JPH0610896A - ファンフィルターユニット用送風機 - Google Patents
ファンフィルターユニット用送風機Info
- Publication number
- JPH0610896A JPH0610896A JP16452192A JP16452192A JPH0610896A JP H0610896 A JPH0610896 A JP H0610896A JP 16452192 A JP16452192 A JP 16452192A JP 16452192 A JP16452192 A JP 16452192A JP H0610896 A JPH0610896 A JP H0610896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter unit
- impeller
- fan
- fan filter
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機の消費電力が少なく、装置からの発生
音の小さい、ファンフィルターユニット用送風機を供給
する。 【構成】 斜流タイプの羽根車を電動機に接続し、前記
羽根車を囲む円錐台状のケーシングを備え、前記羽根車
とケーシングを、ファンフィルターユニット内部のフィ
ルターのほぼ中央、かつフィルター上面より距離を隔て
て配置したファンフィルターユニット用送風機により、
従来よりも羽根車からの吹き出し風速が下がり、ほぼ斜
め方向に吹き出しているためファンフィルターユニット
内部での鋭角な流れ方向の変化を防ぎ、多くの整流板を
必要とせずにフィルター通過風速の均一性を保つことが
可能となる。電動機の消費電力が少なくなり、ランニン
グコストが低くなる。多くの整流板を必要としないた
め、装置のイニシャルコストを低減できる。装置からの
発生音が小さくなるため、吸音処理のためのコストが低
減できる。
音の小さい、ファンフィルターユニット用送風機を供給
する。 【構成】 斜流タイプの羽根車を電動機に接続し、前記
羽根車を囲む円錐台状のケーシングを備え、前記羽根車
とケーシングを、ファンフィルターユニット内部のフィ
ルターのほぼ中央、かつフィルター上面より距離を隔て
て配置したファンフィルターユニット用送風機により、
従来よりも羽根車からの吹き出し風速が下がり、ほぼ斜
め方向に吹き出しているためファンフィルターユニット
内部での鋭角な流れ方向の変化を防ぎ、多くの整流板を
必要とせずにフィルター通過風速の均一性を保つことが
可能となる。電動機の消費電力が少なくなり、ランニン
グコストが低くなる。多くの整流板を必要としないた
め、装置のイニシャルコストを低減できる。装置からの
発生音が小さくなるため、吸音処理のためのコストが低
減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルーム、クリ
ーンブースなどの空気清浄装置として用いられるファン
フィルターユニットの送風機に関するものである。
ーンブースなどの空気清浄装置として用いられるファン
フィルターユニットの送風機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の、この種のファンフィルターユニ
ット用送風機を図４および図５を参照しながら説明す
る。図に示すように、ファンフィルターユニット１０１
内部に多翼ファン１０２と整流板１０３を取付け、電動
機１０４で羽根車を回すことにより、空気取入口１０５
から空気を吸引し、フィルター１０６に送風していた。
ット用送風機を図４および図５を参照しながら説明す
る。図に示すように、ファンフィルターユニット１０１
内部に多翼ファン１０２と整流板１０３を取付け、電動
機１０４で羽根車を回すことにより、空気取入口１０５
から空気を吸引し、フィルター１０６に送風していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ァンフィルターユニット用送風機では、多翼ファン１０
２からの吹き出し風速が速く、ファンフィルターユニッ
ト１０１内部で流れ方向が鋭角に変化し、また、フィル
ターの通過風速を均一にする図示しない多くの整流板を
設けているため、フィルターユニット１０１内部での圧
力損失が大きく、多翼ファン１０２での仕事量が多く必
要となり、電動機１０４に過大な電力を供給しなければ
ならなかった。また、上記理由により、送風機からの発
生音も高く、このためファンフィルターユニット１０１
内部に図示しない多くの吸音材を取り付けていた。本発
明は上記課題を解決するもので、電動機の消費電力が少
なく、空力騒音の小さい、ファンフィルターユニット用
送風機を供給することを第１の目的としている。
ァンフィルターユニット用送風機では、多翼ファン１０
２からの吹き出し風速が速く、ファンフィルターユニッ
ト１０１内部で流れ方向が鋭角に変化し、また、フィル
ターの通過風速を均一にする図示しない多くの整流板を
設けているため、フィルターユニット１０１内部での圧
力損失が大きく、多翼ファン１０２での仕事量が多く必
要となり、電動機１０４に過大な電力を供給しなければ
ならなかった。また、上記理由により、送風機からの発
生音も高く、このためファンフィルターユニット１０１
内部に図示しない多くの吸音材を取り付けていた。本発
明は上記課題を解決するもので、電動機の消費電力が少
なく、空力騒音の小さい、ファンフィルターユニット用
送風機を供給することを第１の目的としている。
【０００４】第２の目的は、装置からの発生音のより小
さいファンフィルターユニット用送風機を供給すること
にある。
さいファンフィルターユニット用送風機を供給すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の目的を達
成するための第１の手段は、斜流タイプの羽根車を電動
機に接続し、前記羽根車を囲む円錐台状のケーシングを
備え、前記羽根車とケーシングを、フィルターユニット
内部のフィルターのほぼ中央、かつフィルター上面より
距離を隔てて配置したファンフィルターユニット用送風
機としたものである。
成するための第１の手段は、斜流タイプの羽根車を電動
機に接続し、前記羽根車を囲む円錐台状のケーシングを
備え、前記羽根車とケーシングを、フィルターユニット
内部のフィルターのほぼ中央、かつフィルター上面より
距離を隔てて配置したファンフィルターユニット用送風
機としたものである。
【０００６】また、第２の目的を達成するための第２の
手段は、羽根車を囲む円錐台状のケーシングに、吸音材
料を配して構成したファンフィルターユニット用送風機
としたものである。
手段は、羽根車を囲む円錐台状のケーシングに、吸音材
料を配して構成したファンフィルターユニット用送風機
としたものである。
【０００７】
【作用】本発明は上記した第１の手段の構成により、羽
根車からの吹き出し風速が下がり、ほぼ斜め方向に吹き
出しているためファンフィルターユニット内部での鋭角
な流れ方向の変化を防ぎ、多くの整流板を必要とせずに
フィルター通過風速の均一性を保つことが可能となる。
根車からの吹き出し風速が下がり、ほぼ斜め方向に吹き
出しているためファンフィルターユニット内部での鋭角
な流れ方向の変化を防ぎ、多くの整流板を必要とせずに
フィルター通過風速の均一性を保つことが可能となる。
【０００８】また、第２の手段の構成により、羽根車か
ら発生した音は、羽根車を囲む吸音効果を持つケーシン
グにより吸音されることになる。
ら発生した音は、羽根車を囲む吸音効果を持つケーシン
グにより吸音されることになる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の第１実施例について図１およ
び図２を参照しながら説明する。
び図２を参照しながら説明する。
【００１０】図に示すように、ファンフィルターユニッ
ト１の中央部上面に空気取入口２を設け、ファンフィル
ターユニット１内部に、斜流タイプの羽根車３と電動機
４が取りつけられている。羽根車３は円錐台状のケーシ
ング５により囲まれている。ファンフィルターユニット
１下部にはフィルター６が取り付けられている。
ト１の中央部上面に空気取入口２を設け、ファンフィル
ターユニット１内部に、斜流タイプの羽根車３と電動機
４が取りつけられている。羽根車３は円錐台状のケーシ
ング５により囲まれている。ファンフィルターユニット
１下部にはフィルター６が取り付けられている。
【００１１】上記構成により、空気取入口２から吸引さ
れた空気は、斜流タイプの羽根車３から斜め方向に吹き
出される。ファンから吹き出された空気は、従来に比べ
て風速が遅く、フィルター４を通過するまで鋭角な曲が
りがないため、その動圧は、少ない損失で静圧に変換さ
れる。従って、羽根車のする仕事量は、従来よりも少な
くなり、電動機の消費電力は下がり、空力騒音も下が
る。
れた空気は、斜流タイプの羽根車３から斜め方向に吹き
出される。ファンから吹き出された空気は、従来に比べ
て風速が遅く、フィルター４を通過するまで鋭角な曲が
りがないため、その動圧は、少ない損失で静圧に変換さ
れる。従って、羽根車のする仕事量は、従来よりも少な
くなり、電動機の消費電力は下がり、空力騒音も下が
る。
【００１２】つぎに本発明の第２実施例について図３を
参照しながら説明する。図に示すように、ファンフィル
ターユニット１の中央部上面に空気取入口２を設け、フ
ァンフィルターユニット１内部に、斜流タイプの羽根車
３と電動機４が取りつけられている。羽根車３は円錐台
状のケーシング５により囲まれている。ケーシング５は
通風面側が多孔鋼板７からなり、その外周に吸音材料で
あるグラスウール８が取りつけられている。上記構成に
より、羽根車３から発生した音の一部は、多孔鋼板を通
じて、グラスウールで吸音される。従って、装置から発
生する音はより小さなものとなる。
参照しながら説明する。図に示すように、ファンフィル
ターユニット１の中央部上面に空気取入口２を設け、フ
ァンフィルターユニット１内部に、斜流タイプの羽根車
３と電動機４が取りつけられている。羽根車３は円錐台
状のケーシング５により囲まれている。ケーシング５は
通風面側が多孔鋼板７からなり、その外周に吸音材料で
あるグラスウール８が取りつけられている。上記構成に
より、羽根車３から発生した音の一部は、多孔鋼板を通
じて、グラスウールで吸音される。従って、装置から発
生する音はより小さなものとなる。
【００１３】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればフィルターユニット内部の流れに鋭角な曲が
りがなく、その動圧は、少ない損失で静圧に変換される
ため、電動機の消費電力が少なくなり、低入力なファン
フィルターユニット用送風機を提供できる。従って、低
いランニングコストで清浄な空間を作り出すことがで
き、特にファンフィルターユニットを多く設置する工場
においては、その効果は大きい。また、フィルター通過
風速の均一化を少ない整流板を用いて実現可能なため、
フィルターユニットのコストダウンにもつながる。
明によればフィルターユニット内部の流れに鋭角な曲が
りがなく、その動圧は、少ない損失で静圧に変換される
ため、電動機の消費電力が少なくなり、低入力なファン
フィルターユニット用送風機を提供できる。従って、低
いランニングコストで清浄な空間を作り出すことがで
き、特にファンフィルターユニットを多く設置する工場
においては、その効果は大きい。また、フィルター通過
風速の均一化を少ない整流板を用いて実現可能なため、
フィルターユニットのコストダウンにもつながる。
【００１４】同時に、送風機の空力騒音が下がることに
より、従来使用していたほど吸音材を必要とせず、コス
トダウンとなる。
より、従来使用していたほど吸音材を必要とせず、コス
トダウンとなる。
【図１】本発明の第１実施例のファンフィルターユニッ
ト用送風機の正面図
ト用送風機の正面図
【図２】本発明の第１実施例のファンフィルターユニッ
ト用送風機の側面図
ト用送風機の側面図
【図３】本発明の第２実施例のファンフィルターユニッ
ト用送風機の正面図
ト用送風機の正面図
【図４】従来のファンフィルターユニット用送風機の平
面図
面図
【図５】従来のファンフィルターユニット用送風機の正
面図
面図
１ ファンフィルターユニット ２ 空気取入口 ３ 羽根車 ４ 電動機 ５ ケーシング ６ フィルター ７ 多孔鋼板 ８ グラスウール
Claims (2)
- 【請求項１】斜流タイプの羽根車を電動機に接続し、前
記羽根車を囲む円錐台状のケーシングを備え、前記羽根
車とケーシングを、フィルターユニット内部のフィルタ
ーのほぼ中央、かつフィルター上面より距離を隔てて配
置したファンフィルターユニット用送風機。 - 【請求項２】羽根車を囲む円錐台状のケーシングに、吸
音材料を配して構成した請求項１記載のファンフィルタ
ーユニット用送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16452192A JPH0610896A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ファンフィルターユニット用送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16452192A JPH0610896A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ファンフィルターユニット用送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610896A true JPH0610896A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15794747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16452192A Pending JPH0610896A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ファンフィルターユニット用送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610896A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247444A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風ファン装置及びそれを備えた電子機器 |
| JP2011513688A (ja) * | 2008-02-28 | 2011-04-28 | エスピーエックス・クーリング・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 熱交換タワー用ファンシュラウド |
| JP2015045308A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 富士電機株式会社 | ファンユニットおよびこれを使用したファンフィルタユニット |
| CN110566519A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-13 | 广州旭璟自动化控制设备有限公司 | 一种风机过滤单元 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP16452192A patent/JPH0610896A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247444A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風ファン装置及びそれを備えた電子機器 |
| JP4631758B2 (ja) * | 2006-03-14 | 2011-02-16 | パナソニック株式会社 | 送風ファン装置及びそれを備えた電子機器 |
| JP2011513688A (ja) * | 2008-02-28 | 2011-04-28 | エスピーエックス・クーリング・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 熱交換タワー用ファンシュラウド |
| JP2015045308A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 富士電機株式会社 | ファンユニットおよびこれを使用したファンフィルタユニット |
| CN104421184A (zh) * | 2013-08-29 | 2015-03-18 | 富士电机株式会社 | 风扇单元和使用它的风扇过滤器单元 |
| CN104421184B (zh) * | 2013-08-29 | 2017-04-12 | 富士电机株式会社 | 风扇单元和使用它的风扇过滤器单元 |
| CN110566519A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-13 | 广州旭璟自动化控制设备有限公司 | 一种风机过滤单元 |
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