JPH06140176A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JPH06140176A
JPH06140176A JP28902792A JP28902792A JPH06140176A JP H06140176 A JPH06140176 A JP H06140176A JP 28902792 A JP28902792 A JP 28902792A JP 28902792 A JP28902792 A JP 28902792A JP H06140176 A JPH06140176 A JP H06140176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
lighting device
battery
discharge lamp
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28902792A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Nagase
春男 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP28902792A priority Critical patent/JPH06140176A/ja
Publication of JPH06140176A publication Critical patent/JPH06140176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】バッテリを用いた放電灯点灯装置において、バ
ッテリの電圧が一時的に低下しても、点灯装置内に蓄積
している電荷を用いて制御用の電源を補うことにより、
点灯装置の動作を安定化させて、放電灯の立ち消えを起
こりにくくする。 【構成】バッテリ1の電圧V1 と、点灯装置3の主回路
部4から得られる電圧V 2 が、ダイオードD1 ,D2
介して点灯装置3の制御部5の電源入力端に並列的に供
給され、通常状態ではV1 >V2 となるようにV2 を設
定した。 【効果】バッテリ1と制御部5の電源入力端の間に専用
の安定化電源回路を介在させる必要がなく、小型化とコ
スト低減が可能となる。また、制御部5の動作電圧を低
く設計する必要がないので、安価な汎用ICを使用でき
ると共に、ノイズマージンを大きくでき、ノイズの影響
を受けにくく、誤動作が生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のバッテリを用い
て放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものであ
り、自動車の前照灯点灯装置として利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の前照灯としては、ハロ
ゲンランプが広く使用されてきたが、近年、この前照灯
として放電灯を用いて、少ないワット数で大幅に光束を
高めた点灯装置の研究開発が盛んに行われている。この
放電灯は、メタルハライドランプが使用され、発光効率
が高く、コンパクトであり、車両用前照灯の設計自由度
を向上させ、夜間走行環境を明るくし、非常に安全であ
るという利点がある。このメタルハライドランプを点灯
させるために、車両のバッテリから電源供給を受けて、
放電灯の電力制御を行う点灯装置が必要である。ところ
が、バッテリは電圧が変動しやすいという問題がある。
例えば、DC12V系のバッテリでは、通常は12.8
V程度であるが、一般的な電圧変動範囲は10〜16V
の範囲である。
【0003】従来のハロゲンランプでは、電圧が変動し
ても光束は低下するものの消えることはなかったが、放
電灯は点灯装置の入力電圧としてのバッテリの電圧が大
幅に低下すると、点灯維持できなくなり、放電灯が立ち
消えを起こすことがある。エンジンを起動させて、バッ
テリが安定した状態で放電灯を点灯させた場合には、上
記のような問題は生じないが、放電灯を点灯させた状態
でエンジンを起動させると、このエンジンの起動に必要
な電力供給のために大電流が流れて、バッテリの電圧は
DC12Vが一時的に6V程度まで低下して、点灯装置
から放電灯に供給される電圧が下がり、再点弧電圧が上
昇して、放電灯が立ち消えすることになる。
【0004】図5はバッテリを用いた一般的な放電灯点
灯装置のブロック図である。図中、1はバッテリ、2は
放電灯、3は点灯装置、4は主回路部、5は制御部であ
る。図6はバッテリ1の電圧V1 の時間的変化を示して
いる。時刻t0 でエンジンを起動すると、例えば、1
2.8Vの電源電圧が一時的に6V程度まで低下して、
エンジンが作動すると、バッテリ1の電圧V1 が上昇し
て、元の電圧付近まで戻る。このように一時的に大幅な
電圧低下が生じると、放電灯2に供給される電圧が低下
して、放電が不安定となり、立ち消えに至ることがあ
る。また、このような一時的で大幅な電圧低下により、
制御部5の動作が不安定となり、主回路部4におけるス
イッチング素子の駆動電圧が不足し、良好な動作が行え
ないことがある。その影響を受けて点灯装置3の出力が
変化すると、放電灯2の放電も不安定となり、立ち消え
に至りやすくなる。
【0005】この一時的な電圧低下に対して、点灯装置
3における制御部5の電源電圧を安定化させるために、
例えば、専用のDC−DCコンバータを設けることが考
えられるが、この電源回路が新たに必要となり、点灯装
置の大型化、コスト上昇を招く。また、例えば、制御部
5に5V用のICを使用して、バッテリ1の電圧V1
非常に低くなっても十分に動作できる制御回路を構成す
ることも考えられるが、動作電圧が低いことからノイズ
マージンが小さくなり、誤動作しやすくなり、また、汎
用のICは使用できないという問題もあり、設計の自由
度が制限されるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、バッテリを用いた放電灯点灯装置において、バッテ
リの電圧が一時的に低下しても、点灯装置内に蓄積して
いる電荷を用いて制御用の電源を補うことにより、点灯
装置の動作を安定化させて、放電灯の立ち消えを起こり
にくくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放電灯点灯装置
にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示す
ように、バッテリ1を電源として放電灯2を点灯させる
放電灯点灯装置3において、バッテリ1から得られる第
1の電源電圧V1 と、点灯装置3の主回路部4から得ら
れる第2の電源電圧V2 が、それぞれ第1及び第2のダ
イオードD1 ,D2 を介して点灯装置3の制御部5の電
源入力端に並列的に供給され、通常状態では第1の電源
電圧V1 が第2の電源電圧V2 よりも高くなるように、
第2の電源電圧V2 を設定したことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本発明の作用を図2により説明する。図中、V
0 は点灯装置3における制御部5の電源入力端に得られ
る電圧であり、ダイオードD1 ,D2 の順方向電圧降下
を無視すれば、通常状態では、バッテリ1から得られる
第1の電源電圧V1 と同じとなっている。時刻t0 でバ
ッテリ1から得られる第1の電源電圧V1 が一時的に低
下して、点灯装置3の主回路部4から得られる第2の電
源電圧V2 よりも低くなると、ダイオードD1 がONか
らOFFへと変化し、ダイオードD2 がOFFからON
へと変化するので、制御部5の電源入力端に得られる電
圧V0 は第2の電源電圧V2 と同じとなる。例えば、第
1の電源電圧V1 が通常状態で12V程度で、一時的な
電圧低下時の下限値が6V程度である場合には、第2の
電源電圧V2 を10V程度に設定すれば、制御部5の電
源電圧が大幅に低下することを防止できる。これによ
り、点灯装置3の動作が安定し、放電灯2の立ち消えが
起こりにくくなるものである。
【0009】
【実施例】図3は本発明の一実施例の回路図である。以
下、その回路構成について説明する。バッテリ1には、
コンデンサC1 が接続されており、このコンデンサC1
の両端には、インダクタL1 とトランジスタQ3 の直列
回路が接続されている。トランジスタQ3 の両端には、
逆流阻止用のダイオードD3 を介して平滑用のコンデン
サC3 が接続されている。トランジスタQ3 がオンする
ことにより、バッテリ1からインダクタL1 に電流が流
れてエネルギーが蓄積され、トランジスタQ 3 がオフす
ることにより、インダクタL1 に誘導起電圧が発生し、
これがバッテリ1の電圧V1 に重畳されて、ダイオード
3 を介してコンデンサC3 に充電される。したがっ
て、コンデンサC3 には、バッテリ1の電圧V1 を昇圧
した直流電圧が充電される。以上のコンデンサC1 ,C
3 とインダクタL1 、トランジスタQ3 及びダイオード
3 により昇圧チョッパー回路41が構成されている。
次に、昇圧チョッパー回路41の出力端には、インバー
タ回路42の入力端が接続されている。このインバータ
回路42の入力端には、トランジスタQ1 ,Q2 の直列
回路が並列的に接続されている。一方のトランジスタQ
2 の両端には、カップリング用のコンデンサC4 と限流
用のインダクタT1 の1次巻線を介して始動器43と放
電灯2が接続されている。トランジスタQ1 ,Q2 が交
互にオン・オフすることにより、放電灯2には高周波電
力が供給される。始動器43は、放電灯2が始動するの
に必要な高電圧パルスを発生させるものである。インダ
クタT 1 の2次巻線には、半波整流用のダイオードD4
を介して平滑用のコンデンサC 2 が接続されている。コ
ンデンサC2 は、端子aとダイオードD2 を介してコン
デンサC0 に並列接続されている。また、バッテリ1は
ダイオードD1 を介してコンデンサC0 に並列接続され
ている。このコンデンサC0 は点灯装置における制御部
5の電源入力端に接続されている。制御部5は、昇圧チ
ョッパー回路41のトランジスタQ3 とインバータ回路
42のトランジスタQ1 ,Q2 を制御するための回路を
備えている。
【0010】以下、本実施例の動作について説明する。
定常状態では、コンデンサC2 に得られる電源電圧V2
はバッテリ1から得られる電源電圧V1 よりも少し低く
設定されている。このため、ダイオードD1 がON、ダ
イオードD2 がOFFとなっており、コンデンサC0
電圧V0 は電源電圧V1 からダイオードD1 の電圧降下
分を差し引いた電圧となる。また、バッテリ1から得ら
れる電源電圧V1 が一時的に低下して、コンデンサC2
に得られる電源電圧V2 よりも低くなると、ダイオード
1 がOFF、ダイオードD2 がONとなり、コンデン
サC0 の電圧V 0 はコンデンサC2 に得られる電源電圧
2 からダイオードD2 の電圧降下分を差し引いた電圧
となる。したがって、制御部5の安定な動作が実現でき
る程度の電源電圧を確保することができる。なお、バッ
テリ1から得られる電源電圧V1が低下すると、昇圧チ
ョッパー回路41の入力電圧も低下するが、制御部5に
よりコンデンサC3 の電圧を検出して、トランジスタQ
3 のオン期間をフィードバック制御することにより、昇
圧チョッパー回路41の出力電圧を安定化することがで
き、したがって、放電灯2に供給される電力は安定して
いる。また、同じ理由でインバータ回路42のインダク
タT1 の2次巻線から得られるコンデンサC 2 の電圧V
2 も安定している。
【0011】図4は本発明の第2実施例の回路図であ
る。本実施例では、コンデンサC3 の電圧は、抵抗
3 ,R4 により分圧されて制御部5により検出され、
その検出電圧が一定となるように、トランジスタQ3
オン期間がフィードバック制御される。そして、昇圧チ
ョッパー回路41のコンデンサC3 に得られる安定な出
力電圧を抵抗R1 ,R2 により分圧し、コンデンサC2
に充電することにより、上述の第2の電源電圧V2 を得
ている。その他の構成は、図3の実施例と同様である。
なお、インバータ回路42の構成は特に限定されるもの
ではなく、ハーフブリッジ式、フルブリッジ式、プッシ
ュプル式、一石式等の任意の回路方式を用いることがで
きる。また、放電灯2に供給される電力は矩形波電力で
も良いし、高周波電力でも良い。さらに、昇圧チョッパ
ー回路41に代えて、昇圧トランスを用いた一石式のD
C−DCコンバータを用いて、その出力段から上述の第
2の電源電圧V2 を得るように構成しても良い。本実施
例においても、コンデンサC2 に得られる第2の電源電
圧V2 は、定常状態でバッテリ1から得られる第1の電
源電圧V1 よりも少し低く設定されており、バッテリ1
の電圧V1 が一時的に低下したときに、図2に示すよう
に、制御部5の電源電圧V0 の下限値を電圧V2 に保つ
ものである。これにより、制御部5の動作が不安定にな
ったり、制御部5から昇圧チョッパー回路41やインバ
ータ回路42のスイッチング素子に供給される駆動電圧
が低下することを防止できるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、バッテリを電源とする
放電灯点灯装置において、定常状態ではバッテリから得
られる第1の電源電圧を第1のダイオードを介して制御
部の電源入力端に供給し、バッテリの電圧低下時には、
主回路部から得られる第2の電源電圧を第2のダイオー
ドを介して制御部の電源入力端に供給するようにしたの
で、バッテリと制御部の電源入力端の間に専用の安定化
電源回路を介在させる必要がなく、小型化とコスト低減
が可能となる。また、制御部の動作電圧を低く設計する
必要がないので、安価な汎用ICを使用できると共に、
ノイズマージンを大きく取ることができ、ノイズの影響
を受けにくく、さらに、主回路部を制御するために制御
部に入力される検出電圧も高くできるので、精度の良い
制御が可能となり、誤動作が生じにくくなるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本発明の動作説明のための波形図である。
【図3】本発明の第1実施例の回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の回路図である。
【図5】従来の放電灯点灯装置のブロック回路図であ
る。
【図6】従来例におけるバッテリの電圧変化を示す波形
図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 放電灯 3 点灯装置 4 主回路部 5 制御部 V1 第1の電源電圧 V2 第2の電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 M 9181−5H H05B 41/18 310 Z 9249−3K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを電源として放電灯を点灯さ
    せる放電灯点灯装置において、バッテリから得られる第
    1の電源電圧と、点灯装置の主回路部から得られる第2
    の電源電圧が、それぞれ第1及び第2のダイオードを介
    して点灯装置の制御部の電源入力端に並列的に供給さ
    れ、通常状態では第1の電源電圧が第2の電源電圧より
    も高くなるように、第2の電源電圧を設定したことを特
    徴とする放電灯点灯装置。
JP28902792A 1992-10-27 1992-10-27 放電灯点灯装置 Pending JPH06140176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28902792A JPH06140176A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28902792A JPH06140176A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06140176A true JPH06140176A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17737881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28902792A Pending JPH06140176A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06140176A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5336985A (en) Tapped inductor slave regulating circuit
JPH1167471A (ja) 照明装置
JPH06153512A (ja) 電源装置
US6919696B2 (en) Device for operating a high-pressure discharge lamp
US6194845B1 (en) Ballasts with tapped inductor arrangements for igniting and powering high intensity discharge lamps
JP2004311435A (ja) 容量性負荷の作動のためのインターフェース回路
JP3280602B2 (ja) 放電灯の点灯回路
JP2001006890A (ja) 放電灯点灯回路
JPH06113534A (ja) 電源装置
JPH0723076B2 (ja) 車輌用高圧放電灯の点灯回路
JPH02136342A (ja) 車輌用高圧放電灯の点灯回路
JPH06140176A (ja) 放電灯点灯装置
JPH06140174A (ja) 放電灯点灯装置
JPH06140181A (ja) 放電灯点灯装置
EP1293109B1 (en) Electronic ballast circuit for operating a high intensity discharge lamp
US20030034743A1 (en) Power factor correction device including electronic ballast function
JP4386357B2 (ja) 放電灯点灯回路及び放電灯点灯方法
JP3274209B2 (ja) 電源装置
KR100351436B1 (ko) 고압 방전등용 전자식 안정기
US9426869B2 (en) Multi-output electronic ballast
JPH0878171A (ja) 放電灯点灯装置
JPS60240099A (ja) 放電ランプ点灯装置
KR100429517B1 (ko) 고압 방전등용 안정기
JP3259391B2 (ja) インバータ装置
JP2592974Y2 (ja) 車輌用放電灯の起動回路