JPH0615258Y2 - 給湯器 - Google Patents
給湯器Info
- Publication number
- JPH0615258Y2 JPH0615258Y2 JP14265389U JP14265389U JPH0615258Y2 JP H0615258 Y2 JPH0615258 Y2 JP H0615258Y2 JP 14265389 U JP14265389 U JP 14265389U JP 14265389 U JP14265389 U JP 14265389U JP H0615258 Y2 JPH0615258 Y2 JP H0615258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- pipe
- water
- bypass
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は給湯器に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば実開昭61−3353号公報に示されるよう
に、熱交換器に接続する給水管と出湯管とをバイパス管
で接続し、熱交換器で加熱された高温湯とバイパス管か
らの水とを混合して所望温度の湯を得るようにした給湯
器が知られている。
に、熱交換器に接続する給水管と出湯管とをバイパス管
で接続し、熱交換器で加熱された高温湯とバイパス管か
らの水とを混合して所望温度の湯を得るようにした給湯
器が知られている。
(考案が解決しようとする課題) この種従来の給湯器では、出湯菅のバイパス管との合流
部より下流位置にサーミスタ等の湯温検知手段を設け、
高温湯とバイパス水との混合湯温を検知し、この混合湯
温が設定温度となるように加熱量あるいはバイパス水量
を制御するなどしているが、前記合流部から湯温検知手
段までの距離をかなり長くとらないと、高温水とバイパ
ス水の混合が不均一な状態で湯温を検知することになっ
て検知湯温が変動し、この検知湯温に基づいて加熱量や
バイパス水量の制御を行うため湯温が頻繁に変動し、極
めて使用勝手の悪いものとなる問題点を有していた。
部より下流位置にサーミスタ等の湯温検知手段を設け、
高温湯とバイパス水との混合湯温を検知し、この混合湯
温が設定温度となるように加熱量あるいはバイパス水量
を制御するなどしているが、前記合流部から湯温検知手
段までの距離をかなり長くとらないと、高温水とバイパ
ス水の混合が不均一な状態で湯温を検知することになっ
て検知湯温が変動し、この検知湯温に基づいて加熱量や
バイパス水量の制御を行うため湯温が頻繁に変動し、極
めて使用勝手の悪いものとなる問題点を有していた。
本考案は上記従来の問題点を解決し、合流点から湯温検
知手段までの距離をむやみに長くすることなく簡単有効
に混合を促進して正確に混合湯温を検知することができ
る給湯器の提供を目的としている。
知手段までの距離をむやみに長くすることなく簡単有効
に混合を促進して正確に混合湯温を検知することができ
る給湯器の提供を目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案の給湯器は、熱交換
器に接続する給水管と出湯管とをバイパス管で接続し、
出湯管のバイパス管との合流部より下流位置に湯温検知
手段を設けたものにおいて、出湯管とバイパス管との合
流部を出湯管とバイパス管の流通方向が互いに対向する
略T字形に形成し、バイパス管先端部に出湯管より小径
の延出部を設けて該延出部を対向する出湯管内に突出さ
せている。
器に接続する給水管と出湯管とをバイパス管で接続し、
出湯管のバイパス管との合流部より下流位置に湯温検知
手段を設けたものにおいて、出湯管とバイパス管との合
流部を出湯管とバイパス管の流通方向が互いに対向する
略T字形に形成し、バイパス管先端部に出湯管より小径
の延出部を設けて該延出部を対向する出湯管内に突出さ
せている。
(作用) 熱交換器で加熱された高温湯とバイパス管の先端の延出
部から流出するバイパス水とは合流部で衝突する形にな
るが、流路抵抗の大きい熱交換器を経た高温水よりバイ
パス水の方が若干高圧であり、かつ先端開口が小径で流
速も速いため、バイパス水は出湯管の逆流方向に一旦噴
出し、拡散しながら流れの方向を変えて高温水と共に延
出部と出湯管との隙間に流れ込む。すなわち、延出部の
前方にはバイパス水の噴流が生じ、その周囲を混合過程
の高温水と水とが延出部と出湯管との間に形成される環
状の隙間に向かって流れ、この隙間を通って流出口に至
る間に完全に混合されるのである。
部から流出するバイパス水とは合流部で衝突する形にな
るが、流路抵抗の大きい熱交換器を経た高温水よりバイ
パス水の方が若干高圧であり、かつ先端開口が小径で流
速も速いため、バイパス水は出湯管の逆流方向に一旦噴
出し、拡散しながら流れの方向を変えて高温水と共に延
出部と出湯管との隙間に流れ込む。すなわち、延出部の
前方にはバイパス水の噴流が生じ、その周囲を混合過程
の高温水と水とが延出部と出湯管との間に形成される環
状の隙間に向かって流れ、この隙間を通って流出口に至
る間に完全に混合されるのである。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す給湯器の全体構成図であ
り、熱交換器1に接続する給水管2と出湯管3とをバイ
パス管4で接続し、出湯管3のバイパス管4との合流部
より下流位置に湯温検知手段5を設けている。給水管2
には水量センサ6と入水温度検知手段7を設け、出湯管
3及びバイパス管4には水量調節弁8、9を設けてあ
り、水量センサ6の検知流量と、入水温度検出手段7の
検知温度と、使用者が設定した設定温度とに基づいてバ
ーナ10の加熱量をフィードフォワード制御すると共に、
湯温検知手段5の検知湯温と設定温度との偏差に基づい
て、バーナ10の加熱量をフィードバック制御、あるいは
水量調節弁9の開度を制御するようにしている。
り、熱交換器1に接続する給水管2と出湯管3とをバイ
パス管4で接続し、出湯管3のバイパス管4との合流部
より下流位置に湯温検知手段5を設けている。給水管2
には水量センサ6と入水温度検知手段7を設け、出湯管
3及びバイパス管4には水量調節弁8、9を設けてあ
り、水量センサ6の検知流量と、入水温度検出手段7の
検知温度と、使用者が設定した設定温度とに基づいてバ
ーナ10の加熱量をフィードフォワード制御すると共に、
湯温検知手段5の検知湯温と設定温度との偏差に基づい
て、バーナ10の加熱量をフィードバック制御、あるいは
水量調節弁9の開度を制御するようにしている。
合流部近傍Aの詳細は第2図に示すように、バイパス管
4と出湯管3とをその流通方向が互いに対向するように
略T字形の合流部を形成し、バイパス管4の先端部に出
湯管3より小径の延出部11を設けて該延出部11を出湯管
3の内部に突出させている。12は、延出部11と出湯管3
との間に形成された環状の隙間13に面して設けられた流
出口である。
4と出湯管3とをその流通方向が互いに対向するように
略T字形の合流部を形成し、バイパス管4の先端部に出
湯管3より小径の延出部11を設けて該延出部11を出湯管
3の内部に突出させている。12は、延出部11と出湯管3
との間に形成された環状の隙間13に面して設けられた流
出口である。
熱交換器1で加熱された高温水とバイパス管4からのバ
イパス水とは合流部で衝突し、第3図に示すように延出
部11から噴出するバイパス水の噴流はやがて拡散して反
転し、高温水と共に延出部11の周囲の隙間13に向かって
流れる。この環状の隙間13を廻って流出口12に至る間に
高温水とバイパス水との混合が促進され湯温が均一化さ
れるのである。
イパス水とは合流部で衝突し、第3図に示すように延出
部11から噴出するバイパス水の噴流はやがて拡散して反
転し、高温水と共に延出部11の周囲の隙間13に向かって
流れる。この環状の隙間13を廻って流出口12に至る間に
高温水とバイパス水との混合が促進され湯温が均一化さ
れるのである。
ある実験によれば、この延出部11を設けなかった場合、
湯温検知手段5の検知湯温が2〜8℃の変動巾で頻繁に
変動したのに対し、同じ条件で延出部(延出長さ約50m
m)を設けると検出湯温が全く変動しないという結果が
得られた。
湯温検知手段5の検知湯温が2〜8℃の変動巾で頻繁に
変動したのに対し、同じ条件で延出部(延出長さ約50m
m)を設けると検出湯温が全く変動しないという結果が
得られた。
(考案の効果) 本考案の給湯器は以下に示すようなすぐれた効果を奏す
るものである。すなわち、延出部から噴出するバイパス
水が高温水と衝突し、反転して高温水と共に、延出部と
出湯管との間に形成される環状の隙間に流入するため、
単に衝突させる場合に比べて飛躍的に混合が促進され、
湯温検知部までの距離をむやみに長くすることなく検知
湯温の変動を防止することができ、以ってこの種給湯器
の出湯温度の安定性、正確性が向上するのである。
るものである。すなわち、延出部から噴出するバイパス
水が高温水と衝突し、反転して高温水と共に、延出部と
出湯管との間に形成される環状の隙間に流入するため、
単に衝突させる場合に比べて飛躍的に混合が促進され、
湯温検知部までの距離をむやみに長くすることなく検知
湯温の変動を防止することができ、以ってこの種給湯器
の出湯温度の安定性、正確性が向上するのである。
第1図は本考案の実施例を示す全体構成図、第2図は同
例の要部断面図、第3図は同要部の作用説明図である。 1……熱交換器 2……給水管 3……出湯管 4……バイパス管 5……湯温検知手段 11……延出部 12……流出口 13……隙間
例の要部断面図、第3図は同要部の作用説明図である。 1……熱交換器 2……給水管 3……出湯管 4……バイパス管 5……湯温検知手段 11……延出部 12……流出口 13……隙間
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換器に接続する給水管と出湯管とをバ
イパス管で接続し、出湯管のバイパス管との合流部より
下流位置に湯温検知手段を設けたものにおいて、出湯管
とバイパス管との合流部を出湯管とバイパス管の流通方
向が互いに対向する略T字形に形成し、バイパス管先端
部に出湯管より小径の延出部を設けて該延出部を対向す
る出湯管内に突出させたことを特徴とする給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14265389U JPH0615258Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14265389U JPH0615258Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0380251U JPH0380251U (ja) | 1991-08-16 |
JPH0615258Y2 true JPH0615258Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31689472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14265389U Expired - Lifetime JPH0615258Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615258Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340406A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Noritz Corp | 給湯配管構造 |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP14265389U patent/JPH0615258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340406A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Noritz Corp | 給湯配管構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0380251U (ja) | 1991-08-16 |
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