JPH0621470B2 - 柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法 - Google Patents

柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法

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JPH0621470B2
JPH0621470B2 JP29404287A JP29404287A JPH0621470B2 JP H0621470 B2 JPH0621470 B2 JP H0621470B2 JP 29404287 A JP29404287 A JP 29404287A JP 29404287 A JP29404287 A JP 29404287A JP H0621470 B2 JPH0621470 B2 JP H0621470B2
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達也 脇坂
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は柱および梁接合部における主筋の重ね継手工法
に関するものである。
《従来の技術》 従来、柱および梁を一体的に接合してなる鉄筋コンクリ
ート構造体の構築法において、柱体の柱主筋を相互に接
合するには、一本一本の鉄筋を重ね継手とするか圧接継
手とする方法を採用しているのが現状である。
《発明が解決しようとする問題点》 このため、このような従来工法では、作業能率が非常に
悪く、しかも、鉄筋位置、重ね部分の長さ、あるいは重
ね継手部分の横補強の配筋などに対して、品質の確保や
施工管理の面で充分満足する結果が得られないばかりで
なく、例えばプレキャストコンクリート(以下、これを
PCと略記する)柱体の柱主筋を圧接あるいは溶接等に
よって接合する場合にあっては、少々の雨天時でも施工
が行なえない難点があり、かつ、全体の鉄筋を鉄筋篭と
して同時に接続することも不可能であった。
また、このように一本一本の鉄筋を圧接あるいは溶接等
によって接合する場合には、熟練した高度の技術が必要
であり、作業時間も長くなる。
さらに、柱主筋をネジやグリップ等の機械継手で接合す
る場合もまた、全主筋を鉄筋篭として同時に接続するの
に適しておらず、しかも、組付部品点数が多くなるため
コスト高になるなど、種々の問題があった。
本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、主筋の継手部の施工作業が容易に行
なえ、かつ、構造安全性を高めることができるようにし
た柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法を提供す
ることにある。
《問題点を解決するための手段》 上記した問題点を解決するために、本発明は、梁体を予
め形成するに際して柱主筋との接合位置となる部分にお
ける梁主筋を連続的に延設するとともに該位置において
該梁体と一体的に閉鎖状の鉄板あるいは鉄筋からなる横
補強部材を結合し、該梁体を既にコンクリートが梁下ま
で打込まれて立設された下部柱体の上方から降下して該
下部柱体の上端から突出する柱主筋を該横補強部材で囲
繞するように該梁体を該下部柱体の上方に設置し、次い
で予め形成された上部柱体を上方から降下して該上部柱
体から下方に突出する柱主筋を該横補強部材内に設置す
るとともに該下部柱体から上方に突出する該柱主筋と重
ね継ぎするようにしてなることを特徴とする。
《実施例》 以下に本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
第1図および第2図は前後左右に対をなして組付けられ
た半PC梁体1a〜1dを示し、前後に対をなす半PC
梁体1a,1bおよび左右に対をなす半PC梁体1c,
1dには夫々梁主筋2が連続して延長し、これらの半P
C梁体1a〜1dの交叉部3は後述する柱と接合する部
分で、この部分はコンクリートのない中空部となってお
り、ここに平面正方形の閉鎖状の鉄板からなる複数の剪
断補強用の横補強部材4が上下に適宜の間隔を存して梁
主筋2と一体的に結合されている。最上段の梁主筋2は
コンクリートの表面から上方に突出し、他の梁主筋とス
ターラップ筋5を介して結合されている。
第3図は鉄筋コンクリート製下部柱体10を示し、この
下部柱体10は梁下までコンクリート11が打込まれて
立設されており、その上端部には柱主筋12が突出せら
れ、この突出量は接合される梁体1a〜1dの上面を越
えて延長している。
また、第4図は鉄筋コンクリート製上部PC柱体20を
示し、この上部PC柱体20の上下には柱主筋21がコ
ンクリート体22から夫々上方および下方に突出し、こ
の柱主筋21の下方突出量は接合される梁体1a〜1d
の高さよりも充分に大きく形成され、下方に突出した柱
主筋21の上方部には閉鎖状の鉄板からなる剪断補強用
の横補強部材23が溶接されている。
本発明に係る方法の実施に当っては、第3図に示した下
部柱体10の上方に、第1図及び第2図に示した半PC
梁体1a〜1dを位置させ、この梁体の交叉部3を下部
柱体10の柱主筋12の上方から降下させ、第5図に示
すように半PC梁体1c,1dの閉鎖状鉄板からなる横
補強部材4で下部柱体10の上方に突出する柱主筋12
を囲繞する。次いで、第4図に示した上部PC柱体20
を上方に懸吊して、梁体の交叉部3に降下させ、上部P
C柱体20の下方に突出する柱主筋21を半PC梁体の
横補強部材4内に挿入し、また下部PC柱体10から上
方に突出する柱主筋12の上端部を上部柱体20の下方
部に取付けた閉鎖状の鉄板からなる横補強部材23内に
挿入設置する。これによって、第6図及び第7図に示す
ように、下部柱体10から上方に突出する柱主筋12は
上部柱体20から下方に突出する柱主筋21と隣接して
重ね継ぎされる。その後、前記のように重ね継ぎした柱
及び梁接合部に必要な形枠を配置してコンクリートを打
設し、これによって、柱、梁の接合部分を一体化してな
るものである。
本実施例にあっては、重ね継手部分は、柱と梁との接合
に位置することから、周囲の梁体1a〜1dによって拘
束されるとともに、柱体10,20及び梁体1a〜1d
の主筋2,12,21の接合部に位置することとなる剪
断補強用の横補強部材4,23によっても拘束すること
ができるため、構造安全性を高めることができ、しか
も、この部分のコンクリートは、半PC梁体1a〜1d
の採用とも相俟ってスラブと共に打設されることから、
コンクリート打設も容易に行なうことができる。
なお、上記した実施例においては、梁体及び柱体をPC
部材から形成した場合について説明したが、本発明はこ
れには限定されないものであり、一般の現場コンクリー
ト打設工法の、梁体及び柱体をそれぞれ構成する鉄筋篭
同士の接合にも適用することが可能である。但し、この
場合にも、下部の柱の場合には、そのコンクリートは、
梁下で打ち止めする。
また、本発明の上記実施例では梁体に取付けた横補強部
材4を閉鎖状鉄板から形成しているが、これを閉鎖状鉄
筋としても良い。
その他、本発明は、その要旨を変えない範囲で種々変更
実施可能なことは勿論である。
《発明の効果》 以上のように本発明に係る柱及び梁接合部における主筋
の重ね継手工法では、梁体と一体的に閉鎖状の鉄板ある
いは鉄筋からなる横補強部材が結合されているため、下
部柱体に梁体を組付け、更にこの柱・梁接合部に上部柱
体を組付けると、上下の柱主筋の重ね継手部の周囲は閉
鎖状の鉄板あるいは鉄筋からなる横補強部材で補強され
ることになり、またこのようにこの重ね継手部に横補強
部材を取付けることが極めて簡便に行われ、継手部の施
工が容易となり、作業能率を高めることができるととも
に、重ね継手長さも短くすることができ、コストの軽減
を図ることができる。また、重ね継手部分を、柱体及び
梁体の主筋の接合部に位置することとなる横補強部材に
よって拘束することができるため、構造安全性を高める
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる半PC梁体の正面断面図、第2
図は第1図に示した半PC梁体の平面図、第3図は下部
柱体の正面図、第4図は上部柱体の正面図、第5図は本
発明の工法によって下部柱体に半PC梁体を設置した状
態を示す正面図、第6図は第5図の状態における下部柱
体の上に上部柱体を設置した状態を示す正面断面図、第
7図は第6図におけるVII−VII線断面図である。 1a〜1d……半PC梁体 2……梁主筋、4,23……横補強部材 10……下部柱体、12,21……柱主筋 20……上部PC柱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁体を予め形成するに際して柱主筋との接
    合位置となる部分における梁主筋を連続的に延設すると
    ともに該位置において該梁体と一体的に閉鎖状の鉄板あ
    るいは鉄筋からなる横補強部材を結合し、該梁体を既に
    コンクリートが梁下まで打込まれて立設された下部柱体
    の上方から降下して該下部柱体の上端から突出する柱主
    筋を該横補強部材で囲繞するように該梁体を該下部柱体
    の上方に設置し、次いで予め形成された上部柱体を上方
    から降下して該上部柱体から下方に突出する柱主筋を該
    横補強部材内に設置するとともに該下部柱体から上方に
    突出する該柱主筋と重ね継ぎするようにしてなることを
    特徴とする柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工
    法。
JP29404287A 1987-11-24 1987-11-24 柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法 Expired - Lifetime JPH0621470B2 (ja)

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JPH01137032A JPH01137032A (ja) 1989-05-30
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JP6193543B2 (ja) * 2012-06-08 2017-09-06 高周波熱錬株式会社 鉄筋構造
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