JPH061679U - ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構 - Google Patents
ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構Info
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- JPH061679U JPH061679U JP1306892U JP1306892U JPH061679U JP H061679 U JPH061679 U JP H061679U JP 1306892 U JP1306892 U JP 1306892U JP 1306892 U JP1306892 U JP 1306892U JP H061679 U JPH061679 U JP H061679U
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- guide rail
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ケ−ブル式ウインドレギュレ−タのワイヤの
伸びを簡単な機構でかつ有効的に吸収するようにした伸
び吸収機構。 【構成】 キャリアプレ−ト1にワイヤ2の端部を係止
するロ−ラ3a,3bが回転可能に取り付けられている
と共に、前記ロ−ラはねじりコイルばね4a,4bによ
って一定方向に回転付勢されており、閉ル−プ状に掛け
回されたワイヤに絶えず張力が働いており、その張力に
よってワイヤの伸びを吸収する機構。 【効果】 駆動部を小さく出来ると共に、キャリアプレ
−トも従来の大きさと変えることなく有効にワイヤの伸
びを吸収し得る。
伸びを簡単な機構でかつ有効的に吸収するようにした伸
び吸収機構。 【構成】 キャリアプレ−ト1にワイヤ2の端部を係止
するロ−ラ3a,3bが回転可能に取り付けられている
と共に、前記ロ−ラはねじりコイルばね4a,4bによ
って一定方向に回転付勢されており、閉ル−プ状に掛け
回されたワイヤに絶えず張力が働いており、その張力に
よってワイヤの伸びを吸収する機構。 【効果】 駆動部を小さく出来ると共に、キャリアプレ
−トも従来の大きさと変えることなく有効にワイヤの伸
びを吸収し得る。
Description
【0001】
本考案は、窓ガラスを開閉するためのケ−ブル式ウインドレギュレ−タ用ワイ ヤの伸び取り機構に関する。更に詳しくは自動車の窓ガラスや建物などの窓ガラ スを昇降させ開閉するために用いられるケ−ブル駆動式のウインドレギュレ−タ におけるワイヤの伸びによるたるみを吸収する機構に関する。
【0002】
一般的に自動車などの産業機器に用いられるケ−ブル式ウインドレギュレ−タ は、窓ガラスを昇降させる駆動源として可撓性を有する導管と、前記導管内に摺 動自在に挿通された可撓性を有する鋼撚り線のワイヤとから構成されたケ−ブル が用いられ、前記ワイヤはそれを巻き取りかつ送り出すワイヤドラムから接線方 向へ窓ガラス上昇側と下降側とにそれぞれ逆方向に伸び、ガイドレ−ルの両端に 設けられた2個のロ−ラなどのガイド部材で方向転換され、更に窓ガラスに取り 付けられて前記ガイドレ−ル上を摺動するキャリアプレ−トに係止されることに より、実質的に閉ル−プを構成している。かかる構造のウインドレギュレ−タは 、組立時にワイヤの伸びが除去され、一定に適切な張力が与えられるが、前記ワ イヤに絶えず窓ガラスの重量が加わり、また長期間窓ガラスを昇降させている間 にワイヤに永久伸びが生じることは避けられない。永久伸びが生じるとワイヤが たるみ、ワイヤによる適切な駆動操作を行なうことが出来なくなる。従って前記 たるみを吸収してワイヤに適度な張力を回復させるために従来色々とワイヤの伸 びを吸収する機構の発明や考案が成されている。それらのものを図3から図7に 例示する。
【0003】 図3は、ワイヤ50、51を巻き取るためのワイヤドラム52を備えた駆動部53によ って、上下方向に張設された前記ワイヤ50、51を介して窓ガラスの昇降を行なう ウインドレギュレ−タを示している。このものは窓ガラスとワイヤ50、51とを連 結するためのキャリアプレ−トに設けられた二箇所の孔に挿通されている。そし てそれらの先端に設けられたストッパ55、56とキャリアプレ−トとの間にあらか じめ圧縮されたコイルばね57、58を介在させた形態でワイヤとキャリアプレ−ト が連結されている。 従ってそのばね57、58の復帰力によってワイヤ50、51に常時 引張力が加えられ、伸びによるたるみが発生した場合でもそのばねのたわみ量の 範囲内で伸びを吸収することが出来る。
【0004】 また図4に示したコイルばねを用いた従来例においては、ワイヤ59がアウタ− ケ−シング60、61内に挿通され、コントロ−ルケ−ブルの内索として構成されて いる。そしてあらかじめ圧縮されたコイルばね62、63を前記アウタ−ケ−シング 60、61の駆動部側の端部64、65と駆動部66のハウジング67との間に介在させて、ば ね62、63の付勢力によりワイヤ59に引張力を加えている。その場合ばねのたわみ の範囲内でワイヤ59の伸びを吸収することができる。
【0005】 図5に示したものは、ガイドレ−ル72の中央部にワイヤを巻き付けかつ送り出 すためのワイヤドラム69を備えており、前記ワイヤドラム69をはさんでガイドレ −ル72の両端部にワイヤ70、71を方向転換するための二個のロ−ラ73、74を備えて いる。そしてワイヤドラム69と二個のロ−ラ73、74それぞれとのあいだにワイヤ を緊張させるためのテンションア−ム75、76が二本設けられている。前記テンシ ョンア−ム75、76は一端が回転自在にガイドレ−ル72などに支持され、他端にワ イヤを押圧するテンションロ−ラ77、78がワイヤ70、71を横方向に押圧して伸びが 吸収される機構となっている。 更に図6には偏心ロ−ラ81、82を設けたものが示されている。かかる機構はワ イヤ83、84をガイドするための二個のロ−ラ81、82がそれぞれ制限された範囲で回 転自在にかつ偏心して支持されている。図7のようにそれらのロ−ラ81、82は、 あらかじめ両ア−ムが開くようにたわまされたねじりコイルばね85などにより、 常にロ−ラの支持点87からロ−ラの外周までの距離が最大となる部位88が前記駆 動部より離れた方向(ガイドレ−ルのそれぞれ端部方向)へ来るように付勢され ている。従って伸びが生じた場合実質的に閉ル−プを構成しているワイヤ83、84 の支持点の距離が増大され、伸びが吸収される。
【0006】
図3のあらかじめ圧縮されたコイルばねによる伸び吸収機構では、吸収するた るみ量とばねの復元力と同一のため、吸収するたるみの予定量以上の圧縮たわみ をコイルばねに与えておく必要があるが、コイルばねを大きくするとそれを内蔵 するキャリアプレ−トも必然的に大きくなり、窓ガラスの昇降ストロ−クをその 寸法分制限してデッドストロ−クを生じるので好ましくない。
【0007】 図4に示すようにコイルばねを駆動部に設けることで前記図3に示した構造の 欠点は克服できるが、図4の場合ワイヤにアウタ−ケ−シングを設ける必要があ り、レイアウト上の制約を受けると共に、駆動部を取り付けるためのドアパネル の平面部を広く取らなければならない。
【0008】 また、図5に示したあらかじめ伸ばされたコイルばねを用いたテンションア− ムの場合、ワイヤを横方向に押圧する事により緊張させ、伸びを吸収する方式で あるため、前記の如くあらかじめ圧縮されたコイルバネによりワイヤをその軸方 向に直接引張る場合より更に大きなばねが必要となる。
【0009】 一方図6及び図7で示したような偏心ロ−ラを使用する場合は、吸収するべき たるみ量に見合うロ−ラの径及び偏心量が必要であると共に、そのロ−ラを常に ロ−ラの支持点から外周までの最大距離の部分が駆動部から離れる方向へばねな どで付勢する機構が必要であるので、装置全体が大きくなる欠点がある。
【0010】 上述のような機構においては、ばねに対して吸収する予定のワイヤの伸び量に 見合う大きなたわみを与えておく必要があり、かつ窓ガラスの昇降操作により繰 り返し圧縮力が加えられるので、ばねなどの負担は大きい。
【0011】 本考案は前記従来の機構の問題点を解消し、単純な機構により窓ガラス昇降用 ワイヤの伸び吸収機構を提供することを目的としている。
【0012】
本考案のケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構は、ガイドレ−ルと 、前記ガイドレ−ルに摺動自在にはめ付けられかつ窓ガラスを保持し得るキャリ アプレ−トと、前記キャリアプレ−トにその端部がそれぞれ係止され、かつ前記 ガイドレ−ルを介して閉ル−プ状に掛け回されたワイヤと、前記ワイヤの配索上 の適当位置に設置され、ドラムの回転によってワイヤの巻き込みおよび送り出し で、前記キャリアプレ−トを前記ガイドレ−ルの長さ方向に摺動させ得る駆動装 置からなるケ−ブル式ウインドレギュレ−タであって、前記キャリアプレ−トに 、前記ワイヤの端部が係合されると共に前記ワイヤを巻き付け得る少なくとも一 個のロ−ラが枢支され、前記ロ−ラには前記ワイヤを巻き付け得る方向に回転付 勢するねじりコイルばねが取付けられた構造が採用されている。
【0013】
本考案のケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構は、ワイヤの端部が 、キャリアプレ−トに設けられたロ−ラに係合されると共に、前記ロ−ラに取り 付けられたコイルばねの回転方向の付勢力によって常時巻き付けられているので 、ワイヤに伸びが生じてもコイルばねの付勢力でワイヤがロ−ラに巻き取られる ので、即座に伸びを吸収し得る。
【0014】
つぎに図面を参照しながら本考案のケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取 り機構について説明する。
【0015】 図1は本考案に於けるケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構の一実 施例を示す要部の正面図、図2は図1の側面図である。
【0016】 図1乃至図2に於て、1はキャリアプレ−トであって閉ル−プ状に掛け回され たワイヤ2の一方の端部2aが一方のロ−ラ3aに係合されていると共に、前記 ロ−ラ3aに取り付けられたねじりコイルばね4aのA矢指方向の回転付勢力に よって巻き付けられており、更に他方のワイヤの端部2bは、他方のロ−ラ3b に係合されていると共に、前記ロ−ラ3bに取り付けられたねじりコイルばね4 bのB矢指方向の回転付勢力によって巻き付けられている。即ちワイヤ2は絶え ずねじりコイルばね4aおよび4bの付勢力によって緊張させられている。
【0017】 叙上のような構造の伸び取り機構に於いて、ワイヤ2に伸びが生じた場合、ね じりコイルばね4aまたは4bの付勢力によってロ−ラ3aまたは3bがA矢指 またはB矢指方向に回転してワイヤを巻き込み、直ちに伸びが吸収されるので、 たるみを生じることはない。
【0018】
本考案の伸び取り機構を採用することによって、駆動部やその近辺に伸び取り 機構を設けないため、駆動部が小さくできると共に、キャリアプレ−トも従来の 大きさのままで、伸び取り量を多くできる極めて優れた効果がある。
【図1】本考案のケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸
び取り機構の一実施例を示す要部の正面図。
び取り機構の一実施例を示す要部の正面図。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの従来の伸び
取り機構の一実施例を示す正面図。
取り機構の一実施例を示す正面図。
【図4】ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの従来の伸び
取り機構の他の実施例を示す正面図。
取り機構の他の実施例を示す正面図。
【図5】ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの従来の伸び
取り機構の他の実施例を示す正面図。
取り機構の他の実施例を示す正面図。
【図6】ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの従来の伸び
取り機構の他の実施例を示す正面図。
取り機構の他の実施例を示す正面図。
【図7】図6に於ける動作状況を示す部分拡大図。
1 キャリアプレ−ト 2 ワイヤ 3a,3b ロ−ラ 4a,4b ねじりコイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】 ガイドレ−ルと、該ガイドレ−ルに摺動
自在にはめ付けられかつ窓ガラスを保持し得るキャリア
プレ−トと、該キャリアプレ−トにその端部がそれぞれ
係止され、かつ前記ガイドレ−ルを介して閉ル−プ状に
掛け回されたワイヤと、該ワイヤの配索上の適当位置に
設置され、ドラムの回転によってワイヤの巻き込みおよ
び送り出しで前記キャリアプレ−トを前記ガイドレ−ル
の長さ方向に摺動させ得る駆動装置からなるケ−ブル式
ウインドレギュレ−タであって、前記キャリアプレ−ト
に、前記ワイヤの端部が係合されると共に前記ワイヤを
巻き付け得る少なくとも一個のロ−ラが枢支され、該ロ
−ラには前記ワイヤを巻き付け得る方向に回転付勢する
ねじりコイルばねが取付けられてなることを特徴とする
ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1306892U JPH061679U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1306892U JPH061679U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061679U true JPH061679U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=11822834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1306892U Pending JPH061679U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | ケ−ブル式ウインドレギュレ−タの伸び取り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061679U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019138117A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | シロキ工業株式会社 | ウインドレギュレータ |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP1306892U patent/JPH061679U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019138117A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | シロキ工業株式会社 | ウインドレギュレータ |
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