JPH06105191A - 投影機能を備えた電子ビューファインダ - Google Patents

投影機能を備えた電子ビューファインダ

Info

Publication number
JPH06105191A
JPH06105191A JP4249780A JP24978092A JPH06105191A JP H06105191 A JPH06105191 A JP H06105191A JP 4249780 A JP4249780 A JP 4249780A JP 24978092 A JP24978092 A JP 24978092A JP H06105191 A JPH06105191 A JP H06105191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
projector
light source
brightness
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4249780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3240073B2 (ja
Inventor
Koji Kaneko
好司 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP24978092A priority Critical patent/JP3240073B2/ja
Publication of JPH06105191A publication Critical patent/JPH06105191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3240073B2 publication Critical patent/JP3240073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接眼部に付けた近接センサにより近接物体を
検出した場合には、光源輝度を落とすことにより、プロ
ジェクタモード設定時においてファインダを覗いたよう
な場合に目を傷める等という事故発生を防止する。 【構成】 モードがEVFモードあるいはプロジェクタ
モードのいずれに設定されているかを検出し、この検出
されたモードに応じた指令信号を各部に出力するモード
検出部4と、プロジェクタモードに基づく指令信号を入
力されたとき、これに応じて作動状態となり、物体が近
接位置にあるか否かを検出し、物体が近接位置にあると
きには物体近接信号を出力する近接センサ5を備えてい
る。さらに、EVFモードに基づく指令信号を入力され
たとき光源10の輝度を小とし、プロジェクタモードに基
づく指令信号を入力されたとき光源10の輝度を大とする
とともに近接センサ5から入力された物体近接信号に基
づき光源10の輝度をEVFモード時の輝度まで落とす調
光部6を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラに搭載さ
れる、液晶表示部を備えた電子ビューファインダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラにより得られた画像
信号によって液晶表示部を駆動し、この液晶表示部に表
示された画像を撮影者が観察することにより被写体を確
認することのできる電子ビューファインダが知られてい
る。
【0003】このような電子ビューファインダは一端を
閉じられた筒形状をなしており、他端側から光学系を介
し、筒内部に配した液晶表示部に表示された画像を視る
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子ビューファインダは撮影により得られた画像信号を
略リアルタイムで再生し、あるいは撮影後に記録媒体か
らの画像信号を再生するものであるが、画像を見ること
ができる人間は1人に限られてしまう。
【0005】撮影後の再生画像を複数人で見るためには
ビデオカメラを外部モニタに接続し、このモニタ上に画
像を再生する必要がある。
【0006】したがって従来のビデオカメラにおいて
は、屋外で撮影した画像をその場で再生し、複数人がそ
れを見て楽しむことはモニタ装置の電源確保や携帯性の
問題等から困難であった。例えば、運動会で子供の競技
をビデオカメラで撮影し、その後の屋外での昼食時にそ
の撮影された競技の画像を再生して皆で楽しむ等という
ことは困難であった。
【0007】本願発明者等はこのような事情に鑑み、電
子ビューファインダの液晶表示部に表示された画像を光
源からの照明により接眼レンズを介してファインダ外部
のスクリーン上に投影するプロジェクタ機能を備えた電
子ビューファインダを発明し、これを出願して既に開示
している(特願平4-153384号)。
【0008】ところで、電子ビューファインダを通常の
使用方法で用いる場合には接眼部に目を近づけてファイ
ンダを覗き、液晶表示部に映出されている再生画像を直
接観察するのであるから、液晶表示部を照明するための
光源の輝度はそれ程大きくなくてもよい。
【0009】しかしながら、この電子ビューファインダ
をプロジェクタとして用いる場合には、ファインダ接眼
部から距離を置いて配されたスクリーン上に、見やすい
明るさの再生画像を投影する必要があるから液晶表示部
を照明するための光源の輝度は通常の使用時に比べて各
段に大きくする必要がある。
【0010】このように、光源の輝度を大きくした状態
で、不用意に接眼部に目を近づけ強い光を目に入れた場
合には目を傷めるおそれがある。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、外部表示装置を用いなくても複数人が同時に再生
画像を簡単に見ることができ、かつ照明用光源の輝度が
大きく設定されている場合にも、この光によって目を傷
める等という不慮の事故を防止し得る投影機能を備えた
電子ビューファインダを提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電子ビューファ
インダは、液晶表示部に表示された画像を上記ファイン
ダの外部のスクリーンに投影するプロジェクタ機能を有
し、プロジェクタ使用時において、ファインダ接眼部に
物体が近接した場合に光源の輝度が小さくなるように調
整することを特徴とするものである。
【0013】すなわち、ビデオカメラに搭載される、液
晶表示部を備えた電子ビューファインダにおいて、前記
液晶表示部に表示された画像を光源からの照明光により
照明し、該画像を前記ファインダの接眼レンズを介して
該ファインダの外部のスクリーン上に投影するプロジェ
クタ機能を有するように構成され、このファインダの接
眼部に物体が近接したことを検出する物体近接検出部
と、このファインダがプロジェクタとして機能するよう
に設定されている場合に、この物体近接検出部により前
記接眼部の近接位置に物体が存在していると判断された
ときは、前記光源の輝度が、プロジェクタとして使用す
る際の輝度よりも小さくなるように調整する調光部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0014】ここで電子ビューファインダとは、ビデオ
カメラに搭載され、このビデオカメラで撮影された画像
を略リアルタイムで再生し、撮影後において記録媒体か
らの画像信号を再生する画像表示部とこの画像表示部に
表示された画像を虚像として見ることのできる光学系を
有するものをいう。
【0015】また、スクリーンとは、いわゆるプロジェ
クタ用のスクリーンのみならず、無地の壁や紙片等、ス
クリーンとして代用できるもの全てを含むものとする。
【0016】
【作用】上記構成によれば、液晶表示部に表示された画
像を外部に投影するプロジェクタ機能を備えており、本
来のプロジェクタ用のスクリーンのみならず例えば無地
の壁や紙片等、その場にあるスクリーン代用品を用いて
撮影画像を所望の大きさに表示させることができるの
で、任意の場所において複数人が同時に同じ画像を見る
ことが可能となる。
【0017】また、本発明の電子ビューファインダにお
いては、このファインダが、スクリーン上に撮影画像を
投影するプロジェクタモードに設定されている場合に、
ファインダの接眼部に近接した物体が存在しているか否
かを検出し、この検出結果に基づき、近接した物体が存
在する場合には照明光源の輝度を小さくしており、例え
ば観察者がプロジェクタモード時にこのファインダを覗
いたような場合においてもこの観察者の目に強い光が入
るような事態を防止することができるので、強い光によ
って目を傷めるという事故を防止することができる。
【0018】特にこのような電子ビューファインダにお
いては、通常のファインダ使用時とプロジェクタ使用時
とで光源の輝度が大きく異なることとなるので、上述し
た如き安全対策を施した本願発明のファインダの実用上
の価値は極めて高い。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0020】図2は、本発明の一実施例にかかる電子ビ
ューファインダを搭載した一般的なビデオカメラを示す
概略図である。
【0021】すなわち、電子ビューファインダ1はビデ
オカメラ本体2の側部に取り付けられており、撮影レン
ズ3を介して撮影された画像をその撮影と略同時に、も
しくは撮影後に一旦記録媒体(ビデオテープ等)に記録
した後に再生するものである。また、この電子ビューフ
ァインダ1はプロジェクタ機能を有しており、一旦記録
媒体に記録された画像を外部に投影することができるよ
うに構成されている。
【0022】また、電子ビューファインダ1の接眼部1
Aには、物体が近接した場合にこれを検出して物体検出
信号を出力する近接センサ1Bが配設されている。
【0023】図3は電子ビューファインダ1の内部の光
学系を示すものであり、同図(a) は電子ビューファイン
ダモード(以下EVFモードと称する)に設定されたと
きの光学配置を示す概略図、同図(b) はプロジェクタモ
ードに設定されたときの光学配置を示す概略図である。
【0024】すなわち、EVFモードにおいては光源10
から射出された光はコリメータレンズ12によって平行光
とされ、拡散板14によって照明ムラを軽減され、偏光フ
ィルタ16により直線偏光とされて液晶表示板(LCD)
18に照射される。この液晶表示板18は撮影により得られ
た画像信号により駆動されて画像を表示するようになっ
ており、この液晶表示板18を透過した光は画像情報を担
持することになる。
【0025】この画像情報を担持した光は接眼レンズ20
に入射するが、この液晶表示板18の画像表示面とこの接
眼レンズ20の距離x1 が、この接眼レンズ20の焦点距離
fよりも小さくなるように接眼レンズ20が位置設定され
ているので、この接眼レンズ20を通して液晶表示板18方
向を覗くと液晶表示板18の奥に形成された虚像を見るこ
とができる。これにより、液晶表示板18に表示された画
像を見ることができる。
【0026】次に、このEVFモードからプロジェクタ
モードにモードが変更されるときは接眼レンズ20が距離
2 だけ前方に繰り出される。これにより液晶表示板18
の画像表示面と接眼レンズ20の距離がx1 +x2 とな
り、この接眼レンズ20の焦点距離fよりも大きくなる。
したがって、画像情報を担持した光は接眼レンズ20に入
射した後この接眼レンズ20から所定の距離X、すなわ
ち、 X=(x1 +x2 )f/(x1 +x2 −f) …… (1) だけ離れたスクリーン22上に、液晶表示板18上に表示さ
れた画像を実像として形成する。
【0027】なお、接眼レンズ20の下方にはスライドス
イッチ24が配されており、接眼レンズ20の移動に応じて
このスライドスイッチ24の切片が移動し、上記2つのモ
ード間でこのスライドスイッチ24の切替えがなされるよ
うになっており、この切替えに応じてプロジェクタモー
ド時には拡散板14が光路外に移送される。
【0028】ところで、本発明装置の1つの特徴は、プ
ロジェクタモード時に、ファインダの接眼部に物体が近
接した場合には光源の輝度を小さくする調光機構を有す
ることにある。本実施例装置においては、図1に示すよ
うな構成により調光機構を機能せしめている。
【0029】すなわち、本実施例装置は、図3に示す如
きスライドスイッチ24の設定位置等に基づき、モードが
EVFモードあるいはプロジェクタモードのいずれに設
定されているかを検出し、この検出されたモードに応じ
た指令信号を各部に出力するモード検出部4と、プロジ
ェクタモードに基づく指令信号を入力されたとき、これ
に応じて作動状態となり、物体が近接位置にあるか否か
を検出し、物体が近接位置にあるときには物体近接信号
を出力する近接センサ5を備えている。さらに、EVF
モードに基づく指令信号を入力されたとき光源10の輝度
を小とし、プロジェクタモードに基づく指令信号を入力
されたとき光源10の輝度を大とするとともに近接センサ
5から入力された物体近接信号に基づき光源10の輝度を
EVFモード時の輝度まで落とす調光部6を備えてい
る。
【0030】上記モード検出部4はスライドスイッチ24
が導通状態にあるか否かを電気的に検出することでモー
ド検出を行なっている。
【0031】また、上記近接センサ5は、前述したよう
に作動状態下でファインダの接眼部1Aに人間の目等の
物体が近接したときこれを検知して物体検出信号を調光
部6に出力するもので、静電誘導タイプや光反射タイプ
等の非接触状態で検出できるものであることが目を保護
する上で好ましい。
【0032】さらに、上記調光部6はEVFモードに基
づく指令信号を入力されたとき光源10の輝度が小となる
ようにして撮影者がファインダを覗いたときに液晶表示
板18の画面の明るさが適当となるようにし、またプロジ
ェクタモードに基づく指令信号を入力されたとき光源10
の輝度が大となるようにして液晶表示板18上の再生画像
がファインダ外部のスクリーン22上に投影されるように
している。さらに、プロジェクタモードに設定されてい
る場合に近接センサ5から物体検出信号が入力されたと
きには光源10の輝度がEVFモード時の小さい輝度に切
り替えられるようになっており、これによりプロジェク
タモード時においてファインダ接眼部1Aから内部を覗
くような事態が生じても強い光によって目を傷める等と
いう事故を防止できる。
【0033】このプロジェクタモードにおいて、光源10
の輝度を制御するために調光部6から出力される調光信
号の形態は、信号レベルの大きさが変化するものであっ
てもよいし、一定周期のパルス幅が変化するもの(PW
M)であってもよい。
【0034】また、上述したように本実施例においては
プロジェクタモード時にファインダの接眼部1Aに物体
が近接した場合に光源の輝度をEVFモード時の小さい
輝度に切り替えるようになっているが、これとともにこ
のような場合には接眼レンズの繰出し位置もEVFモー
ドの位置に設定されるようになっている。これにより、
ファインダ接眼部1Aから覗いた場合には、モード設定
がEVFモードとプロジェクタモードのいずれとされて
いてもEVFモードの機能を発揮せしめることが可能で
ある。
【0035】次に、図4に示す如き被写体51をビデオカ
メラ52によって撮影したときの、各モードにおける液晶
表示板18の駆動走査について説明する。
【0036】ビデオカメラ52をEVFモードに設定した
ときは、液晶表示板18に表示された画像の正立虚像を見
ることになるので液晶表示板18の駆動走査は図5に示す
如く画面の左上から右下に向かって(同図の(1) ,(2)
,(3) ……の順に)行なうようにすればよい。
【0037】一方、ビデオカメラ52をプロジェクタモー
ドに設定したときは、スクリーン22上には液晶表示板18
上に表示された画像の倒立実像が形成されることとな
る。
【0038】したがって透過タイプのスクリーン22a の
場合には図6(a) に示す如く液晶表示板18を右下から左
上に向かって(同図の(1) ,(2) ,(3) ……の順に)駆
動走査して、液晶表示板18の表示画像を上下、左右共に
反転させておく必要がある。
【0039】さらに、反射タイプのスクリーン22b の場
合には図6(b) に示す如く液晶表示板18を左下から右上
に向かって(同図(1) ,(2) ,(3) ……の順に)駆動走
査して、液晶表示板18の表示画像を上下のみ反転させて
おく必要がある。
【0040】このように、モード別、あるいはスクリー
ンのタイプ別に、液晶表示板18の駆動走査の方向が異な
ることから、本実施例装置においては、これらのモード
あるいはタイプに応じて液晶表示板18の駆動走査方向を
切り替えるようになっている。
【0041】図7はこの液晶表示板18の駆動走査を行な
うため、および光源10の輝度と接眼レンズ20の繰出し位
置を調整するためのコントロール系を示すブロック図で
ある。
【0042】このコントロール系回路は、X,Y走査方
向切換信号および画像信号を入力され、この切換信号に
応じてX走査を左右いずれから行なうか、Y走査を上下
いずれから行なうかを決定し、X方向ドライバ28および
Y方向ドライバ30に指令信号を送出する液晶表示板コン
トローラ26を備えている。
【0043】したがって本実施例装置においては、モー
ドがEVFモードに設定されたときは上記コントローラ
26からの指令信号に応じ、X走査は左方から、Y走査は
上方から行なわれて液晶表示板18上に図5に示す如き画
像が形成される。
【0044】また、モードがプロジェクタモードに設定
され、スクリーン22として透過タイプのもの22a を選択
する旨設定されたときは、上記コントローラ26からの指
令信号に応じ、X走査は右方から、Y走査は下方から行
なわれて液晶表示板18上に図6(a) に示す如き画像が形
成される。
【0045】また、モードがプロジェクタモードに設定
され、スクリーン22として反射タイプのもの22b を選択
する旨設定されたときは、上記コントローラ26からの指
令信号に応じ、X走査は左方から、Y走査は下方から行
なわれて液晶表示板18上に図6(b) に示す如き画像が形
成される。
【0046】このX・Y走査方向の切替えはマイクロプ
ロセッサ31からの切替信号により行なわれる。
【0047】すなわち、このマイクロプロセッサ31は近
接センサ1Bからの物体近接信号およびスライドスイッ
チ24からのモード検出信号を入力され、さらに手動スイ
ッチ(図示せず)からのスクリーンタイプ信号を入力さ
れ、これに基づいてLCDコントローラ26へX・Y走査
方向切替信号を送出する。
【0048】また、このマイクロプロセッサ31からはこ
のX・Y走査方向切替信号の他、モータドライバ32へ接
眼レンズ繰出し信号が、輝度切替スイッチ33へ光源輝度
切替信号が各々送出される。
【0049】モータドライバ32は、上記接眼レンズ繰出
し信号に応じモータ34を駆動し、このモータ34と噛合す
る、接眼レンズ20が取り付けられた内筒を所定位置まで
繰り出す。一方、輝度切替スイッチ33は上記光源輝度切
替信号に応じ光源10の輝度を切り替える。
【0050】すなわち、スライドスイッチ24によりEV
Fモードであることが検出された場合には、図3(a) に
示す位置に接眼レンズ20が設定され、また、輝度切替ス
イッチ33が低輝度側端子35b と接続されて光源10に小さ
な電流が流れ光源10は低輝度状態となる。
【0051】スライドスイッチ24によりプロジェクタモ
ードであることが検出された場合には、図3(b) に示す
位置に接眼レンズ20が設定され、また、輝度切替スイッ
チ33が高輝度側端子35a と接続され、光源10に大きな電
流が流れ、光源10は高輝度状態となる。
【0052】さらに、プロジェクタモードであることが
検出された場合でも、近接センサ1Bにより物体が近接
したことが検出されたときには図3(b) に示す位置に接
眼レンズ20が戻され、また輝度切替スイッチ33も低輝度
側端子35b と接続されて低輝度状態に設定される。
【0053】このように、上記電子ビューファインダは
EVFモードとプロジェクタモードを択一的にとり得る
ようになっているが、プロジェクタモード時に、接眼部
1Aに物体が近づいた場合にはEVFモードに戻される
ようになっている。
【0054】上記コントロール系回路におけるマイクロ
プロセッサ31の動作フローを図8に示す。
【0055】まず、カメラの電源がON状態となったこ
とが確認される(S1)と、マイクロプロセッサ31から
モータドライバ32に接眼レンズ繰出し信号が送出されて
接眼レンズ20がEVFモード位置(図3(a) の位置)に
設定される(S2)。
【0056】次にマイクロプロセッサ31から光源輝度切
替信号が輝度切替スイッチ33に送出され、これによりこ
のスイッチ33が低輝度側端子35b と接続され、光源10は
低輝度状態に設定される(S3)。すなわち、初期状態
ではEVFモードに設定されることとなる。
【0057】次いで、マイクロプロセッサ31により、ス
ライドスイッチ24からの入力に基づき現在の設定モード
がいずれであるかが判定される(S4)。
【0058】このモード判定の結果、EVFモードに設
定されているとされた場合には、光源10を低輝度状態に
設定し(S5)、この後、接眼レンズ20がEVFモード
の位置に設定されているか否かを判定し(S6)、設定
されていなければ接眼レンズ20をEVFモードの位置に
設定する(S7)。
【0059】一方、上記モード判定の結果、プロジェク
タモードに設定されているとされた場合には、近接セン
サ1BがON状態となっているか、すなわち物体が近接
した位置にあるか否かをマイクロプロセッサ31が判断す
る(S8)。
【0060】この結果、ON状態であればステップS
5,S6,S7の操作を行なってEVFモード状態に設
定される。
【0061】一方、OFF状態であれば接眼レンズ20が
プロジェクタモードの位置(図3(b) の位置)に設定さ
れているか否かを判定し(S9)、以下の操作がなされ
る。
【0062】すなわち、接眼レンズ20がプロジェクタモ
ードの位置に設定されていないと判定されれば、マイク
ロプロセッサ31からモータドライバ32へ接眼レンズ繰出
し信号が送出され、これに基づきモータ34が駆動され
て、接眼レンズ20がプロジェクタモードの位置(図3
(b) の位置)に設定され(S10)、さらにマイクロプロ
セッサ31から光源輝度信号が輝度切替スイッチ33に送出
され、このスイッチ33が高輝度側端子35a と接続され、
光源10が高輝度状態に設定される(S11) 。
【0063】なお、上述したモード判定(S4)とこの
判定結果に基づく一連の操作(S5〜S11)は一定の周
期で繰返しなされる。
【0064】なお、本発明の電子ビューファインダとし
ては上述した実施例のものに限られるものではなく種々
の態様の変更が可能である。
【0065】例えば、前述した実施例においては、モー
ド検出の結果および近接センサ1Bからの信号入力に基
づき、接眼レンズ20の繰出し操作および光源10の輝度切
替操作を自動的に行なうようにしているが、光源10の輝
度切替操作のみを自動とすることも可能である。
【0066】また、上記実施例においては近接物体が検
出されたときに光源10の輝度をEVFモード設定時の輝
度までおとすようにしているが、この輝度は、例えば物
体としての目を傷めない程度の輝度までおとすのであれ
ば、必ずしもEVFモード時の輝度とする必要はない。
【0067】また、プロジェクタモード時には発熱量が
大きいことから、光源10付近の空気を外部に排出するフ
ァンを取り付けるようにしてもよい。
【0068】また、テレビチューナ部を電子ビューファ
インダもしくはカメラ本体に内蔵すれば、この電子ビュ
ーファインダのプロジェクタ機能によりスクリーン上に
テレビ画像を投影することができ、屋外等においても複
数人でテレビ番組の視聴を楽しむことができる。音声は
音声信号をアンプ内蔵の外部スピーカもしくはヘッドホ
ンで再生すればよい。またテレビチューナ部は使用時に
取り付け得るアダプタタイプのものとしてもよい。
【0069】なお、カメラ本体にスピーカやプロジェク
タ用の小型スクリーンを取り付けるようにしておけばこ
れらのものを別途携帯せずともよく便利である。
【0070】なお、本発明の電子ビューファインダにお
いてはプロジェクタ機能をもたせて、撮影された画像を
スクリーン上に投影できるようにしているが、通常のビ
デオカメラの如くカメラ本体の端子に画像信号を出力で
きるようにしておけば、例えば室内等において、撮影さ
れた画像をテレビ画面上にも再生することができる。
【0071】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の電子ビュ
ーファインダによればプロジェクタ機能を有し、さらに
はこのプロジェクタモード時において、物体が接眼部に
近接した位置に存在する場合に照明光源の輝度を小さく
するようにしているので、屋外等のテレビ受像機がない
場所においても複数人が、同時に撮影画像を楽しむこと
ができ、これとともにプロジェクタモードとEVFモー
ドの両者を有するが故に必要となる安全対策も確実に施
されていることから、その実用上の価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子ビューファインダの
調光機構を説明するための概略図
【図2】一般的なビデオカメラに本発明の実施例に係る
電子ビューファインダを搭載した場合の外観図
【図3】図2に示す電子ビューファインダの光学系を説
明するための概略図
【図4】図2に示す電子ビューファインダにおいて、モ
ードによって液晶表示板の駆動走査が異なる様子を説明
するための概略図
【図5】図2に示す電子ビューファインダにおいて、E
VFモード時における液晶表示板の駆動走査を説明する
ための概略図
【図6】図2に示す電子ビューファインダにおいて、プ
ロジェクタモード時における液晶表示板の駆動走査を説
明するための概略図
【図7】図2に示す電子ビューファインダのコントロー
ル回路系を示すブロック図
【図8】図7に示す回路の動作を説明するためのフロー
チャート
【符号の説明】
1 電子ビューファインダ 1B 近接センサ 2 カメラ本体 4 モード検出部 5 近接センサ 6 調光部 10 光源 12 コリメータレンズ 18 液晶表示板 20 接眼レンズ 22,22a ,22b スクリーン 24 スライドスイッチ 31 マイクロプロセッサ 32 モータドライバ 33 輝度切替スイッチ 34 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラに搭載される、液晶表示部
    を備えた電子ビューファインダにおいて、 前記液晶表示部に表示された画像を光源からの照明光に
    より照明し、該画像を前記ファインダの接眼レンズを介
    して該ファインダの外部のスクリーン上に投影するプロ
    ジェクタ機能を有するように構成され、 このファインダの接眼部に物体が近接したことを検出す
    る物体近接検出部と、 このファインダがプロジェクタとして機能するように設
    定されている場合に、この物体近接検出部により前記接
    眼部の近接位置に物体が存在していると判断されたとき
    は、前記光源の輝度が、プロジェクタとして使用する際
    の輝度よりも小さくなるように調整する調光部とを備え
    たことを特徴とする投影機能を備えた電子ビューファイ
    ンダ。
JP24978092A 1992-09-18 1992-09-18 投影機能を備えた電子ビューファインダ Expired - Fee Related JP3240073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24978092A JP3240073B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 投影機能を備えた電子ビューファインダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24978092A JP3240073B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 投影機能を備えた電子ビューファインダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06105191A true JPH06105191A (ja) 1994-04-15
JP3240073B2 JP3240073B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=17198121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24978092A Expired - Fee Related JP3240073B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 投影機能を備えた電子ビューファインダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3240073B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09102894A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Olympus Optical Co Ltd カメラ
US5699115A (en) * 1994-05-10 1997-12-16 Sony Corporation Electronic viewfinder having means for turning off a display device
US7210786B2 (en) 2003-09-26 2007-05-01 Nec Viewtechnology, Ltd. Projection display device
US20080266239A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-30 Casio Computer Co., Ltd. Imaging device having display brightness control function
JP2008263532A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sharp Corp 電子機器
WO2008143121A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Sanyo Electric Co., Ltd. 映像表示装置および携帯端末装置
JP2009003427A (ja) * 2007-05-18 2009-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置および携帯端末装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5699115A (en) * 1994-05-10 1997-12-16 Sony Corporation Electronic viewfinder having means for turning off a display device
JPH09102894A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Olympus Optical Co Ltd カメラ
US7210786B2 (en) 2003-09-26 2007-05-01 Nec Viewtechnology, Ltd. Projection display device
US20080266239A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-30 Casio Computer Co., Ltd. Imaging device having display brightness control function
US8542305B2 (en) * 2007-03-30 2013-09-24 Casio Computer Co., Ltd. Imaging device having display brightness control function
JP2008263532A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sharp Corp 電子機器
WO2008143121A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Sanyo Electric Co., Ltd. 映像表示装置および携帯端末装置
JP2009003427A (ja) * 2007-05-18 2009-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置および携帯端末装置
US8231231B2 (en) 2007-05-18 2012-07-31 Sanyo Electric Co., Ltd. Image display device and portable terminal device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3240073B2 (ja) 2001-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8786566B2 (en) Information processing apparatus
US5742358A (en) Projection type displaying apparatus having screen
US5258844A (en) Video camera apparatus having an image projection function
JPH03292067A (ja) ファインダ
US6624854B1 (en) Projection image display device
JPH06347748A (ja) 投写装置
JP3240073B2 (ja) 投影機能を備えた電子ビューファインダ
JPH0411485A (ja) 画像表示/撮像装置
JP2000019636A (ja) 投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法
JPH0622185A (ja) 撮影装置におけるビューフアインダー
JPH08163476A (ja) スタンド付液晶プロジェクタ装置
JP2004236104A (ja) 撮像装置
JP3607727B2 (ja) 映像信号再生装置
GB2257597A (en) Camcorder displays foreground and background scenes
JPH06105192A (ja) 投影機能を備えた電子ビューファインダ
JPH05344392A (ja) 電子ビューファインダ
JP3240072B2 (ja) 投影機能を備えた電子ビューファインダ
JP2691050B2 (ja) ハイブリッドファインダ
JPH0686110A (ja) 投影機能を備えた電子ビューファインダ
JPH05344393A (ja) 電子ビューファインダ
US20090079861A1 (en) Digital Camera with Interchangeable Lens and an Electronic Viewfinder
WO1994009588A1 (en) Video printer
JPH0686108A (ja) 投影機能を備えた電子ビューファインダ
JP3709407B2 (ja) 映像信号記録再生装置
JPH04365280A (ja) 投写型画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010928

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees