JPH06138112A - 溶離液中の不純物の除去装置 - Google Patents
溶離液中の不純物の除去装置Info
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- JPH06138112A JPH06138112A JP16092391A JP16092391A JPH06138112A JP H06138112 A JPH06138112 A JP H06138112A JP 16092391 A JP16092391 A JP 16092391A JP 16092391 A JP16092391 A JP 16092391A JP H06138112 A JPH06138112 A JP H06138112A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 液体クロマトグラフに使用する分析溶媒中の
不純物を除去する。 〔構成〕 洗浄液に分析溶媒を選択的又は適宜割合に混
合して除去カラムに送る如く送液ポンプを設ける。除去
カラムとインジェクター間に設けた切換バルブの切換に
より分析ラインとドレインを選択して送液、排液する。
不純物を除去する。 〔構成〕 洗浄液に分析溶媒を選択的又は適宜割合に混
合して除去カラムに送る如く送液ポンプを設ける。除去
カラムとインジェクター間に設けた切換バルブの切換に
より分析ラインとドレインを選択して送液、排液する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体クロマトグラフに
於て使用する溶離液中の不純物を除去する装置に関する
ものである。
於て使用する溶離液中の不純物を除去する装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】液体クロマトグラフに於ては、溶離液と
して各種の溶媒を単独又は混合して使用している。この
溶媒はなるべくグレードの高いものを使用し、場合によ
っては精製を行い、更に純度を高めて使用していた。
又、以上の操作に於ても残存する不純物はこれを無視し
ていた。
して各種の溶媒を単独又は混合して使用している。この
溶媒はなるべくグレードの高いものを使用し、場合によ
っては精製を行い、更に純度を高めて使用していた。
又、以上の操作に於ても残存する不純物はこれを無視し
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】溶媒の精製には手間が
掛り、又、その保存が難しいため、使用時には常に精製
を行わなくてはならない。溶媒中に不純物が含まれる
と、溶離液条件によってはカラムに濃縮され、ゴースト
ピークとして現われ、定量再現性が悪くなることがあ
る。更に又、不純物の含まれる溶離液を使用しているだ
けで分析カラムが汚染され、分析カラムの寿命が極端に
短くなったりする。
掛り、又、その保存が難しいため、使用時には常に精製
を行わなくてはならない。溶媒中に不純物が含まれる
と、溶離液条件によってはカラムに濃縮され、ゴースト
ピークとして現われ、定量再現性が悪くなることがあ
る。更に又、不純物の含まれる溶離液を使用しているだ
けで分析カラムが汚染され、分析カラムの寿命が極端に
短くなったりする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】手間の掛る溶媒精製等を
行わずに、溶離液中の不純物による液体クロマトグラフ
への悪影響を除くことの出来る、即ち、定量再現性を向
上させ、カラム寿命を延ばす等を可能とするもので、
又、不純物を一時的若しくは永久に吸着させられるカラ
ム、又はこれに代わるものを不純物の吸着能力が限界に
達した時点で洗浄可能とし、若しくはカラムの中味の交
換が容易に出来るようにカートリッジ式とした溶離液中
の不純物の除去装置を提案せんとするもので、送液ポン
プとインジェクターの間に、分析カラムと同等以上の成
分の保持能力を持つか、或は溶離液中の不純物を吸着可
能なカラムを連結したことを特徴とし、且つ、１台又は
複数の送液ポンプに洗浄液、溶離液の容器を選択的、或
は両者同時に連結させると共に、分析カラムと同等以上
の成分保持能力を持つか、溶離液中の不純物を吸着可能
なカラムとインジェクター間にドレインを有する切換バ
ルブを設けたことを特徴とし、更に、カラムをカートリ
ッジとしたことを特徴とする。
行わずに、溶離液中の不純物による液体クロマトグラフ
への悪影響を除くことの出来る、即ち、定量再現性を向
上させ、カラム寿命を延ばす等を可能とするもので、
又、不純物を一時的若しくは永久に吸着させられるカラ
ム、又はこれに代わるものを不純物の吸着能力が限界に
達した時点で洗浄可能とし、若しくはカラムの中味の交
換が容易に出来るようにカートリッジ式とした溶離液中
の不純物の除去装置を提案せんとするもので、送液ポン
プとインジェクターの間に、分析カラムと同等以上の成
分の保持能力を持つか、或は溶離液中の不純物を吸着可
能なカラムを連結したことを特徴とし、且つ、１台又は
複数の送液ポンプに洗浄液、溶離液の容器を選択的、或
は両者同時に連結させると共に、分析カラムと同等以上
の成分保持能力を持つか、溶離液中の不純物を吸着可能
なカラムとインジェクター間にドレインを有する切換バ
ルブを設けたことを特徴とし、更に、カラムをカートリ
ッジとしたことを特徴とする。
【０００５】
【実施例】以下、図１に示す実施例により本発明を詳細
に説明する。１は送液ポンプで、その吸入管２は分析溶
媒容器３に連結し、又送液ポンプ１はミキサー４に連通
してある。５は送液ポンプで、その吸入管６は洗浄溶媒
容器７に連結し、その送出口８はミキサー４に連通して
ある。こゝに連結、連続とは必ずしも機構的に連なるこ
とだけでなく、吸入管２，６が液に侵漬して吸入可能の
状態をも含むものである。又、こゝで溶離液は溶媒、水
或はその混合液又は塩、界面活性剤等を含むものとす
る。
に説明する。１は送液ポンプで、その吸入管２は分析溶
媒容器３に連結し、又送液ポンプ１はミキサー４に連通
してある。５は送液ポンプで、その吸入管６は洗浄溶媒
容器７に連結し、その送出口８はミキサー４に連通して
ある。こゝに連結、連続とは必ずしも機構的に連なるこ
とだけでなく、吸入管２，６が液に侵漬して吸入可能の
状態をも含むものである。又、こゝで溶離液は溶媒、水
或はその混合液又は塩、界面活性剤等を含むものとす
る。
【０００６】９は除去カラムで、分析溶媒中の不純物を
一時的にも吸着したり或は不純物を除去する作用を有す
るこれに代わるものを総称する。該除去カラム９は一方
はミキサー４に他方は３方切換バルブ１０の切換口１０
１に夫々連通してある。３方切換バルブ１０の切換口１
０２は分析カラム、検出器等を有する分析ライン１１に
連通し、切換口１０３はドレイン１２に連通している。
一時的にも吸着したり或は不純物を除去する作用を有す
るこれに代わるものを総称する。該除去カラム９は一方
はミキサー４に他方は３方切換バルブ１０の切換口１０
１に夫々連通してある。３方切換バルブ１０の切換口１
０２は分析カラム、検出器等を有する分析ライン１１に
連通し、切換口１０３はドレイン１２に連通している。
【０００７】次いで、その作動及び使用方法について説
明すれば、送液ポンプ１の作動により分析溶媒容器３か
ら分析溶媒液を吸入して送り出し、ミキサー４を経て除
去カラム９に送る。そこで不純物を一時的に吸着させ、
清浄な分析溶媒液を３方切換バルブ１０の切換口１０１
から同１０２を経て分析ライン１１に送り出す。除去カ
ラム９に不純物が飽和状態になった時には、３方切換バ
ルブ１０を切換口１０１と切換口１０３を連通させ、ド
レイン１２へ排出させる。
明すれば、送液ポンプ１の作動により分析溶媒容器３か
ら分析溶媒液を吸入して送り出し、ミキサー４を経て除
去カラム９に送る。そこで不純物を一時的に吸着させ、
清浄な分析溶媒液を３方切換バルブ１０の切換口１０１
から同１０２を経て分析ライン１１に送り出す。除去カ
ラム９に不純物が飽和状態になった時には、３方切換バ
ルブ１０を切換口１０１と切換口１０３を連通させ、ド
レイン１２へ排出させる。
【０００８】尚、こゝでは３方切換バルブ１０を使用し
ているが、６方切換バルブ、他の切換バルブでも使用で
きること勿論である。
ているが、６方切換バルブ、他の切換バルブでも使用で
きること勿論である。
【０００９】そして送液ポンプ１の作動を停止させ、分
析溶媒液の送り出しを停止させると同時に送液ポンプ５
を作動させ、洗浄液を吸入し送出口８、ミキサー４を経
て除去カラム９に送らせる。そこで不純物を洗浄して３
方切換バルブ１０へ送り、ドレイン１２より排出させ
る。この洗浄により除去カラム９は清浄になった段階で
送液ポンプ５を止め、洗浄液の送液を停止し、３方切換
バルブ１０を切換える。
析溶媒液の送り出しを停止させると同時に送液ポンプ５
を作動させ、洗浄液を吸入し送出口８、ミキサー４を経
て除去カラム９に送らせる。そこで不純物を洗浄して３
方切換バルブ１０へ送り、ドレイン１２より排出させ
る。この洗浄により除去カラム９は清浄になった段階で
送液ポンプ５を止め、洗浄液の送液を停止し、３方切換
バルブ１０を切換える。
【００１０】然るとき、再び分析溶媒の送液状態が整う
ことになる。又、分析溶媒と洗浄液を選択的に送るので
なく、２液を混合してある場合には、その混合比を自由
に選択して分析、洗浄に使用することも出来る。この混
合については、ポンプ及びミキサーの作動により行うの
がよい。
ことになる。又、分析溶媒と洗浄液を選択的に送るので
なく、２液を混合してある場合には、その混合比を自由
に選択して分析、洗浄に使用することも出来る。この混
合については、ポンプ及びミキサーの作動により行うの
がよい。
【００１１】図２に示す実施例は、一台の送液ポンプ１
３を設け、３方切換バルブ１４を介して洗浄容器７と分
析溶媒容器３と連結させ、３方切換バルブ１４の切換に
より洗浄液が分析溶媒かの選択を行うことが出来る。
３を設け、３方切換バルブ１４を介して洗浄容器７と分
析溶媒容器３と連結させ、３方切換バルブ１４の切換に
より洗浄液が分析溶媒かの選択を行うことが出来る。
【００１２】
【発明の効果】上記の如き本発明によれば、送液ポンプ
とインジェクターの間に、分析カラムと同等以上の成分
の保持能力を持つか、或は溶離液中の不純物を吸着可能
なカラムを連結し、且つ、１台又は複数の送液ポンプに
洗浄液、溶離液の容器を選択的、或は両者同時に連結さ
せると共に、分析カラムと同等以上の成分保持能力を持
つか、溶離液中の不純物を吸着可能なカラムとインジェ
クター間にドレインを有する切換バルブを設け、更に、
カラムをカートリッジとして着脱自在にしたので、分析
溶媒は、その送液中に不純物を除去されて清浄化される
ため、分析溶媒の精製を別途行う必要がなくなり、手間
を省けると共に、その結果不要なピークの現出を避ける
ことが出来、サンプル成分のピークだけ出るため、定量
再現性のよい分析結果が期待出来ることになった。
とインジェクターの間に、分析カラムと同等以上の成分
の保持能力を持つか、或は溶離液中の不純物を吸着可能
なカラムを連結し、且つ、１台又は複数の送液ポンプに
洗浄液、溶離液の容器を選択的、或は両者同時に連結さ
せると共に、分析カラムと同等以上の成分保持能力を持
つか、溶離液中の不純物を吸着可能なカラムとインジェ
クター間にドレインを有する切換バルブを設け、更に、
カラムをカートリッジとして着脱自在にしたので、分析
溶媒は、その送液中に不純物を除去されて清浄化される
ため、分析溶媒の精製を別途行う必要がなくなり、手間
を省けると共に、その結果不要なピークの現出を避ける
ことが出来、サンプル成分のピークだけ出るため、定量
再現性のよい分析結果が期待出来ることになった。
【図１】 本発明の一実施例を示す系路説明図。
【図２】 本発明の他実施例を示す系路説明図。 １ 送液ポンプ ３ 分析溶媒溶液 ４ ミキサー ５ 送液ポンプ ７ 洗浄溶媒容器 ９ 除去カラム１０ ３方切換バルブ １１ 分析ライン １２ ドレイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 直樹 茨城県つくば市並木３丁目26−13 (72)発明者 大江 浩志 茨城県つくば市千現２−８−３ (72)発明者 吉田 豊 埼玉県本庄市本庄４−５−18 (72)発明者 里 忠 千葉県我孫子市つくし野７−20−10 (72)発明者 小田 吉哉 茨城県つくば市春日３丁目５番地１ つく ばね寮202号室
Claims (3)
- 【請求項１】 送液ポンプとインジェクターの間に、分
析カラムと同等以上の成分の保持能力を持つか、或は溶
離液中の不純物を吸着可能なカラムを連結したことを特
徴とする溶離液中の不純物の除去装置。 - 【請求項２】 １台又は複数の送液ポンプに洗浄液、溶
離液の容器を選択的、或は両者同時に連結させると共
に、分析カラムと同等以上の成分保持能力を持つか、溶
離液中の不純物を吸着可能なカラムとインジェクター間
にドレインを有する切換バルブを設けたことを特徴とす
る請求項１に記載の溶離液中の不純物の除去装置。 - 【請求項３】 カラムをカートリッジとしたことを特徴
とする請求項１に記載の溶離液中の不純物の除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160923A JP2739527B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 溶離液中の不純物の除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160923A JP2739527B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 溶離液中の不純物の除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06138112A true JPH06138112A (ja) | 1994-05-20 |
| JP2739527B2 JP2739527B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=15725210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3160923A Expired - Lifetime JP2739527B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 溶離液中の不純物の除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2739527B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013185947A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Shimadzu Corp | 送液機構及び液体クロマトグラフ |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010112938A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Daiichi Sankyo Co Ltd | オンライン不純物除去装置及び方法 |
| JP5670544B2 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-02-18 | 第一三共株式会社 | オンライン不純物除去装置及び方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5633561U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-02 | ||
| JPS61102960U (ja) * | 1984-12-10 | 1986-07-01 | ||
| JPS62108155A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-19 | Shimadzu Corp | 液体クロマトグラフ装置 |
| JPS62132170A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-15 | Hitachi Ltd | 液体クロマトグラフ用カラム装置 |
| JPS635260A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Hitachi Ltd | 前処理カラム付クロマトグラフ |
| JPS63289447A (ja) * | 1985-06-01 | 1988-11-25 | メルク・パテント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | クロマトグラフイー・カラム |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP3160923A patent/JP2739527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5633561U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-02 | ||
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| JPS62108155A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-19 | Shimadzu Corp | 液体クロマトグラフ装置 |
| JPS62132170A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-15 | Hitachi Ltd | 液体クロマトグラフ用カラム装置 |
| JPS635260A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Hitachi Ltd | 前処理カラム付クロマトグラフ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013185947A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Shimadzu Corp | 送液機構及び液体クロマトグラフ |
| US10302604B2 (en) | 2012-03-08 | 2019-05-28 | Shimadzu Corporation | Solvent delivery device and liquid chromatograph |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2739527B2 (ja) | 1998-04-15 |
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