JPH06162353A - 振動センサーおよびこの振動センサーを用いた防犯装置 - Google Patents

振動センサーおよびこの振動センサーを用いた防犯装置

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JPH06162353A
JPH06162353A JP31498092A JP31498092A JPH06162353A JP H06162353 A JPH06162353 A JP H06162353A JP 31498092 A JP31498092 A JP 31498092A JP 31498092 A JP31498092 A JP 31498092A JP H06162353 A JPH06162353 A JP H06162353A
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JP
Japan
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vibration
storage chamber
vibration sensor
weight
sensor
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Pending
Application number
JP31498092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyohiro Nagahara
豊広 永原
Shigeaki Hiramatsu
成章 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体高さが低く、振動検知性能が高く、か
つ、組立作業性の優れた振動センサーを得る。 【構成】 振動検知対象物へ取り付けられるケース1に
部品収納室10を形成し、この部品収納室10に圧電素
子3、端子板4、および、重り2を積層収納してなる振
動センサーにおいて、部品収納室10をケース取り付け
面F側が底になるように形成し、この部品収納室10の
底に重り2を位置させて各部品を収納し、部品収納室1
0の開口をカバー9で閉塞するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子を用いた振動
センサーと、この振動センサーを利用した防犯装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動センサーの一例が図6に示さ
れている。
【0003】この振動センサーは、振動検知対象物(出
入り口や金庫)に対する取り付けフランジ1aを一端に
備えたケース1に、そのフランジ側に開口する部品収納
室10が形成され、この部品収納室10に一対の圧電素
子3、2枚の端子板4、絶縁カラー5、座がね6、およ
び、重り2、等の部品を、その圧電素子3が部品収納室
10の底に位置するように積層収納するとともに、これ
ら部品の中心に挿通したネジ7を部品収納室10の底面
に締め込み固定し、各端子板4に配線接続したコード8
をケースから導出したものとして構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振動センサ
ーは、圧電素子3および端子板4が部品収納室10の内
奥側に位置するので、配線スペース等を確保する関係で
重り2を部品収納室10の内径よりも小さく設定する必
要があり、所望の質量の重り2を構成するために、重り
2の高さも大きくなり、その結果としてセンサー全体と
しての高さHが大きいものとなっていた。
【0005】また、重り2はネジ7を介してケースの底
面に連結されているために、ケース取り付け面Fから重
り2までの振動伝達経路の長さが大きいものになり、振
動伝達効率が低下しがちであった。
【0006】また、組立てに際しては、先ずケース1の
側面に貫通したコード8のリード線を各端子板4に半田
付け接続し、次に、上記順番に各部品を積層しながら部
品収納室10に装填してネジ7で締め込み固定すること
になり、組立作業性が悪いものとなっていた。
【0007】このように、従来の振動センサーは、外形
寸法、検出性能、および、組立作業性の面で改良の余地
があった。
【0008】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、ケースの構成、内装部品の配置、等
を合理的に改良することによって上記不具合を改善した
実用性に優れた振動センサーを提供することを第1の目
的とする。
【0009】また、このようにして構成した振動センサ
ーを有効に活用した防犯装置を提供することを第2の目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本第1発明に係る振動セ
ンサーは、振動検知対象物へ取り付けられるケースに部
品収納室を形成し、この部品収納室に圧電素子、端子
板、および、重りを積層収納してなる振動センサーであ
って、前記部品収納室をケース取り付け面側が底になる
ように形成し、この部品収納室の底に前記重りを位置さ
せて各部品を収納し、部品収納室の開口をカバーで閉塞
するよう構成してある。
【0011】また、本第2発明に係る振動センサー利用
の防犯装置は、振動検知対象物に請求項1の振動センサ
ーと異常温度検出スイッチとを取り付け、この振動セン
サーと異常温度検出スイッチとを接続したコントローラ
に、振動センサーで検出した振動波形から盗難振動を判
断して警報出力を出す手段、異常温度検出スイッチが温
度異常を検出したことを判断して警報出力を出す手段を
備えるように構成してある。
【0012】
【作用】本発明の振動センサーによると、部品収納室の
最内奥に重りを装着するので、重りの周囲に配線等のス
ペースをあけておく必要がなく、重りの外径を部品収納
室の内径に近い大径に設定することが可能となる。その
結果、従来と同等の質量のを得るのに重りの高さを低い
ものにでき、振動センサー全体を低く抑えることができ
る。
【0013】また、部品収納室の底がケースの取り付け
面に近く位置し、この部品収納室の底面に重りを直接接
触させて装着するので、ケースの取り付け面から重りへ
の振動伝達経路が短いものとなる。
【0014】また、部品収納室の開口に近く端子板が配
備されるので、配線操作が開口側から容易に行える。
【0015】本発明の防犯装置によると、上記構成の振
動センサーで検出した振動波形から盗難振動を判断し、
異常温度検出スイッチで温度異常上昇を検出するように
したので、ドリルやハンマーで破壊工作が行われた場合
に発生した盗難振動、および、バーナーを用いて焼き切
り破壊工作が行われた場合に発生した異常昇温を的確に
判断して、迅速に警報を出すことができる。
【0016】
【実施例】図1〜図3に、本発明に係る振動センサーS
の一実施例が示されている。
【0017】この振動センサーSは、真鍮製のケース
1、真鍮製の重り2、圧電セラミックからなるの一対の
圧電素子3、真鍮製の2枚の端子板4、塩化ビニール製
の絶縁カラー5、座がね6、これら部品を固定するネジ
7、端子板4に接続されるコード8、および、カバー9
とで構成されている。
【0018】前記ケース1は、部品収納室10を有する
円筒状に形成され、その底側に被検出対象物への取り付
け面Fを形成するフランジ1aが設けられるとともに、
部品収納室10の開口端にコード挿通用の切り欠き1b
が設けられ、また、部品収納室10の開口部にカバー嵌
入用の環状段部1cが設けられている。
【0019】前記重り2は、部品収納室10の内径より
やや小径の円板状に形成され、前記部品収納室10の底
面中央に僅かに隆起形成された小径の座部11上に直接
載置される。また、重り2の上面には、前記座部11と
ほぼ同径の円形凹部2aが形成されるとともに、中央に
ネジ挿通孔2bが設けられている。
【0020】前記各圧電素子3は、前記円形凹部2aに
係入する外径の小径円板状に構成され、その中央には前
記絶縁カラー5を挿通する径の孔3aが形成されてい
る。
【0021】前記各端子板4は、外周に配線接続用の突
片4aが連設されるとともに、中央には前記絶縁カラー
5を挿通する径の孔4bが形成されている。
【0022】このような構成の振動センサーの組立て際
しては、先ず、重り2を部品収納室10の底に組込むと
ともに、この重り2の円形凹部2aに下位の圧電素子3
を嵌入装着する。次に、予めコード8のリード線8aを
半田付け接続した端子板4、上位の圧電素子3、およ
び、座がね6を所定の順に積層し、これら部品に亘って
挿通したネジ7を部品収納室10の底面中央のネジ孔1
2に締め込み固定する。最後に、ケース1の環状段部1
cにカバー9を嵌入した上でケース開口縁をカシメ加工
して、部品収納室10の開口を閉塞する。
【0023】図4に、この振動センサーSをATM・C
Dにおける保護チェストの防犯装置に使用した一例の構
成が示されている。
【0024】振動センサーSは異常温度検出スイッチ2
0および温度センサー21とともに保護チェストに内装
され、図示のように、マイコン利用のコントローラ22
を介して電話回線、等の報知連絡手段23、ブザー、表
示器、等の警報手段24、および、冷却ファン25に連
係接続され、盗難振動が検出された場合、および、バー
ナー等による焼き切りが検出された場合には警報出力
1,2が前記報知連絡手段23および警報手段24に出
力され、また、営業時間中の温度上昇時にはファン制御
信号によって冷却ファン25が制御されるようになって
いる。
【0025】コントローラ22の上記動作を、図5のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0026】先ず、コントローラ22の起動に伴って振
動感度およびファン制御温度の設定がなされる(♯
1)。
【0027】次に、異常温度検出スイッチ20作動の有
無が判別され(ステップ♯2)、温度異常がなければに
移って振動センサーSのチェックがなされる(ステップ
♯3)。また、温度異常があれば警報出力1,警報出力
2が出される(ステップ♯16)。
【0028】振動センサーSのチェックがなされた後、
その振動波形から、しきい値以上の加速度の振動の有無
が判断され(ステップ♯4)、しきい値以上の加速度の
振動がない場合は次のステップ♯5に移り、しきい値以
上の加速度の振動がある場合はステップ♯13に移っ
て、後述の処理が行われる。
【0029】ステップ♯5では営業時間内か否かの判断
がなされ、営業時間内であれば温度センサー21からの
温度データの取り込みが行われ(ステップ♯6)、営業
時間内でなければステップ♯2に戻る。
【0030】次に、取り込まれた温度データが設定温度
以上であるか否かが判断され(ステップ♯7)、設定温
度以上であればに移って冷却ファンON制御が行われ
(ステップ♯8)、設定温度以上でなければ次のステッ
プで設定温度から或るしきい値以上下がったか否かの判
断がなされる(ステップ♯9)。
【0031】設定温度から或るしきい値以上下がった場
合にはに冷却ファンOFF制御がなされる(ステップ♯
10)た後、時計チェックがなされる(ステップ♯1
1)。また、或るしきい値以上下がらないと、そのまま
時計チェックがなされる(ステップ♯11)。
【0032】その後、時刻変動の判断(ステップ♯1
2)、および、時刻表示(ステップ♯13)を経てステ
ップ♯2に戻る。
【0033】また、ステップ♯4でしきい値以上の加速
度の振動があることが判断されると、設定時間(例えば
5秒間)の振動データ取り込みを行い(ステップ♯1
4)、演算処理処理(ステップ♯15)を経て、盗難振
動か否かの判断が行われる(ステップ♯16)。
【0034】ステップ♯16では、ファジイ推論によ
り、ドリルやハンマー等による異常振動かどうかが判別
され、異常振動であればに警報出力1,警報出力2を出
し(ステップ♯17)、異常振動でなければステップ♯
2に戻る。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本第1発明に係
る振動センサーによれば、次のような効果が期待でき
る。
【0036】(1) 重りを配線等に関係のない部品収
納室の底部に装着するので、低くて大径の重りにするこ
とができ、振動センサー全体を、高さを抑えたコンパク
トなものにすることができる。
【0037】(2) 部品収納室の底部はケースの取り
付け面に極近いので、取り付け面から重りへの振動伝達
経路が短く、効率の高い振動伝達か可能となって、検出
性能を高めることができる。
【0038】(3) 部品収納室の開口側でコードとの
接続を行うので、配線処理が容易であり、組立作業性を
高める上で有効である。特に、実施例に示すように、ケ
ースにコード挿通用の切り欠きを形成すると、コードの
リード線を予め端子板に接続しておくことが可能とな
り、組立てが一層容易となる。
【0039】また、本発明の振動センサーを用いて第2
発明に係る防犯装置を構成すれば、ドライバーやハンマ
ーを用いた振動を伴う破壊工作のみならず、バーナーを
用いた焼き切り破壊工作を単一の装置で的確に検知する
ことができ、性能の高い防犯を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動センサーの縦断面図
【図2】振動センサーの一部切り欠き平面図
【図3】分解斜視図
【図4】防犯装置の構成を示すブロック図
【図5】防犯装置の動作フローチャート
【図6】従来の振動センサーの縦断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 重り 3 圧電素子 4 端子板 7 ネジ 9 カバー 10 部品収納室 20 異常温度検出スイッチ 22 コントローラ F ケース取り付け面 S 振動センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動検知対象物へ取り付けられるケース
    に部品収納室を形成し、この部品収納室に圧電素子、端
    子板、および、重りを積層収納してなる振動センサーで
    あって、 前記部品収納室をケース取り付け面側が底になるように
    形成し、この部品収納室の底に前記重りを位置させて各
    部品を収納し、部品収納室の開口をカバーで閉塞するよ
    う構成してあることを特徴とする振動センサー。
  2. 【請求項2】 振動検知対象物に請求項1の振動センサ
    ーと異常温度検出スイッチとを取り付け、この振動セン
    サーと異常温度検出スイッチとを接続したコントローラ
    に、振動センサーで検出した振動波形から盗難振動を判
    断して警報出力を出す手段、異常温度検出スイッチが温
    度異常を検出したことを判断して警報出力を出す手段を
    備えてある振動センサーを用いた防犯装置。
JP31498092A 1992-11-25 1992-11-25 振動センサーおよびこの振動センサーを用いた防犯装置 Pending JPH06162353A (ja)

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JP31498092A JPH06162353A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 振動センサーおよびこの振動センサーを用いた防犯装置

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JP31498092A Pending JPH06162353A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 振動センサーおよびこの振動センサーを用いた防犯装置

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JP (1) JPH06162353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283335A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Matsuda Micronics Corp 破壊検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283335A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Matsuda Micronics Corp 破壊検出装置

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