JPH06102879B2 - 抄紙機のヘツドボツクス - Google Patents
抄紙機のヘツドボツクスInfo
- Publication number
- JPH06102879B2 JPH06102879B2 JP13624586A JP13624586A JPH06102879B2 JP H06102879 B2 JPH06102879 B2 JP H06102879B2 JP 13624586 A JP13624586 A JP 13624586A JP 13624586 A JP13624586 A JP 13624586A JP H06102879 B2 JPH06102879 B2 JP H06102879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- head box
- flow
- plate
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
- D21F1/028—Details of the nozzle section
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、走行する無端状の抄網上に原料を連続的に供
給する抄紙機のヘッドボックスに関する。
給する抄紙機のヘッドボックスに関する。
[従来の技術] 一般に、高濃度抄紙では分散が悪く、流れ方向の強度が
出にくいが、幅方向に均質で長手方向に強度の高い紙を
得るために、原料(紙料)中の繊維が結束(フロック
化)しないように分散させると共に繊維を流れ方向に沿
って配列させる必要がある。
出にくいが、幅方向に均質で長手方向に強度の高い紙を
得るために、原料(紙料)中の繊維が結束(フロック
化)しないように分散させると共に繊維を流れ方向に沿
って配列させる必要がある。
そこで、従来では第17図に示す如く(特開昭55-93895号
公報)ヘッドボックス1内に複数の原料流通管2を並列
に設け、これら原料流通管2内に帯状の捩り板3を個々
に嵌挿し、夫々の原料流通管2内で原料に旋回流を与え
ると共に原料流通管2を出た原料を合流させて互いに攪
乱させつつスライス出口4から抄網5上に噴出させるよ
うに構成していた。かかる構成のヘッドボックス1によ
れば、通常の低濃度原料を供給した場合、原料中の繊維
が充分に分散され、抄網5上の幅方向に均一に供給され
ると共にその移送方向に配列させることになる。
公報)ヘッドボックス1内に複数の原料流通管2を並列
に設け、これら原料流通管2内に帯状の捩り板3を個々
に嵌挿し、夫々の原料流通管2内で原料に旋回流を与え
ると共に原料流通管2を出た原料を合流させて互いに攪
乱させつつスライス出口4から抄網5上に噴出させるよ
うに構成していた。かかる構成のヘッドボックス1によ
れば、通常の低濃度原料を供給した場合、原料中の繊維
が充分に分散され、抄網5上の幅方向に均一に供給され
ると共にその移送方向に配列させることになる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記ヘッドボックス1にあっては、高濃度原
料を供給した場合、当然のことながらヘッドボックス1
内の流量が減少するので十分な拡散を行なうためには管
内の通過流速を大幅に増大させる必要が生じるが、チュ
ーブを出た後の乱れの静定と再フロック防止の観点から
流速を抑えると、原料の分散が不均一乃至不充分になる
問題があった。
料を供給した場合、当然のことながらヘッドボックス1
内の流量が減少するので十分な拡散を行なうためには管
内の通過流速を大幅に増大させる必要が生じるが、チュ
ーブを出た後の乱れの静定と再フロック防止の観点から
流速を抑えると、原料の分散が不均一乃至不充分になる
問題があった。
また、乱れの度合を下げる為管径を小さくしていくと、
原料が原料流通管2内に詰る問題があった。
原料が原料流通管2内に詰る問題があった。
本発明は上記従来技術の問題点を解消すべくなされたも
のであり、その目的は高濃度原料であっても充分に旋回
流を与えて分散することができ、高濃度原料から幅方向
に均質で且つ長手方向に強度の高い紙を製造することが
できるヘッドボックスを提供することにある。
のであり、その目的は高濃度原料であっても充分に旋回
流を与えて分散することができ、高濃度原料から幅方向
に均質で且つ長手方向に強度の高い紙を製造することが
できるヘッドボックスを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、ヘッドボックスの
スライス出口付近の流路内に原料の流れ方向に沿って且
つ所定の間隔を隔てて並列に複数段、原料を撹拌するた
めの帯状の捩り板を設け、その捩り板より上流に原料の
流れを幅方向に均一にし、且つ整流するための整流管群
を幅方向に並列に設けたものである。
スライス出口付近の流路内に原料の流れ方向に沿って且
つ所定の間隔を隔てて並列に複数段、原料を撹拌するた
めの帯状の捩り板を設け、その捩り板より上流に原料の
流れを幅方向に均一にし、且つ整流するための整流管群
を幅方向に並列に設けたものである。
[作用] 捩り板によってヘッドボックス内を流れる原料には直接
旋回流が与えられると共に隣接する旋回流同士が互いに
干渉し更に攪乱されることになる。
旋回流が与えられると共に隣接する旋回流同士が互いに
干渉し更に攪乱されることになる。
[実施例] 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1の実施例を示す第1図において、1は抄紙機のヘッ
ドボックスであり、その先端部に形成されたスイス出口
4がローラ6に巻掛けられた抄網5にその移送方向に臨
んで近接して設けられている。そして、ヘッドボックス
1のスライス出口4付近の流路内にはその原料の流れ方
向に沿って且つ所定の間隔を隔てて並列に帯状の捩り板
7が設けられており、ヘッドボックス1内をその導入部
8からスライス出口4に流れる原料に直接旋回流を与え
るようになっている。尚、9はヘッドボックス1内にお
いて捩り板7の上流にその幅方向に並列に設けられた整
流管群であり、原料を幅方向に均一にし、且つ整流する
ようになっている。
ドボックスであり、その先端部に形成されたスイス出口
4がローラ6に巻掛けられた抄網5にその移送方向に臨
んで近接して設けられている。そして、ヘッドボックス
1のスライス出口4付近の流路内にはその原料の流れ方
向に沿って且つ所定の間隔を隔てて並列に帯状の捩り板
7が設けられており、ヘッドボックス1内をその導入部
8からスライス出口4に流れる原料に直接旋回流を与え
るようになっている。尚、9はヘッドボックス1内にお
いて捩り板7の上流にその幅方向に並列に設けられた整
流管群であり、原料を幅方向に均一にし、且つ整流する
ようになっている。
上記捩り板7は、第3図に示す如く断面が上流から下流
に向かって漸次縮小した紡錘形状に形成された基板10の
後部を幅方向に所定間隔を隔てて複数の帯状に切断し、
これら帯状板11を捩ることにより構成されている。この
捩り板7は基板10の両側をヘッドボックス1内の側壁に
固定することによりヘッドボックス1内に取付けられ
る。また、第2図に示す如く捩り板7を高さ方向に所定
の間隔を隔てて2段、あるいは3段以上設けるようにし
てもよい。
に向かって漸次縮小した紡錘形状に形成された基板10の
後部を幅方向に所定間隔を隔てて複数の帯状に切断し、
これら帯状板11を捩ることにより構成されている。この
捩り板7は基板10の両側をヘッドボックス1内の側壁に
固定することによりヘッドボックス1内に取付けられ
る。また、第2図に示す如く捩り板7を高さ方向に所定
の間隔を隔てて2段、あるいは3段以上設けるようにし
てもよい。
次に作用を述べる。
ヘッドボックス1内を流れる原料は、先ず、捩り板7の
基板10相互間及び基板10とヘッドボックス1の上壁及び
下壁との間Sの断面積が原料の流れ方向に漸次増大して
いるため、減速流となり、境界層の剥離を生じて乱流を
起こす。次いで、その乱流状態の原料は上下及び左右に
並んだ複数の捩り板7によって直接旋回流が与えられる
と共に夫々の旋回流が隣同士で互いに干渉し合い、三次
元方向に複雑に入り乱れる。これにより、高濃度原料で
あっても原料中の繊維を充分に分離させることができ、
スライス出口4より抄網5上にフロックのない原料を幅
方向に均一に且つ移送方向に繊維を整列させて供給する
ことができる。したがって、幅方向に均質で且つ長手方
向に強度の高い紙を製造することができる。
基板10相互間及び基板10とヘッドボックス1の上壁及び
下壁との間Sの断面積が原料の流れ方向に漸次増大して
いるため、減速流となり、境界層の剥離を生じて乱流を
起こす。次いで、その乱流状態の原料は上下及び左右に
並んだ複数の捩り板7によって直接旋回流が与えられる
と共に夫々の旋回流が隣同士で互いに干渉し合い、三次
元方向に複雑に入り乱れる。これにより、高濃度原料で
あっても原料中の繊維を充分に分離させることができ、
スライス出口4より抄網5上にフロックのない原料を幅
方向に均一に且つ移送方向に繊維を整列させて供給する
ことができる。したがって、幅方向に均質で且つ長手方
向に強度の高い紙を製造することができる。
また、捩り板7の間隔、段数、長さ、厚み、捩り方向を
適宜変えることにより分散の大きさを自由に選択するこ
とができる。
適宜変えることにより分散の大きさを自由に選択するこ
とができる。
尚、捩り板7の取付手段として前記実施例では断面紡錘
形状の基板10を採用したが、この基板10の代わりに第5
図に示す如く複数の捩り板7が形成された板材の前端部
に整流管9に第6図に示すように嵌合する脚板12を形成
し、これら脚板12を夫々整流管9内に嵌合させることに
より第4図に示すように捩り板7を支持するようにして
もよい。また、高さ方向に捩り板7を多段に設ける場
合、捩り板7を高さ方向に揃えてもよく、あるいはスト
リークが出ないように第7図に示す如く交互にずらして
設けるようにしてもよい。更に帯状板11は下流に向かっ
て漸次幅が減少する形状、逆に増大する形状、あるいは
前側紡錘部分の幅が漸次減少し、後側帯状部分の幅が変
化しない形状等、分散の大きさに合わせて種々形成する
ようにしてもよい。
形状の基板10を採用したが、この基板10の代わりに第5
図に示す如く複数の捩り板7が形成された板材の前端部
に整流管9に第6図に示すように嵌合する脚板12を形成
し、これら脚板12を夫々整流管9内に嵌合させることに
より第4図に示すように捩り板7を支持するようにして
もよい。また、高さ方向に捩り板7を多段に設ける場
合、捩り板7を高さ方向に揃えてもよく、あるいはスト
リークが出ないように第7図に示す如く交互にずらして
設けるようにしてもよい。更に帯状板11は下流に向かっ
て漸次幅が減少する形状、逆に増大する形状、あるいは
前側紡錘部分の幅が漸次減少し、後側帯状部分の幅が変
化しない形状等、分散の大きさに合わせて種々形成する
ようにしてもよい。
また、捩り板7を原料の流れ方向に複数設けるようにし
てもよい。
てもよい。
第8図は第2の実施例を示す。図示する如くヘッドボッ
クス1内の流路の高さHが一定に設定され、このヘッド
ボックス1内には第8図乃至第9図に示す如く、捩り板
7を支持する基板10がヘッドボックス1の幅方向に適宜
間隔を隔てて起立して設けられ、これら基板10の一端に
はスライス出口4に臨んで原料の流れ方向に沿って旋回
流を与える捩り板7が2段ずつ形成されている。基板10
の厚さtを流れ方向上流から下流に向かって漸次縮小し
て形成することにより流路の幅Sは流れ方向に拡大さ
れ、基板10間を流れる原料の流速を減速させて過流を発
生させるようになっている。また、捩り板7は基板10の
一端に一体形成された2つの帯状の板11をそれぞれ同方
向に同ピッチで捩ることによって形成されている。
クス1内の流路の高さHが一定に設定され、このヘッド
ボックス1内には第8図乃至第9図に示す如く、捩り板
7を支持する基板10がヘッドボックス1の幅方向に適宜
間隔を隔てて起立して設けられ、これら基板10の一端に
はスライス出口4に臨んで原料の流れ方向に沿って旋回
流を与える捩り板7が2段ずつ形成されている。基板10
の厚さtを流れ方向上流から下流に向かって漸次縮小し
て形成することにより流路の幅Sは流れ方向に拡大さ
れ、基板10間を流れる原料の流速を減速させて過流を発
生させるようになっている。また、捩り板7は基板10の
一端に一体形成された2つの帯状の板11をそれぞれ同方
向に同ピッチで捩ることによって形成されている。
かかる構成によると、ヘッドボックス1内を流れる原料
は、先ず捩り板7の基板10相互間の幅Sの断面積が原料
の流れ方向に漸次増大しているため、減速流となり、境
界層の剥離を生じて乱流を起こす。次いで、この乱流状
態の原料は上下及び左右に並んだ複数の捩り板7によっ
て直接旋回流が与えられると共に夫々の旋回流が隣同士
で互いに干渉し合い、三次元方向に複雑に入り乱れる。
これにより、高濃度原料であっても原料中の繊維を充分
に分散させることができ、スライス出口4より抄網5上
にフロックのない原料を幅方向に均一に且つ移送方向に
繊維を整列させて供給することができる。従って、幅方
向に均質で且つ長手方向に強度の高い紙を製造すること
ができる。
は、先ず捩り板7の基板10相互間の幅Sの断面積が原料
の流れ方向に漸次増大しているため、減速流となり、境
界層の剥離を生じて乱流を起こす。次いで、この乱流状
態の原料は上下及び左右に並んだ複数の捩り板7によっ
て直接旋回流が与えられると共に夫々の旋回流が隣同士
で互いに干渉し合い、三次元方向に複雑に入り乱れる。
これにより、高濃度原料であっても原料中の繊維を充分
に分散させることができ、スライス出口4より抄網5上
にフロックのない原料を幅方向に均一に且つ移送方向に
繊維を整列させて供給することができる。従って、幅方
向に均質で且つ長手方向に強度の高い紙を製造すること
ができる。
特に捩り板7を指示する基板10をヘッドボックス1内に
幅方向に適宜間隔を隔てて起立して設けたので、捩り板
をヘッドボックス1内の幅方向に水平に設ける場合と異
なり、捩り板7が自重により撓む虞れがなく、ヘッドボ
ックス1の最大幅に制限を受けることがない。従って、
基板10が変形や振動を起こして破損する虞れはなく、ま
た基板10によって整流効果の向上が図れる。
幅方向に適宜間隔を隔てて起立して設けたので、捩り板
をヘッドボックス1内の幅方向に水平に設ける場合と異
なり、捩り板7が自重により撓む虞れがなく、ヘッドボ
ックス1の最大幅に制限を受けることがない。従って、
基板10が変形や振動を起こして破損する虞れはなく、ま
た基板10によって整流効果の向上が図れる。
捩り加工には細密な手作業が要求され、大きな基板10の
一部にこのような細工をすることは困難であるが、基板
10を起立させて小さくしたので作業が容易にでき、不良
立が低く、部品交換も便利である。
一部にこのような細工をすることは困難であるが、基板
10を起立させて小さくしたので作業が容易にでき、不良
立が低く、部品交換も便利である。
尚、基板10の間隔、捩り板7の段数、長さ、ピッチ等を
適宜変えることにより原料中の繊維の分散の大きさを任
意に設定することができる。
適宜変えることにより原料中の繊維の分散の大きさを任
意に設定することができる。
第10図、第11図はヘッドボックス1内の流路の高さを流
れ方向にH1からH2に拡大すると共に、この拡大する範囲
で基板10の厚さtを流れ方向に増大させ、更に捩り板7
を3段にした変形例を示している。また第12図は3段の
捩り板7のうち中央の捩り板72の長さを長くすると共に
ピッチP1を上下の捩り板71,73のピッチP2よりも長くし
た変形例を示している。
れ方向にH1からH2に拡大すると共に、この拡大する範囲
で基板10の厚さtを流れ方向に増大させ、更に捩り板7
を3段にした変形例を示している。また第12図は3段の
捩り板7のうち中央の捩り板72の長さを長くすると共に
ピッチP1を上下の捩り板71,73のピッチP2よりも長くし
た変形例を示している。
尚、捩り板7が位置するヘッドボックス1の上下壁1a,1
b部分を原料が素通りすることを防止するために、第13
図、第14図に示す如く上下壁1a,1b部分に幅方向に連続
あるいは断続的な突起13を流れ方向に適宜間隔を隔てて
設けるようにしてもよい。また第14図、第15図に示す如
く基板10に垂直方向に連続あるいは断続的に突起14ある
いは溝15を形成するようにしてもよい。更に第16図は捩
り板7が位置するヘッドボックス1の上下壁1a,1b部分
に捩り溝16を刻設した変形例を示している。
b部分を原料が素通りすることを防止するために、第13
図、第14図に示す如く上下壁1a,1b部分に幅方向に連続
あるいは断続的な突起13を流れ方向に適宜間隔を隔てて
設けるようにしてもよい。また第14図、第15図に示す如
く基板10に垂直方向に連続あるいは断続的に突起14ある
いは溝15を形成するようにしてもよい。更に第16図は捩
り板7が位置するヘッドボックス1の上下壁1a,1b部分
に捩り溝16を刻設した変形例を示している。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば次のごとき優れた効果を発
揮する。
揮する。
(1)ヘッドボックスのスライス出口付近の流路内にそ
の原料の流れ方向に沿って且つ所定の間隔を隔てて並列
に帯状の捩り板を設けたので、ヘッドボックス内を流れ
る原料に旋回流を直接与えると共に隣接する旋回流同士
を互いに干渉させて更に攪乱させることができ、高濃度
原料であっても流れ抵抗が少なく、原料中の繊維に流れ
方向の旋回流を与えつつ充分に分散させることができ
る。
の原料の流れ方向に沿って且つ所定の間隔を隔てて並列
に帯状の捩り板を設けたので、ヘッドボックス内を流れ
る原料に旋回流を直接与えると共に隣接する旋回流同士
を互いに干渉させて更に攪乱させることができ、高濃度
原料であっても流れ抵抗が少なく、原料中の繊維に流れ
方向の旋回流を与えつつ充分に分散させることができ
る。
(2)従って、高濃度原料をフロック化させることなく
抄網上の幅方向に均一に且つ原料中の繊維が移送方向に
沿うように供給することができるので、幅方向に均質で
且つ長手方向の強度が高い紙を得ることができる。
抄網上の幅方向に均一に且つ原料中の繊維が移送方向に
沿うように供給することができるので、幅方向に均質で
且つ長手方向の強度が高い紙を得ることができる。
第1図は本発明に係る抄紙機のヘッドボックスの第1の
実施例を示す側断面図、第2図は同要部拡大図、第3図
はその捩り板の斜視図、第4図は他の実施例を示すヘッ
ドボックスの概略側断面図、第5図はその捩り板の平面
図、第6図は捩り板に形成した脚板を整流管内に嵌合し
た状態を示す正面図、第7図は捩り板の配列を示す概略
横断面図、第8図は本発明の第2の実施例を示す要部拡
大図、第9図は第8図A−A断面図、第10図はヘッドボ
ックス内流路高さを変えた変形例を示す側断面図、第11
図は第10図B−B断面図、第12図は捩り板の長さ及びピ
ッチを変えた変形例を示す側断面図、第13図及び第14図
はヘッドボックスに突起を設けた変形例を示す側断面
図、第15図は第14図C−C断面図、第16図はヘッドボッ
クスに捩り溝を形成した変形例を示す側断面図、第17図
は従来のヘッドボックスの側断面図である。 図中、1はヘッドボックス、7は捩り板である。
実施例を示す側断面図、第2図は同要部拡大図、第3図
はその捩り板の斜視図、第4図は他の実施例を示すヘッ
ドボックスの概略側断面図、第5図はその捩り板の平面
図、第6図は捩り板に形成した脚板を整流管内に嵌合し
た状態を示す正面図、第7図は捩り板の配列を示す概略
横断面図、第8図は本発明の第2の実施例を示す要部拡
大図、第9図は第8図A−A断面図、第10図はヘッドボ
ックス内流路高さを変えた変形例を示す側断面図、第11
図は第10図B−B断面図、第12図は捩り板の長さ及びピ
ッチを変えた変形例を示す側断面図、第13図及び第14図
はヘッドボックスに突起を設けた変形例を示す側断面
図、第15図は第14図C−C断面図、第16図はヘッドボッ
クスに捩り溝を形成した変形例を示す側断面図、第17図
は従来のヘッドボックスの側断面図である。 図中、1はヘッドボックス、7は捩り板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 公視 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−93895(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】ヘッドボックスのスライス出口付近の流路
内に原料の流れ方向に沿って且つ所定の間隔を隔てて並
列に複数段、原料を撹拌するための帯状の捩り板を設
け、その捩り板より上流に原料の流れを幅方向に均一に
し、且つ整流するための整流管群を幅方向に並列に設け
たことを特徴とする抄紙機のヘッドボックス。 - 【請求項2】上記捩り板が原料の流れ方向上流側にヘッ
ドボックス内の幅方向に水平且つ高さ方向に多段に取付
られる基板を有する特許請求の範囲第1項記載の抄紙機
のヘッドボックス。 - 【請求項3】上記捩り板が原料の流れ方向上流側にヘッ
ドボックス内の幅方向に適宜間隔を隔てて起立して取付
けられる基板を有する特許請求の範囲第1項記載の抄紙
機のヘッドボックス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-166813 | 1985-07-30 | ||
JP16681385 | 1985-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62125088A JPS62125088A (ja) | 1987-06-06 |
JPH06102879B2 true JPH06102879B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=15838138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13624586A Expired - Fee Related JPH06102879B2 (ja) | 1985-07-30 | 1986-06-13 | 抄紙機のヘツドボツクス |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4812208A (ja) |
EP (1) | EP0211607B1 (ja) |
JP (1) | JPH06102879B2 (ja) |
CA (1) | CA1271354A (ja) |
DE (1) | DE3677662D1 (ja) |
FI (1) | FI863114A (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988005840A1 (en) * | 1987-01-30 | 1988-08-11 | A. Ahlstrom Corporation | Method and apparatus for spreading pulp to a web |
JPS6485388A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Headbox of papermaking machine |
US4941950A (en) * | 1989-07-26 | 1990-07-17 | Beloit Corporation | Headbox with grooved trailing element |
DE4323050C1 (de) * | 1993-07-12 | 1995-02-16 | Voith Gmbh J M | Düse eines Mehrschichtenstoffauflaufes und Verfahren zum vermischungsarmen Zusammenführen mindestens zweier Stoffsuspensionsströme |
DE4329810C2 (de) * | 1993-09-03 | 1997-02-06 | Voith Gmbh J M | Geometrie des Lamellenendes eines Stoffauflaufes |
DE4433445C1 (de) * | 1994-09-20 | 1996-03-28 | Voith Gmbh J M | Stoffauflauf einer Papiermaschine |
US6425984B2 (en) | 1995-10-20 | 2002-07-30 | Institute Of Paper Science And Technology, Inc. | Layered fiber structure in paper products |
US6368460B1 (en) | 1995-10-20 | 2002-04-09 | Institute Of Paper Science And Technology, Inc. | Method and apparatus to enhance paper and board forming qualities |
US5792321A (en) * | 1995-10-20 | 1998-08-11 | Institute Of Paper Science & Technology, Inc. | Methods and apparatus to enhance paper and board forming qualities |
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