JPH06104834B2 - ジレード・コーキング法 - Google Patents
ジレード・コーキング法Info
- Publication number
- JPH06104834B2 JPH06104834B2 JP62141641A JP14164187A JPH06104834B2 JP H06104834 B2 JPH06104834 B2 JP H06104834B2 JP 62141641 A JP62141641 A JP 62141641A JP 14164187 A JP14164187 A JP 14164187A JP H06104834 B2 JPH06104834 B2 JP H06104834B2
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- JP
- Japan
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- coke
- drum
- coke oven
- amount
- oven
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B57/00—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general
- C10B57/04—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition
- C10B57/06—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition containing additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B55/00—Coking mineral oils, bitumen, tar, and the like or mixtures thereof with solid carbonaceous material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B57/00—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general
- C10B57/04—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition
- C10B57/045—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition containing mineral oils, bitumen, tar or the like or mixtures thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G9/00—Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
- C10G9/005—Coking (in order to produce liquid products mainly)
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Coke Industry (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、ジレード・コーキング法（delayed coking）
に関する。より詳細には、本発明はジレード・コーキン
グ法で製造されるコークスの量を最小限にする方法に関
する。
に関する。より詳細には、本発明はジレード・コーキン
グ法で製造されるコークスの量を最小限にする方法に関
する。
ジレード・コーキング法は、重油をコークス炉中で速や
かに加熱した後に、一つ又はそれ以上のコークス・ドラ
ムから成る反応区域に送る方法である。反応区域で分解
・縮合反応を行って、コークスと全沸騰温度範囲の石油
類と、ガス類とを生じ、これらをコークス化ユニットの
コーカー分留器中で分留する。
かに加熱した後に、一つ又はそれ以上のコークス・ドラ
ムから成る反応区域に送る方法である。反応区域で分解
・縮合反応を行って、コークスと全沸騰温度範囲の石油
類と、ガス類とを生じ、これらをコークス化ユニットの
コーカー分留器中で分留する。
＜従来の技術＞ ジレード・コーキング法の目標は、価値の低いコークス
の量を最小にし、製出液体生成物の量を最大にすること
である。従来法では、生成するコークスの量を最小にす
るために、コークス・ドラムの圧力を最低レベルに設定
していた。現在行われているジレード・コーキング炉の
最小実用圧力レベルはゲージ圧で約7.0〜10.5kg/cm2（1
0〜15psig）である。圧力を低くするためには、大型で
高価な設備が必要になり、圧縮度を高める必要がある。
の量を最小にし、製出液体生成物の量を最大にすること
である。従来法では、生成するコークスの量を最小にす
るために、コークス・ドラムの圧力を最低レベルに設定
していた。現在行われているジレード・コーキング炉の
最小実用圧力レベルはゲージ圧で約7.0〜10.5kg/cm2（1
0〜15psig）である。圧力を低くするためには、大型で
高価な設備が必要になり、圧縮度を高める必要がある。
圧力を下げる別の方策として、コークス・ドラム内部の
重油の分圧を下げることにより実効圧力を低くして工程
操作を行うことにより同じ結果が得られる。
重油の分圧を下げることにより実効圧力を低くして工程
操作を行うことにより同じ結果が得られる。
ほとんどのジレード・コーキング法においては、コーク
ス炉中で水又は水蒸気を使用して、炉を通過する重油の
速度を増大させ、炉内におけるコークスの生成量を減少
させている。水又は水蒸気はコークス・ドラム内部の油
の分圧を僅かに低下させるけれども、このような目的で
の水蒸気の使用は、油の速度を増大させコークスの生成
を減少させるために費用の嵩む高価値で高圧の水蒸気が
必要になるので、実質的ではない。
ス炉中で水又は水蒸気を使用して、炉を通過する重油の
速度を増大させ、炉内におけるコークスの生成量を減少
させている。水又は水蒸気はコークス・ドラム内部の油
の分圧を僅かに低下させるけれども、このような目的で
の水蒸気の使用は、油の速度を増大させコークスの生成
を減少させるために費用の嵩む高価値で高圧の水蒸気が
必要になるので、実質的ではない。
水噴射注入の場合には、コークス炉内部で水蒸気を生成
させるのに必要な熱を与えるために更に燃料を追加燃焼
させなければならない。更に、この水蒸気はコークス化
ユニット内部に酸性水（sour water）を残留させること
があり、この酸性水を廃棄するための処理をまず行わな
ければならない。
させるのに必要な熱を与えるために更に燃料を追加燃焼
させなければならない。更に、この水蒸気はコークス化
ユニット内部に酸性水（sour water）を残留させること
があり、この酸性水を廃棄するための処理をまず行わな
ければならない。
従って、コークス炉に注入する水蒸気又は水の量は、重
油の速度を維持し炉の管内におけるコークス化を減少さ
せる水蒸気量又は水量に制限するのが従来の方法であっ
た。同様に、幾つかの機器及び管は水蒸気により内容物
の排出が行われるが、その水蒸気流量は排出に必要な最
小量に設定される。
油の速度を維持し炉の管内におけるコークス化を減少さ
せる水蒸気量又は水量に制限するのが従来の方法であっ
た。同様に、幾つかの機器及び管は水蒸気により内容物
の排出が行われるが、その水蒸気流量は排出に必要な最
小量に設定される。
ジレード・コーキング法では、工程の分留部分で多量の
廃熱が回収できる。この熱の一部分は高温の有用なレベ
ルで利用できる。廃熱の一部分は低圧の水蒸気の生成に
用いることができるに過ぎない程度の温度である。低圧
の水蒸気が過剰量になることが多く、ほとんどが価値が
ないかあるいは全く価値がない。
廃熱が回収できる。この熱の一部分は高温の有用なレベ
ルで利用できる。廃熱の一部分は低圧の水蒸気の生成に
用いることができるに過ぎない程度の温度である。低圧
の水蒸気が過剰量になることが多く、ほとんどが価値が
ないかあるいは全く価値がない。
＜発明が解決しようとする課題＞ 本発明はコーカー分留器から回収された酸性水を有効に
加熱して、コークス・ドラム内部の重油の分圧を低下さ
せコークス・ドラム内で生成するコークスの量を減少さ
せると共にコークス炉の温度を低下させて、コークス炉
の耐久性を増大し、且つコークス炉内におけるコークス
の生成堆積を防止することを目的とする。
加熱して、コークス・ドラム内部の重油の分圧を低下さ
せコークス・ドラム内で生成するコークスの量を減少さ
せると共にコークス炉の温度を低下させて、コークス炉
の耐久性を増大し、且つコークス炉内におけるコークス
の生成堆積を防止することを目的とする。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、コークス炉、コークス・ドラム及びコーカー
分留器から成るコークス化ユニット中で、蒸気及び重質
油を前記コークス炉中に導入し、該重質油を前記コーク
ス炉で約490〜510℃の温度範囲に加熱した後、前記コー
クス・ドラムに送って該コークス・ドラム中でコークス
と塔頂蒸気類とを形成させ、前記塔頂蒸気類を前記分留
器に送るジレード・コーキング法におけるコークスの生
成量を減少させる方法であって、前記分留器から回収さ
れた酸性水を0.2〜10lbmols/bbl範囲の量にて、前記コ
ークス・ドラムに導入し、前記コークス・ドラム内部の
前記重質油の分圧を低下させる工程を含み、前記酸性水
は、前記コークス・ドラムに導入する前に一部分をコー
クス炉に通じることによって加熱することを特徴とする
方法を提供する。
分留器から成るコークス化ユニット中で、蒸気及び重質
油を前記コークス炉中に導入し、該重質油を前記コーク
ス炉で約490〜510℃の温度範囲に加熱した後、前記コー
クス・ドラムに送って該コークス・ドラム中でコークス
と塔頂蒸気類とを形成させ、前記塔頂蒸気類を前記分留
器に送るジレード・コーキング法におけるコークスの生
成量を減少させる方法であって、前記分留器から回収さ
れた酸性水を0.2〜10lbmols/bbl範囲の量にて、前記コ
ークス・ドラムに導入し、前記コークス・ドラム内部の
前記重質油の分圧を低下させる工程を含み、前記酸性水
は、前記コークス・ドラムに導入する前に一部分をコー
クス炉に通じることによって加熱することを特徴とする
方法を提供する。
＜作用＞ 本発明の利点の一つは、ジレード・コーキング法で既に
存在しているコークス化ユニットの分留器から回収した
酸性水をコークス炉を通して加熱酸性水として利用する
ことにより、コークス・ドラム内部の重油の分圧を低下
させてコークスの生成量を減少できることである。
存在しているコークス化ユニットの分留器から回収した
酸性水をコークス炉を通して加熱酸性水として利用する
ことにより、コークス・ドラム内部の重油の分圧を低下
させてコークスの生成量を減少できることである。
本発明の重要な利点は、コークス炉内で前記酸性水を加
熱することにより、コークス・ドラムへの酸性水の温度
を下げずにコークス炉の温度を下げることができ、従っ
てコークス炉を最大限の温度で作動させる必要がなく、
コークス炉の耐久性を増大できることである。
熱することにより、コークス・ドラムへの酸性水の温度
を下げずにコークス炉の温度を下げることができ、従っ
てコークス炉を最大限の温度で作動させる必要がなく、
コークス炉の耐久性を増大できることである。
更にまたもう一つの本発明の重要な利点は、コークス炉
の温度を下げることができるため、コークス炉を通る蒸
気及び重質油用の移送管内の温度を下げることができる
ので、移送管内におけるコークス生成及び堆積を防止で
きることである。
の温度を下げることができるため、コークス炉を通る蒸
気及び重質油用の移送管内の温度を下げることができる
ので、移送管内におけるコークス生成及び堆積を防止で
きることである。
もう一つの利点は、従来は低価値であったジレード・コ
ーキング法内部で発生する熱を利用して、コークス炉内
で過熱する前に前記酸性水を予め加熱できることであ
る。
ーキング法内部で発生する熱を利用して、コークス炉内
で過熱する前に前記酸性水を予め加熱できることであ
る。
＜実施例＞ 第１図において、図示しない手段によって予熱しておく
こともできる新しいコークス化ユニットへの供給物をラ
イン１を介してコークス化ユニットのコーカー分留器の
底部に導入する。
こともできる新しいコークス化ユニットへの供給物をラ
イン１を介してコークス化ユニットのコーカー分留器の
底部に導入する。
本発明の方法は、AIP（アメリカ石油協会）重量約15度
又はそれ以上の重質油のコークス化に利用すれば特に有
用性を発揮する。本発明の有用性が発揮される代表的な
供給物の例としては、真空残渣物類（vacuum residue
s）、アスファルト類及びコールタールピッツ類があ
る。
又はそれ以上の重質油のコークス化に利用すれば特に有
用性を発揮する。本発明の有用性が発揮される代表的な
供給物の例としては、真空残渣物類（vacuum residue
s）、アスファルト類及びコールタールピッツ類があ
る。
コークス化ユニットのコーカー分留器中に貯蔵された供
給物をライン３を介して抜き取ってコークス炉に供給
し、そこで油を約490〜510℃に加熱する。
給物をライン３を介して抜き取ってコークス炉に供給
し、そこで油を約490〜510℃に加熱する。
コークス炉は、ゲージ圧約1.05〜5.27kg/cm2（15〜75ps
ig）、好ましくは1.41〜3.52kg/cm2（20〜50psig）の圧
力にて作動させる。
ig）、好ましくは1.41〜3.52kg/cm2（20〜50psig）の圧
力にて作動させる。
次に、油を移送ライン５を介して幾つかのコークス・ド
ラム６及び７のうち一つに移送し、そこで油をコークス
化させる。
ラム６及び７のうち一つに移送し、そこで油をコークス
化させる。
コークス・ドラムは、好ましくは415〜470℃の範囲のコ
ークス化温度、ゲージ圧約0.70〜2.46kg/cm2（10〜35ps
ig）の圧力に維持されている。より好ましくは、約435
〜455℃、ゲージ圧1.41〜1.76kg/cm2（15〜25psig）で
ある。
ークス化温度、ゲージ圧約0.70〜2.46kg/cm2（10〜35ps
ig）の圧力に維持されている。より好ましくは、約435
〜455℃、ゲージ圧1.41〜1.76kg/cm2（15〜25psig）で
ある。
２基以上のコークス・ドラムを使用し、１基のコークス
・ドラムが固体コークスで一杯になると、切り替えて供
給物を他のコークス・ドラムに供給できるようにする。
コークスが一杯に詰ったドラムを冷却し、常法に従って
コークスを出す。
・ドラムが固体コークスで一杯になると、切り替えて供
給物を他のコークス・ドラムに供給できるようにする。
コークスが一杯に詰ったドラムを冷却し、常法に従って
コークスを出す。
コークス・ドラムから出た蒸気類はライン８を介してコ
ーカー分留器に戻す。これらの蒸気類は分留して、重質
コーカー・ガス・オイル、軽質コーカー・ガス・オイ
ル、塔頂ナフサ及び塔頂ガス類を含む所望製品を生成さ
せる。塔頂ガス類は、ライン10、熱交換器12、ノックア
ウト・ドラム14及びライン15を介して回収する。コーカ
ー・ナフサはライン16及び17を介して回収する。重質コ
ーカー・ガス・オイルはライン20を介して回収し、酸性
水はライン11を介して回収する。
ーカー分留器に戻す。これらの蒸気類は分留して、重質
コーカー・ガス・オイル、軽質コーカー・ガス・オイ
ル、塔頂ナフサ及び塔頂ガス類を含む所望製品を生成さ
せる。塔頂ガス類は、ライン10、熱交換器12、ノックア
ウト・ドラム14及びライン15を介して回収する。コーカ
ー・ナフサはライン16及び17を介して回収する。重質コ
ーカー・ガス・オイルはライン20を介して回収し、酸性
水はライン11を介して回収する。
本発明によれば、第１図に示すように、ライン10、11及
び23を介してコーカー分留器から回収された酸性水をカ
ラム24を用いて還流ライン13からの還流物を用いて加熱
して水蒸気に変えた後に、ライン25をからコークス炉へ
通じることによって更に過熱する。還流ライン13からの
熱はライン26の内部の循環物と熱交換を行う。
び23を介してコーカー分留器から回収された酸性水をカ
ラム24を用いて還流ライン13からの還流物を用いて加熱
して水蒸気に変えた後に、ライン25をからコークス炉へ
通じることによって更に過熱する。還流ライン13からの
熱はライン26の内部の循環物と熱交換を行う。
コークス・ドラムに導入された前記分留器から回収され
た酸性水は、低価値の熱によって蒸発可能な流体であ
り、油の実効圧力を低下させる。
た酸性水は、低価値の熱によって蒸発可能な流体であ
り、油の実効圧力を低下させる。
本発明によれば、コークス炉内において前記酸性水を過
熱する際に、コークス炉を最大限に作動させなくてもよ
いように、即ちコークス炉の耐久性を増大させるため
に、コークス化ユニットの分留器からの低価値の熱を利
用して予め加熱するのが好ましい。
熱する際に、コークス炉を最大限に作動させなくてもよ
いように、即ちコークス炉の耐久性を増大させるため
に、コークス化ユニットの分留器からの低価値の熱を利
用して予め加熱するのが好ましい。
次いで前記酸性水は、コークス炉を通じることによっ
て、コークス・ドラムの温度を低下させる不都合を来た
さない温度に過熱される。一般的には、この温度範囲は
約415〜535℃、好ましい温度範囲は約480〜510℃であ
る。
て、コークス・ドラムの温度を低下させる不都合を来た
さない温度に過熱される。一般的には、この温度範囲は
約415〜535℃、好ましい温度範囲は約480〜510℃であ
る。
このようなコークス炉を通じて過熱された酸性水は、コ
ークス・ドラムへの酸性水の温度を下げずにコークス炉
の温度を下げることができる、コークス炉の温度を下げ
ることができるため、コークス炉を通るライン５内にお
けるコークスの生成及び堆積を防止することができる。
ークス・ドラムへの酸性水の温度を下げずにコークス炉
の温度を下げることができる、コークス炉の温度を下げ
ることができるため、コークス炉を通るライン５内にお
けるコークスの生成及び堆積を防止することができる。
本発明において、コークス・ドラムに導入する分留器か
ら回収された酸性水の量は、新しい供給物１バレル（bb
l）当たり約0.2〜101bmols/bbl、好ましくは約5.0lbmol
s/bblである。
ら回収された酸性水の量は、新しい供給物１バレル（bb
l）当たり約0.2〜101bmols/bbl、好ましくは約5.0lbmol
s/bblである。
その他の幾つかの実施例が本発明の技術的範囲に包含さ
れ、本発明は上述の説明によってではなく、特許請求の
範囲の記載によって特定されるものである。
れ、本発明は上述の説明によってではなく、特許請求の
範囲の記載によって特定されるものである。
第１図は本発明の基本的な方法を示す概略フローシート
である。 6,7……コークス・ドラム
である。 6,7……コークス・ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リノ・ロディビコ・ゴディノ アメリカ合衆国ニュージャージー州リビン グストン，サリー・レイン・３ (56)参考文献 特開 昭60−35087（ＪＰ，Ａ) 特公 昭47−3453（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭53−41681（ＪＰ，Ｂ２) 米国特許3956101（ＵＳ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】コークス炉、コークス・ドラム及びコーカ
ー分留器から成るコークス化ユニット中で、蒸気及び重
質油を前記コークス炉中に導入し、該重質油を前記コー
クス炉で約490〜510℃の温度範囲に加熱した後、前記コ
ークス・ドラムに送って該コークス・ドラム中でコーク
スと塔頂蒸気類とを形成させ、前記塔頂蒸気類を前記分
留器に送るジレード・コーキング法におけるコークスの
生成量を減少させる方法であって、前記分留器から回収
された酸性水を0.2〜10lbmols/bbl範囲の量にて、前記
コークス・ドラムに導入し、コークス・ドラム内部の前
記重質油の分圧を低下させる工程を含み、前記酸性水
は、前記コークス・ドラムに導入する前に一部分をコー
クス炉に通じることによって加熱することを特徴とする
方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US87194686A | 1986-06-09 | 1986-06-09 | |
| US871946 | 1986-06-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6317988A JPS6317988A (ja) | 1988-01-25 |
| JPH06104834B2 true JPH06104834B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=25358514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62141641A Expired - Lifetime JPH06104834B2 (ja) | 1986-06-09 | 1987-06-08 | ジレード・コーキング法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0250136B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06104834B2 (ja) |
| CA (1) | CA1279838C (ja) |
| DE (1) | DE3776729D1 (ja) |
| ES (1) | ES2030063T3 (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4983272A (en) * | 1988-11-21 | 1991-01-08 | Lummus Crest, Inc. | Process for delayed coking of coking feedstocks |
| US5645712A (en) * | 1996-03-20 | 1997-07-08 | Conoco Inc. | Method for increasing yield of liquid products in a delayed coking process |
| US8709233B2 (en) | 2006-08-31 | 2014-04-29 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Disposition of steam cracked tar |
| WO2008027139A1 (en) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Method for upgrading steam cracker tar using pox /cocker |
| US8083930B2 (en) | 2006-08-31 | 2011-12-27 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | VPS tar separation |
| US7560020B2 (en) | 2006-10-30 | 2009-07-14 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Deasphalting tar using stripping tower |
| CN102007201A (zh) * | 2008-02-14 | 2011-04-06 | 罗杰·G·埃特 | 为改善期望产品的收率和性质而向焦化工艺引入添加剂的系统和方法 |
| US9139781B2 (en) | 2009-07-10 | 2015-09-22 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Delayed coking process |
| US8496805B2 (en) * | 2009-07-10 | 2013-07-30 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Delayed coking process |
| CN103814112B (zh) * | 2011-07-29 | 2016-08-17 | 沙特阿拉伯石油公司 | 溶剂辅助的延迟焦化方法 |
| CN103814110A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-05-21 | 普诺米泰克股份有限公司 | 残油的延迟焦化方法 |
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-
1987
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Patent Citations (1)
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| US3956101A (en) | 1970-10-09 | 1976-05-11 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Production of cokes |
Also Published As
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| JPS6317988A (ja) | 1988-01-25 |
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