JPH06245328A - リニアモータを用いた磁気浮上搬送装置 - Google Patents

リニアモータを用いた磁気浮上搬送装置

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JPH06245328A
JPH06245328A JP5055058A JP5505893A JPH06245328A JP H06245328 A JPH06245328 A JP H06245328A JP 5055058 A JP5055058 A JP 5055058A JP 5505893 A JP5505893 A JP 5505893A JP H06245328 A JPH06245328 A JP H06245328A
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JP
Japan
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magnetic levitation
linear motor
path
truck
stator
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Application number
JP5055058A
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English (en)
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Shohei Furukawa
正平 古川
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication date
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  • Control Of Linear Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 台車の速度制御精度を高め、曲線路の惰走走
行を安定して行えるようにする。 【構成】 直線路10A、10Cと曲線路10Bとから
なる搬送路10と、搬送路10に沿って設けられたリニ
アモータの固定子12と、搬送路10に走行可能に設け
られ二次導体24を有する台車20と、搬送路10にそ
れぞれ設けられたた複数個の位置センサ13、14と、
制御部51とを有している。制御部51は、固定子側に
配置され、速度センサ13で検出された台車速度と台車
荷重とに基づいて台車20を曲線路走行可能な最適速度
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲線路を有する搬送路に
台車を走行させる搬送装置に係り、特に台車が曲線路を
非接触でかつ安定して惰走走行するようにしたリニアモ
ータを用いた磁気浮上搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアモータを用いた磁気浮上搬
送装置(以下、『従来装置』という)を図面を参照して
説明する。図6は従来装置の側面視断面図、図7は要部
の上面視一部切欠平面図である。
【0003】図において10は、発着位置であるステー
ションA、B(図示例では2箇所)をむすぶ搬送路で、
直線路10A、10Cとこれに連なる曲線路10Bとか
らなり、側面視断面形状が上面に開口部10Dを有する
略箱状に形成されている。前記開口部10Dの対向する
両端縁には長手方向全長にわたって一対の磁性体レール
11が敷設されている。
【0004】ステーションA、Bの搬送路底面中央部に
は、両側式リニア誘導モータの固定子(以下、『リニア
モータ』という)12C、12Dがそれぞれ配設されて
いる。また、曲線路10B入口に連なる直線路10Aの
出口近傍位置Pと、曲線路10Bに連なる直線路10C
の入口近傍位置Qには、リニアモータ12A、12Bが
それぞれ配されている。以下、リニアモータを総称する
ときには符号12とする。また、前記位置P、Qに配設
されたリニアモータ12A、12Bの搬送方向前方及び
後方の近傍位置にそれぞれ非接触形の位置センサ13
A、13B及び同形の位置センサ14A、14Bからな
る位置センサ13、14が設けられている。前記位置セ
ンサ14A、14Bは図外のストライカの有無によって
オン・オフするタイプのものであって、位置の検出とと
もに一定長のストライカが通過する時間によって速度検
出も可能である。また、前記位置センサの複数個を一定
距離間隔をもって配置し、これらのオン・オフ時間の間
隔によって速度を検出する場合もある。図中15、16
はステーションA、Bに設けられた同種の位置センサで
ある。
【0005】20は磁気浮上台車(以下、『台車』とい
う)で、前記開口部10Dに嵌めこまれ、これに荷物を
載置する荷台22が設けられている。また、フレーム2
1の両側部には浮上電磁石23が前記磁性体レール11
と空隙を介して対向して設けられている。さらに、フレ
ーム21の下面には、二次導体24が設けられている。
【0006】図中25は浮上電磁石23の電源用バッテ
リー、26は浮上電磁石23の通電を制御する制御装
置、27はギャップセンサ、28は非常保護用案内車
輛、29は着地用車輛、30はセンサストライカであ
る。
【0007】台車20は、浮上電磁石23と磁性体レー
ル11との磁気吸引力によって搬送路10より浮上し、
リニアモータの推力によって走行する。
【0008】台車20は、図外の管理コンピュータによ
り指令される台車荷重及び台車の行先情報に基づいて、
図外の制御部より図外の励磁用インバータ及びリニアモ
ータを介して速度制御され、曲線路10Bを通過する
際、惰走走行するようになっている。すなわち、リニア
モータ12A直前に位置する台車速度を位置センサ13
Aで検出し、この検出結果と台車20の荷重とに基づい
て予め設定された励磁力でリニアモータ12Aを励磁し
て台車20を減速又は加速させ、この速度でもって曲線
路10Bに進入させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置において、台車が曲線路を通過する際に台車の浮上安
定性を保つのが困難であった。
【0010】以下、台車の曲線路走行状態について図を
参照して説明する。図8は曲線路を通過する台車の変位
説明図、図9は二次導体の温度と推力との関係図であ
る。
【0011】直線路10Aより曲線路10Bに進入した
台車20は、遠心力によって図8に示すように変位量D
だけ変位する。そして、磁性体レール11と浮上電磁石
23の中心位置が合致した原位置に復帰しようとする復
元力Fが働く。
【0012】そして、遠心力が復元力F以下であると、
台車20は曲線路10Bに沿って案内され、搬送路10
と接触せずに通過することができる。
【0013】しかし、曲線路10Bが完全に水平に設置
されている場合でも、磁性体レール11に発生する渦電
流によって生ずる走行抵抗及び空気抵抗により減速力が
働く。また、曲線路10Bの据付精度によって登り勾配
になっていると、重力による減速力が働く。これらの減
速度をRとすると、V−Rt=0となる時間t秒後に台
車速度Vが0となり、台車20が停止し、さらには逆戻
りして曲線路10Bを通過できないことになる。
【0014】すなわち、台車20が曲線路10Bを惰走
走行により通過するに際し、遠心力が復元力以下になる
上限速度と、前記減速度Rによる下限速度とが存在す
る。従って、惰走によって曲線路10Bを通過する場合
に遠心力に比例する台車20の荷重(既知)と台車20
の上限、下限速度情報をリニアモータの励磁力の決定要
素としていた。なお、ここでいう荷重は、台車20の自
重と積載されている荷物の重量との和である。
【0015】しかしながら、前記決定要素のみでは、次
のような問題点があった。すなわち、台車20が前記
A、B及び図外の各ステーションで発進・停止の都度行
われるリニアモータ12の断続的な励磁通電により二次
導体24の温度が上昇し、二次導体24の電気抵抗が高
くなる。これにより、リニアモータの推力Tは図9に示
すように低下する。
【0016】従って、前記したように台車荷重と前記速
度情報のみに基づいて予め設定された励磁力で台車20
を制動又は加速を行った場合には速度制御に過不足が生
じ、曲線路の惰走走行が不確実になるという問題点が生
じる。
【0017】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、台車の速度制御精度を高め、曲線路の惰走走行を安
定して行うようにしたリニアモータを用いた磁気浮上搬
送装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るリニアモ
ータを用いた磁気浮上搬送装置は、直線路と曲線路とか
らなる搬送路と、搬送路に沿って設けられたリニアモー
タの固定子又は二次導体と、搬送路に走行可能に設けら
れ二次導体又はリニアモータの固定子を有する磁気浮上
台車と、搬送路にそれぞれ設けられた複数個の位置セン
サと、制御部とを具備しており、前記固定子は発着位置
と曲線路に連なる直線路端近傍にそれぞれ配設されてお
り、前記位置センサは磁気浮上台車走行方向に沿って前
記各固定子の前後に配置されており、かつ制御部は固定
子側に配置され、前記位置センサのオン・オフ時間によ
り検出された磁気浮上台車速度と磁気浮上台車の荷重に
基づいて曲線路に進入する磁気浮上台車を曲線路走行可
能な速度に制御するようにした。
【0019】また、請求項2に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置は、直線路と曲線路とからなる搬送
路と、搬送路に沿って設けられたリニアモータの固定子
又は二次導体と、搬送路に走行可能に設けられ二次導体
又はリニアモータの固定子を有する磁気浮上台車と、搬
送路にそれぞれ設けられた複数個の位置センサ及び温度
センサと、制御部とを具備しており、前記固定子は発着
位置と曲線路に連なる直線路端近傍にそれぞれ配設され
ており、前記位置センサは磁気浮上台車走行方向に沿っ
て前記各固定子の前後に配置されており、前記温度セン
サは前記曲線路入口端に連なる直線路端に配置された固
定子の台車方向に沿ってその手前側に配置されており、
かつ制御部は固定子側に配置され、前記位置センサのオ
ン・オフ時間により検出された磁気浮上台車速度と温度
センサで検出された二次導体の測定温度と磁気浮上台車
の荷重に基づいて曲線路に進入する磁気浮上台車を曲線
路走行可能な速度に制御するようにした。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して請求項1に係る実施例
を説明する。図1は請求項1に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置(以下、『第1の発明装置』とす
る)の上面視一部切欠平面図、図2は第1の発明装置の
ブロック図である。なお、従来のものと略同一の部品等
には同一の符号を付して説明を行う。
【0021】第1の発明装置は、搬送路10と、固定子
12と、台車20と、搬送路10に設けられた位置セン
サ13、14と、制御部51とを含んでいる。
【0022】台車20は、従来技術の図6に示す構造と
同様であり、その説明は省略する。
【0023】制御部51は、上位であるホストコンピュ
ータ50に接続されており、前記位置センサ13、14
の検出結果に基づいて曲線路10Bに進入する台車20
を曲線路走行可能な速度に制御するもので、励磁設定器
511と、α1倍率器512と、CPU510とインバ
ータ間のインターフェース514とからなっている。
【0024】励磁設定器511は、台車荷重と台車行先
情報とに対するリニアモータの励磁力がそれぞれ予め設
定し記憶されている。そして、CPU510より出力さ
れた台車荷重及び台車行先情報とに基づいて、これに対
応した正相、逆相の信号と周波数設定信号とからなる励
磁信号Sが出力されるようになっている。
【0025】α1倍率器512は、位置センサ13の検
出結果と台車荷重により予め設定された倍率α1で前記
励磁信号Sを増減してなる励磁信号S1を出力するよう
になっており、インターフェース514は前記励磁信号
S1をインバータ制御信号S3に変換し、インバータ5
2に入力する。
【0026】インバータ52は、複数個のリニアモータ
12にそれぞれ設けられており、前記インバータ制御信
号S3に基づく励磁力でリニアモータ12を励磁するよ
うになっている。
【0027】次に、第1の発明装置の動作について説明
する。 CPU510には、ホストコンピュータ50から台車
20の複数個の台車荷重及び台車行先指令が出力され
る。台車20がステーションAに停止中に、CPU51
0は台車荷重及び台車行先情報により励磁設定器511
で励磁信号Sをインバータに出力する。
【0028】励磁信号Sを構成する前記周波数設定信号
は、前記台車荷重により予め設定された周波数設定信号
に変換され、台車20の発進速度が略一定になるように
制御される。すなわち、台車荷重が重いときはリニアモ
ータの推力を大きくし、荷重が軽いときは推力を小さく
するようにインバータ52に周波数設定信号を出力す
る。このとき、α1倍率器512は、位置センサ13の
出力が0のためバイパスされ、励磁信号Sは励磁設定器
511よりインターフェース514を介しインバータ5
2に直接出力される。
【0029】台車20がリニアモータ12Aに接近す
ると、位置センサ13により台車20の速度が検出され
る。この検出結果と台車荷重とに基づき、α1倍率器5
12を介して励磁信号Sを倍率α1で増減し、励磁信号
S1とし、インターフェース514を介しインバータ制
御信号S3としてインバータ52に出力する。これによ
り、リニアモータ12Aに進入してきた台車20は、逆
相制動又は加速され、曲線路10B走行可能な速度に制
御されている。
【0030】台車20が曲線路10Bを惰走走行して
通過して直線路10Cに進入し、リニアモータ12Bに
接近すると、位置センサ14Aにより検知される。α1
倍率器512は、リニアモータ12Bのインバータ52
に励磁信号を出力し、リニアモータ12Bに進入した台
車20をステーションBに向けて加速推進させる。ステ
ーションB又は図外のステーションにおいても前記と同
様に位置センサによって、台車20の位置、速度及び方
向を検出し、荷重及び速度情報により制御される。な
お、説明の便宜上、励磁設定器511、α1倍率器51
2に区別したが、実際にはこれらはCPU510の1機
能として動作するものである。
【0031】次に、請求項2に係る第2の発明装置を、
以下図面を参照しつつ説明する。図3は第2の発明装置
の上面視一部切欠平面図、図4は同側面視断面図、図5
は第2の発明装置のブロック図である。
【0032】第2の発明装置は、第1の発明装置に温度
センサ40を設けたもので、搬送路10と、固定子12
と、台車20と、位置センサ13、14と、温度センサ
40A、40Bと、制御部53とを含んでいる。
【0033】温度センサ40Aは、例えば非接触型放射
温度計であって、前記位置Pに設置されたリニアモータ
12Aより前方の直線路10A底面に設けられている。
また、前記位置Qに設置されたリニアモータ12Bの後
方の直線路10D底面に同様の温度センサ40Bが設け
られており、直線路10A、10Dを正逆方向に通過す
る二次導体24の温度をそれぞれ検知するように配置さ
れている。以下、温度センサを総称する場合には符号
『40』とする。
【0034】制御部53は、上位であるホストコンピュ
ータ50に接続されており、前記位置センサ13、14
と、温度センサ40との検出結果に基づいて曲線路10
Bに進入する台車20を曲線路走行可能な速度に制御す
るもので、励磁設定器511と、α1倍率器512と、
α2倍率器513と、CPU510と、インターフェー
ス514とを含んでいる。励磁設定器511、α1倍率
器512の動作は第1の発明装置と同様である。
【0035】α2倍率器513は、温度センサ40で検
出された二次導体24の温度が予め設定された設定値よ
り高い場合に、倍率α2を前記励磁信号S1に掛け合わ
せてなる励磁信号S2を出力するようになっている。
【0036】インバータ52は、複数個のリニアモータ
12にそれぞれ設けられており、前記励磁信号S2に基
づく励磁力でリニアモータ12を励磁するようになって
いる。
【0037】次に、第2の発明装置の動作について説明
する。 CPU510にはホストコンピュータ50から台車2
0の複数個の台車荷重及び台車行先指令が出力される。
台車20がステーションAに停止中に、CPU510は
台車荷重及び台車行先指令により励磁設定器511で励
磁信号Sをインバータ52に出力する。
【0038】励磁信号Sを構成する前記周波数設定信号
は、前記台車荷重により予め設定された周波数設定信号
に変換され、台車20の発進速度が略一定になるように
制御される。すなわち、台車荷重が重いときはリニアモ
ータの推力を大きくし、荷重が軽いときは推力を小さく
するようにインバータ52に周波数設定信号を出力す
る。このとき、α1倍率器512、α2倍率器513は
位置センサ13と温度センサ40との出力は0のためバ
イパスされ、励磁信号Sは励磁設定器511よりインバ
ータ52に直接出力される。
【0039】台車20がリニアモータ12Aに接近す
ると、第1の発明装置と同様に位置センサ13により台
車20の速度が検出される。この検出結果と台車荷重と
に基づき、α1倍率器512を介して励磁信号Sを倍率
α1で増減し、励磁信号S1としてインバータ52に出
力する。これにより、リニアモータ12Aに進入してき
た台車20は、逆相制動又は加速され、曲線路10B走
行可能な速度に制御されている。
【0040】前記と略同様に温度センサ40によっ
て二次導体24の温度が測定される。この測定結果にお
いて二次導体24の温度が設定値より高い場合、α2倍
率器513を介して予め設定された倍率α2を前記励磁
信号S1に掛け合わせた励磁信号S2とし、インターフ
ェース514を介してインバータ制御信号S3としてイ
ンバータ52に出力する。この際、二次導体24の温度
が所定値以内のときは、α2倍率器513は作動せず、
励磁信号S1がそのままバイパスする。
【0041】台車20が曲線路10Bを惰走走行して
通過して直線路10Cに進入し、リニアモータ12Bに
接近すると、位置センサ14Aにより検知される。α1
倍率器512は、リニアモータ12Bのインバータ52
に励磁信号を出力し、リニアモータ12Bに進入した台
車20をステーションBに向けて加速推進させる。ステ
ーションB又は図外のステーションにおいても前記と同
様に位置センサと温度センサ40とによって、台車20
の位置、速度及び方向を検出し、荷重及び速度情報によ
り制御される。前記α2倍率器513は、第1の発明装
置に準じ、CPU510の1機能として作動するもので
ある。
【0042】請求項5に係る実施例においては、請求項
1又は2記載の発明装置の曲線路10Bにリニアモータ
固定子12を設けたものである。
【0043】一般に磁性体レールの据付において、曲線
路10Bの中央部はその両端部よりも低くならないよう
に僅かの勾配をつけて設置されている。これは、万一、
台車20が途中で停止した場合でも重力により最寄りの
固定子設定位置まで台車20が自力で惰走し得るように
するためである。
【0044】前記リニアモータは曲線路10Bを走行中
の台車20に弱推力を与えることにより、走行抵抗及び
曲線路10Bの勾配による減速分を補償するようにして
いる。本実施例によると正常運転時において、台車20
が曲線路10Bに停止せず通過できるので搬送効率がよ
い。
【0045】請求項6に係る実施例においては、請求項
1又は2記載のリニアモータ固定子12を一方向のみ駆
動可能とするとともに、リニアモータ固定子12が配置
されていない搬送路10を台車20の進行方向に向かっ
て下り勾配に形成している。本実施例によると台車20
の走行方向が一方向に限定されているが、リニアモータ
の配設台数を減らすことができ、設備費、動力費を低減
することができる。また、台車20が停電等によって搬
送路途中で停止しても自力で惰走し、最寄りの固定子設
置位置に到達することができる。
【0046】請求項7に係る実施例においては、請求項
2記載の位置センサ13、14、温度センサ40は台車
20に設けられており、これらの検出出力は台車20に
設けられた図外の台車側光送信器を介して搬送路の適宜
位置に設けられた固定側光受信器に光通信により伝達す
るようにしている。本実施例によると、位置センサ1
3、14、温度センサ40との間の制御配線が不要とな
り、電気配線工事が低減できる。
【0047】なお、前記した各実施例においては、リニ
アモータは両側式としたが、片側式であってもよい。ま
た、リニアモータ固定子は搬送路に設けるものとした
が、台車20に設け、二次導体を搬送路に配設してもよ
いことはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明装置
は、搬送路と、搬送路に沿って設けられたリニアモータ
の固定子と、搬送路に走行可能に設けられ二次導体を有
する台車と、搬送路に設けられた複数個の位置センサと
制御部とを具備している。また、第2の発明装置は、第
1の発明装置にさらに温度センサを具備している。そし
て、第1の発明装置においては、制御部は位置センサの
検出出力と、台車荷重とに基づいて台車を曲線路走行可
能な速度に制御するように構成されており、第2の発明
装置においては、制御部は位置センサと温度センサとの
検出出力と、台車荷重とに基づいて前記制御をするよう
に構成されている。
【0049】従って、曲線路において、台車速度に起因
する搬送路との接触、停止故障が改善され、台車の速度
制御の精度が増し、曲線路の惰走走行を安定して行うこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置の上面視一部切欠平面図である。
【図2】前記発明に係るリニアモータを用いた磁気浮上
搬送装置のブロック図である。
【図3】請求項2記載の発明に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置の上面視一部切欠平面図である。
【図4】請求項2記載の発明に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置の側面視断面図である。
【図5】請求項2記載の発明に係るリニアモータを用い
た磁気浮上搬送装置のブロック図である。
【図6】従来のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装置
の側面視断面図である。
【図7】従来のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装置
の要部の上面視一部切欠平面図である。
【図8】従来のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装置
の曲線路を通過する台車の変位説明図である。
【図9】従来のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装置
の二次導体の温度と推力との関係図である。
【符号の説明】
10 搬送路 10A、10C 直線路 10B 曲線路 12 リニアモータ 13、14 位置センサ 20 磁気浮上台車 24 二次導体 40 温度センサ 51 制御部 511 励磁設定器 512 α1倍率器 513 α2倍率器 53 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線路と曲線路とからなる搬送路と、搬
    送路に沿って設けられたリニアモータの固定子又は二次
    導体と、搬送路に走行可能に設けられ二次導体又はリニ
    アモータの固定子を有する磁気浮上台車と、搬送路にそ
    れぞれ設けられた複数個の位置センサと、制御部とを具
    備しており、前記固定子は発着位置と曲線路に連なる直
    線路端近傍にそれぞれ配設されており、前記位置センサ
    は磁気浮上台車走行方向に沿って前記各固定子の前後に
    配置されており、かつ制御部は固定子側に配置され、前
    記位置センサのオン・オフ時間により検出された磁気浮
    上台車速度と磁気浮上台車の荷重に基づいて曲線路に進
    入する磁気浮上台車を曲線路走行可能な速度に制御する
    ようにしたことを特徴とするリニアモータを用いた磁気
    浮上搬送装置。
  2. 【請求項2】 直線路と曲線路とからなる搬送路と、搬
    送路に沿って設けられたリニアモータの固定子又は二次
    導体と、搬送路に走行可能に設けられ二次導体又はリニ
    アモータの固定子を有する磁気浮上台車と、搬送路にそ
    れぞれ設けられた複数個の位置センサ及び温度センサ
    と、制御部とを具備しており、前記固定子は発着位置と
    曲線路に連なる直線路端近傍にそれぞれ配設されてお
    り、前記位置センサは磁気浮上台車走行方向に沿って前
    記各固定子の前後に配置されており、前記温度センサは
    前記曲線路入口端に連なる直線路端に配置された固定子
    の台車方向に沿ってその手前側に配置されており、かつ
    制御部は固定子側に配置され、前記位置センサのオン・
    オフ時間により検出された磁気浮上台車速度と温度セン
    サで検出された二次導体の測定温度と磁気浮上台車の荷
    重に基づいて曲線路に進入する磁気浮上台車を曲線路走
    行可能な速度に制御するようにしたことを特徴とするリ
    ニアモータを用いた磁気浮上搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の前記制御部はこれに接続
    された上位コンピュータより出力された前記台車荷重と
    前記台車の行先情報に基づいて予め設定された励磁信号
    を出力する励磁設定器と、位置センサで検出された台車
    速度と台車荷重とにより前記励磁信号を予め設定された
    倍率α1で増減するα1倍率器とによって構成されてい
    る請求項1記載のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の前記制御部はこれに接続
    された上位コンピュータより出力された前記台車荷重と
    前記台車の行先情報に基づいて予め設定された励磁信号
    を出力する励磁設定器と、速度センサで検出された台車
    速度と台車荷重とにより前記励磁信号を予め設定された
    倍率α1で増減するα1倍率器と、二次導体の温度が所
    定値以上になると前記増減された励磁信号を予め設定さ
    れた倍率α2で掛け合うα2倍率器とによって構成され
    ている請求項2記載のリニアモータを用いた磁気浮上搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の曲線路において、
    搬送路又は磁気浮上台車に設けたリニアモータによって
    磁気浮上台車に推力を与えることにより走行抵抗及び曲
    線路の勾配による減速分を補償するようにした請求項1
    又は2記載のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のリニアモータの固
    定子を一方向のみ駆動可能にするとともに、リニアモー
    タが配置されていない搬送路を下り勾配に形成してなる
    請求項1又は2移載のリニアモータを用いた磁気浮上搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の位置センサ、温度センサ
    を磁気浮上台車にもけ、前記各センサの検出信号を光通
    信器等の通信手段を介して制御部に伝達するようにした
    請求項2記載のリニアモータを用いた磁気浮上搬送装
    置。
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