JPH0621495B2 - 段葺瓦棒屋根の施工法 - Google Patents
段葺瓦棒屋根の施工法Info
- Publication number
- JPH0621495B2 JPH0621495B2 JP63059310A JP5931088A JPH0621495B2 JP H0621495 B2 JPH0621495 B2 JP H0621495B2 JP 63059310 A JP63059310 A JP 63059310A JP 5931088 A JP5931088 A JP 5931088A JP H0621495 B2 JPH0621495 B2 JP H0621495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- auxiliary
- mist
- group
- raised
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、構築物の金属縦葺屋根、いわゆる瓦棒葺の屋
根を段葺する施工法に関する。
根を段葺する施工法に関する。
[従来の技術] 従来は、棟から軒先まで連続する一枚の瓦棒で葺いてい
る。そのためこの長い金属板を取扱うために複数人の手
が入用であった。
る。そのためこの長い金属板を取扱うために複数人の手
が入用であった。
[発明の構成] そこで本発明は、屋根を上下に適宜数の段に区切り段構
造とし、一人の作業者で各一枚の瓦棒を取扱えるように
するものである。そのために屋根の傾斜方向に直交して
わたすもやを、一定間隔毎に高さを順次上方より低くし
て段差を形成していき、各段の補助もや群の傾斜面が、
それぞれ屋根本体の傾斜に対し角度を有するように配置
し、そして上段の瓦棒の下端が軒先状に下段の瓦棒の上
端水上部にオーバーラップするように延出させ、そし
て、上下段の瓦棒間の隙間を面戸および鼻隠しによって
蓋するように処理し、順次下段部分より上段へ葺き上げ
ていくようにしたものである。
造とし、一人の作業者で各一枚の瓦棒を取扱えるように
するものである。そのために屋根の傾斜方向に直交して
わたすもやを、一定間隔毎に高さを順次上方より低くし
て段差を形成していき、各段の補助もや群の傾斜面が、
それぞれ屋根本体の傾斜に対し角度を有するように配置
し、そして上段の瓦棒の下端が軒先状に下段の瓦棒の上
端水上部にオーバーラップするように延出させ、そし
て、上下段の瓦棒間の隙間を面戸および鼻隠しによって
蓋するように処理し、順次下段部分より上段へ葺き上げ
ていくようにしたものである。
[実施例] 屋根両側面の合掌部の棟部より軒先へ傾斜してわたして
ある斜梁1に直交させて、主もや2を一定間隔、例えば
約1.8m、2.7m、3.6m、4.5m間隔にて固定し、その間にさ
らに平行に補助もや3を約90cm間隔に、しかも軒先へ向
うにしたがい斜梁1との間隔が大きくなるように配し、
この複数本の補助もや群の各段の傾斜面lが、屋根本体
の斜梁1の傾斜に対し角度θを形成するように、各補助
もや3の高さをL字型補助金具のネコピース4にて調整
し、斜梁1に固定する。各群の傾斜面lどうしは、斜梁
1に対し同一角度θを有するようにし、各群の傾斜面l
がそれぞれ平行となるようにしてある。そして主もや2
間、即ち各段毎に木毛板5をわたし、その上面にルーフ
ィング6を敷き、さらにその上に上縁および両側縁の3
方を立上げた瓦棒屋根板7を、その立上げていない下縁
7aが軒先方向Aに向くように、且つその立上げていない
下縁7aの部分および前記木毛板5が、各段の下端の補助
もや3aより延出するようにして並べて配置する。次に隣
り合う屋根板7の側面立上り部7b、7cを一緒に断面八角
形等の下部が開口した筒状の桟棒8にて包み込むように
して押え、この桟棒8をもや3aにビス等で固定する。各
段の軒先部は、瓦棒下縁7aおよび木毛板下端5aにて形成
されているが、この木毛板の先端に、前方が断面 の型材にさらにその一部が水平方向に折曲されて成るZ
唐草9の前方 9aを当接させ、そしてその後方水平部9bを下面にあて、
桟棒8にビスにて固定する。このZ唐草9に各段の瓦棒
7の下縁7aを第3図に示すように下方に折曲して巻き込
み係止させ、桟棒8にはキャップ10および桟棒先端には
桟鼻11を被せて化粧する。最後に各段の軒先部Bと下段
の屋根面の水上部Cとの間を、板状の面戸12を前記Z唐
草9の 9a内に一端を差し込み、他端を下段の屋根面7に接触さ
せるようにし、さらにその外面をL字状の鼻隠し13にて
カバーして段部の処理を終了させる。このようにして順
次下段より上段へ向けて各段毎に屋根を葺き上げてい
く。
ある斜梁1に直交させて、主もや2を一定間隔、例えば
約1.8m、2.7m、3.6m、4.5m間隔にて固定し、その間にさ
らに平行に補助もや3を約90cm間隔に、しかも軒先へ向
うにしたがい斜梁1との間隔が大きくなるように配し、
この複数本の補助もや群の各段の傾斜面lが、屋根本体
の斜梁1の傾斜に対し角度θを形成するように、各補助
もや3の高さをL字型補助金具のネコピース4にて調整
し、斜梁1に固定する。各群の傾斜面lどうしは、斜梁
1に対し同一角度θを有するようにし、各群の傾斜面l
がそれぞれ平行となるようにしてある。そして主もや2
間、即ち各段毎に木毛板5をわたし、その上面にルーフ
ィング6を敷き、さらにその上に上縁および両側縁の3
方を立上げた瓦棒屋根板7を、その立上げていない下縁
7aが軒先方向Aに向くように、且つその立上げていない
下縁7aの部分および前記木毛板5が、各段の下端の補助
もや3aより延出するようにして並べて配置する。次に隣
り合う屋根板7の側面立上り部7b、7cを一緒に断面八角
形等の下部が開口した筒状の桟棒8にて包み込むように
して押え、この桟棒8をもや3aにビス等で固定する。各
段の軒先部は、瓦棒下縁7aおよび木毛板下端5aにて形成
されているが、この木毛板の先端に、前方が断面 の型材にさらにその一部が水平方向に折曲されて成るZ
唐草9の前方 9aを当接させ、そしてその後方水平部9bを下面にあて、
桟棒8にビスにて固定する。このZ唐草9に各段の瓦棒
7の下縁7aを第3図に示すように下方に折曲して巻き込
み係止させ、桟棒8にはキャップ10および桟棒先端には
桟鼻11を被せて化粧する。最後に各段の軒先部Bと下段
の屋根面の水上部Cとの間を、板状の面戸12を前記Z唐
草9の 9a内に一端を差し込み、他端を下段の屋根面7に接触さ
せるようにし、さらにその外面をL字状の鼻隠し13にて
カバーして段部の処理を終了させる。このようにして順
次下段より上段へ向けて各段毎に屋根を葺き上げてい
く。
[発明の効果] 以上述べたように、各段毎に下方より葺き上げていくの
で、作業者が手の届く範囲で各段を施工できるので、一
人の作業者にて屋根葺き施工が行なえる。
で、作業者が手の届く範囲で各段を施工できるので、一
人の作業者にて屋根葺き施工が行なえる。
第1図は、もやの配置状態を示す概略図。 第2図は、各段の屋根施工状態を示す斜視図。 第3図は、各段差部分のみを示す斜視図。 1……斜梁、2……主もや 3……補助もや、4……ネコピース 5……木毛板、6……ルーフィング 7……屋根板、8……桟棒 10……キャップ、11……桟鼻 12……面戸、13……鼻隠し
Claims (1)
- 【請求項1】屋根両側面の合掌部の棟より軒先へ傾斜し
てわたしてある斜梁に、直交させて主もやを一定間隔に
わたして固定し、この主もや間に平行にさらに補助もや
を主もや間の間隔に応じて複数本わたし、且つこの複数
本の補助もやを軒先へ向うにしたがい斜梁に対し、間隔
が大となるように補助金具により調整して固定すること
で、複数本からなる一群の補助もやが形成する傾斜面
が、斜梁に対し、各群毎に角度を有するようにし、各群
毎に段差が生じるように形成し、最下段の補助もや群の
上に木毛板を、その下端が各補助もや群より下方に延出
するように置き、さらにその上に、上縁および両側縁の
3方を立上げた屋根板をその立上げていない下縁が木毛
板の下端よりさらに下方に延出するようにして横方向に
並べて載置し、隣り合う屋根板の立上げた側縁どうしを
共に、下部が開口した筒状の桟棒にて包み込むようにし
て押え、桟棒をビス等にてもやに固定し、木毛板の延出
した下端に唐草を固定し、この唐草に屋根板の突出した
下縁を係止させるようにして、順次各段を下段から上段
へ葺いていく段葺瓦棒屋根の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63059310A JPH0621495B2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 段葺瓦棒屋根の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63059310A JPH0621495B2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 段葺瓦棒屋根の施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01235759A JPH01235759A (ja) | 1989-09-20 |
JPH0621495B2 true JPH0621495B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=13109668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63059310A Expired - Lifetime JPH0621495B2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 段葺瓦棒屋根の施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621495B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633720B2 (ja) * | 1981-12-11 | 1988-01-25 | Nippon Steel Welding Prod Eng |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58128201U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-31 | ヤマキ工業株式会社 | 曲線下地等のシステム |
JPH0518419Y2 (ja) * | 1986-03-26 | 1993-05-17 | ||
JPH0416820Y2 (ja) * | 1986-06-24 | 1992-04-15 |
-
1988
- 1988-03-15 JP JP63059310A patent/JPH0621495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633720B2 (ja) * | 1981-12-11 | 1988-01-25 | Nippon Steel Welding Prod Eng |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01235759A (ja) | 1989-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4426814A (en) | Prefabricated gazebo | |
US6688059B1 (en) | Protective trim strip for decks | |
US4890432A (en) | Roof tile | |
US3720031A (en) | Structural surface covering and method of making a cover element therefor | |
US5615527A (en) | Fabricated roof tile | |
JPH0621495B2 (ja) | 段葺瓦棒屋根の施工法 | |
JP6895706B2 (ja) | 取付金具および屋根 | |
KR100976970B1 (ko) | 한옥(韓屋)의 기와지붕 구조 시공방법 | |
GB2258668A (en) | Improvements in or relating to ceilings. | |
JPH0621494B2 (ja) | 段葺工法 | |
US1803998A (en) | Roofing | |
JPS6120910Y2 (ja) | ||
CN117536392A (zh) | 传统建筑木基层圆椽新型施工方法 | |
JPS61133626U (ja) | ||
JPH033690Y2 (ja) | ||
JPS58120945A (ja) | 屋根形成方法 | |
JPH0342174Y2 (ja) | ||
JPH1018513A (ja) | 寺社等の本瓦棒屋根とその施工法 | |
JPH0536011Y2 (ja) | ||
JPS623441Y2 (ja) | ||
JPH0441849A (ja) | 換気機構を備えた乾式棟 | |
JPH0826620B2 (ja) | 屋根瓦の葺き替え工法 | |
JPS5936062B2 (ja) | 小屋組 | |
JPH08158548A (ja) | 平板屋根材の野地板と屋根構造の施工法 | |
JPH01154223U (ja) |