JPH06128408A - ハロゲン化及び非ハロゲン化重合体の混合物を処理して安定化した熱可塑性重合体組成物を得る方法およびその組成物 - Google Patents

ハロゲン化及び非ハロゲン化重合体の混合物を処理して安定化した熱可塑性重合体組成物を得る方法およびその組成物

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JPH06128408A JP10687892A JP10687892A JPH06128408A JP H06128408 A JPH06128408 A JP H06128408A JP 10687892 A JP10687892 A JP 10687892A JP 10687892 A JP10687892 A JP 10687892A JP H06128408 A JPH06128408 A JP H06128408A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体と少な
くとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との混合物
から使用可能な安定化熱可塑性組成物を回収する非溶媒
法およびその組成物。 【構成】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体と少な
くとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体とからなる
重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、該混合物
と、その混合物中に含まれる全てのハロゲンと反応する
のに必要な少なくとも化学量論的当量である量の、得ら
れる安定化した熱可塑性重合体組成物を処理及び使用す
るのに必要な条件下で安定なハロゲン化金属塩を生ず
る、少なくとも一種類の金属酸化物及び(又は)少なく
とも一種類の金属脂肪族カルボン酸塩とを一緒にし、前
記重合体混合物が溶融し且つ前記ハロゲン化重合体が熱
的に劣化してハロゲン酸ガスを放出する上昇させた温度
条件にかけ、ハロゲン化金属塩を生成させ、得られた安
定化した熱可塑性重合体組成物を収集することからなる
回収法および得られた安定化した熱可塑性重合体組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化及び非ハロ
ゲン化重合体の混合物を適当な熱可塑性処理装置で処理
する方法および該方法によって得られる組成物に関す
る。ハロゲン化成分を制御された熱劣化にかけ、使用可
能な安定化した熱可塑性重合体組成物を生成させる。本
方法の結果、ハロゲン含有揮発性物質を発生させること
はない。本方法はバンバリーミキサー(Banbury mixe
r)、二軸スクリュー押出し機、単軸スクリュー押出し
機等の如き装置で実施することができる。
【0002】
【従来の技術】そのような方法は既に米国特許第4,643,
861 号明細書から知られている。これによれば、PP/
PVdC(ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン)スク
ラップ+水和石灰〔Ca(OH)2〕及び金属カルボン酸塩
からなる組成物を緻密化工程にかけ、そこで水の添加に
より、温度を重合体の融点より低い11〜56℃(20〜100
°F)に低下させて保持する。5〜15分継続するこの緻
密化工程中に反応が行われると言われている。この反応
は多くの点で本発明とは異なっている。第一に本発明
は、反応を行わせるために重合体が溶融する温度より高
い温度を必要とする。
【0003】本発明は、特に金属酸化物又は金属脂肪族
カルボン酸塩を使用することを必要とするのに対し、上
記米国特許の方法では、水和石灰を使用することを必要
とする。この水和石灰は金属酸化物の一例である酸化カ
ルシウムと同じものではない。
【0004】更に別の相違点は、その特許では反応温度
を重合体の融点より低く維持するために5〜25重量%の
量の水を添加することを必要条件としているのに対し、
本発明では水又は他の溶媒は添加しない。
【0005】従来法として特公昭51-3750 号、特開昭53
-21277号、及び特開昭56-122894 号公報が知られてお
り、これらの場合、廃棄プラスチックを熱分解して、後
で燃料として利用できるようにしている。それらの特許
は、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、又は炭酸カル
シウムを含めたカルシウム化合物の存在下で廃棄プラス
チックを反応させることについて言及している。カルシ
ウム化合物を添加する目的は、生成したHCl又は他の
毒性ガスと反応させることにある。しかし、それらの特
許に対し、本発明は、明らかにハロゲン化及び非ハロゲ
ン化重合体の混合物から使用可能な熱可塑性組成物を回
収することに関する。ハロゲン化及び非ハロゲン化重合
体は廃棄物質であってもよい。
【0006】本発明の方法は、特定の量の金属酸化物又
は金属脂肪族カルボン酸塩の存在下で行われる、安定化
ハロゲン化重合体成分を生成させる制御された熱的劣化
のステップを含み、再使用するのに適した材料を回収す
る結果を与える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一つ
の目的は、ハロゲン化及び非ハロゲン化重合体の混合物
から利用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物を回収
することを可能にする方法を与えることである。
【0008】本発明の別の目的は、ハロゲン化及び非ハ
ロゲン化重合体で、それら重合体の一方又は両方が廃棄
物質から誘導されたものであるそれら重合体の混合物か
ら、利用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物を回収
することを可能にする方法を与えることである。
【0009】本発明の更に別の目的は、ハロゲン化及び
非ハロゲン化重合体の混合物から利用可能な安定化した
熱可塑性重合体組成物を回収することを可能にする方法
で、どのような慣用的処理装置でも用いることができる
方法を与えることである。
【0010】本発明の更に別の目的は、ハロゲン化及び
非ハロゲン化重合体の混合物から利用可能な安定化した
熱可塑性重合体組成物を回収することを可能にする方法
で、処理装置の腐食を最少にする方法を与えることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
種類のハロゲン化重合体と少なくとも一種類の非ハロゲ
ン化熱可塑性重合体との混合物から使用可能な安定化し
た熱可塑性重合体組成物を回収するための非溶媒法で、
前記非ハロゲン化熱可塑性重合体を実質的に劣化させず
に前記ハロゲン化重合体を制御された熱劣化にかけ、再
使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物を生成させ
る非溶媒法に関する。混合物は、例えば、積層フイル
ム、被覆瓶等の形をしていてもよく、細断、粒状化又は
凝集化の如き従来知られている手段により処理可能な形
に最初に形成する。
【0012】次に重合体混合物を、少なくとも一種類の
金属酸化物又は金属脂肪族カルボン酸塩と一緒にして、
ハロゲン化金属塩を得る。このハロゲン化金属塩は、本
発明で得られる熱可塑性重合体組成物を処理及び使用す
るのに必要な条件下で安定である。金属酸化物又は金属
脂肪族カルボン酸塩は、混合物中に含まれる全てのハロ
ゲンと反応させるのに必要な少なくとも化学量論的当量
である量で使用する。金属酸化物又は金属脂肪族カルボ
ン酸塩の量は、重合体混合物中の全てのハロゲンの放出
を防ぐのに必要な化学量論的量の少なくとも1.0 〜約3.
0 倍の範囲にあるのが好ましい。もし添加される金属酸
化物又は金属脂肪族カルボン酸塩が不充分であると、重
合体混合物中のハロゲンが放出され、処理装置の腐食を
起こすであろう。
【0013】金属酸化物又は金属脂肪族カルボン酸塩
は、重合体混合物の処理中に問題を起こし且つ(又は)
得られた熱可塑性重合体組成物を利用するのに問題を起
こすような量で使用すべきではない。金属酸化物の混合
物、又は金属脂肪族カルボン酸塩の混合物、又は金属酸
化物と金属脂肪族カルボン酸塩との混合物を用いること
ができる。
【0014】重合体混合物と、金属酸化物又は金属脂肪
族カルボン酸塩との混合物を、重合体混合物が溶融し、
ハロゲン化重合体が熱的に劣化して、ハロゲン酸ガスを
発生するような上昇させた温度の条件にかける。ハロゲ
ン酸ガスは金属酸化物及び(又は)金属脂肪続カルボン
酸塩と反応する。重合体混合物と、金属酸化物又は金属
脂肪族カルボン酸塩との混合物は、当業者に知られたど
のような手段によって混合してもよい。更に、重合体混
合物と金属酸化物/金属脂肪族カルボン酸塩との混合物
を、上昇させた温度の条件にかける前に予め混合するか
どうかは重要なことではない。次に述べることは反応を
遂行するのに知られた方法の例である。
【0015】好ましくは、重合体混合物と金属酸化物/
金属脂肪族カルボン酸塩との混合物を処理するのに用い
るのに適しているのは、バンバリーミキサー、押出し
機、2本ロールミル、又は工業的に用いられている任意
の他の装置である。重合体混合物及び金属酸化物/金属
脂肪族カルボン酸塩は、金属酸化物/金属脂肪族カルボ
ン酸塩が、ハロゲン化重合体がハロゲン酸ガスを発生す
る前に供給される限り、予め混合するか、又は独立に供
給されてもよい。
【0016】重合体混合物と金属酸化物/金属脂肪族カ
ルボン酸塩との混合物を、重合体混合物が溶融し、ハロ
ゲン化重合体が熱的に劣化して、金属酸化物/金属脂肪
族カルボン酸塩と反応するハロゲン酸ガスを放出するよ
うな温度へ加熱する。重合体混合物を金属酸化物/金属
脂肪族カルボン酸塩反応物と一緒に処理するのに用いら
れる温度は、反応で用いられる成分に依存するであろ
う。しかし、温度は金属酸化物又は金属脂肪族カルボン
酸塩が分解するか、又は非ハロゲン化重合体を著しく分
解させるような高い温度ではない方がよい。金属脂肪族
カルボン酸塩を用いる場合、反応生成物を含む得られた
安定化した熱可塑性重合体組成物を、次に慣用的やり
方、例えば型に通す、ペレットを形成する、粒状にする
等により回収する。しかし、金属酸化物を用いる場合、
反応中に水が発生する。この発生した水を適当な方法に
より除去するか又は捕捉する。例えば、水は、反応に必
要な量を越えた量の金属酸化物を用いることにより捕捉
してもよい。別法として、水は真空抽出、又は水を除去
するために容易に適用することができる他のどのような
方法によって除去してもよい。水が除去又は捕捉された
ならば、反応生成物を含む得られた安定化した熱可塑性
重合体組成物を、次に慣用的手段を用いて回収する。
【0017】本発明で用いるのに適した重合体は次の通
りである。ハロゲン化重合体はどのようなハロゲン化重
合体でもよいが、ハロゲンが塩素であるものが好まし
い。特にポリ塩化ビニル及びポリ塩化ビニリデン共重合
体が本発明で用いるのに最も適している。
【0018】本発明で用いるのに適したハロゲンを含ま
ない非ハロゲン化重合体は、混合物中のハロゲン化重合
体の実質的な熱劣化が起きる前に熱的に劣化しない、ど
のようなハロゲンを含まない重合体でもよい。特に、ポ
リエチレン、ポリプロピレンの如きポリオレフィン;ポ
リスチレンの如きスチレン系のもの;及びエチレンと酢
酸ビニルとの共重合体の如きオレフィン共重合体;スチ
レン系の共重合体;を非ハロゲン化重合体として用いる
のが好ましい。
【0019】安定なハロゲン化金属塩を生ずるものであ
る限り、どのような金属酸化物でも本発明の方法で用い
ることができるが、金属酸化物は、金属がカルシウム、
マグネシウム、及び亜鉛からなる群から選択されている
ものであるのが好ましい。さらにカルシウムが好まし
い。安定なハロゲン化金属塩を生ずる金属脂肪族カルボ
ン酸塩が用いられる場合、金属はナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、
錫、及びバリウムからなる群から選択されるのが好まし
い。好ましくは脂肪酸カルボン酸塩は2〜30個の炭素原
子、一層好ましくは2〜20個の炭素原子を有する鎖を含
む。
【0020】本発明で用いるのに適した金属脂肪族カル
ボン酸塩例は、カルシウム又は亜鉛のステアリン酸塩の
如きステアリン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、アジピン
酸塩、アビエチン酸塩、及び樹脂酸塩である。
【0021】方法の結果として得られる安定化した熱可
塑性重合体組成物は、工業的に知られたどのような種類
の添加物と混合してもよい。重合体組成物を、与えられ
た目的に適したものにするために重合体組成物に種々の
添加物が配合される。例えば、酸化防止剤、静電防止
剤、可塑化剤、核生成剤、衝撃緩和剤、顔料、充填剤、
補強剤、潤滑剤、処理助剤、結合剤等を重合体組成物と
混合してもよい。これらの目的の機能を果たす材料の例
は、工業的に当業者によく知られており、一般に市販さ
れている。
【0022】この工程の結果得られた熱可塑性重合体組
成物を、他の重合体組成物と混合してもよい。
【0023】本発明の方法から得られた重合体材料の物
理的性質を評価するため次のよく知られた試験方法が用
いられた:
【0024】
【実施例】本発明を次の実施例により更に例示するが、
全ての部は重量による。 実施例1〜4 本願の実施例1〜4は、異なった金属酸化物が本発明の
実施で使用するのに同様に適しており、金属酸化物の混
合物も満足に用いることができることを例示する。実施
例1〜4を遂行するに当たって、重合体混合物は90重量
%のポリプロピレン及び10重量%のポリ塩化ビニリデン
共重合体を含み、塩素含有量はそのポリ塩化ビニリデン
共重合体の50重量%であった。実施例1〜4を遂行する
のに用いられた処理条件は同じであった。
【0025】特に、次の表1に示すような実施例1〜4
で用いた重合体混合物と金属酸化物とを予め混合し、次
にフィソンズ・インストルーメンツ(Fisons Instrument
s)から製造販売されているハーケ・レオコード(Haake R
heocord)90型混合機へ導入した。次に重合体混合物と予
め混合した金属酸化物を125rpmの混合機速度で約200℃
の温度で8分間混合した。得られた熱可塑性重合体を混
合機から取り出した。表1に示すように、どの例でもハ
ロゲンの臭いは示さなかった。
【0026】実施例1〜4を行うのに用いられた条件及
び検出可能なハロゲンの臭いが無いことから、ハロゲン
化重合体から発生したハロゲン酸の全てが金属酸化物と
反応したと結論することができる。更に、実施例1〜4
の処理中に検出されたハロゲンの臭いはなかった。
【0027】
【表1】 (1) ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。 (2) 発生した水を捕捉するのに必要な少なくとも1.0
モル当量の金属酸化物を含む。
【0028】次の実施例5及び6では、本発明の方法を
実施するのに金属酸化物と金属脂肪族カルボン酸塩との
組合せを用いる場合を例示する。金属酸化物として酸化
カルシウムを用い、金属脂肪族カルボン酸塩としてステ
アリン酸亜鉛を用いた。
【0029】実施例5及び6 90%のポリプロピレンと10%のポリ塩化ビニリデン共重
合体を含む重合体混合物で、塩素含有量がポリ塩化ビニ
リデン共重合体の50重量%であるものを処理するのに、
二つの異なった濃度水準の金属酸化物/金属脂肪族カル
ボン酸塩の配合物を実施例5及び6で使用した。その配
合物には廃棄ポリプロピレンフイルムも含まれていた。
配合物を次の表2に示す。実施例5及び6の配合物を処
理するのに、それら配合物の成分を秤量し、別々にバン
バリーミキサーに入れた。
【0030】配合物のバッチ重量は1100g であり、混合
はポリプロピレンの融点より僅かに高い温度で、重合体
の流動化に続き1.5 分間2.8 バール(40psi)の圧力で行
なわれた。材料をバンバリーミキサーから取り出し、粒
状化した後、45mmのバレルを有するドルシ(Dolci)単軸
スクリュー押出し機へ入れ、そこで190 ℃を超える温度
でハロゲン酸ガスを酸化物とステアリン酸塩との組合せ
物と反応させた。押出し機から得られた安定化した熱可
塑性重合体組成物はハロゲンの臭いを示さなかった。実
施例6で得られた重合体の更に別の特性を表2に記載す
る。更に、実施例5及び6の処理中に検出されたハロゲ
ンの臭いはなかった。
【0031】
【表2】 (1) ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。 (2) 発生した水を捕捉するのに必要な約1.0 モル当量
の金属酸化物を含む。
【0032】次の実施例7及び8では、二つの異なった
化学量論的水準で、ハロゲン酸ガスの発生を防ぐ目的で
与えられた金属酸化物を使用することを例示する。後で
例示するように、金属酸化物の両方の水準は、生ずるハ
ロゲン酸ガスの発生を防ぐのに適切であることが確認さ
れた。
【0033】実施例7及び8 実施例7及び8では、90%のポリプロピレン及び10%の
ポリ塩化ビニリデンを含み、塩素含有量がポリ塩化ビニ
リデンの50重量%である重合体混合物を廃棄ポリプロピ
レンフイルム及び酸化カルシウムと、表3に示した割合
で混合した。配合物を処理するのに、表3に示したした
実施例7及び8で特定化する成分を別々にバンバリーミ
キサーに入れた。重量1100g のバッチをバンバリーミキ
サーに導入し、ポリプロピレンの溶融温度よりも僅かに
高い温度で2.8 バール(40psi)の圧力で重合体流動化後
1.5 分間混合を行なった。バンバリーミキサーからその
材料を取り出し粒状化した。
【0034】次に粒状化した材料を、25mmのバレル直径
を有するベトル(Betol)単軸スクリュー押出し機2520/
J型中に入れ、そこで酸化カルシウムを190 ℃を超える
温度でハロゲン酸ガスと反応させた。押出し機から取り
出された得られた安定化した熱可塑性重合体組成物はハ
ロゲンの臭いを示さなかった。実施例7及び8で得られ
た重合体組成物の更に別の物理的性質を次の表3に示
す。得られた熱可塑性重合体組成物を製造するための方
法中、ハロゲンの臭いは検出されなかった。
【0035】
【表3】 (1)ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。 (2)発生水を捕捉するのに必要な少なくとも1.0 モル当
量の金属酸化物を含む。
【0036】次の実施例9で二軸スクリュー押出し機で
行われた本発明の方法を例示する。 実施例9 この実施例では、重合体混合物は、90%のポリプロピレ
ン及び10%のポリ塩化ビニリデン共重合体を含み、塩素
含有量がポリ塩化ビニリデン共重合体の50重量%である
ものであった。その重合体混合物と酸化カルシウムと
を、40mmのバレル直径を有するウェルナー及びプライデ
レル型ZSK40二軸スクリュー押出し機中に別々の成分
として直接入れた。押出し機は220 ℃を超える温度で25
0rpmのスクリュー速度で14バールの圧力で操作した。押
出し機から得られた安定化した重合体組成物はハロゲン
の臭いを示さなかった。得られた可塑性重合体材料の更
に別の性質を次の表4に示す。
【0037】
【表4】 (1) ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。 (2) 発生した水を捕捉するのに必要な少なくとも1.0
モル当量の金属酸化物を含む。
【0038】実施例10〜19 本願の実施例10〜19は、異なった金属脂肪族カルボン酸
塩が本発明の実施で用いるのに同じく適しており、金属
脂肪族カルボン酸塩の混合物も満足に使用できることを
例示している。実施例10〜19を実施するのに、重合体混
合物は90重量%のポリプロピレンと10重量%のポリ塩化
ビニリデン共重合体とを含み、塩素含有量がポリ塩化ビ
ニリデン共重合体の50重量%であるものであった。実施
例10〜19を遂行するのに、用いた処理条件は同じであっ
た。特に、次の表5に示すような実施例10〜19で用いた
重合体混合物及び金属脂肪族カルボン酸塩を予め混合
し、次に実施例1〜4で用いたハーケ・レオコード90型
混合機へ導入した。次に重合体材料及び予め混合した金
属脂肪族カルボン酸塩を50rpm の混合機速度で210 ℃の
温度で5分間混合した。処理中5.0 N(規定)の水酸化
アンモニウム溶液中に浸漬したガラス棒を、発生したガ
スが逃げる混合機の頂部に置いた。塩化アンモニウムの
白色雲は形成されず、ハロゲン酸発生しなかったことを
示していた。得られた安定化熱可塑性重合体組成物を混
合機から回収した。実施例10〜19を行うのに用いた条件
及び検出可能なハロゲンが存在しなかったことから、ハ
ロゲン化重合体から発生したハロゲン酸は全て金属脂肪
族カルボン酸塩と反応したことは明らかである。更に実
施例10〜19を遂行する間ハロゲンは検出されなかった。
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】 (1) ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。
【0041】次の実施例20〜22では、本発明の重合体組
成物から粒状物を製造する別のやり方及び更にそれら粒
状物から射出成形物品を製造することを例示する。ま
た、これらの実施例は、ハロゲン酸ガスと反応させるの
に用いられる3種類の金属脂肪族カルボン酸塩を例示す
る。
【0042】実施例20〜22 実施例20〜22では、90%のポリプロピレンと10%のポリ
塩化ビニリデン共重合体とを含み、塩素含有量がポリ塩
化ビニリデン共重合体の50重量%である重合体混合物
を、表6に示したような種々の金属脂肪族カルボン酸塩
と混合した。配合物処理中、実施例20〜22で特定化し、
表6に示した成分を別々にバンバリーミキサーに入れ
た。夫々の場合で1200g の重量のバッチをバンバリーミ
キサーに導入し、ポリプロピレンの溶融温度よりも僅か
に高い温度で2.8 バール(40psi)の圧力で混合を行なっ
た。混合は、実施例20及び21については重合体が流動化
した後5〜10分間行い、実施例22については重合体が流
動化した後1.5 分間行なった。材料をバンバリーミキサ
ーから取り出し、粒状化した。
【0043】次に粒状化した材料を30mmのバレル直径を
有するバッテンフェルド(Battenfeld)射出成形機BA30
0 CD+型に導入し、そこでハロゲン酸ガスと金属脂肪
族カルボン酸塩との反応が230 ℃で行われた。生成した
重合体の得られた成形試験片はハロゲンの臭いを示さな
かった。実施例20〜22で得られた重合体の物理的性質を
次の表6に示す。
【0044】
【表7】 (1) ポリプロピレン/ポリ塩化ビニリデン共重合体。
【0045】前記表1〜6に示したデーターを再検討す
ると、本発明の方法により得られた安定化した熱可塑性
重合体組成物は、ほぼ本発明の実施例で示された範囲の
メルトフローインデックス(MFI)特性を有する標準
的市販級のポリプロピレンの物理的特性に匹敵する物理
的特性を有することを特徴とすることが容易に分かるで
あろう。標準級のポリプロピレンと比較すると、本発明
の熱可塑性重合体組成物は、抗張力、曲げモジュラス及
び切欠きアイゾット衝撃強度について匹敵する値を示し
ている。従って、本発明の熱可塑性重合体組成物は、重
合体配合物を製造するための出発材料として適している
であろう。
【0046】本発明をその態様に関連して記述してきた
が、本発明の本質及び範囲内に入る別の態様が存在し、
本発明は特許請求の範囲の適切な範囲或は正しい意味か
ら離れることなく、修正、変更及び変化を行えることは
理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート シドニー ホワイトハウス イギリス国ビーエルオウ オウエルティー ランクス,ベリィ,エデンフィールド, ボルトン ロード ノース 90

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体と
    少なくとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との混
    合物から使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物を
    回収するための非溶媒法で、前記非ハロゲン化熱可塑性
    重合体を実質的に劣化させずに前記ハロゲン化重合体を
    制御された熱劣化にかけ、安定化した熱可塑性重合体組
    成物を生成させる非溶媒法において、 前記重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、 前記重合体混合物と、前記重合体混合物中に含まれる全
    てのハロゲンと反応するのに必要な少なくとも化学量論
    的当量である量の、得られる安定化した熱可塑性重合体
    組成物を処理及び使用するのに必要な条件下で安定なハ
    ロゲン化金属塩を生ずる、少なくとも一種類の金属酸化
    物とを、一緒にし、 前記重合体混合物と金属酸化物との混合物を、前記重合
    体混合物が溶融し、ハロゲン化重合体が熱的に劣化して
    前記金属酸化物と反応するハロゲン酸ガスを放出する上
    昇させた温度の条件にかけ、 発生した水を除去又は捕捉し、 そして得られた安定化した熱可塑性重合体組成物を収集
    することからなる非溶媒法。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化重合体のハロゲンが塩素であ
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 金属酸化物が、酸化カルシウム、酸化マ
    グネシウム、及び酸化亜鉛からなる群から選択される請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 金属酸化物が酸化カルシウムである請求
    項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 重合体混合物と一緒にされる金属酸化物
    の量が、前記重合体混合物中の全てのハロゲンと反応さ
    せるのに必要な化学量論的量の少なくとも1.0 〜約3.0
    倍の範囲にある請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 生成した水が、金属酸化物を更に添加す
    ることにより捕捉される請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体と
    少なくとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との混
    合物から使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物を
    回収するための非溶媒法で、前記非ハロゲン化熱可塑性
    重合体を実質的に劣化させずに前記ハロゲン化重合体を
    制御された熱劣化にかけ、安定化した熱可塑性重合体組
    成物を生成させる非溶媒法において、 前記重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、 前記重合体混合物と、前記重合体混合物中に含まれる全
    てのハロゲンと反応するのに必要な少なくとも化学量論
    的当量である量の、得られる安定化した熱可塑性重合体
    組成物を処理及び使用するのに必要な条件下で安定なハ
    ロゲン化金属塩を生ずる、少なくとも一種類の金属酸化
    物とを、一緒にし、 前記重合体混合物と金属酸化物との混合物を、前記重合
    体混合物が溶融し、ハロゲン化重合体が熱的に劣化して
    前記金属酸化物と反応するハロゲン酸ガスを放出する上
    昇させた温度の条件にかけ、 発生した水を除去又は捕捉し、 そして得られた安定化した熱可塑性重合体組成物を収集
    することからなる非溶媒法により得られた安定化した熱
    可塑性重合体組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも一種類の添加物が配合される
    請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の組成物から形成
    された製造物品。
  10. 【請求項10】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体
    と少なくとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との
    混合物から使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物
    を回収するための非溶媒法で、前記非ハロゲン化熱可塑
    性重合体を実質的に劣化させずに前記ハロゲン化重合体
    を制御された熱劣化にかけ、安定化した熱可塑性重合体
    組成物を生成させる非溶媒法において、 前記重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、 前記重合体混合物と、前記重合体混合物中に含まれる全
    てのハロゲンと反応させるのに必要な少なくとも化学量
    論的当量である量の、得られる安定化した熱可塑性重合
    体組成物を処理及び使用するのに必要な条件下で安定な
    ハロゲン化金属塩を生ずる、少なくとも一種類の金属脂
    肪族カルボン酸塩とを、一緒にし、 前記重合体混合物と金属脂肪族カルボン酸塩との混合物
    を、前記重合体混合物が溶融し、ハロゲン化重合体が熱
    的に劣化して前記金属脂肪族カルボン酸塩と反応するハ
    ロゲン酸ガスを放出する上昇させた温度の条件にかけ、 そして得られた安定化した熱可塑性重合体組成物を収集
    することからなる非溶媒法。
  11. 【請求項11】 ハロゲン化重合体のハロゲンが塩素で
    ある請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 金属脂肪族カルボン酸塩の金属が、ナ
    トリウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、マグネシウ
    ム、錫、アルミニウム、及びバリウムからなる群から選
    択される請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 脂肪族カルボン酸塩が2〜30個の炭素
    原子を有する鎖を含む請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 脂肪族カルボン酸塩が2〜20個の炭素
    原子を有する鎖を含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 金属脂肪族カルボン酸塩が、ステアリ
    ン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、アジピン酸塩、及び樹
    脂酸塩からなる群から選択される請求項14に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 重合体混合物と一緒にされる金属脂肪
    族カルボン酸塩の量が、前記重合体混合物中の全てのハ
    ロゲンと反応させるのに必要な化学量論的量の少なくと
    も1.0 〜約3.0 倍の範囲にある請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体
    と少なくとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との
    混合物から使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物
    を回収するための非溶媒法で、前記非ハロゲン化熱可塑
    性重合体を実質的に劣化させずに前記ハロゲン化重合体
    を制御された熱劣化にかけ、安定化した熱可塑性重合体
    組成物を生成させる非溶媒法において、 前記重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、 前記重合体混合物と、前記重合体混合物中に含まれる全
    てのハロゲンと反応させるのに必要な少なくとも化学量
    論的当量である量の、得られる安定化した熱可塑性重合
    体組成物を処理及び使用するのに必要な条件下で安定な
    ハロゲン化金属塩を生ずる、少なくとも一種類の金属脂
    肪族カルボン酸塩とを、一緒にし、 前記重合体混合物と金属脂肪族カルボン酸塩との混合物
    を、前記重合体混合物が溶融し、ハロゲン化重合体が熱
    的に劣化して前記金属脂肪族カルボン酸塩と反応するハ
    ロゲン酸ガスを放出する上昇させた温度の条件にかけ、 そして得られた安定化した熱可塑性重合体組成物を収集
    することからなる非溶媒法により得られた安定化した熱
    可塑性重合体組成物。
  18. 【請求項18】 少なくとも一種類の添加物が配合され
    る請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載の組成物から形
    成された製造物品。
  20. 【請求項20】 少なくとも一種類のハロゲン化重合体
    と少なくとも一種類の非ハロゲン化熱可塑性重合体との
    混合物から使用可能な安定化した熱可塑性重合体組成物
    を回収するための非溶媒法で、前記非ハロゲン化熱可塑
    性重合体を実質的に劣化させずに前記ハロゲン化重合体
    を制御された熱劣化にかけ、安定化した熱可塑性重合体
    組成物を生成させる非溶媒法において、 前記重合体混合物を取り扱い可能な材料に形成し、 前記重合体混合物と、前記重合体混合物中に含まれる全
    てのハロゲンと反応させるのに必要な少なくとも化学量
    論的当量である量の、得られる安定化した熱可塑性重合
    体組成物を処理及び使用するのに必要な条件下で安定な
    ハロゲン化金属塩を生ずる、少なくとも一種類の金属酸
    化物及び少なくとも一種類の金属脂肪族カルボン酸塩と
    を、一緒にし、 前記重合体混合物と前記金属酸化物と前記金属脂肪族カ
    ルボン酸塩との混合物を、前記重合体混合物が溶融し、
    ハロゲン化重合体が熱的に劣化して前記金属酸化物と前
    記金属脂肪族カルボン酸塩と反応するハロゲン酸ガスを
    放出する上昇させた温度の条件にかけ、 発生した水を除去又は捕捉し、 そして得られた安定化した熱可塑性重合体組成物を収集
    することからなる非溶媒法。
JP10687892A 1991-04-24 1992-04-24 ハロゲン化及び非ハロゲン化重合体の混合物を処理して安定化した熱可塑性重合体組成物を得る方法およびその組成物 Expired - Lifetime JPH0794572B2 (ja)

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GB919108796A GB9108796D0 (en) 1991-04-24 1991-04-24 Process for the treatment of mixtures of halogenated and non-halogenated polymers
EP92302201A EP0510800A1 (en) 1991-04-24 1992-03-13 Process for the treatment of mixtures of halogenated and non-halogenated polymers
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AT9203022016 1992-03-13

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