JPH06248766A - 雨水排水管 - Google Patents

雨水排水管

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Publication number
JPH06248766A
JPH06248766A JP3535293A JP3535293A JPH06248766A JP H06248766 A JPH06248766 A JP H06248766A JP 3535293 A JP3535293 A JP 3535293A JP 3535293 A JP3535293 A JP 3535293A JP H06248766 A JPH06248766 A JP H06248766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
rainwater
drain
drainage
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP3535293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Matsuo
健次郎 松尾
Arihiro Muta
有宏 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時、排水能力を最大限に維持できる雨水排
水管を得る。 【構成】 雨水排水管20の排水口22には、雨水排水
管20へのごみの流入を防ぐフィルター24が取付けら
れている。このフィルター24の上部には、パイプ状の
通気管32が貫通し、その下端部は、排水口22より下
方に位置している。また、通気管32の管長は、屋上部
12に雨水が満水した状態でも、通気管32の上端部が
外気と通じるような長さに設計されている。このため、
管内において排水と空気がうまく入れ替わり、管内の気
圧と外気圧に差を生じさせないので、円滑な排水が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の屋上等に設けられ
る雨水排水管に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋上に設けられる雨水排水管の口
径は、その地域の最大雨量と屋上面積から決定される。
この屋上に降水した雨は、雨水排水管の排水口に集めら
れ雨水排水管内を落下する間に速度を増して排水される
のであるが、この流速は、無限に増加するのではなく、
管内壁との摩擦抵抗や気圧差とのバランスで決定され
る。
【0003】従って、台風の時など、雨水排水管の排水
能力がピークに達すると、屋上が水で満されることがあ
る。この時、排水口が水面下に位置するため、管内の空
気が抜けにくくなって、雨水排水管内の気圧と外気圧と
に差を生じ、排水効率が低下する。
【0004】このため、従来の建設工事では、この排水
効率の低下を予想して雨水排水管の数を決定していたた
め、必要以上に排水設備コストの上昇を招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、常時、排水能力を最大限に維持できる雨水排水
管を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る雨水排水管
は、屋上に降水した雨水を排水する雨水排水管におい
て、常時、雨水排水管内を外気と通じさせる通気手段を
設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係る雨水排水管では、通気手段によっ
て、常時管内と外気とが通じ、管内において排水と空気
がうまく入れ替わり、管内の気圧と外気圧に差を生じさ
せないので、円滑な排水が得られる。
【0008】このため、雨水排水管の排水口が水面下に
位置するような場合でも、排水能力を最大限に維持で
き、この結果、従来と比較して雨水排水管の数を減らす
ことができる。
【0009】
【実施例】図1及び図2に示すように、ビル等の建物1
0の屋上部12は、パラペット14で囲まれており、降
水した雨水が建物10の外壁16側へ流出しないように
なっている。
【0010】屋上部12は、パラペット14に向かう下
り勾配とされており、パラペット14の立ち上がり部分
には、パラペット14に沿ってすり鉢状の側溝18が設
けられている。この側溝18の底面は、側溝18に流れ
込んだ雨水を雨水貯留槽等に流出する雨水排水管20の
排水口22と同一面となっている。
【0011】この排水口22には、フィルター24が取
付けられている。このフィルター24は、上部が半球状
で下部が開放され複数のスリットが形成された中空円筒
体で、下部から張り出したフランジ26が側溝18の底
面に密着している。また、フィルター24の外周には、
環状の受け台28が配設され、この受け台28には、フ
ィルター24と側溝18のすり鉢状の傾斜面を覆うよう
に板状のメッシュ材30が取付けられている。
【0012】これによって、雨水排水管20へ雨水と伴
に流入する所定以上の大きさのゴミをろ過し、雨水排水
管20の管詰まりを防止している。
【0013】一方、フィルター24の上部にはパイプ状
の通気管32が貫通し、その下端部は、排水口22より
下方へ位置している。また、通気管32の管長は、雨水
排水管20の排水能力がピークに達し、屋上が水で満水
されても、通気管32の上端が、水面下とならないよう
に設計されている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。例え
ば、台風等の大雨によって、雨水排水管20の排水能力
がピークに達すると、自然と屋上部12は雨水で満たさ
れてくる。これによって、雨水排水管20の排水口22
が水面下に位置する。
【0015】しかし、通気管32によって雨水排水管2
0内が常時外気と通じ、管内において排水と空気がうま
く入れ替わり、雨水排水管20内の気圧と外気圧とに差
が生じないので、円滑な排水が可能となる。このため、
雨水排水管20の排水能力を最大限に維持でき、必要以
上に雨水排水管20の数を増やさなくてもよいので、排
水設備のコストが低減できる。
【0016】なお、通気手段として本実施例では通気管
32を用いたが、この通気管32はフィルター24の上
部から突出する必要はなく、管内と外気を連通させるも
のであれば、配置位置は問わない。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る雨水排水管は上記構成とし
たので、常時、排水能力を最大限に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る雨水排水管の構造を示した断面
図である。
【図2】本実施例に係る雨水排水管の取付け状態を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
20 雨水排水管 32 通気管(通気手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋上に降水した雨水を排水する雨水排水
    管において、常時、雨水排水管内を外気と通じさせる通
    気手段を設けたことを特徴とする雨水排水管。
JP3535293A 1993-02-24 1993-02-24 雨水排水管 Pending JPH06248766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3535293A JPH06248766A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 雨水排水管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3535293A JPH06248766A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 雨水排水管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06248766A true JPH06248766A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12439480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3535293A Pending JPH06248766A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 雨水排水管

Country Status (1)

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JP (1) JPH06248766A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108222383A (zh) * 2017-12-18 2018-06-29 西安建筑科技大学 一种利用屋面降雨进行室内降温的方法及装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108222383A (zh) * 2017-12-18 2018-06-29 西安建筑科技大学 一种利用屋面降雨进行室内降温的方法及装置

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