JPH06137228A - 三方電磁弁 - Google Patents

三方電磁弁

Info

Publication number
JPH06137228A
JPH06137228A JP30951692A JP30951692A JPH06137228A JP H06137228 A JPH06137228 A JP H06137228A JP 30951692 A JP30951692 A JP 30951692A JP 30951692 A JP30951692 A JP 30951692A JP H06137228 A JPH06137228 A JP H06137228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fluid passage
sliding
solenoid
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30951692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takio Tani
太喜男 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP30951692A priority Critical patent/JPH06137228A/ja
Publication of JPH06137228A publication Critical patent/JPH06137228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動面を一か所のみとして油密性を高めた三
方電磁弁を提供する。 【構成】 摺動孔11に摺動自在に配置された摺動弁2
1のポペット部22を弁座14に着座する。摺動弁21
に固着されたロッド25の先端部26は、供給ポート1
3内に配置されており、このロッド25の先端部26に
は開閉弁27が摺動自在に配置されている。開閉弁27
は環状であり段部13aに当接して、流体通路12を塞
ぐ環状突部28が形成されている。ソレノイド33の通
電制御により排出ポート17と流体通路間12を遮断す
る摺動弁21が摺動して、排出ポート17と流体通路1
2間を連通すると、摺動弁21に連動して開閉弁27
が、連通していた供給ポート13と流体通路12間を遮
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用燃料噴射装
置に用いる三方電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−165858号公報には、
三方電磁弁を用いたデーゼル・エンジンのための電磁制
御インジェクション・システムが開示されている。ま
た、特願平1−150083号公報には、内燃機関に用
いて燃料の噴射時期や噴射量を制御するのに好適な三方
電磁弁の具体的構成が開示されている。この三方電磁弁
は、弁本体に形成した嵌装孔にアウタバルブを摺動自在
に嵌装するとともに、該アウタバルブにインナバルブを
摺動自在に嵌装した構成を有する。そして、嵌装孔内で
のアウタバルブの摺動とアウタバルブ内でのインナバル
ブの摺動により、供給ポート、制御ポート及び排出ポー
ト間の流体通路を切り換えて、高圧燃料を制御してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の三方電磁弁は弁本体の嵌装孔とアウタバルブ間及び
アウタバルブとインナバルブ間の2ケ所に摺動面を有す
るため、油密性の確保が容易ではない。また、アウタバ
ルブの摺動は嵌装孔とインナバルブに規制されるから、
各部品や嵌装孔の形状精度や円筒度及び真直度等がばら
つくと、アウタバルブの開閉弁作動が円滑でなくなり遅
延したり、アウタバルブとインナバルブとが軋んで食い
つきを生じたりする等の問題点がある。一方、形状精度
や円筒度等の寸法精度を高精度として、作動を円滑にす
るとともに油密性を向上することもできるが、非常に高
価となるという問題点がある。本発明は上記問題を解決
するためになされたもので、摺動面を一か所のみとして
油密性を高めた三方電磁弁を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の三方電磁弁は、摺動孔と該摺動孔に連続する流
体通路と、該流体通路にそれぞれ連通する供給ポート、
制御ポート及び排出ポートとを形成した弁本体と、前記
摺動孔内に配置して前記排出ポートと流体通路間を遮断
する摺動弁と、該摺動弁に連動して前記供給ポートと流
体通路間を連通する開閉弁と、前記弁本体に配置したソ
レノイドとからなり、該ソレノイドの通電制御により前
記摺動弁が摺動して前記排出ポートと前記流体通路間が
連通したとき、前記開閉弁により前記供給ポートと流体
通路間を遮断する構成としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成の三方電磁弁は、ソレノイドの通電制
御により排出ポートと流体通路間を遮断する摺動弁が摺
動して、前記排出ポートと前記流体通路間を連通する
と、前記摺動弁に連動して開閉弁が、連通していた供給
ポートと流体通路間を遮断する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
弁本体10には中心に摺動孔11と、該摺動孔11より
小径であって該摺動孔11に連続する流体通路12が形
成されている。流体通路12は、該流体通路12の径よ
り大径であって、前記弁本体10の一端面10aに開口
する供給ポート13と連通している。前記摺動孔11と
流体通路12とが連続する部分には弁座14が形成され
ている。弁座14に連続する前記摺動孔11には、環状
リセス15が形成され、第1連通路16により排出ポー
ト17と連通している。第1連通路16の途中から第2
連通路18が形成され、前記弁本体10の他端面10b
に開口している。前記流体通路12は第3連通路19に
より制御ポート20と連通している。
【0007】前記摺動孔11には摺動弁21が摺動自在
に配置されており、該摺動弁21のポペット部22が前
記弁座14に着座する。摺動弁21が弁本体10の他端
面10bから突出する突出端部23には、軟磁性体のア
ーマチャ24がレーザ溶接等により固定されている。ま
た、摺動弁21の中心には貫通孔が設けられており、こ
の貫通孔にロッド25が挿入されている。このロッド2
5の一端はレーザ溶接等により摺動弁21に固着されて
おり、他端は摺動弁21から突出している。この突出部
の先端部26は、供給ポート13内に配置されている。
【0008】開閉弁27は環状であり、前記ロッド25
に摺動自在に配置されている。この開閉弁27には、流
体通路12と供給ポートとの間の段部13aに当接する
環状突部28が形成されている。この環状突部28は、
摺動弁21のポペット部22が弁座14から離れている
ときに段部13aに当接して、流体通路12を塞ぐ。ま
た、該環状突部28の形成面の反対側の面には、テーパ
孔29が形成されている。ロッド25の先端部26に固
着された弁支持体30には、円弧面31が形成されてお
り、この円弧面31により前記開閉弁27のテーパ孔2
9が支持される。摺動弁21のポペット部22が弁座1
4に着座したとき、開閉弁27の環状突部28と段部1
3aとは離れ、その距離(クリアランス)cは、摺動弁
21の摺動量に対応する。環状突部28の内径D1は、
ポペット部22の外径D2よりも大きく設計されてい
る。
【0009】弁本体10の他端面10bには、スペーサ
32を介してソレノイド33が固着されている。ソレノ
イド33は鉄心34にソレノイドコイル35を巻装した
ものである。鉄心34と前記摺動弁21との間には、リ
ターンスプリング36が配置されている。このリターン
スプリング36は、摺動弁21のポペット部22が弁座
14に圧接するよう、摺動弁21を付勢している。摺動
弁21が弁座14から離れ、開閉弁27の環状突部28
が供給ポート13の段部13aに当接した状態で、前記
アーマチャ24と鉄心34間にギャップgが形成される
ように、スペーサ32の厚さが調整されている。
【0010】排出ポート17と燃料タンク37とは、排
出管路38により接続される。供給ポート13と燃料タ
ンク37とは、燃料圧送ポンプ39を介装した圧送用管
路40から分岐する分岐管路41により接続される。ま
た前記圧送用管路40は燃料噴射弁42の燃料溜まり室
43と接続され、前記制御ポート20と燃料噴射弁42
の制御室44とは制御用管路45により接続される。燃
料噴射弁42の制御室44に装着されるスプリング46
は、ニードル弁47を燃料噴射孔48側へ付勢する。4
9はソレノイド33の通電制御回路である。
【0011】上記実施例の作動を説明する。 (1)ソレノイド33が通電されないオフ時(図1)。 摺動弁21がリターンスプリング36の付勢力により弁
座14に着座し、排出ポート17と流体通路12とが遮
断される。そして、摺動弁21に連動して開閉弁27の
環状突部28が段部13aから離れ、供給ポート13と
流体通路12とが連通する。このため、燃料圧送ポンプ
39により圧送される高圧燃料は、圧送用管路40を経
て燃料噴射弁42の燃料溜まり室43に供給されるとと
もに、分岐管路41→供給ポート13→流体通路12→
第3連通路19→制御ポート20→制御用管路45を経
て燃料噴射弁42の制御室44に供給される。前記制御
室44に供給される高圧燃料の圧力とスプリング46の
弾力により燃料噴射弁42のニードル弁47を押圧して
燃料噴射孔48を閉じる。従って、圧送用管路40を経
て燃料溜まり室43に供給される高圧燃料は燃料噴射弁
42から噴射されない。
【0012】(2)ソレノイド33が通電されたオン時
(図2)。 所定の噴射タイミングでソレノイド33が通電される
と、摺動弁21が吸引され摺動孔11内を摺動しポペッ
ト部22が弁座14から離れ、排出ポート17と流体通
路12とが連通する。同時に開閉弁27がロッド25に
引かれ、環状突部28が段部13aに当接して供給ポー
ト13と流体通路12とが遮断される。これにより、燃
料噴射弁42のニードル弁47を押圧していた高圧燃料
が、制御用管路45→制御ポート20→第3連通路19
→流体通路12→環状リセス15→第1連通路16→排
出ポート17→排出用管路37→燃料タンク38と流れ
る。従って、ニードル弁47を押圧する圧力と、圧送用
管路40を経て燃料噴射弁42の燃料溜まり室43に供
給される高圧燃料の圧力との均衡が破れ、ニードル弁4
7がスプリング46の弾力に抗して押され燃料噴射孔4
8が開き、高圧燃料が燃料噴射弁42から噴射される。
所定の噴射量の噴射が終了すると、ソレノイド33への
通電を断つ。
【0013】本実施例の上記三方電磁弁は、ソレノイド
33への通電を制御することにより上記(1)と(2)
の態様を繰り返して、燃料噴射弁42の燃料噴射を制御
する。ソレノイド33が通電されたとき、摺動弁21が
吸引されて開閉弁27の環状突部28が段部13aに当
接するまでの間は、供給ポート13と排出ポート17間
が連通するが、環状突部28の内径D1がポペット部2
2の外径D2よりも大きくしてあるので、この間に大量
の高圧燃料が排出されることはない。
【0014】
【発明の効果】本発明の三方電磁弁によると、ソレノイ
ドの通電制御により排出ポートと流体通路間を遮断する
摺動弁が摺動して、前記排出ポートと前記流体通路間を
連通すると、前記摺動弁に連動して開閉弁が、連通して
いた供給ポートと流体通路間を遮断する構成であるた
め、摺動面が一か所のみとなるから油密性の確保が容易
になるとともに、油密性を高めるために弁構成部品を高
精度で加工する必要がないから安価に製作できる等の優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソレノイドに通電しない状態の断面図である。
【図2】ソレノイドに通電した状態の断面図である。
【符号の説明】
10...弁本体 11...摺動孔 12...流体通路 13...供給ポート 17...排出ポート 20...制御ポート 21...摺動弁 25...ロッド 27...開閉弁 28...環状突部 30...弁支持体 33...ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動孔と該摺動孔に連続する流体通路
    と、該流体通路にそれぞれ連通する供給ポート、制御ポ
    ート及び排出ポートとを形成した弁本体と、前記摺動孔
    内に配置して前記排出ポートと流体通路間を遮断する摺
    動弁と、該摺動弁に連動して前記供給ポートと流体通路
    間を連通する開閉弁と、前記弁本体に配置したソレノイ
    ドとからなり、該ソレノイドの通電制御により前記摺動
    弁が摺動して前記排出ポートと前記流体通路間が連通し
    たとき、前記開閉弁により前記供給ポートと流体通路間
    を遮断する構成としたことを特徴とする三方電磁弁。
JP30951692A 1992-10-23 1992-10-23 三方電磁弁 Pending JPH06137228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30951692A JPH06137228A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 三方電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30951692A JPH06137228A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 三方電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06137228A true JPH06137228A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17993947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30951692A Pending JPH06137228A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 三方電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06137228A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501917A (ja) * 2004-06-08 2008-01-24 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 電気的に作動可能なバルブ
JP2014512494A (ja) * 2011-02-25 2014-05-22 オーリンス・レイシング・エービー 弁装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501917A (ja) * 2004-06-08 2008-01-24 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 電気的に作動可能なバルブ
JP2014512494A (ja) * 2011-02-25 2014-05-22 オーリンス・レイシング・エービー 弁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3468813B2 (ja) 内燃機関のための燃料噴射装置
JP3738237B2 (ja) 内燃機関の噴射弁を制御する電磁弁
US20060222518A1 (en) Solenoid valve, flow-metering valve, high-pressure fuel pump and fuel injection pump
JPH10103183A (ja) 噴射装置
JP2730172B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2006194237A (ja) 電磁式アクチュエータ
US5542610A (en) Fuel injection nozzle with integral solenoid valve
JPH09158812A (ja) 電磁弁およびそれを用いた燃料噴射装置
US20020071768A1 (en) Pump system with high pressure restriction
US4540122A (en) Electromagnetic unit fuel injector with pivotable armature
JP2757220B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2006299855A (ja) 流体制御弁
JPH06137228A (ja) 三方電磁弁
JP2000018119A (ja) 燃料噴射装置
JP2007297962A (ja) 燃料噴射ノズル
US20030102387A1 (en) Device for fluid-tight connection of a fitting to an internal combustion engine fuel injector
JPH08261019A (ja) 燃料噴射ポンプの噴射時期制御装置
JP2003269286A (ja) 燃料噴射装置
JPH11182376A (ja) 筒内噴射装置
US5193749A (en) Fuel injection valve
JP2000161174A (ja) 燃料噴射装置
JPH09158811A (ja) 燃料噴射装置
JPS63243452A (ja) 電磁弁
JP3965889B2 (ja) ソレノイドバルブ
JPH10306753A (ja) 電磁式燃料噴射弁