JPH06198433A - 金属溶削装置において使用のためのブロック組立体 - Google Patents

金属溶削装置において使用のためのブロック組立体

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JPH06198433A
JPH06198433A JP5255291A JP25529193A JPH06198433A JP H06198433 A JPH06198433 A JP H06198433A JP 5255291 A JP5255291 A JP 5255291A JP 25529193 A JP25529193 A JP 25529193A JP H06198433 A JPH06198433 A JP H06198433A
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    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
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    • F23D14/48Nozzles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶削装置の損傷を避けるため予熱及び初期溶
削中一層大きな対角方向離間距離の設定を可能とする溶
削装置の開発。 【構成】 溶削装置10はマニホルド及びヘッド組立体
12を含み、そこに上方予熱ブロック組立体15と下方
予熱ブロック16が設置される。ブロック組立体はベー
ス部材40と延長部材42とから構成され、延長部材の
前面に沿って長手方向列をなす多数の放出開口74に酸
素及び燃料気体を別途に送給するための内部気体分配ネ
ットワークを含む。ノズル挿入体100が取り外し自在
に各放出開口に挿入螺着される。酸素は中央高速流れと
してノズル挿入体中央穿孔から放出され、燃料気体はそ
れを同心状に取り巻いて放出され、酸素の勢いは下流ま
で維持される。それにより有効火炎加熱距離が長くな
り、ブロック組立体は予熱中一層長い対角離間距離をと
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属加工物を熱化学的
に溶削するための装置に関するものであり、特には予熱
及び溶削開始中溶融金属が溶削装置上に吹き飛ばされな
いように加工物の端から十分の対角方向離間距離(退避
距離)を持つことを許容する溶削装置において使用のた
めのブロック組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼スラブは一般に、クラック、シーム及
びスラグ巻き込み部のような表面欠陥を除去するために
その上面、底面並びに両側面に沿って溶削装置を相対的
に移動することにより表面をコンディショニングされ
る。代表的な従来からの溶削設備の一つは、支持体の巾
及び端部を横切って取付けられる上面、下面及び両側面
溶削装置を含んでおり、これらはスラブがそれらに間を
通過するに際してスラブの面全体を同時に溶削するよう
支持体の幅及び端部を横切って設置されている。
【0003】上面、側面及び下面溶削装置はすべて、酸
素及び燃料気体を受け取りそして上方及び下方予熱ブロ
ックに酸素及び燃料気体を分配するマニホルド及びヘッ
ド組立体を含んでいる。上方及び下方予熱ブロックは互
いに離間されて、それらの間に、溶削を可能ならしめる
ように大量の酸素をスラブ表面上に吹きつける酸素溶削
スロットを形成している。下方予熱ブロックは、酸素流
れに隣り合って燃料気体を放出するため酸素溶削スロッ
トに隣り合って位置づけられる放出開口を有する燃料気
体通路を含んでいる。
【0004】例えば米国特許第4,115,154号に
例示されるように、上方予熱ブロックは代表的に、溶削
に先立ってスラブを予熱するために酸素及び燃料気体の
合流流れを放出するノズルを構成するよう個々の放出オ
リフィスを有する酸素及び燃料気体通路を含む単一部品
である。その後、酸素及び燃料の後混合流れが溶削に供
される。ノズル出口の鋼スラブからの適正な垂直離間距
離(退避距離)を維持するために、上方及び下方溶削装
置はそれぞれの下方予熱ブロックに配置された摺動シュ
ーを含んでいる。一体に形成されたノズルは溶削装置か
ら外方に高速の気体流れを与えることができないので、
対角方向の合計離間距離、即ち垂直離間距離及び水平離
間距離(溶削装置からスラブまでの進み距離)は小さく
従って溶削装置は予熱中スラブに近接して置かれねばな
らない。従って、上述した特許に例示されるような従来
型式の溶削装置においては、予熱中上方予熱ブロックか
ら鋼スラブ上に予熱気体流れを差し向けられるように、
上方予熱ブロックは下方予熱ブロックを超えて張り出し
て前方に突出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上方予熱ブロックはス
ラブの初期加熱中下方予熱ブロックを超えて前方に突出
しているから、スラブ縁辺に形成された溶鋼は鋼スラブ
の下側に位置する上方予熱ブロック部分上に滴り落ちる
可能性がある。これら溶鋼は上方予熱ブロックを損傷
し、その補修或いは取り替えを必要ならしめる。この問
題を回避するため、初期予熱中、溶削装置は、溶鋼及び
スラグが前方に張り出している予熱ブロック上に滴り落
ちるのを防止するためにスラブ端から2.5〜5.1c
m(1〜2インチ)内方でスラブに隣り合って位置決め
されてスラブを加熱した。鋼スラブ端から内方で溶削プ
ロセスを開始する結果として、2.5〜5.1cm(1
〜2インチ)の未溶削鋼が廃棄されるか或いは手作業で
溶削されねばならず、これは過剰の製造コストを招い
た。
【0006】追加的に、継続使用を通して、上方予熱ノ
ズルを形成する放出端は摩耗しやすい。予熱ノズルは上
方予熱ブロック内に一体に形成されているから、ノズル
領域への何らかの損傷が起こると、上方予熱ブロック全
体を交換するか或いは上方予熱ブロックの損傷領域を取
り除きそして新たな材料をそこにろう接する必要性が生
じた。
【0007】本発明の課題は、著しい量の溶融金属が溶
削装置上に吹き飛ばされないように予熱及び初期溶削中
金属加工物からの一層大きな対角方向離間距離の設定を
可能ならしめる溶削装置を開発することである。
【0008】本発明のより特定した課題は、加工物に向
けて溶削装置から溶融金属流が著しい量において溶削装
置上に吹き飛ばされないように相当距離において着火さ
れる酸化性気体と燃料気体の別々の流れからなる高速の
予熱用気体流れを差し向けるための多数のノズルを含む
溶削装置のためのブロック組立体を提供することであ
る。
【0009】本発明のまた別の課題は、溶削装置のノズ
ルの各々に2種の別々の気体、即ち酸素と燃料気体を効
率的にそして効果的に分配するための気体分配ネットワ
ークを内部に含む上記型式の溶削装置用のブロック組立
体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ここで例示
する具体例においては、対向する前面と後面、対向する
上面と下面、そして長手方向を構成する対向する端面を
含む金属材料製ブロックを備える溶削装置用ブロック組
立体を設けることにより解決される。多数の放出開口が
前面に沿って長手方向列をなして互いに隣り合って位置
付けられそしてこれら放出開口はブロック内に各開口が
ブロックの後面から離間した内端を構成するように実質
距離後方に伸延する。第1の内部穿孔がブロックの内部
を長手方向に伸延しそして放出開口の各々とそれら放出
開口の後方長さの中間部分において連通する。第2の内
部穿孔がブロックの内部を長手方向に伸延しそして放出
開口の各々とその内端に隣り合って連通する。第1ダク
ト手段が第1内部穿孔に第1気体即ち燃料気体を送給す
るために設けられそして第2ダクト手段が第2内部穿孔
に第2気体即ち酸素を送給するために設けられる。こう
して、第1及び第2気体は、気体が放出開口の各々から
前面において外方に流れるように放出開口の各々に離間
した部位において同時に送給される。
【0011】好ましい具体例において、ブロック組立体
は2つの別々の部品、即ち後方部材つまりベース部材と
外方部材つまり延長部材から構成される。ブロックを2
つの部材に分割することは、激しい損耗を受ける延長部
材を単一部材ブロックの場合と比較して著しく減少した
コストで容易に取り外し、補修しそして交換することを
可能ならしめる。
【0012】本発明のブロック組立体は更に、放出開口
の各々に配置される細長いノズル挿入体を含んでいる。
各ノズル挿入体は、その長さを通して軸線方向に伸延す
る中央穿孔を有し、中央穿孔の内端が関連する放出開口
の内端と、従って第2内部穿孔と連通する。密封手段が
第1及び第2内部穿孔の間で関連する放出開口の部分と
協働するよう位置付けられて関連する放出開口部分とノ
ズル挿入体の外周との間にシールを形成する。複数の軸
線方向に伸びる、実質上平行な溝(フルート)が、ノズ
ル挿入体の外面周囲に、第1内部穿孔とブロック前面と
の間で、溝と放出開口が第1内部開口からブロックの前
面まで伸びる外側流路を形成するように隔置されてい
る。この構成により、酸素がノズル挿入体の各々の中央
孔から中央気体流れとして放出され、他方燃料気体はノ
ズル挿入体の各々から中央気体流れを同軸に取り巻いて
流れる同心流れとしてとして放出されうる。
【0013】
【作用】操作中、溶削装置は、最初、予熱ノズル挿入体
の通路を通して中央高速酸素流れ及びその周囲の同心の
燃料気体流れを差し向けてスラブを予熱する。予熱ノズ
ル挿入体がノズルに隣り合っての燃料気体流れの酸素と
の急激な交差を起こすことなく装置から外方への効率的
な酸素及び燃料気体流れを提供するから、中央穿孔から
噴出する酸素の運動量はそれが予熱ブロックからもっと
下流で燃料気体と交差するまで維持される。その結果、
一層増強されたそして高温の火炎が実現され、従って対
角方向離間(退避)距離が従来からの溶削装置に比較し
て増大される。本発明を使用すると、38.1cm(1
5インチ)もの長い対角方向離間距離が実現されうる。
この一層大きな対角方向離間距離の結果として、スラブ
の初期予熱中、スラグ及び溶鋼は溶削装置上に飛散・落
下せず、従って溶削を従来のようにスラブ端から内方に
引っ込んだ位置からではなく、スラブの端において開始
することができる。追加的に、装置の継続しての使用
中、ノズル挿入体の放出端は摩耗するが、ノズル挿入体
はそれらを関連する放出開口から単にねじを回して外し
そして新しいノズル挿入体を放出開口内に挿入して取付
位置に螺着することにより容易に交換することができ
る。
【0014】
【実施例】図面、特に図1を参照すると、本発明の特徴
を具現した溶削装置10が例示されている。例示した溶
削装置10は、溶削されるべき鋼スラブSの面の上下に
スラブの全幅を横切って延在する同様の上下溶削装置か
ら構成される全体設備のうちの上方溶削装置を示してい
る。追加的に、同様の設計の側部溶削装置がスラブの側
面を溶削するように配置される。スラブSは通常、上下
及び側部溶削装置により構成される全体設備の矩形状開
口を通して矢印11の方向に送られるように可動のロー
ルテーブル(図示なし)上に配置される。
【0015】本発明に従えば、溶削装置10は、他の従
来型式の溶削装置を使用した場合スラブ前縁に隣り合っ
ての初動スタート中起こったような装置上への著しい量
のスラグ或いは溶融金属のはね返り或いは降り注ぎを生
じることなく予熱がスラブの端隅角において行いうるよ
うに予熱中スラブからの十分の離間距離の設定を許容す
るよう構成される。
【0016】図1に示されるように、溶削装置10は、
代表的に青銅及び銅材料のブロックから形成されるマニ
ホルド及びヘッド組立体12を含み、そしてブロックは
全体的に平面状の前面13を有し、そこに上方予熱ブロ
ック組立体15と下方予熱ブロック16が設置される。
マニホルド及びヘッド組立体12のブロックはまた、一
対の内部燃料気体管路18及び19、一対の酸素管路2
0及び21そして入口及び出口水管路22及び23を装
備し、そしてこれら管路のすべては以下に説明する目的
のために前面13と連通している。
【0017】上方予熱ブロック組立体15と下方予熱ブ
ロック16とは、所定寸法の酸素スロット26及び放出
オリフィス27を間に構成するよう互いに離間され、溶
削作業中マニホルド及びヘッド組立体から溶削用酸素の
流れを受け取りそして鋼スラブS上に放出オリフィス2
7を通して溶削用酸素を放出する。
【0018】下方予熱ブロック16は、好ましくはオリ
フィス27に隣り合って位置付けられそしてブロックの
長さに沿って長手方向に(即ち図1の面に垂直な方向)
離間される多数の開口28(図4)の形態をとる燃料気
体出口を含んでいる。これら開口は28は、ブロック1
6内の燃料気体分配ダクト30と、従って結局はマニホ
ルド及びヘッド組立体12内の燃料気体管路18と連通
している。かくして、燃料気体は、マニホルド及びヘッ
ド組立体12の燃料気体管路18を通して燃料気体分配
ダクト30に流入しそして後開口28を通して流出して
溶削中溶削火炎の一部を形成する。摺動シュー32が下
方予熱ブロック16の下面に沿ってマニホルド及びヘッ
ド組立体12に取付けられる。摺動シュー32は、溶削
用放出オリフィス27並びに他の流出する燃料及び酸素
流れを鋼スラブに対して所定の距離に位置決めするよう
に鋼スラブと接触するに適したスラブ係合用スキッド3
4を備える下面33を含んでいる。図1に示されるよう
に、溶削装置10は、スラブSの上方にありそして同様
の装置がスラブSの下側で反対側にも配置されることを
理解されたい。
【0019】上方予熱ブロック組立体15は、ベース部
材40及びそこに固着されそしてそこから前方に突出す
る延長部材42を含んでいる。ベース部材40は、金属
材料製の、好ましくは銅製のブロックからなり、対向す
る前面44及び後面45、対向する上面46及び下面4
7そして対向する両側の端面48及び49を含んでい
る。これら端面48、49がそれらの間に長手方向を定
義する。上面46は、図4に明示されるように、後壁5
2と前壁53とを形成するようにU字形チャネル50を
含んでいる。ベース部材の後面45は、マニホルド及び
ヘッド組立体12の前面13に後壁52を貫通するボル
ト54により取り外し自在に固定される。一対のドエル
ピン56が、後壁における盲穴57に突入してベース部
材40をマニホルド及びヘッド組立体12の前面13に
一層精確に位置決めしそして固定する。
【0020】ベース部材40はまた、細長いチャネルの
形態の第1気体出口チャネル58を含んでいる。チャネ
ル58は長手方向に延在しそしてブロックの前面44に
開口している。第1気体供給ダクト59がブロックを通
してその後面45から第1気体出口チャネル58まで伸
延している。第1気体供給ダクト59は、結局、マニホ
ルド及びヘッド組立体12の燃料気体供給管路19と通
じている。
【0021】第2の長手方向に細長いチャネルの形態の
第2気体出口チャネル60が、ブロックの前面44に開
口し、そして第2気体供給ダクト61がブロックを通し
てその後面45から第2気体出口チャネル60まで伸延
している。第2気体供給ダクト61は、結局、マニホル
ド及びヘッド組立体12の酸素供給管路21と通じてい
る。
【0022】延長部材42は、金属材料製の、好ましく
は銅製のブロックからなりそして対向する前面62及び
後面63、対向する上面64及び下面65、そして対向
する両側の端面66及び67を含んでいる。これら端面
がそれらの間に長手方向を定義する。延長部材の後面6
3は、一対の取付けボルト69を受容するための一対の
ねじ穴68を含んでおりそして取付けボルトはベース部
材の前壁53における穴70を通して伸延する。また、
一対のドエルピン71が延長部材の後面における穴に収
容されそして前壁53における穴72に密接して収容さ
れる。この構成により、延長部材42は、ベース部材4
0に取り外し自在に固定され、延長部材の後面63がベ
ース部材の前面44に重なって係合する。
【0023】延長部材42は更に、前面62に沿って長
手方向列をなして互いに隣り合って位置付けられそして
ブロック内に相当距離後方まで伸延する多数の放出開口
74を含んでおり、そして各放出開口74は後面63か
ら離間した内端75を形成する。また、放出開口74の
各々は、相対的に大きな直径の外側部分77(図4)と
相対的に小さな直径を有する、内端75に隣り合う内側
部分78とを有する。各放出開口74の中間部分79
は、後に説明するように外面を螺刻した内端部を有する
ノズル挿入体100を螺着するように内面を螺刻されて
いる。
【0024】長手方向に延在する放出口列80が延長部
材42の前面62に設けられ、これら放出口列80は放
出開口74の上方にそれらと平行に延在する。
【0025】第1の内部穿孔81が延長部材のブロック
の内部を長手方向に伸延しそして放出開口74の各々と
その後方軸線長さの中間部分で連通する。複数の長手方
向に離間したそして平行なダクト82の形態の第1ダク
ト手段が燃料を第1内部穿孔81に送給するために後面
63から第1内部穿孔81まで伸延している。第2の内
部穿孔84がブロックの内部を長手方向に延在しそして
放出開口74の各々の内方部分78と連通する。複数の
長手方向に離間したそして平行なダクト85の形態の第
2ダクト手段が酸素を第2内部穿孔84に送給するため
に後面63から第2内部穿孔84まで伸延している。
【0026】各放出開口74の相対的に大きな直径の部
分77は前面62と第1内部穿孔81との間を伸延しそ
して相対的に小さな直径の内方部分78は第1内部穿孔
81と第2内部穿孔84との間に位置付けられている。
【0027】放出口80の各々に酸素を送給するための
第3ダクト手段が設けられている。即ち、第3ダクト手
段は、ブロック内部を長手方向に延在する第3内部穿孔
88と、第2内部穿孔84と第3内部穿孔88との間を
接続する第1気体通路手段と、第3内部穿孔88と放出
口80との間を伸びる第2気体通路手段とから構成され
る。第1気体通路手段は、ダクト85のそれぞれと同軸
の複数の穿孔89からなる。第2気体通路手段は、放出
口80のそれぞれとそして第3内部穿孔88と連通する
複数の穿孔90から構成される。
【0028】延長部材42はまた、ブロック内部をその
前面62に隣り合って長手方向に伸延する追加内部穿孔
92を含んでおり、水通路手段がブロックを冷却するよ
うに内部穿孔92を通して循環させるため内部穿孔92
と連通すると共にブロックの後面63と連通している。
詳しくは、水通路手段は、ベース部材40の後面45か
ら前面44まで伸延する水入口管路93を備え、これは
マニホルド及びヘッド組立体12における水入口管路2
2と流通すると共に延長部材の後面63から追加内部穿
孔92へとそしてブロックの端面67に平行に伸延する
水入口管路94と連通する。戻り管路96が延長部材を
貫通して伸延しそして追加内部穿孔92の端面66に隣
り合う端と連通する。戻り管路96は延長部材42の後
面63まで伸延しそしてベース部材を通して伸延する追
加管路97と連通する。ベース部材の管路97は最終的
にマニホルド及びヘッド組立体12における水出口管路
23と流通する。
【0029】延長部材42及びベース部材40が、図1
に例示した態様で互いにまたマニホルド及びヘッド組立
体12に組み立てられるとき、ベース部材40の後面4
5において第1気体供給ダクト59に送給される燃料気
体はダクトを通して第1気体出口チャネル58に送給さ
れる。第1気体出口チャネル58は、延長部材の後面に
おけるダクト82の各々に延長部材の長手方向全長にわ
たって実質上等しい圧力条件の下で燃料気体を分配する
役目をなす。燃料気体はその後、ダクト82を経由して
第1内部穿孔81に送給されるので、第1内部穿孔81
の全長に沿っての圧力は実質上一様である。その結果、
各放出開口74の中間部分への燃料気体の流量は実質上
一様である。
【0030】同様に、管路21を経由してベース部材4
0の後面45において酸素供給ダクト61に送給された
酸素は、ダクト61を経由して前面44における気体出
口チャネル60に供給される。気体出口チャネル60は
延長部材の後面におけるダクト85の各々に酸素を実質
上等圧条件の下で分配する役目をなす。酸素はその後、
ダクト85を経て第2内部穿孔84へとそしてそして後
放出開口74の各々の内方部分78へと通る。酸素はま
た、第2内部穿孔84から穿孔89を経て第3内部穿孔
88へと送給されそして最終的に穿孔90を経て延長部
材の前面における放出口80の各々送給される。各第2
及び第3内部穿孔84、88の長手方向長さに沿っての
圧力は実質上一様であり、その結果各放出開口74を通
しての酸素の流量は実質上一様でありそして各放出口8
0を通しての流量は実質上一様となる。
【0031】延長部材42の内部穿孔81、84、88
及び92は、延長部材の端面67を反対側の端面66の
直前まで長手方向に穿孔することにより従来方式で形成
されうる。生成する穿孔はその後端面67において図3
に見られるように蓋される。また、延長部材及びベース
部材における他の内部穿孔及びダクトは、当業者に明ら
かな態様で穿孔作業により形成されうる。この構成の結
果として、ベース部材及び延長部材の対向する端面4
8、49、66、67は突出する外部配管連結部等が無
く、実質上平面状である。従って、ブロック組立体は同
様の組立体と相並んだ配列で設置することができ、溶削
すべきスラブの全幅を横切って延在するに必要な長手方
向長さの組立体を形成することができる。
【0032】各放出口74には、図2並びに図5〜7に
明示されるように、ノズル挿入体100が装着される。
例示の具体例において、各ノズル挿入体100は黄銅乃
至銅のような金属製の単一体部材として形成される細長
い、実質上円筒状の部材の形態にある。この円筒部材
は、外端101、内端102、及びノズル挿入体の長さ
を軸線方向に貫いて伸延する中央穿孔103を構成す
る。中央穿孔103は一様な直径の、内端に隣り合う第
1部分104と、一様な直径の中間部分106と、外端
に隣り合う末広部分107とを含んでいる。収斂スロー
ト部分105が図6に明示されるように比較的急な角度
で内方にテーパづけられそして末広部分107がもっと
緩やかな角度で外方にテーパづけられている。図4に見
られるように、ノズル挿入体がその関連する放出開口7
4に組み込まれるとき、ノズル挿入体の外端101は前
面62と同一平面を形成しそして放出開口の内方部分7
8において第2内部穿孔から受け取った酸素は最初収斂
部分105内で絞られ、ここで速度が増大される。酸素
はその後外端から高速の、好ましくは超音速の、正確に
差し向けられた流れとして噴射される。
【0033】各ノズル挿入体の外端部分即ち放出端部分
は、延長部材の第1内部穿孔81と延長部材の前面62
との間を延在するようにその外周に沿って離間された複
数の軸線方向に伸びる溝(フルート)108を含んでい
る。従って、ノズル挿入体の溝と放出開口74とは第1
内部穿孔81から前面62間で伸延しそしてノズル挿入
体の中央穿孔103を同軸的に取り巻く外側導通路を形
成する。それにより、燃料気体はノズル挿入体の中央穿
孔103から放出される酸素流れを同軸的に取り巻く同
心の流れとして放出されうる。
【0034】各ノズル挿入体の外周面はまた、内端10
2に隣り合って外面螺刻部分110を含んでいる。この
螺刻部分110はブロックの放出開口74における合着
しうる螺刻部分79と係合しうるようになっており、そ
して両螺刻部分の係合及び離脱を容易ならしめるために
ノズル挿入体の穿孔には外端101においてアレンレン
チ等による係合に適する六角ソケット112が形成され
ている。所望なら、従来からのねじドライバーによる係
合を許容するように六角ソケットの替わりにスロットが
使用されうる。
【0035】ノズル挿入体100はまた、弾性O−リン
グ118を収容するに適応した環状みぞを間に形成する
よう一対の離間した肩114、115を溝108と外面
螺刻部分との間に含んでいる。後方の肩115はまた、
延長部材のブロックの放出開口74内の当接部材と金属
対金属座を形成するよう適応する後方に面する切頭円錐
表面部分120をも含んでいる。金属対金属座及びO−
リングはこうして第1及び第2内部穿孔81及び84間
で放出開口74を通しての気体の通過を防止するシール
を形成する。
【0036】操業中、装置10は最初底部及び側部溶削
装置(図示なし)と共に図1に示すように位置決めされ
る。様々の通路を通しての酸素及び燃料気体の流れがス
ラブSをまず予熱するように制御される。ノズル挿入体
100は、ノズルに隣り合っての酸素との燃料気体流れ
の急激な交差を生じることなく装置10からが外方への
効率的な酸素及び燃料気体流れを提供するから、各ノズ
ル挿入体の中央穿孔中央穿孔103から噴出する酸素の
モーメンタム、即ち運動量は酸素が延長部材からもっと
下流で燃料気体と交差するまで維持される。その結果、
一層増強されたそして一層高温の火炎が実現され、従っ
て他の従来からの装置に比較して対角方向離間距離(退
避距離)は増大されうる。本発明を使用して、38.1
cm(15インチ)もの長い対角方向離間距離が実現さ
れうる。この一層大きな対角方向離間距離の結果とし
て、スラブの初期予熱中、著しい量のスラグ及び溶鋼が
溶削装置上に飛散・落下せず、従って溶削を従来のよう
にスラブ端から内方に引っ込んだ位置からではなく、ス
ラブの端において開始することができる。追加的に、装
置の継続しての使用中、ノズル挿入体の放出端101は
摩耗するが、ノズル挿入体100はそれらを関連する放
出開口から単にねじを回して外しそして新しいノズル挿
入体を放出開口内に挿入して取付位置に螺着することに
より容易に交換することができる。
【0037】溶削プロセスの初期スタートに関与する段
階は、米国特許出願番号第07/988,450号に詳
しく記載されている。簡単にまとめると、鋼スラブSが
載置されるテーブル(図示なし)が溶削装置がスラブの
端の斜めに位置する位置まで移動される。溶削装置の予
熱燃料気体が低流量で放出されそして予熱酸素もまた低
流量で放出される。また、小容積流量の酸素流れが同時
に下方シールド流れを提供するように溶削スロット26
を通して差し向けられる(図4)。予熱燃料気体流量が
増加されそしてその直後酸素予熱流れ流量も増加され
る。この流れは放出口から放出される予熱用気体流れの
直上の放出口80からの安定化用酸素流れをも含んでい
る。
【0038】一つの好ましい具体例において、ノズル挿
入体100の各中央穿孔103から酸素中央流れが実質
上超音速で放出されそしてそれと同心の燃料気体流れが
中央流れの速度より低い速度で放出される。また、上方
及び下方酸素安定化用流れが燃料気体流れの速度より低
いそれぞれの速度で放出される。
【0039】ひとたび鋼スラブが予熱されると、予熱酸
素流れは実質上低減されそして溶削用酸素流れがスロッ
ト26を通して発生せしめられる。溶削用酸素がその最
大圧量及び流量に達すると、予熱用燃料気体は低減され
そして鋼スラブを保持するテーブルが溶削装置に向けて
移動される。テーブルは最初、代表的に約3〜4m/秒
の第1の比較的低い速度で前方に移動されそして所定の
期間後その速度は第1速度の約4倍である通常の溶削速
度まで増大される。テーブル速度が通常の溶削速度に達
した時点で酸素流量が僅かに減少される。溶削がその後
継続されそして好ましくは燃料気体流れは酸化性反応の
維持を促進するために下方ブロック16の燃料気体出口
開口28の放出端から併せて放出される。また、マニホ
ルド及びヘッド組立体12は、スキッド34が移動して
いるスラブSと接触状態に移動しそして装置10全体が
移動しているスラブ上に浮遊しているようにスラブに接
近する。
【0040】
【発明の効果】溶融金属が溶削装置上に降り注がない或
いは飛散しない態様でスラブの前端において溶削の開始
を許容するよう予熱中金属加工物からの一層大きな対角
方向離間距離の設定を可能ならしめる。装置の継続して
の使用中、ノズル挿入体の放出端は摩耗するが、ノズル
挿入体は、それらを関連する放出開口から単にねじを回
して外しそして新しいノズル挿入体を放出開口内に挿入
して取付位置に螺着することにより容易に交換すること
ができる。
【0041】本発明を特定の具体例に基づいて説明した
が、本発明の範囲内で多くの変更をなしうることを銘記
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶削作業の開始に先立って鋼スラブの予熱のた
め位置づけられた、本発明の特徴を具現した溶削装置を
部分断面で示す概略側面図である。
【図2】図1の上方溶削装置の上方予熱ブロック組立体
のベース部材及び延長部材の分解斜視図である。
【図3】図2と同様であるが、上方予熱ブロック組立体
の背後から見たベース部材及び延長部材の分解斜視図で
ある。
【図4】ブロック組立体の内部気体分配ネットワークを
例示する断面図である。
【図5】本発明のブロック組立体において使用するに適
したノズル挿入体の好ましい具体例の斜視図である。
【図6】図5のノズル挿入体の断面図である。
【図7】図5に示したノズル挿入体の端面図である。
【符号の説明】
S 鋼スラブ 10 溶削装置 12 マニホルド及びヘッド組立体 13 前面 15 上方予熱ブロック組立体 16 下方予熱ブロック 18、19 内部燃料気体管路 20、21 酸素供給管路 22、23 入口及び出口水管路 26 酸素スロット 27 放出オリフィス 28 燃料気体出口 30 燃料気体分配ダクト 32 摺動シュー 34 スラブ係合用スキッド 40 ベース部材 42 延長部材 44、45 対向する前面及び後面 46、47 対向する上面及び下面 48、49 対向する両側の端面 50 U字形チャネル 52 後壁 53 前壁 54 ボルト 56 ドエルピン 57 盲穴 58 第1気体出口チャネル 59 第1気体供給ダクト 60 第2気体出口チャネル 61 第2気体供給ダクト 62、63 対向する前面及び後面 64、65 対向する上面及び下面 66、67 対向する両側の端面 68 ねじ穴 69 取付けボルト 70 穴 71 ドエルピン 74 放出開口 75 内端 77 相対的に大きな直径の外側部分 78 相対的に小さな直径の内側部分 79 中間部分 80 放出口列 81 第1の内部穿孔 82 ダクト 84 第2の内部穿孔 85 ダクト 88 第3内部穿孔 89 第1気体通路手段(穿孔) 90 第2気体通路手段(穿孔) 92 追加内部穿孔 93、94 水入口管路 96 戻り管路 97 管路 100 ノズル挿入体 101 外端 102 内端 103 中央穿孔 104 第1部分 105 収斂スロート部分 106 中間部分 107 末広部分 108 溝(フルート) 110 外面螺刻部分 79 螺刻部分 112 六角ソケット 114、115 肩 118 弾性O−リング 120 切頭円錐表面部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・ジェイ・ガスキー アメリカ合衆国サウスカロライナ州クウィ ンビー、ハニーサクル・レイン101

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶削操業中金属加工物の表面に複数の気
    体流れを差し向けるためのブロック組立体であって、
    (A)対向する前面と後面、対向する上面と下面、そし
    て長手方向を構成する対向する両端面を含む金属材料製
    ブロックと、(B)前記前面に沿って長手方向列をなし
    て互いに隣り合って位置付けられそして前記ブロック内
    に前記ブロックの後面から離間した内端を構成するよう
    に実質距離後方に伸延する多数の放出開口と、(C)前
    記ブロックの内部を長手方向に伸延しそして前記放出開
    口の各々と該放出開口の後方長さの中間部分において連
    通する第1の内部穿孔と、(D)前記ブロックの内部を
    長手方向に伸延しそして前記放出開口の各々と該放出開
    口の内端に隣り合って連通する第2の内部穿孔と、
    (E)前記第1内部穿孔に第1気体を送給するための第
    1ダクト手段と、(F)前記第2内部穿孔に第2気体を
    送給するための第2ダクト手段とを備え、それにより前
    記第1及び第2気体が前記放出開口の各々から前記前面
    において外方に流れるように該放出開口の各々に離間し
    た部位において同時に送給されることを特徴とするブロ
    ック組立体。
  2. 【請求項2】 第1及び第2ダクト手段の各々がブロッ
    クの後面と連通している請求項1のブロック組立体。
  3. 【請求項3】 放出開口の各々が前面と第1内部穿孔と
    の間に相対的に大きな直径の部分と該第1内部穿孔と第
    2内部穿孔との間に相対的に小さな直径の部分とを有す
    る請求項2のブロック組立体。
  4. 【請求項4】 各放出開口の相対的に小さな直径の部分
    が外面を螺刻された内端部分を有する挿入体を螺着しう
    るように内面を螺刻されている請求項3のブロック組立
    体。
  5. 【請求項5】 ブロックの前面に沿って長手方向にそし
    て放出開口列に平行に延在する放出口手段と第2気体を
    前記放出口手段に送給するための第3ダクト手段とを更
    に含む請求項1のブロック組立体。
  6. 【請求項6】 第3ダクト手段がブロック内部を長手方
    向に延在する第3内部穿孔と、第2内部穿孔と該第3内
    部穿孔との間を連通する第1気体通路手段と、該第3内
    部穿孔と放出口手段との間に伸びる第2気体通路手段と
    を含む請求項5のブロック組立体。
  7. 【請求項7】 放出口手段が放出開口列に平行な放出口
    列から構成される請求項6のブロック組立体。
  8. 【請求項8】 ブロックの内部にその前面に隣り合って
    長手方向に伸延する追加内部穿孔と、該ブロックを冷却
    するように該追加内部穿孔を通して水を循環するため該
    追加内部穿孔とそして該ブロックの後面と連通する水通
    路手段とを更に含む請求項1のブロック組立体。
  9. 【請求項9】 放出開口の各々に配置される細長いノズ
    ル挿入体にして、該ノズル挿入体の各々がその長さを通
    して軸線方向に貫通する中央穿孔であって関連する放出
    開口の内端と連通し従って第2内部穿孔と連通する中央
    穿孔内端を形成する中央穿孔と、第1及び第2内部穿孔
    の間の関連する放出開口部分と協同して該部分とノズル
    挿入体の外周との間にシールを形成する密封手段と、ノ
    ズル挿入体の外面周囲に離間してそして第1内部穿孔と
    ブロック前面との間に形成される複数の軸線方向に伸延
    する実質上平行な溝であって、該溝と放出開口とが該第
    1内部開口からブロック前面まで伸延する外側溝を構成
    する溝とを備え、それにより第2気体を中央気体流れと
    して該ノズル挿入体の各々の中央穿孔から放出し、同時
    に第1気体を放出開口の各々から中心流れを同心的に取
    り巻く同心流れとして放出することのできる請求項1の
    ブロック組立体。
  10. 【請求項10】 溶削操業中金属加工物の表面に複数の
    気体流れを差し向けるためのブロック組立体であって、
    (a)対向する前面と後面を含む金属材料製ブロック
    と、(b)前記ブロックの前面と連通する第1気体出口
    及び前記ブロックの後面から該第1気体出口まで該ブロ
    ックを通して伸延する第1気体供給ダクトと、(c)前
    記ブロックの前面と連通する第2気体出口及び前記ブロ
    ックの後面から該第2気体出口まで該ブロックを通して
    伸延する第2気体供給ダクトとを備えるベース部材と、
    (A)対向する前面と後面、対向する上面と下面、そし
    て長手方向を構成する対向する両端面を含む金属材料製
    ブロックと、(B)前記前面に沿って長手方向列をなし
    て互いに隣り合って位置付けられそして前記ブロック内
    に前記ブロックの後面から離間した内端を構成するよう
    に実質距離後方に伸延する多数の放出開口と、(C)前
    記ブロックの内部を長手方向に伸延しそして前記放出開
    口の各々と該放出開口の後方長さの中間部分において連
    通する第1の内部穿孔と、(D)前記ブロックの内部を
    長手方向に伸延しそして前記放出開口の各々と該放出開
    口の内端に隣り合って連通する第2の内部穿孔と、
    (E)前記第1内部穿孔に第1気体を送給するため前記
    後面と連通する第1ダクト手段と、(F)前記第2内部
    穿孔に第2気体を送給するため前記後面と連通する第2
    ダクト手段とを備える延長部材とを包含し、前記ベース
    部材が該延長部材を該ベース部材と該延長部材の後面が
    該ベース部材の前面と重なって係合するようにそして前
    記ベース部材の第1気体出口が前記延長部材の第1ダク
    ト手段と連通しそして前記ベース部材の第2気体出口が
    前記延長部材の第2ダクト手段と連通するように相互連
    結する手段を備え、それにより第1気体が前記ベース部
    材の第1気体供給ダクトに供給されそして前記延長部材
    の第1内部穿孔に送給され、第2気体が前記ベース部材
    の第2気体供給ダクトに供給されそして前記延長部材の
    第2内部穿孔に送給されることを特徴とするブロック組
    立体。
  11. 【請求項11】 第1気体出口がベース部材の前面に形
    成される長手方向に延在するチャネルを含みそして第1
    ダクト手段が延長部材内の複数の長手方向に離間した平
    行なダクトを含む請求項10のブロック組立体。
  12. 【請求項12】 第2気体出口がベース部材の前面に形
    成される長手方向に延在するチャネルを含みそして第2
    ダクト手段が延長部材内の複数の長手方向に離間した平
    行なダクトを含む請求項11のブロック組立体。
  13. 【請求項13】 延長部材が更に該延長部材ブロックの
    前面に沿って長手方向に且つ放出開口列に平行に伸延す
    る放出口手段と第2気体を第2内部穿孔から該放出口手
    段まで送給するための第3ダクト手段とを含む請求項1
    0のブロック組立体。
  14. 【請求項14】 延長部材が更に放出開口の各々に配置
    される細長いノズル挿入体にして、該ノズル挿入体の各
    々がその長さを通して軸線方向に貫通する中央穿孔であ
    って関連する放出開口の内端と連通し従って第2内部穿
    孔と連通する中央穿孔内端を形成する中央穿孔と、第1
    及び第2内部穿孔の間の関連する放出開口部分と協同し
    て該部分とノズル挿入体の外周との間にシールを形成す
    る密封手段と、ノズル挿入体の外面周囲に離間してそし
    て第1内部穿孔とブロック前面との間に形成される複数
    の軸線方向に伸延する実質上平行な溝であって、該溝と
    放出開口とが該第1内部開口からブロック前面まで伸延
    する外側溝を構成する溝とを備え、それにより第2気体
    を中央気体流れとして該ノズル挿入体の各々の中央穿孔
    から放出し、同時に第1気体を放出開口の各々から中心
    流れを同心的に取り巻く同心流れとして放出することの
    できるノズル挿入体を含む請求項10のブロック組立
    体。
JP5255291A 1992-09-21 1993-09-20 金属溶削装置において使用のためのブロック組立体 Expired - Lifetime JP2610574B2 (ja)

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