JPH06130243A - 光ファイバの搬送治具 - Google Patents

光ファイバの搬送治具

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JPH06130243A
JPH06130243A JP30461992A JP30461992A JPH06130243A JP H06130243 A JPH06130243 A JP H06130243A JP 30461992 A JP30461992 A JP 30461992A JP 30461992 A JP30461992 A JP 30461992A JP H06130243 A JPH06130243 A JP H06130243A
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JP
Japan
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optical fiber
clamp
fusion
fiber
arm
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Application number
JP30461992A
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English (en)
Inventor
Takaharu Oda
敬治 織田
Hideki Watanabe
秀樹 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 融着作業位置から補強作業位置に融着接続後
の光ファイバを一人の作業者により光ファイバの捩じれ
を生じさせることなく、確実に搬送できる光ファイバの
搬送治具を提供する。 【構成】 搬送治具のアーム19は上部側アーム17と下部
側アーム16を上下摺動自在に結合して構成し、下部側ア
ーム16の下端側を融着接続機50側の回転支軸22に回転自
在に取り付ける。上部側アーム17の上側にはファイバク
ランプ45を設ける。ファイバクランプ45はクランプ台27
とクランプ上蓋33で構成し、クランプ台27は摺動ピン26
に摺動自在とし、クランプ台27をばね28により光ファイ
バ4a,4bの軸方向に付勢して光ファイバ4a,4b
に張力を加える。融着接続後の光ファイバ4a,4bを
ファイバクランプ45で把持し、アーム19の伸縮と回転の
動作を操作して補強ステージ3の加熱器10に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、融着接続機に取り付け
られて融着接続後の光ファイバを光ファイバの捩じれを
防止して次の作業ステーションである補強ステージに搬
送する光ファイバの搬送治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には一般的な光ファイバの融着接続
機が示されている。同図において、作業台1の上面には
融着ステージ2と補強ステージ3とが設けられており、
融着ステージ2には光ファイバ4a,4bを融着接続す
るための一対以上の放電電極5が対向配置され、この放
電電極5の対向領域の左右両側には接続する光ファイバ
4a,4bを放電電極5間で突き合わせ配列するための
整列ブロック6があり、この整列ブロック6の左右両外
側に接続する光ファイバ4a,4bの把持とその把持解
除を行う一対の融着クランプ7,8が設けられている。
【0003】この融着ステージ2の後ろ側に設けられる
補強ステージ3には光ファイバ4a,4bの融着接続部
に被せられた補強スリーブ(熱収縮チューブ)を加熱収
縮して融着接続部の補強を行うための加熱器10(この加
熱器10は蓋を外した内部にある)が設けられ、この加熱
器10の左右両側には補強作業時に光ファイバ4a,4b
の把持とその把持解除を行う補強部クランプ11,12が設
けられている。
【0004】この融着接続機を使用して光ファイバ4
a,4bの融着接続と、その融着接続部の補強の作業を
行う場合には、まず、光ファイバ4a,4bを融着クラ
ンプ7,8で把持した状態で、光ファイバ4a,4bの
接続端部を放電電極5間に軸合わせ状態で配置し、この
状態で、放電電極5間で放電を行うことにより、放電熱
で光ファイバ4a,4bの融着接続が達成される。
【0005】次に、融着クランプ7,8を開き、作業者
の一人が融着接続された光ファイバ4a,4bを両手で
張力を加えた状態で持ってクランプから取り外し、作業
者の他の一人が融着接続する前に予め一方側の光ファイ
バ4b側に通しておいた補強スリーブ13を移動して融着
接続部の上側に被せる。
【0006】次に、光ファイバ4a,4bを両手で持っ
たまま補強ステージ3に移動し、補強スリーブ13が被せ
られている融着接続部を加熱器10の所定の加熱位置にセ
ットし、光ファイバ4a,4bを補強部クランプ11,12
で把持する。この状態で、加熱器10を加熱して補強スリ
ーブ13を収縮変形させることで融着接続部の補強を行
い、補強作業の完了後、補強部クランプ11,12を開いて
補強後の光ファイバ4a,4bを取り外して補強作業が
完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の融着接続機においては、融着接続後の光ファイバ4
a,4bを融着クランプ7,8を外してから両手で光フ
ァイバ4a,4bを把持して次の補強ステージ3に移動
する際に、光ファイバ4a,4bを両手で把持する人
と、補強スリーブ13を寄せて融着接続部に被せる人の二
人の作業者が必要となり、人手がかかり過ぎるという問
題がある。
【0008】また、融着接続後に融着クランプ7,8を
開くと、光ファイバ4a,4bの曲がり癖等により、図
8に示すように、融着接続部の両端側で捩じれが生じ、
この捩じれた光ファイバ4a,4bの上側に補強スリー
ブ13が被せられて補強されるため、この捩じれによる断
線事故が発生するという問題を生じる。もちろん、融着
接続後の光ファイバ4a,4bを補強ステージ3に移動
する際に、光ファイバ4a,4bを移動する作業者は光
ファイバ4a,4bに張力を加えて捩じれないようにし
て移動するが、特に、単心光ファイバ心線の接続補強を
行う場合には、目視では捩じれの有無の判別が難しく、
捩じれ断線防止の信頼性が乏しいものとなる。
【0009】このような捩じれによる断線をできるだけ
防止するために、図7に示すような保持具14を使用し、
融着接続後の光ファイバ4a,4bを保持具14のクリッ
プ15a,15bで挟み、このクリップ15a,15b部分に設
けられている張力印加機構(図示せず)によって光ファ
イバ心線4a,4bに張力を加えて捩じれを防止し、次
の補強ステージ3に移動することも行われているが、こ
の保持具14を使用する場合には、保持具14を保持するた
めに片手が必要となり、他の作業をもう一方の片手で行
わなければならないために作業性が悪く、また、光ファ
イバ4a,4bのクリップや補強スリーブ13の移動等の
作業を行うためには二人が必要であり、この場合も人手
がかかる。その上、必要時以外には保持具14を片づけて
おく必要があるが、例えばマンホール等の狭い作業場所
ではこのような保持具の置き場所を探すのに一苦労する
という面倒がある。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、融着接続後の光ファ
イバを捩じれることなく次の補強ステージに一人の作業
で容易に搬送することができる光ファイバの搬送治具を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光ファイバを融着接続する融着ステージと、光
ファイバの融着接続部を補強する補強ステージとを備え
た融着接続機に取り付けられる光ファイバの搬送治具で
あって、伸縮自在なアームと、このアームの先端側に設
けられて光ファイバの把持と把持解除を行うファイバク
ランプとを有し、アームの基端側には融着接続機に光フ
ァイバの軸方向と直角な平面方向に回転自在に取り付け
る回転装着部が設けられていることを特徴として構成さ
れており、また、前記ファイバクランプの配設領域には
該ファイバクランプを光ファイバの軸長方向に付勢移動
してファイバクランプに把持されている光ファイバに張
力を付加する張力付加手段が設けられていること、前記
ファイバクランプとアームの間にはファイバクランプを
光ファイバの軸方向と直角な平面方向に回転自在であっ
て、任意の位置で回転を停止可能な回転機構が介設され
ていること、融着ステージと補強ステージを間に挟む態
様で先端側にファイバクランプを有する一対のアームが
その回転装着部を融着接続機の両側面に装着して回転自
在に取り付けられており、この一対のアームは連結部材
によって連結されて一体的に連動回転するように構成さ
れていることもそれぞれ本発明の特徴とされている。
【0012】
【作用】上記構成の本発明において、融着接続機の融着
ステージで光ファイバの融着接続を行った後、融着接続
機の両側面がわに設けた搬送治具のファイバクランプで
融着接続後の光ファイバをクランプする。次に、融着ス
テージ側の光ファイバのクランプを解除した状態で、ア
ームの伸縮を行い、光ファイバが周りの機構部材に接触
しないように調整しながらアームを回転して補強ステー
ジに移動し、この補強ステージ側のクランプで光ファイ
バをクランプした後、ファイバクランプのクランプを開
放することにより、融着接続後の光ファイバは捩じれる
ことなく搬送され、補強ステージの所定の位置にセット
されて補強作業が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下の実施例において、従来例と同一の部
分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1
には本発明に係る光ファイバの搬送治具の第1の実施例
が示されており、図2にはその使用状態が示されてい
る。図1において、アーム19は下部側アーム16と上部側
アーム17からなり、両側アーム16,17は回転不能、か
つ、上下摺動自在に嵌め込み結合されており、下部側ア
ーム16に対する上部側アーム17の上下摺動位置は摩擦力
その他の適宜の手段により任意の位置で停止でき、その
停止位置を保持できるようになっている。
【0014】下部側アーム16の下端側には回転装着部18
が設けられている。この回転装着部18は本体固定板20
と、この本体固定板20に対して相対回転自在の軸受21に
よって構成され、本体固定板20と軸受21の中心部には融
着接続機50の左右両側面に突設されている回転支軸22
(図2)に嵌合するための中心穴23が形成されている。
軸受21内には回転支軸22に対して回転を円滑にするベア
リング(図示せず)が配設されており、また、本体固定
板20に対して軸受21の相対回転位置を所定の位置で保持
可能な周知のボールロックの機構が内蔵されている。
【0015】上部側アーム17の上端側にはL字形状の基
台24が取り付けられており、この基台24の立設壁面25に
は一対の摺動ピン26が水平方向(光ファイバの軸方向)
に突設されており、この摺動ピン26にクランプ台27が摺
動自在に嵌め込まれている。この摺動ピン26又は基台24
の適宜の位置にはストッパ等が設けられてクランプ台27
の摺動ピン26からの抜け止めが図られており、クランプ
台27は摺動ピン26に沿って所定のストローク区間内での
摺動が可能となっている。クランプ台27と立設壁面25と
の間には張力付加手段としての圧縮状のばね28が介設さ
れており、このばね28の弾性復元力によってクランプ台
27は常時図1の右方向、つまり、光ファイバの張力印加
方向に付勢されている。
【0016】クランプ台27の上面にはクランプ固定面30
が形成されており、このクランプ固定面30の基端側の左
右両端側には保持板部31が立設されており、この保持板
部31に掛け渡してピン32が設けられ、このピン32にクラ
ンプ上蓋33が回転自在に取り付けられている。クランプ
上蓋33の下面側はクランプ固定面30に対向するクランプ
可動面34となっている。クランプ上蓋33の上面側にはク
ランプ上蓋33をピン32を支点として開閉する摘み35が突
設されている。このクランプ上蓋33とクランプ台27とは
光ファイバの把持と把持解除を行うファイバクランプ45
を構成する。
【0017】図1に示す搬送治具は図2に示す如く、融
着接続機50の左右両側面に突設されている回転支軸22に
回転自在に取り付けられる。この取り付けに際しては、
回転装着部18の中心穴23を回転支軸22に嵌め込み、本体
固定板20を融着接続機50側に固定する。これにより、軸
受21は回転支軸22を支点として本体固定板20に対して相
対回転が自在に取り付けられる。この状態で、左右両側
に取り付けられている搬送治具はコ字形状をした連結板
36によって連結固定され、両側のアーム19は一体的に連
動回転する構成となっている。なお、図2では図の煩雑
化を避けるために、図6の放電電極、整列ブロック、補
強部クランプ等は省略して描かれている。
【0018】この実施例は上記のように構成されてお
り、次に、その搬送動作を説明する。まず、光ファイバ
4a,4bの一方側、例えば光ファイバ4b側に補強ス
リーブ13を通してから両光ファイバ4a,4bを融着接
続機50の融着ステージ2で融着接続した後(この接続時
には光ファイバ4a,4bは融着クランプ7,8で把持
されている)、アーム19を図3に示す融着部の位置に回
転移動し、その位置で回転をボールロックし、上部側ア
ーム17を伸縮移動してファイバクランプ45の把持面(ク
ランプ面)を光ファイバ4a,4bの把持位置、つま
り、融着クランプ7,8の把持面に合わせる。次に、補
強スリーブ13を融着クランプ8とファイバクランプ45と
の間に移動してから、クランプ台27をばね28の付勢力に
抗して摺動ピン26に沿って立設壁面25側に押し込み、こ
の状態で、光ファイバ4a,4bをクランプ固定面30と
クランプ可動面34との間に把持する。この把持状態で、
光ファイバ4a,4bはばね28の付勢力により張力が加
わってぴんと張った状態になる。
【0019】次に、融着ステージの融着クランプ7,8
を開放し、左右のファイバクランプ45の部分を手で掴ん
で融着ステージ2の周辺部に配設されている融着クラン
プ7,8や整列ブロック6等の部品を避ける方向にファ
イバクランプを引き上げる。この周辺部品との接触を避
けるようにしてファイバクランプ45側を引き上げる動作
は下部側アーム16に対して上部側アーム17が伸縮方向に
摺動が自在で、軸受21によるアーム回転が可能なので、
容易に実現可能となる。このファイバクランプ45側の回
転動作は左右両側の搬送治具が連結板36で連結されてい
るので、左右両側で同時に行われる。そして、図3に示
すスリーブ挿入の適当な位置で、ボールロック等によ
り、アーム19の回転位置を保持し、予め光ファイバ4b
側に通しておいた補強スリーブ(熱収縮チューブ)13を
移動して融着接続部に被せる。
【0020】次に、補強ステージ3側の補強部クランプ
11,12を開いた状態で、ファイバクランプ45の部分を手
で掴んで回転移動と伸縮方向の移動を行って図3の補強
加熱位置で回転をロックし、上部側アーム17の伸縮移動
によりファイバクランプ45のクランプ面を加熱器10のフ
ァイバ押さえ面に合わせる。この場合、クランプ台27の
クランプ固定面30を加熱器10のファイバ押さえ面と平行
で、かつ、高さずれが±10mm以下に合わせることが望ま
しい。この位置合わせによって、補強スリーブ13が被せ
られている融着接続部は補強ステージ2の加熱器10の所
定位置にセットされる。この状態で光ファイバ4a,4
bを補強部クランプ11,12で把持し、加熱器10の加熱に
より、補強スリーブ13を熱収縮させて融着接続部を補強
する。
【0021】この実施例によれば、融着接続された光フ
ァイバ4a,4bを補強ステージ3に搬送する際に、融
着ステージ2の融着クランプ7,8を開放する前に搬送
治具のクランプ(クランプ台27とクランプ上蓋33)によ
って把持して張力を印加した状態で融着クランプ7,8
を開放するので、光ファイバ4a,4bに曲がり等の癖
がついていても、融着クランプ7,8を開放したときに
捩じれが発生することがない。光ファイバ4a,4bを
搬送治具のファイバクランプ45で把持した後は、張力が
加えられた状態で次の補強ステージ3の補強部クランプ
11,12に把持されるので、光ファイバ4a,4bが融着
ステージ2から補強ステージ3に搬送するまでの間に癖
によって捩じれることがなく、その上、融着接続部を加
熱器10にセットするときも加熱器10側のファイバ押さえ
面とファイバクランプ45のクランプ面との平行度と高さ
が合わされるので、その位置ずれに起因する捩じれもな
く、したがって、捩じれのない正しい状態で融着接続部
の補強が行われるので、補強後に、断線等の事故がなく
なる。また、光ファイバ4a,4bは張力を付加されて
搬送されるので、座屈による破断も生じることがない。
【0022】また、融着ステージ2から補強ステージ3
への光ファイバ4a,4bの搬送移動は左右両側の搬送
治具を掴み、アームの回転移動と伸縮方向への移動を行
うだけの操作でよく、また、融着接続部に補強スリーブ
13を被せる作業も光ファイバ4a,4bをファイバクラ
ンプ部に把持した状態で行い得るので、一人の作業でこ
れら一連の作業を全部行うことができ、作業の大幅な省
力化を図ることができる。
【0023】さらに、従来例の保持具14を使用する必要
もないので、狭いマンホール等の中で作業する場合に
も、この保持具14の置き場所に苦慮するという問題もな
くなる。
【0024】図4には本発明の第2の実施例が示されて
いる。この実施例は、基台24から下方側に接続板37を突
設し、上部側アーム17の上端側には保持具38を設け、接
続板37と保持具38をピン40を介して、つまり、ヒンジ結
合により回転自在に連結し、かつ、上部側アーム17に対
する基台24の回転をボールロックあるいはその他の適宜
の手段により固定とその解除を可能に構成したものであ
り、それ以外の構成は前記第1の実施例と同様である。
この実施例では、ファイバクランプ45が融着位置、補強
スリーブ13の挿入位置、補強加熱位置の各位置で、ファ
イバクランプ45のクランプ固定面30を傾きのない面に調
整できるので、融着接続位置においては融着クランプの
クランプ面と平行に、補強作業位置では、補強部クラン
プのクランプ面と平行な面に設定できるので、光ファイ
バ4a,4bに曲げ等の不必要な力が加わらない上に、
作業がし易くなり、作業の信頼性もより高められること
となる。
【0025】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では、基台24の立設壁面25とクランプ台27と
の間にばね28を介設し、このばね28の付勢力によりクラ
ンプ台27を摺動ピン26に沿って直進移動させることによ
って光ファイバ4a,4bに張力を印加するようにした
が、これとは異なり、例えば図5に示すように基台24に
支持板42を上方に突き出して設け、この支持板42にクラ
ンプ台27をピン41を用いて回転自在に設け、ピン41の中
心よりも上方に偏心した位置にばね28の付勢力を作用す
るようにし、このばね28の付勢力によってファイバクラ
ンプ45を張力印加方向に回転させて光ファイバ4a,4
bに張力を印加するようにしてもよい。
【0026】また、上記各実施例では、融着接続機の両
側面がわに装着する搬送治具を連結板36により連結して
一体的に回転するようにしたが、この連結板36を省略
し、左右両側の搬送治具を別個独立に回転移動するよう
にしてもよい。ただ、本実施例のように、両側の搬送治
具を一体で回転させることにより、両搬送治具の回転ず
れによる捩じれや曲げ等の不必要な力が光ファイバ4
a,4bに加わることがないので、より好ましいものと
なる。
【0027】さらに、上記各実施例では、ボールロック
によってアーム19の回転を融着部位置とスリーブ挿入位
置と補強加熱位置で位置決め停止したが、この位置決め
停止手段は他の構成でもよく、例えば、アーム19の回転
経路の前記各位置にストッパを進退自在に配設し、アー
ム19の回転を各位置の進出状態のストッパに係止(度当
たり)させることによって位置決め停止を行うようにし
てもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、融着接続機の左右両側に取り
付ける搬送治具のアームを伸縮自在、かつ、回転自在に
構成したものであるから、融着ステージで融着接続が完
了した光ファイバを搬送治具のファイバクランプで把持
し、アームの回転と伸縮移動を調整操作して、周囲の機
構部品に接触することなく融着接続後の光ファイバを融
着ステージから補強ステージに搬送できることになる。
しかも、一人の作業者でその作業を行うことができるの
で、搬送作業の大幅な省力化が可能となる。
【0029】また、ファイバクランプ部に張力付加手段
を設けた構成のものにあっては、融着接続後の光ファイ
バを張力を加えて把持し、この把持時から補強ステージ
に搬送が完了するまで常に光ファイバに張力を印加して
おくことができるので、光ファイバに曲がり癖等がつい
ていても、これらの癖によって光ファイバが捩じれると
いうことがなく、したがって、融着接続された光ファイ
バは捩じれのない状態で補強されるので、光ファイバの
捩じれに起因する断線等の事故を防止できる。
【0030】さらに、光ファイバの捩じれを防止するた
めの別個独立の保持具を使用する必要がないため、狭い
マンホール等で作業を行う場合においても、その保持具
を片づけておく場所を探すのに苦慮するという面倒もな
く、非常に好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの搬送治具の第1の実
施例を示す構成説明図である。
【図2】同実施例における搬送治具の使用状態の説明図
である。
【図3】同実施例の搬送治具の各作業移動位置の説明図
である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図6】一般的な光ファイバの融着接続機の斜視説明図
である。
【図7】従来使用されている光ファイバの保持具の説明
図である。
【図8】光ファイバの癖に起因して生じる捩じれ等の不
具合状態の説明図である。
【符号の説明】
16 下部側アーム 17 上部側アーム 18 回転装着部 19 アーム 26 摺動ピン 27 クランプ台 28 ばね 33 クランプ上蓋 36 連結板 45 ファイバクランプ 50 融着接続機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを融着接続する融着ステージ
    と、光ファイバの融着接続部を補強する補強ステージと
    を備えた融着接続機に取り付けられる光ファイバの搬送
    治具であって、伸縮自在なアームと、このアームの先端
    側に設けられて光ファイバの把持と把持解除を行うファ
    イバクランプとを有し、アームの基端側には融着接続機
    に光ファイバの軸方向と直角な平面方向に回転自在に取
    り付ける回転装着部が設けられている光ファイバの搬送
    治具。
  2. 【請求項2】 ファイバクランプの配設領域には該ファ
    イバクランプを光ファイバの軸長方向に付勢移動してフ
    ァイバクランプに把持されている光ファイバに張力を付
    加する張力付加手段が設けられている請求項1記載の光
    ファイバの搬送治具。
  3. 【請求項3】 ファイバクランプとアームの間にはファ
    イバクランプを光ファイバの軸方向と直角な平面方向に
    回転自在であって、所定の位置で回転を停止可能な回転
    機構が介設されている請求項1又は請求項2記載の光フ
    ァイバの搬送治具。
  4. 【請求項4】 融着ステージと補強ステージを間に挟む
    態様で先端側にファイバクランプを有する一対のアーム
    がその回転装着部を融着接続機の両側面に装着して回転
    自在に取り付けられており、この一対のアームは連結部
    材によって連結されて一体的に連動回転するように構成
    されている請求項1又は請求項2又は請求項3記載の光
    ファイバの搬送治具。
JP30461992A 1992-10-16 1992-10-16 光ファイバの搬送治具 Pending JPH06130243A (ja)

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