JPH06171620A - 流体包装品の漏れ検出装置 - Google Patents

流体包装品の漏れ検出装置

Info

Publication number
JPH06171620A
JPH06171620A JP22342492A JP22342492A JPH06171620A JP H06171620 A JPH06171620 A JP H06171620A JP 22342492 A JP22342492 A JP 22342492A JP 22342492 A JP22342492 A JP 22342492A JP H06171620 A JPH06171620 A JP H06171620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
pack
rolls
roll
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22342492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takigawa
憲一 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON NORTH KK
Original Assignee
NIPPON NORTH KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON NORTH KK filed Critical NIPPON NORTH KK
Priority to JP22342492A priority Critical patent/JPH06171620A/ja
Publication of JPH06171620A publication Critical patent/JPH06171620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧品、食料品、接着剤等の流体包装品の流
体漏れを迅速かつ確実に検出する。 【構成】 化粧品、食料品、接着剤等の流体を袋状のパ
ック材に包装した包装品の漏れ検出装置であって、該流
体包装品を所定の圧力で加圧しつつ回転して一定方向に
送るロ−ルを設け、該ロ−ルの外周面には、プラス側の
電極とマイナス側の電極を互いに間隔をおいて配置し
た。包装の欠陥等による流体漏れがあると、漏出した流
体による両電極の短絡によってこの漏れを電気的に検出
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧品、食料品、接着
剤等の流体を袋状のパック材に包装した包装品の漏れ検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カレ−ル−等の食料品を薄い袋状の包装
容器に充填したレトルトパウチや、シャンプ−、リンス
等の化粧品を同様な包装容器に充填した流体包装品が広
く市販されている。包装容器の材料としては、合成樹脂
の箔やアルミ箔が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記流体包装品は、自
動工程で充填と封止が行われるが、封止が十分に行われ
ず、流体が漏れる不良品が発生することがあった。この
ような不良品は、従来目視観察でチェックしていたが、
この検査は熟練を必要とするとともに、作業者の勘に頼
るため不良品を見逃すことがあった。本発明は、上記事
情に鑑み、流体包装品の液漏れを自動的に検査すること
のできる装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、第
1の発明にかかる流体包装品の漏れ検出装置は、流体包
装品を所定の圧力で加圧しつつ回転し該流体包装品を一
定方向に送るロ−ルを備え、該ロ−ルの外周面には、プ
ラス側の電極とマイナス側の電極が互いに間隔をおいて
配置されていることを特徴としている。さらに、第2の
発明の検出装置は、流体包装品を所定の圧力で加圧しつ
つ回転して該流体包装品を一定方向に送る一対の押圧ロ
−ルと、プラス側の電極とマイナス側の電極が互いに間
隔をおいて配置され、これら電極を前記押圧ロ−ルの外
周面に接触させた電極部材とが設けられていることを特
徴としている。
【0005】
【作用】流体包装品が回転ロ−ルで所定の圧力で加圧さ
れると、封止に欠陥がある製品は流体がその欠陥部から
押し出されてロ−ルに付着する。包装される流体は導電
性を有するため、付着した流体がロ−ルの二つの電極を
短絡させる。この短絡により、流体の漏れが電気的に検
出される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は第1の発明にかかる漏れ検出装置の一例を表すもの
で、この漏れ検出装置1は、機枠2によって支持された
上下一対の検出ロ−ル3,3を備えてなる。これら検出
ロ−ルは、互いに逆方向に回転するもので、その入口側
にはベルトコンベア式の送り込み装置5が設けられてい
る。
【0007】ロ−ル3の外周部には互いに僅か(数m
m)の間隔をおいて2条の螺旋溝が切られ、これらの溝
にそれぞれ銅線の電極6,7が埋め込まれている。そし
て、これら両電極の端部は、ロ−ルの軸に取り付けられ
た回転体6a,7aにそれぞれ別々に接続され、該回転
体には、導電性を有する集電子8,9が摺接している。
集電子8,9は、制御ボックス10内の検出回路に接続
されており、両電極が電気的に接続された場合は警報が
発せられるようになっている。
【0008】上側のロ−ル3(A)の軸を支承する軸受
けは、枠12に沿って上下に移動可能に取り付けられて
いる。そして、この軸受けが押圧バネ14を有する押圧
装置によって下向きに押えられている。この押し付け力
は、ロ−ドセル15によって検出され、ツマミ16によ
って調節される。なお、上下のロ−ル3(A,B)及び
送り込み装置5には、モ−タ20の回転力が伝達され
る。
【0009】この漏れ検出装置1を使用する場合は、モ
−タ20を起動し、ロ−ル3,3と送り込み装置5を作
動させつつ、該送り込み装置によって流体包装品(流体
パックと呼ぶ)Pを上下のロ−ルの間に供給する。する
と、流体パックPは上下のロ−ルによって反対側へ送り
出されつつ、所定の圧力で上下に押圧される。この時、
もし流体パックに封止不完全な部分や疵等の欠陥がある
場合は、上記押圧によって内部の流体が流出して、ロ−
ルの外周面に付着する。流体は一般に導電性を有するの
で、付着した流体によって両電極が電気的に接続され、
その漏れが検出されるのである。なお、ロ−ルによる送
りが進行すると、内部の流体が進行方向の後方へ寄せ集
められ、この部分の内圧が上昇する。この内圧が一定値
以上になったときは、上側のロ−ルが上方へ逃がされ、
包装を破壊するような極端な荷重がパックにかからない
ようになっている。
【0010】1回のパスによって検査されるのは主とし
て送り方向の後ろ側の部分であり、前側の部分は内圧が
上がらず、十分な検査が行われない。したがって、1回
パスしたら、次にパックを前後反転して再度ロ−ル間を
通し、検査すればよい。パックが通過する寸前にロ−ル
の回転方向を逆転してもよく、この正転、逆転をくり返
すことによって、パックの疲労試験を行うこともでき
る。
【0011】次に、図4は、上記と異なる第2の発明の
実施例を表すもので、この漏れ検出装置30は、上記実
施例と同様な上下の検出ロ−ル33,33の間に一対の
押圧ロ−ル35,35が設けられている。この押圧ロ−
ル35は合成樹脂等の絶縁体で製作されており、モ−タ
の回転動力により互いに逆方向に回転する。検出ロ−ル
33は、前記検出ロ−ル3と同様な構成であり、これら
上下の検出ロ−ル33,33がそれぞれ上下の押圧ロ−
ル35,35に接触している。押圧ロ−ルの圧力が調節
可能である点、その圧力がロ−ドセルによって検出され
る点は前記例と同様であり、圧力が一定値以上になった
時は、上側の押圧ロ−ル35と上側の検出ロ−ルが共に
上方へ逃がされるようになっている。
【0012】前記第1の発明では、外周面に電極が露出
した検出ロ−ル3が直接流体パックに接触していたの
で、アルミ箔等の導電性材料で作ったパックは、その包
装材料の露出部によって両電極が接続され、誤検出が生
じるが、第2の発明によると、流体パックが直接検出ロ
−ルに接触しないので、そのような誤動作が生じず、内
容物の漏れだけが正確に検出される。なお、上記検出ロ
−ル33の代わりに、図6に示すように、プラス側の電
極とマイナス側の電極を交互に配置したブラシ状乃至櫛
状の電極部材40を設け、その電極41,42,…を押
圧ロ−ル43,43に接触させておいてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる漏
れ検出装置は、流体を袋状の容器に包装したパックの漏
れを自動的かつ高精度に検出することが可能となった。
この検出装置を液体自動充填機等と組み合わせて、製造
ラインで連続的に漏れの検査を行うようにすることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を表す側面図である。
【図2】その要部の斜視図である。
【図3】検出ロ−ルの正面図である。
【図4】異なる実施例の要部の正面図である。
【図5】その斜視図である。
【図6】更に異なる実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 漏れ検出装置 2 機枠 3 検出ロ−ル 14 バネ 15 ロ−ドセル 20 モ−タ 30 漏れ検出装置 33 検出ロ−ル 35 押圧ロ−ル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体包装品を所定の圧力で加圧しつつ回
    転して該流体包装品を一定方向に送るロ−ルを備え、該
    ロ−ルの外周面には、プラス側の電極とマイナス側の電
    極が互いに間隔をおいて配置されていることを特徴とす
    る流体包装品の漏れ検出装置。
  2. 【請求項2】 流体包装品を所定の圧力で加圧しつつ回
    転して該流体包装品を一定方向に送る一対の押圧ロ−ル
    と、プラス側の電極とマイナス側の電極が互いに間隔を
    おいて配置され、これら電極を前記押圧ロ−ルの外周面
    に接触させた電極部材とが設けられていることを特徴と
    する流体包装品の漏れ検出装置。
JP22342492A 1992-07-29 1992-07-29 流体包装品の漏れ検出装置 Pending JPH06171620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22342492A JPH06171620A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 流体包装品の漏れ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22342492A JPH06171620A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 流体包装品の漏れ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06171620A true JPH06171620A (ja) 1994-06-21

Family

ID=16797931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22342492A Pending JPH06171620A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 流体包装品の漏れ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06171620A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072729A1 (ja) * 2005-12-20 2007-06-28 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. シール状態検査装置及びシール状態検査方法
JP2007170894A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nihon Tetra Pak Kk シール状態検査装置及びシール状態検査方法
CN112158371A (zh) * 2020-11-24 2021-01-01 张瑞雪 一种多功能食品打包装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072729A1 (ja) * 2005-12-20 2007-06-28 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. シール状態検査装置及びシール状態検査方法
JP2007170894A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nihon Tetra Pak Kk シール状態検査装置及びシール状態検査方法
US8104363B2 (en) 2005-12-20 2012-01-31 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Sealing status inspecting apparatus and sealing status inspecting method
CN112158371A (zh) * 2020-11-24 2021-01-01 张瑞雪 一种多功能食品打包装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101341400B (zh) 密封状态检查装置和密封状态检查方法
AU2003301571B2 (en) Vessel inspection method and vessel inspection device
JPH06171620A (ja) 流体包装品の漏れ検出装置
JP2004132935A (ja) 品質検査方法及び品質検査装置
CN214174241U (zh) 一种在线整体焊接质量检测装置
JPH03150440A (ja) 密封容器の検査方法
JP6249437B2 (ja) シール部の密封性検査装置
JP7010912B2 (ja) 包装体の検査システム
JP3120603U (ja) 食品の包装袋用検査装置
JP4416307B2 (ja) ピンホール検査機
JP2020142819A (ja) 包装体の検査システム
JPS642208B2 (ja)
JP2807946B2 (ja) ガゼット包装袋口折り不良検出方法
CN214347997U (zh) 一种面膜生产用残次品分拣设备
CN115465501B (zh) 一种速冻食品用包装装置及其包装方法
JPH04352605A (ja) ヒートシール装置
JP2002333383A (ja) ピンホール検査機
JP2003112714A (ja) ヒートシール検査装置およびこれを用いたヒートシール検査方法、内容物充填包装装置
JP5105505B2 (ja) 容器検査方法及び容器検査装置
JPH09226708A (ja) 液体充填包装機
JP2017194298A (ja) ピンホール検査装置
JPH0662132B2 (ja) ストリップ包装品の計量装置
JPH0464929B2 (ja)
JP2000079917A (ja) 包装体のシール不良検査法
JPS60251017A (ja) 密封包装品に於けるシ−ル状態の検出方法及び検出装置