JPH06143203A - ベニヤ単板の接合装置 - Google Patents

ベニヤ単板の接合装置

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JPH06143203A
JPH06143203A JP32246792A JP32246792A JPH06143203A JP H06143203 A JPH06143203 A JP H06143203A JP 32246792 A JP32246792 A JP 32246792A JP 32246792 A JP32246792 A JP 32246792A JP H06143203 A JPH06143203 A JP H06143203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
joining
veneers
belt
gears
Prior art date
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Pending
Application number
JP32246792A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hayashi
義明 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okura Industrial Co Ltd filed Critical Okura Industrial Co Ltd
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ベニヤ単板の厚みが厚い場合、薄い場合の双方
に適用でき、しかも湾曲、座屈、接合ミス等の問題のな
い短尺のベニヤ単板の連続接合装置を提供することを目
的とする。 【構成】短尺のベニヤ単板4の端面同士を押圧接着して
所定寸法のベニヤ単板とする接合装置1において、該接
合装置1は供給搬送部2とそれに続く排出搬送部3から
なり、供給搬送部2は搬送ベルト21を有しており、排
出搬送部3は進行方向に平行に設置された複数列の単板
受けプレートと2個以上の歯車321を装着したフレー
ム32を有し、かつ該単板受けプレートと該歯車321
でベニヤ単板4を挟み込むよう配置されており、同一フ
レーム32上の歯車321がタイミングベルト又はチェ
ーンベルト322で互いに連結され同期して回転する構
造となっていることを特徴とするベニヤ単板4の接合装
置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚物もしくは薄物の短尺
のベニヤ単板のどちらにも対応でき、接合時のトラブル
の少ないベニヤ単板の接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から合板工場では原木の歩留まりの
向上のため、原木切削工程及び乾燥工程で生じる所定寸
法にみたない単板を接着テープ、結合糸条、接着剤など
を用いて接合して主に中板単板として使用していた。そ
して、接合単板をより効率的に、合理的に製造するため
の種々の接合装置が提案されていた。
【0003】例えば、接着テープを使用してベニヤ単板
を接合する装置については特公昭46−1593号公
報、特公昭48−6521号公報、特公昭48−166
02号公報、特開昭48−23906号公報、特開昭4
8−75710号公報などに開示されている。しかしな
がら、接着テープがベニヤ単板に存在するため合板製造
の段階においてベニヤ単板の接着テープを貼った部分の
貼り合わせ強度が低下するという問題があった。また、
接着テープでベニヤ単板の側端部のみを接合した場合
は、全面で接合されていないため得られた接合単板は強
度的にも十分でなく、その後の工程中に接合部で破損す
ることがあり、特に薄物のベニヤ単板にしか適用できな
いという難点があった。
【0004】また、結合糸条を用いてベニヤ単板を接合
する装置については特開昭47−43305号公報、特
開昭48−19706号公報に開示されているが、この
方法では生産速度が上がらず合板の製造を高速化、自動
化しようとする目的を十分達成することはできなかっ
た。
【0005】一方、接着剤を用いてベニヤ単板を接合す
るための種々の装置が提案されている。特に、接着剤を
用いた場合は各短尺のベニヤ単板の端面に接着剤を塗布
して該端面同士を押圧接着する必要があり、例えば駆動
無端帯との摩擦抵抗によって軽く走行し得る従走無端帯
と搬入コンベヤー間で単板の接着面に横圧を加えるよう
にした装置(特公昭48−12963号公報)、列毎に
速度差をつけて駆動可能に多列に懸架したスチールベル
トと、該スチールベルトの内側に列毎に圧力差を付けて
圧接可能に多数に配設した熱盤及び一対の加圧リンクか
らなり、単板相互の端面が衝き合わされれば上下方向の
加圧力の差異により接合端面に側圧をかける装置(特公
昭46−38436号公報)などが提案されている。
【0006】また、これらとは別に搬送コンベヤーとそ
れに続く単板受けプレート、上下に位置設定が可能な複
数列の押さえシューからなる非駆動部とを有し、非駆動
部の摩擦力と搬送コンベヤーの駆動力との差異により単
板の接合部に圧力をかける方式の装置も市販されてい
る。しかしながら、これらの装置は比較的厚物のベニヤ
単板の接合には適しているものの、薄物の短尺ベニヤ単
板を接合して接合単板を得ようとすると以下のような問
題があった。
【0007】すなわち、押さえシューの位置を下げて静
止しているベニヤ単板の摩擦力を大きくすると接合時に
十分な圧力がかかるので接着不良は解消されるものの、
摩擦力が大きいため静止しているベニヤ単板に圧力がか
かりすぎてベニヤ単板が湾曲、座屈したり、静止してい
るベニヤ単板の接合すべき端面を搬送しているベニヤ単
板の端面が乗り越えてしまって接合不良を起こすという
問題があった。また、押さえシューを上げると接合時の
圧力が不足して、接着不良を起こすという問題があり圧
力の調整が極めて難しかった。したがって、薄物、厚物
のいずれの短尺ベニヤ単板に対しても適用できる簡単な
構成のベニヤ単板の接合装置を提供することが望まれて
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来厚物のベニヤ単板用として好適に使用されていたベニ
ヤ単板の接合装置を改良して厚物、薄物のどちらにも好
適に使用できる短尺のベニヤ単板の接合装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば短尺のベ
ニヤ単板4の端面同士を押圧接着して所定寸法のベニヤ
単板とする接合装置1において、該接合装置1は供給搬
送部2とそれに続く排出搬送部3からなり、供給搬送部
2は搬送ベルト21を有しており、排出搬送部3は進行
方向に平行に設置された複数列の単板受けプレート31
1と2個以上の歯車321を装着したフレーム32を有
し、かつ該単板受けプレートと該歯車321でベニヤ単
板4を挟み込むよう配置されており、同一フレーム32
上の歯車321がタイミングベルト又はチェーンベルト
322で互いに連結され同期して回転する構造となって
いることを特徴とするベニヤ単板4の接合装置1が提供
される。
【0010】すなわち、供給搬送部2の駆動力と排出搬
送部3の摩擦抵抗との圧力差を利用して接着剤が塗布さ
れたベニヤ単板4の端面を押圧接着するものであって、
排出搬送部3の摩擦抵抗が主に歯車321の”ころがり
摩擦抵抗”に基因するため、ベニヤ単板同士が衝突して
も、高速で移動を開始したり、過重な圧力がかかること
がない、また、ベニヤ単板4の移動と共に回転を開始し
た歯車321の回転はタイミングベルト又はチェーンベ
ルト322で連結されている他の歯車321にも伝達さ
れ同期して回転するので、排出搬送部3中では接合され
たベニヤ単板4の先端部及び後部とも同じ移動速度とな
り、前述した薄物の単板の接合に使用した場合でも上述
した問題が解決できることを見いだし本発明に到達し
た。
【0011】以下に本発明を図面に基づいて説明する。
本発明のベニヤ単板4の接合装置1は図1、図2に示す
ように供給搬送部2とそれに続く排出搬送部3を有して
いる。供給搬送部2は押さえ搬送ベルト212と送り搬
送ベルト211とからなる搬送ベルト21、ベニヤ単板
4の先端部の位置を検出するセンサー(図示せず。)、
及び供給搬送部2の後端部付近に接着剤塗布装置22を
有している。ここで、搬送ベルト21としては通常チェ
ーンベルトが使用される。また、接着剤としては短時間
接着が可能なホットメルトタイプの接着剤が好適に使用
され、接着剤塗布装置22は該センサーと連動して接着
剤を塗布する構造を有している。
【0012】排出搬送部3は進行方向に平行に設置され
た複数列の単板受けプレート311と複数個の歯車32
1が装着された複数列のフレーム32を有しており、同
一フレーム32上に装着されている歯車321は互いに
タイミングベルト又はチェーンベルト322で連結され
ていて、歯車321の先端が該フレーム32の下面から
少しはみ出すように取り付けられている。また、フレー
ム32はバネ、ネジ等を用いて高さや押さえ具合を自由
に調節できる構造を有している。ここで、フレーム32
は2本あれば十分本発明の目的を達成することができる
が、必要に応じ増やしてもなんら差し支えない。また、
歯車321はフレーム32の少なくとも前後にそれぞれ
必要であるが更に、フレーム32の中間部に装着しても
差し支えない。
【0013】
【作用】本発明の接合装置1は以下のように動作する。
まず、乾燥した後、端部をカッター等で切断した矩形状
の短尺のベニヤ単板4を該接合装置1の供給搬送部2に
供給する。供給されたベニヤ単板4は押さえ搬送ベルト
212と送り搬送ベルト211に担持されて搬送され、
該ベニヤ単板の後端部が排出搬送部3に達したところで
搬送ベルト21から離れて停止する。つづいて、他の短
尺のベニヤ単板4が同様に供給搬送部2に供給され、同
じく搬送ベルト21により排出搬送部3の方向に搬送さ
れる。搬送中にベニヤ単板4の先端部が供給搬送部2の
後端部付近に接近してきたのをセンサーで検知すると、
接着剤塗布装置22が作動し該ベニヤ単板4の前側の端
面に接着剤がスプレー塗布される。ついで、接着剤が塗
布されたベニヤ単板4は先に搬送され排出搬送部3で停
止しているベニヤ単板4の後端部と端面同士で衝突し、
搬送ベルト21の駆動力と主に歯車321に基因する”
ころがり摩擦抵抗”との圧力差で押圧接着される。接着
後、ベニヤ単板が接合した状態で、接合したベニヤ単板
の後端部が排出搬送部3に到達するまで搬送されて停止
する。押圧接着後の移動は通常、搬送ベルト21の駆動
力によって行われるが、場合によっては外部動力により
歯車321を回転させることも可能である。
【0014】排出搬送部3中では接合されたベニヤ単板
4は単板受けプレート311と歯車321で挟まれた状
態になっており、供給搬送部2中に存在するベニヤ単板
4の搬送ベルト21の搬送速度と同一速度で搬送され
る。搬送時には、ベニヤ単板4に接触している部位の歯
車321が回転を開始し、その回転はタイミングベルト
又はチェーンベルト322により伝達されて後部の歯車
321も同期して回転させる。また、その際該歯車32
1が装着されているフレーム32は単板に直接接しては
いないが搬送中の単板の湾曲、座屈、反り等を防止する
役割をはたしている。更に、必要があれば押さえシュー
33を適宜設置してもよい。なお、フレーム32及び押
さえシュー33は使用するベニヤ単板4の厚みに応じて
ネジなどを用いて上下の位置を調節するが、従来装置の
ように厳密に調節する必要はない。
【0015】このように、フレーム32の前側の歯車3
21の回転がタイミングベルト又はチェーンベルト32
2により伝達されて、後側の歯車321も同期して回転
するので、排出搬送部3中ではベニヤ単板が同一の搬送
速度を保つことができる。また、押圧接着時の排出搬送
部3が従来と異なり歯車321を用いているのでベニヤ
単板4に過重な圧力がかかることがなくベニヤ単板4が
薄物の場合であっても排出搬送部3中での湾曲、座屈、
反り等が防止され、そのために”つまる”ことなく運転
できる。また、歯車321はベニヤ単板4に接触するよ
うに設置されているので後から供給されたベニヤ単板4
の端面が停止しているベニヤ単板4の後端面を乗り越え
て重なり合うこともない。このような動作が繰り返し行
われて連続的に短尺のベニヤ単板4が接合される。
【0016】
【発明の効果】本発明により、従来厚物用、薄物用と別
々の接合装置でベニヤ単板を接合して接合単板を製造し
ていたのを一つの装置で厚物、薄物のベニヤ単板の接合
に適用できるようになったので接合装置の設置面積が少
なくて済み、合板製造にかかるコストを低減することが
できるようになった。また、一つのラインで多種類の合
板の製造も可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合装置1を説明する概略平面図であ
る。
【図2】本発明の接合装置1を説明する概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 接合装置 2 供給搬送部 21 搬送ベルト 211 送り搬送ベルト 212 押さえ搬送ベルト 22 接着剤塗布装置 3 排出搬送部 311 単板受けプレート 32 フレーム 321 歯車 322 タイミングベルト又はチェーンベル
ト 33 押さえシュー 4 短尺のベニヤ単板 5 接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短尺のベニヤ単板4の端面同士を押圧接着
    して所定寸法のベニヤ単板とする接合装置1において、
    該接合装置1は供給搬送部2とそれに続く排出搬送部3
    からなり、供給搬送部2は搬送ベルト21を有してお
    り、排出搬送部3は進行方向に平行に設置された複数列
    の単板受けプレート311と2個以上の歯車321を装
    着したフレーム32を有し、かつ該単板受けプレートと
    該歯車321でベニヤ単板4を挟み込むよう配置されて
    おり、同一フレーム32上の歯車321がタイミングベ
    ルト又はチェーンベルト322で互いに連結され同期し
    て回転する構造となっていることを特徴とするベニヤ単
    板4の接合装置1。
JP32246792A 1992-11-07 1992-11-07 ベニヤ単板の接合装置 Pending JPH06143203A (ja)

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