JPH06214624A - 長尺のワーク加工システム - Google Patents

長尺のワーク加工システム

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JPH06214624A
JPH06214624A JP32695092A JP32695092A JPH06214624A JP H06214624 A JPH06214624 A JP H06214624A JP 32695092 A JP32695092 A JP 32695092A JP 32695092 A JP32695092 A JP 32695092A JP H06214624 A JPH06214624 A JP H06214624A
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JP
Japan
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machining
tool
turret
processing
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP32695092A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Iimura
善孝 飯村
Masahiro Yokoi
正裕 横井
Masaaki Iwakura
正明 岩倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長尺のワークをベースに固定して複数の加工を
同時になし得る方式の加工機において、刃物台同士の干
渉をなくしてワークに対する複数の同時加工が効率的に
且つ安全に行える長尺のワーク加工システムを提供す
る。 【構成】一方の刃物台(3) が制御装置(5) からの指令に
より順次所定の加工を進められ、次回の加工位置に主軸
ヘッド(3c)を移動させるにあたり、制御装置では同主軸
ヘッド(3c)の移動先の位置情報と他方主軸ヘッド(3c)の
位置情報を常時比較している。一方の刃物台(3) を移動
させても他方の刃物台(3) が干渉領域内におらず、同主
軸ヘッド(3c)と干渉することがないことが確認される
と、他方の刃物台(3) の移動を阻止して、一方の刃物台
(3) を次回の加工位置まで移動させて干渉領域内におけ
る加工を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアルミサッシの
ごとき長尺のワークを効率的に加工するに適した加工機
に関し、更に詳しくは2以上の刃物台を備え、各刃物台
が互いに干渉することがないように刃物台の移動を制御
するための加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種ワークに切削加工等を効
率的に施すために複数の刃物台を備え、単一又は複数の
ワークを同時加工するようにした工作機械や長尺のワー
ク加工機が知られている。かかる工作機械の一例として
は、例えば特開平2−30401号公報、特開平2−3
0401号公報に開示された2主軸対向型CNC旋盤が
あり、また長尺のワーク加工機の例としては、例えば特
開平4−193440号公報に開示されたマルチコラム
自動加工機がある。
【0003】上記加工機のうち、2主軸対向型CNC旋
盤は共通のベースに2台のタレット型刃物台を配設する
と共に、それぞれがワークを保持して回転する主軸を備
えた2台の主軸台が対向配置されて2組の加工ユニット
を備え、一方の主軸台はベース上に固定され、他方の主
軸台は主軸方向にのみ位置決め可能とし、一方、前記2
台の2台のタレット型刃物台のうち、前記一方の固定主
軸台に対応する刃物台は主軸と平行な方向及び主軸に直
交する方向にそれぞれ制御移動が可能とされ、他方の固
定主軸台に対応する刃物台は主軸に直交する方向にのみ
制御移動が可能とされている。
【0004】この2主軸対向型CNC旋盤によれば、そ
れぞれの主軸に別個のワークが保持され、主軸を回転さ
せながら各ワークが対応する刃物台の工具によりそれぞ
れ独立して加工されるものである。そして、同旋盤によ
るワークの加工は、まず単一のワークを第1の加工ユニ
ットの加工プログラムに従って所定の加工をなしたの
ち、同ワークを第2の加工ユニットに受渡し、同ユニッ
トの加工プログラムに従って残る加工を完了させる加工
法と、両者に同一の加工プログラムを設定しておいて、
2個のワークを同時に加工する加工法とが採用できると
いうものである。
【0005】一方の上記マルチコラム自動加工機は、固
定ベース上に並設された複数のクランプにより長尺のワ
ークが水平に支持されると共に、複数の工具ヘッドをも
つイッデックステーブルを備える複数のコラムが前記ワ
ークに平行に位置決め移動可能に設置されている。更
に、前記各クランプもワークの長手方向に位置決め移動
が可能とされ、また前記インデックステーブルは回転円
盤からなり、その上に多数の工具ヘッドを放射状に取り
付けている。
【0006】このマルチコラム自動加工機によれば、長
尺のワークを固定ベース上にクランプを介して水平に固
定支持した状態で、同ワークの長手方向の複数の箇所に
複数の工具によって同時加工を行うことを可能してお
り、しかもイッデックステーブルの割出し回転動作によ
り複数の工具中から任意の工具を選択すると共に、特定
の工具を任意の方向からワークに向けることを可能にし
ているため、ワークの全面に所望の加工をすることが可
能になるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記2主軸
対向型CNC旋盤の場合には、主軸のチャックに片持ち
支持されたワークが主軸と共に回転して旋削する方式で
あるため、ワーク位置は主軸の位置決めにより決定され
る。このときの位置決め動作及び各種の旋削に関連する
全ての動作は、ワークの各種データ及び加工プログラム
に基づく制御装置からの指令によりなされるものであ
り、その制御動作は全てが数値制御による。
【0008】しかして、上記2主軸対向型CNC旋盤で
は、前述のごとく各主軸がそれぞれに別個のワークを把
持し、各主軸に付随して動作する別個の刃物台により同
時加工を行うものであるため、両ワークに同時加工をす
る場合にも刃物台同士の干渉が起こること等の問題点は
発生しない。
【0009】これに対して、長尺のワークを加工する上
記マルチコラム自動加工機によれば、ワークは固定ベー
ス上の定位置に固定され、コラムの移動と工具ヘッドの
作動とにより所望の加工を施すものであるが、アルミサ
ッシに限らず、この種の長尺のワークは多様な寸法を有
しており、しかも必ずと言っていいほど長さ方向の全域
にわたっての加工が要求される。
【0010】同公報によれば、単一のワークに対して複
数の加工を複数の工具ヘッドを作動させて同時に行うこ
とを念頭において開発されたものであるため、複数のワ
ークを同時加工するための構成について何らの開示もな
されていないことは当然として、単一のワークに対する
加工手順等にかんしても具体的に開示されていない。
【0011】しかして、何れにしても固定ワークに対し
て複数のコラムによって同時加工をなす場合には、隣合
うコラム同士の干渉を回避することは勿論のこと、この
方式を採用するにあたっては、単に複数のコラムを同時
作動させるだけではなく、装置全体の稼働効率や加工プ
ログラムの作成費用及びその制作の容易性など全体とし
ての生産性を向上させることが必要である。
【0012】本発明の目的は、上記マルチコラム自動加
工機のように長尺のワークをベースに固定して複数の加
工を同時になし得る方式の加工機において、ワークに対
する複数の同時加工を効率的に且つ安全に行うことを可
能にした長尺のワーク加工システムを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は固定ベース上に固定された長尺ワークに沿
って2以上の刃物台を移動位置決めし、各刃物台の主軸
ヘッドを同時に作動させることにより前記各ワークに加
工を同時に施すための加工システムであって、加工プロ
グラムを内蔵する集中制御装置と、同制御装置からの指
令信号に基づき前記プログラムに従ってそれぞれに制御
移動し、制御駆動される主軸ヘッドをそれぞれにもつ2
以上の刃物台とを備えており、前記制御装置は各刃物台
の位置情報を常時比較し、一方の刃物台の次回の加工位
置が隣合う他の刃物台(3) との干渉領域内であり、且つ
他の刃物台が同領域内に不在であると確認されたとき
は、他の刃物台に優先して一方の刃物台に対する移動指
令を発すると共に、他の刃物台に対しては一方の刃物台
の加工が終了するまで前記干渉領域内への侵入を阻止す
る信号を発することを特徴とする長尺のワーク加工シス
テムを主要な構成としている。
【0014】
【作用】一方の刃物台が制御装置からの指令により加工
プログラムに従って順次所定の加工を進められ、次回の
加工位置に主軸ヘッドを移動させるにあたって、制御装
置では同主軸ヘッドの移動先の位置情報と他方の刃物台
の主軸ヘッドの位置情報を常時比較しており、一方の刃
物台を移動させても、他方の刃物台の主軸ヘッドが干渉
領域内におらず、同主軸ヘッドと干渉することがないこ
とを確認すると、そのまま一方の刃物台を次回の加工位
置まで移動させる指令を発し、同刃物台を干渉領域内の
移動先まで移動させる。
【0015】また、一方の主軸ヘッドの移動先の位置情
報と他方の主軸ヘッドの位置情報とを制御装置により比
較したとき、干渉領域内に他方の刃物台の主軸ヘッドが
存在することが確認されると、一方の刃物台は移動前の
位置に止められ、他方の主軸ヘッドによる加工の終了を
待って移動を開始させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の加工システムを使用する加工
機の代表的な実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。図1は固定ベース上に2台の刃物台を搭載した本発
明のアルミサッシ用加工機の全体構成を示す概略正面図
であり、図2は同機の平面図、図3は同機により単一の
ワークを加工するときの中間部ストッパーの作動説明
図、図4は同機により2本のワークを同時加工するとき
のローディング時における端部ストッパーと中間部スト
ッパーの作動説明図である。
【0017】上記アルミサッシ用加工機は、上述のごと
く長尺のアルミサッシ材1の加工スペースを確保した長
尺の固定ベース2に2台の刃物台3を搭載している。図
示例では縦型フライス盤(ボール盤にも兼用される。)
が使用されており、図示を省略しているが当然に自動工
具交換装置を備えている。前記刃物台3は複合テーブル
を備え、固定ベース2の長手方向に平行に設けられたレ
ール4上を第1スライドテーブル3aが位置決め可能に
移動すると共に、第2スライドテーブル3bが前記レー
ル4に直交する方向に位置決めが可能に移動する。その
ための駆動手段としては公知の手段が採用され、例えば
図示せぬ送りネジとボールナットが取り付けられ、制御
装置5からの加工データに基づく指令により図示せぬ送
りモータの回転角を制御することにより常法に従い上記
2軸方向の移動位置決めがなされる。更に、前記刃物台
3の主軸ヘッド3cは、例えば公知の送りネジとボール
ナットにより第2スライドテーブル3bに沿って上下に
制御移動する。
【0018】また、固定ベース2のワーク設置部には複
数(図示例では、計8個)のバイス6が列設されてお
り、前記ワーク設置部の中間部には前記バイス6を同数
(4個)づつ左右に仕分けるようにして本発明の特徴部
の一部をなす中間部ストッパー7が設置されると共に、
同ワーク設置部の長さ方向両端部には同じく本発明の特
徴部の一部をなす左右の端部ストッパー8が設置されて
いる。
【0019】図5は前記中間部ストッパー7の構造を示
し、図6は前記バイス6の構造を示している。図1、図
2、図5及び図6によれば固定ベース2の前記ワーク設
置部の中間部分のベース面は長さ方向にわたって開口し
ており、同開口の端縁に沿った上面には前記バイス6の
ガイドレール9が延設され、バイス6が同ガイドレール
9に沿って固定ベース2の長手方向に移動可能とされ
る。
【0020】図5において、前記中間部ストッパー7は
ブロック状の基材10を有し、同基材10は固定ベース
2上に平行に延びる前記ガイドレール9を跨ぐようにし
て固設されている。同基材10の前後(図5の左右)に
は内面にブシュ10bが取り付けられた一対のピンガイ
ド孔10aが上下に貫通して形成され、また一対のピン
ガイド孔10aの中間にはシリンダー取付孔11が形成
されている。
【0021】前記シリンダー取付孔11には、ロッド1
2aを上方に突出させてシリンダー12が固設されてお
り、前記ロッド12aの上端は断面が逆凹字状の規制部
材13の中心を下方から支持するようにして固着されて
いる。更に、前記ロッド12aを挟む前後の前記ピンガ
イド孔10aに対応する部分にはガイドピン14の上端
が固着され、同ガイドピン14の下端は前記ピンガイド
孔10aに挿通されている。この場合、前記ロッド12
aのストローク長は、前記規制部材13の側面がアルミ
サッシ1の設置端面に当接する位置と同設置端面を外れ
た下方位置との間を昇降する長さに設定されている。
【0022】一方、前記ワーク設置部の長さ方向の両端
部に設置される左右の端部ストッパー8の基本構造は前
記中間部ストッパー7と同様であり、図示せぬシリンダ
ーを固設すると共に板状の規制部材15に取り付けられ
た2本のガイドピン16をガイドするピンガイド孔17
aを有する基材17からなる。ただし、この端部ストッ
パー8は前記2本のガイドピン16を上下に平行にして
水平姿勢をとるように、しかも左右一対の規制部材15
を対面させるようにして前記基材17を固定ベース2の
上面に固設している。
【0023】また、上記各バイス6は、図6に示す構造
を備えている。同図に示すごとく、前記バイス6はブロ
ック状の基材18と同基材18に搭載される2組のクラ
ンプユニット19とからなる。前記ブロック状の基材1
8の下面には上記ガイドレール9に摺動固定自在に跨設
されるサドル部18aを有しており、各バイス6の設置
位置をアルミサッシ材1の加工部と干渉しない位置に調
整可能とされている。また、同基材18の上面には前後
(図6の左右)に延びるガイド溝18bが形成されてい
る。このガイド溝18bにクランプユニット19が取り
付けられる。
【0024】本実施例におけるクランプユニット19
は、図6に示すごとく固定顎部19a、可動顎部19b
及び同可動顎部19bを駆動するシリンダー19cを備
えている。前記固定顎部19a及びシリンダー19c
は、双方共に上記基材18に図示せぬ固着具により脱着
自在とされ、更にガイド溝18bに案内されて摺動が可
能とされており、アルミサッシ材1のクランプ幅に応じ
て両者の間隔が調整できるようになっている。
【0025】さて、以上のごとく構成されたアルミサッ
シ材1の加工機によれば、多様な長さのアルミサッシ材
1を単独に又は複数本を同時に、しかも複数の刃物台3
を稼働して効率的な加工が可能となる。即ち、極めて長
尺のサッシ材1を加工する場合は、同サッシ材1を上記
加工機上に単独にセットし、異なる位置における複数の
加工を同時に行い、また比較的短尺のサッシ材1を加工
する場合には、複数本のサッシ材を直列状に列設して、
それぞれ対応する刃物台3を稼働して個々の加工を同時
に行う。
【0026】上述の加工を行うときのサッシ材のセット
手順を図3及び図4を参照しながら説明すると、まず2
本のアルミサッシ材1を同時に加工する場合には、中間
部ストッパー7のシリンダー12を作動させてロッド1
2aを伸長させ、規制部材13をアルミサッシ材1の端
面に当接する位置まで上昇させる。
【0027】次いで、前記中間部ストッパー7の左右に
分かれた複数のバイス6にそれぞれアルミサッシ材1を
載置したのちに、各アルミサッシ材1の一端面を前記規
制部材13の左右側面に当接させる。続いて、固定ベー
ス2の左右両端部に設置された端部ストッパー8の図示
せぬシリンダーを作動させて、規制部材14を各アルミ
サッシ材1の他端面にそれぞれ当接させる。この当接を
終えると、前記バイス6のシリンダー19cが作動され
て可動顎部19bを固定顎部19aに向けて移動させ、
各アルミサッシ材1の側面を両顎部19a,19bによ
って挟持固定する。以上の動作が全て完了すると、端部
加工時における工具との干渉を避けるため前記中間部ス
トッパー7及び端部ストッパー8が元位置に戻され、ア
ルミサッシ材1のセットが終了する。
【0028】以上の手順から理解できるように、複数の
ワークを同時加工するにあたっての上記中間部ストッパ
ー7は、ワークの基準位置を決定するための位置決め機
能を有するものであり、この中間部ストッパー7の規制
部材13のワーク当接位置を基準として、制御装置5に
より前記端部ストッパー8の規制部材14のワーク当接
位置からワークの加工基準点が決定される。
【0029】次に、上述の単一の長尺なアルミサッシ材
1に対して複数の加工を同時に行おうとする場合の同サ
ッシ材1のセット手順を図4に基づいて説明すると、ま
ず図示せぬシリンダーを作動させて、左右の端部ストッ
パー8のうち一方の端部ストッパー8の規制部材14の
位置を設定位置に固定すると共に、中間部ストッパー7
の規制部材13をワークの下面位置より下方に移動させ
る。次いで、前記一方の端部ストッパー8の規制部材1
4の側面にアルミサッシ材1の一端面を当接させるよう
にしてバイス6上に載置させる。この状態で、全バイス
6のシリンダー19cを作動してアルミサッシ材1を長
さ方向の複数の箇所でクランプする。このあと、端部加
工時における工具との干渉を避けるため、左右の規制部
材14をアルミサッシ材1の両端面から離間させる。
【0030】図示例によれば、前記中間部ストッパー7
は中央位置に1個が設置され、2台の刃物台3が搭載さ
れている例を挙げているが、中間部ストッパー7及び刃
物台3の設置数は図示例に限定されるものではない。
【0031】ところで、上述の構成からなる長尺のワー
ク加工機において、複数の刃物台3を同時に稼働する場
合には、たとえ加工位置が異なっていても隣合う刃物台
3の主軸ヘッド3cが互いに干渉し合うことがある。従
って、実際の加工にあたってはかかる干渉を回避させる
対策が必要となる。本発明は、前記干渉を回避するため
の効率的な加工システムの開発にある。更に、上記ワー
ク加工機の加工システムの一つに、同一の加工プログラ
ムに基づき複数の刃物台3による複数の加工を同時に行
うことがある。この場合、一台の刃物台3の加工領域は
当然に所定の長さをもつワークの全領域にわたってい
る。従って、もし単純な加工プログラムに基づいて複数
の刃物台3を同時に稼働させると、たとえ各刃物台3同
士の干渉が回避し得たとしても、同一の加工位置に同一
の加工がそれぞれの刃物台3により複数回ダブッて行わ
れることになる。これを回避するには、更なる工夫が必
要である。そこで、本実施例では単なるワークの加工手
順による前述の不具合を回避すべく、同加工手順に加え
て図7及び図8に示すごとき手順を開発した。
【0032】図7は一方の刃物台3の主軸ヘッド3cが
他方の刃物台3の主軸ヘッド3cの加工領域内に侵入し
た場合の本発明の主要な構成をなす加工手順を示してい
る。即ち、このときの加工手順によれば、一方の刃物台
3が制御装置5からの指令により加工プログラムに従っ
て順次所定の加工を進められ、次回の加工位置に主軸ヘ
ッド3cを移動させるにあたって、制御装置5では同主
軸ヘッド3cの移動先の位置情報と他方の刃物台3の主
軸ヘッド3cの位置情報を常時比較しており、一方の刃
物台3を移動させても、他方の刃物台3の主軸ヘッド3
cが干渉領域内におらず、同主軸ヘッド3cと干渉する
ことがないことを確認すると、そのまま一方の刃物台3
を次回の加工位置まで移動させる。また、一方の主軸ヘ
ッド3cの移動先の位置情報と他方の主軸ヘッド3cの
位置情報とを制御装置5により比較したとき、干渉領域
内に他方の刃物台3の主軸ヘッド3cが存在することが
確認されると、一方の刃物台3は移動前の位置に止ま
り、他方の主軸ヘッド3cによる加工の終了を待って移
動を開始するようにしている。
【0033】図8は全加工領域にわたる同一の加工プロ
グラムに基づいて同一ワーク上で複数の刃物台3が同時
に稼働する場合の手順を示している。この場合にも前記
刃物台3同士の干渉を避ける為のシステムが採用される
ことは勿論である。ところで、前記同一の加工プログラ
ムによる複数の同時加工システムでは、各刃物台3が互
いに重複しない異なる加工領域内で加工を実行するよう
に、各刃物台3の実行加工領域を予め規定してある。
【0034】その手順を図8に基づいて説明すると、あ
る刃物台3の前回の加工が終了したあとで、加工プログ
ラム上の次回の加工位置への移動指令が出される。この
とき、次回の加工位置が同刃物台3の加工領域を逸脱す
るかどうかを制御装置5の判断部で判断され、もし同加
工位置が同刃物台3の加工領域を逸脱する場合は、同刃
物台3の移動を停止させる。この停止指令が発せられる
と、以降の加工プログラムに従う同加工に関連する各種
機器の作動データは全て仮のデータとして取り扱われ、
前記刃物台1の停止の間も相変わらず制御装置5からは
上記加工プログラムに従う手順で加工指令が発し続けら
れる。しかし、この間、同刃物台3からは同加工に関連
する各種機器の実作動、例えば自動工具交換、加工液の
供給主軸の回転制御等が開始される以前に終了の偽信号
が発せられ、次回の加工のためのプログラムへと移行さ
せる。即ち、ここで実際には各機器共に非作動の状態と
される。加工プログラムに従って前述の仮処理が順次な
されたあと、制御装置5からの移動指令に基づく同刃物
台3の移動位置が実際の加工領域内に入ると、刃物台3
の停止が解除され、前記各種機器による同加工に関する
処理は上記仮処理から実処理へと移される。以降は、加
工プログラムに従って所定の加工が実行に移される。
【0035】前記仮処理はデータ処理時間を費やするに
過ぎないため、実際には前記刃物台3の停止時間は微小
であり、殆ど無視できる時間である。他の刃物台3につ
いても、前述の制御と同様の制御がなされるため殆ど同
時進行の状態で各加工領域内における加工が並行してな
されることになる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の長尺ワークの加工システムによると、長尺のワークに
対して複数の刃物台を同時に作動させて複数箇所の加工
を同時に行うにあたって、たとえ刃物台同士が互いの干
渉領域内で同時に加工を行うような事態が生じたとして
も、同領域内への両刃物台の移動に優先順位が自動的に
決められ、先に移動した刃物台による加工終了までは後
位の刃物台の移動を阻止するため、両刃物台の干渉によ
る障害が発生せず、極めて安全に且つ効率的に加工が行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるアルミサッシ加
工機の一部を切開して示す正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本発明の長尺ワーク加工機に複数のワークをセ
ットするときのストッパー機能説明図である。
【図4】同機に単一のワークをセットするときのストッ
パー機能説明図である。
【図5】本発明の中間部ストッパーの構造例を示す断面
図である。
【図6】本発明のバイス機構を示す断面図である。
【図7】本発明の加工機による複数のワーク加工時にお
ける刃物台の干渉を回避するための制御動作を示す流れ
線図である。
【図8】本発明の加工機による複数の刃物台による同一
加工プログラム使用時における刃物台の制御動作を示す
流れ線図である。
【符号の説明】
1 アルミサッシ材 2 固定ベース 3 刃物台 3a 第1スライドテーブル 3b 第2スライドテーブル 3c 主軸ヘッド 4 レール 5 制御装置 6 バイス 7 中間部ストッパー 8 端部ストッパー 8a シリンダー 9 ガイドレール 10,17,18 基材 10a,17a ピンガイド孔 10b ブシュ 11 シリンダー取付孔 12 シリンダー 12a ロッド 13,15 規制部材 14,16 ガイドピン 18 基材 18a サドル部 18b ガイド溝 19 クランプユニット 19a 固定顎部 19b 可動顎部 19c シリンダー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【従来の技術】従来から、各種ワークに切削加工等を効
率的に施すために複数の刃物台を備え、単一又は複数の
ワークを同時加工するようにした工作機械や長尺のワー
ク加工機が知られている。かかる工作機械の一例として
は、例えば特開平2−30401号公報に開示された2
主軸対向型CNC旋盤があり、また長尺のワーク加工機
の例としては、例えば特開平4−193440号公報に
開示されたマルチコラム自動加工機がある。
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来から、各種ワークに切削加工等を効
率的に施すために複数の刃物台を備え、単一又は複数の
ワークを同時加工するようにした工作機械や長尺のワー
ク加工機が知られている。かかる工作機械の一例として
は、例えば特開平2−30401号公報に開示された2
主軸対向型CNC旋盤があり、また長尺のワーク加工機
の例としては、例えば特開平4−193440号公報に
開示されたマルチコラム自動加工機がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ベース(2) 上に直列的に固定された
    複数の長尺ワーク(1)に沿って2以上の刃物台(3) を移
    動位置決めし、各刃物台(3) の主軸ヘッド(3c)を同時に
    作動させることにより前記各ワーク(1) に加工を同時に
    施すための加工システムであって、 加工プログラムを内蔵する集中制御装置と、同制御装置
    からの指令信号に基づき前記プログラムに従ってそれぞ
    れに制御移動し、制御駆動される主軸ヘッド(3c)をそれ
    ぞれにもつ2以上の刃物台(3) とを備えており、 前記制御装置は各刃物台(3) の位置情報を常時比較し、
    一方の刃物台(3) の次回の加工位置が隣合う他の刃物台
    (3) との干渉領域内であり、且つ他の刃物台(3) が同領
    域内に不在であると確認されたときは、他の刃物台(3)
    に優先して一方の刃物台(3) に対する移動指令を発する
    と共に、他の刃物台(3) に対しては一方の刃物台(3) の
    加工が終了するまで干渉領域内への侵入を阻止する信号
    を発することを特徴とする長尺のワーク加工システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000107982A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Toyoda Mach Works Ltd 工作方法及び工作装置
JP2008228824A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Samii Kk 弾球遊技機
JP2012166095A (ja) * 2012-06-14 2012-09-06 Sammy Corp 弾球遊技機

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