JPH0616185Y2 - バルブ操作用ハンドル機構 - Google Patents
バルブ操作用ハンドル機構Info
- Publication number
- JPH0616185Y2 JPH0616185Y2 JP1987021262U JP2126287U JPH0616185Y2 JP H0616185 Y2 JPH0616185 Y2 JP H0616185Y2 JP 1987021262 U JP1987021262 U JP 1987021262U JP 2126287 U JP2126287 U JP 2126287U JP H0616185 Y2 JPH0616185 Y2 JP H0616185Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- diameter flange
- shear pin
- sleeve
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バルブを開閉する操作用ハンドルの誤操作防
止機能を備えたバルブ操作用ハンドル機構に関するもの
である。
止機能を備えたバルブ操作用ハンドル機構に関するもの
である。
〔従来の技術〕 この種のバルブ操作用ハンドル機構の典型的な従来例と
しては、実開昭61−194865号公報に開示された
ものがある。
しては、実開昭61−194865号公報に開示された
ものがある。
上記従来例によると、ステムを螺合によって上下動させ
るステムナットへハンドルのトルクを伝達するピン(シ
アピン)が、半径方向に挿通されているため、過大トル
クによってこのピンが折損した場合、孔の内部に残留し
た折損部分を容易に除去することができない問題があ
る。また、半径方向に挿通されたピンは、ハンドル回転
時の脱落を防止するためにねじ込み式となっているの
で、ハンドルの誤操作防止のためにピンを抜き取った
り、再びピンを差し込んだりする作業を容易・迅速に行
うことができず、しかも、ピンには、ねじ込み時の締め
付け力による圧縮応力が生じ、ピンの剪断強度はこの圧
縮応力の影響を受けることから、ハンドルのトルクが所
定値に達した時にピンが確実に折損されない恐れがあっ
た。
るステムナットへハンドルのトルクを伝達するピン(シ
アピン)が、半径方向に挿通されているため、過大トル
クによってこのピンが折損した場合、孔の内部に残留し
た折損部分を容易に除去することができない問題があ
る。また、半径方向に挿通されたピンは、ハンドル回転
時の脱落を防止するためにねじ込み式となっているの
で、ハンドルの誤操作防止のためにピンを抜き取った
り、再びピンを差し込んだりする作業を容易・迅速に行
うことができず、しかも、ピンには、ねじ込み時の締め
付け力による圧縮応力が生じ、ピンの剪断強度はこの圧
縮応力の影響を受けることから、ハンドルのトルクが所
定値に達した時にピンが確実に折損されない恐れがあっ
た。
上記従来技術による問題点は、本考案によって有効に解
決することができる。
決することができる。
すなわち本考案に係るバルブ操作用ハンドル機構は、バ
ルブ本体から上方へ延長されたステム上端部にスリーブ
が螺合され、このスリーブの外周面に固定されたボス部
と、このボス部の外径フランジの上面に当接された内径
フランジを有するハンドルが、前記外径フランジ及び内
径フランジの双方を上下方向に貫通して開設された挿通
孔に挿脱可能に差し込まれ設定値以上の剪断応力で折損
されるシェアーピンを介して連結されたものである。
ルブ本体から上方へ延長されたステム上端部にスリーブ
が螺合され、このスリーブの外周面に固定されたボス部
と、このボス部の外径フランジの上面に当接された内径
フランジを有するハンドルが、前記外径フランジ及び内
径フランジの双方を上下方向に貫通して開設された挿通
孔に挿脱可能に差し込まれ設定値以上の剪断応力で折損
されるシェアーピンを介して連結されたものである。
本考案によると、シェアーピンが差し込まれる挿通孔
が、スリーブに固定されたボス部の外径フランジとハン
ドルの内径フランジを上下方向に貫通していることか
ら、シェアーピンは前記挿通孔に上方から差し込むだけ
でセットされ、ねじ込みによる圧縮力が与えられること
もないので、バルブ本体を閉弁させる際などのハンドル
からのトルクが所定値を超えるとシェアーピンの折損に
よって、ステムへのハンドル操作力の伝達が確実に遮断
される。また、折損したシェアーピンが挿通孔内に残存
しているような場合でも、新しいシェアーピンを挿通孔
に押し込むだけで折損部分が容易に押し出し排除され
る。
が、スリーブに固定されたボス部の外径フランジとハン
ドルの内径フランジを上下方向に貫通していることか
ら、シェアーピンは前記挿通孔に上方から差し込むだけ
でセットされ、ねじ込みによる圧縮力が与えられること
もないので、バルブ本体を閉弁させる際などのハンドル
からのトルクが所定値を超えるとシェアーピンの折損に
よって、ステムへのハンドル操作力の伝達が確実に遮断
される。また、折損したシェアーピンが挿通孔内に残存
しているような場合でも、新しいシェアーピンを挿通孔
に押し込むだけで折損部分が容易に押し出し排除され
る。
以下、本考案を、第1図に示す一実施例を参照しながら
説明する。
説明する。
すなわちこの実施例に係るバルブ操作用ハンドル機構に
おいて、参照符号1は上下方向に延在されて下端のバル
ブ本体(図示省略)を開閉動作させるステムであり、こ
のステム1の上端に形成された雄螺子部1aは、ベアリ
ング3及びスラストカラー5を介してヨーク4に回動自
在に保持されたスリーブ2の内周の雌螺子孔と螺合され
ている。スリーブ2の外周にはハンドル6が配置されて
おり、このハンドル6に形成された内径フランジ61
が、スラストカラー5の上側でスリーブ2の外周面に固
定されたボス部62の外径フランジ62aの上面に対向
接触されている。
おいて、参照符号1は上下方向に延在されて下端のバル
ブ本体(図示省略)を開閉動作させるステムであり、こ
のステム1の上端に形成された雄螺子部1aは、ベアリ
ング3及びスラストカラー5を介してヨーク4に回動自
在に保持されたスリーブ2の内周の雌螺子孔と螺合され
ている。スリーブ2の外周にはハンドル6が配置されて
おり、このハンドル6に形成された内径フランジ61
が、スラストカラー5の上側でスリーブ2の外周面に固
定されたボス部62の外径フランジ62aの上面に対向
接触されている。
ハンドル6の内径フランジ61と、ボス部62の外径フ
ランジ62aには、その双方を軸方向に貫通する挿通孔
63が開設されており、この挿通孔63には、上方から
シェアーピン7の軸部が差し込まれ、ハンドル6の回転
操作によるトルクは、シェアーピン7を介してボス部6
2へ伝達され、スリーブ2を回転させるようになってい
る。また、参照符号8は銘板9を介して前記ハンドル6
を固定するキャップナットである。
ランジ62aには、その双方を軸方向に貫通する挿通孔
63が開設されており、この挿通孔63には、上方から
シェアーピン7の軸部が差し込まれ、ハンドル6の回転
操作によるトルクは、シェアーピン7を介してボス部6
2へ伝達され、スリーブ2を回転させるようになってい
る。また、参照符号8は銘板9を介して前記ハンドル6
を固定するキャップナットである。
上記シェアーピン7は、予め設定された以上の剪断応力
が働くと折損するように、その剪断強度が設定されてい
る。このため、ハンドル操作によるバルブ開閉時に過大
トルクが作用した際、シェアーピン7が折損することに
よって、ハンドル6とボス部62との連結状態を解除
し、所定以上の過大な締め付け力がバルブ本体側に作用
しないようにしているものであり、折損後、新しいシェ
アーピン7と取り替えることによって復旧させることが
できるようになっている。また、バルブ本体の設定位置
がハンドル6の誤操作によって不用意に動いてしまうの
を防止する場合は、シェアーピン7を挿通孔63から引
き抜いておけば、ハンドル6からボス部62へのトルク
伝達がなされなくなり、ハンドル6が空転するため、バ
ルブの閉止状態あるいは所定の開度を維持することがで
きる。
が働くと折損するように、その剪断強度が設定されてい
る。このため、ハンドル操作によるバルブ開閉時に過大
トルクが作用した際、シェアーピン7が折損することに
よって、ハンドル6とボス部62との連結状態を解除
し、所定以上の過大な締め付け力がバルブ本体側に作用
しないようにしているものであり、折損後、新しいシェ
アーピン7と取り替えることによって復旧させることが
できるようになっている。また、バルブ本体の設定位置
がハンドル6の誤操作によって不用意に動いてしまうの
を防止する場合は、シェアーピン7を挿通孔63から引
き抜いておけば、ハンドル6からボス部62へのトルク
伝達がなされなくなり、ハンドル6が空転するため、バ
ルブの閉止状態あるいは所定の開度を維持することがで
きる。
また、シェアーピン7がハンドル6からの過大トルクに
よって折損した場合、挿通孔63内に残存したこのシェ
アーピンは、シェアーピン7を差し込む時に容易に排除
され、しかもねじ込み式ではないので、その着脱も容易
である。
よって折損した場合、挿通孔63内に残存したこのシェ
アーピンは、シェアーピン7を差し込む時に容易に排除
され、しかもねじ込み式ではないので、その着脱も容易
である。
なお、上記の実施例において、シェアーピン7の材質、
径寸法及び連結位置を適宜変更することにより、折損時
のトルクを任意に設定することができる。
径寸法及び連結位置を適宜変更することにより、折損時
のトルクを任意に設定することができる。
本考案によると、バルブ本体を閉弁させる際などのハン
ドルからのトルクが所定値を超えると、シェアーピンが
折損されて、バルブ本体側の過大負荷による損傷を確実
に防止することができるものであり、折損したシェアー
ピンが挿通孔内に残存しているような場合でも、新しい
シェアーピンを押し込むだけで前記折損部分を容易に排
除することができ、しかも、バルブロック時のシェアー
ピンの着脱や折損時の交換作業を容易・迅速に行うこと
ができる。
ドルからのトルクが所定値を超えると、シェアーピンが
折損されて、バルブ本体側の過大負荷による損傷を確実
に防止することができるものであり、折損したシェアー
ピンが挿通孔内に残存しているような場合でも、新しい
シェアーピンを押し込むだけで前記折損部分を容易に排
除することができ、しかも、バルブロック時のシェアー
ピンの着脱や折損時の交換作業を容易・迅速に行うこと
ができる。
第1図は本考案に係るバルブ操作用ハンドル機構の一実
施例を示す要部断面図である。 1……ステム、2……スリーブ、6……ハンドル 61……内径フランジ、62……ボス部 62a……外径フランジ、63……挿通孔 7……シェアーピン
施例を示す要部断面図である。 1……ステム、2……スリーブ、6……ハンドル 61……内径フランジ、62……ボス部 62a……外径フランジ、63……挿通孔 7……シェアーピン
Claims (1)
- 【請求項1】バルブ本体から上方へ延長されたステム上
端部にスリーブが螺合され、このスリーブの外周面に固
定されたボス部と、このボス部の外径フランジの上面に
当接された内径フランジを有するハンドルが、前記外径
フランジ及び内径フランジの双方を上下方向に貫通して
開設された挿通孔に挿脱可能に差し込まれ設定値以上の
剪断応力で折損されるシェアーピンを介して連結された
ことを特徴とするバルブ操作用ハンドル機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987021262U JPH0616185Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | バルブ操作用ハンドル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987021262U JPH0616185Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | バルブ操作用ハンドル機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63129779U JPS63129779U (ja) | 1988-08-24 |
JPH0616185Y2 true JPH0616185Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=30817541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987021262U Expired - Lifetime JPH0616185Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | バルブ操作用ハンドル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616185Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194865U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP1987021262U patent/JPH0616185Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63129779U (ja) | 1988-08-24 |
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