JPH06170018A - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JPH06170018A
JPH06170018A JP4350825A JP35082592A JPH06170018A JP H06170018 A JPH06170018 A JP H06170018A JP 4350825 A JP4350825 A JP 4350825A JP 35082592 A JP35082592 A JP 35082592A JP H06170018 A JPH06170018 A JP H06170018A
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JP
Japan
Prior art keywords
head
club head
club
weight
head speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP4350825A
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English (en)
Inventor
Yuhei Kobayashi
小林雄平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドスピードの遅速にかかわらず好適な打撃
性能,操作性能を得ることができるようにする。 【構成】クラブヘッドHの重量をスイングの特定のヘッ
ドスピードとの一定の関係比により設定すること、クラ
ブヘッドHの重心Gを前記ヘッドスピードとの一定の関
係比によりフェースHaの中央よりもヒールHb側へ設
定すること、の一方または双方の実施によりクラブヘッ
ドHのゴルフボールに対する質量効果を前記ヘッドスピ
ードに対応補正してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブに関す
る。さらに詳しくは、ゴルフクラブの打撃性能,操作性
能に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブのクラブヘッドの重
量は、同一番手では略同一に設定されている(ただし、
特殊な練習用ゴルフクラブでは、超軽量,超重量のもの
がある。)。即ち、ゴルフクラブセットの各ゴルフクラ
ブのクラブヘッドの重量(M)の1例を示すと次の通り
である。なお、θはクラブヘッドのロフト角であり、W
はウッドタイプのゴルフクラブを示し、Iはアイアンタ
イプのゴルフクラブを示している。
【表1】
【0003】従って、ゴルフが大衆化した今日では、ス
イングのヘッドスピードが大きく異なる各プレーヤが同
一重量のクラブヘッドのゴルフクラブを使用している状
況がある。このため、当然のこととして、ヘッドスピー
ドの速いプレーヤがゴルフボールを遠くへ飛翔させるこ
とができることになる。換言すれば、前記表1に設定さ
れたゴルフクラブのクラブヘッド重量(M)は、ヘッド
スピードが45〜50m/s程度のいわゆるパワーヒッ
ターのプレーヤに最適の設定がなされているということ
である。そこで、ヘッドスピードが40m/sに達しな
いようなヘッドスピードのプレーヤは、クラブヘッドを
低重心化してクラブヘッドのゴルフボールに対する質量
効果を増大させることにより、ヘッドスピードを補完す
ることを試みている。
【0004】然しながら、従来のゴルフクラブでは、ヘ
ッドスピードの遅い非力なプレーヤにとっては2次モー
メントが大きくスイングが不正確になってしまい、ヘッ
ドスピードを伴わない質量効果のみの増大は打出される
ゴルフボールのスピン力を減少させ飛翔距離が思うよう
には伸びないという問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、ヘッドスピードの遅速に
かかわらず好適な打撃性能,操作性能を得ることのでき
るゴルフクラブを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係るゴルフクラブは、次のような手段を採
用する。
【0007】即ち、請求項1では、クラブヘッドの重量
をスイングの特定のヘッドスピードとの一定の関係比に
より設定すること、クラブヘッドの重心を前記ヘッドス
ピードとの一定の関係比によりフェースの中央よりもヒ
ール側へ設定すること、の一方または双方の実施により
クラブヘッドのゴルフボールに対する質量効果を前記ヘ
ッドスピードに対応補正してなる。
【0008】また、請求項2では、請求項1のゴルフク
ラブにおいて、クラブヘッドの重量の設定は次の数式が
成立する関係で行われることを特徴とする。ウッドタイ
プでは、
【数1】アイアンタイプでは、
【数2】ただし、Mはクラブヘッドの重量(g)、Vは
ヘッドスピード(m/s)、θはクラブヘッドのロフト
角である。
【0009】
【作用】前述の手段によると、クラブヘッドの重量,重
心の設定をヘッドスピードに関係付けクラブヘッドのゴ
ルフボールに対する質量効果をヘッドスピードに対応補
正することにより、ヘッドスピードが遅い場合でも、加
速されながらゴルフボールに衝突するクラブヘッドのゴ
ルフボールへの衝突時間と衝突距離とを長くしてゴルフ
ボールへ作用する力を増大させることができることか
ら、ゴルフボールの飛翔距離が延びることになる。ま
た、ヘッドスピードが遅い場合ほど、クラブヘッドの重
量が減量されクラブヘッドの重心がヒール寄りとなるこ
とから、2次モーメントが減衰されることになる。この
ため、ヘッドスピードの遅速にかかわらず好適な打撃性
能,操作性能を得ることのできるゴルフクラブを提供す
るという課題が解決される。なお、クラブヘッドの重量
の設定では、請求項2の数1,数2の数式に基づくのが
好ましい。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るゴルフクラブの実施例を
図面に基いて説明する。
【0011】表2は、本発明に係るゴルフクラブの第1
実施例を示すもので、前述の表1に示した従来のゴルフ
クラブを改造実施したものである。
【表2】
【0012】この実施例によると、前述の表1に示した
従来のゴルフクラブに比し、クラブヘッドHの重量
(M)がウッドタイプのゴルフクラブで20g減量され
アイアンタイプのゴルフクラブで25gまたは30g減
量されていることが理解される。また、従来のゴルフク
ラブの重心GがクラブヘッドHのフェースHaの中央線
L上に設定されているが、この実施例の重心Gがクラブ
ヘッドHのヒールHb側へ5.0mm(図1にSで示した
距離)移動設定されていることが理解される。なお、図
1にPで示した点は、クラブヘッドHにゴルフボールB
が衝突すべき理想の打点である。
【0013】このような実施例によると、本発明者の実
験では、ヘッドスピード(V)が38m/sのプレーヤ
が使用して、ヘッドスピード(V)40m/sのプレー
ヤが前述の表1に示した従来のゴルフクラブを使用した
場合に匹敵するゴルフボールBの飛翔距離を得ることが
できた。また、そのスイングも正確に行うことができ
た。
【0014】このような打撃性能,操作性能が得られた
理論解析は、次の通りである。
【0015】図2に示すように、ゴルフボールBに掛か
るクラブヘッドHの運動量Fは、クラブヘッドHの重量
(質量)(M)とヘッドスピード(V)との積である
(F=MV)が、この運動量FによるゴルフボールBの
飛出し力F’は、MVcosθとなる。従って、従来の
ようにゴルフボールBに対するクラブヘッドHの質量効
果を増大させれば、ゴルフボールBの飛出し力F’を高
め飛翔距離を伸ばすことができるはずである。
【0016】然しながら、ゴルフボールBの飛出し力
F’を高めただけでは飛翔距離を伸ばすことができな
い。即ち、クラブヘッドHの運動量Fによるゴルフボー
ルBのスピン力(浮遊力,滞空力)F”(MVsin
θ)をも高める必要がある。
【0017】ところが、従来のようにゴルフボールBに
対するクラブヘッドHの質量効果を増大させれば、スイ
ングがゴルフボールB,クラブヘッドHの単なる衝突現
象となってしまい、ゴルフボールBのスピン力F”を高
めることができなくなってしまう。即ち、クラブヘッド
HのゴルフボールBへの衝突時間と衝突距離とが短くな
ってしまい、MVsinθであるゴルフボールBのスピ
ン力F”が小さくなってしまうのである。
【0018】そこで、本発明者は、スイングにおけるク
ラブヘッドHが加速されながらゴルフボールBに衝突す
ることに着目して、前述のようにゴルフボールBに対す
るクラブヘッドHの質量効果をヘッドスピード(V)に
対応補正することで、クラブヘッドHのゴルフボールB
への衝突時間と衝突距離とを長くすることができたので
ある。なお、この対応補正によって、ゴルフクラブの2
次モーメントを減衰することもできることになる。
【0019】なお、表2に示される数値からは、クラブ
ヘッドHの重量(M)の設定は次の数式が成立する関係
で行われることが好ましいことが算出された。
【0020】即ち、ウッドタイプでは、次の数式であ
る。
【数1】
【0021】また、アイアンタイプでは、次の数式であ
る。
【数2】
【0022】なお、この第1実施例では、ヘッドスピー
ド(V)が36〜43m/sの範囲で前述と同様の作
用,効果を奏することができた。
【0023】表3は、本発明に係るゴルフクラブの第2
実施例を示すもので、アイアンタイプでは前述の表1に
示した従来のゴルフクラブを改造実施し、ウッドタイプ
ではロフト角が僅かに大きいものを使用したものであ
る。
【表3】
【0024】この実施例によると、前述の表1に示した
従来のゴルフクラブに比し、クラブヘッドHの重量
(M)がウッドタイプのゴルフクラブで30g減量され
アイアンタイプのゴルフクラブで42g減量されている
ことが理解される。また、クラブヘッドHの重心Gがヒ
ールHb側へ6.0mm移動設定されていることが理解さ
れる。
【0025】このような実施例によると、本発明者の実
験では、ヘッドスピード(V)が35m/sのプレーヤ
が使用して、ヘッドスピード(V)が40m/sのプレ
ーヤが前述の表1に示した従来のゴルフクラブを使用し
た場合に匹敵するゴルフボールBの飛翔距離を得ること
ができた。また、そのスイングも正確に行うことができ
た。
【0026】表4は、本発明に係るゴルフクラブの第2
実施例を示すもので、前述の表1に示した従来のゴルフ
クラブを改造実施したものである。
【表4】
【0027】この実施例によると、前述の表1に示した
従来のゴルフクラブに比し、クラブヘッドHの重量
(M)が変更されずに、クラブヘッドHの重心Gがヒー
ルHb側へヘッドスピード(V)が40m/sの場合に
4.0mm,同35m/sの場合に6.0mm,同30m/
sの場合に8.0mm移動設定されていることが理解され
る。
【0028】このような実施例によると、本発明者の実
験では、ヘッドスピード(V)が40m/s,35m/
s,30m/sのプレーヤが夫々使用して、ヘッドスピ
ード(V)が夫々5m/sアップ(45m/s,40m
/s,35m/s)のプレーヤが前述の表1に示した従
来のゴルフクラブを使用した場合に匹敵するゴルフボー
ルBの飛翔距離を得ることができた。また、そのスイン
グも正確に行うことができた。
【0029】以上の実施例では、ウッドタイプのゴルフ
クラブの場合に、前述のような重心Gの移動に対応して
中空構造とし、スイートスポットがワイドエリア型にな
るようにするのが好ましい。
【0030】なお、前述の実施例における実験では、シ
ョットの打感が極めて良好になっているとの感想を実験
プレーヤから得ている。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明に係るゴルフクラブ
は、クラブヘッドのゴルフボールに対する質量効果をヘ
ッドスピードに対応補正することにより、ヘッドスピー
ドが遅ければクラブヘッドの重量を一定量減量し重心を
一定長移動し、さらに2次モーメントを減衰することが
できるため、ヘッドスピードの遅速にかかわらず好適な
打撃性能,操作性能を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフクラブの実施例を示すもの
で、クラブヘッドの重心位置を示す正面図である。
【図2】本発明の理論解析を説明する図である。
【符号の説明】
B ゴルフボール G 重心 H クラブヘッド Ha フェース Hb ヒール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブヘッドの重量をスイングの特定の
    ヘッドスピードとの一定の関係比により設定すること、
    クラブヘッドの重心を前記ヘッドスピードとの一定の関
    係比によりフェースの中央よりもヒール側へ設定するこ
    と、の一方または双方の実施によりクラブヘッドのゴル
    フボールに対する質量効果を前記ヘッドスピードに対応
    補正してなるゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】 請求項1のゴルフクラブにおいて、クラ
    ブヘッドの重量の設定は次の数式が成立する関係で行わ
    れることを特徴とするゴルフクラブ。ウッドタイプで
    は、 【数1】 アイアンタイプでは、 【数2】 ただし、Mはクラブヘッドの重量(g)、Vはヘッドス
    ピード(m/s)、θはクラブヘッドのロフト角であ
    る。
JP4350825A 1992-12-04 1992-12-04 ゴルフクラブ Pending JPH06170018A (ja)

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JP4350825A JPH06170018A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 ゴルフクラブ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002331052A (ja) * 2001-05-09 2002-11-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴルフクラブ
US7052640B2 (en) 2001-08-21 2006-05-30 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. Moldable pellet based on the combinstion of synthetic cellulose fibers and thermoplastic polymers
US7134371B2 (en) 2001-09-13 2006-11-14 Owens Corning Composites Sprl Apparatus for guiding continuous fibers
US20110053702A1 (en) * 2009-08-25 2011-03-03 Nike, Inc Golf Clubs and Golf Club Heads Having A Configured Shape

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US20110053702A1 (en) * 2009-08-25 2011-03-03 Nike, Inc Golf Clubs and Golf Club Heads Having A Configured Shape
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