JPH06154479A - ドラム式洗濯機 - Google Patents
ドラム式洗濯機Info
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- JPH06154479A JPH06154479A JP4306730A JP30673092A JPH06154479A JP H06154479 A JPH06154479 A JP H06154479A JP 4306730 A JP4306730 A JP 4306730A JP 30673092 A JP30673092 A JP 30673092A JP H06154479 A JPH06154479 A JP H06154479A
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- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
い防振ダンパーにより、脱水行程時に床面へ伝わる振動
を最小限とするドラム式洗濯機を提供することを目的と
する。 【構成】 水槽と本体との間に装備し水槽の振動を抑制
する防振ダンパー27は、円筒形状のシリンダー31
と、シリンダー31と摺動し緩衝力を発生するピストン
32と、所定の振動振幅以下のとき前記シリンダー31
とピストン32とは独立して動き、所定の振動振幅以上
のとき前記ピストン32とともに動くロッド33とを有
し、前記ピストン32とロッド33間にはバイアススプ
リング40、41を設けたものである。
Description
れるドラムで洗濯物の洗濯と遠心脱水とを行なうドラム
式洗濯機に関するものである。
図5〜図6に示すような構成である。図において、1は
ドラムであり、外周部に多数の通水孔2を設けている。
3はドラム1を内包し洗濯水を溜める水槽である。4は
ドラム1を回転駆動するモータ、5は一端をドラム1の
回転中心に固定した水平軸、6は水平軸5の他端に設け
たドラムプーリ、7はモータ4とドラムプーリ6を連結
するベルトである。8は水槽3を本体9より吊下げるス
プリング、10は水槽3に設けた脱水時の振動を低減す
るための重りである。11は水槽3の振動を減衰させる
防振ダンパーであり、詳しくは、図6に示すように、シ
リンダー12と、摺動部材13を備えたピストン14
と、ピストンロッド15と、水槽3と本体9に取り付け
る取付部材16、17を有している。
1はモータ4により低速回転駆動され、ドラム1内の洗
濯物を持ち上げ水面上に落下させて洗濯を行なう。すす
ぎ工程時においても洗濯工程と同様に行なう。脱水工程
時には、ドラム1を高速回転させて衣類の脱水を行う。
このときドラム1内の衣類の片寄り、すなわちアンバラ
ンスが生じるとドラム1および水槽3は振動し、特に脱
水起動時における共振により生じる大きな振動を、緩衝
力の非常に大きな防振ダンパー11を用いることにより
共振時の振動振幅を低減している。
濯機では、脱水時にドラム1内の衣類が偏ったとき、水
槽3が大きく振動する。特に、脱水起動時における共振
によって水槽3は非常に大きく振動する。従来の防振ダ
ンパー11の緩衝能力は、起こりうる衣類の最大アンバ
ランスに対しても、過度の水槽3の振動を防ぎ所定の振
動以下に抑えるため、非常に大きくする必要があった。
したがって、防振ダンパー11を介して水槽3の振動が
本体9に非常に伝わりやすく、さらには洗濯機を設置し
ている床面に大きな振動を伝える。これにより床面が大
きく振動し、木造家屋においては家屋全体が振動し出す
とともに使用者に不快感を与え、騒音面でも大きな問題
がある。
緩衝力が発生しない防振ダンパーにより、所定脱水回転
時に振動が床面へ伝わるのを最小限とするとともに、共
振時の振動振幅と騒音の発生を最小限とすることを第一
の目的としている。
衝力が発生しない防振ダンパーにより、所定脱水回転時
に振動が床面へ伝わるのを最小限とするとともに、共振
時の騒音の発生を最小限とすることにある。
るために本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水を溜める水
槽と、水槽を収容する本体と、水槽と本体との間に装備
して水槽の振動を抑制する防振ダンパーとを備え、前記
防振ダンパーは、円筒形状のシリンダーと、シリンダー
と摺動し緩衝力を発生するピストンと、所定の振動振幅
以下のとき前記シリンダーとピストンとは独立して動
き、所定の振動振幅以上のとき前記ピストンとともに動
くロッドを有し、前記ピストンとロッド間にはバイアス
スプリングを設けたものである。
ドラム式洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、水槽を収容
する本体と、水槽と本体との間に装備して水槽の振動を
抑制する防振ダンパーとを備え、前記防振ダンパーは、
円筒形状のシリンダーと、シリンダーと摺動し緩衝力を
発生する複数個のピストンと、所定の振動振幅以下のと
き前記シリンダーとピストンとは独立して動き、所定の
振動振幅以上のとき前記シリンダーとピストンとともに
動くロッドとを有し、前記複数個のピストン間を緩衝ス
プリングにより連結したものである。
の回転数が徐々に上がって行き共振状態となった時、水
槽の振動振幅は最大となる。その後ドラムの回転数が上
がるにつれ、水槽の振動振幅は徐々に小さくなり所定の
脱水回転数となった時に最小となる。第一の本発明のド
ラム式洗濯機は、脱水行程起動時の振動振幅が大きい時
には、ピストンとロッドが共に動き大きな緩衝力を発生
させることにより共振振幅を制限する。所定の脱水回転
数となり振動振幅が最小となった時には、ロッドはシリ
ンダーとピストンとは独立して動き緩衝力は最小とな
り、防振ダンパーを介して床面に伝わる振動を極めて低
減することができる。
リングにより連結しているため、振動系のバネ常数が大
きくなり振動振幅を低減することが可能となるととも
に、ロッドがピストンに衝突するときの衝撃を和らげる
ことが可能となり、騒音の発生を大きく低減するもので
ある。
程起動時の振動振幅が大きい時には、複数個のピストン
とロッドが共に動き大きな緩衝力を発生させることによ
り共振振幅を制限する。所定の脱水回転数となり振動振
幅が最小なった時には、ロッドはシリンダーと複数個の
ピストンとは独立して動き緩衝力は最小となり、防振ダ
ンパーを介して床面に伝わる振動を極めて低減すること
ができる。また、複数個のピストン間を緩衝スプリング
により連結しているため、ロッドがピストンに衝突する
ときの衝撃を和らげることが可能となり、騒音の発生を
大きく低減するものである。
いて説明する。図1および図2において、18はドラム
式洗濯機の本体、19は本体18の前面に開閉自在に設
けた衣類投入ふた、20はドラム21を内包し洗濯水を
溜める水槽、21aはドラム21の外周に設けた通水
孔、22は水槽20を貫通し一端をドラム21の回転中
心に固定した水平軸、23は水平軸22の他端に設けた
ドラムプーリ、24はドラムプーリ23を駆動するモー
タ、25はモータ24とドラムプーリ23とを連結する
ベルト、26は水槽20を本体18に吊り下げるスプリ
ング、27は振動を減衰させるため水槽20と本体18
間に装備した防振ダンパーであり、本実施例では振動振
幅が大きい時に大きな緩衝力を発生させるものである。
28は水槽20の振動を抑制する重り、29は洗濯水加
熱用のヒータ、30は制御装置であり、モ−タ24・ヒ
ータ29およびその他の制御を行なう。
示すとおり、円筒形状のシリンダー31と、シリンダー
31と摺動し緩衝力を発生するピストン32と、所定の
振動振幅以下のときシリンダー31とピストン32とは
独立して動き、所定の振動振幅以上のときピストン32
とともに動くロッド33から構成される。本実施例では
前記所定の振動振幅を5mmとしている。前記シリンダ
ー31は、その端部に水槽20に取り付ける取付部材3
4を有している。前記ロッド33は、その端部に本体1
8に取り付ける取付部材35と、ピストン32の動きを
制限するストッパーA36とストッパーB37を有して
いる。またピストン32は、シリンダー31間で緩衝力
を発生する摺動部材38を有している。39は軟質ウレ
タン等よりなるクッション材であり、ピストン32がス
トッパーA36およびストッパーB37に当たるときの
衝撃と騒音を低減する。さらに、ピストン32とロッド
33のストッパーA36とストッパーB37間にはバイ
アススプリング40、41を設けている。本実施例で
は、バイアススプリング40、41のバネ常数をそれぞ
れ0.3kgf/mmとしている。
る。洗濯を開始すると、水槽20に所定量給水され所定
温度になるまでヒータ29に通電される。このとき、ド
ラム21はモータ24により低速回転駆動され、ドラム
21内の衣類を持ち上げ水面上に落下させて洗濯を行
う。洗濯行程終了後、洗濯水を排水し所定回数のすすぎ
を行いすすぎ行程が終了する。脱水行程ではドラム21
はモータ24により高速回転駆動され衣類の遠心脱水を
行う。脱水起動時の共振状態(200rpm〜300r
pm)では振動振幅は非常に大きくなり、通常では約2
0mmの振幅で振動する。脱水の定常回転(800〜1
400rpm)状態では振動振幅は5mm以下となる。
本実施例の防振ダンパーでは共振状態時、ロッド33が
自由に振動できる所定振幅5mmを越えるため、ピスト
ン32が移動し摺動部材38とシリンダー31との間で
大きな緩衝力が発生し、共振時に過度に振動振幅が大き
くなるのを防ぐことができる。本実施例では、共振時約
25mmの振幅で抑えることができる。脱水定常時の最
終脱水回転数に達した時、水槽の振動振幅はロッド33
の摺動自在な範囲5mm以下となるため、ロッド33は
摺動抵抗のみの極弱い抵抗力で振動することとなり、防
振ダンパー27を介して床面に伝わる振動を大きく低減
することが可能となる。
ッパーA36とストッパーB37間にはバイアススプリ
ング40、41を設けているため、振動系のバネ常数が
大きくなり共振時の振動振幅を低減することが可能とな
る。さらに、ピストン32がストッパーA36とストッ
パーB37に衝突するとき、バイアススプリング40あ
るいは41が縮み、徐々に抗力を増し衝撃を大きく和ら
げることが可能となり、騒音の発生を大きく低減するこ
とが可能となる。
説明する。図4に防振ダンパーの詳細構成を示す。円筒
形状のシリンダー42と、シリンダー42と摺動し緩衝
力を発生する複数個のピストン、本実施例では2個のピ
ストンA43とピストンB44と、所定の振動振幅以下
のときシリンダー42とピストンA43とピストンB4
4とは独立して動き、所定の振動振幅以上のときピスト
ンA43とピストンB44とともに動くロッド45から
構成される。本実施例では前記所定の振動振幅を5mm
としている。前記シリンダー42は、その端部に水槽2
0に取り付ける取付部材46を有している。前記ロッド
45は、その端部に本体18に取り付ける取付部材47
と、ピストンA43とピストンB44の動きを制限する
ストッパーA48とストッパーB49を有している。ま
たピストンA43とピストンB44は、シリンダー42
間で緩衝力を発生する摺動部材50、51を有し、両摺
動部材50、51による緩衝力を合わせて所定の緩衝力
を発生している。52、53はピストンA43とピスト
ンB44に設けた軟質ウレタン等よりなるクッション材
であり、ピストンA43とピストンB44がストッパー
A48およびストッパーB49に当たるときの衝撃と騒
音を低減する。さらに、ピストンA43とピストンB4
4間には緩衝スプリング54を設けている。
る。本実施例の防振ダンパーでは共振状態時、ロッド4
5が自由に振動できる所定振幅5mmを越えるため、ピ
ストン32が移動し摺動部材38とシリンダー31との
間で大きな緩衝力が発生し、共振時に過度に振動振幅が
大きくなるのを防ぐことができる。本実施例では、共振
時約25mmの振幅で抑えることができる。脱水定常時
の最終脱水回転数に達した時、水槽の振動振幅はロッド
33の摺動自在な範囲5mm以下となるため、ロッド4
5は摺動抵抗のみの極弱い抵抗力で振動することとな
り、防振ダンパーを介して床面に伝わる振動を大きく低
減することが可能となる。
間には緩衝スプリング54を設けているため、ピストン
A43あるいはピストンB44がそれぞれストッパーA
48とストッパーB49に衝突するとき、その衝撃を緩
衝スプリング54が吸収し、その騒音の発生を大きく低
減することが可能となる。
は、所定の振動振幅以下のときシリンダーとピストンと
は独立して動くロッドを有し、ピストンとロッド間には
バイアススプリングを設けることにより、防振ダンパー
を介して床面に伝わる振動を極めて低減し、さらには振
動振幅を低減することが可能となるとともに、ロッドが
ピストンに衝突するときの衝撃を和らげることができ、
騒音の発生を大きく低減するものである。
ダーと摺動し緩衝力を発生する複数個のピストンと、所
定の振動振幅以下のときシリンダーとピストンとは独立
して動くロッドを有し、複数個のピストン間を緩衝スプ
リングにより連結することにより、防振ダンパーを介し
て床面に伝わる振動を極めて低減し、さらにはロッドが
ピストンに衝突するときの衝撃を和らげることが可能と
なり、騒音の発生を大きく低減するものである。
断面図
面図
防振ダンパーの要部詳細断面図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 洗濯水を溜める水槽と、水槽を収容する
本体と、水槽と本体との間に装備して水槽の振動を抑制
する防振ダンパーとを備え、前記防振ダンパーは、円筒
形状のシリンダーと、シリンダーと摺動し緩衝力を発生
するピストンと、所定の振動振幅以下のとき前記シリン
ダーとピストンとは独立して動き、所定の振動振幅以上
のとき前記ピストンとともに動くロッドを有し、前記ピ
ストンとロッド間にはバイアススプリングを設けたドラ
ム式洗濯機。 - 【請求項2】 洗濯水を溜める水槽と、水槽を収容する
本体と、水槽と本体との間に装備して水槽の振動を抑制
する防振ダンパーとを備え、前記防振ダンパーは、円筒
形状のシリンダーと、シリンダーと摺動し緩衝力を発生
する複数個のピストンと、所定の振動振幅以下のとき前
記シリンダーとピストンとは独立して動き、所定の振動
振幅以上のとき前記シリンダーとピストンとともに動く
ロッドとを有し、前記複数個のピストン間を緩衝スプリ
ングにより連結したドラム式洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30673092A JP3463306B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | ドラム式洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30673092A JP3463306B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | ドラム式洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06154479A true JPH06154479A (ja) | 1994-06-03 |
JP3463306B2 JP3463306B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=17960612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30673092A Expired - Fee Related JP3463306B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | ドラム式洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3463306B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005076712A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Tokico Ltd | 油圧ダンパ |
KR100565478B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2006-03-30 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기용 댐퍼 장치 |
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KR100986013B1 (ko) * | 2003-10-06 | 2010-10-06 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 댐퍼 구조 |
KR101017175B1 (ko) * | 2003-10-06 | 2011-02-25 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 댐퍼 구조 |
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EP1699964A4 (en) * | 2003-10-06 | 2016-03-02 | Lg Electronics Inc | SHOCK ABSORBER FOR WASHING MACHINE AND ITS MANUFACTURING PROCESS |
CN108825697A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-11-16 | 葛成侠 | 一种新能源汽车用避震器 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30673092A patent/JP3463306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108825697B (zh) * | 2018-07-09 | 2020-09-25 | 浙江戈尔德智能悬架股份有限公司 | 一种新能源汽车用避震器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3463306B2 (ja) | 2003-11-05 |
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