JPH06161956A - 共同作業支援システム - Google Patents

共同作業支援システム

Info

Publication number
JPH06161956A
JPH06161956A JP4335563A JP33556392A JPH06161956A JP H06161956 A JPH06161956 A JP H06161956A JP 4335563 A JP4335563 A JP 4335563A JP 33556392 A JP33556392 A JP 33556392A JP H06161956 A JPH06161956 A JP H06161956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
shared data
shared
semi
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4335563A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Katsurabayashi
浩 桂林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4335563A priority Critical patent/JPH06161956A/ja
Publication of JPH06161956A publication Critical patent/JPH06161956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 共同作業者が他の作業者に影響をあたえずに
自由に共有データを操作し、自分の考えを整理すること
を可能とし、さらにこの自分で整理したデータをもとに
他の作業者とコミュニケーションし、自分の作業結果を
共有データにすることを可能とすること。 【構成】 少なくとも作業者が使用するワークステーシ
ョンと、共有データを管理する手段を備えた共同作業支
援システムにおいて、共有データとつながりを持ち各作
業者が占有できる半共有データと、共有データを記録す
る共有および半共有データ蓄積手段と、共有データおよ
び半共有データを管理する共有データ管理手段を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークステーションを
利用して共有データを使って複数人で共同作業を行う共
同作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より共同作業を行うときデータをネ
ットワークを介して共有する方法か知られている(例え
ば、XeroxのStarワークステーションにおける
ドロワー[1]やShared Book[2])。す
なわち、このような従来のシステムでは、例えば複数の
作業者で共著をするために、章などで作業分担を決め文
章作成を行う場合、共有データの格納場所を確保しその
格納場所を示したリファレンスを各作業者が自ワークス
テーションのディスクトップ上に置く。各作業者は自ワ
ークステーションのディスクトップ上で文章を作成し、
適当なタイミングでリファレンスで示された格納場所に
文章を格納する。他の共同作業者は格納された文書をリ
ファレンスアイコンを開くことにより参照することがで
きる。また他の作業者と同時に同じ文章を修正すること
を防ぐために一人の作業者のみが修正をできるように排
他制御を行っている。さらに誰が文章を編集中であるか
または最後に編集したのは誰かなどの情報を得ることが
できる。その結果、共有データの一貫性が保たれ共同作
業を行うことができる。
【0003】また、ワークステーションを使ってネット
ワークを介し共有データを共有ウィンドウに表示してリ
アルタイムなメッセージ交換を行うシステムが知られて
いる(例えば、XeroxのPalo Aloto研究
所によるColab System[3]、NTTのT
eamWorkstation[4][5][6]
[7]、NECのMERMAID[8][9])。すな
わち、このような従来のシステムでは、例えば遠隔地で
複数人で打合せを行う場合、打合せを行う人が使ってい
るワークステーションなどのアドレスを指定し打合せを
行うグループを形成し打合せに必要なアプリケーション
プログラムを起動してメッセージの交換を行う。その結
果、複数の共同作業者はデータを共有し共有ウィンドウ
で共有しているデータを操作することが可能となる。
【0004】[1]上谷晃弘(編),”ワークステーシ
ョンシリーズ JStarワークステーション”,丸
善,1986. [2]特開平2−2450号公報(ゼロックスコーポレ
ーション) 「ネットワーク化ワークステーション環境
における共用構造化データオブジェクトオブジェクトに
関する協同マルチユーザー活動の表現」 [3]Stefik,M.,Bobrow,D.G.,
Foster,G.,Lanning S.,and
Tatar,D. ”WYSIWIS:Revise
d:Early Experiences with
MultiuserInterfaces,” ACM
Transactions on Office I
nformation Systems,Vol.5,
No.2,April 1987,pp.147−16
7. [4]Ishii,Hiroshi.”TeamWor
kstation:Towards a Seamle
ss Shared Workspace.”CSCW
’90 Proceedings,October
1990,pp.13−26 [5]特開平3−119476号公報(NTT) 「共
用画面制御方式」 [6]特開平3−119477号公報(NTT) 「共
用画面制御方式」 [7]特開平3−119478号公報(NTT) 「共
用画面制御方式」 [8]渡手段和雄,阪田史郎,前野和俊,福岡秀幸,大
森豊子.”マルチメディア分散在席会議システム ME
RMAID”,情報処理学会論文誌,Vol.32,N
o.9,September 1991,Pages
1200−1209. [9]特開平3−58658号公報(NEC) 「分散
会議システム」
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
共有データ装置(例えば、XeroxのStarワーク
ステーションにおけるドロワー[1]やShared
Book[2])においては共有データを複数の作業者
が同時に見ることはできるが個人のワークステーション
へ複写しないかぎり変更はできない。複写すると、共有
データとの関係を保つことができず、部分的な修正を自
動的に共有データに行うことはできない、また、複写し
たデータをもとに共有データをハイライトなどの指示を
することができないという問題があった。
【0006】また、従来の共有データ装置(例えば、S
hared Book[2])においては共有データを
個人のワークステーション上に持ってきているが、バー
ジョンの違う同一のデータとして扱っており、複数の作
業者が同時に他の作業者に影響をあたえずに共有のデー
タを操作できない、また個人のワークステーション上に
持ってきて作業しているデータは他の作業者から参照で
きない、また作業途中のデータを他の作業者に見せて議
論をすることもできないという問題があった。
【0007】また、従来の共同作業システム(例えば、
XeroxのPalo Aloto研究所によるCol
ab System[3]、NTTのTeamWork
station[4][5][6][7]、NECのM
ERMAID[8][9])において共有のデータを持
ち、そのデータをだれでも操作できるが、個人のデータ
と共有のデータの2種類しか持っていないため、複数の
作業者が同時に他の作業者に影響をあたえずに共有のデ
ータを操作できないという問題があった。
【0008】本発明は、前記問題点を解決するために案
出されたものであって、共同作業者が他の作業者に影響
をあたえずに自由に共有データを操作し、自分の考えを
整理することを可能とし、さらにこの自分で整理したデ
ータをもとに他の作業者とコミュニケーションし、自分
の作業結果を共有データにすることを可能とすることを
課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明(請求項
1)は、複数の作業者に共有される共有データと、その
共有データとつながりを持ち各作業者が占有できる半共
有データを記録する共有および半共有データ蓄積手段
(3)と、共有データおよび半共有データを管理する共
有データ管理手段(4)を設けた基本構成を有する。
【0010】本発明(請求項2)は、前記基本構成にお
いて、分散して存在する共有データを管理する分散半共
有データ管理手段(15)を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明(請求項3)は、前記基本構成にお
いて、作業者が使っている共有ウインドウに対して、表
示するデータを管理する表示データ管理手段(5)を設
けたことを特徴とする。
【0012】本発明(請求項4)は、前記発明(請求項
3)において、表示データのデータ構造の内一部分は共
有データを表示し、一部分は半共有データを表示する表
示データ選別合成機能を有することを特徴とする。
【0013】本発明(請求項5)は、前記発明(請求項
3)において、他の共同作業者の共有ウィンドウの表示
を自分の半共有データの表示状態にする強制的表示状態
変更機能を有することことを特徴とする。
【0014】本発明(請求項6)は、前記発明(請求項
5)において、前記強制的表示状態変更機能により強制
的に変更された共有ウィンドウの表示状態をもとに戻す
表示状態復帰手段(6)を設けたことを特徴とする。
【0015】本発明(請求項7)は、前記発明(請求項
5)において、他の作業者に強制的に変更されることを
拒否するための強制的表示状態変更拒否機能を設けたこ
とを特徴とする。
【0016】本発明(請求項8)は、前記発明(請求項
4)において、作業者が指定したデータ構造の共有デー
タ表示部分と半共有データ表示部分の組合せを記憶する
表示状態記憶再生手段(7)を設けたことを特徴とす
る。
【0017】本発明(請求項9)は、前記発明(請求項
3)において、共有データまたは、他の作業者の半共有
データの変更を表示装置に反映させるタイミングを変更
する、変更データ反映管理手段(8)を設けたことを特
徴とする。
【0018】本発明(請求項10)は、前記発明(請求
項9)において、共有データ管理手段(4)から送られ
てくる変更データを一時的に蓄積する変更データ記憶手
段(9)を設けたことを特徴とする。
【0019】本発明(請求項11)は、前記発明(請求
項1)において、共有データの一部分を半共有データに
変更する共有データ書換手段(10)を設けたことを特
徴とする。
【0020】本発明(請求項12)は、前記発明(請求
項1)において、共有データと半共有データまたは、半
共有データ間の差を調べる、差分発見手段(11)を設
けたことを特徴とする。
【0021】本発明(請求項13)は、前記発明(請求
項3)において、作業者の表示状態を記録する作業者表
示状態記録手段(15)と作業者の表示状態を管理する
作業者表示状態管理手段(12)を設けたことを特徴と
する。
【0022】本発明(請求項14)は、前記発明(請求
項13)において、共有データまたは半共有データのデ
ータ構造の特定の部分を参照している他の共同作業者を
問合せる共同作業者状況問合せ機能を設けたことを特徴
とする。
【0023】本発明(請求項15)は、前記発明(請求
項3)において、作業者のワークステーションのデータ
を指示することにより、共有データの操作をする遠隔操
作手段(13)を設けたことを特徴とする。
【0024】本発明(請求項16)は、前記発明(請求
項1)において、共有データと半共有データのバージョ
ン管理を行うバージョン管理手段(14)を設けたこと
を特徴とする。
【0025】本発明(請求項17)は、前記発明(請求
項1)において、半共有データの特定のバージョンに他
の作業者からの参照を許すか許さないかの制御を行う参
照制御機能を設けたことを特徴とする。
【0026】本発明(請求項18)は、前記発明(請求
項1)において、共有データへの書き込みを行うことが
できる権利の保持者のみに共有データの変更を許すこと
を特徴とする。
【0027】本発明(請求項19)は、共有データへの
書き込みを行うことができる権利を取得したり、放棄し
たりする共有データ変更権利受け渡し機能を有すること
を特徴とする。
【0028】
【作用】共有データ管理手段は半共有データの作成要求
に基づき要求を出した作業者用の半共有データを共有お
よび半共有データ蓄積手段に作成する。作業者が使用す
るワークステーションからの要求に応じて共有データお
よび半共有データの更新を行う。本発明(請求項1)に
よれば、複数の作業者が同時に他の作業者に影響をあた
えずに共有のデータを操作することができる。
【0029】作業者は、共有データ管理手段は半共有デ
ータの作成要求に基づき要求を出した作業者用の半共有
データを要求者のワークステーションに送る。前記半共
有データは、ワークステーション上の分散半共有データ
管理手段で受け取られ、前記分散半共有データ管理手段
は受け取った半共有データを半共有データ蓄積手段に蓄
積する。半共有データを持っているワークステーション
上で操作された半共有データの更新は、前記分散半共有
データ管理手段により半共有データの更新がされ、半共
有データを更新した旨共有データ管理手段に通知する。
また、共有データ管理手段は、半共有データの変更や、
参照の要求に応じて、分散半共有データ管理手段に情報
の提供を求める。情報の提供を求められた分散半共有デ
ータ管理手段は要求に基づいて分散半共有データ管理手
段が管理している半共有データの情報を共有データ管理
手段に情報を提供する。本発明(請求項2)によれば、
作業者のワークステーション上に作業者用の半共有デー
タが存在しているために作業者の操作に対して早い応答
ができ、作業を円滑に進めることが可能となる。
【0030】表示データ管理手段は、任意のウィンドウ
上に表示するデータ(共有データまたは任意の作業者の
半共有データ)を管理する。作業者により表示データの
指示があると、表示データ管理手段は、共有データ管理
手段に依頼し、必要なデータを受け取り、表示手段に渡
す。本発明(請求項3)によれば、共有データや任意の
作業者の半共有データを作業者の意志で表示できるため
に、他の作業者の半共有データまたは共有データと作業
者本人の半共有データとの比較が可能となる。
【0031】本発明(請求項4)によれば、表示データ
の切替えを、共有データや半共有データの単位でなく、
共有データや半共有データの任意のデータ種の単位で組
合せが可能となる。
【0032】本発明(請求項5)によれば、他の共同作
業者の共有ウィンドウの表示を自分の半共有データの表
示状態にする強制的表示状態変更機能により、作業者は
自分の意見を自分が操作した状態を見せながら意見交換
ができるものである。
【0033】表示状態復帰手段は、表示データ管理手段
からの保存命令により、現在の表示状態を表示状態記憶
再生部7に保存し、表示データ管理手段からの復帰命令
により保存されていた表示状態をもとに戻す。
【0034】本発明(請求項6)によれば、作業者が作
業途中に他の作業者との議論のために自分の表示を他の
作業者の表示と同じ表示方法に変更してもすぐに変更前
に戻すことが可能となる。
【0035】また、本発明(請求項7)によれば、他の
作業者に強制的に変更されることを拒否するための強制
的表示状態変更拒否機能により、他の作業者との議論な
どにより作業を邪魔されたくない場合に他の作業者から
の表示状態変更を拒否でき、作業を中断なく継続でき
る。
【0036】表示状態記憶再生手段は、作業者が表示状
態を変更する時作業者の指示に基づいて変更前の表示状
態(表示するデータ種の組合せ)を記憶しておき、作業
者の要求に基づいて記憶していたデータ種の組合せを提
示し、提示した組合せが指定されると指定された組合せ
を表示データ管理手段に送る。本発明(請求項8)によ
れば、一度作成した表示状態を記憶させその状態にすぐ
に変更できるために他の作業者の状態を参照するたびに
表示状態を指示することなく表示状態の変更が可能とな
る。
【0037】変更データ反映管理手段は、一定時間毎に
共有データまたは半共有データを参照し、更新や追加な
ど表示データとの差を計算し変更点を表示データ管理手
段に送る。本発明(請求項9)によれば、変更のタイミ
ングを最適なタイミングにすることにより、他の作業者
の作業や共有データの変更に伴って発生する表示画面の
書換えによる作業や思考の中断を防止でき、また他の作
業者の修正をタイムリーに知ることも可能となる。
【0038】変更データ記憶手段は、共有データ管理手
段から共有データや半共有データが送られて来る場合
で、かつ変更データがすぐに表示データに反映されない
設定になっている場合、送られてきたデータを蓄積し、
変更データ反映管理手段に変更があったことを通知す
る。また、変更データ反映管理手段から、要求があった
場合蓄積していたデータを変更データ反映管理手段に渡
す。本発明(請求項10)によれば、表示タイミングに
なった時に共有データ管理手段にデータを取りにいかな
くてすむため、表示変更を高速にできる。
【0039】共有データ書換手段は、作業者から共有デ
ータの書換要求があった場合、要求者が操作権を保持し
ているか調べ、操作権を保持していない作業者の変更は
拒否する。操作権を保持している作業者からの要求の場
合、作業者の要求に基づいて、半共有データの値で共有
データを書き換えるまたは、作業者から送られたデータ
に共有データを書き換える。本発明(請求項11)によ
れば、操作権を保持していない作業者が誤って共有デー
タを書き換えることを防止できる。また各作業者が修正
または追加したデータを入力し直すことなく、半共有デ
ータを自動的に共有データにできるため、入力などの手
間が省ける。
【0040】差分発見手段は、作業者からの要求により
共有データまたは、半共有データ間の差を調べ、作業者
にその結果を通知する。本発明(請求項12)によれ
ば、作業者間の差や、共有データとの違いを自動的に調
べることが可能となる。
【0041】作業者表示状態管理手段は、各作業者が共
有データ管理手段に表示データを要求した場合や、表示
データを変更した場合に、作業者表示状態記録手段に各
作業者の表示状態を記録する。本発明(請求項13)に
よれば、データの更新を各ワークステーションに伝える
時すべての更新データをワークステーションに送った
り、送る前に、ワークステーションが表示しているデー
タを問合せることなく必要なデータのみを選別して送る
ことが可能となる。
【0042】本発明(請求項14)によれば、共同作業
者の状況を問合せる機能を有するので、各作業者がどの
ような状態でデータを見ているかを知ることができる。
【0043】遠隔操作手段は、情報入力手段から伝達さ
れた作業者の要求により、影響を与えたいウィンドウの
存在しているワークステーションに対して、反映の種類
と反映対象のデータIDを配信する。本発明(請求項1
5)によれば、作業者が手もとのワークステーションで
行った作業をもとに、他のワークステーション上のデー
タ(他の作業者の半共有データまたは共有データ)の操
作が可能となる。
【0044】バージョン管理手段は、共有データまた
は、半共有データが更新された時か、作業者から要請が
あった時に新しいバージョンを作成する。また、作業者
から要求があると任意のバージョンを最新バージョンと
する。本発明(請求項16)によれば、バージョン管理
を行うことによりある一連の特定な操作を行う前の状態
に戻すことができ、試行錯誤しながらのデータの変更が
可能となる。
【0045】本発明(請求項17)によれば、半共有デ
ータの特定のバージョンに他の作業者からの参照を許す
か許さないかの制御を行うことにより、データ操作の各
バージョンごとに他の作業者からの参照を制御できるた
めに、他の作業者に知られたくない半共有データの操作
が可能となる。
【0046】本発明(請求項18)によれば、共有デー
タへの書き込みを行うことができる権利を定め、権利保
持者のみに共有データの変更を許すことにより、共有デ
ータの変更をむやみに行うことを防止でき、各作業者の
混乱抑制や共有データの改ざん防止ができる。
【0047】本発明(請求項19)によれば、共有デー
タへの書き込みを行うことができる権利を取得したり、
放棄したりする共有データ変更権利受渡しの機能によ
り、共有データの変更を特定の人に任せるのでなく、状
況に応じて変更できるため作業の効率化がはかれる。
【0048】
【実施例】第1の実施例 以下、図面により本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の一実施例のブロック図を示す。この実施例の装置
は、作業者の用いるワークステーションA(1)…
(n)と複数の作業者の共有する共有データを管理する
共有ファイルサーバBがネットワーク1を介して接続さ
れている。ワークステーションAは通信管理部2、表示
データ管理部5、表示状態復帰部6、表示状態記憶再生
部7、変更データ反映管理部8、変更データ記憶部9、
遠隔操作部13、情報入力部16、表示部17を備え、
共有ファイルサーバBは、通信管理部2’、共有および
半共有データ蓄積部3、共有データ管理部4、共有デー
タ書換部10、差分発見部11、作業者表示状態管理部
12、バージョン管理部14、作業者表示状態記録部1
5、を備えている。
【0049】通信管理部2、2’はネットワーク1を介
して共有データ管理装置4と表示データ管理部5との間
の通信を管理するための装置である。共有および半共有
データ蓄積部3は、共有データ管理部4の制御のもと
に、共有データと半共有データを蓄積する。
【0050】共有データ管理部4は、共有データから、
半共有データを作成したり、共有データおよび半共有デ
ータの更新の管理をおこなう。さらに、共有データ管理
部4は作業者の要求を処理するために、通信管理部2か
ら伝達された作業者の要求に基づいて共有データ書換部
10、差分発見部11、作業者表示状態管理部12、バ
ージョン管理部14を制御する。
【0051】表示データ管理部5は、共有データ管理部
4から送られてくる表示データを表示部17の指定され
たウィンドウに表示する。また、表示データ管理部5
は、作業者が情報入力部16を介して行った操作を表示
部17の表示画面に反映させるとともに、共有データ管
理部4の必要とするデータを選別し、共有データ管理部
4に伝達する。
【0052】表示状態復帰部6は、他の作業者から強制
的表示の変更要求があった場合、表示データ管理部5か
らの保存命令により、現在の表示状態を表示状態記憶再
生部7に保存し、表示データ管理部5からの復帰命令に
より保存されていた表示状態をもとに戻す。
【0053】表示状態記憶再生部7は、作業者が表示状
態を変更する場合に変更前の表示状態(表示するデータ
種の組合せ)を記憶し、作業者の要求に基づいて記憶し
ていたデータ種の組合せを提示し、提示した組合せが指
定されると指定された組合せを表示データ管理部5に送
る。なお、変更前の表示状態(表示するデータ種の組合
せ)を記憶する場合、変更の度に記憶しなくても作業者
の指示があった場合だけ記録してもよい。
【0054】変更データ反映管理部8は、一定時間毎に
共有データまたは半共有データを参照し、更新や追加な
ど表示データとの差を計算し変更点を表示データ管理部
5に送る。なお、更新や追加などを表示データ管理部5
に送る制御方法として、一定時間間隔以外にも、作業者
が行った操作数や、作業者が要求した時、作業者が一定
時間作業をしなかった時などとすることもできる。ま
た、共有データや、半共有データが修正されるたびに更
新データが共有ファイルサーバBから送られてくる場合
は、送られてきたデータを変更データ記憶部9に蓄積
し、表示データ管理部5に伝達するタイミングになった
時に、変更データ記憶部9から読み出し表示データ管理
部5に送る。
【0055】共有データ書換部10は、作業者からの共
有データ書換要求があった場合に、共有データ管理部4
の命令により、共有および半共有データ蓄積部3の共有
データを要求に基づいて変更する。なお、共有データの
変更ができる人を限定するため、または誤って共有デー
タを変更することを防止するための操作権が設定されて
いる場合は、要求者が操作権を持っているかを判定し、
操作権を持っている場合にのみ操作を許可する方法とし
てもよい。
【0056】差分発見部11は、作業者からの差分発見
要求があった場合、共有データ管理部4の命令により指
定されたデータ間の差分を見つける。差分の発見方法は
共有および半共有データ蓄積部3のデータの内指定され
たデータの同じデータID同士を比較し、差を見つけ
る。また、差分発見の時データ種を指定し、必要なデー
タ種だけを比較し差分を発見する方法や、差のないもの
を抜き出す方法などを用いてもよい。
【0057】作業者表示状態管理部12は、各作業者が
共有データ管理部4に表示データを要求した場合や、表
示データを変更した場合に、作業者表示状態記録部15
に各作業者の表示状態を記録する。また作業者から他の
作業者の表示状態の問合せがあった場合は、作業者表示
状態記録部15にはいっている情報を提示する。なお、
この情報の提示方法として、すべての作業者の情報を返
す方法や、特定の作業者の情報を返す方法や、特定のデ
ータを参照している作業者を返す方法などを用いてもよ
い。
【0058】遠隔操作部13は、情報入力部16を介し
て作業者から遠隔操作の要求があると、影響を与えたい
ウィンドウの存在しているワークステーションに対し
て、反映の種類と反映対象のデータIDを配信する。
【0059】バージョン管理部14は、共有データまた
は、半共有データが更新された時か、作業者から要請が
あった時に新しいバージョンを作成する。なお、新しい
バージョンの作成方法として、共有データまたは、半共
有データが更新された時や、作業者から要請があった時
などとすることもできる。また、作業者から要求がある
と作業者指定のバージョンを最新バージョンとする。ま
た、作業者から要求があると作業者指定のバージョンを
表示データ管理部5に送り表示する。
【0060】図3は、図1の共有データ管理部4が管理
し、共有および半共有データ蓄積部3に蓄積されてい
る、カード情報の共有データおよび半共有データのデー
タ構造図である。この場合データ種として、「内容」、
「表示位置(X,Y)」および「大きさ(高さ、幅)」
を持っている。「データID」の項は共有データの中の
データを特定するための識別符号である。「内容」の項
は、カード情報の内容である。「表示位置」の項はカー
ドが表示部17のどの位置に表示されるかを示す。「大
きさ」の項はカードの大きさであり高さは縦の寸法、幅
は横の寸法を示す。半共有データと共有データは同じデ
ータIDで管理され、半共有データは各作業者ごとに持
つ。
【0061】図4は、図1の共有データ管理部4が管理
し、共有および半共有データ蓄積部3に蓄積されてい
る、ラベル情報の共有データおよび半共有データのデー
タ構造図である。この場合データ種として、「内容」、
「表示位置(X,Y)」、「大きさ(高さ、幅)」、
「中身」、「レイヤ」を持っている。「データID」の
項目は共有データの中のデータを特定するための識別符
号である。「内容」の項は、ラベル情報の内容である。
「表示位置」の項はラベルが表示部のどの位置に表示さ
れるかを示す。「大きさ」の項はラベルの大きさであり
高さは縦の寸法、幅は横の寸法を示す。「中身」の項は
このラベルに分類されているカード群とラベル群を示
す。「レイヤ」の項は、ラベルの階層を示す。例えば、
階層1のラベルは階層2のラベルの中身にはいることが
でき、ラベル2に分類されていることを表す。半共有デ
ータと共有データは同じデータIDで管理され、半共有
データは各作業者ごとに持つ。
【0062】図5は、共有ファイルサーバとワークステ
ーション間またはワークステーション同士で取り交わさ
れるコマンドデータの構造図である。「操作者」の項目
は、コマンドを発行した作業者を示す。「ワークステー
ション」の項目はコマンドを発行した作業者が使ってい
るワークステーションを示す。「命令」の項目は共有フ
ァイルサーバまたはワークステーションに対する要求項
目を示す。「コマンド番号」の項目は、ワークステーシ
ョンから発行されたコマンドを識別するために付けられ
る。共有ファイルサーバやワークステーションが要求に
対して応答を返す場合はこのコマンド番号を付けて応答
し、どのコマンドに対する応答か識別可能とする。
【0063】図6は、ワークステーションから要求され
たコマンドに対する応答データの構造図である。「操作
者」の項目は、コマンド(共有ファイルサーバやワーク
ステーションに対して行われた処理要求)を発行した作
業者を示す。「ワークステーション」の項目はコマンド
を発行した作業者が使っているワークステーションを示
す。「コマンド番号」の項目は、ワークステーションか
ら発行されたコマンドを識別するために付けられる。
「結果」の項目は要求に対する結果を示す。
【0064】図7は、表示データ管理部5が共有ファイ
ルサーバの共有データ管理部4に発行する表示データ変
更データの構造図を示す。「操作者」の項目は、コマン
ドを発行した作業者を示す。「ワークステーション」の
項目はコマンドを発行した作業者が使っているワークス
テーションを示す。「ウィンドウ」の項目は、作業者が
表示を変更しようとしているウィンドウを示す。「表示
パターン」の項目は、ウィンドウに表示するデータを示
す。例1は、データ種毎の変更は行わない場合を示し、
例2はデータ種毎の変更を行う場合を示す。
【0065】図8は、表示データ管理部5から共有ファ
イルサーバBの共有データ管理部4に送られた表示デー
タ変更要求に基づいて要求もとに送る表示データの構造
図である。「操作者」の項目は、コマンドを発行した作
業者を示す。「ワークステーション」の項目はコマンド
を発行した作業者が使っているワークステーションを示
す。「ウィンドウ」の項目は、作業者が表示を変更しよ
うとしているウィンドウを示す。「データID」の項目
は図3または図4で示す共有データのデータIDであ
る。「データタイプ」の項目はカードデータかラベルデ
ータかを識別するための符号である。「内容」の項目
は、要求された表示パターンに合わせて集めたデータで
ある。
【0066】図9は、作業者表示状態記録部15に蓄積
されている作業者表示状態データの構造図である。作業
者表示状態データは、「操作者」、「ワークステーショ
ン」、「ウィンドウ」、「表示データ」の各項目を有
し、「表示データ」には「カード」と「ラベル」があ
り、「カード」には「内容」、「表示位置」、「大き
さ」があり、「ラベル」には「内容」、「中身」、「レ
イヤ」がある。「内容」、「表示位置」、「大きさ」、
「中身」、「レイヤ」等のデータは、共有データかある
いはどの操作者の半共有データかを指示するデータであ
る。
【0067】図10は、変更データ反映管理部8がもつ
更新データ書換タイミング表の構造図である。データの
種類ごとに書換のタイミングが指定される。(データの
種類の指定は、さらに細かいデータ種毎に指定すること
もできる)。
【0068】図11は、バージョン管理部14がもつ参
照許可管理データの構造図である。各データの各バージ
ョンごとに他の共同作業者の参照の可否を指定できる。
【0069】図12の(a)(b)は、図1の表示デー
タ管理部5により表示部17に表示されている2つの半
共有データを表示部上に表示しているウィンドウの表示
例である。
【0070】図13は、図1の表示データ管理部5によ
り表示される表示データ変更のためのウィンドウの表示
例である。同図の左側はデータ種毎の変更は行わない場
合を示し、右側はデータ種毎の変更を行う場合を示す。
図の右側のウィンドウの例では、カードについては、そ
の内容はAさん、表示位置はBさん、大きさはBさんの
それぞれの半共有データが表示されること、ラベルにつ
いては、内容は共有データ、中身とレイヤはAさんの半
共有データにより表示されることを示している。このよ
うに設定された表示データ変更データは、図7の例2の
ようになる。
【0071】図14は、図1の表示状態記憶再生部7に
より表示される表示パターン選択メニューウィンドウの
表示例である。図13の右側のウィンドウにおける表示
パターンのボタンをクリックすることにより図14の右
側に示すような記憶された表示状態の一覧が表示され
る。この一覧の中から所望のパターンを選択することに
より、表示データがその選択されたパターンに変更され
る。
【0072】図15は、図1の変更データ反映管理部8
により表示される表示タイミング変更操作ウィンドウの
表示例である。この画面表示例では共有データの表示の
変更は、時間間隔により行うことが設定され、その間隔
の設定値は10秒であり、Aさんの半共有データは変更
がある毎に表示の変更を行うことが設定され、Bさんの
半共有データは表示要求があったときに表示変更を行う
ことが設定され、Cさんの半共有データは操作した間隔
により設定され、20回操作が行われるごとに表示変更
を行うことを示している。
【0073】図16に、作業者が共有データを個人的に
変更するための半共有データのワークステーション上で
の作成制御フローが示されている。まず、作業者が共有
データを個人的に操作してみるために共有データと同じ
データが欲しいとき、作業者が情報入力部16を介して
その要求(即ち、半共有データ作成要求)を行うと、表
示データ管理部5は共有ファイルサーバヘの共有データ
の個人的操作要求をおこなう(ステップ161)。次に
前記個人的操作要求に対する応答として共有ファイルサ
ーバからの作成報告の着信の有無を調べ(ステップ16
2)、作成報告が着信していない場合はステップ162
を再び行い、作成報告が着信している場合は、作成の正
否を調べ(ステップ163)、失敗している場合は表示
部17に作成失敗メッセージを表示して(ステップ16
6)処理を終了し、成功している場合は、表示部17に
作成終了メッセージを表示し(ステップ164)、半共
有データをもとにして表示部17にデータを表示し(ス
テップ165)、処理を終了する。
【0074】図17において、作業者が共有データを個
人的に変更するための半共有データの共有ファイルサー
バでの作成制御フローが示されている。まず、共有デー
タ管理部4において、要求者の識別を行い(ステップ1
71)、次に、共有および半共有データ蓄積部3を調
べ、要求者の半共有データの存否を確認する(ステップ
172)。要求者の半共有データが存在する場合はステ
ップ175に進み、要求者の半共有データが存在しない
場合はステップ173に進む。次に要求者の半共有デー
タが存在しない場合は、要求者の半共有データのフィー
ルドを作成し(ステップ173)、共有データを半共有
データの同じデータ種にデータIDごとに複写し(ステ
ップ174)、要求者へ完了報告をし(ステップ17
5)、処理を終了する。
【0075】図18において、作業者が表示データを変
更するための表示データの制御フロー(ワークステーシ
ョン上)が示されている。まず、表示部17に図13に
示すような操作パネルを表示し(ステップ181)、作
業者の表示データの指定を待つ。作業者の入力の完了を
操作パネルの終了ボタンがクリックされたか否かの検出
により確認し(ステップ182)、入力が完了していな
い場合は入力を待ち(ステップ182を再び繰り返
す)、入力が完了している場合は、操作パネルにより指
定された表示状態のパターンを記録し(ステップ18
3)、指定された表示状態のパターンでの表示データ要
求を共有ファイルサーバに送る(ステップ184)。そ
の表示状態のパターンデータの例は図7に示されてい
る。次に、共有ファイルサーバからの応答があったか否
かを調べ(ステップ185)、共有ファイルサーバから
の応答が無い場合は応答を待つ(ステップ185を再び
繰り返す)。共有ファイルサーバからの応答があった場
合は共有ファイルサーバから送られてきたデータを表示
部に表示し(ステップ186)、処理を終了する。
【0076】図19において、作業者が表示データを変
更するための表示データの制御フロー(共有ファイルサ
ーバ)が示され、まず、受信データ(例えば図7の例
2)から要求者(操作者)を抜き出す(ステップ19
1)。次に受信データからワークステーションを抜き出
し(ステップ192)、受信データからウィンドウ番号
を抜き出し(ステップ193)、受信データから表示パ
ターンを抜き出す(ステップ194)。次に、表示パタ
ーンに”:”がないか否かを調べ(ステップ195)、
ある場合は作業者表示データ表のすべてのデータ種の表
示に表示パターンをセットし(ステップ196)、ある
場合はデータ構造ごとの表示パターンを抜き出し(表示
データ選別合成方法)、作業者表示状態データの各デー
タ種の表示にその値をセットする(ステップ197)。
次に、作業者表示データ表に基づいて、表示データを共
有データまたは半共有データから抜取り要求者に送り
(ステップ198)、処理を終了する。
【0077】図20は、表示状態記憶再生部7で行われ
る、表示データの再生処理制御フロー(ワークステーシ
ョン上)である。まず、表示部17に図14の右側に示
すような表示パターン選択メニューが表示され(ステッ
プ201)、作業者はそのメニューにより表示パターン
を選択する。次に図14の左側に示すような表示データ
変更パネルの値をメニューで選択された値に変更する
(ステップ202)。その変更の登録が終了したかを判
断し(ステップ203)、終了していない場合は終了す
る間で待ち(ステップ203を繰り返す)、終了した場
合は、表示データ要求処理に制御を渡し(ステップ20
4)、処理を終了する。
【0078】図21において、強制的表示状態変更処理
制御フロー(ワークステーション上)が示されている。
まず表示変更対象者のリストアップ要求を共有ファイル
サーバへ送る(ステップ211)。共有ファイルサーバ
からの応答を調べ(ステップ212)、応答がない場合
は応答を待つ(ステップ212を繰り返す)。応答があ
る場合は対象者の表示を行い(ステップ213)、チェ
ックされた対象者のリストを作成し(ステップ21
4)、自ワークステーションの表示状態をチェックされ
た対象者に送る(ステップ214)。次に、強制的表示
状態が解除されたか調べ(ステップ215)、表示状態
が解除されていない場合は解除を待つ(ステップ216
を繰り返す)。表示状態が解除されている場合は表示解
除のコマンドをチェックされた対象者に送り(ステップ
217)、処理を終了する。
【0079】図22において、強制的表示状態変更処理
のうち要求を受けた場合の制御フロー(ワークステーシ
ョン上)が示され、まず、変更拒否フラグの確認を行い
(ステップ221)、変更可能か否かを調べ(ステップ
222)、変更拒否の場合は、変更しない旨要求もとに
送り(ステップ228)、処理を終了する。変更可の場
合は現在の表示状態の保存を行い(ステップ223)、
表示状態を変更し(ステップ224)、要求もとのワー
クステーションへ表示状態の変更終了報告を送信する
(ステップ225)。次に、解除コマンドを受信したか
を調べ(ステップ226)、受信していない場合は、ス
テップ226を繰り返し、受信した場合はもとの表示状
態に戻し(ステップ227)、処理を終了する。
【0080】図23において、半共有データ変更処理制
御フロー(ワークステーション)が示され、まず、情報
入力部16からの入力が有るかを判断し(ステップ23
1)、入力がない場合は、入力を待つ(ステップ231
を繰り返す)。入力がある場合は、入力された情報が半
共有データの更新を伴うものか判断する(ステップ23
2)。更新をしない場合はステップ231に戻り、更新
を伴う場合は、更新項目とその内容を共有データ管理部
4に送る(ステップ233)。次に、共有ファイルサー
バからの応答を調べる(ステップ234)。応答がない
場合はステップ234を繰り返す。応答がある場合は、
表示部17の半共有データを変更し(ステップ23
5)、ステップ231に戻る。
【0081】図24は、半共有データ変更処理制御フロ
ー(共有ファイルサーバ)を示す。まず、共有データ管
理部4は、変更要求者が所有している半共有データの変
更か否かを判断し(ステップ241)、要求者と所有者
が異なる場合は変更できない旨要求者に通知し(ステッ
プ245)、要求者と所有者が同じ場合は半共有データ
の対応する場所を変更する(ステップ242)。次に変
更終了を要求もとに送る(ステップ243)。次に作業
者表示状態管理表より、変更した半共有データを参照し
ている作業者を抜き出し、変更内容を各作業者のワーク
ステーションへ伝え(ステップ244)、処理を終了す
る。
【0082】図25は、変更された半共有データの表示
変更処理制御フロー(ワークステーション)を示す。ま
ず、表示データ管理部5は、受信した変更データを変更
データ記憶部9に蓄積し(ステップ251)、変更デー
タ反映管理部8は図10に例示するような変更データ書
き換えタイミング表から変更タイミングを調べる(ステ
ップ252)。その結果により分岐する(ステップ25
3)。変更タイミングが要求時の場合は処理を終了す
る。変更タイミングが変更時の場合は、変更データ反映
管理部8は変更データに従い表示を書き換え(ステップ
258)、カウンターを止め(ステップ259)、処理
を終了する。また、変更タイミングが操作数による場合
は、変更データ反映管理部8は、カウンターが開始され
ていなければカウンターを開始し(ステップ254)、
カウンターが指定の回数になるまで待ち(ステップ25
5)、カウンターが指定回数になれば変更データに従い
表示を書き換え(ステップ258)、カウンターを止め
(ステップ259)、処理を終了する。変更タイミング
が一定時間間隔の場合は、変更データ反映管理部8は、
カウンターが開始されていなければカウンターを開始し
(ステップ256)、カウンターが指定時間になるまで
待ち(ステップ257)、カウンターが指定時間になれ
ば変更データに従い表示を書き換え、ステップ259に
進みカウンターを止め(ステップ258)処理を終了す
る。
【0083】図26は、変更データ反映管理部8におけ
る、変更された半共有データの表示タイミング変更処理
の制御フロー(ワークステーション)を示すものであ
る。まず、図15に例示するような表示タイミング変更
操作ウィンドウを開く(ステップ261)。作業者はこ
の表示タイミング変更操作ウィンドウにより、表示タイ
ミングの設定をおこなう。作業者の指示に基づき図10
に例示する更新データ書換タイミング表を書き換え処理
を終了する(ステップ262)。
【0084】図27は、ワークステーションにおける共
有データ管理部4による共有データ書き換え処理制御フ
ローを示すもので、まず、共有データの書換えのための
操作権を取得し(ステップ271)、半共有データから
の置き換えか否かを判断し(ステップ272)、半共有
データからの置き換えの場合は置き換えのデータIDを
送り(ステップ273)、共有ファイルサーバからの応
答の有無を調べる(ステップ274)。共有ファイルサ
ーバからの応答がない場合はステップ274を繰り返
し、応答があった場合は表示を変更し、処理を終了する
(ステップ275)。ステップ272において、半共有
データからの置き換えでない場合は、更新項目とその内
容を共有データ管理部4に送り(ステップ276)、共
有ファイルサーバからの応答の有無を調べる(ステップ
277)。その結果、共有ファイルサーバからの応答が
ない場合はステップ277を繰り返し、応答があった場
合は表示を変更し(ステップ278)、処理を終了す
る。
【0085】図28は、共有ファイルサーバの共有デー
タ書換部10による共有データ書き換え処理制御フロー
を示すものである。まず、共有データ書換部10は、操
作権保持者からの要求か否かを判断し(ステップ28
1)、要求者が操作権保持者でない場合は、操作権保持
者でないので変更しない旨要求もとに通知し(ステップ
282)、処理を終了する。ステップ281において、
要求者が操作権保持者であると判定された場合は、半共
有データとの置き換え要求か調べ(ステップ283)、
半共有データとの置き換え要求の場合は、対応するデー
タIDとユーザの、半共有データをもとに共有データを
書き換え(ステップ284)、変更終了を要求もとに送
り(ステップ285)、作業者表示状態管理表より、変
更した共有データを参照している作業者を抜き出し、変
更内容を各作業者のワークステーションへ伝え(ステッ
プ286)、処理を終了する。ステップ283におい
て、半共有データとの置き換え要求でないと判定された
場合は、共有データの対応する場所を変更し(ステップ
287)、変更終了を要求もとに送り(ステップ28
5)、作業者表示状態管理表より、変更した共有データ
を参照している作業者を抜き出し、変更内容を各作業者
のワークステーションへ伝え(ステップ286)、処理
を終了する。
【0086】図29は、ワークステーションの表示デー
タ管理部5における差分発見処理制御フローを示すもの
である。まず、表示データ管理部5は、差分発見要求を
共有ファイルサーバに送り(ステップ291)、共有フ
ァイルサーバからの応答があったか調べ(ステップ29
2)、応答がない場合はステップ292を繰り返す、応
答があった場合は、差分を表示し(ステップ293)、
処理を終了する。
【0087】図30は、共有ファイルサーバの差分発見
部11による差分発見処理制御フローを示すものであ
る。まず、差分発見部11は、共有および半共有データ
蓄積部3上の全てのデータIDについて同じデータID
の共有データと半共有データが同じかを調べ、差があれ
ばリストアップし(ステップ301)、差を要求もとに
送り(ステップ302)、処理を終了する。
【0088】図31は、ワークステーションの表示デー
タ管理部5による作業者の表示状態問合せ処理制御フロ
ーを示す図である。まず、知りたい作業者または、知り
たいデータを指定し(ステップ311)、知りたい作業
者または、知りたいデータを付けて作業者状態問合せ要
求を共有ファイルサーバに送る(ステップ312)。次
に共有ファイルサーバからの応答を調べ(ステップ31
3)、共有ファイルサーバからの応答がない場合はステ
ップ313を繰り返し、共有ファイルサーバからの応答
があった場合は他の作業者の状態を表示し(ステップ3
14)、処理を終了する。
【0089】図32は、共有ファイルサーバにおける作
業者表示状態管理部12による作業者の表示状態問合せ
処理制御フローを示す図である。まず、要求により、作
業者で作業者表示状態データを調べるか、データ構造に
より調べるかを決め(ステップ321)、作業者また
は、データ構造により作業者表示状態データを調べ、要
求もとに送り(ステップ322)、処理を終了する。
【0090】図33は、ワークステーションの遠隔操作
部13による遠隔操作処理制御フローを示す図である。
まず、遠隔操作部13は、共有ファイルサーバから現在
存在している共有データまたは、半共有データを表示し
ているウィンドウの一覧表を手に入れ(ステップ33
1)、作業者が指示した影響を与えたいウィンドウを調
べ(ステップ332)、作業者が指示したデータからデ
ータIDを調べ(ステップ333)、影響を与えたいウ
ィンドウが存在しているワークステーションに指示され
たデータIDを送り(ステップ334)、処理を終了す
る。
【0091】図34は、要求を受け取ったワークステー
ションにおける遠隔操作処理制御フローを示すもので、
送られてきたデータIDとウィンドウ番号に対応するデ
ータを反転させ処理を終了する(ステップ341)。
【0092】図35は、共有ファイルサーバの共有デー
タ管理部4による参照制御処理制御フローを示すもので
ある。まず、参照不可指示がワークステーションから届
いた場合、その要求をしている人の半共有データを保存
し、バージョン番号を付け(ステップ351)、最新バ
ージョンの半共有データに対して、参照不可のフラグを
立て(ステップ352)、処理を終了する。なお、共有
データや半共有データのバージョン管理を行い、他の作
業者に対して特定バージョンの参照をできなく制御して
いる場合において、半共有データの所有者以外が参照す
る場合は、新しいバージョンから調べ、参照が可になっ
ているデータを返すように制御する。また、操作権を設
けた場合における、操作権の受け渡し方法は、共有デー
タ管理部が操作権保持者を管理し、作業者から要求があ
ると無条件に操作権を渡す方法や、操作権保持できる人
数を制限しておきその人数まで操作権を渡しその人数を
越えている場合は操作権を渡さない方法や、操作権を持
っている人が次に操作権を持つ人を決める方法や、特別
に議長権を設定し、議長権を持っている人だけが操作権
保持者を指定する方法などを用いることができる。
【0093】なお、前記実施例では、通信部としてネッ
トワークを介して情報の伝達を行うようにしたが、本発
明はこれに限定されることなく、同一のワークステーシ
ョン内に本発明の構成部が存在する場合などはプロセス
間の通信やバスを使った通信でもよい。
【0094】第2の実施例 図2は本発明の第2の実施例のブロック図を示す。この
装置は、図1と同様に構成要素1〜17を備えると共
に、さらに各ワークステーションに半共有データを蓄積
する分散半共有データ蓄積部18と、分散半共有データ
の管理を行う分散半共有データ管理部19とが付加され
た構成を有する。なお、図2において、第1の実施例と
同等の要素には同じ符号を付している。
【0095】第1の実施例とは相違する点についてのみ
説明する。共有データ管理部4は半共有データの作成要
求に基づき要求を出した作業者用の半共有データを要求
者のワークステーションに送る。その半共有データは、
ワークステーション上の分散半共有データ管理部19で
受け取られ、その分散半共有データ管理部19は受け取
った半共有データを分散半共有データ蓄積部18に蓄積
する。半共有データを持っているワークステーション上
で操作された半共有データの更新は、分散半共有データ
管理部19により半共有データの更新がされ、半共有デ
ータを更新した旨共有データ管理部4に通知する。ま
た、共有データ管理部4は、半共有データの変更や、参
照の要求に応じて、分散半共有データ管理部19に情報
の提供を求める。情報の提供を求められた分散半共有デ
ータ管理部19は要求に基づいて分散半共有データ管理
部19が管理している半共有データの情報を共有データ
管理部4に提供する。本実施例によれば、作業者のワー
クステーション上に作業者用の半共有データを蓄積して
おり、共有ファイルサーバから操作時に転送する必要は
ないので、作業者の操作に対して速い応答ができる。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明(請求項1)
によれば、共有データとつながりを持ち各作業者が占有
できる半共有データを設けたことにより、複数の作業者
が同時に他の作業者に影響をあたえずに共有のデータを
操作できるため、円滑な共同作業が行うことができるも
のである。
【0097】また、本発明(請求項2)によれば、分散
して存在する共有データを管理する分散半共有データ管
理手段を設けたことにより、各作業者の操作に対して早
い応答ができ、作業を円滑に進めることが可能となるも
のである。
【0098】また、本発明(請求項3)によれば、作業
者が使っている共有ウインドウに対して、どのデータを
表示するかを管理をする表示データ管理手段を設けたこ
とにより、共有データや各作業者のデータを作業者の意
志で表示できるために、他の作業者や合意の取れた状態
(共有データ)と作業者本人との比較ができ発想の刺激
などの効果がある。
【0099】また、本発明(請求項4)によれば、表示
データのデータ構造の内一部分は共有データを表示し、
一部分は半共有データを表示するという表示データの選
別と合成を行う手段を設けたことにより、共有データや
各作業者のデータ構造の一部分を作業者の意志で表示で
きるために、他の作業者や合意の取れた状態と作業者本
人との比較ができ発想の刺激などの効果がある。
【0100】また、本発明(請求項5)によれば、他の
共同作業者の共有ウィンドウの表示を自分の半共有デー
タの表示状態にする強制的表示状態変更機能により、作
業者は自分の意見を自分が操作した状態を見せながら意
見交換ができるものである。
【0101】また、本発明(請求項6)によれば、強制
的に変更された共有ウィンドウの表示状態をもとに戻す
表示状態復帰手段により、作業者が作業途中に他の作業
者との議論のために自分の表示を他の作業者の表示と同
じ表示方法に変更してもすぐに変更前に戻すことが可能
なため、作業者は、他の作業者との議論の後に中断して
いた作業を容易に再開できる。
【0102】また、本発明(請求項7)によれば、他の
作業者に強制的に変更されることを拒否するための強制
的表示状態変更拒否機能により、他の作業者との議論な
どにより作業を邪魔されたくない場合に他の作業者から
の表示状態変更を拒否でき、作業を中断なく継続でき
る。
【0103】また、本発明(請求項8)によれば、作業
者が指定したデータ構造の共有データ表示部分と半共有
データ表示部分の組合せを記憶する表示状態記憶再生手
段により、一度作成した表示状態を記憶させその状態に
すぐに変更できるために他の作業者の状態を参照するた
びに表示状態を指示する手間を省くことができる。
【0104】また、本発明(請求項9)によれば、共有
データまたは、他の作業者の半共有データの変更を表示
手段に反映させるタイミングを変更する変更データ反映
管理手段により、変更のタイミングを最適なタイミング
にすることにより、他の作業者の作業や共有データの変
更に伴って発生する表示画面の書換えによる作業や思考
の中断を防止できる、また、他の作業者の修正をタイム
リーに知ることもできる。
【0105】また、本発明(請求項10)によれば、共
有ファイルサーバから送られてくる変更データを一時的
に蓄積する変更データ記憶手段により、表示タイミング
になった時に共有ファイルサーバにデータを取りにいか
なくてすむため、表示変更が高速にできる。
【0106】また、本発明(請求項11)によれば、共
有データの一部分を半共有データに変更する共有データ
書換手段により、各作業者が修正または追加したデータ
を入力し直すことなく、半共有データを自動的に共有デ
ータにできるため、入力などの手間を省くことができ
る。
【0107】また、本発明(請求項12)によれば、共
有データと半共有データまたは、半共有データ間の差を
調べる差分発見手段により、作業者間の意見の食い違い
や、共有データとの違いを自動的に知ることができ、他
の作業者との議論の前に作業者が、違いを捜す手間を省
くことができる。
【0108】また、本発明(請求項13、14)によれ
ば、作業者の表示状態を記録する作業者表示状態記録手
段と作業者の表示状態を管理する作業者表示状態管理手
段と共有データまたは半共有データのデータ構造の特定
の部分を参照している他の共同作業者を問合せる共同作
業者状況問合せ機能により、各作業者がどのような表示
状態でデータを見ているかを知ることにより、各作業者
が着目している視点や作業状態を類推することができ、
発想の刺激や他の作業者との議論の効率化を計ることが
できる。
【0109】また、本発明(請求項15)によれば、作
業者のワークステーションのデータを指示することによ
り、共有データの操作をする遠隔操作手段により、作業
者が手もとのワークステーションで行った作業をもと
に、他のワークステーション上のデータを操作できるた
め、議論を行う場合などに、手もとの表示を見て、共有
データの表示の中から関連するデータを捜す手間を省く
ことができる。
【0110】また、本発明(請求項16)によれば、共
有データと半共有データのバージョン管理を行うバージ
ョン管理手段により、バージョン管理を行うことにより
ある一連の特定な操作を行う前の状態に戻すことがで
き、試行錯誤しながらのデータの変更が可能となる。
【0111】また、本発明(請求項17)によれば、半
共有データの特定のバージョンに他の作業者からの参照
を許すか許さないかの制御を行う参照制御方法により、
データ操作の各バージョンごとに他の作業者からの参照
を制御できるために、他の作業者に知られたくない半共
有データの操作が可能となる。
【0112】また、本発明(請求項18)によれば、共
有データへの書き込みを行うことができる権利を定め、
権利保持者のみに共有データの変更を許す、共有データ
変更制御機能により、共有データの変更をむやみに行う
ことを防止でき、各作業者の混乱抑制や共有データの改
ざんの防止をすることができる。
【0113】また、本発明(請求項19)によれば、共
有データへの書き込みを行うことができる権利を取得し
たり、放棄したりする共有データ変更権利受渡し機能に
より、共有データの変更を特定の人に任せるのでなく、
状況に応じて変更できるため作業の効率化を計ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成もを示すブロック
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
【図3】共有データおよび半共有データを持ったカード
データの構造図
【図4】共有データおよび半共有データを持ったラベル
データの構造図
【図5】コマンドデータの構造図
【図6】応答データの構造図
【図7】表示データ変更データの構造図
【図8】共有ファイルサーバが送る表示データの構造図
【図9】作業者表示状態データの構造図
【図10】更新データ書換タイミング表の構造図
【図11】参照許可管理データの構造図
【図12】半共有データの画面表示例
【図13】表示データ変更操作パネルの画面表示例
【図14】表示パターン選択メニューウィンドウの画面
表示例
【図15】表示タイミング変更操作ウィンドウの画面表
示例
【図16】半共有データの作成制御フロー図(ワークス
テーション)
【図17】半共有データの作成制御フロー図(共有ファ
イルサーバ)
【図18】表示データの制御フロー図(ワークステーシ
ョン)
【図19】表示データ要求処理制御フロー図(共有ファ
イルサーバ)
【図20】表示データの再生処理制御フロー図(ワーク
ステーション)
【図21】強制的表示状態変更処理制御フロー図(ワー
クステーション)
【図22】強制的表示状態変更処理制御フロー図(ワー
クステーション)
【図23】半共有データ変更処理制御フロー図(ワーク
ステーション)
【図24】半共有データ変更処理制御フロー図(共有フ
ァイルサーバ)
【図25】変更された半共有データの表示変更処理制御
フロー図(ワークステーション)
【図26】変更された半共有データの表示タイミング変
更処理制御フロー図(ワークステーション)
【図27】共有データ書き換え処理制御フロー図(ワー
クステーション)
【図28】共有データ書き換え処理制御フロー図(共有
ファイルサーバ)
【図29】差分発見処理制御フロー図(ワークステーシ
ョン)
【図30】差分発見処理制御フロー図(共有ファイルサ
ーバ)
【図31】作業者の表示状態問合せ処理制御フロー図
(ワークステーション)
【図32】作業者の表示状態問合せ処理制御フロー図
(共有ファイルサーバ)
【図33】遠隔操作処理制御フロー図(ワークステーシ
ョン)
【図34】遠隔操作処理制御フロー図(ワークステーシ
ョン)
【図35】参照制御処理制御フロー図(共有ファイルサ
ーバ)
【符号の説明】
1…ネットワーク、2,2’…通信管理部、3…共有お
よび半共有データ蓄積部、4…共有データ管理部、5…
表示データ管理部、6…表示状態復帰部、7…表示状態
記憶再生部、8…変更データ反映管理部、9…変更デー
タ記憶部、10…共有データ書換部、11…差分発見
部、12…作業者表示状態管理部、13…遠隔操作部、
14…バージョン管理部、15…作業者表示状態記録
部、16…情報入力部、17…表示部、18…分散半共
有データ蓄積部、19…分散半共有データ管理部。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも作業者が使用するワークステ
    ーションと、共有データを管理する手段を備えた共同作
    業支援システムにおいて、 複数の作業者に共有される共有データと、共有データと
    つながりを持ち各作業者が占有できる半共有データを記
    録する共有および半共有データ蓄積手段と、 共有データおよび半共有データを管理する共有データ管
    理手段とを設けたことを特徴とする共同作業支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 分散して存在する共有データを管理する
    分散半共有データ管理手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の共同作業支援システム。
  3. 【請求項3】 作業者が使っている共有ウインドウに対
    して、表示するデータを管理する表示データ管理手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の共同作業支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記表示データ管理手段は、表示データ
    のデータ構造の内一部分は共有データを表示し、一部分
    は半共有データを表示する表示データ選別合成機能を有
    することを特徴とする請求項3記載の共同作業支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 他の共同作業者の共有ウィンドウの表示
    を自分の半共有データの表示状態にする強制的表示状態
    変更機能を有することを特徴とする請求項3記載の共同
    作業支援システム。
  6. 【請求項6】 強制的に変更された共有ウィンドウの表
    示状態をもとに戻す表示状態復帰手段を設けたことを特
    徴とする請求項5記載の共同作業支援システム。
  7. 【請求項7】 他の作業者に強制的に変更されることを
    拒否するための強制的表示状態変更拒否機能有すること
    を特徴とする請求項5記載の共同作業支援システム。
  8. 【請求項8】 作業者が指定したデータ構造の共有デー
    タ表示部分と半共有データ表示部分の組合せを記憶する
    表示状態記憶再生手段を設けたことを特徴とする請求項
    4記載の共同作業支援システム。
  9. 【請求項9】 共有データまたは、他の作業者の半共有
    データの変更を表示装置に反映させるタイミングを変更
    する、変更データ反映管理手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の共同作業支援システム。
  10. 【請求項10】 共有データ管理手段から送られてくる
    変更データを一時的に蓄積する変更データ記憶手段を設
    けたことを特徴とする請求項9記載の共同作業支援シス
    テム。
  11. 【請求項11】 共有データの一部分を半共有データに
    変更する共有データ書換手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の共同作業支援システム。
  12. 【請求項12】 共有データと半共有データまたは、半
    共有データ間の差を調べる、差分発見手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の共同作業支援システム。
  13. 【請求項13】 作業者の表示状態を記録する作業者表
    示状態記録手段と作業者の表示状態を管理する作業者表
    示状態管理手段を設けたことを特徴とする請求項3記載
    の共同作業支援システム。
  14. 【請求項14】 共有データまたは半共有データのデー
    タ構造の特定の部分を参照している他の共同作業者を問
    合せる共同作業者状況問合せ機能を有することを特徴と
    する請求項13記載の共同作業支援システム。
  15. 【請求項15】 作業者のワークステーションのデータ
    を指示することにより、共有データの操作をする遠隔操
    作手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の共同作
    業支援システム。
  16. 【請求項16】 共有データと半共有データのバージョ
    ン管理を行うバージョン管理手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の共同作業支援システム。
  17. 【請求項17】 半共有データの特定のバージョンに他
    の作業者からの参照を許すか許さないかの制御を行う参
    照制御機能を有することを特徴とする請求項16記載の
    共同作業支援システム。
  18. 【請求項18】 共有データ書換手段は、共有データへ
    の書き込みを行うことができる権利の保持者のみに共有
    データの変更を許すことを特徴とする請求項11記載の
    共同作業支援システム。
  19. 【請求項19】 前記共有データへの書き込みを行うこ
    とができる権利を取得したり、放棄したりする共有デー
    タ変更権利受け渡し機能を有することを特徴とする請求
    項18記載の共同作業支援システム。
JP4335563A 1992-11-20 1992-11-20 共同作業支援システム Pending JPH06161956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335563A JPH06161956A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 共同作業支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335563A JPH06161956A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 共同作業支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06161956A true JPH06161956A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18289983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4335563A Pending JPH06161956A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 共同作業支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06161956A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11134225A (ja) * 1997-08-28 1999-05-21 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
US5996002A (en) * 1996-07-26 1999-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Collaborative work support system and method to facilitate the process of discussion in a meeting using a shared window
JP2010224590A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Konica Minolta Holdings Inc 情報処理システム、情報処理方法および情報処理装置
JP2013020520A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Sony Corp 情報処理方法および情報処理システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5996002A (en) * 1996-07-26 1999-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Collaborative work support system and method to facilitate the process of discussion in a meeting using a shared window
JPH11134225A (ja) * 1997-08-28 1999-05-21 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2010224590A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Konica Minolta Holdings Inc 情報処理システム、情報処理方法および情報処理装置
JP2013020520A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Sony Corp 情報処理方法および情報処理システム
US9635313B2 (en) 2011-07-13 2017-04-25 Sony Corporation Information processing method and information processing system
US11487412B2 (en) 2011-07-13 2022-11-01 Sony Corporation Information processing method and information processing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8219431B2 (en) Workflow management system, method and device for managing a workflow including plural hierarchically-classified tasks
JP3252454B2 (ja) 共有データ変更状況把握装置
US6392669B1 (en) Schedule management system and method for displaying, managing, and changing a schedule and recording medium for storing the same
US6856962B2 (en) Schedule management system
JP4098435B2 (ja) 情報管理装置及びデータ生成方法並びに情報管理プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP4250344B2 (ja) ワークフローシステム、ワークフローサーバ、および記憶媒体
US5408662A (en) System for performing a cooperative operation on common data
JPH10214113A (ja) 掲示板型データベースを用いた業務処理システム及びその処理方法
AU2005200452A1 (en) System and method for integrating reservation information with personal information management
JP5649171B2 (ja) クライアント上で実行されるアプリケーションのローカル環境を共有可能にする方法、並びにそのサーバ及びコンピュータ・プログラム
JP2011175683A (ja) コンピュータが実行可能なワークフロー制御システム
WO2001065435A1 (fr) Systeme de traitement d'informations d'offres/recherches d'emploi
JP2007156678A (ja) ワークフローシステムおよび滞留電子文書処理方法
JPH11306173A (ja) 共同作業支援システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JPH06161956A (ja) 共同作業支援システム
JP2002202956A (ja) セキュリティ管理システム、セキュリティ管理方法及びセキュリティ管理プログラム
JPH07105131A (ja) 共同作業支援システム
JP2000259730A (ja) 作業管理システム
JP2000215244A (ja) ワ―クプロセス管理装置
US6799183B2 (en) Operation assistance method and system and recording medium for storing operation assistance method
JP5057481B2 (ja) ワークフローシステム、制御方法、およびプログラム
JP2000172649A (ja) 共同作業支援装置
JP2000029939A (ja) スケジュール管理支援装置及びそのスケジュール管理支援方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP3782196B2 (ja) コンカレントエンジニアリング支援装置及びコンカレントエンジニアリング支援方法
JP2004062881A (ja) 共同作業支援装置及び共同作業支援方法