JPH0616093U - 三つ折りプレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手紙等の書類をきちんと三つ折りにするため
に用いる。 【構成】 薄板プレートの構成面にあらかじめＡ４サイ
ズおよびＢ５サイズの三つ折り寸法の辺を構成させる。
紙面を押さえるために階段部分をその構成に加えた場
合、その根元部分に所定の幅を有する切り込みを有す
る。開口部をその構成に加えた場合、押さえ片を有す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は手紙等の書類を封筒に入れる際に三つ折りにするために使用する折り たたみ補助具に関する

【０００２】

【従来の技術】

従来、封筒に入れるため手紙等の書類を三つ折りにする場合、目分量で折りま げたり、いっそのこと四つ折にしてしまう人が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

封筒に入れるため手紙類を三つ折りにする場合において、目分量で折るため折 れ線がずれたり、ゆがんだりすることが多く、きちんと折るにはかなりの慣れが 必要であった。 本考案は誰でもがＡ４，Ｂ５サイズの用紙を簡単に三つ折りにできる道具を提 供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

Ａ４およびＢ５用紙の三つ折りした幅の寸法を構成面に有する薄板において、 場合に応じて、一辺に階段状を形成し、その階段部の根元部分に所定の幅の切り 込みを入れた形状を有する または、Ａ４およびＢ５用紙の三つ折りした幅の寸法を構成面に有する薄板に おいて、三つ折りする用紙の上部辺または側部辺を保持する押さえ片をもうけた 形状を有する

【０００５】

【作用】

本考案による三つ折りプレートは構成面中にＡ４，Ｂ５の三つ折りした幅を有 するため、この寸法に沿って折りまげることによりきちんとした三つ折りが可能 となる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 実施例１ 図１において実施例１を説明する。塩化ビニル等の薄板１の一辺に相対する平 行な辺を基準として、用紙のＡ４サイズの幅２とＢ５サイズの幅３を階段状に形 成する。階段部の根元部分に所定の幅を有する切り込み４を設ける。この幅は一 度に折りまげる紙の厚さにより決定されるが通常約４ｍｍ程度が使いやすいよう である。なお、この切り込みは入口を広くして奥への傾斜をもたせてもよい。 これを使用するにあたっては、第２図に示すように三つ折りにする用紙がＡ４ サイズの場合は、本考案の三つ折りプレートを三つ折りにする用紙の端部に当て て、そのまま順にプレートのＡ４サイズの幅２に巻きつけるようにして折りまげ ればよい。 または一回折りまげた後、本三つ折りプレートをはずしてからもう一度折りま げてもよい。 三つ折りにする用紙がＢ５サイズの場合、第３図に示すように本考案の三つ折 りプレートのＢ５サイズ幅３を利用して、その根元部分の切り込み４にはさみ込 み、この部分を引っかかりとして折りまげる。

【０００７】 実施例２ 図４に基づいて実施例２を説明する。実施例２はＡ４サイズの用紙においても 切り込みにはさみこんで用紙を三つ折りできるようにＢ５サイズの切り込み部４ と同様に切り込み部４ａを設けた三つ折りプレートである。実施例１と同様にこ れらの切り込み部４，４ａに挟んで折りたたむことにより、Ｂ５，Ａ４サイズの 用紙を三つ折りにすることができる。

【０００８】 実施例３ 図５に基づいて実施例３を説明する。実施例３の薄板１はＡ４サイズの三つ折 り寸法の幅を持つ辺２とＢ５サイズの三つ折り寸法の幅を持つ辺３をそれぞれ別 方向の相対する辺に形成した例である。それぞれの根元に切り込み部４、４ａが 形成されている。

【０００９】 実施例４ 図６に基づいて実施例４を説明する。実施例３の薄板１は本考案の三つ折りプ レートをバインダーに挟み込めるように閉じ穴５を形成したものである。穴には 端部に向けて間隙をもった切り込み６がはいっており、バインダーを開放しない でも着脱自在である。この三つ折りプレートを用いて用紙の三つ折りをするとき にはバインダーからはずして使用する。

【００１０】 実施例５ 図７に基づいて実施例５を説明する。実施例５の薄板１は図５の実施例３と同 様、Ａ４サイズの三つ折り寸法の幅をもつ辺２とＢ５サイズの三つ折り寸法の幅 をもつ辺３を別々に形成し、折りたたむべき用紙を保持するために辺２、辺３の それぞれの辺に近い側に開口７をもつ押さえ片８をそれぞれ形成させたものであ る。これを使用するにおいて、Ｂ５サイズの紙を三つ折りするにはほぼ中央に本 薄板１の辺２が用紙の長手方向に位置するように置き、押さえ片８で用紙を挟む 。用紙を折りまげ、端を辺３の寸法に合わせる。このとき薄板１は適正な位置と なるようスライドして合わせる。Ａ４サイズの紙の場合は辺２を用いてＢ５の場 合と他は同様にして使用する。

【００１１】 実施例６ 図８に基づいて実施例６を説明する。実施例６の薄板１において、構成面の相 対する一組の辺を基準としてそれぞれ片方の辺よりＡ４、Ｂ５サイズの三つ折り 寸法２，３の位置に開口７をもつ押さえ片８ａ、８ｂを形成させたものである。 これを使用するにおいて、Ｂ５サイズの紙を三つ折りするには長手方向の上部辺 に押さえ片８ａをかけ、きちんと当てて曲げる。本薄板１をはずし、もう一度折 りまげる。Ａ４サイズの紙の場合は押さえ片８ｂを用いて同様にして使用する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案に従えば、手紙などのきちんと三つ折りにしにくい手紙などのＡ４，Ｂ ５サイズの用紙の三つ折りが誰でも簡単にかつ正確に折ることができる。 また本考案の三つ折りプレートは表面に十分な面積があるため郵便料金等の有 用な情報や広告宣伝を印刷したり、あるいは端面部分を利用して定規の目盛りの 印刷を施して定規としても活用することができる便利なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の三つ折りプレートを示す斜視図であ
る。

【図２】実施例１の三つ折りプレートを用いてＡ４サイ
ズの用紙を折りたたむ場合の使用方法を示す斜視図であ
る。

【図３】実施例１の三つ折りプレートを用いてＢ５サイ
ズの用紙を折りたたむ場合の使用方法を示す斜視図であ
る。

【図４】実施例２の三つ折りプレートを示す斜視図であ
る。

【図５】実施例３の三つ折りプレートを示す斜視図であ
る。

【図６】実施例４の三つ折りプレートを示す斜視図であ
る。

【図７】実施例５の三つ折りプレートの使用状態を示す
斜視図である。

【図８】実施例６の三つ折りプレートの使用状態を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１：薄板 ２：Ａ４サイズの幅 ３：Ｂ５サイズの幅 ４、４ａ：根元部分の切り込み ５：閉じ穴 ６：切り込み ７：開口 ８、８ａ、８ｂ：押さえ片

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 構成面の相対する平行な少なくとも１組
   の辺にＡ４およびＢ５サイズの用紙のほぼ三つ折り幅を
   それぞれ有する三つ折りプレート
2. 【請求項２】 構成面の一辺を階段状とすることにより
   Ａ４，Ｂ５サイズの用紙の三つ折り幅を向かい合う平行
   な辺を基準としてそれぞれ有することを特徴とする三つ
   折りプレート
3. 【請求項３】 Ａ４もしくはＢ５サイズの用紙の三つ折
   り幅を有する辺の少なくとも一ヵ所に階段上の段差を形
   成し、その根元部分に少なくとも折りたたむ紙の厚み以
   上の切り込み幅を有することを特徴とする三つ折りプレ
   ート
4. 【請求項４】 構成面の少なくとも１つの辺に近い側に
   開口した押さえ片を設けたることを特徴とする請求項１
   の三つ折りプレート
5. 【請求項５】 構成面の相対する一組の辺を基準とし
   て、それぞれ片方の辺よりＡ４、Ｂ５サイズの用紙の三
   つ折り寸法の位置に開口した押さえ片をそれぞれ形成さ
   せたることを特徴とする三つ折りプレート