JPH06165965A - 中空部品のマスキング装置 - Google Patents

中空部品のマスキング装置

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Publication number
JPH06165965A
JPH06165965A JP4321039A JP32103992A JPH06165965A JP H06165965 A JPH06165965 A JP H06165965A JP 4321039 A JP4321039 A JP 4321039A JP 32103992 A JP32103992 A JP 32103992A JP H06165965 A JPH06165965 A JP H06165965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
balloon
diameter part
small
hollow parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP4321039A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Muramatsu
進 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP4321039A priority Critical patent/JPH06165965A/ja
Publication of JPH06165965A publication Critical patent/JPH06165965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空部品の内部圧力変化に伴う該中空部品の
変形を防止する。 【構成】 キャップ20は、互いの軸線が一致する態様
で一体形成した小径部21および大径部22と、小径部
21および大径部12の中心を貫通する通気用パイプ2
3と、小径部21に嵌合したゴム等からなる環状のパッ
キン24とを有している。フェールタンク内部と風船は
パイプ23を介して連通し、したがって、フェールタン
ク内部の圧力変化がこの風船30によって吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空部品の開口部をマ
スキングする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車の構成部品であるフェールタンク
は中空構造を有し、その上部および下部に燃料投入口お
よび燃料抜出口がそれぞれ開口している。したがって、
洗浄、塗装等の処理をこのフェールタンクの表面に施す
場合には、上記および燃料抜出口をマスキングして、洗
浄液、塗料等がその内部に侵入するのを防止する必要が
ある。
【0003】そこで、従来は、上記のような処理を施す
場合に、上記燃料投入口および燃料抜出口を適宜なマス
キング手段で完全密閉するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記処理はフェールタ
ンクの内部と外部に温度差を発生させるので、上記燃料
投入口および燃料抜出口を完全密閉する従来のマスキン
グ手段によってマスキングを行った場合、上記温度差の
ためにフェールタンクの内部圧力と外部圧力に差が生じ
る。このため従来、上記圧力差でフェールタンクが変形
するという不都合を生じることがあった。
【0005】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、中空
部品の内部圧力と外部圧力を平衡させて該中空部品の変
形を防止することができるマスキング装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空部品の開
口部を塞ぎ得る形状を有し、かつ、該開口部への装着時
に上記中空部品の内部および外部に一端および他端が開
口する通気路を形成したキャップと、上記通気路の他端
に連結した風船とを備えた構成を有する。
【0007】
【作用】中空部品の内部と外部の圧力差が風船の膨脹収
縮作用によって吸収され、これによって中空部品の変形
が抑制される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るマスキン
グ装置の実施例を説明する。図1は、図2に示す二輪車
用フェールタンク10の燃料投入口11のマスキングに
使用される本発明の実施例を示している。
【0009】この実施例において、キャップ20は互い
の軸線が一致する態様で一体形成した小径部21および
大径部22と、小径部21および大径部12の中心を貫
通する通気用パイプ23と、小径部21に嵌合したゴム
等からなる環状のパッキン24とを有している。
【0010】小径部21は、上記燃料投入口11に嵌合
させ得る径寸法を有し、その外周面には一対のロックピ
ン21aが突設されている。一方、大径部22は、上記
燃料投入口11よりも大きな径寸法を有し、その背面に
は一対のつまみ板22aが突設されている。なお、上記
パッキン24は、上記大径部12と同じ径寸法を有す
る。
【0011】上記通気用パイプ23は、大径部22に嵌
合固着されており、上記つまみ板22a側に位置する端
部には風船30の口部が嵌合連結されている。
【0012】風船30は、耐熱性および耐薬品性を有し
たゴム等の伸縮性材料で形成されており、その口部は締
付バンド41と締付ボルト42からなる締め具40によ
って上記パイプ23の端部に締着されている。
【0013】上記実施例のマスキング装置で燃料投入口
11をマスキングするさいには、該燃料投入口11の内
周縁部に設けられた一対の切欠き部11a(図2参照)
と上記小径部21のロックピン21aとを一致させる操
作と、ロックピン21aが切欠き部11を介してタンク
10の内部側に進行するように小径部21を燃料投入口
11に嵌合させる操作と、上記つまみ板22aを利用し
て大径部12を回動させる操作とが実施される。
【0014】上記小径部21は、上記パッキン24が燃
料投入口11の周縁部表面に当接するまで該投入口11
に押圧嵌合される。この状態で上記回動操作が行われる
と、図1に示したように、上記ロックピン21aがタン
ク10の燃料投入口11の周縁部内面に当接掛止され、
その結果、圧接されたパッキン24によって燃料投入口
11が閉塞される。
【0015】この状態で洗浄、塗装等の熱的変化を伴う
処理がフェールタンク10の表面に施されると、上記す
る。この温度変化は、タンク10内のエアを膨脹もしく
は収縮させるので、該タンク10の内部圧力を変化させ
るが、上記実施例によれば、この内部圧力の変化を吸収
することができる。
【0016】すなわち、例えば、フェールタンク10の
内部のエアが膨脹した場合には、該エアが上記パイプを
介してに流入し、その結果、上記内部圧力の変化がこの
風船の拡張作用で吸収される。なお、フェールタンク1
0の内部のエアが収縮した場合には、上記とは逆に風船
30内のエアがタンク10に流入し、これによって上記
内部圧力の変化が抑制される。
【0017】このように、上記上記実施例は、タンク1
0の内部圧力と外部圧力の差を無くすように、換言すれ
ば、上記両圧力を平衡させるように作用するので、上記
タンク10の内部圧力変化に起因した該タンク10の変
形を未然に防止することができる。
【0018】なお、タンク10の完成後には、上記燃料
投入口11に図示していないタンク蓋体が嵌合される
が、この蓋体にも上記切欠き部11aを介して挿通され
るロックピンが突設されている。つまり、上記切欠き部
11aは上記蓋部を燃料投入口11に装着する場合にも
利用される。
【0019】ところで、フェールタンク10の下面側に
は、図4に示したような燃料抜出口12が形成されてお
り、図3はこの燃料抜出口12をマスキングするための
実施例を示している。
【0020】この実施例において、キャップ50は、矩
形状プレート51と、該プレート51に重ね合わせたゴ
ム等からなる矩形状パッキン52と、プレート51とパ
ッキン52の中心部を貫通するパイプ53と、プレート
51とパッキン52を貫通する態様で上記パイプの両側
部に設けた取り付けボルト54およびガイドピン55と
で構成されている。
【0021】パイプ53のプレート51側の端部には、
前記実施例の風船と同様の材料で形成された風船60の
口部が嵌合されており、この口部は締め具70によって
上記端部に締着されている。
【0022】この実施例のマスキング装置で燃料抜出口
12をマスキングするさいには、該燃料抜出口12の側
部に形成されたガイド穴13にガイドピン55を挿入し
ながら、パッキン52を燃料抜出口12の周縁に押し当
て、その後、ボルト54をタンク10のねじ穴14に螺
合してパッキン52を上記抜出口12の周縁に圧接させ
る。
【0023】この実施例の場合も、前記実施例と同様に
タンク10の内部圧力の変化を風船60の拡大、収縮作
用で吸収することができ、したがって、上記圧力変化に
よるタンク10の変形が未然に防止される。
【0024】なお、タンク10の変形を防止するために
は、上記各実施例のいずれか一方に風船を設けるだけで
十分であり、その場合、風船を設けない側のキャップの
パイプは適宜な手段で閉止する。
【0025】上記実施例は、フェールタンク10のマス
キングに適用しているが、本発明は他の中空部品にも当
然適用することができ、その場合、上記キャップ20,
50には適用中空部品の開口部形状に適合する形状を持
たせる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、中空部品の内部と外部
の圧力差が風船の膨脹収縮作用によって吸収されるの
で、つまり、中空部品の内部圧力と外部圧力が平衡する
状態におかれるので、上記内部圧力の変化に起因した該
部品の変形を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した断面図。
【図2】図1の実施例の装着態様を示した斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示した断面図。
【図4】図3の実施例の装着態様を示した斜視図。
【符号の説明】
10 フェールタンク 11 燃料投入口 11a 切欠き部 12 燃料抜出口 20,50 キャップ 21 小径部 21a ロックピン 22 大径部 23,53 通気用パイプ 24,52 パッキン 30,60 風船 51 プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部品の開口部を塞ぎ得る形状を有
    し、かつ、該開口部への装着時に上記中空部品の内部お
    よび外部に一端および他端が開口する通気路を形成した
    キャップと、 上記通気路の他端に連結した風船とを備えることを特徴
    とする中空部品のマスキング装置。
JP4321039A 1992-11-30 1992-11-30 中空部品のマスキング装置 Pending JPH06165965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4321039A JPH06165965A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 中空部品のマスキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4321039A JPH06165965A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 中空部品のマスキング装置

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Publication Number Publication Date
JPH06165965A true JPH06165965A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18128125

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4321039A Pending JPH06165965A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 中空部品のマスキング装置

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JP (1) JPH06165965A (ja)

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