JPH0623337U - 携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、携帯電話機に関し、スタンド脚を
設け本体を立設可能にすることにより、適宜必要により
スタンド式に立て置いた状態に設定できると共にハンズ
フリーモードで通話できるようにし、また、通話時に電
話機を手で持たずに通話でき、両手がふさがったときで
も通話でき、また、両手の自由が確保されるから、メモ
やその他の所作をすることができる携帯電話機を提供す
ることを目的とする。。 【構成】 継手部１５を介して折り畳み可能に接続され
た本体１と蓋体２とからなる携帯電話機Ａであって、上
記蓋体２にスタンド脚７を設けて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯電話機に関し、例えば、無電電話機やコードレス電話機等のよ うな携帯でき、また携帯時に折り畳み可能な携帯電話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯電話機は、電話機の機能部を収納する本体と、本体の一部または全 部を覆う蓋体と、蓋体と本体とを蝶番等の継手部により折り畳み可能にしたもの がある。本体の内面側には番号押しボタン及び各種の機能を操作する操作ボタン 等が配列されている。 また、蓋体の内面側には、前記の機能の一部またはその他通話に必要な情報等 を必要に応じて、操作できる操作部を有することがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の携帯電話機にあっては、通話時には片手でそ れを保持していなければならないものであり、そのために殊に通話が長引いたよ うなときは当該電話機の重量がかなりあることもあって手や腕に疲労を感じるな どの身体的な悪影響を与える外、自由に使えるのは片手だけに限られて両手を同 時に自由には使えず、その間、メモしたいようなときに片方の手で紙を押さえて 他方の手で筆記する通常の書取り動作が大変に難しく非常に不便であるという問 題点があった。

【０００４】 本考案は、このような従来の課題に鑑みなされたものであり、本体を立設可能 にすることにより、通話時に折り畳み電話機を手で把持することによる肉体的負 荷を軽減すると共に、両手の自由を確保してメモやその他の所作をすることがで きるようにすることのできる携帯電話機を提供することを目的とするものである 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、継手部を介して折り畳み可能に接続された本体と蓋体とからなる携 帯電話機であって、上記蓋体にスタンド脚を設けたことを特徴とするものである 。

【０００６】

【作用】

本考案では、携帯電話機を使用して通話する際、蓋体を開いて蓋体をスタンド 台とし枠体をスタンド脚として立ち姿に設定し、それによって、該携帯電話機を 立て置いたままの状態で通話できる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。図１〜３は本考案に 係る携帯電話機を示す図である。 まず、構成を説明する。 図１に示されているように、携帯電話機Ａは本体１と蓋体２とをその両基端部 で蝶番等の継手部１５により回動自在に連結して構成され、全体の長さを短くし て携帯を容易にしたものである。本体１の内面は一連の番号押しボタン及び図示 していない機能ボタンが設けられている。尚、１３は受話部である。

【０００８】 前記蓋体２の内面３にはその両側部４、４と基端部５とに一連に連続するコ状 凹陥部６が設けられ、また、前記凹陥部６に収納されるコ状枠体７が設けられて いる。そして、前記枠体７は前記蓋体２の自由端部で回動自在に取り付けられて いる。又、前記枠体７の自由端８には突起９が一体的に突成されている。尚、１ ４は送話部である。

【０００９】 他方、前記蓋体２の内面３が対面する前記本体１の表面１０にはその所要部位 に前記突起９が係合するための孔１１が設けられている。前記孔１１の内部には 通話の普通モードとハンズフリーモードとを切り換えるマイクロスイッチ１２が 設置されている（図３参照）。前記マイクロスイッチ１２は前記突起９の押入押 圧作用により通話の普通モードからハンズフリーモードへ自動的に切り換えられ るように設定されている。

【００１０】 次に、作用を説明する。 携帯電話機Ａを使用して通話する際、図１に示されているように蓋体２を開く 。そして、図２に示されているように、その凹陥部６の中に収納されている枠体 ７の基端側、即ち、その自由端８側を指先に引っかけて取付部を支点にして回動 させて引き上げる。その後、図３に示されているように、前記枠体７の先端の突 起９を本体１の表面１０の孔１１に差し込んで係合させる。それにより、携帯電 話機Ａは前記蓋体２をスタンド台とし枠体７をスタンド脚として立ち姿に設定さ れる。それと同時に、前記孔１１の内部に設置されたマイクロスイッチ１２が前 記枠体７の突起９の押入で自然に動作して該携帯電話機Ａの通話モードを普通モ ードからハンズフリーモードへ自動的に切り換える。それによって、該携帯電話 機Ａを立て置いたままの状態で通話できる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、通話の際に携帯電話機の蓋体をスタン ド台とし枠体をスタンド脚として機能させて安定に立て置くことができるので、 通話時に電話機を手で持たずに楽な姿勢で且つ疲れずに通話できる。また、両手 がふさがったときでも通話できるだけでなく、両手の自由が確保されるから、メ モやその他の所作をすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る携帯電話機の一実施例の蓋体を開
いた状態を示す斜視図である。

【図２】図１に示す実施例の蓋体を開きスタンド台とし
て作用する枠体を引き起こした状態を示す斜視図であ
る。

【図３】図１に示す実施例の構成の要部の一部を断面し
た側面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 蓋体 ７ 枠体（スタンド脚） ９ 突起 １２ マイクロスイッチ １３ 受話部 １４ 送話部 １５ 継手部 Ａ 携帯電話機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 継手部を介して折り畳み可能に接続され
   た本体と蓋体とからなる携帯電話機であって、上記蓋体
   にスタンド脚を設けたことを特徴とする携帯電話機。