JPH0617322Y2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0617322Y2
JPH0617322Y2 JP1987162118U JP16211887U JPH0617322Y2 JP H0617322 Y2 JPH0617322 Y2 JP H0617322Y2 JP 1987162118 U JP1987162118 U JP 1987162118U JP 16211887 U JP16211887 U JP 16211887U JP H0617322 Y2 JPH0617322 Y2 JP H0617322Y2
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倫生 小山
剛 渡部
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序に従って本考案を説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第3図] D.考案が解決しようとする問題点 [第4図、第5図] E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例[第1図、第2図] H.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は固体撮像装置、特にパッケージ内に収納された
固体撮像素子の表面にカラーフィルタが形成された固体
撮像装置に関する。
(B.考案の概要) 本考案は、上記の固体撮像装置において、 カラーフィルタを通った正常光が固体撮像素子表面にて
乱反射されカラーフィルタ表面にて内面反射されて固体
撮像素子表面に戻ることによって生じるリングフレアー
を防止するため、 カラーフィルタ表面にそれと同じ屈折率を有する適宜な
厚さのリングフレアー防止用透明板を貼り付けるもので
ある。
(C.従来技術)[第3図] CCDやMOS型構造の固体撮像素子により撮像する固
体撮像装置の発展が近年目ざましく、ビデオカメラ、電
子スチルカメラ、内視鏡カメラ等に使用されている。と
ころで、カラー用のカメラに使用する場合、特開昭60
−27176号公報にも記載されているように固体撮像
素子の正面(表面)にカラーフィルタを設ける必要があ
る。
第3図はカラーフィルタを固体撮像素子表面に設けた固
体撮像装置の従来例の一を示す縦断面図である。同図に
おいて、aは例えばセラミックからなるパッケージ、b
はパッケージaの内底面上にマウティングされた固体撮
像素子、cは電極取出用のコネクトワイヤ、dは固体撮
像素子b上に接着された色分離用のカラーフィルタ、e
は不要フレアー防止板で、黒塗りにされ、カラーフィル
タdの端面及びコネクトワイヤcの上方にて遮光する。
この不要フレアー防止板eの働きによりカラーフィルタ
dの端面あるいはコネクトワイヤcに不要な光が入射し
そこで反射されて固体撮像素子bに入射して不要なフレ
アーになることを防止する。
fはカバー用ガラス板である。
(D.考案が解決しようとする問題点) [第3図、第4図] ところで、第3図に示すような固体撮像装置において
は、カラーフィルタdの端面及びコネクトワイヤcに光
が入射することを防止することができるので、カラーフ
ィルタdの端面及びコネクトワイヤcに光が入射するこ
とを防止することができ、カラーフィルタdの端面及び
コネクトワイヤcで反射した異常光による不要なフレア
ーを防止することはできる。
しかしながら、カラーフィルタdを通り固体撮像素子b
に入射した正常光によってリング状のフレアー(リング
フレア)が発生することは防止できない。第4図はリン
グフレアーを示すものである。リングフレアーは被写体
の一部に高輝度部分(例えばスタジオライト、ヘッドラ
イト等)gがあるとそのまわりに発生するものであり、
hがそのリングフレアーである。
第5図はリングフレアーの発生原因を説明するためのも
のであり、この図に従ってリングフレアーの発生原因を
説明すると次のとおりである。
即ち、強い入射光gがありその光がカラーフィルタdを
通って固体撮像素子bの表面に入射したとすると、この
固体撮像素子b表面に入射した光は被写体の高輝度部分
を示すところの正常光であるが、固体撮像素子bの表面
に凹凸があるので一部が乱反射される。そして、乱反射
された光はカラーフィルタd表面に達し一部はその表面
を通過するが残りは表面にて内面反射され、内面反射さ
れた光の一部は固体撮像素子bに入射しリングフレアー
hとなるのである。尚、固体撮像素子b表面で乱反射さ
れカラーフィルタd表面に達した光のうち全反射される
のはカラーフィルタd表面に対する入射角が全反射角以
上の光であり、全反射角以下の光はカラーフィルタd表
面を内面反射されることなく通過し、フレアーとはなら
ない。また、全反射角以上の光であってもカラーフィル
タd表面に対する入射角の大きな光(謂わば強い光gが
カラーフィルタdに入射した位置から比較的遠いところ
で内面反射された光)は国体撮像素子bの有効撮像領域
から食み出るのでやはりフレアーとはならない。
このようなリングフレアーhは非常に目障りなもので、
画像の品位を大きく低下させるが、不要フレアー防止板
eによって防止することは不可能であり、リングフレア
ー防止に有効な手段が講じられていないのが実状であ
る。
本考案はこのような問題点を解決すべく為されたもので
あり、固体撮像素子の表面にカラーフィルタを形成した
固体撮像装置においてカラーフィルタを通って固体撮像
素子表面に入射した正常光の乱反射によるリングフレア
ーの発生を防止することを目的とする。
(E.問題点を解決するための手段) 本考案固体撮像装置は上記問題点を解決するため、カラ
ーフィルタ表面にそれと同じ屈折率を有する適宜な厚さ
の透明板を貼り付けたことを特徴とする。
(F.作用) 本考案固体撮像装置によれば、カラーフィルタの表面上
にそれと屈折率が等しい透明板があるので、固体撮像素
子表面で乱反射された光はカラーフィルタ表面では内面
反射せず透明板表面まで達する。従って、透明板を適宜
な厚さにすることにより透明板表面まで達し入射角が全
反射角以上になってそこで内面反射された光のすべてを
固体撮像素子の有効撮像領域の外側に戻るようにするこ
とができ、延いてはリングフレアーの発生を防止するこ
とができる。
(G.実施例)[第1図、第2図] 以下、本考案固体撮像装置を図示実施例に従って詳細に
説明する。
第1図は本考案固体撮像装置の一つの実施例を示す断面
図である。同図において、1はセラミックからなるパッ
ケージ、2は該パッケージ1の内底面上にマウティング
された固体撮像素子、3は該固体撮像素子2上に形成さ
れたカラーフィルタ、4はコネクトワイヤ、5はリング
フレアー防止用の透明板で、カラーフィルタ3と同じ屈
折率を有する材料からなり、やはりこれ等と同じ屈折率
を有する透明樹脂からなる接着材によりカラーフィルタ
3上に接着されている。この厚さにはリングフレアーを
確実に防止するうえで条件があるがこれについては後で
詳細に説明する。6は透明板5の裏面に選択的に形成さ
れた不要フレアー防止用の遮光膜でカラーフィルタ3の
端面及びコネクトワイヤ4に向う光をさえぎる位置に形
成されており、無反射の金属例えばクロムCrからな
る。7はパッケージ1の開口した上面をシールするガラ
ス板である。
ところで、上記透明板5は、カラーフィルタ3を通って
固体撮像素子3表面に入射した正常光が乱反射されカラ
ーフィルタ3表面にて内面反射されようとする光を固体
撮像素子3表面よりももっと高い位置にて内面反射され
るようにし、そこで内面反射されて固体撮像素子2に戻
っても固体撮像素子2の有効撮像領域から外れて画像を
形成しないようにするために設けられるものであり、第
2図は透明板5により正常光によるリングフレアーの発
生を防止する原理を説明する断面図である。同図は矩形
の有効撮像領域の対角線に沿って切断したもので、その
有効撮像領域の一角にあたる点lに強い光が入射した
場合を示している。
この場合、仮に透明板5が存在しないとしたらその強い
入射光の固体撮像素子2表面で乱反射された光は2点鎖
線に示すようにカラーフィルタ3表面にて内面反射され
ることになり(勿論、カラーフィルタ3表面に対する入
射角が全反射角より小さい光は内面反射されずカラーフ
ィルタ3表面を通過するが、これはもともとリングフレ
アーになり得ない光であり、もともと問題外であ
る。)、リングフレアーをつくってしまう。しかるに、
カラーフィルタ3表面上には屈折率が等しい透明板5が
あるのでカラーフィルタ3表面では内面反射されること
がなくそこを通過し、透明板5表面ではじめて内面反射
される。そして、透明板5の厚さを充分に厚くすれば透
明板5表面で内面反射された光が固体撮像素子2の有効
撮像領域から外れたところ(上記一角lの対角l
外側)に戻るようにすることができる。ところで、透明
板5がどの程度の厚さを有すればリングフレアーを有効
に防止することができるかといえば次のとおりである。
先ず、固体撮像素子2の有効撮像領域の対角長をX、カ
ラーフィルタ3・透明板5の屈折率をn(例えば1.
487)、空気の屈折率をn(実際上は1)、固体撮
像素子2表面で乱反射され透明板5表面に達した光の透
明板5表面に対する入射角をα、透明板5表面から上
へ出射する光の出射角をαとすると、下記の式(1)
が成立する。
次に、固体撮像素子2上の一角lにて乱反射され透明
板5表面にて内面反射されて固体撮像素子2上の対角l
に達した光(即ち、第2図において実線で示した光)
のみに着目すると、カラーフィルタ3及び透明板5の厚
さの和としてリングフレアーを防止するに最小限必要な
値Yaは下記の式(2)で表わされる。
上記式(1)を変形すると下記の式(3)が成立する。
α=sin−1[(n・sinα)/n]・・
・・(3) 上記式(3)を上記式(2)に代入すれば下記式(4)
が成立する。
ところで、αが全反射角であるとするとαは90°
になり、また空気の屈折率であるnは実際上1であ
る。即ち、α=90°、n=1であり、これを式
(4)に代入すると下記の式(5)が成立する。
即ち、カラーフィルタ3と透明板5の厚さの和が最小限
X/2tan[sin−1(1/n)]あれば有効撮
像領域のどこに強い光が入射しても固体撮像素子2表面
で乱反射されて透明板5で内面反射された光は固体撮像
素子2の有効撮像領域外に戻り、リングフレアーにはな
り得ない。そして、本考案における透明板5の厚さはカ
ラーフィルタ3の厚さとの和Yが上記式(5)で表され
た値Yaと等しいかあるいはそれより大きな値になるよ
うに設定されているのである。
(H.考案の効果) 以上に述べたところから明らかなように本考案固体撮像
装置によれば、カラーフィルタの表面上にそれと屈折率
が等しい透明板があるので、固体撮像素子表面で乱反射
した光はカラーフィルタ表面では内面反射せず透明板表
面まで達する。従って、透明板表面まで達し入射角が全
反射角以上になってそこで内面反射された光のすべてを
固体撮像素子の有効撮像領域の外側に戻るようにするこ
とができ、延いてはリングフレアーの発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案固体撮像装置の一つの実施例を示す断面
図、第2図は本考案の原理を説明するための断面図、第
3図は固体撮像装置の従来例の一を示す断面図、第4図
はリングフレアーを示す図、第5図はリングフレアーの
発生原因を示す図である。 符号の説明 1……パッケージ、2……固体撮像素子、 3……カラーフィルタ、5……透明板、 6……遮光領域、 Y……カラーフィルタと透明板の厚さの和、 Ya……カラーフィルタと透明板の厚さの和として最小
限必要な値。 X……有効撮像領域の対角長、 n……透明板・カラーフィルタの屈折率、 n……空気の屈折率、 α……固体撮像素子から透明板表面への入射角、 α……透明板表面から上への出射角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッケージ内に収納された固体撮像素子の
    表面にカラーフィルタが形成された固体撮像装置におい
    て、 上記カラーフィルタの表面に該カラーフィルタと屈折率
    が同じ材質からなるリングフレアー防止用透明板が接着
    され、 上記リングフレアー防止用透明板はその裏面に上記固体
    撮像素子の有効撮像領域の外側と対応した位置に形成さ
    れた遮光領域を有し、 上記リングフレアー防止用透明板と上記カラーフィルタ
    の厚さの和Yが、上記カラーフィルタ及びリングフレア
    ー防止用透明板の屈折率をn、上記固体撮像素子の有
    効撮像領域の対角長をXとしたとき下記の式 で表されることを特徴とする固体撮像装置
JP1987162118U 1987-10-23 1987-10-23 固体撮像装置 Expired - Lifetime JPH0617322Y2 (ja)

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JPH0167767U JPH0167767U (ja) 1989-05-01
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