JPH06127694A - 磁気浮上式走行装置 - Google Patents

磁気浮上式走行装置

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JPH06127694A
JPH06127694A JP28132692A JP28132692A JPH06127694A JP H06127694 A JPH06127694 A JP H06127694A JP 28132692 A JP28132692 A JP 28132692A JP 28132692 A JP28132692 A JP 28132692A JP H06127694 A JPH06127694 A JP H06127694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport path
traveling
magnetic levitation
levitation type
superconductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP28132692A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Inoue
宏治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成でクリーンルームにも設置すること
ができ、曲線部も安定して走行することができる磁気浮
上式走行装置を得ること。 【構成】非磁性材料で筒状の搬送路1の内部の片端に、
パルスモータ14で駆動されるプーリ12Bを設け、他端に
プーリ12Aを設ける。これらのプーリ12A,12Bに巻装
したタイミングベルト13の端末の間に走行体2を繋縛す
る。この走行体2には高温超電導体5A,5Bを上部に
設ける。搬送路1の上面には、内部に永久磁石6A,6
Bを収納した搬送体3を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気浮上式走行装置に
係り、特に、高温超電導体が内蔵された磁気浮上式走行
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上式走行装置のなかには、例え
ば、特開平1-133840号公報で開示されているように、高
温超電導体をワーク(被搬送体)とともに走行させる磁
気浮上式走行装置がある。
【0003】この磁気浮上式走行装置は、搬送路の上面
の両側に一対の永久磁石を搬送路の全長に亘って布設
し、これらの永久磁石の間に、コイルを所定の間隔で連
続的に敷設し、永久磁石とコイルに発生した磁界で、搬
送路の上方のワークと一体の高温超電導体に磁束を与え
て、ワークを浮上させるとともに、各コイルの励磁速度
と順序を制御することで、ワークの走行速度と走行方向
を任意に制御する。
【0004】一方、搬送路に永久磁石を等間隔に設け、
この永久磁石の磁束と搬送路を走行する被搬送体側に設
けた高温超電体とのピン止め効果を利用して、被搬送体
側を磁気浮上させる磁気浮上式走行装置も開発されてい
る。
【0005】これらの磁気浮上式走行装置は、周知のよ
うに、最近のオフィスオートメーション化されたビル
や、或いは、ファクトリーオートメーション化された工
場において、建物内や建物間の複数のステーションの間
に、伝票,書類,現金,試料,被加工物や部品などを、
高速且つ静かに運ぶために、最近ますます多用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このうち前
者の磁気浮上式走行装置においては、高温超電体の超電
導状態における完全反磁性化、すなわち、マイスナー効
果を利用して走行側を浮上させるので、大きい案内力が
得られず、走行側が搬送路の曲線部にさしかかったとき
には、走行側にかかる遠心力で、走行側が軌道から外れ
るおそれがある。
【0007】さらに、コイルと永久磁石を搬送路に連続
的に敷設しなければならないので、搬送路が複雑となる
だけでなく、荷重も増えるので、搬送路とこの搬送路の
支持部が大形となる。
【0008】一方、後者のピン止め効果を利用した磁気
浮上式走行装置も、永久磁石を搬送路に連続的に設けな
ければならないので、前者と同様に搬送路が複雑、且
つ、大形となるだけでなく、据付に時間がかかり、高価
となる。
【0009】また、永久磁石が発生する磁束で、鉄粉な
どが付着するので、例えば、半導体製造設備のように、
クリーンルームの間に設置される磁気浮上式走行装置に
は採用できない。
【0010】そこで、本発明の目的は、構造が簡単、且
つ、クリーンルームにも設置することができ、搬送路の
曲線部も安定して走行することのできる磁気浮上式走行
装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、牽引機構を備えた筒状の搬送路と、この搬送路に収
納され冷媒で冷却される超電導体を備え牽引機構によっ
て搬送路の内部を移動する走行部と、搬送路に搭載され
超電導体と対置する永久磁石を備えた搬送体とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、牽引機構
を備えた筒状の搬送路と、この搬送路に収納され冷媒で
冷却される超電導体を備え牽引機構によって搬送路の内
部を移動する走行部と、搬送路に搭載され前記超電導体
と対置する永久磁石を備えた搬送体とを具備し、搬送路
の底板の一部に、傾斜部に続いて低位置となる位置決め
部を形成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明においては、走行部は、
牽引機構によって搬送路の内部を走行し、搬送部は、走
行部の内部の超電導体と搬送部の永久磁石との間に働く
電磁力によって、走行部に案内されて搬送路上を移動す
る。
【0014】また、請求項2に記載の発明においては、
走行部は、牽引機構によって搬送路の内部を走行し、搬
送部は、走行部の内部の超電導体と搬送部の永久磁石と
の間に働く電磁力によって、走行部に案内されて搬送路
上を移動し、位置決め部における走行部は、超電導体の
常電導体への移行によって、位置決めされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の磁気浮上式走行装置の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の磁気浮
上式走行装置の走行方向と直交方向の縦断面図で、磁気
浮上状態を示す図、図2は、図1のA−A断面図であ
る。
【0016】図1及び図2において、搬送路1は、ガラ
ス繊維強化プラスチックス材で角筒状に形成され、左右
の側壁の内側には、走行板9A,9Bが搬送路1の全長
に亘って突設されている。
【0017】搬送路1の内部には、搬送路1の上部1a
と走行板9A,9Bとの間に、ガラス繊維強化プラスチ
ックス製の走行体2があらかじめ収納されている。この
走行体2の上端左右には、高温超電導体5A,5Bが対
称的に収納されている。
【0018】走行体2の下端左右には、一対の軸受10A
1,10A2がそれぞれ埋設され、これらの軸受10A1,
10A2には、詳細省略した軸を介して、一対の車輪7A
1,7A2が走行体2の前後に支持されている。
【0019】同様に、走行体2の上端左右には、一対の
軸受10B1,10B2がそれぞれ埋設され、これらの軸受
10B1,10B2には、詳細省略した軸を介して、一対の
車輪7B1,7B2が走行体2の前後に支持されてい
る。
【0020】搬送路1の上方には、図示しない平面図で
は走行体2と同形でガラス繊維強化プラスチックス製の
搬送体3が搭載され、この搬送体3の内部には、永久磁
石6A,6Bが高温超電導体5A,5Bと等間隔にこれ
らの高温超電導体5A,5Bと対置して収納されてい
る。上述した走行体2の内部には、高温超電導体5A,
5Bを冷却する液体窒素が封入されている。
【0021】搬送体3の下端左右には、一対の軸受11
A,11Bがそれぞれ前後に埋設され、これらの軸受11
A,11Bには、詳細省略した軸を介して、一対の車輪8
A,8Bがそれぞれ支持されている。
【0022】搬送路1の図2において左右端には、プー
リ12A,12Bが詳細省略した軸15A,15Bを介して回転
自在に設けられ、このうち、プーリ12Bの軸15Bの片側
には、パルスモータ14の出力軸が図示しないカップリン
グを介して連結され、軸15Bの他側には、エンコーダ15
が連結されている。このエンコーダ15の出力信号線は、
図示しない走行制御装置に接続されている。
【0023】左右のプーリ12A,12Bには、タイミング
ベルト13が環状に巻装され、このタイミングベルト13の
両端部は、走行体2の前後端に固定されている。
【0024】搬送体3の上面には、一点鎖線で示すよう
に、この磁気浮上式走行装置で搬送される搬送物4が載
置固定されている。
【0025】このように構成された磁気浮上式走行装置
においては、パルスモータ14を駆動することで、プーリ
12Bを介してタイミングベルト13が図2の矢印B1,B
2の方向に回転され、この回転に伴って、タイミングベ
ルト13に前後端が係止された走行体2も矢印B1,B2
に示すように搬送路1の内部を移動する。
【0026】このとき、搬送体3は、この搬送体3の内
部に収納された永久磁石6A,6Bの発生する磁束と、
高温超電導体5A,5Bとの間に働く磁気力によって、
走行体2の移動に従って搬送路1の上方を走行する。一
方、走行体2は、同じく永久磁石6A,6Bで発生する
磁束と高温超電導体5A,5B間の磁気力で走行板9
A,9Bから浮上して非接触状態で走行する。
【0027】図3は、搬送路1の所定の箇所に設けられ
ているステーションを示す縦断面図である。
【0028】図3においては、ステーションの走行板9
cは、ステーション間の底板部分からの傾斜部9bに続
いて低くなっている。走行体2が傾斜部9bに侵入し、
図3に示す所定の位置に位置決めされると、内部の液体
窒素は放出される。すると、高温超電導体5A,5Bは
常電導状態となって、走行体2の車輪7A1,7A2は
走行板9cに接触し、搬送物4は所定の高さに位置決め
され、図示しない搬送機で把持される。
【0029】図4は、逆に、走行体2がステーションで
液体窒素が注入された後、このステーションから離れて
浮上し、且つ図1と同様に次のステーションに向って浮
上走行している状態を示す。
【0030】なお、上記実施例では、走行体2と搬送体
3は、ガラス繊維強化プラスチックスで形成した例で説
明したが、例えばステンレス鋼板で製作してもよい。
【0031】したがって、このように構成された磁気浮
上式走行装置においては、従来の磁気浮上式走行装置の
ように、搬送路の全長に亘ってコイルや永久磁石を布設
する必要がないので、構造が簡単で且つ小形,軽量の搬
送路を形成することができる。
【0032】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
牽引機構を備えた筒状の搬送路と、この搬送路に収納さ
れ冷媒で冷却される超電導体を備え牽引機構によって搬
送路の内部を移動する走行部と、搬送路に搭載され超電
導体と対置する永久磁石を備えた搬送体とを具備するこ
とで、走行部が、牽引機構によって搬送路の内部を走行
し、搬送部を、走行部の内部の超電導体と搬送部の永久
磁石との間に働く電磁力によって、走行部に案内されて
搬送路上を移動させたので、構造が簡単、且つ、クリー
ンルームにも設置することができ、曲線部も安定して走
行することのできる磁気浮上式走行装置を得ることがで
きる。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、牽
引機構を備えた筒状の搬送路と、この搬送路に収納され
冷媒で冷却される超電導体を備え牽引機構によって搬送
路の内部を移動する走行部と、搬送路に搭載され前記超
電導体と対置する永久磁石を備えた搬送体とを具備し、
搬送路の底板の一部に、傾斜部に続いて低位置となる位
置決め部を形成することで、走行部が、牽引機構によっ
て搬送路の内部を走行し、搬送部を、走行部の内部の超
電導体と搬送部の永久磁石との間に働く電磁力によっ
て、走行部に案内されて搬送路上を移動させ、位置決め
部における走行部を、超電導体の常電導体への移行によ
って、位置決めさせたので、構造が簡単、且つ、クリー
ンルームにも設置することができ、曲線部も安定して走
行することのできる磁気浮上式走行装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に記載の発明の磁気浮上
式走行装置の一実施例を示す部分縦断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】請求項2に記載の発明の磁気浮上式走行装置の
一実施例を示す部分詳細図。
【図4】請求項2に記載の発明の図3と異なる部分詳細
図。
【符号の説明】
1…搬送路、2…走行体、3…搬送体、4…搬送物、5
A,5B…高温超電導体、6A,6B…永久磁石、7A
1,7A2,7B1,7B2,8A,8B…車輪、9
A,9B…走行板、12A,12B…プーリ、13…タイミン
グベルト、14…パルスモータ、15…エンコーダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引機構を備えた筒状の搬送路と、この
    搬送路に収納され冷媒で冷却される超電導体を備え前記
    牽引機構によって前記搬送路の内部を移動する走行部
    と、前記搬送路に搭載され前記超電導体と対置する永久
    磁石を備えた搬送体とを具備したことを特徴とする磁気
    浮上式走行装置。
  2. 【請求項2】 牽引機構を備えた筒状の搬送路と、この
    搬送路に収納され冷媒で冷却される超電導体を備え前記
    牽引機構によって前記搬送路の内部を移動する走行部
    と、前記搬送路に搭載され前記超電導体と対置する永久
    磁石を備えた搬送体とを具備し、前記搬送路の底板の一
    部に、傾斜部に続いて低位置となる位置決め部を形成し
    たことを特徴とする磁気浮上式走行装置。
JP28132692A 1992-10-20 1992-10-20 磁気浮上式走行装置 Pending JPH06127694A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230172854A (ko) * 2022-06-16 2023-12-26 홍춘강 이송장치
CN117284778A (zh) * 2023-10-18 2023-12-26 成都德力斯实业有限公司 一种无接触动力传输装置
CN117516682A (zh) * 2023-11-21 2024-02-06 成都德力斯实业有限公司 一种运输位置监测方法

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