JPH06149032A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06149032A
JPH06149032A JP4304148A JP30414892A JPH06149032A JP H06149032 A JPH06149032 A JP H06149032A JP 4304148 A JP4304148 A JP 4304148A JP 30414892 A JP30414892 A JP 30414892A JP H06149032 A JPH06149032 A JP H06149032A
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保 桜庭
Hiroshi Goto
浩 後藤
Shuichi Nakagawa
秀一 中川
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明博 河崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像スリーブに付着された現像剤を摩擦帯電
させる規制部材が複数段設けられた現像装置において、
複数段目の規制部材による現像剤の薄層の乱れを防止し
て、所望の帯電状態にすることにより高品質の画像を再
現し得るようにすることである。 【構成】 現像スリーブ51に隣接して現像スリーブ5
1による現像剤の搬送方向に位置をずらして複数の規制
部材61、62が設けられている。2段目の規制部材に
よる現像剤に対する接触応力は、1段目の規制部材61
による接触応力よりも小さく設定されている。これによ
り、1段目の規制部材61により形成された薄層を2段
目の規制部材62が乱すことなく、全ての規制部材6
1、62により現像剤には所望の電荷が帯電される。ま
た、2段目の規制部材62と現像スリーブ51との間に
電位差を形成すると、この規制部材62によって現像剤
には電荷が注入されることになり、規制部材61、62
による摩擦帯電と相俟って現像剤には所望の電荷が帯電
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビームプリンタ等
の作像装置用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンタ等のように電子
写真複写方式により記録紙にトナー画像を形成する現像
装置としては、非磁性1成分系の現像剤を用いたFMT
現像装置がある。この方式の現像装置にあっては、現像
スリーブの表面に所定の厚みのトナー薄層を形成すると
共に、トナーを摩擦により帯電されるために、ブレード
つまり規制部材が用いられている。
【0003】1つの規制部材を用いた場合には、現像ス
リーブの表面に付着したトナーは1度しか規制部材を通
過しないので、トナー帯電の立ち上り不足から、記録紙
にカブリやパターンメモリが発生するという問題点があ
った。パターンメモリとは、現像スリーブの画像にその
1回転前の画像パターンの履歴が現われる現象を言う。
例えば、直前つまり1回転前に、黒ベタ等の黒い部分を
現像した領域は、直前に白や低濃度の部分を現像した領
域に比べて、トナーの帯電量が低いために現像されるト
ナー量が増えてしまうことがある。
【0004】このような問題点を解消するために、従来
からトナー帯電の立ち上り性を向上すべく、複数の規制
部材を用いることが検討されている。複数の規制部材を
用いた現像装置としては、特開昭51−36070号公
報に示されたものがある。このように、複数の規制部材
を用いた場合には、先ず1段目の規制部材でトナー薄層
形成とトナー帯電が行なわれる。1段目を通過して、薄
層が形成されると共に帯電されたトナーは、2段目で再
度荷電される。これにより、2段目の規制部材で1段目
の規制部材の荷電不足を補うことになる。これは、複数
の規制部材を用いることにより、現像スリーブと規制部
材の合計のニップ幅が増大し、トナーが荷電される機会
が増加するからであると考えられ、結果的にトナー荷電
の立ち上げ性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、複数の規制部材を用いる場合には、1段目の
規制部材で形成されたトナー薄層が次の段の規制部材に
より乱される虞れがある。例えば、2段目の規制部材の
部分にトナーが詰ってしまうと、高品質の画像を再現す
ることができなくなる。一方、規制部材にブレードバイ
アス電圧を印加して、規制部材と現像スリーブとの間に
電位差を設け、逆荷電あるいは荷電不足のトナーに電荷
注入をし、荷電不良のトナーに帯電を補う方法がある。
このような方法を用いる現像装置において、2段目の規
制部材と現像スリーブ間にも電位差を設けた場合には、
2段目の規制部材がトナー層を介さず、直接、現像スリ
ーブと接した際に、ブレードバイアス電圧のリークが生
じ、1段目の規制部材を通過したトナーが電界的に2段
階目の規制部材に付着してしまうことになり、高品質の
画像を記録紙に再現することができなくなる。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、複数段の規制部材を用いて現像剤に
対する荷電量を増加すると共に複数段目の規制部材によ
る現像剤の乱れを防止して高品質の画像を形成し得るよ
うにすることを目的とする。また、本発明は複数段目の
規制部材により現像剤に電荷注入を行ない高品質の画像
を形成し得るようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、現像剤供給部と感光体との間に、前記現像
剤供給部の現像剤を前記感光体に搬送する現像スリーブ
を設け、該現像スリーブに付着した現像剤に接触して該
現像剤を帯電させる規制部材を前記現像スリーブの搬送
方向に位置をずらして複数段設置し、搬送方向下流側に
位置する規制部材の前記現像剤への接触応力を、搬送方
向上流側に位置する規制部材よりも小さく設定したこと
を特徴とする現像装置である。また、本発明は、現像剤
供給部と感光体との間に前記現像剤供給部の現像剤を前
記感光体に搬送する現像スリーブを設け、該現像スリー
ブに付着した現像剤に接触して該現像剤を帯電させる規
制部材を前記現像スリーブの搬送方向に位置をずらして
複数段設置し、前記複数段目の規制部材に、該規制部材
と前記現像スリーブとの間に電位差を形成する電源手段
を接続し、前記複数段目の規制部材の長さを、前記現像
スリーブ現像剤搬送領域の幅よりも短く設定し、前記複
数段目の規制部材が前記現像スリーブに現像剤のみを介
して接触するようにしたことを特徴とする現像装置であ
る。
【0008】
【作用】上記構成の本発明においては、現像スリーブに
付着された現像剤に接触する規制部材が現像剤の搬送方
向に位置をずらして複数段設置されており、まず、最上
流段の規制部材により、現像剤は薄層に形成されると共
にその規制部材との摩擦により帯電される。現像剤をそ
れぞれ摩擦帯電させる複数段の規制部材のうち、現像ス
リーブの現像剤搬送方向の下流側に位置する規制部材の
現像剤への接触応力を、上流側に位置する規制部材の応
力よりも小さくしたので、最上流段の規制部材により薄
層に形成された現像剤は、下流側の規制部材によって薄
層に影響を受けることなく、その規制部材との摩擦によ
り再荷電される。
【0009】複数段の規制部材のうち、複数段目の規制
部材と現像スリーブとの間に電位差を形成すると、上流
側の規制部材との接触により摩擦帯電された現像剤に対
して、複数段目の規制部材により電荷が注入されて帯電
が補われる。複数段目の規制部材は、1段目の規制部材
により現像スリーブに形成された薄層の部分にのみ接触
するので、現像スリーブとの間でブレードバイアス電圧
がリークすることが防止される。
【0010】
【実施例】次に、図示する実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る現像装置
が用いられたレーザビームプリンタの全体構造を示す概
略図であり、プリンタ本体11の図1における左側がプ
リンタの正面となっている。このプリンタ本体11の底
部側にはプリンタ本体11の後方に向けて下向きに傾斜
してシート収容部12が内蔵され、このシート収容部1
2の上に記録紙が積層して保持される。シート収容部1
2の先端部はプリンタ本体11の外部にせり出し得るよ
うになっており、リーガルサイズ等の長い記録紙を保持
する場合には、シート収容部12の先端部をせり出させ
ることになる。また、記録紙の幅方向を規制するため
に、シート収容部12には幅規制板13が設けられてい
る。記録紙のシート収容部12に対する装填を容易に行
ない得るようにすべく、前面カバー14がプリンタ本体
11に対して開閉自在に取付けられている。
【0011】プリンタ本体11の中央部にはレーザービ
ーム走査光学系ユニット15が備えられ、プリンタ本体
11の後端部に設けられたヒンジ部16を中心に揺動自
在に蓋部材17が取付けられ、プリンタ本体11内に
は、蓋部材17の下側に位置させて作像カートリッジ2
0が着脱自在に装着されるようになっている。この作像
カートリッジ20がプリンタ本体11内に装填されて状
態では、作像カートリッジ20を押し付けるために蓋部
材17の内面には、図示しない押圧部材やばね部材を取
付けるようにしている。また、蓋部材17には図示しな
いロック機構が備えられており、蓋部材17が閉じられ
ると、蓋部材17は装置本体11にロックされ、ロック
を解除すると蓋部材17を開放することができる。
【0012】シート収容部12の上に載置された記録紙
は、給紙ローラ21及びカム22とこれらに接触するピ
ンチローラ23とにより1枚ずつ給紙されて、ガイド部
材に案内されながら搬送され、蓋部材17に形成された
開口部24から蓋部材17の上に作像装置の前方向に向
て排出される。
【0013】作像カートリッジ20内には、感光体ドラ
ム25が回転自在に組込まれており、この感光体ドラム
25に形成された潜像を記録紙に転写するための転写ロ
ーラ26が、プリンタ本体11に回転自在に取付けられ
ている。転写画像を記録紙に対して熱融着するために、
プリンタ本体11には定着ローラ27、28が取付けら
れている。画像が形成された記録紙を排出口24を経て
蓋部材17の上に排出するために、蓋部材17の内側に
は排紙ローラ対29が取付けられている。
【0014】光学系ユニット15は、図示しない半導体
レーザーとコリメータレンズとからなる光源からの光が
照射されるボリゴンミリー31を有しており、更に折り
返しミラー32やトロイダルミラー33等の公知の部材
を有している。この光学系ユニット15からは、窓部に
設けられたガラス34を透過したレーザビームが感光体
ドラム25に照射される。
【0015】図2は作像カートリッジ20の内部構造を
示す図であり、上ケーシング40と下ケーシング41と
からなるカートリッジ本体には、感光体ドラム25等が
収容される現像部材収納室42と、この現像部材収納室
42内に供給する現像剤つまりトナーが収容されるトナ
ー収容室43とが設けられている。トナー収容室43
は、下ケーシング41と、これに一体的に形成された隔
壁44と、上部を閉じる蓋状ケーシング45とによって
カートリッジ本体内に区画形成されている。上ケーシン
グ40の先端面には、光学系ユニット15からのレーザ
ービームが入射する入射開口部48が形成され、この入
射開口部48から感光体ドラム25に至る光路ガイド部
49が、カートリッジ本体内に形成されている。
【0016】現像部材収納室42には、感光体ドラム2
5が回転自在に組込まれている。感光体ドラム25の外
周面には帯電ブラシ47が接触しており、この帯電ブラ
シ47により外周面は所定の電位に帯電される。この感
光体ドラム25に隣接して設けられたスリーブ駆動ロー
ラ50には、樹脂製の現像スリーブ51が設けられてお
り、この現像スリーブ51は駆動ローラ50の外表面と
の間の摩擦力により搬送され、駆動ローラ50の回転に
従動して回転する。現像スリーブ51の内径は駆動ロー
ラ50の外径よりも若干大きい寸法を有している。この
現像スリーブ51を感光体ドラム25に向かう方向に沿
って駆動ローラ50の表面に対して密着させる押えテー
プ52が、現像スリーブ51の軸方向両端部に摺接する
ように取付けられている。この押えテープ52により、
現像スリーブ51は、感光体ドラム25に当接する位置
においては、駆動ローラ50の表面から若干離間し、た
わんだ状態で感光体ドラム25に当接している。
【0017】隔壁44と現像スリーブ51との間の空間
は、バッファ53となっており、このバッファ53に
は、隔壁44に形成されたトナー供給口54を通ってト
ナーが送り込まれるようになっている。トナー供給口5
4を通ってバッファ53内に、トナー収納室43内のト
ナーを撹拌しつつ供給するために、トナー搬送部材55
がトナー収納室43内に設けられている。バッファ53
内のトナーを現像スリーブ51に供給するため、撹拌部
材56と、この撹拌部材56に対して所定の隙間を隔て
て位置する供給ローラ57がバッファ53内に回転自在
に設けられている。供給ローラ57にはトナーを掻き落
とすスクレーパ58が接触しており、バッファ53はシ
ール材59によりシールされている。
【0018】図3はバッファ53の部分を拡大して示す
図であり、現像スリーブ51は駆動ローラ50によって
矢印で示される方向に駆動され、矢印で示される方向に
駆動される感光体ドラム25に対して現像スリーブ51
が接触している。そして、バッファ53側から感光体ド
ラム25に向けて1段目規制部材61と2段目規制部材
62とがそれぞれ、前記隔壁44に対して固定部材63
により取付けられている。これにより、トナーは1段目
の規制部材61によりこれとの摩擦で荷電されると共
に、2段目の規制部材62によって再度電荷される。
【0019】図3に示されるように、感光体ドラム25
と現像スリーブ41と1段目の規制部材61には電源6
5からの電圧が印加されるようになっており、2段目の
規制部材62には、これと現像スリーブ51との間に電
位差を設けるために電源66からの電圧が印加されるよ
うになっている。この規制部材62に印加されるブレー
ドバイアス電圧は、現像バイアス電圧よりも高い電圧に
設定されている。両方の規制部材61、62に対して電
圧を印加させると、規制部材61、62にトナーが付着
しないようにする機能も得られる。
【0020】図示する現像装置においては、下流側の2
段目の規制部材62とスリーブ51との間に電位差を設
けるようにしている。このように、電位差を設けると、
逆荷電あるいは荷電不足のトナーに電荷を注入して、荷
電不良のトナーの帯電を補うことができる。しかし、2
段目の規制部材62と現像スリーブ51との間に電位差
を設けた場合には、2段目の規制部材62がトナー層を
介さずに直接現像スリーブ51と接触してブレードバイ
アス電圧のリークが発生し、1段目の規制部材61を通
過したトナーが電界的に2段目の規制部材62に付着す
ることになる。このようなリークによるトナー付着を防
止するために、2段目の規制部材62をトナー層のみを
介して現像スリーブ51に接触させるようにしている。
【0021】そのために、図4に示されるように、現像
スリーブ51の端部以外の現像剤搬送領域51aのみに
規制部材62が接触するように、2段目の規制部材62
の駆動ローラ50の回転中心軸に沿う方向の長さ寸法を
現像剤搬送領域51aの幅寸法よりも短く設定してい
る。これにより、2段目の規制部材62と現像スリーブ
51とが直接接触することが防止される。また、1段目
の規制部材61と2段目の規制部材62とに電源66を
接続して、これらの規制部材61、62を同電位に設定
しても良く、その場合には、1段目の規制部材61と現
像スリーブ51とが電位差を持つので、1段目の規制部
材61によって摩擦帯電に加えて電荷注入を行なうこと
ができるが、これらが直接接触しないように、1段目の
規制部材61の端部には、絶縁部材67を貼り付けるよ
うにしても良い。
【0022】規制部材を通過した後に現像スリーブに付
着しているトナーの量と、規制部材による現像スリーブ
に対する応力との関係を測定したところ、図5の通りの
関係が得られた。ここで、応力は、(規制部材の線圧/
規制部材のニップ幅)と定義した。図5に示すように、
応力が大きくなると、トナー付着量が減少することが理
解できる。したがって、図3に示されるように、規制部
材を複数段設け、複数段目の規制部材62の応力を、第
1段目の規制部材61の応力よりも高く設定した場合に
は、1段目で形成されたトナー薄層は、複数段目の規制
部材により影響を受けることになる。つまり、複数段目
の規制部材にトナーが溜ってしまう。
【0023】本発明にあっては、第1段目と複数段目の
規制部材の応力を次のように設定した。つまり、(1段
目の規制部材の応力)≧(複数段目の規制部材の応力)
このように設定することにより、第1段目で形成された
トナー薄層が複数段目で乱されることはない。図示する
第1段目の規制部材61と第2段目の規制部材62の設
定条件を示すと以下の表の通りである。
【0024】
【表1】
【0025】上記構成の現像装置にあっては、トナー収
納室43内のトナーはトナー搬送部材55によりバッフ
ァ53に送り込まれる。バッファ53内に搬送されたト
ナーは、供給ローラ57により現像スリーブ51の近傍
まで搬送されてスクレーパ58に掻き落とされて現像ス
リーブ51の表面に付着される。現像スリーブ51に付
着したトナーは、1段目の規制部材61によって薄層形
成されかつ帯電される。1段目の規制部材61を通過し
たトナーは、2段目の規制部材62により再荷電を受
け、潜像が形成された感光体ドラム25に現像される。
【0026】図6は1段目の規制部材61を通過した後
の感光体ドラム25の表面電位Vsに対する現像量とカ
ブリ量とを示すグラフであり、図7は1段目と2段目の
規制部材61、61を通過した後の感光体ドラム25の
表面電位Vsに対する現像量とカブリ量とを示すグラフ
である。図示する場合にはマイナスに帯電されるトナー
を正規帯電トナーとして使用した場合であり、感光体ド
ラム25の表面電位はレーザー光が照射された部分が低
くなり、その部分にトナーが現像される。1段目の規制
部材61を通過した状態のトナーは、充分に摩擦帯電が
なされておらず、一部に逆荷電トナーを含んでおり、そ
のままの状態で記録紙に再現すると、逆荷電トナーは感
光体ドラム25の表面電位が高い部分に、電界的に現像
されてしまい、図6に示されるようなカブリが発生す
る。
【0027】これに対して、2段目の規制部材62を通
過させると、図7に示されるように、トナーの帯電立ち
上り性が向上でき、カブリを防止する効果が得られる。
図8(A)(B)はパターンメモリに対しても効果があ
ることを示す。つまり、図8(A)に示されるように、
1段目の規制部材61のみを用いた場合には、1回転前
に黒ベタ画像等の黒い部分を現像した領域には、付着し
たトナーの帯電量が充分に確保されておらず、逆荷電の
トナーが多く付着しているので、破線で示されるような
現像量となり、実線で示されるように1回転前に白い部
分や低濃度部を現像した領域に比して、現像されるトナ
ー量が増えてしまう。
【0028】本発明のように、2段目の規制部材62を
用いた場合には、図8(B)に示されるように、1回転
前に黒い部分を現像した領域でも、トナーの帯電量が確
保できるので、現像トナー量は白い部分を現像した領域
とあまり変らず、パターンメモリは現われない。
【0029】上記実施例にあっては、規制部材を2段設
けた場合を示すが、これよりも多くの段数の規制部材を
設けるようにしても良い。また、2段目の規制部材62
を1段目の規制部材61の応力よりも小さく設定すると
共に、2段目の規制部材62と現像スリーブ51との間
に電位差を設けるようにしても良い。更に、図示する規
制部材としてはブレードタイプのものが用いられている
が、ブロック状の規制部材を用いることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、現像ス
リーブに付着した現像剤に接触して現像剤を摩擦帯電さ
せる規制部材を複数段設けるようにし、1段目の規制部
材に対して現像剤搬送方向の下流側に位置する複数段目
の規制部材の現像剤への接触応力を1段目の接触応力よ
りも小さく設定したので、1段目の規制部材により薄層
形成されると共に摩擦帯電された現像剤は、薄層が乱さ
れることなく、複数段目の規制部材により再度荷電さ
れ、パターンメモリやカブリ等を発生させることなく、
高品質の画像を記録紙に再現することができる。
【0031】また、少なくとも複数段目の規制部材と現
像スリーブとの間に電位差を設けるようにして、1段目
の規制部材により摩擦帯電され薄層が形成された現像剤
に対して、複数段目の規制部材により電荷注入を行なう
ようにしたので、摩擦帯電と相俟って現像剤は確実に荷
電され、高品質の画像を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例に係る現像装置が組込まれ
たレーザビームプリンタの内部構造を示す概略断面図、
【図2】は図1に示された作像カートリッジの内部構造
を示す断面図、
【図3】は図1の要部を示す断面図、
【図4】は現像スリーブと規制部材とを示す斜視図、
【図5】は規制部材により現像剤に加えられる応力と現
像剤の付着量との関係を示すグラフ、
【図6】は1段目の規制部材を通過し後の現像剤の現像
量とカブリ量とを示すグラフ、
【図7】は2段目の規制部材を通過した後の現像剤の現
像量とカブリ量とを示すグラフ、
【図8】は1段目の規制部材を通過した後と2段目の規
制部材を通過した後とにおけるパターンメモリの発生状
況を示したグラフである。
【符号の説明】
20…作像カートリッジ、25…感光体ドラム、51…
現像スリーブ、51a…現像剤搬送領域、53…バッフ
ァ(現像剤供給部)、61、62…規制部材、65、6
6…電源手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 秀一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 河崎 明博 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤供給部と感光体との間に、前記現
    像剤供給部の現像剤を前記感光体に搬送する現像スリー
    ブを設け、 該現像スリーブに付着した現像剤に接触して該現像剤を
    帯電させる規制部材を前記現像スリーブの搬送方向に位
    置をずらして複数段設置し、 搬送方向下流側に位置する規制部材の前記現像剤への接
    触応力を、搬送方向上流側に位置する規制部材よりも小
    さく設定したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤供給部と感光体との間に前記現像
    剤供給部の現像剤を前記感光体に搬送する現像スリーブ
    を設け、 該現像スリーブに付着した現像剤に接触して該現像剤を
    帯電させる規制部材を前記現像スリーブの搬送方向に位
    置をずらして複数段設置し、 前記複数段目の規制部材に、該規制部材と前記現像スリ
    ーブとの間に電位差を形成する電源手段を接続し、 前記複数段目の規制部材の長さを、前記現像スリーブ現
    像剤搬送領域の幅よりも短く設定し、前記複数段目の規
    制部材が前記現像スリーブに現像剤のみを介して接触す
    るようにしたことを特徴とする現像装置。
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