JPH0614613U - 自動変速機操作装置 - Google Patents

自動変速機操作装置

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JPH0614613U
JPH0614613U JP5353192U JP5353192U JPH0614613U JP H0614613 U JPH0614613 U JP H0614613U JP 5353192 U JP5353192 U JP 5353192U JP 5353192 U JP5353192 U JP 5353192U JP H0614613 U JPH0614613 U JP H0614613U
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JP
Japan
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roller
check
automatic transmission
operating device
shaft
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Pending
Application number
JP5353192U
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English (en)
Inventor
好正 片海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
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Publication of JPH0614613U publication Critical patent/JPH0614613U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の自動変速機操作装置におけるチェッ
ク機構のローラーの回転作動を確実にする。 【構成】 波形状のチェック溝17を備えたチェックプ
レート14を有し、そのチェック溝17に圧接するロー
ラー13を操作レバー1と連動可能に設けて各シフト位
置の位置決めと操作感の向上を図った自動変速機操作装
置において、前記ローラー13を回転可能に軸支するピ
ン16又は軸に環状突起部18を設け、その環状突起部
18が前記ローラー13の軸孔13aの略中央部に内接
するように配設することにより自動調心可能に構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動変速機操作装置に関し、特にそのチェックローラー機構の作動 を確実にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の自動変速機操作装置には、各シフト位置への位置決めと操作 感の向上を目的としてチェック機構が設けられている。このチェック機構は、図 5に示したように、シフトレバーと一体で移動するチェックレバー50にローラ ー51がピン52で回転自在に軸支され、かつ、そのローラー51はチェックプ レート53に形成されたチェック溝54に摺接する方向へ付勢して構成されてい る(例えば、実開昭56−27719号、実開昭58−121719号、実開昭 62−134121号、実開昭63−107017号等参照)。
【0003】 ここで、チェック溝54は、図6に示したように、各シフト位置が谷となるよ うな波形状をしており、ローラー51がチェック溝54の山54aの途中にある ときにシフトレバーから手を離してもローラー51は谷54bの位置まで移動し て確実に各シフト位置で停止するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチェック機構におけるローラー51を軸支するピン 52又は軸がチェックレバー50に片持ちで支持するものにあっては(例えば、 実開昭56−27719号公報参照)、強度を確保するために、ローラー51に 対してピン52又は軸の直径を比較的大きくしている。
【0005】 そのため、ローラー51の内径とピン52又は軸とが面接触に近い状態になる のに対し、ローラー51とチェック溝54とは線接触となるために、ローラー5 1の回転抵抗が大きくなり、ローラー51は回転しないで滑ってしまい、ローラ ー51が谷54bの位置まで移動しないで山54aの途中で停止するという問題 が生じる。
【0006】 このことは、ローラー51とそれに摺接するチェック溝54の上面が部品の組 み合わせ上、互いに平行にすることは不可能であり、又、図5に示したように、 チェックプレート54が樹脂で形成されているときは、成形時のひけ等により傾 斜してしまうため、ローラー51とチェック溝54は点接触になり易いことが顕 著である。
【0007】 そこで、この考案は上記事情に鑑み、ローラーがチェック溝の山の途中で停止 することがないように、確実に回転する自動変速機操作装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる自動変速機操作装置は、波形状のチェック溝を備えたチェッ クプレートを有し、そのチェック溝に圧接するローラーを操作レバーと連動可能 に設けたチェック機構を備えた自動変速機操作装置において、前記ローラーを回 転可能に軸支するピン又は軸に環状突起部を設け、その環状突起部が前記ローラ ーの軸孔略中央部に内接するように軸支することにより自動調心可能に構成した ことを特徴とする。
【0009】
【作用】
ローラーは環状突起部を中心として両端部が揺動可能であるから、チェック溝 の傾斜等に合わせてローラーが自動的に調心作用をすることによりチェック溝と の摺接度を向上させ、しかも、ローラーとピン又は軸との接触抵抗よりもローラ ーとチェック溝との接触抵抗の方が大きくなるから、ローラーはピン又は軸を中 心として必ず回転する。したがって、ローラーがチェック溝の山の途中で停止す るなどの不都合を生じない。
【0010】
【実施例】 以下にこの考案の実施例を図面に基づき説明する。図1及び図2はゲート式自 動変速機操作装置を示す。図示のように、操作レバー1を揺動可能に軸支して車 体に固定する支持体は、合成樹脂成形体からなるロアーベースブラケット2とア ッパーベースブラケット3との2体構造であり、そのロアーベースブラケット2 に軸4を介してカラー5を回転可能に軸支し、そのカラー5に直交してカラー6 を固定し、そのカラー6に金属からなるブラケット7を軸8にて回動可能に軸支 し、そのブラケット7に金属チューブからなる軸杆9を溶接等にて強固に連結し 、その軸杆9に操作ノブ10を連結してある。したがって、操作レバー1は前後 及び左右方向へ揺動可能である。
【0011】 上記カラー5にはセレクトレバー11を連結し、そのセレクトレバー11に突 設したピン11aには図示しない自動変速機に連結された操作ケーブルが連結さ れる。セレクトレバー11にはレバー12が回動可能に軸支され、そのレバー1 2の端部にピン16を介してローラー13が軸支され、ローラー13は前記アッ パーベースブラケット3若しくはロアーベースブラケット2に突設されたチェッ クプレート14に摺接するためにばね15で下方へ回動可能に付勢したチェック 機構が形成されている。チェックプレート14の上面に形成されるチェック溝1 7は、軸4を中心とする所定半径の円周縁に波形状に形成されている。
【0012】 ローラー13は、図3に示したように、レバー12に一端部が直交する状態で かしめ結合により片持ち支持されたピン16に嵌合する軸孔13aを設けた筒状 体からなり、ピン16はローラー13の略中央部内面に摺接する環状突起部18 を有するとともに、他端部にプッシュナット19を冠着してローラー13の抜け 止めがされている。環状突起部18は山形又は三角断面形状であって、その直径 は軸孔13aの内径にほぼ等しい高さであり、その外周縁(頂部)は先鋭状に形 成され、軸孔13aの内周面に線状に内接する。
【0013】 また、図4に示したように、ローラー13はレバー12に一端部が直交する状 態でかしめ結合して片持ち支持されたピン20に嵌合する筒状体からなり、ピン 20はローラー13の略中央部内面に摺接する環状突起部21を有するとともに 、他端部にプッシュナット19を冠着してローラー13の抜け止めがされている 。環状突起部21は球状であり、その直径はローラー13の軸孔13aの内径に ほぼ等しく、その外周面が軸孔13aの内周面に線状に内接できる。
【0014】 したがって、これら実施例のローラー13は、チェックプレート14のチェッ ク溝17の上面がピン16,20と平行でない状態で取り付けられているときは 、ローラー13は環状突起部18,21を中心としてチェック溝17の傾き側へ 回動して自動的に調心し(仮想線図示)、ローラー13はチェック溝17と摺接 するから、ローラー13が受けるピン16,20との接触抵抗に対し、ローラー 13とチェック溝17との接触抵抗の方が大きくなるために、ローラー13は必 ず回転する。
【0015】 なお、図1及び図2において、22はブラケット7に連結された他のチェック レバー、24はそのチェックレバー22のスプリング23で端部に付勢して装着 されたボール25が摺接するチェックプレート、26は軸杆9内にばね27で付 勢して挿入され、かつ、操作ノブ10のノブボタン28と連結されて上下動する コンプレッションロッド、29はコンプレッションロッド26に交叉して連結さ れたポジションピンで、軸杆9の基部に直径方向で開設された長孔30に係合し ている。
【0016】 31はポジションピン29が摺接するポジションプレートでこのポジションプ レート31はロアーベースブラケット3と一体に形成されている。32は軸杆9 が前後方向へ傾動できるようにポジションプレート31,31で形成された溝か らなるゲート部、33は軸杆9に連結されてゲート部32上を摺動可能なインデ ィケーターのスライドプレート、35はインディケーターのカバー、36はカバ ー35から突出する軸杆9が係合する長孔である。
【0017】 上記実施例の作用につき説明すると、ノブボタン28を圧し下げてコンプレッ ションロッド26を下降させると、コンプレッションロッド26は軸杆9内を下 降し、よってポジションピン29は下降し、それが係合していたポジションプレ ート31のディテント切欠部から出て、所定の位置から脱し、よって操作レバー 1は回動可能な状態となる。
【0018】 そこで、操作レバー1を回動操作して適宜のレンジに移動させ、ノブボタン2 8の押圧を解くと、スプリング27に押されてコンプレッションロッド26が上 昇し、ポジションピン29が上昇し、ポジションプレート31の所定のディテン ト切欠部に係合する。
【0019】 このような操作レバー1のシフト操作により、チェックレバー12は軸杆9と 連動してローラー13がチェックプレート14のチェック溝17の上面を転動す る。ローラー13はピン16,20の環状突起部18,21と線接触で摩擦抵抗 少なく係合しているから、チェック溝17が傾斜していればチェック溝17と平 行になるように自動調心して面または線接触するから、ローラー13はピン16 ,20との接触抵抗よりもチェック溝17との接触抵抗の方が大きくなるために 、ピン16,20を中心として必ず回転する。したがって、ローラー13がチェ ック溝17の山の途中にあるときに、操作レバー1から手を離してもその途中で 停止することなく確実に谷部に移動する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、ローラーとそれを回転可能に軸支するピン又 は軸とを自動調心可能に構成したので、ローラーはチェック溝が傾斜していても それに合わせて傾動することにより自動調心してチェック溝と完全な面接触又は 線接触ができ、その面または線接触はローラーとピン又は軸との点又は線接触よ りも大きいから、ローラーは必ず回転することとなり、したがって、チェック溝 の山の途中で停止するような事態を生じない。かくしてチェック機構のローラー の確実な作動を保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す断面側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】この考案の要部を示す断面正面図。
【図4】この考案の他の例における要部を示す断面正面
図。
【図5】従来のチェック機構を示す断面正面図。
【図6】ローラーとチェック溝を示す側面図。
【符号の説明】
1…操作レバー 9…軸杆 12…チェックレバー 13…ローラー 14…チェックプレート 15…スプリング 16,20…ピン 17…チェック溝 18,21…環状突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形状のチェック溝を備えたチェックプ
    レートを有し、そのチェック溝に圧接するローラーを操
    作レバーと連動可能に設けたチェック機構を備えた自動
    変速機操作装置において、前記ローラーを回転可能に軸
    支するピン又は軸に環状突起部を設け、その環状突起部
    が前記ローラーの軸孔略中央部に内接するように軸支す
    ることにより自動調心可能に構成したことを特徴とする
    自動変速機操作装置。
JP5353192U 1992-07-30 1992-07-30 自動変速機操作装置 Pending JPH0614613U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5353192U JPH0614613U (ja) 1992-07-30 1992-07-30 自動変速機操作装置

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JP5353192U JPH0614613U (ja) 1992-07-30 1992-07-30 自動変速機操作装置

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JPH0614613U true JPH0614613U (ja) 1994-02-25

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JP5353192U Pending JPH0614613U (ja) 1992-07-30 1992-07-30 自動変速機操作装置

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JP (1) JPH0614613U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3617559A1 (en) * 2018-08-31 2020-03-04 Fuji Kiko Co., Ltd. Gearshift lever device
JP2021001660A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 株式会社パイオラックス ディテント装置

Cited By (3)

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JP2020032927A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 富士機工株式会社 シフトレバー装置
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