JPH06251944A - ノイズフィルター - Google Patents

ノイズフィルター

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JPH06251944A
JPH06251944A JP3232993A JP3232993A JPH06251944A JP H06251944 A JPH06251944 A JP H06251944A JP 3232993 A JP3232993 A JP 3232993A JP 3232993 A JP3232993 A JP 3232993A JP H06251944 A JPH06251944 A JP H06251944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor pattern
film
capacitor
noise filter
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP3232993A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomitsu Suzuki
基光 鈴木
Hidehiko Maehata
英彦 前畑
Shiyouichi Kitagawa
彰一 北側
Hiroyuki Daiku
博之 大工
Masanori Tsukahara
正徳 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Publication of JPH06251944A publication Critical patent/JPH06251944A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 環状のコイル用導体パターン膜13、誘電性フ
ィルム14、環状のコンデンサー用導体パターン膜16およ
び絶縁性フィルム11を、順次、複数層重ねるとともに、
これら積層された各コイル用導体パターン膜同士および
各コンデンサー用導体パターン膜16同士を、それぞれ電
気的に接続してコイル回路部およびコンデンサー回路部
を形成し、かつ各導体パターン13,16 の中央部に高透磁
性膜22を配置してコア部を形成したものである。 【効果】 2つの膜状の導体パターン膜を2重にかつ螺
旋状に積層させて、コイル部とコンデンサー部とを形成
したので、非常に薄いノイズフィルターを形成すること
ができ、したがってノイズフィルターの小型化を図るこ
とができ、また各導体パターンの中央部に円形のコア部
を形成したので、高いインダクタンスを有するコイルを
効率よく製作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノイズフィルターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電子機器のさらなる小型化、軽量
化の要求に応えるべく、使用周波数の高周波化や共振の
採用など、さまざまな技術開発が検討されている。この
ような背景の中で、機器の精度や誤動作頻度を現状のま
ま保持するには、他の機器からのノイズの侵入を完全に
遮断するノイズフィルターの使用が不可欠である。
【0003】ところで、従来、この種のノイズフィルタ
ーは、図5(a)に示すように、まず誘電性フィルム
(カプトンなどが使用されている)51と、金属性電極
フィルム(Cuなどが使用されている)52を貼り合わ
せた後、巻き取り(または折畳み)、そして図5(b)
に示すように、所定厚さに切断することによりノイズフ
ィルター53が製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノイズフィル
ターのさらなる小型化が望まれているが、上記従来の製
造方法によれば、誘電性フィルムの厚みに制限(十数μ
m )があることから、どうしてもノイズフィルターの小
型化にも限度があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解消し得るノ
イズフィルターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のノイズフィルターは、環状のインダクタン
ス形成用の第1導体パターン膜、誘電性膜、環状のキャ
パシタ形成用の第2導体パターン膜および絶縁性膜を、
順次、複数層重ねるとともに、これら積層された各第1
導体パターン膜同士および積層された各第2導体パター
ン膜同士を、それぞれ電気的に接続して螺旋形状のイン
ダクタンス形成用のコイル回路部およびキャパシタ形成
用のコンデンサー回路部を形成し、かつ上記各螺旋形状
に形成された第1および第2導体パターン膜の中央部に
コア形成用の高透磁性体を配置したものである。
【0007】
【作用】上記の構成によると、環状の第1導体パターン
膜と環状の第2導体パターン膜とを互いに重ねるととも
に、両導体パターン膜間に誘電性膜を挿入して、ノイズ
フィルターを構成したので、非常に薄いノイズフィルタ
ーを得ることができる。
【0008】また、各導体パターンの中央部にコア部を
形成したので、高いインダクタンスを有するコイルを得
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
き説明する。図1は本発明に係るノイズフィルターの導
体部分の構成を示す斜視図である。
【0010】図1に示すように、本発明に係るノイズフ
ィルター1は、螺旋状に形成されたインダクタンス形成
用のコイル回路部2と、同じくこのコイル回路部2に対
応して螺旋状に形成されたキャパシタ形成用のコンデン
サ回路部3と、これら各螺旋状の各回路部2,3の中央
部に配置されたコア部4とから構成されており、また図
1には示していないが、コイル回路部2とコンデンサ回
路部3との間にはキャパシタ形成用の誘電性膜が挿入さ
れるとともに、絶縁性膜も挿入されている。
【0011】次に、図2および図3に基づき、上記ノイ
ズフィルター1の具体的構成およびその製造方法につい
て説明する。まず、図2(a)に示すように、絶縁性膜
の一例としてカプトンなどの絶縁性フィルム11(11
A)の表面に、一部が不連続とされた矩形状のパターン
12aを有するコイル用マスク12(12A)を重ねて
アルミニュウムなどの導電性材料(電極材料)を蒸着さ
せて、第1導体パターン膜としてコイル用導体パターン
膜13(13A)を形成する。次に、この絶縁性フィル
ム11Aの表面中央に、円形パターン21aを有するコ
ア形成用マスク21を重ね、ニッケル、鉄などを蒸着さ
せて高透磁性体の一例である所定径の高透磁性膜22
(22A)を形成する。
【0012】次に、図2(b)に示すように、上記絶縁
性フィルム11Aの表面に、カプトンなどの誘電性フィ
ルム14(14A)を重ねて配置し、そしてこの上に、
一部が不連続とされた矩形状のパターン15aを有する
コンデンサー用マスク15(15A)を重ね、アルミニ
ュウムなどの導電性材料(電極材料)を蒸着させ、誘電
性フィルム14Aの表面に第2導体パターン膜としてコ
ンデンサー用導体パターン膜16(16A)を形成し、
さらにこの上に、図示しないが上記と同様に、コア形成
用マスクにより、その表面中央に高透磁性膜22Bを蒸
着により形成する。
【0013】そして、さらに上記と同様の手順により、
図2の(c)〜(f)および図3の(g)〜(l)に示
すように、絶縁性フィルム11B〜11Fおよび誘電性
フィルム14B〜14Fの表面に、円形の高透磁性膜2
2B〜22Fを形成するとともに、コイル用導体パター
ン膜13B〜13Fおよびコンデンサー用導体パターン
膜16B〜16Fを、順次、形成していく。
【0014】ところで、上記の各積層膜を形成する際
に、上下におけるコイル用積層膜同士およびコンデンサ
ー用積層膜同士は、それぞれ順番に、電気的に接続され
る必要があるため、各積層膜を重ねた際に、それぞれ下
側の導体パターン膜の一方の端部と上側の導体パターン
膜の一方の端部とが、互いに電気的に導通し得るよう
に、絶縁性フィルム11および誘電性フィルム14の所
定の部分には、接続用の挿通穴31が形成されている。
【0015】すなわち、まずコイル回路部2について説
明すると、図2および図3に示すように、第1層に形成
されたコイル用導体パターン膜13Aの端部Aに対応す
る第2層の誘電性フィルム14Aおよび第3層の絶縁性
フィルム11Bには、挿通穴31A,31A′がそれぞ
れ形成されており、これら挿通穴31A,31A′を介
して第1コイル用導体パターン膜13Aの一端部Aと第
2コイル用導体パターン膜13Bの一端部A′とが接続
される。
【0016】また、第3層に形成された第2コイル用導
体パターン膜13Bの他端部Bに対応する第4層の誘電
性フィルム14Bおよび第5層の絶縁性フィルム11C
には、挿通穴31B,31B′がそれぞれ形成され、こ
れら挿通穴31B,31B′を介して第2コイル用導体
パターン膜13Bの他端部Bと第3コイル用導体パター
ン膜13Cの一端部B′とが接続される。
【0017】このように、上下の層におけるコイル用導
体パターン膜の端部同士(A→A′→B→B′→C→
C′→D→D′→E→E′)が、各誘電性フィルム14
および各絶縁性フィルム11にそれぞれ形成された挿通
穴(31A→31A′→31B→31B′→31C→3
1C′→31D→31D′→31E→31E′)を介し
て順次接続されることになる。
【0018】次に、コンデンサー回路部3について説明
すると、第2層に形成された第1コンデンサー用導体パ
ターン膜16Aの端部Fに対応する第3層の絶縁性フィ
ルム11Bおよび第4層の誘電性フィルム14Bには、
挿通穴31F,31F′がそれぞれ形成されており、こ
れら挿通穴31F,31F′を介して第1コンデンサー
用導体パターン膜16Aの一端部Fと第2コンデンサー
用導体パターン膜16Bの一端部F′とが接続される。
【0019】また、第4層に形成された第2コンデンサ
ー用導体パターン膜16Bの他端部Gに対応する第5層
の絶縁性フィルム11Cおよび第6層の誘電性フィルム
14Cには、挿通穴31G,31G′がそれぞれ形成さ
れ、これら挿通穴31G,31G′を介して第2コンデ
ンサー用導体パターン膜16Bの他端部Gと第3コンデ
ンサー用導体パターン膜16Cの一端部G′とが接続さ
れる。
【0020】このように、上下の層におけるコンデンサ
ー用導体パターン膜の端部同士(F→F′→G→G′→
H→H′→I→I′→J→J′)が、各絶縁性フィルム
11および各誘電性フィルム14にそれぞれ形成された
挿通穴(31F→31F′→31G→31G′→31I
→31I′→31J→31J′)を介して順次接続され
ることになる。
【0021】そして、上述したように各層が積層される
と、コイル回路部2とコンデンサー回路部3とが並行に
かつコイル状に形成されたことになる。すなわち、コイ
ル回路部2の最上層のコイル用導体パターン膜13Fの
端部Yと最下層のコイル用導体パターン膜13Aの端部
Xとを電極端子とすることにより、この部分にコイル部
が形成されることになり、またコンデンサー回路部3の
最上層のコンデンサー用導体パターン膜16Fの端部Z
と最上層のコイル用導体パターン膜13Fの端部Y(最
下層の端部Xでもよい)とを電極端子とすることによ
り、両導体パターン膜16,13間において、コンデン
サー部が形成成されることになる。
【0022】このように、2つの膜状の導体パターン膜
を2重にかつ螺旋状に積層させて、コイル部とコンデン
サー部とを形成したので、非常に薄いノイズフィルター
を形成することができ、したがってノイズフィルターの
小型化を図ることができる。
【0023】また、各導体パターン膜の中央部に円形の
高透磁性膜22A〜22Lを形成して、コア部を設けた
ので、高いインダクタンスを有するコイルを効率よく製
作することができる。
【0024】例えば、フィルターの外形を1mm角、フィ
ルターの周波数を40MHzとすると、約30回の巻数
が必要となるが、従来の構成によると、約1.2mmの厚
みが必要となるのに対して、本実施例の構成によると、
4回の巻数で良く、したがって1/10〜1/70の厚みで
所定の特性が得られることになる。
【0025】ところで、上記実施例の他に、図4に示す
ように、パッケージなどの基板41上に、インダクタン
ス電極膜(Alなどが使用される)42→高透磁性膜
(Ni,Feなどが使用される)43→誘電性膜(カプ
トンなどの高分子よりSiO2などのセラミックスを用
いるとより効果的である)44→コンデンサー電極膜
(Alなどが使用される)45→高透磁性膜46→絶縁
性膜(SiO2 などが使用される)47を順次蒸着する
ことによっても、製作することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、2
つの膜状の導体パターン膜を2重にかつ螺旋状に積層さ
せて、コイル部とコンデンサー部とを形成したので、非
常に薄いノイズフィルターを形成することができ、した
がってノイズフィルターの小型化を図ることができる。
【0027】また、各導体パターン膜の中央部に円形の
コア部を形成したので、高いインダクタンスを有するコ
イルを効率よく製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるノイズフィルターの
導体部分を示す斜視図である。
【図2】同実施例におけるノイズフィルターの製造工程
を示す平面図である。
【図3】同実施例におけるノイズフィルターの製造工程
を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すノイズフィルターの
分解斜視図である。
【図5】従来例のノイズフィルターの製造方法を説明す
る概略工程図である。
【符号の説明】 1 ノイズフィルター 2 コイル回路部 3 コンデンサー回路部 4 コア部 11 絶縁性フィルム 12 コイル用マスク 13 コイル用導体パターン膜 14 誘電性フィルム 15 コンデンサー用マスク 16 コンデンサー用導体パターン膜 21 コア形成用マスク 22 高透磁性膜 31 挿通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大工 博之 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 塚原 正徳 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状のインダクタンス形成用の第1導体パ
    ターン膜、誘電性膜、環状のキャパシタ形成用の第2導
    体パターン膜および絶縁性膜を、順次、複数層重ねると
    ともに、これら積層された各第1導体パターン膜同士お
    よび積層された各第2導体パターン膜同士を、それぞれ
    電気的に接続して螺旋形状のインダクタンス形成用のコ
    イル回路部およびキャパシタ形成用のコンデンサー回路
    部を形成し、かつ上記各螺旋形状に形成された第1およ
    び第2導体パターン膜の中央部にコア形成用の高透磁性
    体を配置したことを特徴とするノイズフィルター
JP3232993A 1993-02-23 1993-02-23 ノイズフィルター Pending JPH06251944A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3232993A JPH06251944A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 ノイズフィルター

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JP3232993A JPH06251944A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 ノイズフィルター

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JP (1) JPH06251944A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11354324A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Fuji Elelctrochem Co Ltd 積層インダクタ
WO2016143149A1 (ja) * 2015-03-11 2016-09-15 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11354324A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Fuji Elelctrochem Co Ltd 積層インダクタ
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