JPH06108750A - 両開き防火扉 - Google Patents

両開き防火扉

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JPH06108750A
JPH06108750A JP4285199A JP28519992A JPH06108750A JP H06108750 A JPH06108750 A JP H06108750A JP 4285199 A JP4285199 A JP 4285199A JP 28519992 A JP28519992 A JP 28519992A JP H06108750 A JPH06108750 A JP H06108750A
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JP
Japan
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door
closed
child
parent
doors
Prior art date
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Pending
Application number
JP4285199A
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English (en)
Inventor
Teruo Konaka
照男 小中
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ABE KOGYO KK
Original Assignee
ABE KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親扉が閉止するとき自動的に子扉側のロック
機構を作動させるようにして、両開き扉の防火性能を向
上させる。 【構成】 ドア枠20に対し左右両開きとなるように取
り付けられる子扉22及び親扉21と、これら子扉及び
親扉に対し独立した閉止力を与える一対のドアクローザ
23,24と、前記子扉を前記親扉より先に閉止させる
機構を有した順位調整器25と、前記子扉の一部に設け
られ、前記親扉が閉止するときトリガー部が付勢されて
前記子扉を前記ドア枠に対しロック状態にする自動施
錠、手動開錠型のロック機構30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、子扉に対する自動ロッ
ク機構を設けた両開き防火扉に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の火災時に延焼を抑止することは防
火対策上重要である。このために不燃性の素材を使用し
たり、火炎が広がらないようにする工夫も種々になされ
ている。火災発生時に扉を閉止して火炎が広がらないよ
うにするのも、一つの方法である。自動的に扉を閉止す
るために、常に扉に閉止方向の力を与えるドアクローザ
が用いられる。ところが、このドアクローザの閉止力は
さほど強くないため、火災時に火炎や熱風の影響があっ
ても確実に扉を閉止状態に保つためには、自動施錠型の
ロック機構が必要となる。
【0003】扉の中でも、両開き扉は、常時開閉する側
を「親扉」、そして必要時のみ開放する側を「子扉」と
呼び、子扉をドア枠に対しロックし、親扉を子扉に対し
ロックするように構成されている。従って、子扉をドア
枠に対しロックしておかないと、子扉及び親扉共にその
閉止状態が不安定になる。一般に、子扉をドア枠に対し
ロックする機構として「フランス落とし」と呼ばれるロ
ック金具が使用される。このフランス落としを使用して
子扉をドア枠に対しロックしておくと、子扉はもとより
親扉の閉止状態も確かなものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
フランス落としは、施錠、開錠共に手動式であるため、
火災発生時にドアクローザで自動的に扉を閉止させたと
しても、それだけで自動的に子扉をロック状態にするこ
とはできない。従って、子扉、親扉共に閉止状態が不安
定のままになるので、防火扉としての機能は不十分であ
る。本発明は、このような点を改善し、親扉が閉止する
とき自動的に子扉側のロック機構を作動させるようにし
て、両開き扉の防火性能を一段と向上させることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、ドア枠に対し左右両開きとなるように取り
付けられる子扉及び親扉と、これら子扉及び親扉に対し
独立した閉止力を与える一対のドアクローザと、前記子
扉を前記親扉より先に閉止させる機構を有した順位調整
器と、前記子扉の一部に設けられ、前記親扉が閉止する
ときトリガー部が付勢されて前記子扉を前記ドア枠に対
しロック状態にする自動施錠、手動開錠型のロック機構
とを備えてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、ドアクローザと順位調整器によっ
て、開放状態にある親扉、子扉の内、先ず子扉が閉止
し、次いで親扉が閉止する。親扉が閉止すると、子扉側
のロック機構を作動させるので、子扉はドア枠に対しロ
ックされ、且つ親扉は子扉に対しロックされることにな
る。このため、親扉、子扉共に堅固な閉止状態となり、
火災の延焼を阻止することができる。しかも、この閉止
状態においても、親扉は手動操作で開閉可能であるの
で、建物内に逃げ遅れた人がいてもその脱出を妨げるこ
とはない。さらに、この様に閉止後に親扉を一旦開放し
ても、子扉のロック機構は手動開錠型であるので、その
ロック状態が自動的に解除されてしまうことはない。従
って、親扉がその後ドアクローザの作用で再度閉止すれ
ば、再び子扉及び親扉による延焼防止機能が復活する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明を適用する左右両開きの扉を内側
から見た正面図である。この図において、20はドア
枠、21は親扉、22は子扉、23は親扉21のドアク
ローザ、24は子扉22のドアクローザである。この扉
21,22は金属素材の場合もあるが、木製または木質
系の素材で形成されることもある。
【0008】親扉21及び子扉22共にドア枠の側端部
に丁番によって軸支されているため、基本的な構造では
両扉21,22は自由に開閉動作可能である。しかしな
がら、実際には両扉の突き合わせ部分の隙間を塞ぐため
に、図2以下に示すように、扉21,22の突き合わせ
部分に突出する定規縁21a、22aを設けている。こ
のため、子扉22を先に閉止させないと親扉21が完全
に閉止できない構造になっている。そこで、自動的に子
扉22を先に閉止し、親扉21を後から閉止するような
機能を有する順位調整器が必要になる。
【0009】図2〜図4は、順位調整器25の一例を示
している。この順位調整器25は、スプリング力によっ
て動作し、先端部のローラ25aを常に親扉21に摺接
させている。そして、両扉21,22が近接して閉止し
ようとしても、図2のように子扉22が先に閉止できる
ように親扉21を押さえ、子扉22が先に閉止可能にな
ったとき、その定規縁21bで順位調整器25を親扉2
1が閉止可能な方向に僅かに押しやる。これで親扉21
も閉止可能になり、図3のように両扉21,22が閉止
した状態になる。図4は、図2と図3の中間状態を拡大
して示したものであり、26,27は扉21,22の丁
番の芯である。
【0010】本発明では、上述したドアクローザ及び順
位調整器を設けた両開きの扉の防火性能を向上させるた
めに、子扉22をドア枠20に対し自動的にロックさせ
る自動施錠、手動開錠型のロック機構30を子扉22に
設ける。図2〜図4には、このロック機構30を上面か
らみた様子が図示されている。このロック機構30は、
子扉22に埋設され、そのトリガー31を親扉21側に
突出させている。このトリガー31は、ロック機構30
の作動用で、これを押し込むとスプリング力によってロ
ット棒32が上方へ突出し、ドア枠20の図示せぬ係止
孔に嵌合してロック状態となる。
【0011】このトリガー31を押し込むのが、親扉2
1の端部である。即ち、トリガー31は、図2の開錠状
態において、親扉21と子扉22の閉止時(図3)の隙
間(例えば4mm)より長く(例えば8mm)突出して
いる。そして、図3の様に両扉21,22が閉止すると
トリガー31は押し込まれ、ロット棒32を突出させた
施錠状態にする。ここで、重要な点は、一度押し込まれ
たトリガー31は、後述するような手動開錠手段で開錠
するまで押し込まれたままの状態を保ち、ロット棒32
を引き込ませないようにすることである。
【0012】この様な、ロック機構30を子扉22に設
けることで、例えば火災発生時に延焼を防止する目的
で、親扉21と子扉22を閉じるように人手で付勢した
場合、自動的に子扉22が先に閉じ、且つ後から閉じる
親扉21によって子扉22がドア枠20に対し自動的に
ロックされ、更にこの子扉22に対し親扉21がロック
されるため、堅固な閉止状態が実現される。しかも、こ
の様な閉止状態になっても、親扉21を手動操作で開放
することは可能であるので、内部に閉じこめられた人が
脱出する妨げにはならない。また、脱出後はドアクロー
ザの作用で自動的に親扉21は閉止されるので、延焼防
止効果が破壊されることはない。
【0013】図5〜図7は、上述したロック機構30と
して好適な自動施錠、手動開錠型のロック金具(フラン
ス落とし)の構造を示している。即ち、図5は施錠時の
状態図で、(a)は側面図、(b)は上面図である。ま
た、図6は開錠時の状態図で、(a)は側面図、(b)
は上面図である。更に、図7は開錠時の正面図である。
【0014】これらの図において、1は表面化粧用のフ
ロントプレート、2は子扉に取り付けるための取付プレ
ート、3は作動プレート4をガイドするためのガイドプ
レート、4はドア枠に係合するロット棒8を昇降させる
ための作動プレート、5は作動プレート4を引き下げる
ためのレバー、即ち前述した手動開錠手段、6は作動プ
レート4を開錠位置に保持するトリガープレート、7は
前述した31に相当するトリガー、8は前述した32に
相当するロット棒、9はトリガープレート6を作動プレ
ート4に圧接させると共に、これと一体化されているト
リガー7を外部に突出させるスプリング、10は作動レ
バー4を上方に移動させ、これと一体化されているロッ
ト棒8を上方へ突出させるスプリング、11は作動レバ
ー4とロット棒8を結合させるナット、12はトリガー
7の突出量を規制するE型止め輪、13はフロントプレ
ート1を取付プレート2に取り付ける組立ビスである。
【0015】動作を説明する。作動プレート4、レバー
5及びロット棒8は一体化され、上下方向にスライドす
る。下方向への移動、即ち「開錠」は、レバー5を手動
操作で引き下げることにより行う。また、上方向への移
動、即ち「施錠」はスプリング10の弾性力により行
う。フロントプレート1には、レバー5の上下方向の移
動を可能とするため、図7に示すように縦長の窓1aが
形成されている。一方、トリガープレート6とトリガー
7は1本の軸14に一体化され、左右に移動する。右方
向への移動、即ち「開錠」はスプリング9の弾性力によ
って行い、左方向への移動、即ち「施錠」はトリガー7
の押し込みによって行う。作動プレート4には、トリガ
ープレート6やトリガー7と一体化された軸14の左右
移動及び作動プレート4自体の上下移動を可能にするた
め、図7の様に上下に伸びる長孔4bが形成してある。
【0016】以上、2種類の主要な可動体によって、自
動施錠、手動開錠が可能になる。即ち、レバー5を図6
または図7の様に引き下げると、スプリング9の弾性力
によってトリガープレート6が作動レバー4に設けられ
た凹部4aに落ち込み、ロット棒8を引き込んだ状態に
保持し、同時にトリガー7を充分に(例えば8mm)突
出させた状態に保つ。これが手動操作により達成された
「開錠」状態である。これに対し、図5のようにトリガ
ー7を押し込むと、トリガープレート6が作動プレート
4の凹部4aから脱するため、作動プレート4はスプリ
ング10の弾性力で上方へ移動する。この結果、作動プ
レート4と一体化されているロット棒8が上方へ突出し
た状態となる。これが自動的に達成された「施錠」状態
である。
【0017】この様な自動施錠、手動開錠型のロック機
構を用いることにより、本発明の両開き防火扉の防火機
能は一段と向上する。なお、本発明では上述した構造の
ロック機構に限らず、親扉によって自動施錠可能であれ
ば、内部構造が異なるものであっても適用することが可
能である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、左右
両開きの扉に対し、親扉が閉止するとき自動的に子扉側
のロック機構を作動させるようにしたので、この種の両
開き扉の防火性能を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する左右両開きの扉を内側から
見た正面図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る要部の閉止手前の上
面図である。
【図3】 図2の閉止状態の上面図である。
【図4】 図2と図4の中間状態の上面図である。
【図5】 ロック機構の一例を示す施錠時の状態図であ
る。
【図6】 図5のロック機構の開錠時の状態図である。
【図7】 図5のロック機構の開錠時の正面図である。
【符号の説明】
20…ドア枠、21…親扉、22…子扉、23,24…
ドアクローザ、25…順位調整器、30…ロック機構、
31…トリガー、32…ロット棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア枠に対し左右両開きとなるように取
    り付けられる子扉及び親扉と、 これら子扉及び親扉に対し独立した閉止力を与える一対
    のドアクローザと、 前記子扉を前記親扉より先に閉止させる機構を有した順
    位調整器と、 前記子扉の一部に設けられ、前記親扉が閉止するときト
    リガー部が付勢されて前記子扉を前記ドア枠に対しロッ
    ク状態にする自動施錠、手動開錠型のロック機構とを備
    えてなることを特徴とする両開き防火扉。
JP4285199A 1992-09-30 1992-09-30 両開き防火扉 Pending JPH06108750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4285199A JPH06108750A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 両開き防火扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4285199A JPH06108750A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 両開き防火扉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06108750A true JPH06108750A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17688394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4285199A Pending JPH06108750A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 両開き防火扉

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JP (1) JPH06108750A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100944398B1 (ko) * 2009-08-11 2010-02-25 (주)에스엔에스 캐비넷용 도어 개폐장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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