冷却を行
ったり、バスケットなどに積み重ねてからホイストで冷
却槽へ入れたりするバッチ式のものがある。そして、こ
の冷却を促進させるために、冷却槽内の冷却水をポンプ
などで循環させて対流をおこさせたり、冷却槽をバイブ
レーターに乗せて振動を与えたり、冷却槽内の冷却水を
エァーで攪拌したりしている。また、冷却槽内に搬送用
コンベアを装備し連続移動して冷却を行うようにした自
動式のものがあるが、この冷却を促進させるために、冷
却槽内の冷却水をポンプなどで循環させて対流をおこさ
せたり、冷却槽内の冷却水をエァーで攪拌したりしてい
る。
ス、ミソ、その他適宜調味料および適宜の食品あるいは
飲料水、医薬品、化粧品などを内容物として充填したプ
ラスチックフイルムからなる包装物またはプラスチック
成型容器、ビン、金属容器などの被冷却物を冷却する方
法としては、充填後１個ずつ冷却槽へ投入して冷却を行
ったり、バスケットなどに積み重ねてからホイストで冷
却槽へ入れたりするバッチ式のものがある。そして、こ
の冷却を促進させるために、冷却槽内の冷却水をポンプ
などで循環させて対流をおこさせたり、冷却槽をバイブ
レーターに乗せて振動を与えたり、冷却槽内の冷却水を
エァーで攪拌したりしている。また、冷却槽内に搬送用
コンベアを装備し連続移動して冷却を行うようにした自
動式のものがあるが、この冷却を促進させるために、冷
却槽内の冷却水をポンプなどで循環させて対流をおこさ
せたり、冷却槽内の冷却水をエァーで攪拌したりしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来例の冷却方法によれば、例えば焼肉のタレの場合、い
ずれも９０℃〜４０℃に冷却するのに冷却所要時間が３
０〜４０分／缶も掛かり、冷却処理効率が極めて悪くな
るという問題点があり、またこの種の自動充填機の能力
は、２〜３缶／分のため上記の冷却方法によると９０〜
１２０個を所有できる大型の冷却槽を必要とし、ポンプ
やバイブレーターや攪拌装置などの装置も大掛かりとな
るので、冷却装置全体が大型となり、広い設置面積を必
要とし、コスト高となるという問題点があった。
来例の冷却方法によれば、例えば焼肉のタレの場合、い
ずれも９０℃〜４０℃に冷却するのに冷却所要時間が３
０〜４０分／缶も掛かり、冷却処理効率が極めて悪くな
るという問題点があり、またこの種の自動充填機の能力
は、２〜３缶／分のため上記の冷却方法によると９０〜
１２０個を所有できる大型の冷却槽を必要とし、ポンプ
やバイブレーターや攪拌装置などの装置も大掛かりとな
るので、冷却装置全体が大型となり、広い設置面積を必
要とし、コスト高となるという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の被冷却物の浴式
冷却方法および浴式冷却装置は、上記課題を解決するこ
とを目的とし、その浴式冷却方法としては、被冷却物を
供給する供給口とこの被冷却物を取出す取出口とを設け
た下方部を円弧形状とした水流経路体内に冷却用液体を
前記供給口側から取出口側に流すとともに、この水流経
路体の供給口側から供給する被冷却物を前記水流経路体
内の冷却用液体に浮遊させ、かつ噴流ノズル口を前記水
流経路体の側面部から底面部に向けて配設した噴流ノズ
ルによって冷却用液体を回転攪拌させながら前記被冷却
物を所定方向に回転移送させ、前記水流経路体の取出口
側から被冷却物を取り出すようにしたことを特徴とする
ものである。
冷却方法および浴式冷却装置は、上記課題を解決するこ
とを目的とし、その浴式冷却方法としては、被冷却物を
供給する供給口とこの被冷却物を取出す取出口とを設け
た下方部を円弧形状とした水流経路体内に冷却用液体を
前記供給口側から取出口側に流すとともに、この水流経
路体の供給口側から供給する被冷却物を前記水流経路体
内の冷却用液体に浮遊させ、かつ噴流ノズル口を前記水
流経路体の側面部から底面部に向けて配設した噴流ノズ
ルによって冷却用液体を回転攪拌させながら前記被冷却
物を所定方向に回転移送させ、前記水流経路体の取出口
側から被冷却物を取り出すようにしたことを特徴とする
ものである。
【０００５】また、その浴式冷却装置としては、冷却用
液体を循環させる下方部を円弧形状とした水流経路体を
設け、この水流経路体の一方側に被冷却物を供給する供
給口を設けるとともに、この水流経路体の他方側に被冷
却物を取り出す取出口を設け、前記水流経路体の一方側
から水流経路体内に供給し循環する冷却用液体に浮遊さ
せた被冷却物を回転移送させるための噴流ノズルを、そ
の噴流ノズル口を前記水流経路体の側面部から底面部に
向けて設けたことを特徴とするものである。
液体を循環させる下方部を円弧形状とした水流経路体を
設け、この水流経路体の一方側に被冷却物を供給する供
給口を設けるとともに、この水流経路体の他方側に被冷
却物を取り出す取出口を設け、前記水流経路体の一方側
から水流経路体内に供給し循環する冷却用液体に浮遊さ
せた被冷却物を回転移送させるための噴流ノズルを、そ
の噴流ノズル口を前記水流経路体の側面部から底面部に
向けて設けたことを特徴とするものである。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明による被冷却物の浴式冷却装
置の好適な一実施例を略示的に示した概略断面図であ
り、図２は本発明の装置の水流経路体および噴流ノズル
の実施例を略示的に示す概略断面図である。
置の好適な一実施例を略示的に示した概略断面図であ
り、図２は本発明の装置の水流経路体および噴流ノズル
の実施例を略示的に示す概略断面図である。
【０００７】図１および図２において、１０は冷却用液
体を循環させる例えばＵ字状の水流経路体で、少なくと
も下方部１０ａは、円弧形状になっており、この水流経
路体１０の内面には、合成樹脂材などからなる保護用ラ
イニング１１が設けられている。この水流経路体１０の
一方側には、被冷却物１２を供給する供給口１０ｂが設
けられ、他方側には、前記被冷却物１２を取り出す取出
口１０ｃが設けられている。前記水流経路体１０の供給
口１０ｂおよび取出口１０ｃには、被冷却物１２を確実
に移送させることができる移送用コンベアのごとき移送
用部材１３が傾斜させて取り付けられている。なお、特
に前記供給口１０ｂ側の移送用部材１３は、必要に応じ
て単なるスベリ台であっても良い。
体を循環させる例えばＵ字状の水流経路体で、少なくと
も下方部１０ａは、円弧形状になっており、この水流経
路体１０の内面には、合成樹脂材などからなる保護用ラ
イニング１１が設けられている。この水流経路体１０の
一方側には、被冷却物１２を供給する供給口１０ｂが設
けられ、他方側には、前記被冷却物１２を取り出す取出
口１０ｃが設けられている。前記水流経路体１０の供給
口１０ｂおよび取出口１０ｃには、被冷却物１２を確実
に移送させることができる移送用コンベアのごとき移送
用部材１３が傾斜させて取り付けられている。なお、特
に前記供給口１０ｂ側の移送用部材１３は、必要に応じ
て単なるスベリ台であっても良い。
【０００８】前記水流経路体１０のほぼ中間部には、コ
ーナー部１０ｄが設けられ、この水流経路体１０の全体
がほぼＬ字形に構成されている。このようにほぼＬ字形
に構成すると、例えば工場などのコーナーにおいてコン
パクトに効果的に設置することができる。コーナー部１
０ｄの下方には、被冷却物１２を冷却用液体１６の流れ
方向に確実に移送させる移送用コンベア１４が取り付け
られている。また、前記コーナー部１０ｄの壁面は円弧
状に形成され、前記被冷却物１２をスムーズに移送させ
るようになっている。しかも移送される被冷却物１２が
損傷することもない。
ーナー部１０ｄが設けられ、この水流経路体１０の全体
がほぼＬ字形に構成されている。このようにほぼＬ字形
に構成すると、例えば工場などのコーナーにおいてコン
パクトに効果的に設置することができる。コーナー部１
０ｄの下方には、被冷却物１２を冷却用液体１６の流れ
方向に確実に移送させる移送用コンベア１４が取り付け
られている。また、前記コーナー部１０ｄの壁面は円弧
状に形成され、前記被冷却物１２をスムーズに移送させ
るようになっている。しかも移送される被冷却物１２が
損傷することもない。
【０００９】本実施例では、前記コーナー部１０ｄは、
前記水流経路体１０とは別体になっており、ユニット形
式で適宜連結するようになっている。また、前記水流経
路体１０は、その供給口１０ｂ側と取出口１０ｃ側と
は、それぞれ別体であり、しかもこの水流経路体１０は
適宜の長さのものが形成されており、設置面積に対応し
て適宜の長さのものをユニット形式で適宜連結設置する
ことができる。
前記水流経路体１０とは別体になっており、ユニット形
式で適宜連結するようになっている。また、前記水流経
路体１０は、その供給口１０ｂ側と取出口１０ｃ側と
は、それぞれ別体であり、しかもこの水流経路体１０は
適宜の長さのものが形成されており、設置面積に対応し
て適宜の長さのものをユニット形式で適宜連結設置する
ことができる。
【００１０】前記被冷却物１２は、例えば焼肉のタレ、
麺つゆ、ソース、ミソ、その他適宜調味料および適宜の
食品あるいは飲料水、医薬品、化粧品などを内容物とし
て充填した特に四角形の一斗缶であるが、プラスチック
成型容器、ビン、金属容器（缶詰缶も含む）などを使用
しても良いこと勿論である。
麺つゆ、ソース、ミソ、その他適宜調味料および適宜の
食品あるいは飲料水、医薬品、化粧品などを内容物とし
て充填した特に四角形の一斗缶であるが、プラスチック
成型容器、ビン、金属容器（缶詰缶も含む）などを使用
しても良いこと勿論である。
【００１１】１５は前記水流経路体１０の一方側に設け
た一個の冷却用主水流循環ポンプであり、冷却用液体１
６はこの冷却用主水流循環ポンプ１５によって前記水流
経路体１０の一方側（供給口１０ｂ側）に供給され、こ
の一方側（供給口１０ｂ側）から他方側（取出口１０ｃ
側）まで流され循環している。１７は前記水流経路体１
０の上部所要位置に適宜の間隔をもって設けた複数の噴
流ノズル用循環ポンプである。１８は前記水流経路体１
０の側面部１０ｅに前記複数の噴流ノズル用循環ポンプ
１７を介してそれぞれ設けた複数の噴流ノズルで、噴流
ノズルボックス１９の中に装着されている。この噴流ノ
ズル１８は、噴流ノズル口を有する複数の噴流ノズル口
体１８ａからなっており、この噴流ノズル口体１８ａ
は、前記水流経路体１０の側面部１０ｅに設けた孔２０
から底面部に向けて傾斜して設けられている。この噴流
ノズル口体１８ａは、前記供給口１０ｂから水流経路体
１０内に供給し前記循環する冷却用液体１６に浮遊させ
た被冷却物１２を回転移送させるために設けたものであ
る。
た一個の冷却用主水流循環ポンプであり、冷却用液体１
６はこの冷却用主水流循環ポンプ１５によって前記水流
経路体１０の一方側（供給口１０ｂ側）に供給され、こ
の一方側（供給口１０ｂ側）から他方側（取出口１０ｃ
側）まで流され循環している。１７は前記水流経路体１
０の上部所要位置に適宜の間隔をもって設けた複数の噴
流ノズル用循環ポンプである。１８は前記水流経路体１
０の側面部１０ｅに前記複数の噴流ノズル用循環ポンプ
１７を介してそれぞれ設けた複数の噴流ノズルで、噴流
ノズルボックス１９の中に装着されている。この噴流ノ
ズル１８は、噴流ノズル口を有する複数の噴流ノズル口
体１８ａからなっており、この噴流ノズル口体１８ａ
は、前記水流経路体１０の側面部１０ｅに設けた孔２０
から底面部に向けて傾斜して設けられている。この噴流
ノズル口体１８ａは、前記供給口１０ｂから水流経路体
１０内に供給し前記循環する冷却用液体１６に浮遊させ
た被冷却物１２を回転移送させるために設けたものであ
る。
【００１２】このように、前記噴流ノズル１８によって
前記循環する冷却用液体１６に浮遊している被冷却物１
２を図２のように回転させると、前記水流経路体１０の
下方部１０ａは円弧形状になっており、しかも内面に
は、合成樹脂材などからなる保護用ライニング１１が取
り付けられているので、被冷却物１２の表面および内容
物に傷がつくことなく、回転移送され急速に連続冷却さ
れることになる。本発明の実施例では、例えば焼肉のタ
レの場合、９０℃〜４０℃に冷却するのに、その冷却所
要時間を極端に短縮（４〜５分／缶）することができ
る。
前記循環する冷却用液体１６に浮遊している被冷却物１
２を図２のように回転させると、前記水流経路体１０の
下方部１０ａは円弧形状になっており、しかも内面に
は、合成樹脂材などからなる保護用ライニング１１が取
り付けられているので、被冷却物１２の表面および内容
物に傷がつくことなく、回転移送され急速に連続冷却さ
れることになる。本発明の実施例では、例えば焼肉のタ
レの場合、９０℃〜４０℃に冷却するのに、その冷却所
要時間を極端に短縮（４〜５分／缶）することができ
る。
【００１３】なお、前記水流経路体１０の大きさ、長さ
や噴流ノズル１８の取り付け角度や取り付け間隔および
噴流ノズル口体１８ａの数量を任意変えることにより、
多種の冷却条件に対応することができる。
や噴流ノズル１８の取り付け角度や取り付け間隔および
噴流ノズル口体１８ａの数量を任意変えることにより、
多種の冷却条件に対応することができる。
【００１４】また、前記冷却用主水流循環ポンプ１５に
は、図示しない調節バルブが配管されており、この調節
バルブにより前記冷却用主水流循環ポンプ１５の循環水
量を調整しておくことにより前記水流経路体１０内の被
冷却物１２の流速をコントロールすることができる。ま
た噴流ノズル用循環ポンプ１７には、図示しない調節バ
ルブが配管されており、この調節バルブにより被冷却物
１２の形状や大きさおよび比重などの条件によって流量
および吹き出し強さなどを任意設定している。
は、図示しない調節バルブが配管されており、この調節
バルブにより前記冷却用主水流循環ポンプ１５の循環水
量を調整しておくことにより前記水流経路体１０内の被
冷却物１２の流速をコントロールすることができる。ま
た噴流ノズル用循環ポンプ１７には、図示しない調節バ
ルブが配管されており、この調節バルブにより被冷却物
１２の形状や大きさおよび比重などの条件によって流量
および吹き出し強さなどを任意設定している。
【００１５】次に本発明の被冷却物の浴式冷却方法につ
いて説明する。被冷却物１２を冷却する際、冷却水から
なる冷却用液体１６を、前記被冷却物１２を供給する供
給口１０ｂとこの被冷却物１２を取出す取出口１０ｃと
を設けた下方部１０ａを円弧形状とした水流経路体１０
内に、冷却用主水流循環ポンプ１５を介して供給し、前
記水流経路体１０の供給口１０ｂ側から取出口１０ｃ側
に流すとともに、循環させている。そして、被冷却物１
２をこの水流経路体１０の供給口１０ｂ側から移送用部
材１３によって順次供給して前記水流経路体１０内の冷
却用液体１０に浮遊させ、かつ噴流ノズル口体１８ａを
前記水流経路体１０の側面部１０ｅから底面部に向けて
配設した噴流ノズル１８によって前記冷却用液体１６を
回転攪拌させながら前記被冷却物１２を所定方向に回転
移送させ、前記水流経路体１０の取出口１０ｃ側から移
送用部材１３によって前記被冷却物１２を順次取り出す
ようにしている。
いて説明する。被冷却物１２を冷却する際、冷却水から
なる冷却用液体１６を、前記被冷却物１２を供給する供
給口１０ｂとこの被冷却物１２を取出す取出口１０ｃと
を設けた下方部１０ａを円弧形状とした水流経路体１０
内に、冷却用主水流循環ポンプ１５を介して供給し、前
記水流経路体１０の供給口１０ｂ側から取出口１０ｃ側
に流すとともに、循環させている。そして、被冷却物１
２をこの水流経路体１０の供給口１０ｂ側から移送用部
材１３によって順次供給して前記水流経路体１０内の冷
却用液体１０に浮遊させ、かつ噴流ノズル口体１８ａを
前記水流経路体１０の側面部１０ｅから底面部に向けて
配設した噴流ノズル１８によって前記冷却用液体１６を
回転攪拌させながら前記被冷却物１２を所定方向に回転
移送させ、前記水流経路体１０の取出口１０ｃ側から移
送用部材１３によって前記被冷却物１２を順次取り出す
ようにしている。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被冷却物
の浴式冷却方法および浴式冷却装置によれば、水流経路
体内で循環させる冷却用液体を噴流ノズルにより回転攪
拌させることにより、例えば特に四角形の一斗缶のごと
き被冷却物を回転移送させることができ、狭いスペース
においても多量の被冷却物を極めて短時間に冷却させる
ことができるばかりでなく、被冷却物の表面および内容
物を損傷させることなく、冷却処理効率を良好にするこ
とができるとともに、冷却温度も容易にコントロールす
ることができ、また設置面積に対応して水流経路体をユ
ニット形式により適宜連結設置することができ、かつ移
送用部材が水流経路体の中に内装されているため、移送
装置を冷却装置に対し別途設置するスペースを不要と
し、ポンプを利用し水流を活用するので構造が簡単で、
故障が少なく、安価であるなどの効果を有する。
の浴式冷却方法および浴式冷却装置によれば、水流経路
体内で循環させる冷却用液体を噴流ノズルにより回転攪
拌させることにより、例えば特に四角形の一斗缶のごと
き被冷却物を回転移送させることができ、狭いスペース
においても多量の被冷却物を極めて短時間に冷却させる
ことができるばかりでなく、被冷却物の表面および内容
物を損傷させることなく、冷却処理効率を良好にするこ
とができるとともに、冷却温度も容易にコントロールす
ることができ、また設置面積に対応して水流経路体をユ
ニット形式により適宜連結設置することができ、かつ移
送用部材が水流経路体の中に内装されているため、移送
装置を冷却装置に対し別途設置するスペースを不要と
し、ポンプを利用し水流を活用するので構造が簡単で、
故障が少なく、安価であるなどの効果を有する。
【図１】本発明の被冷却物の浴式冷却装置の好適な一実
施例を略示的に示した概略斜視図である。
施例を略示的に示した概略斜視図である。
【図２】本発明の装置の水流経路体および回転手段の実
施例を略示的に示す概略断面図である。
施例を略示的に示す概略断面図である。
１０ 水流経路体 １０ａ 下方部 １０ｂ 供給口 １０ｃ 取出口 １０ｄ コーナー部 １０ｅ 側面部 １１ 保護用ライニング １２ 被冷却物 １３ 移送用部材 １４ 移送用コンベア １５ 冷却用主水流循環ポンプ １６ 冷却用液体 １７ 噴流ノズル用循環ポンプ １８ 噴流ノズル １８ａ 噴流ノズル口体 １９ 噴流ノズルボックス ２０ 孔。
Claims (7)
- 【請求項１】 被冷却物を供給する供給口とこの被冷却
物を取出す取出口とを設けた下方部を円弧形状とした水
流経路体内に冷却用液体を前記供給口側から取出口側に
流すとともに、この水流経路体の供給口側から供給する
被冷却物を前記水流経路体内の冷却用液体に浮遊させ、
かつ噴流ノズル口を前記水流経路体の側面部から底面部
に向けて配設した噴流ノズルによって前記冷却用液体を
回転攪拌させながら前記被冷却物を所定方向に回転移送
させ、前記水流経路体の取出口側から前記被冷却物を取
り出すようにしたことを特徴とする被冷却物の浴式冷却
方法。 - 【請求項２】 冷却用液体を循環させる下方部を円弧形
状とした水流経路体を設け、この水流経路体の一方側に
被冷却物を供給する供給口を設けるとともに、この水流
経路体の他方側に被冷却物を取り出す取出口を設け、前
記水流経路体の一方側から水流経路体内に供給し循環す
る冷却用液体に浮遊させた被冷却物を回転移送させるた
めの噴流ノズルを、その噴流ノズル口を前記水流経路体
の側面部から底面部に向けて設けたことを特徴とする被
冷却物の浴式冷却装置。 - 【請求項３】 請求項１および請求項２に記載の水流経
路体の供給口および取出口に被冷却物の移送用部材をそ
れぞれ設けたことを特徴とする被冷却物の浴式冷却方法
および浴式冷却装置。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３に記載の水流経路
体は、そのほぼ中間部にコーナー部を設け、全体をほぼ
Ｌ字形に構成したことを特徴とする被冷却物の浴式冷却
方法および浴式冷却装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の水流経路体のコーナー
部の壁面を円弧状に形成したことを特徴とする被冷却物
の浴式冷却方法および浴式冷却装置。 - 【請求項６】 請求項４および請求項５に記載のコーナ
ー部の下方に被冷却物の移送用コンベアを設けたことを
特徴とする被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装
置。 - 【請求項７】 請求項１乃至請求項６に記載の水流経路
体の内面に合成樹脂材などからなる保護用ライニングを
設けたことを特徴とする被冷却物の浴式冷却方法および
浴式冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08664993A JP3341005B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08664993A JP3341005B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06253799A true JPH06253799A (ja) | 1994-09-13 |
| JP3341005B2 JP3341005B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=13892890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08664993A Expired - Lifetime JP3341005B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被冷却物の浴式冷却方法および浴式冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3341005B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007032907A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 冷却器 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP08664993A patent/JP3341005B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007032907A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 冷却器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3341005B2 (ja) | 2002-11-05 |
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