JPH06189596A - 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置 - Google Patents

発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置

Info

Publication number
JPH06189596A
JPH06189596A JP43A JP33604192A JPH06189596A JP H06189596 A JPH06189596 A JP H06189596A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33604192 A JP33604192 A JP 33604192A JP H06189596 A JPH06189596 A JP H06189596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling fan
electric cooling
motor
electric
generator motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Konnai
忠 近内
Hidetoshi Hashimoto
英利 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06189596A/ja
Publication of JPH06189596A publication Critical patent/JPH06189596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】水力発電所の発電電動機の電動冷却ファンの消
費電力を低減する制御方法を提供する。 【構成】発電電動機の出力電流と空気冷却器出口温度に
よって電動冷却ファンモータ周波数を演算する関数表が
設けられているプラント制御装置11と、インバータ装
置12を備え、関数表から電動冷却ファンモータA
,B〜Bの指令値周波数を算出してプラント制
御装置からインバータ装置に送り、インバータ装置にて
商用交流電源3を変換した可変周波数交流電源を電動冷
却ファンモータに供給し、最適冷却風量を供給すること
ができ、空気冷却器出口温度の変化によって冷却風量を
可変できるので、電動冷却ファンモータの消費電力を低
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水力発電所の発電機ま
たは発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水力発電所に配置された発電電動
機の電動冷却ファンモータは、水力発電所内の補機より
容量が大きく、例えば図3に示すように、1台の補機電
源供給用変圧器3に対して12台の電動冷却ファンモー
タA1 〜A6 ,B1 〜B6 がそれぞれ電磁接触器1及び
サーマル2を介して接続されており、全台数が同時起動
すると突入電流が大きくなり、補機電源供給用所内変圧
器3に悪影響を及ぼす等の問題があった。そこで、電磁
接触器1を4組に分けて、電動冷却ファンモータを順次
投入して発電電動機を起動・制御する方法が採られてい
る。
【0003】以下、従来の電動冷却ファンモータの制御
方法を図4のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、プラント制御装置(図示せず)からの発電電動機の
始動開始指令が出されると、第1ステップ101として
電動冷却ファン運転指令が出される。タイマー1後第2
ステップ102では上部電動冷却ファンモータA1 〜A
3 の運転指令が出され、プラント制御装置により上部電
動冷却ファンモータA1 〜A3 の電磁接触器1が閉とな
り、商用交流電源が変圧器3を介して供給され、上部電
動冷却ファンモータA1 〜A3 が定格運転する。タイマ
ー2後第3ステップ103では上部電動冷却ファンモー
タA4 〜A6 の運転指令が出され、上部電動冷却ファン
モータA4 〜A6 が起動され、定格運転する。タイマー
3後第4ステップ104では下部電動冷却ファンモータ
1 〜B3 の運転指令が出され、下部電動冷却ファンモ
ータB1 〜B3 が起動され、定格運転する。タイマー4
後第5ステップ105では下部電動冷却ファンモータB
4 〜B6 の運転指令が出され、下部電動冷却ファンモー
タB4 〜B6 が起動され定格運転すると、電動冷却ファ
ン運転は完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発電電動機
のステータコイルの電動冷却ファンモータの容量選定
は、発電電動機の最大出力負荷で連続運転が可能であ
り、空気冷却器出口温度が通常温度の最大40℃の環境
条件でも発電電動機の冷却が十分に行われることを前提
として選定される。したがって、発電電動機の冷却風量
が多量必要となり、電動冷却ファンモータの容量の大き
いものを複数台設けなければならず、消費電力が多大で
ある。また、モータに供給される電源系統は1系統であ
り、電動冷却ファンモータも十数台接続され、補機電源
供給用所内変圧器の突入電流低減のために、電動冷却フ
ァンモータの順次起動制御を行なわねばならないという
欠点があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、適正な冷却量を供給することによっ
て、電動冷却ファンモータの消費電力を低減して水力発
電所の消費電力低減に大きく寄与する発電電動機の電動
冷却ファン制御方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、発電電動機が運転中に発電電
動機コイルの冷却を行う複数台の電動冷却ファンモータ
が備えられた水力発電所の発電電動機の電動冷却ファン
制御方法において、発電電動機の出力電流と空気冷却器
出口温度によって電動冷却ファンモータ周波数を演算す
る関数表が設けられているプラント制御装置と、インバ
ータ装置を備え、発電電動機の出力電流と空気冷却器出
口温度の状態によって、前記関数表から電動冷却ファン
モータの周波数を演算して指令値周波数を算出して前記
プラント制御装置から前記インバータ装置に送り、イン
バータ装置にて商用交流電源を変換した可変周波数交流
電源を電動冷却ファンモータに供給し、電動冷却ファン
モータが指令値周波数で運転し、発電電動機を冷却する
ことを特徴とする。また、請求項2は発電電動機コイル
の冷却を行う複数台の電動冷却ファンモータをインバー
タ装置により可変周波数で運転する電動冷却ファン制御
装置であって、発電電動機の出力電流と空気冷却器出口
温度の状態により前記インバータ装置への指令値周波数
を算出する関数演算手段を具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】発電電動機の出力電流と空気冷却器出口温度の
状態により、発電電動機の冷却量に見合った電動冷却フ
ァンモータの周波数を関数表から演算し、その結果の周
波数信号をプラント制御装置よりインバータ装置に送
る。前記指令値でインバータ装置が商用交流電源から可
変周波数交流電源に変換し、電動冷却ファンモータに供
給され、発電電動機の適量の冷却が行われる。発電電動
機の出力電流が増加または減少すると、関数表に従って
電動冷却ファンモータの周波数が可変し、冷却量が増減
する。また、空気冷却器出口温度が上昇,下降しても同
様に制御される。もし、発電電動機ステータコイル温度
のJEM規格の温度上昇値以上の場合は、最大冷却量と
する制御が行われる。このようにして発電電動機ステー
タコイルを保護することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の構成図である。なお、既
に説明した図3の従来例と同一部分には同一符号を付し
て説明する。図1において、2は電動冷却ファンモータ
を保護するサーマル、3は補機電源供給用所内変圧器、
1 〜A6 は発電電動機を冷却する冷却ファンと連結し
ている上部電動冷却ファンモータ、B1 〜B6 は発電電
動機を冷却する冷却ファンと連結している下部電動冷却
ファンモータ、11は発電電動機出力負荷と空気冷却器
出口温度と発電電動機ステータコイル温度を入力して図
2の関数表から電動冷却ファンモータ周波数を演算する
プラント制御装置、12はプラント制御装置11で指定
された周波数に商用交流電源から可変周波数交流電源に
変換するインバータ装置である。なお、図2の発電電動
機の出力電流−電動冷却ファンの周波数の関数表は、発
電電動機の特性,電動冷却ファンモータ容量によって変
わる。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。なお、
ここでは空気冷却器出口温度を18℃とする。プラント
運転装置(図示せず)より、発電電動機の電動冷却ファ
ン運転開始指令が出されると、図2に示す発電電動機出
力電流−電動冷却ファン周波数の関数表の中の空気冷却
器出口温度20℃以下が選ばれ、電動冷却ファンモータ
の周波数が30Hzとなる。プラント制御装置11より
インバータ装置12に周波数指令値が送られ、インバー
タ装置12にて上記電動冷却ファンモータA1 〜A6
下部電動冷却ファンモータB1 〜B6 に商用交流電源か
ら可変周波数交流電源に変換した指令値周波数電源が供
給される。電動冷却ファンモータは起動して加速後周波
数指令値に達する。このあと、発電電動機が始動し、数
分後に送電線に並列し、負荷(出力電流)をとり始め
る。出力電流が60%を越えると、プラント制御装置1
1にて演算され、30Hzを越える値となる。この値が
インバータ装置12に送られ、インバータ装置12も運
転周波数が30Hzを越える運転となり、冷却量が増加
する。発電電動機の出力電流が100%になると、イン
バータ装置12は47Hz運転周波数となる。出力電流
が100%から下降したときも同様の制御となる。
【0010】発電電動機が運転しているときに空気冷却
器出口温度が20℃以上に上昇した場合は、図2の関数
表の中の空気冷却器出口温度30℃以下へ移行した関数
表によって演算処理がなされる。また、空気冷却器出口
温度が下がった場合も同様に処理される。
【0011】本実施例によると、発電電動機が停止から
出力電流60%までは、電動冷却ファンモータの周波数
(回転数)を空気冷却器出口温度変化によって、運転が
可能なため、電動冷却ファンモータの消費電力が大幅に
削減される。また、発電電動機の出力電流60%〜10
0%までの必要な冷却量を可変することが可能なため、
定格周波数運転を採用した場合と異なりモータロスを最
少限にでき、電動冷却ファンモータの消費電力の低減に
も大きく寄与できる。
【0012】また、季節によって、空気冷却器出口温度
が低い時期でも前記と同様に冷却されていたが、空気冷
却器出口温度によって冷却量を可変することが可能にな
ったため、さらに電動冷却ファンモータの消費電力を低
減することができる。
【0013】なお、電動ファンによる冷却量と電力消費
は以下の関係式が成立つことが知られている。
【0014】 冷却風量 ∝ 冷却ファン回転数 モータ消費電力 ∝ 回転数3 さらに、発電電動機ステータコイル温度を監視して発電
電動機ステータコイルの温度上昇規格値の異常検出をプ
ラント制御装置に組込み、異常検出時は最大冷却量で電
動冷却ファンモータを運転することもできる。さらに、
本発明の発電電動機の電動冷却ファン制御方法と従来例
の発電電動機の電動冷却ファン制御方法の両方共備え、
常時は本発明の制御方法で運転し、異常が発生したとき
のみ従来例の制御方法に切換えて運転する方法とするこ
とも可能である。これらの制御方法は、特に無人発電所
に設置して故障時のバックアップが可能となるので、発
電所全体の信頼性向上に寄与できる。
【0015】さらに、発電電動機ステータコイル温度の
温度上昇値を監視する方法、及び従来の制御方法と発明
の制御方法を一緒に備える方法においては、信頼性の高
いシステムを構成することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
インバータ装置の採用と空気冷却器出口温度の監視によ
り発電電動機の最適冷却風量が電動冷却ファンモータを
可変周波数運転することで供給が可能になると共に低周
波数運転することで電動冷却ファンモータの消費電力を
低減できる。さらに、空気冷却器出口温度の変化によっ
て冷却風量を可変することができ、また低周波数運転す
ることで電動冷却ファンモータの消費電力を低減できる
と同時に電動冷却ファンモータの起動がスムーズに行
え、発電電動機の起動時間の短縮に寄与することができ
る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成図。
【図2】本発明の発電電動機の出力電流と電動冷却ファ
ンの周波数との関係を示す関数表。
【図3】従来の電動冷却ファン制御装置の回路構成図。
【図4】従来の電動冷却ファンの制御方法を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…電磁接触器、2…サーマル、3…補機電源供給用変
圧器、11…プラント制御装置、12…インバータ装
置、A1 〜A6 …上部電動冷却ファンモータ、B1 〜B
6 …下部電動冷却ファンモータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電電動機が運転中に発電電動機コイル
    の冷却を行う複数台の電動冷却ファンモータが備えられ
    た水力発電所の発電電動機の電動冷却ファン制御方法に
    おいて、発電電動機の出力電流と空気冷却器出口温度に
    よって電動冷却ファンモータ周波数を演算する関数表が
    設けられているプラント制御装置と、インバータ装置を
    備え、発電電動機の出力電流と空気冷却器出口温度の状
    態によって、前記関数表から電動冷却ファンモータの周
    波数を演算して指令値周波数を算出して前記プラント制
    御装置から前記インバータ装置に送り、インバータ装置
    にて商用交流電源を変換した可変周波数交流電源を電動
    冷却ファンモータに供給し、電動冷却ファンモータが指
    令値周波数で運転し、発電電動機を冷却することを特徴
    とする発電電動機の電動冷却ファン制御方法。
  2. 【請求項2】 発電電動機コイルの冷却を行う複数台の
    電動冷却ファンモータをインバータ装置により可変周波
    数で運転する電動冷却ファン制御装置であって、発電電
    動機の出力電流と空気冷却器出口温度の状態により前記
    インバータ装置への指令値周波数を算出する関数演算手
    段を具備することを特徴とする発電電動機の電動冷却フ
    ァン制御装置。
JP43A 1992-12-16 1992-12-16 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置 Pending JPH06189596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06189596A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06189596A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06189596A true JPH06189596A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18295096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP43A Pending JPH06189596A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06189596A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019145993A1 (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 三菱電機株式会社 電動機制御装置及び熱交換器ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019145993A1 (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 三菱電機株式会社 電動機制御装置及び熱交換器ユニット
JPWO2019145993A1 (ja) * 2018-01-23 2020-08-27 三菱電機株式会社 電動機制御装置及び熱交換器ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8102077B2 (en) Power generation and distribution system configured to provide power to a motor
JP2000134994A (ja) 多タ―ボ発電機のための命令および制御システムならびに方法
CN107947645B (zh) 高压变频器快速制动系统及控制方法
US5610958A (en) Reactor circulating pump system
JPH06189596A (ja) 発電電動機の電動冷却ファン制御方法およびその装置
CN109322691A (zh) 隧道风机的能耗制动装置
KR101114980B1 (ko) 기동 제어 장치 및 그 방법
JPH0686595A (ja) 発電電動機の冷却装置
RU181759U1 (ru) Индукторный привод вспомогательных машин тягового подвижного состава
Lazarev et al. Electromagnetic and electromechanical processes in the variable electric drive of a circulating pump with double-speed asynchronous engines
JPH06327294A (ja) 多ロータモータ駆動用インバータ装置
JP2009239987A (ja) 膨張タービン制動装置
JPS6259447B2 (ja)
WO2019094918A2 (en) Engine driven generator for providing welding power
US2157840A (en) Power system
CN212751807U (zh) 一种石油钻井直流调速的功率卸载系统
JP6967995B2 (ja) エンジン発電機システムとその制御方法並びにコジェネレーションシステム
KR100206657B1 (ko) 발전기 냉각장치
JP2002204594A (ja) 電動機制御装置
JPS5913311A (ja) 変圧器冷却装置
JPH04121100A (ja) 可変速揚水発電設備の運転方法
JPH03159597A (ja) 発電電動機の冷却ファン制御方法
JPH0343693Y2 (ja)
JPS5933808A (ja) 変圧器冷却装置
CN117307518A (zh) 一种变频调速冷却风机装置及控制方法