JPH06245180A - ビデオプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTR 20からの再生信号をモニタ装置30に出力
しつつ、所望の画面での印刷を行なうビデオプリンタ30
にて、ビデオプリンタ30からVTR 20を制御して操作を容
易にする。 【構成】 映像信号を入力INに受けている際にフリーズ
ボタン82が押下されると、システムコントローラ190 は
これを検出してメモリ110 にその映像信号を蓄積させ
る。メモリ110 に蓄積され映像信号をモニタ装置に出力
する際に画面切替ボタン86が押下されると、コントロー
ラ190 はセレクタ160 に切替信号を送出し、かつ制御端
子CTL を介してVTR 20に再生を停止させるための停止信
号を供給する。この状態にてプリントボタン84が押下さ
れると、コントローラ190 は印刷処理を行なう各部140,
180 に印刷を指示して、メモリ110 からの映像信号に基
づいて取り込んだ画像を印刷させる。この後、再生を開
始する場合には、画面切替ボタンが再度押下され、シス
テムコントローラ190 はこれを検出すると、VTR 20に再
生を開始させる制御信号を供給し、かつセレクタ160 を
再生信号を選択する側に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はビデオプリンタに係り、
特に、ビデオテープレコーダからの映像信号を取り込ん
で、これをモニタ装置に出力しつつ所望の静止画像を印
刷するビデオプリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】たとえば、8mm ビデオカメラなどのカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ（以下VTR)にて撮影した
映像をモニタ装置にて再生している際に、モニタ装置に
表示されたある画面を印刷したい場合には、ビデオプリ
ンタが用いられる。

【０００３】従来、このようなビデオプリンタは、VTR
からの再生信号を入力して、これをモニタ装置に出力す
るビデオ入出力端子をそれぞれ有し、これら入出力端子
の間にVTR からの再生信号を受けて直接、モニタ装置に
出力するラインと、再生信号のある画面の信号を蓄積す
るフレームメモリとが配置されたラインとがそれぞれ形
成されている。このフレームメモリに映像信号を取り込
む場合には、プリンタの外面に配置された信号取込用ボ
タンいわゆるフリーズボタンが押下される。これによ
り、その画面の映像信号がフレームメモリに書き込まれ
る。このフレームメモリに取り込まれた映像信号にて表
わされる映像をモニタする場合には、画面切替ボタンが
押下されてVTR からの動画像を表わす再生信号がフレー
ムメモリからの静止画像に切り替わり、モニタ装置に出
力される。これが所望の画像であれば、プリントボタン
が押下されてフレームメモリから映像信号が読み出さ
れ、印刷部での印刷が行なわれる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、ビデオプリンタにて所望の画
像をプリントしている際に、VTR 側ではテープの再生が
継続して行なわれおり、プリントが終了した後にモニタ
画面をVTR 画面に切り替えると、プリントした部分から
かなり先の画面に移行しており、その経過の間にさらに
プリントしたい画面があった場合などには、VTR の巻き
戻しを行わなければならなかった。このため、一般に
は、プリンタのフリーズボタンを押した後に、映像信号
の取り込みを終えると、VTR の停止ボタンを押して、再
生を一旦停止させてからプリントを行なう。したがっ
て、複数の画面をプリントする場合は、順次、VTR の再
生ボタンの押下、プリンタのフリーズボタンの押下、VT
R の停止ボタンの押下、プリンタの画面切替ボタンの押
下、プリンタのプリントボタンの押下、再びVTR の再生
ボタンの押下およびプリンタの画面切替ボタンの押下と
いう、VTR とプリンタの異なる機器でのボタン操作を繰
り返し行わなければならず、それらの操作が煩わしいと
いう問題があった。

【０００５】本発明はこのような従来の技術の課題を解
決して、VTR からの所望の映像を取り込む際に異なる機
器での操作の煩わしさを軽減することができるビデオプ
リンタを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によるビデオプリ
ンタは上記課題を解決するために、動画像等の画像を表
わす映像信号を記録媒体に記録再生する記録再生装置
と、映像信号を受けてその映像を表示するモニタ装置と
の間に接続されて、記録再生装置からの映像信号を受け
てこの信号をモニタ装置に出力しつつそのうちの所望の
画面を静止画像として印刷するビデオプリンタにおい
て、このプリンタは、記録再生装置からの映像信号を少
なくとも１画面分蓄積する記憶手段と、記憶手段に蓄積
された映像信号と記録再生装置からの直接の映像信号の
いずれかを選択してモニタ装置に出力する選択出力手段
と、この選択出力手段の選択出力を切り替える際に押下
される画面切替ボタンとを含み、さらに、このプリンタ
は、記録再生装置からの映像信号が前記モニタ装置へ出
力されている状態で画面切替ボタンが押下された際に、
選択出力手段に記憶手段からの映像信号を選択する出力
に切り替えるための切替信号を送出し、かつ記録再生装
置に映像信号の再生を停止させる制御信号を送出する制
御手段を有することを特徴とする。この場合、制御手段
は記録再生装置に送出する制御信号として記録媒体から
の映像信号の再生を一時停止させる制御信号を含んでも
よい。

【０００７】また、動画像を表わす映像信号を記録媒体
に記録再生する記録再生装置と、映像信号を受けてその
映像を表示するモニタ装置との間に接続されて、記録再
生装置からの映像信号を受けて、この信号をモニタ装置
に出力しつつそのうちの所望の画面を静止画像として印
刷するビデオプリンタにおいて、このプリンタは、記録
再生装置からの映像信号を少なくとも１画面分蓄積する
記憶手段と、記憶手段に蓄積された映像信号と記録再生
装置からの直接の映像信号のいずれかを選択してモニタ
装置に出力する選択出力手段と、この選択出力手段の選
択出力を切り替える際に押下される画面切替ボタンとを
含み、さらに、このプリンタは、記憶手段に１画面分の
映像信号が蓄積されてこの記憶手段からの映像信号を選
択出力手段にて選択している状態にて画面切替ボタンが
押下された際に、選択出力手段に記録再生装置からの映
像信号を選択する出力に切り替えるための切替信号を送
出し、かつ記録再生装置に映像信号の再生を開始させる
制御信号を送出する制御手段を有することを特徴とす
る。

【０００８】これらの場合、制御手段は画面切替ボタン
が押下されたことを検出する検出手段と、この検出結果
に基づいて選択出力手段に切替信号を送出する第１の信
号生成手段と、同検出結果に基づいて記録再生装置に停
止信号を含む制御信号を送出する第２の信号生成手段と
を有するとよい。

【０００９】また、制御手段からの制御信号は、記録再
生装置へワイヤレスにて送信されると有利である。

【００１０】

【作用】本発明によるビデオプリンタによれば、記録再
生装置にて映像信号を再生してモニタ装置にその映像を
表示している状態にて、所望の画面にてその映像信号を
記憶手段に取り込み、この際に画面切替ボタンが押下さ
れると、制御手段は、選択入力手段に切替信号を送出し
て記録再生装置からの映像信号の出力を記憶手段からの
出力に切り替えてモニタ画面を静止画面に切り替えさせ
る。この場合に、制御手段は、記録再生装置に映像信号
の再生を停止させる制御信号を送り、同装置の信号再生
を停止させる。これにより、モニタ装置には記憶手段に
記憶された印刷される画像と同様の画像が表示され、記
録再生装置ではその画面での再生部分にて停止した状態
となる。

【００１１】また、たとえば印刷が終了して再び画面切
替ボタンが押下されると、制御手段は記録再生装置に映
像信号の再生を開始させる制御信号を送って同装置の信
号再生を再開させて、選択入力手段に同装置からの再生
信号を選択させる切替信号を送出する。これにより、画
面切替ボタンの操作のみにて記録再生装置の動作および
モニタ画面の切り替えを同時に行ない得る。

【００１２】

【実施例】次に、添付図面を参照して本発明によるビデ
オプリンタの一実施例を詳細に説明する。図３を参照す
ると、本実施例におけるビデオプリンタ10は、たとえ
ば、8mm ビデオカメラまたは8mm ビデオデッキ（以下、
VTR)20などの画像記録再生装置と、NTSC標準テレビジョ
ン信号などの映像信号を受けてその映像を表示するモニ
タ装置30との間に接続されている。

【００１３】ビデオプリンタ10とVTR 20とは、第１の信
号線40および制御線50にて接続されている。第１の信号
線40は、VTR 20のビデオ出力端子VOUTからビデオプリン
タ10の映像入力端子INに接続されて、VTR 20からの再生
信号がビデオプリンタ10に供給される。制御線50はビデ
オプリンタ10の制御端子CTL に接続されて、制御信号が
ビデオプリンタ10とVTR 20との相互間にて双方向に送受
信される。特に、本実施例では、この制御線50を介して
ビデオプリンタ10からVTR 20を制御する制御信号を供給
する。ビデオプリンタ10とモニタ装置30とは、第２の信
号線60にて接続されて、ビデオプリンタ10の映像出力端
子OUT からの映像信号がモニタ装置30のビデオ入力VIN
に供給される。また、VTR 20とモニタ装置30とは、音声
信号線70にて接続されて、VTR 20の録音出力AOUTがモニ
タ装置30の音声入力AIN に供給される。

【００１４】本実施例におけるビデオプリンタ10は、少
なくとも電源スイッチ80、フリーズボタン82、画面切替
ボタン84およびプリントボタン86を有している。また、
このプリンタ10はフリーズボタン82が押下されると、そ
のときのVTR 20からの映像信号を少なくとも１画面分蓄
積するフレームメモリ110 を有している。フレームメモ
リ110 に蓄積された映像信号は、プリントボタン86が押
下されると読み出されて所定の印刷処理が施され、その
映像信号にて表わされる静止画像がプリントアウトされ
る。特に、本実施例においては、フレームメモリ110 に
映像信号を蓄積して、これをモニタする場合およびプリ
ント後の画面切り替えの際に、画面切替ボタン84を押下
すると、制御線50を介してVTR 20に再生停止または再生
開始の制御信号を送ってVTR 20を制御する機能を有して
いる。

【００１５】次に、このビデオプリンタ10の内部構成を
図１および図２を参照して説明すると、まず図１におい
て、このビデオプリンタ10は、VTR 20からの映像信号を
映像入力端子INにて受ける。この映像入力端子INは、並
列に分岐する第１のバスB1と第２のバスB2に接続されて
いる。第１のバスB1には、アナログデジタル変換器(A/
D)120が接続されている。このアナログデジタル変換器1
20 は、VTR 20からのアナログ映像信号をたとえば８ビ
ットのデジタル信号に変換する変換回路である。このア
ナログデジタル変換器120 の出力は、フレームメモリ11
0 の入力に接続されている。

【００１６】フレームメモリ110 は、ビデオRAM などに
て構成されており、少なくとも映像信号の１画面分のデ
ータを蓄積する容量を有している。有利には、複数の画
面を蓄積可能となっており、本実施例ではこの複数画面
の容量のメモリが採用されている。このフレームメモリ
110 は２つの出力を有しており、一方の出力はデジタル
アナログ変換器(D/A)130に接続されている。このデジタ
ルアナログ変換器130はメモリ110 から読み出されたデ
ジタルデータをアナログの映像信号に変換する変換回路
である。フレームメモリ110 の他方の出力は信号処理回
路(DSP)140を介してプリント機構部150 すなわちサーマ
ルヘッド等を含む印刷部に接続されている。信号処理回
路140 は、デジタルシグナルプロセッサなどのデジタル
信号処理回路にて構成されており、メモリ110 からのデ
ータに印刷に必要な所定の処理を施す。これは、たとえ
ばメモリ110 からの輝度信号(Y) および色差信号(C) に
て構成されたテレビジョン信号のYCデータを、イエロー
(Y) 、マゼンダ(M) 、シアン(C) およびブラック(K) の
印刷用のデータに変換する処理などを行なう。プリント
機構部150 は、デジタルシグナルプロセッサ140 からの
データに基づいて画像を印刷する。

【００１７】一方、映像入力端子INに接続された第２の
バスB2は、モニタ出力を選択するセレクタ160 の一方の
入力に接続されている。このセレクタ160 の他方の入力
にはデジタルアナログ変換器130 からの出力が接続され
ている。デジタルアナログ変換器130 からの出力は、フ
レームメモリ110 に記憶された１画面分の映像信号つま
り静止画像として表わされて、第２のバスB2からの信号
はVTR 20の出力つまり動画像を表わす信号である。セレ
クタ160 は、これらのいずれかを選択してモニタ装置30
への出力OUT から順次出力する選択出力回路である。こ
のセレクタ160は、システムコントローラ190 からの制
御信号にて順次切り替えられる。

【００１８】システムコントローラ190 は、それぞれの
押しボタン80〜86の押下に基づいて各部に制御信号を送
出する。たとえば、フリーズボタン82の押下を検出する
とメモリ110 のデータ書込みおよび読出しを制御するメ
モリコントローラ170 に信号取り込みを指示する制御信
号を送出し、また、画面切替ボタン84が押下されるとセ
レクタ160 に切替信号を送出し、さらにプリントボタン
86が押下されると、信号処理回路140 およびプリントコ
ントローラ180 に印刷を指示する制御信号を送出する。
特に、本実施例のシステムコントローラ190 は、これら
通常の処理とともに、画面切替ボタン84の押下に応動し
てVTR 20を制御するための制御信号をそれぞれ送出す
る。

【００１９】具体的には、このシステムコントローラ19
0 は図２に示すように、ボタン押下検出部200 と、内部
制御信号処理部300 と、VTR 制御信号処理部400 とを含
む。ボタン押下検出部200 は、装置外面に設置されたそ
れぞれのボタン80〜86の押下を検出して、それぞれの制
御信号処理部300,400 にボタン押下を通知する回路であ
り、本実施例ではそれぞれのボタン毎に、電源スイッチ
押下検出部210 、フリーズボタン押下検出部220 、プリ
ントボタン押下検出部230 、画面切替ボタン押下検出部
240 をそれぞれ有している。内部制御信号処理300 は、
装置内部のそれぞれのコントローラ150,170 および信号
処理部140 にそれぞれの処理を指示するための制御信号
を送り、および受けてそれぞれの処理を順次実行させ、
ならびにセレクタ160 に出力の切り替えを指示する制御
信号を送る回路であり、たとえばメモリ制御信号生成部
310 と、印刷制御信号生成部320 と、切替制御信号生成
部330 と、蓄積完了信号検出部340 とを有している。VT
R 制御信号処理部400 は、VTR 20の状態を監視し、か
つ、これを制御するための制御信号を生成して制御線50
を介して送信する回路であり、VTR 制御信号生成部410
および状態信号検出部420 を有している。

【００２０】さらに各部の機能を説明すると、まず、ボ
タン押下検出部200 にて電源スイッチ押下検出部210
は、電源スイッチ80が押下されたことを検出して、各部
に電源電圧を供給する電源制御部（図示略）およびVTR
制御信号生成部410 に検出信号を送出する検出回路であ
る。フリーズボタン押下検出部220 は、フリーズボタン
82の押下を検出して、その検出信号をメモリ制御信号生
成部310 に送出する検出回路である。プリントボタン押
下検出部230 は、プリントボタン84の押下を検出してそ
の検出信号を印刷制御信号生成部320 に送出する検出回
路である。画面切替押下検出部240 は、画面切替ボタン
86の押下を検出して、切替制御信号生成部330 およびVT
R 制御信号生成部410 に検出信号を送出する検出回路で
ある。

【００２１】次に、内部制御信号処理部300 にてメモリ
制御信号生成部310 は、メモリコントローラ170 にメモ
リ110 への信号の取り込み、および読み出しを指示する
制御信号を供給する信号生成回路であり、具体的にはVT
R 20でのテープ再生状態にてフリーズボタン押下検出部
220 からの検出信号を受けた場合にメモリコントローラ
170 に信号取込信号を送出し、メモリ110 への蓄積完了
後にプリントボタン押下検出部230 からの検出信号を受
けた場合にメモリコントローラ170 に印刷部側への信号
の読み出しを指示する制御信号を送出し、メモリ110 へ
の蓄積完了後に切替制御信号生成部330 から静止画像に
切り替える切替信号を受けた場合にセレクタ160 側への
信号の読み出しを指示する制御信号を送出する。

【００２２】印刷制御信号生成部320 は、信号処理部14
0 およびプリントコントローラ180に印刷を指示する制
御信号を送出する信号生成回路であり、具体的には、メ
モリ110 に映像信号が蓄積された状態にてプリントボタ
ン押下検出部230 からの検出信号を受けた場合に信号処
理部140 およびプリントコントローラ180 に印刷指示信
号を送出し、印刷が終了すると、VTR 制御信号生成部41
0 に印刷終了信号を送出する。切替制御信号生成部330
は、セレクタ160 を切り替えるための切替信号を送出す
る信号生成回路であり、画面切替押下検出部240 の検出
信号およびVTR制御信号生成部410 からの指示により第
２のバスB2からの動画像の信号の選択、およびデジタル
アナログ変換器130 を介在するメモリ110 からの静止画
像の選択に切り替える切替信号をセレクタ160 にそれぞ
れ送出する。メモリ110 からの静止画像を選択する場合
にはメモリ制御信号生成部310 に信号を読み出すための
切替信号を送出する。蓄積完了信号検出340 は、メモリ
コントローラ170 からの蓄積完了信号を受けて、これを
メモリ制御信号生成部310 に通知する信号検出回路であ
る。

【００２３】次に、VTR 制御信号処理部400 にてVTR 制
御信号生成部410 は、制御線50を介してVTR 20を制御す
るための制御信号を生成して送出する信号生成回路であ
り、信号再生状態からフレームメモリ110 に少なくとも
１画像分の映像信号が蓄積されたことを蓄積完了信号検
出部340 からの検出信号により通知を受けた際に画面切
替ボタン押下検出部240 の検出信号を受けてVTR 20の再
生を停止させる停止信号を制御線50を介して送る。ま
た、このVTR 制御信号生成部410 は、プリントボタン23
0 が押下されてプリントが行なわれ、この際に印刷制御
信号生成部320 からの完了信号を受けて、この後、画面
切替ボタン押下検出部240 から検出信号を受けるとVTR
20に再生を開始させる開始信号を送り、切替制御信号生
成部330 に画面切り替えを指示する指示信号を送出す
る。

【００２４】状態信号検出部420 は、制御線50を介して
供給されるVTR 20からの状態信号を受けてその検出信号
をVTR 制御信号生成部410 および切替制御信号生成部33
0 にそれぞれ送出する検出回路である。VTR 20からの状
態信号は、たとえば図４に示すように再生状態にて映像
信号に含まれる垂直同期信号に同期した１画面の画像の
再生を指示する状態信号を含み、この他にVTR 20にて停
止または一時停止を実行した際の停止ステータスおよび
テープの再生を終了した際の再生終了ステータスなどを
含む。

【００２５】以上のような構成において、本実施例にお
けるビデオプリンタの動作を図５および図６のフローチ
ャートを参照してVTR 20の動作とともに以下に説明す
る。まず、図５のステップV100にて、VTR 20のメイン電
源をオンとしておき、次いでプリンタ10側のステップP1
00にて電源スイッチ80をオンとすると、これをシステム
コントローラ190 はステップP102にて検出して自装置の
各部に電源電圧を供給する。次いで、システムコントロ
ーラ190 はステップP104にてVTR 20をオンとするコマン
ドを生成して、これを制御線50を介してVTR 20のシステ
ムコントローラへ送る。これにより、VTR20 ではステッ
プV102に移り、そのシステムコントローラからの各部へ
の電源電圧の供給によって各部をオンとする。

【００２６】次いで、操作者はステップV104にてVTR 20
の再生ボタンを押下する。これにより、ステップV106に
てテープの再生が実行されて映像信号が第１の信号線40
を介してビデオプリンタ10の映像入力端子INに供給され
る。このとき、VTR 20では垂直同期信号に同期する状態
信号を含む再生状態信号を制御線50を介してビデオプリ
ンタ10のシステムコントローラ190 へ送信する。

【００２７】次いで、ステップP106にて操作者はモニタ
装置30の画面を見てVTR 20の再生映像が表示されている
か否かを判断し、VTR 20からの再生画像つまり動画像で
なければステップP108にて画面切替ボタン84を押下す
る。これにより、システムコントローラ190 はボタン押
下を検出してセレクタ160 を第２のバスB2側の信号を選
択するように切り替える。これにより、モニタ出力がVT
R 20の再生信号となり、モニタ装置30にVTR 20にて再生
している動画像が表示される。操作者は、この映像をモ
ニタしつつ、所望の映像がモニタ画面に表示されると
（ステップP112) 、ビデオプリンタ10のフリーズボタン
82を押下する（ステップP114) 。フリーズボタン82が押
下されると、システムコントローラ190 はこれを検出し
て、メモリコントローラ170 に取込開始信号を送出す
る。この信号を受けたメモリコントローラ170 は、ステ
ップP116にてフレームメモリ110 に書込制御信号を送出
してVTR20からの映像信号をメモリ110 に１画像分蓄積
させる。１画像分の蓄積が終了すると、メモリコントロ
ーラ170 はシステムコントローラ190 へ蓄積完了信号を
送出する。

【００２８】次いで、操作者は、モニタ画面をプリンタ
10に取り込んだ静止画像に切り替えるために画面切替ボ
タン86を押下する。これにより、ステップP118にて蓄積
完了信号を受けて、ステップP120にて画面切替ボタン86
の押下を検出したシステムコントローラ190 は、ステッ
プP122にて停止コマンドを生成して、制御線50を介して
VTR 20に送信する。これにより、VTR 20ではステップV1
08にてテープの再生を停止する。続いてシステムコント
ローラ190 はステップP124にてセレクタ160 を切り替え
る信号を送出する。これにより、セレクタ160 は第２の
バスB2からの信号をアナログデジタル変換器130 による
メモリ110 からの静止画像の信号に切り替える。

【００２９】次いで、システムコントローラ190 は、ス
テップP126にてプリントボタン84の押下待ち状態とな
り、プリントボタン84が押下されると、その押下を検出
してメモリコントローラ170 、信号処理部140 およびプ
リントコントローラ180 にプリント指示信号を送出す
る。これにより、メモリ110 に蓄積された画像データが
読み出されて、信号処理部140 にて信号処理が行なわれ
て、その画像データに基づいてプリント機構部150 にて
印刷が行なわれる。

【００３０】次いで、操作者は所望の画像がプリントさ
れると、モニタ装置30の画面をVTR20からの画面に切り
替えるために画面切替ボタン86を押下する。すると、ス
テップP130にてボタン86の押下を検出したシステムコン
トローラ190 はステップP132に進み、再生開始コマンド
を生成して、これを制御線50を介してVTR 20に送信す
る。これを受けたVTR 20は、ステップV110にてテープの
再生を再開する。このとき、システムコントローラ86は
ステップP134にてセレクタ160 に切替信号を送出する。
これにより、セレクタ160 は、VTR 20にて再生された動
画像を表わす映像信号を第２のバスB2から受けて、これ
を選択してモニタ装置30に供給する。この結果、モニタ
装置30には、メモリ110 からの静止画像に代えて、これ
に続くVTR20からの動画像が表示され始める。

【００３１】操作者は、このモニタ装置30の表示を見
て、再び図５のステップP112に戻り、所望の画面での印
刷を開始する。以降、ステップP112〜P134が繰り返され
て、プリンタ10でのボタン操作のみが行なわれて、これ
に応じてVTR 20が再生および停止制御されて、所望の画
面での静止画像が順次印刷されていく。なお、VTR 20に
てテープの終端を検出すると、制御線50を介してテープ
終了ステータスをプリンタ10に送り、これにて１本のテ
ープの再生の終了を知らせる。

【００３２】このように本実施例のビデオプリンタ10に
よれば、所望の画面を表わす映像信号をフレームメモリ
110 に蓄積して、その画面をモニタ装置30に表示させる
際に画面切替ボタン86を押下して同時にVTR 20の再生を
停止させ、また、印刷が終了してモニタ画面をVTR 20か
らの再生画面に切り替える際に画面切替ボタン86を押下
してVTR 20の再生を自動的に開始させるので、映像信号
の取り込みおよび印刷を繰り返してもVTR 20の操作をほ
とんど行なう必要がなく、プリンタ10側の簡単な操作の
みにて実行することができる。

【００３３】なお、上記実施例においては、VTR 20での
再生状態にて画面切替ボタン86が押下されると、VTR 20
を停止させるように構成したが、これは同じ画面を繰り
返し再生する一時停止状態でもよい。また、上記実施例
においてプリンタ10とVTR 20との間の信号の授受を第１
の信号線40および制御線50を介して送受信するように構
成したが、信号を赤外線等にて形成してワイヤレスにて
送受信するようにしてもよい。

【００３４】

【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
ビデオプリンタによれば、記憶手段に所望の画像信号を
取り込み、この画像信号をモニタ装置に表示させる際に
画面切替ボタンの押下に連動して記録再生装置の再生を
停止させるので、モニタ画面が静止画像に切り替わって
いる間に記録再生装置での再生状態の進行を防止して、
この後の巻き戻しなどの無駄な操作を省くことができ
る。この場合、記録再生装置の停止ボタンの操作などを
行なう必要がなく、プリンタ側のボタン操作のみにて自
動的に記録再生装置の再生を停止させることができる。
また、モニタ装置の画面表示を記憶手段からの静止画像
から記録再生装置からの再生画像に切り替える際に、画
面切替ボタンの押下に連動して記録再生装置の再生を再
開させるので記録再生装置の操作を行なう必要がなく、
操作を簡単に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるビデオプリンタの一実施例を示す
ブロック図である。

【図２】同実施例におけるシステムコントローラの内部
構成を示す機能ブロック図である。

【図３】同実施例が適用される他の機器との接続状態を
示すブロック図である。

【図４】同実施例におけるVTR からの状態信号を示す図
である。

【図５】同実施例におけるプリンタおよびVTR の動作を
示すフローチャートである。

【図６】同実施例におけるプリンタおよびVTR の動作を
示すフローチャートである。

【符号の説明】

10 ビデオプリンタ 20 8mm VTR 30 モニタ装置 40 第１の信号線 50 制御線 60 第２の信号線 70 音声信号線 80 電源スイッチ 82 フリーズボタン 84 プリントボタン 86 画面切替ボタン 110 フレームメモリ 160 セレクタ 190 システムコントローラ 220 フリーズボタン押下検出部 230 プリントボタン押下検出部 240 画面切替ボタン押下検出部 310 メモリ制御信号生成部 320 印刷制御信号生成部 330 切替制御信号生成部 340 蓄積完了信号検出部 410 VTR 制御信号生成部 420 状態信号検出部 B1 第１のバス B2 第２のバス

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 動画像等の画像を表わす映像信号を記録
   媒体に記録再生する記録再生装置と、映像信号を受けて
   その映像を表示するモニタ装置との間に接続されて、前
   記記録再生装置からの映像信号を受けて該信号を前記モ
   ニタ装置に出力しつつそのうちの所望の画面を静止画像
   として印刷するビデオプリンタにおいて、該プリンタ
   は、 前記記録再生装置からの映像信号を少なくとも１画面分
   蓄積する記憶手段と、 前記記憶手段に蓄積された映像信号と前記記録再生装置
   からの直接の映像信号のいずれかを選択して前記モニタ
   装置に出力する選択出力手段と、 該選択出力手段の選択出力を切り替える際に押下される
   画面切替ボタンとを含み、 さらに該プリンタは、前記記録再生装置からの映像信号
   が前記モニタ装置へ出力されている状態で前記画面切替
   ボタンが押下された際に、前記選択出力手段に前記記憶
   手段からの映像信号を選択する出力に切り替えるための
   切替信号を送出し、かつ前記記録再生装置に映像信号の
   再生を停止させる制御信号を送出する制御手段を有する
   ことを特徴とするビデオプリンタ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のビデオプリンタにおい
   て、前記制御手段は前記記録再生装置に送出する制御信
   号として記録媒体からの映像信号の再生を一時停止させ
   る制御信号を含むことを特徴とするビデオプリンタ。
3. 【請求項３】 動画像を表わす映像信号を記録媒体に記
   録再生する記録再生装置と、映像信号を受けてその映像
   を表示するモニタ装置との間に接続されて、前記記録再
   生装置からの映像信号を受けて該信号を前記モニタ装置
   に出力しつつそのうちの所望の画面を静止画像として印
   刷するビデオプリンタにおいて、該プリンタは、 前記記録再生装置からの映像信号を少なくとも１画面分
   蓄積する記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された映像信
   号と前記記録再生装置からの直接の映像信号のいずれか
   を選択して前記モニタ装置に出力する選択出力手段と、 該選択出力手段の選択出力を切り替える際に押下される
   画面切替ボタンとを含み、 さらに該プリンタは、前記記憶手段に１画面分の映像信
   号が蓄積されて該記憶手段からの映像信号を前記選択出
   力手段にて選択している状態にて前記画面切替ボタンが
   押下された際に、前記選択出力手段に前記記録再生装置
   からの映像信号を選択する出力に切り替えるための切替
   信号を送出し、かつ前記記録再生装置に映像信号の再生
   を開始させる制御信号を送出する制御手段を有すること
   を特徴とするビデオプリンタ。
4. 【請求項４】 請求項１または請求項３に記載のビデオ
   プリンタにおいて、前記制御手段は前記画面切替ボタン
   が押下されたことを検出する検出手段と、該検出結果に
   基づいて前記選択出力手段に切替信号を送出する第１の
   信号生成手段と、同検出結果に基づいて前記記録再生装
   置に制御信号を送出する第２の信号生成手段とを有する
   ことを特徴とするビデオプリンタ。
5. 【請求項５】 請求項４に記載のビデオプリンタにおい
   て、前記制御手段の制御信号は、前記記録再生装置へワ
   イヤレスにて送信されることを特徴とするビデオプリン
   タ。