JPH06142078A - 画像投影装置 - Google Patents
画像投影装置Info
- Publication number
- JPH06142078A JPH06142078A JP4356205A JP35620592A JPH06142078A JP H06142078 A JPH06142078 A JP H06142078A JP 4356205 A JP4356205 A JP 4356205A JP 35620592 A JP35620592 A JP 35620592A JP H06142078 A JPH06142078 A JP H06142078A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- projection
- memory
- original image
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- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抹消血管の像が他の組織に埋もれてしまわな
いようなＭＲアンギオ像を得る。 【構成】 設定された投影範囲・角度に応じてエッジ強
調フィルタ処理器２が、メモリ１に格納された原画像の
フィルタ処理を行ない、処理後の画像がメモリ１に書き
戻され、これが最大値投影器３により最大値投影され、
その投影像がメモリ４に作成される。
いようなＭＲアンギオ像を得る。 【構成】 設定された投影範囲・角度に応じてエッジ強
調フィルタ処理器２が、メモリ１に格納された原画像の
フィルタ処理を行ない、処理後の画像がメモリ１に書き
戻され、これが最大値投影器３により最大値投影され、
その投影像がメモリ４に作成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、画像投影装置に関
し、とくにＭＲＩ装置を使用して人体の血管を強調して
撮像した原画像から最大値投影法によって血管像（ＭＲ
アンギオ像）を作成するのに好適な画像投影装置に関す
る。
し、とくにＭＲＩ装置を使用して人体の血管を強調して
撮像した原画像から最大値投影法によって血管像（ＭＲ
アンギオ像）を作成するのに好適な画像投影装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ＭＲＩ装置を用いて得た、人
体の血管を強調した原画像を、最大値投影法によって所
望の投影面に投影し、平面的なＭＲアンギオ像を再構成
することが行なわれている。原画像は多数のスライス面
における断層像として得られており、３次元ボリューム
の立体格子の各点に位置する画素値として構成されてい
る。その３次元的な原画像を投影面に投影するとき、投
影方向に重なる画素のうちの最も大きい値を持つものの
みを採用する。このように最大値の画素値をそのまま投
影することによって画像が構成される。
体の血管を強調した原画像を、最大値投影法によって所
望の投影面に投影し、平面的なＭＲアンギオ像を再構成
することが行なわれている。原画像は多数のスライス面
における断層像として得られており、３次元ボリューム
の立体格子の各点に位置する画素値として構成されてい
る。その３次元的な原画像を投影面に投影するとき、投
影方向に重なる画素のうちの最も大きい値を持つものの
みを採用する。このように最大値の画素値をそのまま投
影することによって画像が構成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように原画像の画素値をそのまま用いて最大値投影画像
を作成すると、画素値のあまり高くない抹消血管の像が
他の組織の像に埋もれてしまって描出されないという問
題がある。
ように原画像の画素値をそのまま用いて最大値投影画像
を作成すると、画素値のあまり高くない抹消血管の像が
他の組織の像に埋もれてしまって描出されないという問
題がある。
【０００４】この発明は、上記に鑑み、所望部位の像の
画素値があまり高くない場合でも他の像に埋もれてしま
うことがないようにして最大値投影像を作成することが
できるように改善した、画像投影装置を提供することを
目的とする。
画素値があまり高くない場合でも他の像に埋もれてしま
うことがないようにして最大値投影像を作成することが
できるように改善した、画像投影装置を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による画像投影装置では、原画像をエッジ
強調フィルタ処理した後、そのフィルタ処理後の画像に
ついて最大値投影して投影像を作成することが特徴とな
っている。
め、この発明による画像投影装置では、原画像をエッジ
強調フィルタ処理した後、そのフィルタ処理後の画像に
ついて最大値投影して投影像を作成することが特徴とな
っている。
【０００６】
【作用】原画像において画素値があまり大きくない所望
部分の像も、原画像空間上であらかじめエッジ強調フィ
ルタ処理されるので、輪郭部分の画素値が強調される。
そこで、このエッジ強調フィルタ後の画像について最大
値投影すれば、その所望部分の像が、他の部分に埋もれ
てしまうことを防ぐことができ、その所望部分の像が鮮
明に現われた最大値投影像を得ることができる。
部分の像も、原画像空間上であらかじめエッジ強調フィ
ルタ処理されるので、輪郭部分の画素値が強調される。
そこで、このエッジ強調フィルタ後の画像について最大
値投影すれば、その所望部分の像が、他の部分に埋もれ
てしまうことを防ぐことができ、その所望部分の像が鮮
明に現われた最大値投影像を得ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図１はこの発明の
一実施例の全体を示すものである。この図に示す実施例
では、ＭＲＩ装置を用いて血管を強調して撮像した多数
のスライス面におけるＭＲ画像（３次元画像）が原画像
メモリ１に格納されている。すなわち、原画像メモリ１
には、それぞれ異なる位置の多数のスライス面上の断層
像が保存されており、これらの多数の平面的な画像によ
り立体的な３次元画像が構成されている。
図面を参照しながら詳細に説明する。図１はこの発明の
一実施例の全体を示すものである。この図に示す実施例
では、ＭＲＩ装置を用いて血管を強調して撮像した多数
のスライス面におけるＭＲ画像（３次元画像）が原画像
メモリ１に格納されている。すなわち、原画像メモリ１
には、それぞれ異なる位置の多数のスライス面上の断層
像が保存されており、これらの多数の平面的な画像によ
り立体的な３次元画像が構成されている。
【０００８】エッジ強調フィルタ処理器２は、この原画
像メモリ１に格納された原画像に対してエッジ強調フィ
ルタ処理を施す。すなわち、図２に示すようなＡ、Ｂ、
Ｃの各係数の３×３のテンプレートを有し、原画像メモ
リ１から読み出した各スライス面の画像の３×３マトリ
クスの各画素値に対して、その各係数を掛け合わせて和
をとることによりエッジ強調フィルタ処理する。つま
り、原画像の（ｉ、ｊ）点の画素値をＭ（ｉ、ｊ）と
し、フィルタ処理後の（ｉ、ｊ）点の画素値をＮ（ｉ、
ｊ）とすると、 Ｎ（ｉ、ｊ）＝Ａ・Ｍ（ｉ、ｊ）＋Ｂ・｛Ｍ（ｉ−１、
ｊ）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ）＋Ｍ（ｉ、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ、
ｊ＋１）｝＋Ｃ・Ｍ（ｉ−１、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ−１、
ｊ＋１）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ＋
１）｝ の計算を行なって（ｉ、ｊ）点の画素値Ｎ（ｉ、ｊ）を
求めることによりエッジ強調フィルタ処理を行なう。
像メモリ１に格納された原画像に対してエッジ強調フィ
ルタ処理を施す。すなわち、図２に示すようなＡ、Ｂ、
Ｃの各係数の３×３のテンプレートを有し、原画像メモ
リ１から読み出した各スライス面の画像の３×３マトリ
クスの各画素値に対して、その各係数を掛け合わせて和
をとることによりエッジ強調フィルタ処理する。つま
り、原画像の（ｉ、ｊ）点の画素値をＭ（ｉ、ｊ）と
し、フィルタ処理後の（ｉ、ｊ）点の画素値をＮ（ｉ、
ｊ）とすると、 Ｎ（ｉ、ｊ）＝Ａ・Ｍ（ｉ、ｊ）＋Ｂ・｛Ｍ（ｉ−１、
ｊ）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ）＋Ｍ（ｉ、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ、
ｊ＋１）｝＋Ｃ・Ｍ（ｉ−１、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ−１、
ｊ＋１）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ−１）＋Ｍ（ｉ＋１、ｊ＋
１）｝ の計算を行なって（ｉ、ｊ）点の画素値Ｎ（ｉ、ｊ）を
求めることによりエッジ強調フィルタ処理を行なう。
【０００９】コントローラ５に対して投影範囲、投影角
度の設定を行なうと、その設定に応じて定まる範囲で、
原画像メモリ１から各画像の画素値が読み出される。す
なわち、コントローラ５により投影に必要な画像のみが
取り出され、その画像の中で投影に必要な範囲のみの画
素値が読み出されて、エッジ強調フィルタ処理器２に送
られ、上記の処理が行なわれる。そして処理後の画像
（画素値）は原画像メモリ１に書き戻される。
度の設定を行なうと、その設定に応じて定まる範囲で、
原画像メモリ１から各画像の画素値が読み出される。す
なわち、コントローラ５により投影に必要な画像のみが
取り出され、その画像の中で投影に必要な範囲のみの画
素値が読み出されて、エッジ強調フィルタ処理器２に送
られ、上記の処理が行なわれる。そして処理後の画像
（画素値）は原画像メモリ１に書き戻される。
【００１０】最大値投影器３は、コントローラ５により
制御され、原画像メモリ１に書き戻されたフィルタ処理
後の画像を用いて最大値投影を行なう。すなわち、設定
された投影範囲に必要な領域の画素値を読み出し、設定
された投影方向の投影線上に並ぶ各画素値のうちの最も
大きい値を選び、これを投影像メモリ４の該当アドレス
に書き込む。これにより、投影像メモリ４には最大値投
影像（２次元画像）が作成されることになる。
制御され、原画像メモリ１に書き戻されたフィルタ処理
後の画像を用いて最大値投影を行なう。すなわち、設定
された投影範囲に必要な領域の画素値を読み出し、設定
された投影方向の投影線上に並ぶ各画素値のうちの最も
大きい値を選び、これを投影像メモリ４の該当アドレス
に書き込む。これにより、投影像メモリ４には最大値投
影像（２次元画像）が作成されることになる。
【００１１】これにより、原画像空間でエッジ強調フィ
ルタ処理がなされた上で最大値投影が行なわれることに
なるので、輝度のあまり高くない抹消血管も投影される
前に強調され、他の組織に埋もれることなく最大値投影
されることになる。実際、上記の構成でＭＲアンギオ像
の最大値投影像を得てみた結果、図３、図４のような画
像が得られた。この図３、図４で右側の像が上記の構成
で得たもので、左側の像は比較のための従来の投影前に
エッジ強調フィルタ処理を行なわない構成で得た像であ
る。これらから、原画像空間でエッジ強調フィルタ処理
した上で最大値投影するという簡単な構成で、抹消血管
を鮮明に描出でき、効果が大きいことが分かる。
ルタ処理がなされた上で最大値投影が行なわれることに
なるので、輝度のあまり高くない抹消血管も投影される
前に強調され、他の組織に埋もれることなく最大値投影
されることになる。実際、上記の構成でＭＲアンギオ像
の最大値投影像を得てみた結果、図３、図４のような画
像が得られた。この図３、図４で右側の像が上記の構成
で得たもので、左側の像は比較のための従来の投影前に
エッジ強調フィルタ処理を行なわない構成で得た像であ
る。これらから、原画像空間でエッジ強調フィルタ処理
した上で最大値投影するという簡単な構成で、抹消血管
を鮮明に描出でき、効果が大きいことが分かる。
【００１２】なお、上記の実施例では、エッジ強調フィ
ルタとして図２に示すような２次元のものを用いている
が、３次元のものを用いることもできる。また、上記で
はＭＲアンギオグラフィについて説明したが、これ以外
に他の画像投影にも適用できることはもちろんである。
ルタとして図２に示すような２次元のものを用いている
が、３次元のものを用いることもできる。また、上記で
はＭＲアンギオグラフィについて説明したが、これ以外
に他の画像投影にも適用できることはもちろんである。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像投
影装置によれば、所望の部位の画素値があまり高くない
場合でも、エッジ強調フィルタ処理した後、最大値投影
するため、その所望の部位が他の部分に埋もれてしまう
ことを防いで、その所望の部位が明瞭に現われた最大値
投影像を得ることができる。そのため、抹消血管の像が
他の組織に埋もれてしまわずに鮮明に現われたＭＲアン
ギオ像を得ることができる。
影装置によれば、所望の部位の画素値があまり高くない
場合でも、エッジ強調フィルタ処理した後、最大値投影
するため、その所望の部位が他の部分に埋もれてしまう
ことを防いで、その所望の部位が明瞭に現われた最大値
投影像を得ることができる。そのため、抹消血管の像が
他の組織に埋もれてしまわずに鮮明に現われたＭＲアン
ギオ像を得ることができる。
【図１】この発明の一実施例の全体のブロック図。
【図２】エッジ強調フィルタのテンプレートを示す図。
【図３】最大値投影像の１例を示す写真。
【図４】同投影像例の一部を拡大した写真。
１ 原画像メモリ ２ エッジ強調フィルタ処理器 ３ 最大値投影器 ４ 投影像メモリ ５ コントローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 原画像をエッジ強調フィルタ処理する手
段と、該フィルタ処理後の画像について最大値投影して
投影像を作成する手段とを備えることを特徴とする画像
投影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356205A JPH06142078A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 画像投影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356205A JPH06142078A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 画像投影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142078A true JPH06142078A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18447865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4356205A Pending JPH06142078A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 画像投影装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06142078A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0824238A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Shimadzu Corp | 画像再構成装置 |
| JP2007090105A (ja) * | 2007-01-10 | 2007-04-12 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Ｍｒ画像生成方法およびｍｒｉ装置 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4356205A patent/JPH06142078A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0824238A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Shimadzu Corp | 画像再構成装置 |
| JP2007090105A (ja) * | 2007-01-10 | 2007-04-12 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Ｍｒ画像生成方法およびｍｒｉ装置 |
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