JPH06250538A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH06250538A JPH06250538A JP5035785A JP3578593A JPH06250538A JP H06250538 A JPH06250538 A JP H06250538A JP 5035785 A JP5035785 A JP 5035785A JP 3578593 A JP3578593 A JP 3578593A JP H06250538 A JPH06250538 A JP H06250538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film member
- fixing device
- cylindrical film
- circular flanges
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム部材を使用する定着装置において、
簡単な構成によりウォームアップ時間を短縮できるよう
にする。 【構成】 加熱手段と加圧手段との間に用紙を挟み込み
ながら送ることにより像を定着させる定着装置におい
て、前記加熱手段が、円筒形状のフィルム部材と、該円
筒形状のフィルム部材の両端に取り付けられた一対の円
形フランジと、該円形フランジを同時に駆動する部材
と、前記円筒形状のフィルムに軸方向への張力を与える
手段と、前記円筒形状のフィルムの内面に接触する面状
発熱体で構成されたことを特徴とする。前記円筒形状の
フィルム部材に軸方向への張力を与える手段は、前記一
対の円形フランジを支持する相互に嵌め合わされた一対
のシャフトと、該シャフトの一方を他方に対し遠ざける
ように取り付けられた圧縮スプリングで構成することを
特徴とする。
簡単な構成によりウォームアップ時間を短縮できるよう
にする。 【構成】 加熱手段と加圧手段との間に用紙を挟み込み
ながら送ることにより像を定着させる定着装置におい
て、前記加熱手段が、円筒形状のフィルム部材と、該円
筒形状のフィルム部材の両端に取り付けられた一対の円
形フランジと、該円形フランジを同時に駆動する部材
と、前記円筒形状のフィルムに軸方向への張力を与える
手段と、前記円筒形状のフィルムの内面に接触する面状
発熱体で構成されたことを特徴とする。前記円筒形状の
フィルム部材に軸方向への張力を与える手段は、前記一
対の円形フランジを支持する相互に嵌め合わされた一対
のシャフトと、該シャフトの一方を他方に対し遠ざける
ように取り付けられた圧縮スプリングで構成することを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置、特に加熱手
段にフィルム部材を使用する定着装置に関する。
段にフィルム部材を使用する定着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複写機及びプリンタの定着装置
は、加熱ロールと加圧ロールを回転しながら用紙を挟み
込み、用紙上のトナーを定着している。しかし加熱ロー
ルは熱容量が大きく、ウォームアップ時間が長い。この
ウォームアップ時間を短くするために、特開平２−１５
７８８２号公報に記載の定着装置では、フィルム部材を
加熱手段に使用している。これは、薄肉のフィルムを加
熱手段に使用することにより熱容量を小さくしウォーム
アップ時間を短くすることができる。
は、加熱ロールと加圧ロールを回転しながら用紙を挟み
込み、用紙上のトナーを定着している。しかし加熱ロー
ルは熱容量が大きく、ウォームアップ時間が長い。この
ウォームアップ時間を短くするために、特開平２−１５
７８８２号公報に記載の定着装置では、フィルム部材を
加熱手段に使用している。これは、薄肉のフィルムを加
熱手段に使用することにより熱容量を小さくしウォーム
アップ時間を短くすることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置では、フィルムを支持するために複数のロール軸が必
要である。また、走行時にフィルムが蛇行を生じ、これ
を補正するための手段が必要となる。したがって、装置
全体の構成が複雑になる。したがって、本発明の目的
は、フィルム部材を使用する定着装置において、簡単な
構成によりウォームアップ時間を短縮できるようにする
ことである。
置では、フィルムを支持するために複数のロール軸が必
要である。また、走行時にフィルムが蛇行を生じ、これ
を補正するための手段が必要となる。したがって、装置
全体の構成が複雑になる。したがって、本発明の目的
は、フィルム部材を使用する定着装置において、簡単な
構成によりウォームアップ時間を短縮できるようにする
ことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、加熱手
段と加圧手段との間に用紙を挟み込みながら送ることに
より像を定着させる定着装置において、前記加熱手段
が、円筒形状のフィルム部材と、該円筒形状のフィルム
部材の両端に取り付けられた一対の円形フランジと、該
円形フランジを同時に駆動する部材と、前記円筒形状の
フィルムに軸方向への張力を与える手段と、前記円筒形
状のフィルムの内面に接触する面状発熱体で構成された
ことを特徴とする定着装置が提供される。
段と加圧手段との間に用紙を挟み込みながら送ることに
より像を定着させる定着装置において、前記加熱手段
が、円筒形状のフィルム部材と、該円筒形状のフィルム
部材の両端に取り付けられた一対の円形フランジと、該
円形フランジを同時に駆動する部材と、前記円筒形状の
フィルムに軸方向への張力を与える手段と、前記円筒形
状のフィルムの内面に接触する面状発熱体で構成された
ことを特徴とする定着装置が提供される。
【０００５】前記円筒形状のフィルム部材に軸方向への
張力を与える手段は、前記一対の円形フランジを支持す
る相互に嵌め合わされた一対のシャフトと、該シャフト
の一方を他方に対し遠ざけるように取り付けられた圧縮
スプリングで構成してもよい。
張力を与える手段は、前記一対の円形フランジを支持す
る相互に嵌め合わされた一対のシャフトと、該シャフト
の一方を他方に対し遠ざけるように取り付けられた圧縮
スプリングで構成してもよい。
【０００６】
【作用】圧縮スプリングにより一対のシャフトが遠ざけ
られ従って一対の円形フランジが相互に遠ざけられるこ
とにより、円筒形状のフィルム部材は軸方向へ引っ張ら
れる。この一対の円形フランジが同時に駆動されること
により、円形フランジがシャフトのまわりに回転し、そ
れに伴って円筒形状のフィルム部材が移動する。これに
より円筒形状のフィルムは加熱ロールと同様な円筒状の
加熱手段を構成することになる。
られ従って一対の円形フランジが相互に遠ざけられるこ
とにより、円筒形状のフィルム部材は軸方向へ引っ張ら
れる。この一対の円形フランジが同時に駆動されること
により、円形フランジがシャフトのまわりに回転し、そ
れに伴って円筒形状のフィルム部材が移動する。これに
より円筒形状のフィルムは加熱ロールと同様な円筒状の
加熱手段を構成することになる。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の定着装置の一実施例を示す
断面図である。図１において、１は加熱手段の一部を構
成するフィルム部材を示している。このフィルム部材１
は加圧手段として機能する加圧ローラー２と圧力接触し
ている。このフィルム部材は円筒形状をしておりその軸
方向の両端には円形フランジ３ａ及び３ｂが取り付けら
れている。この円形フランジの外周面には駆動ギア４ａ
及び４ｂが固着され、これらの駆動ギアが駆動ギア５ａ
及び５ｂと噛み合って円形フランジ３ａ及び３ｂをそれ
ぞれ駆動するようになっている。駆動ギア５ａ及び５ｂ
は一つの駆動シャフト６に取り付けられ、これにより円
形フランジ３ａ及び３ｂが同時に駆動され、フィルム部
材がねじれないようになっている。円形フランジ３ａ及
び３ｂは、ボールベアリング７ａ及び７ｂ、ブッシュ８
ａ及び８ｂを介してそれぞれシャフト９ａ及び９ｂに取
り付けられている。
断面図である。図１において、１は加熱手段の一部を構
成するフィルム部材を示している。このフィルム部材１
は加圧手段として機能する加圧ローラー２と圧力接触し
ている。このフィルム部材は円筒形状をしておりその軸
方向の両端には円形フランジ３ａ及び３ｂが取り付けら
れている。この円形フランジの外周面には駆動ギア４ａ
及び４ｂが固着され、これらの駆動ギアが駆動ギア５ａ
及び５ｂと噛み合って円形フランジ３ａ及び３ｂをそれ
ぞれ駆動するようになっている。駆動ギア５ａ及び５ｂ
は一つの駆動シャフト６に取り付けられ、これにより円
形フランジ３ａ及び３ｂが同時に駆動され、フィルム部
材がねじれないようになっている。円形フランジ３ａ及
び３ｂは、ボールベアリング７ａ及び７ｂ、ブッシュ８
ａ及び８ｂを介してそれぞれシャフト９ａ及び９ｂに取
り付けられている。
【０００８】シャフト９ａの端部は凹形状をし、シャフ
ト９ｂの端部は凸形状をし、組立後軸方向に摺動可能と
なるように嵌め合わされる。これらのシャフトは外周面
に巻かれたコイル状の圧縮スプリング１０を介して連結
されており、この圧縮スプリングはこれらのシャフトを
相互に遠ざけるような弾性力を与えている。これにより
円形フランジ３ａ及び３ｂが相互に遠ざけられ、フィル
ム部材１が軸方向に引っ張られる。
ト９ｂの端部は凸形状をし、組立後軸方向に摺動可能と
なるように嵌め合わされる。これらのシャフトは外周面
に巻かれたコイル状の圧縮スプリング１０を介して連結
されており、この圧縮スプリングはこれらのシャフトを
相互に遠ざけるような弾性力を与えている。これにより
円形フランジ３ａ及び３ｂが相互に遠ざけられ、フィル
ム部材１が軸方向に引っ張られる。
【０００９】シャフト９ｂの外周面には一対の平行ピン
１１ａ及び１１ｂが設けられ、ブッシュ８ｂには、シャ
フト９ｂを挿入する際、平行ピンが通り抜けられるよう
に溝部１２ａ及び１２ｂが設けられている。また、この
溝部に対し９０°の位置に、平行ピン固定用の溝部１３
ａ及び１３ｂが設けられ、シャフトの平行ピンがブッシ
ュを通り抜けた後、シャフトを９０°回転させることに
よりシャフトが固定される。このときに、圧縮スプリン
グ１０によって軸方向に力が働くため、フィルム部材１
が軸方向に引っ張られる。
１１ａ及び１１ｂが設けられ、ブッシュ８ｂには、シャ
フト９ｂを挿入する際、平行ピンが通り抜けられるよう
に溝部１２ａ及び１２ｂが設けられている。また、この
溝部に対し９０°の位置に、平行ピン固定用の溝部１３
ａ及び１３ｂが設けられ、シャフトの平行ピンがブッシ
ュを通り抜けた後、シャフトを９０°回転させることに
よりシャフトが固定される。このときに、圧縮スプリン
グ１０によって軸方向に力が働くため、フィルム部材１
が軸方向に引っ張られる。
【００１０】シャフト９ａには、面状ヒーター１４がフ
ィルム部材の内面に接するように固定されている。この
面状ヒーター１４と加圧ローラー２によってフィルム部
材１を挟み込むようにしてニップ領域が形成され、安定
した定着が得られる。
ィルム部材の内面に接するように固定されている。この
面状ヒーター１４と加圧ローラー２によってフィルム部
材１を挟み込むようにしてニップ領域が形成され、安定
した定着が得られる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、円筒形状のフィルム部
材を円形フランジで支持する構成を採用しているので、
複数のロール軸が必要でなく構成が比較的簡単である。
また、軸方向に張力を与える機構を使用しているのでフ
ィルム部材の蛇行を補償する手段を設ける必要もない。
材を円形フランジで支持する構成を採用しているので、
複数のロール軸が必要でなく構成が比較的簡単である。
また、軸方向に張力を与える機構を使用しているのでフ
ィルム部材の蛇行を補償する手段を設ける必要もない。
【図１】本発明の定着装置の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】図１の定着装置の右側面図である。
１ フィルム部材 ２ 加圧ローラー ３ａ、３ｂ 円形フランジ ４ａ、４ｂ 駆動ギア ５ａ、５ｂ 駆動ギア ６ 駆動シャフト ７ａ、７ｂ ボールベアリング ８ａ、８ｂ ブッシュ ９ａ、９ｂ シャフト １０ 圧縮スプリング １１ａ、１１ｂ 平行ピン １２ａ、１２ｂ 溝 １３ａ、１３ｂ 溝 １４ 面状ヒーター
Claims (2)
- 【請求項１】 加熱手段と加圧手段との間に用紙を挟み
込みながら送ることにより像を定着させる定着装置にお
いて、前記加熱手段が、円筒形状のフィルム部材と、該
円筒形状のフィルム部材の両端に取り付けられた一対の
円形フランジと、該円形フランジを同時に駆動する部材
と、前記円筒形状のフィルムに軸方向への張力を与える
手段と、前記円筒形状のフィルムの内面に接触する面状
発熱体で構成されたことを特徴とする定着装置。 - 【請求項２】 前記円筒形状のフィルム部材に軸方向へ
の張力を与える手段は、前記一対の円形フランジを支持
する相互に嵌め合わされた一対のシャフトと、該シャフ
トの一方を他方に対し遠ざけるように取り付けられた圧
縮スプリングで構成されたことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035785A JPH06250538A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035785A JPH06250538A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06250538A true JPH06250538A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12451566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5035785A Pending JPH06250538A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06250538A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015079082A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035785A patent/JPH06250538A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015079082A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |