JPH0613859U - 水泳用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 各指１Ａ〜１Ｅの間に水かき膜２Ａ〜２Ｄを
形成した手袋において、水かき膜２Ａ〜２Ｄを、各指１
Ａ〜１Ｅの先端部が水かき膜２Ａ〜２Ｄの端縁より突出
するように形成した。 【効果】 この手袋を使用すると、水かき膜があるため
早く泳げると共に、スキューバダイビングなどで水中作
業を行うときには、各指の先端部を水かき膜に邪魔され
ることなく使用できるので、水中での細かい作業が容易
に行える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、水泳の際に使用する水かき膜のついた手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の水泳用手袋を図３および図４に示す。この水泳用手袋は、各指１Ａ〜１ Ｅの間に水かき膜２Ａ〜２Ｄを形成したもので、薄く、丈夫で、柔軟性のあるシ リコンゴム等の成形品である。 この手袋を手にはめて水泳をすると、水かき膜２Ａ〜２Ｄがあるため、指の間 から水がもれず、早く泳げる利点がある。また手で水をかく面積が大きくなるた め、水泳トレーニングの際の筋力強化にも有効である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしこの手袋を手にはめて水中で何か作業をしようとすると、水かき膜が邪 魔になり、作業がやり難いという問題がある。 例えばスキューバダイビングなどでは、単に水中を泳ぐだけでなく、カメラな どの機器を操作したり、海底で生物や鉱物などを採取したりすることが多々ある が、その際、指の間に水かき膜があると、これらの作業が非常にやり難いという 問題のあることが判明した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記のような課題を解決した水泳用手袋を提供するもので、その構 成は、各指の間に水かき膜を形成した手袋において、前記水かき膜を、少なくと も親指と人差指の先端部が水かき膜の端縁より突出するように形成したことを特 徴とするものである。

【０００５】

【作用】

このようにすると、全部の指の先端部ないしは少なくとも使用頻度の高い親指 と人差指の先端部を水かき膜に邪魔されることなく使用できるので、水中での細 かい作業がやり易くなる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図１は本考案の一実施例を示す。この水泳用手袋は、各指１Ａ〜１Ｅの間に水 かき膜２Ａ〜２Ｄを形成したものであるが、水かき膜２Ａ〜２Ｄを、各指１Ａ〜 １Ｅの先端部が水かき膜２Ａ〜２Ｄの端縁より突出するように形成した点に特徴 がある。 このようにすると全部の指１Ａ〜１Ｅの先端部が水かき膜２Ａ〜２Ｄに邪魔さ れることなく使用できるようになる。

【０００７】 次に図２は本考案の他の実施例を示す。この水泳用手袋は、各指１Ａ〜１Ｅの 間に水かき膜２Ａ〜２Ｄを形成したものであるが、親指１Ａと人差指１Ｂの間お よび人差指１Ｂと中指１Ｃの間の水かき膜２Ａ、２Ｂを、その端縁から親指１Ａ および人差指１Ｂの先端部が突出するように形成した点に特徴がある。 このようにすると特に使用頻度の高い親指１Ａと人差指１Ｂの先端部だけが水 かき膜２Ａ、２Ｂに邪魔されることなく使用でき、しかも、その他の水かき膜２ Ｃ、２Ｄは指１Ｃ〜１Ｅの先端まで形成できるため、水かき面積の低下が少なく て済む。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように本考案に係る水泳用手袋を使用すると、水かき膜があるた め早く泳げると共に、スキューバダイビングなどで水中作業を行うときには、少 なくとも親指と人差指の先端部を水かき膜に邪魔されることなく使用できるので 、水中での細かい作業が容易に行える利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る水泳用手袋の一実施例を示す平
面図。

【図２】 本考案に係る水泳用手袋の他の実施例を示す
平面図。

【図３】 従来の水泳用手袋を示す平面図。

【図４】 図３の水泳手袋のＳ−Ｓ線における断面図。 １Ａ〜１Ｅ：指 ２Ａ／２Ｄ：水かき膜

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】各指の間に水かき膜を形成した水泳用手袋
   において、前記水かき膜を、少なくとも親指と人差指の
   先端部が水かき膜の端縁より突出するように形成したこ
   とを特徴とする水泳用手袋。