JPH06192017A - 除草剤組成物 - Google Patents

除草剤組成物

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JPH06192017A
JPH06192017A JP5251706A JP25170693A JPH06192017A JP H06192017 A JPH06192017 A JP H06192017A JP 5251706 A JP5251706 A JP 5251706A JP 25170693 A JP25170693 A JP 25170693A JP H06192017 A JPH06192017 A JP H06192017A
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metolachlor
alachlor
herbicide
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隆 猪飼
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I): 【化1】 〔式中、R1 はハロゲンを、R2 はアルキルを、X及び
Yはそれぞれ独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン
又はジフルオロメトキシを、Zは窒素またはCHを示
す。〕と、アラクロールまたはメトラクロールのうちか
ら選ばれた少なくとも一種とを有効成分として含有する
除草剤組成物。 【効果】 それぞれの除草効果が単に相加的に得られる
のみならず、相乗的殺草効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般式(I):
【0002】
【化2】
【0003】〔式中、R1 はハロゲン原子を、R2 は低
級アルキル基を示す。X及びYはそれぞれ独立して低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子またはジ
フルオロメトキシ基を示し、Zは窒素原子またはCH基
を示す。〕で表されるピラゾールスルホニルウレア誘導
体と2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(メトキ
シメチル)−アセトアニリド(アラクロール)または2
−クロロ−2′−エチル−N−(2−メトキシ−1−メ
チルエチル)−6′−メチルアセトアニリド(メトラク
ロール)のうちから選ばれた少なくとも一種の化合物と
を有効成分として含有することを特徴とする除草剤組成
物に関する。
【0004】長年にわたる除草剤の研究開発のなかから
多種多様な薬剤が実用化され、これら除草剤は雑草防除
作業の省力化や農園芸作物の生性向上に寄与してきた。
今日においても、より優れた除草特性を有する新規薬剤
の開発が要望され、特に農園芸用除草剤としては、栽培
作物に薬害を及ぼすことなく、対象雑草のみを選択的に
かつ低薬量で防除しうることが望ましいが、既存の薬剤
は必ずしもこの要求を満たすものでは無かった。
【0005】一般式(I)で表される化合物は従来の除
草剤に比して低薬量で優れた除草効果をあげ、なおかつ
トウモロコシに対して高い安全性を有する。また、一年
生イネ科雑草、一年生広葉雑草に卓効を示すのみなら
ず、多年生雑草にも強い効力を示し、その有用性は大き
い。また従来より知られているアラクロール、メトラク
ロールはノビエ、エノコログサ、メヒシバなどの一年生
イネ科雑草、一年生広葉雑草に対し、一般式(I)で表
される化合物に比して高薬量で使用されてきたが、その
結果、これらの薬剤で防除困難な抵抗性の広葉雑草や多
年生雑草の増加をもたらし、その改善が望まれている。
【0006】本発明者は、前記一般式(I)で表される
化合物の除草効果を増大させるべく研究を行った結果、
一般式(I)で表される化合物に、従来使用されている
アラクロール、メトラクロールを配合すると、それぞれ
の除草効果が単に相加的に得られるのみならず、相乗的
殺草効果が現れる事を見出し本発明を完成した。この相
乗効果は大きく、本発明組成物により、トウモロコシに
対して薬害を及ぼすこともなく、低薬量で一年生雑草か
ら多年生雑草まで完全に防除でき、本発明の有用性は非
常に大きい。また特にイネ科雑草に対する殺草効果の相
乗作用は著しく、上記の混合施用によって、本発明組成
物中に含まれるアラクロール、メトラクロールの使用薬
量の低減をも可能とし、極めて有用性が高い。
【0007】また、本発明除草剤組成物は、雑草の発芽
前および発芽後に処理しても効果を有し、土壌処理、茎
葉兼土壌処理でも高い効果が得られる。又、トウモロコ
シ以外の各種穀類に対しても有用であり、その他の畑
地、果樹園などの農園芸分野及び運動場、空き地、林
地、タンクヤード、線路端などの非農耕地における各種
雑草の防除にも適用でき、雑草防除にあたって大きな経
済的効果を示す。
【0008】本発明による組成物は、各成分の相対的活
性にもよるが、一般にはアラクロール、メトラクロール
1重量部当たり一般式(I)で表される化合物 0.001〜
50重量部、好適には0.01〜10重量部含んでいる。多くの
場合、本発明の配合除草剤の最高の利点は、式(I)で
表される化合物の割合が他の除草剤よりも低い時、例え
ば他の除草剤1重量部当たり一般式(I)で表される化
合物が 0.001〜0.5 重量部のときに得られる。
【0009】適用すべき混合物の量は、多数の因子、例
えば生育を阻止すべき特定の対象植物の種類などにより
左右されるが、一般に0.01〜10kg/haの量が普通は適当
である。当業者であれば標準化された通常のテストによ
り特に多数の実験を行わなくても適当な使用割合が容易
に決定出来る。本発明組成物は、活性成分を固体または
液体希釈剤からなるキャリヤーと混合した組成物の形態
で使用するのが好ましい。組成物は更に界面活性剤を含
むのが好ましい。
【0010】次に本発明における一般式(I)で表され
る化合物の代表例を第1表に示す。以下の化合物は一般
式(I)で表される化合物に包含されるものではある
が、一般式(I)で表される化合物はこれらに限定され
るものではない。 第 1 表
【0011】
【化3】
【0012】
【表1】
【0013】個々の活性化合物は、その除草活性にそれ
ぞれ欠点を示す場合が多くあるが、その場合2種の活性
化合物を組合せた場合の除草活性が、その2種の化合物
の各々の活性の単純な合計(期待される活性)よりも大
きくなる場合にこれを相乗作用という。2種の除草剤の
特定組合せにより期待される活性は、次のようにして計
算することができる。(Colby S.R.除草剤の組合せの相
乗及び拮抗作用反応の計算「Weed」15巻20〜22
頁、1967年を参照) E=α+β−(α・β/100) α:除草剤Aをakg/haの量で処理した時の抑制率 β:除草剤Bをbkg/haの量で処理した時の抑制率 E:除草剤Aをakg/ha、除草剤Bをbkg/haの量で処
理した場合に期待される抑制率 即ち、実際の抑制率が上記計算より大きいならば組合せ
による活性は相乗作用を示すということができる。
【0014】以下本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明における化合物、製剤量、剤形等は
実施例のみに限定されるものではない。尚、「部」は全
て重量部を意味する。
【0015】配合例1 乳剤 本発明化合物No. 6─────────2 部 アラクロール ────────── 43 部 キシレン ──────────── 35 部 ジメチルホルムアミド ────── 15 部 ソルポール2680 ─────── 5 部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。使用に際しては上記
乳剤を10〜10,000倍に希釈して有効成分量がヘクター
ル当たり 0.005kg〜10kgになるように散布する。
【0016】配合例2 乳剤 本発明化合物No. 7─────────1 部 メトラクロール────────── 40 部 キシレン ──────────── 39 部 ジメチルホルムアミド ────── 15 部 ソルポール2680 ─────── 5 部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。使用に際しては上記
乳剤を10〜10,000倍に希釈して有効成分量がヘクター
ル当たり 0.005kg〜10kgになるように散布する。
【0017】配合例3 乳剤 本発明化合物No. 3─────────2 部 アラクロール ────────── 33 部 キシレン ──────────── 45 部 ジメチルホルムアミド ────── 15 部 ソルポール2680 ─────── 5 部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。使用に際しては上記
乳剤を10〜10,000倍に希釈して有効成分量がヘクター
ル当たり 0.005kg〜10kgになるように散布する。
【0018】配合例4 乳剤 本発明化合物No. 10────────1 部 メトラクロール────────── 36 部 キシレン ──────────── 43 部 ジメチルホルムアミド ────── 15 部 ソルポール2680 ─────── 5 部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。使用に際しては上記
乳剤を10〜10,000倍に希釈して有効成分量がヘクター
ル当たり 0.005kg〜10kgになるように散布する。
【0019】配合例5 粒剤 本発明化合物No. 1─────────0.1 部 メトラクロール────────── 1.0 部 ベントナイト ────────── 54.0 部 タルク────────────── 44.9 部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押し出し式増粒機で増粒し、乾燥して粒剤に
する。
【0020】配合例6 粒剤 本発明化合物No. 2─────────0.1 部 アラクロール ────────── 5 部 ベントナイト─────────── 45.0 部 タルク────────────── 44.9 部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押し出し式増粒機で増粒し、乾燥して粒剤に
する。
【0021】配合例7 粒剤 本発明化合物No. 9─────────0.1 部 アラクロール ────────── 3 部 ベントナイト─────────── 47 部 タルク────────────── 44.9 部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押し出し式増粒機で増粒し、乾燥して粒剤に
する。
【0022】配合例8 フロアブル 本発明化合物No. 11────────3 部 アラクロール─────────── 30 部 アグリゾール S−710 ─────── 10 部 (非イオン性界面活性剤:花王アトラス(株)商品名) ルノックス1000C─────── 0.5 部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学(株)商品名) 1%ロドポール水 ──────── 20 部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水──────────────── 36.5 部 以上を均一に混合し、フロアブル剤にする。
【0023】試験例 茎葉処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、エノコログサ、イチ
ビ、イヌビユ、オナモミ、トウモロコシの種子をそれぞ
れスポット状に播種し約1.5cm覆土した。各植物が2
〜3葉期に達した時、有効成分量が所定の割合になるよ
うに茎葉部に均一に散布した。
【0024】散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤を
水で希釈して小型スプレーで各種雑草の茎葉部の全面に
散布した。薬液散布4週間後に各種雑草に対する除草効
果を次の判定基準に従い調査した。結果は第2表及び第
3表に示す。 但し、上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重およ
び無処理区の地上部生草重を測定して下記の式により求
めたものである。
【0025】殺草率=(1−処理区の地上部生草重/無
処理区の地上部生草重)×100
【0026】
【表2】
【0027】但し表中A、Bはそれぞれ次の除草剤を示
す。 A : アラクロール B : メトラクロール
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】表中、計算値は前記Colby の式より求めた
期待値を示す。以上の表から明らかなように、本発明組
成物は、一般式(I)で表される化合物及び従来公知の
除草剤それぞれの活性の単純な合計にとどまらず、より
大きな相乗的除草活性を有しており更にかつ低薬量で対
象雑草を選択的に完全に防除することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン原子を、R2 は低級アルキル基
    を示す。X及びYはそれぞれ独立して低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ハロゲン原子またはジフルオロメト
    キシ基を示し、Zは窒素原子またはCH基を示す。〕で
    表されるピラゾールスルホニルウレア誘導体と2−クロ
    ロ−2′,6′−ジエチル−N−(メトキシメチル)−
    アセトアニリド(アラクロール)または2−クロロ−
    2′−エチル−N−(2−メトキシ−1−メチルエチ
    ル)−6′−メチルアセトアニリド(メトラクロール)
    のうちから選ばれた少なくとも一種の化合物とを有効成
    分として含有することを特徴とする除草剤組成物。
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