JPH0617437Y2 - 電力増幅器のスピ−カ切換器 - Google Patents
電力増幅器のスピ−カ切換器Info
- Publication number
- JPH0617437Y2 JPH0617437Y2 JP12599384U JP12599384U JPH0617437Y2 JP H0617437 Y2 JPH0617437 Y2 JP H0617437Y2 JP 12599384 U JP12599384 U JP 12599384U JP 12599384 U JP12599384 U JP 12599384U JP H0617437 Y2 JPH0617437 Y2 JP H0617437Y2
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- JP
- Japan
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- power amplifier
- speaker
- output
- switch
- speakers
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は複数のスピーカ出力端子を有する電力増幅器
のスピーカ切換器に関するものである。
のスピーカ切換器に関するものである。
従来、この種の装置として第2図(a),(b)に示すものが
あつた。第2図(a)は2個以上の出力端子が直列に接続
されたものであり、電力増幅器1の出力にはスピーカ切
換スイツチ2および3が設けられ、切換スイツチ2は2
回路の連動スイツチであり、それぞれの固定端子にスピ
ーカ4,5が接続される。
あつた。第2図(a)は2個以上の出力端子が直列に接続
されたものであり、電力増幅器1の出力にはスピーカ切
換スイツチ2および3が設けられ、切換スイツチ2は2
回路の連動スイツチであり、それぞれの固定端子にスピ
ーカ4,5が接続される。
スイツチ3を図中下側に切換え、スイツチ2を図示のと
おり切換えたときには、スピーカ4,5は直列接続さ
れ、スピーカ4,5に加わる電圧は個々に分圧され、同
一特性のスピーカ2個では、増幅器1の出力端子電圧の
1/2となつて出力電圧は全てのスピーカに加わる電力を
合計しても1個のときと比べて小さくなる。
おり切換えたときには、スピーカ4,5は直列接続さ
れ、スピーカ4,5に加わる電圧は個々に分圧され、同
一特性のスピーカ2個では、増幅器1の出力端子電圧の
1/2となつて出力電圧は全てのスピーカに加わる電力を
合計しても1個のときと比べて小さくなる。
また、同図(b)は2個以上の出力が並列に接続されたも
ので、切換スイツチ2および3は電力増幅器1の出力に
対して並列に接続され、それぞれのスピーカ4,5に加
わる電圧は1個のときとほぼ同じとなり、各スピーカを
直列に接続した場合と比較して、各スピーカに加わる電
圧は、電力増幅器1の出力電圧がそのまま各スピーカに
加わって、大きくなる。しかし、電力増幅器1の出力端
からみたスピーカ側のインピーダンスは非常に小さくな
り、電力増幅器1の出力電流が大きくなる。従って、ス
ピーカの並列接続によって出力側のインピーダンスが小
さい低負荷になり、結局、電力増幅器1の負荷電流増大
により電力増幅器1自体の負荷損失でそれ自体の温度上
昇が激しくなってしまう。この温度上昇を押さえる熱拡
散等の為、電力増幅部、増幅部の放熱器及び電源回路が
大型になってしまう。
ので、切換スイツチ2および3は電力増幅器1の出力に
対して並列に接続され、それぞれのスピーカ4,5に加
わる電圧は1個のときとほぼ同じとなり、各スピーカを
直列に接続した場合と比較して、各スピーカに加わる電
圧は、電力増幅器1の出力電圧がそのまま各スピーカに
加わって、大きくなる。しかし、電力増幅器1の出力端
からみたスピーカ側のインピーダンスは非常に小さくな
り、電力増幅器1の出力電流が大きくなる。従って、ス
ピーカの並列接続によって出力側のインピーダンスが小
さい低負荷になり、結局、電力増幅器1の負荷電流増大
により電力増幅器1自体の負荷損失でそれ自体の温度上
昇が激しくなってしまう。この温度上昇を押さえる熱拡
散等の為、電力増幅部、増幅部の放熱器及び電源回路が
大型になってしまう。
従来の装置では、以上のように、直列接続にあつては出
力電圧が小さくなり、同一スピーカでないときには、周
波数特性が相手方のスピーカのインピーダンスにより左
右され、フラツトな特性が得られなくなる。また、並列
接続では増幅器内の出力コレクタ損失や抵抗損失等が大
きくなって、出力素子そのものや放熱器等の増幅器自体
が形態的に大きくなり、従ってそれらの費用アップでコ
ストもかかることとなる。
力電圧が小さくなり、同一スピーカでないときには、周
波数特性が相手方のスピーカのインピーダンスにより左
右され、フラツトな特性が得られなくなる。また、並列
接続では増幅器内の出力コレクタ損失や抵抗損失等が大
きくなって、出力素子そのものや放熱器等の増幅器自体
が形態的に大きくなり、従ってそれらの費用アップでコ
ストもかかることとなる。
この考案は上記した従来の欠点を除去するために成され
たもので、各スピーカを並列接続しながら、増幅器内の
損失が増えないようにしたものである。
たもので、各スピーカを並列接続しながら、増幅器内の
損失が増えないようにしたものである。
この考案のスピーカ切換器は、2個以上のスピーカが同
時に出力されるように切換えられたときに、これを検出
し、スピーカ端子の数に応じて電源トランスの電圧を自
動的に切換えるようにしたものである。
時に出力されるように切換えられたときに、これを検出
し、スピーカ端子の数に応じて電源トランスの電圧を自
動的に切換えるようにしたものである。
第1図はこの考案の実施例を示し、電力増幅器1の出力
にはそれぞれ2回路の切換スイツチ2,3が並列接続さ
れ、切換スイツチ2の一方の可動接点がスピーカ4の+
端子に、また、これと連動するスイツチの一方の可動接
点は接地されると共に、スピーカ4の一端子に接続され
ている。
にはそれぞれ2回路の切換スイツチ2,3が並列接続さ
れ、切換スイツチ2の一方の可動接点がスピーカ4の+
端子に、また、これと連動するスイツチの一方の可動接
点は接地されると共に、スピーカ4の一端子に接続され
ている。
一方、切換スイツチ3の一方の可動接点はスピーカ5の
+端子に、また、これと連動する切換スイツチの一方の
可動接点はスピーカ4の一端子に接続した切換スイツチ
2の固定端子に接続され、固定接点はリレー6に接続さ
れる。リレー6の他端子は+B電源に接続されている。
+端子に、また、これと連動する切換スイツチの一方の
可動接点はスピーカ4の一端子に接続した切換スイツチ
2の固定端子に接続され、固定接点はリレー6に接続さ
れる。リレー6の他端子は+B電源に接続されている。
また、8〜12は電源回路であり、商用電源10はトラ
ンス9を通つて、ダイオード7で整流され、平滑用コン
デンサ8で平滑され、電力増幅器1の±B電源として供
給する。トランス9の2次側は、高電圧と低電圧とが出
力されるようにタツプが設けられており、リレー6によ
り切換わるスイツチ12が接続されている。
ンス9を通つて、ダイオード7で整流され、平滑用コン
デンサ8で平滑され、電力増幅器1の±B電源として供
給する。トランス9の2次側は、高電圧と低電圧とが出
力されるようにタツプが設けられており、リレー6によ
り切換わるスイツチ12が接続されている。
切換スイツチ2あるいは3が単独でオンしているとき
は、リレー6はオフ状態であり、このとき、トランス9
の2次側は高電圧側になつている(図の状態)。
は、リレー6はオフ状態であり、このとき、トランス9
の2次側は高電圧側になつている(図の状態)。
また、スイツチ2,3がともにオンになると、リレー6
の一端はスイツチ3,2を通して接地され、リレー6が
作動して、スイツチ12によりトランス9の2次側は低
電圧側に切換わる。つまり、スピーカ4,5が2個並列
接続されているときは、電源電圧を低くして、電力増幅
器1での損失が増加しないようにしている。
の一端はスイツチ3,2を通して接地され、リレー6が
作動して、スイツチ12によりトランス9の2次側は低
電圧側に切換わる。つまり、スピーカ4,5が2個並列
接続されているときは、電源電圧を低くして、電力増幅
器1での損失が増加しないようにしている。
この際、電源電圧の低下により、電力増幅器1のバイア
スバランスが崩れることも考えられるが、プリアンプを
含めた電力増幅器全体の電源電圧を切換える場合は、ト
ランス9の低電圧と高電圧との比が2の平方根とする程
度でよく、設計許容度の範囲に納めることは可能であ
り、また、電力増幅器の出力段のみの電源電圧を切換え
る場合には、バイアスについてバランスが崩れるという
ことも無いので、本発明の効果に問題は生じない。
スバランスが崩れることも考えられるが、プリアンプを
含めた電力増幅器全体の電源電圧を切換える場合は、ト
ランス9の低電圧と高電圧との比が2の平方根とする程
度でよく、設計許容度の範囲に納めることは可能であ
り、また、電力増幅器の出力段のみの電源電圧を切換え
る場合には、バイアスについてバランスが崩れるという
ことも無いので、本発明の効果に問題は生じない。
尚、第1図に示した実施例では、2個のスピーカ出力端
子をもつものについて説明したが、3個以上のスピーカ
端子を設け、それに対応してトランスのタツプを複数個
引き出し、リレーによつてそれぞれ切換えるようにして
もよい。
子をもつものについて説明したが、3個以上のスピーカ
端子を設け、それに対応してトランスのタツプを複数個
引き出し、リレーによつてそれぞれ切換えるようにして
もよい。
以上のように、この考案によれば、複数個のスピーカ出
力端子を有し、各出力を並列接続した状態で、電力増幅
器の損失を抑えることができ、増幅器の筐体や電源回
路、放熱器を大型化しなくてもすみ、コストも高くなら
ない。
力端子を有し、各出力を並列接続した状態で、電力増幅
器の損失を抑えることができ、増幅器の筐体や電源回
路、放熱器を大型化しなくてもすみ、コストも高くなら
ない。
第1図はこの考案の一実施例を示す図、第2図(a),(b)
はそれぞれ従来の構成を示す図である。 1……電力増幅器 2,3……スピーカ切換スイツチ 4,5……スピーカ 6……リレー 9……電源トランス 12……スイツチ
はそれぞれ従来の構成を示す図である。 1……電力増幅器 2,3……スピーカ切換スイツチ 4,5……スピーカ 6……リレー 9……電源トランス 12……スイツチ
Claims (1)
- 【請求項1】信号を出力する電力増幅器と、前記電力増
幅器の出力端に並列接続した複数個のスピーカ切換スイ
ッチと、前記切換スイッチが共にオン状態となり、複数
のスピーカが並列接続されたときにこの並列接続された
ことを検出する検出手段と、前記検出手段の出力により
電源トランスの2次電圧を低電圧に切換える切換手段
と、を備えたことを特徴とする電力増幅器のスピーカ切
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12599384U JPH0617437Y2 (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 電力増幅器のスピ−カ切換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12599384U JPH0617437Y2 (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 電力増幅器のスピ−カ切換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140093U JPS6140093U (ja) | 1986-03-13 |
JPH0617437Y2 true JPH0617437Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=30684679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12599384U Expired - Lifetime JPH0617437Y2 (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 電力増幅器のスピ−カ切換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617437Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007258903A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Toa Corp | 共振電流検出装置及びデジタルアンプの保護装置 |
-
1984
- 1984-08-20 JP JP12599384U patent/JPH0617437Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007258903A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Toa Corp | 共振電流検出装置及びデジタルアンプの保護装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6140093U (ja) | 1986-03-13 |
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