JPH06102574A - ファインダー内表示装置 - Google Patents

ファインダー内表示装置

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JPH06102574A
JPH06102574A JP4249794A JP24979492A JPH06102574A JP H06102574 A JPH06102574 A JP H06102574A JP 4249794 A JP4249794 A JP 4249794A JP 24979492 A JP24979492 A JP 24979492A JP H06102574 A JPH06102574 A JP H06102574A
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JP
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polarizing plate
finder
display
liquid crystal
electro
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JP4249794A
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English (en)
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Hiroshi Mukai
弘 向井
Taro Shibuya
太郎 渋谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light
    • G03B17/20Signals indicating condition of a camera member or suitability of light visible in viewfinder

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファインダー内表示装置について、ファインダ
ー像の品質を保持し、測光に影響を与えることなく、情
報表示を見やすくし、コンパクト化・低コスト化を図
る。 【構成】ファインダー内情報を表示するためのTN型液
晶等から成る表示用電気光学素子3に用いる偏光部材と
して、被写体側に誘電体多層膜を基板に蒸着して成る主
ミラー(半透過鏡)1を配し、瞳EP側には接眼レンズ系
5の近傍に位置するペンタプリズム4の出射面41に偏
光板8を貼付した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファインダー内表示装置
に関するものであり、更に詳しくは、カメラ等のファイ
ンダー光学系に用いるファインダー内表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等のファインダーに関
して、撮影に必要な各種の情報をファインダー視野内に
表示する方法,装置等が提案されている。ここで、上記
撮影に必要な情報とは、露出に関わるシャッタースピー
ド,絞り値の情報,ファインダーの重要な機能の一つで
ある構図の決定に関わる撮影範囲(視野枠表示),焦点合
わせを行う範囲(測距枠表示),測光範囲(測光枠表示)等
に関する情報、更には焦点検出結果(合焦/非合焦,前
ピン/後ピン),焦点調節の方向,フラッシュ光関連等
の多岐にわたった複数種類の情報をいう。そして、これ
らの情報は、多くの場合、個々の撮影ごとに変化するも
のである。従って、これらの複数種類の情報の中から、
場合によって選択的に必要なものだけをファインダー視
野内に表示することは、ファインダーを覗いて撮影を行
う撮影者にとって有意義である。これを実現するための
有効な手段の1つとしては、液晶に代表される電気光学
素子を表示用素子として用いてファインダー内表示装置
を構成する手法が公知である(実開昭60-92234号,特開
昭52-110626号,同57-204028号,同58-85426号,同58-1
36025号,同62-272236号等)。
【0003】以下、ファインダー光学系によって形成さ
れ、かつ、そのファインダー光学系内の接眼レンズによ
って視認されるファインダー像とともに、偏光特性を有
する2枚の偏光部材の間にねじれネマティック型液晶
(以下、「TN型液晶」という)を配して成る電気光学素
子によって、ファインダー視野内に情報表示を行うファ
インダー内表示装置の従来例について説明する。
【0004】図26は、一眼レフカメラのファインダー
光学系に、第1従来例であるファインダー内表示装置が
適用された状態を、カメラボディの縦断面構造として模
式的に示している。このファインダー表示装置は、2枚
の偏光板を必要とする電気光学素子が表示用素子として
用いられた、画面内表示を行うための従来例である。
【0005】ファインダー内表示としては、例えばファ
インダー視野内の被写体像を観察するための画面上(全
域又は任意の領域)に、被写体像と重ね合わせて、必要
に応じて表示したい情報を表示できるようにしたもの
(以下、「画面内表示」という)を挙げることができる。
いわゆるスーパーインポーズによるファインダー内表示
である。以下、特に断りのない限り、「画面」とは、フ
ァインダー光学系によって得られる被写体像の領域を指
すものとする。従って、使用者がファインダーを覗いた
ときに得られるファインダー視野(像)には、上記「画
面」内の像と、「画面」外の像とが含まれる。尚、ファ
インダー内表示として、ファインダー視野内の画面外に
必要とする情報を表示するものを「画面外表示」という
ことにする。
【0006】図26において、1は主ミラー、2は焦点
板、4はペンタプリズム、5は接眼レンズ系、6は測光
レンズ系、7は測光用受光素子、9はサブミラー、10
は焦点検出用光学系、11は焦点検出用受光素子を示し
ている。EPは瞳である。301は、通常2枚の偏光板
を必要とする表示用電気光学素子を示している。この表
示用電気光学素子301は、TN型液晶等から成るTN
型液晶素子である。
【0007】光軸AX上、表示用電気光学素子301の
前後には、偏光板81及び82が電気光学素子301を
構成する基板32,36に貼付された状態で配設されて
いる。TN型液晶の構成と表示原理については、図25
の説明において後述するが、TN型液晶に適用される偏
光板81及び82は、表示用電気光学素子301を構成
するTN型液晶の配向(又は旋光)性に依存して、その偏
光方向の組み合わせが一意に定められている。尚、前記
TN型液晶素子は、コスト,スペース,情報量等に関し
て有利であるため、従来より一般的に用いられている。
【0008】図26に示すように、被写体からの光は、
不図示の撮影レンズを通過した後、半透過鏡である主ミ
ラー1により、一部が反射されて光路を90°上方へ折り
曲げられ、焦点板2へ達し、マット面21上にフィルム
面上とほぼ等価な実像を結ぶ。但し、コンデンサーレン
ズ又はフレネルレンズがマット面21の前に配置された
場合には、マット面21上の像の大きさはフィルム面上
の大きさと比べて僅かに小さくなる。主ミラー1に達す
る被写体からの光のうち、反射されずに透過した残りの
部分は、主ミラー1を透過した後、サブミラー9により
ボディ下部の焦点検出光学系10へと導かれ、焦点自動
調節のための焦点検出用受光素子11に到達する。その
焦点検出用受光素子11の出力を用いて、焦点調節が行
われる。
【0009】前記マット面21上に結像した実像の左右
を反転させて正立正像のファインダー像(虚像)を得るた
めに、ペンタプリズム4が焦点板2の上方に配置されて
いる。更に、マット面21上の実像を適当な倍率で拡大
し、適当な距離の位置に虚像を得るために、接眼レンズ
系5がペンタプリズム4と瞳EPの間に配置されてい
る。焦点板2とペンタプリズム4との間には、偏光板8
1及び82に挟まれた状態で表示用電気光学素子301
が配設されている。この偏光板81及び82は、表示用
電気光学素子301の基板32及び36上にそれぞれ貼
付されている。
【0010】ここで、第1従来例に用いられている表示
用電気光学素子301を構成するTN型液晶の構成につ
いて簡単に説明する。図25は、一般的なTN型液晶素
子単体部品の断面を模式的に示したものである。同図
中、31,37は偏光板、32,36はガラス又はプラ
スティックから成る基板、33a,33b,33c,3
5は透明電極、34は液晶剤、38は封止部材を表して
いる。尚、同図中、電源供給のためのリード線部分及び
透明電極33a,33b,33c,35の上(液晶剤3
4側)に設けられる分子配向膜についての図示は省略し
てある。
【0011】偏光板31,37の偏光方向の組み合わせ
は、基板32と基板36との間に充填された液晶剤34
中の液晶分子の配向(又は旋光性)によって決められる。
代表的な偏光方向の組み合わせとしては、偏光板31,
37のそれぞれの偏光方向を互いに直交させたものが挙
げられる。
【0012】次に、図25に示すTN型液晶素子単体部
品の表示原理について説明する。今、TN型液晶に電圧
を印加しない状態で、液晶素子全面が透明(いわゆるポ
ジティブ表示)であるような表示用液晶素子を考える
と、上述のように2枚の偏光板31,37の偏光方向が
互いに直交している場合には、液晶素子内部に充填され
た液晶剤34の液晶分子の配向方向は、電圧無印加状態
で90°よじれた状態になっている。従って、電圧を印加
しない時には、例えば偏光板31の側から液晶素子に入
射した光は、偏光板31を通過した後には、直線偏光成
分のみから成る光となるが、この直線偏光成分のみから
成る光は、引き続いて基板32,36に挟まれた空間に
充填された液晶剤34の中を通過する際に、液晶分子の
配向の影響を受けて、直線偏光には変わりはないが、そ
の偏光の方向が90°回転した状態に変換されて、基板3
6に入射し、これを通過する。最後に、再度偏光板37
を通過するが、この偏光板37はその偏光方向を前記偏
光板31の偏光方向に対して90°回転させた状態に配置
されており、液晶剤による偏光方向の変換が理想的に行
われるとすれば、偏光板31を通過し基板32へ入射し
た光は、ほぼそのままの光量を保って偏光板37から射
出する。よって、液晶素子に電圧を印加しないときに
は、液晶素子は透明、即ち光を透過する状態にある。
【0013】次に、液晶素子に電圧を印加したときの動
作について説明する。図25において、33a,33
b,33c,35は、ともに透明電極であるが、透明電
極33a〜33cは、液晶素子を表示用素子として用い
る際の複数種類の表示内容を表す形状のそれぞれに対応
する範囲にのみ設けられている。他方、透明電極35は
液晶素子のほぼ全域を覆うような広い範囲に設けられて
いる。
【0014】例えば、透明電極33a及び透明電極35
のみに電圧を印加すると、透明電極33aと透明電極3
5とに挟まれた部分の液晶分子のみが配向する。つま
り、液晶分子の長軸方向がガラス基板に対して垂直とな
る。従って、この部分を通過する光のみは、その偏光方
向が回転せず、偏光板31を通過した後の偏光状態を保
ったまま液晶剤34、ガラス基板36を順次通過する。
【0015】ところが、偏光板37は、前述のごとく偏
光板31とその偏光方向(透過光の偏光面)が90°ずれて
いるため、透明電極33a及び透明電極35に挟まれた
部分の液晶剤を通過した光はガラス基板36を通過した
後、偏光板37を通過しない。即ち、透明電極33aに
よって表される形状の範囲は、光不透過性を有すること
になる。一方、電圧を印加しないその他の透明電極(図
25における33b,33c)の部分は、前述のように
光を透過するから、結果としてこの場合には、透明電極
33aによって作られた任意の形状(即ち、表示パター
ン)のみが遮光されて黒くなり、表示素子としての機能
が達成されることになる。
【0016】このように第1従来例の構成によれば、表
示のための制御及び駆動回路(図示せず)を用いることに
よって、必要な情報を表示用電気光学素子3上に表示す
れば、表示の内容とマット面21上の被写体像とを、使
用者は同時に観察することが可能となる。
【0017】図27は、一眼レフカメラのファインダー
光学系に、第2従来例であるファインダー内表示装置が
適用された状態を、カメラボディの縦断面構造として模
式的に示している。このファインダー表示装置は、2枚
の偏光板を必要とする電気光学素子が表示用素子として
用いられた、画面外表示を行うための従来例である。
【0018】図27中、前記第1従来例(図26)と同一
部分については同一の符号を付してある。81a及び8
2aは、表示用電気光学素子302の基板32a及び3
6aに貼付された偏光板を示している。12は照明用光
源であり、表示用電気光学素子302の背面からその表
示用電気光学素子302を照明するための部材である。
13は、照明用光源12及び表示用電気光学素子302
からの表示に関わる光束を瞳EPの方へ導くための表示
用プリズムである。
【0019】このように第2従来例の構成によれば、表
示のための制御及び駆動回路を用いて必要な情報を表示
用電気光学素子302上に表示することによって、表示
用電気光学素子302を透過した光束が、表示用プリズ
ム13、ペンタプリズム4及び接眼レンズ系5を経て、
表示の内容が瞳EPの位置で視認可能となる。このと
き、上記情報表示の像は、ファインダー視野内の画面外
に位置し、従来通りの画面である被写体を観察するため
の被写体像とは干渉しない。
【0020】図28は、一眼レフカメラのファインダー
光学系に、第3従来例であるファインダー内表示装置が
適用された状態を、カメラボディの縦断面構造として模
式的に示している。このファインダー表示装置は、2枚
の偏光板を必要とする電気光学素子が表示用素子として
用いられた、画面内表示と画面外表示とをともに行うた
めの従来例である。図28中、前記第1従来例(図26)
及び第2従来例(図27)と同一部分については同一の符
号を付してある。尚、前記第2従来例とのみ共通する構
成部材は、配置のみが異なっている。
【0021】ファインダー視野内に表示したい内容に
は、前述のように視野枠等の比較的単純な形状をなすも
のもあれば、セグメント表示による数値や細かな記号の
類のように、微小で繊細な表示を必要とするものも存在
する。このように精密さの異なる表示を1つの電気光学
素子の中に同時に構成することは、電気光学素子の製造
上、困難さを増す場合がある。例えば、TN型液晶の場
合、相対する電極同士の位置精度が異なる表示を複数種
類、同一の素子上に製作することは難しい場合がある。
このような際には、精密な表示とそうでない表示とを分
離して、2枚の電気光学素子に分けて製作する方がコス
ト的に有利である。図28に示す第3従来例は、このよ
うな場合に好適なファインダー内表示装置の一例であ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
は、以下のような問題がある。
【0023】第1に、偏光板の傷,汚れによってファイ
ンダー像の品質が劣化してしまうといった問題がある。
偏光板には、傷が付き易く、ゴミも付着し易い。ところ
が、偏光板は焦点板の近傍に配設されているために、一
旦偏光板に傷やゴミが付くとファインダー視野を観察す
る際にそれらの傷やゴミが見え易くなり、ファインダー
光学系としての性能は、その像の品質という面で劣化し
てしまうのである。
【0024】例えば、第1,第3従来例のように、対物
レンズ系(実像式ファインダー光学系の対物レンズ系の
みならず、一眼レフカメラ用ファインダー光学系に対す
る撮影レンズ系も含む)による像面付近(マット面21)
に、偏光板81,82とともに表示用電気光学素子30
1を配設する場合には、偏光板81,82に傷があった
り、ゴミが付着していると、接眼レンズは焦点板に視度
が合うよう構成されているため、焦点板付近のゴミやキ
ズは目立ち易く、ファインダー像の品質が低下してしま
うのである。画面外表示を行う第2,第3従来例の偏光
板81a,82aについても、光路上での像面に対応す
る位置、すなわち接眼レンズによって視度が合う位置の
近傍に配されているので、同様にファインダー像の品質
低下を招くことになる。また、上記ファインダー性能の
劣化を防ぐためには、キズやゴミに配慮せねばならず、
組立工程上の取扱いに注意を要し、ひいてはコストアッ
プにつながるといった問題も生じる。
【0025】第2に、偏光板によって測光が悪影響を受
けるといった問題がある。ファインダー光束の一部又は
全部を用いて撮影における露出決定のための測光を行う
場合、偏光板通過後の光束を測光に用いると、被写体か
らの光の偏光状態に依存して測光用受光素子の出力値が
変化し、結果として、露出に悪影響を受ける場合があ
る。また、測光用受光素子に到達する光量も低下するた
め、ひいては測光における低輝度限界性能が低下する。
例えば、第1,第3従来例(図26,図28)において
は、画面内表示に対応するため、偏光板81及び82
が、焦点板2の全面をほぼ覆うような領域に配設されて
いる。このため、焦点板2通過後の光を用いて測光を行
う場合には、測光値が被写体からの光の偏光状態によっ
て影響を受ける可能性があり、ひいては適正な露出を自
動で得ることが困難となってしまうのである。
【0026】第3に、表示と被写体像との視度差が生じ
てしまうといった問題がある。偏光板の厚みは、一般に
0.3mm程度あり、その厚みの分だけは表示用電気光学
素子を焦点板に近づけて配設することができない。その
ため、例えば第1従来例のようにファインダー光学系と
して被写体像とファインダー内表示とを同時に観察する
構成の場合には、両者のファインダー視度に格差が生じ
てしまう。このファインダー視度の格差が大きいほど、
ファインダーとしては見づらくなるので、できるだけ表
示用光学素子を焦点板に近づけて配置するのが好まし
い。
【0027】第4に、寸法の大きな偏光板を用いなけれ
ばならないといった問題がある。一般に、情報表示用に
電気光学素子を用いて、ファインダー視野の画面内に表
示を行う場合、表示を視認しやすくする必要がある。そ
のため、適当なファインダー視度が得られるように、電
気光学素子をファインダー光学系における対物レンズ系
による結像面の近傍に配置している。従って、従来よ
り、電気光学素子の基板に貼付される偏光板には、この
結像面の大きさとほぼ同じ程度の大きな面積が必要とさ
れている。このように寸法の大きな偏光板を用いると、
コストが高くなるといった問題が生じるのである。
【0028】第5に、表示用電気光学素子の配置構成の
ための空間によって、装置が大型化してしまうといった
問題がある。詳しくは、まず偏光板の厚みそのものによ
る影響や、偏光板の貼付された表示用電気光学素子の保
持の問題がある。特に、後者については偏光板に直接接
触できない、あるいは圧力をかけられないという制約が
ある。
【0029】本発明は、これらの点に鑑みなされたもの
であって、通常、単体では2枚の偏光板を必要とする電
気光学素子を表示用素子として用いたファインダー内表
示装置を改良することにより、ファインダー像の品質を
保持し、測光に影響を与えることなく、見やすい情報表
示を行うことができ、かつ、コンパクトで低コストのフ
ァインダー内表示装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファインダー内表示装置は、ファインダー
光学系によって形成され、かつ、該ファインダー光学系
内の接眼レンズによって視認されるファインダー像とと
もに、偏光特性を有する2枚の偏光部材の間にTN型液
晶を配して成る電気光学素子によって、ファインダー視
野内に情報表示を行うファインダー内表示装置におい
て、前記2枚の偏光部材のうち、少なくとも一方を前記
液晶から離した位置に配設したことを特徴としている。
【0031】
【作用】このような構成によれば、偏光部材を液晶から
離した位置に配設することにより、偏光部材を視度の合
わない位置に配設することができる。また、偏光部材の
配設位置を適当に選ぶことにより、偏光部材を通過する
前の光束を測光に用いることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。尚、各実施例において、前記従来例(図26〜
図28)と同一部分には同一の符号を付して、詳しい説
明を省略する。
【0033】図1は、本発明の第1実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第1従来例
において基板32,36に偏光板81,82を設けるか
わりに、ペンタプリズム4の射出面41に偏光板8を設
け(表示用電気光学素子3には偏光板を設けず)、また、
主ミラー1の偏光方向と表示用電気光学素子3を構成す
る液晶剤34の液晶分子の配向方向とを合わせた構成と
なっているほかは、図26に示す第1従来例と同様の構
成となっている。尚、本実施例では、偏光特性を有する
偏光部材として偏光板8が用いられているが、この偏光
板8は、前記第1〜第3従来例に用いられている偏光板
81,82,81a,82aと同一の材料から成るもの
である。
【0034】表示用電気光学素子3は、偏光板が貼付さ
れていないTN型液晶素子から成っており、誘電体多層
膜を反射面として備えた主ミラー1と偏光板8との間に
離れて配置されている。表示用電気光学素子3は、ファ
インダー視野内画面全面を覆うように構成されており、
ファインダー視野内に被写体像と重ねて、いわばスーパ
ーインポーズ的に必要とする情報を表示するように構成
されている。つまり、先に述べたように、被写体からの
光の一部は、主ミラー1によって焦点板2へ到達し実像
を結ぶが、一方で焦点板2の上方すぐ近傍にはTN型液
晶3が配設され、不図示の液晶駆動回路及び表示制御回
路によって必要な情報を表示すべく、予め定められた表
示パターンの選択的な表示を行うことができるように構
成されている。従って、ファインダーを使用する際に
は、被写体の像と表示内容の像とを重ね合わせて同時に
見ることができるのである。
【0035】図1中に示す主ミラー1は半透過鏡であっ
て、後記表1に示す構成の誘電体多層膜(5層)をガラス
等から成る基板の表面に蒸着する公知の技術によって得
られたものである。主ミラー1として半透過鏡を採用し
たのは、従来例と同様に、被写体からの光をファインダ
ー光学系による視野観察用と、焦点自動調節用とに分割
するためである。また、誘電体多層膜により半透過鏡を
形成しているのは、誘電体多層膜の偏光特性を利用する
ためである。従って、偏光特性を有するものであれば、
特に誘電体多層膜に限られるものではない。図2に、主
ミラー1の45°入射における分光反射率特性を示す。前
記偏光特性は、S成分,P成分及びそれらの平均値のそ
れぞれについて示されている波長と反射率との関係によ
り示される。
【0036】次に、本実施例に示した構成により本発明
のファインダー内表示装置が成り立つ機序について説明
する。前述のように、主ミラー1は半透過鏡であり、そ
の半透過鏡は誘電体多層膜を蒸着することによって構成
されている。主ミラー1に45°の入射角度で入射する光
線に対し、反射後の光線がS波とP波の偏光成分を有す
ることは、例えば実開昭60-92234号によっても公知であ
る。よって、この偏光特性を利用し、主ミラー1を2枚
の偏光部材のうちの1つとし、この主ミラー1反射後の
光線のうち、光量の大なる方の偏光成分(本実施例では
S偏光)の偏光方向に合わせて液晶分子の配向方向を定
めることにより、上記眼から遠い側の偏光板を省略して
も偏光板を設けた際と同等の効果を実現することができ
るのである。
【0037】一方、表示用電気光学素子3の眼に近い側
の偏光板8については、先に述べたTN型液晶の表示原
理からも明らかなように、省略することが表示素子とし
ての用途にそぐわないので、不可能である。しかし、そ
の偏光板8をTN型液晶の基板32に直接貼付するので
はなく、TN型液晶から分離して、図1に示すように、
ペンタプリズム4の射出面41に配設しても、何ら問題
はない。要するに、表示内容に応じた光束が眼に達する
までの間に、偏光板が存在していれば、原理的には表示
素子としての機能は達成されるのである。
【0038】更に、本実施例においては、偏光板8が、
図1及び図3に示すように、ファインダー光学系におけ
る視野光束をカバーする領域にのみ配設されている。測
光レンズ系6を通り測光用受光素子7に向かう、測光に
用いられる光が事前に偏光板を透過していないような構
成は、前述のように、TN型液晶から偏光板8を分離し
て配設することによって初めて可能となったわけであ
る。これにより、図1及び図3から明らかなように、測
光用の光は測光用光束通過領域A1(図3)を通るため、
偏光板8の影響を受けることなく測光を行うことができ
る。尚、偏光板8は、図4に示すように、測光に用いら
れる光束が、ペンタプリズム4の射出面41を通過する
部分(測光用光束通過領域A1)のみを除いて、その射出
面41を覆うように形成し配設してもよい。尚、図4に
おいて破線で囲まれた領域A2は、ファインダー視野光
束通過領域を示している。
【0039】上記のように、本実施例は、通常、単体で
は2枚の偏光板を必要とする電気光学素子を用いて、カ
メラ等のファインダー視野内に必要な情報を表示するよ
うに構成したファインダー内表示装置において、前記2
枚の偏光板のうち、光路上で眼に近い側(瞳EPに近い
側)の偏光板をファインダー光学系内の接眼レンズ系5
の近傍に配設したことを特徴としている。更にもう一方
の偏光板を偏光特性を有する半透過鏡(主ミラー1)で置
き換えることにより、表示用電気光学素子3に偏光板が
直接には貼付されていない点に特徴がある。
【0040】先に説明したように、図25に示されてい
るような偏光板付きのTN型液晶素子を用いたファイン
ダー内表示装置は、既に公知である。しかし、本実施例
においては、従来、TN型液晶素子を挟んで基板の両側
に貼付されていた偏光板(図25中の31,37)のう
ち、眼に近い側の偏光板をその液晶から分離する構成と
なっている。つまり、図1中に示すように、偏光板8を
ペンタプリズム4の射出面41に貼付することによっ
て、従来例と同様の機能を達成するとともに、従来例に
は無かった効果を得ることができるのである。
【0041】また、本実施例によれば偏光板8を通過し
ていない光束を測光用に用いることが可能となるので、
測光用の光束が偏光板8による影響を受けないことにな
る。つまり、偏光板8が表示用電気光学素子3から離れ
て配設されていることにより、偏光板8を通過していな
い光束を用いて測光を行うことによって上記測光への悪
影響を除去するとともに、ゴミ,キズ等による像品質の
劣化を軽減することができる。偏光板8についても像面
から離れているので前記光束の中央部分をカバーする面
積の小さいもので対応可能である。つまり、従来に比べ
て著しく面積(大きさ)の小さい偏光板を用いることがで
きるため、低コスト化を図ることができるというメリッ
トがある。
【0042】そして、本実施例では、主ミラー1の偏光
特性に合わせて電気光学素子3を配設することにより、
焦点板2に近い側(即ち、眼から遠い側)の偏光板を省略
した構成になっているので、偏光板8を基板32から離
して設けたのと同様の効果を更に得ることができる。つ
まり、偏光板の厚みの分だけ表示用電気光学素子を焦点
板に接近させて配置することができるため、被写体像の
ファインダー視度と表示の視度との格差を低減し、カメ
ラ等のコンパクト化を図ることができる。また、基板3
6に偏光板が設けられていないため、部品点数の削減及
び組立の簡素化によりコストダウンを図ることができ、
測光に悪影響を与えることもない。
【0043】図5は、本発明の第2実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第1実施例
の変形例である。前記第1実施例においてペンタプリズ
ム4の射出面41に偏光板8を設けるかわりに、接眼レ
ンズ系5の瞳EP側に設けた保護板51の接眼レンズ系
5側の面に偏光板8を設けた構成となっているほかは、
図1に示す第1実施例と同様の構成となっている。
【0044】接眼レンズ系5が視度調整機構やズーム機
構を有する場合、接眼レンズ系5は可動のレンズを含む
ため、実使用上における保護のために接眼レンズ系5の
最も外側、瞳EPに近い側に図5に示すような平行平板
から成る保護板51を設けることが多い。本実施例で
は、保護板51を設けるだけでなく、偏光板8が保護板
51の内側(即ち、瞳EPから遠い側)に設けられた構成
とすることによって、組立工程における作業性の向上を
図っている。従って、傷、ゴミがついても視度が合わな
いのでファインダー性能を劣化させることはなく、ペン
タプリズム4の射出面41に貼付するよりも更に偏光板
8を小面積化することができる。
【0045】図6は、本発明の第3実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第1実施例
の変形例である。前記第1実施例においてペンタプリズ
ム4の射出面41に偏光板8を設けるかわりに、接眼レ
ンズ系5のペンタプリズム4側の面に偏光板8を設けた
構成となっているほかは、図1に示す第1実施例と同様
の構成となっている。
【0046】本実施例では、偏光板8を接眼レンズ系5
に直接設けることにより、偏光板8の大きさとファイン
ダー光路との相関において、偏光板の位置ズレに対する
余裕量を不要にしている。これにより、偏光板8の小面
積化を図ることができ、作業性も改善される。体積の大
きなペンタプリズム4に面積の大きな偏光板8が貼付さ
れた場合と比べ、扱い易いといったメリットもある。更
に偏光板8は接眼レンズ系5の最も眼側の面以外に設け
られているので、ゴミやキズの付着を防いでいる。
【0047】図7は、本発明の第4実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第2従来例
において表示用電気光学素子302に偏光板82aを設
けるかわりに、ペンタプリズム4の射出面41に偏光板
8を設けた構成となっているほかは、図27に示す第2
従来例と同様の構成となっている。
【0048】画面外表示の第2従来例における偏光板8
2aを、図7に示すように移設すること(偏光板8を設
けること)により、偏光板82aの厚み分だけスペース
を有効利用することができる。第2従来例において、フ
ァインダー内表示装置が配置されている空間は非常に狭
いため、本実施例のように構成することによって、カメ
ラボディの構成が容易になる。また、ゴミやキズによる
ファインダー性能の劣化を防ぐことができる。
【0049】図8は、本発明の第5実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第3従来例
において表示用電気光学素子301に偏光板81,82
を設け、かつ、表示用電気光学素子302に偏光板82
aを設けるかわりに、ペンタプリズム4の射出面41に
偏光板8を設けた構成となっているほかは、図28に示
す第3従来例と同様の構成となっている。図28おける
偏光板81を省略し、偏光板82及び82aをまとめて
1枚の偏光板8に置換及び移設することによって、第1
〜第4実施例と同様の効果を得ることができる。
【0050】図9は、本発明の第6実施例であるファイ
ンダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光学
系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模式
的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第5実施例
の変形例である。前記第5実施例における画面内表示用
の電気光学素子301と,画面外表示用電気光学素子3
02とをまとめて1つの電気光学素子3で構成し、偏光
板81aを(電気光学素子302ではなく)表示用プリズ
ム13に設けた構成となっているほかは、図8に示す第
5実施例と同様の構成となっている。
【0051】図9では、図8における偏光板81aを、
一例として表示用プリズム13の入射面(照明用光源1
2からの光について)上に設けた場合を示すが、本発明
はこれにとらわれるものではなく、偏光板81aは第5
実施例(図8)と同様の位置でも、あるいは表示用プリズ
ム13の射出面上であってもよく、カメラボディ内の空
間を有効利用できる位置であればよい。
【0052】図10は、本発明の第7実施例であるファ
インダー内表示装置が一眼レフカメラ用ファインダー光
学系に適用された状態のカメラボディの要部構造を、模
式的に示す縦断面図である。本実施例は、前記第1実施
例において偏光板8を設けるかわりに、ビームスプリッ
ター14をペンタプリズム4と接眼レンズ系5との間に
設けた構成となっているほかは、図1に示す第1実施例
と同様の構成となっている。
【0053】本実施例では、ビームスプリッター14に
よって、ファインダー光路からファインダー視野(画面
内)を形成する光束の一部を分割して取り出し、測光に
用いている。ビームスプリッター14は、測光用光束の
分割だけでなく、偏光板と同様に偏光部材として機能し
ている(なお、ビームスプリッターの偏光特性について
は実公昭34−10241号,特開昭62−18780
2号等から公知であり、ここでは特に説明しない)。本
実施例では、ビームスプリッター14の偏光特性を利用
することによって、第1,第3従来例における偏光板8
2の省略を可能にしているのである。尚、第1,第3従
来例における偏光板81については、第1実施例等と同
様、主ミラー1の偏光特性を利用しているため、省略さ
れている。
【0054】図11及び図12は、本発明の第8実施例
であるファインダー内表示装置が実像式ファインダー光
学系に適用された状態を、模式的に示す縦断面図であ
る。図11に本実施例による実像式ファインダー光学系
の上面図を示し、図12に同じく側面図をそれぞれ模式
的に示す。
【0055】図11及び図12において、15はファイ
ンダー対物レンズ系、16は2部品に分割されたポロプ
リズムを示している。尚、前記第1〜第7実施例と同じ
部分については、同じ符号を付してある。周知の通り、
ポロプリズムは、4枚の反射面の組み合わせにより、比
較的小さな体積で、像の上下左右を反転することができ
るため、実像式ファインダー光学系においてはよく用い
られている。
【0056】本実施例においては、このポロプリズム1
6の被写体側から数えて第1の反射面を半透過鏡で構成
し、その半透過鏡によって被写体からの光を測光用とフ
ァインダー視野観察用とに分割している。即ち、図11
及び図12において、ファインダー対物レンズ15を通
過した光は、ポロプリズム16に入射し、続いてプリズ
ムの第1反射面へ達する。ここで、第1の反射面は、半
透過鏡であるから、一部の光は、半透過鏡を透過して測
光レンズ系6を経て測光用受光素子7に達する。受光素
子7の出力を用いて露出制御回路(図示せず)による自動
露出制御が行われる。
【0057】一方、被写体からの光のうちの残りの光、
即ち前記半透過鏡から成る第1反射面によって光軸AX
に垂直下向きに反射された光は、ポロプリズム16の第
2反射面によって水平方向に再び光軸AXを90°折り曲
げられた後、一旦2つに分割されているポロプリズム1
6の一方から射出され、前記2部品に分割されたポロプ
リズム16に挟まれた空間に配設されている表示用電気
光学素子3へと達する。ここで、電気光学素子3の被写
体側(眼から遠い側)の偏光板(例えば、図26に示す第
1従来例の偏光板81に相当する)は、前記半透過鏡に
よる偏光特性を利用することによって省略されている。
【0058】尚、本実施例では表示用光学素子3の配設
された位置をほぼファインダー対物レンズ系15による
実像面と一致させている。これにより、表示の内容と被
写体像との両者を、以降の接眼レンズ系5を通して適当
なファインダー視度で観察することができる。表示用電
気光学素子3の瞳EP側の偏光板は、ポロプリズム16
の最も後面(即ち、ポロプリズム16の第3,第4の反
射面を経た後のプリズム16の最終射出面)に配設され
た偏光板8である。これについては、前述の第1〜第3
実施例と同様である。
【0059】本実施例のように構成することにより、表
示用素子として、従来2枚の偏光板を必要とした電気光
学素子を用いているにもかかわらず、偏光板上の傷やゴ
ミによるファインダー像性能の劣化を防止し、かつ、廉
価でコンパクトな実像式ファインダー光学系用のファイ
ンダー内表示装置を提供することができる。
【0060】図13及び図14は、本発明の第9実施例
であるファインダー内表示装置が実像式ファインダー光
学系に適用された状態を、模式的に示す縦断面図であ
る。図13に本実施例による実像式ファインダー光学系
の側面図を示し、図14にファインダー接眼レンズの側
から(カメラボディの後ろから)見たところの後正面(背
面)図をそれぞれ模式的に示す。図13及び図14中に
付した番号は、すべて図11及び図12において示した
ものと同様の構成部材を示す。
【0061】本実施例では、ポロプリズム16の被写体
側から数えて第2の反射面を半透過鏡で構成し、半透過
鏡を透過する光を測光に用いている。第8実施例とは、
測光光学系の配置場所が異なるのみで、基本的には同じ
ファインダー内表示装置を構成している。実際には、カ
メラボディ全体の設計によって種々の条件を勘案し、都
合の良い方、あるいは空間を有効利用できる方を選択す
ればよい。
【0062】図15及び図16は、本発明の第10実施
例であるファインダー内表示装置が実像式ファインダー
光学系に適用された状態を、模式的に示す縦断面図であ
る。図15に本実施例による実像式ファインダー光学系
の上面図を示し、図16にその側面図をそれぞれ模式的
に示す。図15及び図16中に付した番号は、すべて図
11〜図14において示したものと共通であり、16a
はポロプリズム、5aは接眼レンズ系である。
【0063】本実施例では、第9実施例の構成例と同
様、ポロプリズムの第2反射面が半透過鏡として構成さ
れている。但し、ポロプリズム16aの構成は、第8,
第9実施例のポロプリズム16とは異なっている。即
ち、被写体からの光は、第1反射面によって光路を垂直
上方に折り曲げられ、以下、順に、第2反射面によって
水平前方(被写体側)へ、第3反射面によって水平横方向
へ、第4反射面によって水平後方(眼側)へ、それぞれ90
°ずつ折り曲げられる構成となっている。
【0064】以上の3例(第8〜第10実施例(図11〜
図16))では、画面内表示用を想定した大きさ,面積の
表示用電気光学素子3を配置した構成となっているが、
もちろん画面外のみの表示を行う構成であってもよい。
【0065】図17は、本発明の第11実施例であるフ
ァインダー内表示装置がブライトフレーム式(採光式)逆
ガリレオ型ファインダー光学系に適用された状態を、模
式的に示す縦断面図である。図17中、15はファイン
ダー対物レンズ系、5は接眼レンズ系、81は偏光板、
3は表示用電気光学素子、17は表示用プリズムを示し
ている。尚、表示用電気光学素子3の上方に配設された
採光窓又は照明用光源の図示は省略してある。本実施例
では、表示用プリズムの半透過面が有する偏光特性を利
用して、表示用電気光学素子3の瞳EP側の偏光板を省
略している。
【0066】図18〜図24は、本発明の第12〜18
実施例であるファインダー内表示装置が一眼レフカメラ
用ファインダー光学系に適用された状態のカメラボディ
を、それぞれ模式的に示す縦断面図である。第12〜1
8実施例のいずれも、プリント時のフォーマットを変更
する機能を備えたカメラの一例として、擬似ズーム機能
を有する一眼レフカメラ用のファインダー光学系に本発
明を適用した場合の構成例である。
【0067】前記擬似ズーム機能とは、プリント時のト
リミング機能を利用してズームレンズによる撮影と同等
の効果をプリント上で得ることができる機能(フォーマ
ットを変更する機能)のことで、詳しくは特開平3−2
738号等で公知である。擬似ズーム機能を有するカメ
ラの大きな特徴としては、ファインダー視野内に何らか
の手法でトリミング領域を表示する手段を有すること、
及び、撮影者が選択したトリミング領域を示す情報をフ
ィルム又はフィルムカートリッジ上に何らかの形で記録
する手段を有することの2点である。
【0068】第12〜第18実施例が適用される上記擬
似ズーム機能に対応したファインダー光学系として、リ
レーズーム式の一眼レフ用ファインダー光学系を挙げて
以下に説明する。尚、これらの実施例は、アスペクト比
変更機能を有する一眼レフ用ファインダー光学系にも適
用することができる。
【0069】また、図18〜図24中に付した符号は、
すべて共通であり、以下に挙げる構成部材を示すものと
する。尚、前記第1〜第3従来例や第1〜第11実施例
と同一部分には、同一の符号を用いている。
【0070】1は主ミラー、2は焦点板、3は表示用電
気光学素子、5は接眼レンズ系、6は測光レンズ系、7
は測光用受光素子、8は偏光板、9はサブミラー、10
は焦点検出用光学系、11は焦点検出用受光素子、12
は照明用光源、13は表示用プリズム、18は撮影レン
ズ系、19は表示用プリズム、20は表示用ミラー、5
1は保護板、61は第1コンデンサレンズ、62は第1
ミラー、63は第2ミラー、64はリレー系補助レン
ズ、65は第3ミラー、66はリレーレンズ系、67は
第4ミラー、68は第2コンデンサレンズ、69は遮光
板(視野枠)、70は第5ミラー、71は情報記録装置、
72はフィルム面、73は内蔵フラッシュ発光部、74
はフラッシュ用コンデンサ、81,82は偏光板、30
2は表示用電気光学素子である。
【0071】図18は、本発明の第12実施例であるフ
ァインダー内表示装置が擬似ズーム機能を有する一眼レ
フカメラ用のリレーズーム式ファインダー光学系に適用
された状態のカメラボディを、模式的に示す縦断面図で
ある。被写体からの光は、撮影レンズ系18,主ミラー
1を経て焦点板2に結像する。その後のファインダー光
学系はリレーレンズ系66を有する構成となっている。
リレーレンズ系66が前記焦点板2上の1次像を遮光板
69の位置に再結像(2次像が形成される)させるが、リ
レーレンズ系66のズーミングによって2次像の結像倍
率を変化させることも可能である。
【0072】図18中、62,63,65,67及び7
0は、順に第1〜第5ミラーであり、リレーレンズ系6
6及び接眼レンズ系5とともに撮影レンズによる実像を
正立正像のファインダー像(虚像)に変換する役目を担っ
ている。
【0073】第3ミラー65は、半透過鏡で構成されて
おり、主ミラー1でファインダー光学系の方へ導かれた
被写体からの光を分割して、一部を測光用に透過し、残
り一部を反射してファインダー視野光束として用いる。
よって、本実施例では、このこの半透過鏡である第3ミ
ラー35の偏光特性を利用して、前記2次像の結像位置
近傍に配設した表示用電気光学素子3の眼から遠い側の
偏光板を省略している。
【0074】図19は、本発明の第13実施例であるフ
ァインダー内表示装置が擬似ズーム機能を有する一眼レ
フカメラ用のリレーズーム式ファインダー光学系に適用
された状態のカメラボディを、模式的に示す縦断面図で
ある。本実施例は、実施例12(図18)の変形例であ
る。接眼レンズ系5が視度調整機構を有する等の理由
で、接眼レンズ系5の最も外側(眼側)に保護板51を設
ける場合には、前記第12実施例における眼に近い側の
偏光板82を保護板51の眼から遠い側(ボディ内側)に
設けてもよい。これにより、表示用電気光学素子3に直
接偏光板が貼付された場合に比べて、組立工程における
作業性は向上し、偏光板の大きさも小さくなる。また、
扱い易く、コストダウンを図ることができる。
【0075】図20は、本発明の第14実施例であるフ
ァインダー内表示装置が擬似ズーム機能を有する一眼レ
フカメラ用のリレーズーム式ファインダー光学系に適用
された状態のカメラボディを、模式的に示す縦断面図で
ある。本実施例は、実施例12(図18)の変形例であ
り、第12実施例における偏光板82を接眼レンズ系5
のうちのいずれかのレンズ面に設けた例である。本実施
例によれば、偏光板の面積を小さくすることができ、表
示用電気光学素子に関わる作業性が向上する。
【0076】図21は、本発明の第15実施例であるフ
ァインダー内表示装置が擬似ズーム機能を有する一眼レ
フカメラ用のリレーズーム式ファインダー光学系に適用
された状態のカメラボディを、模式的に示す縦断面図で
ある。本実施例では、画面外表示について本発明を適用
しており、2枚の偏光板のうち、眼に近い側の偏光板を
同図中の8で示す位置に移設している。
【0077】図22〜図24は、は、本発明の第16〜
18実施例であるファインダー内表示装置が一眼レフカ
メラ用ファインダー光学系に適用された状態のカメラボ
ディを、それぞれ模式的に示す縦断面図である。第16
〜18実施例のいずれも、表示用電気光学素子3を1次
結像面近傍に配設した場合の実施例である。表示用電気
光学素子3は、2次像面近傍に配置した方が小さな面積
の素子ですむが、ボディ内の空間やレイアウトとの関
係、又は表示の内容等によって、1次像面に配設する場
合も有り得る。図22に示す第16実施例は、保護板5
1に偏光板8を設けた構成となっている。図23に示す
第17実施例は、リレーレンズ系66中のレンズ面に偏
光板を設けた構成となっている。リレーレンズ系66中
のいずれかのレンズ面に偏光板を設ければよいが、曲率
半径の大きなレンズ面に設けることが望ましい。図24
に示す第18実施例は、リレー系補助レンズ64のレン
ズ面上に偏光板を設けた構成となっているが、曲率半径
の大きなレンズ面に設けることが望ましい。
【0078】上記のように、ファインダー光学系は、リ
レーレンズ系を備えたものであってもよく、前記眼に近
い側の偏光板を前記リレーレンズ系の近傍に配設した構
成でもよい。尚、第12〜第18実施例(図18〜図2
4)に示した構成は、すべて前記擬似ズーム機能を有す
る一眼レフカメラ用のファインダー光学系に対して、本
発明によるファインダー内表示装置を適用したものであ
るが、本発明の対象とするところは、擬似ズームあるい
はリレーズームに限るものではなく、リレーレンズ系を
有するファインダー光学系であれば、適用できることは
明かである。
【0079】上記第1実施例の説明で述べた効果は、第
2〜第18実施例のいずれにおいても第1実施例と同様
に得ることができ、第1〜第3従来例が有している問題
点を解決することができる。
【0080】
【表1】
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファインダ
ー内表示装置によれば、ファインダー光学系によって形
成され、かつ、該ファインダー光学系内の接眼レンズに
よって視認されるファインダー像とともに、偏光特性を
有する2枚の偏光部材の間にTN型液晶を配して成る電
気光学素子によって、ファインダー視野内に情報表示を
行うファインダー内表示装置において、前記2枚の偏光
部材のうち、少なくとも一方を前記液晶から離した位置
に配設した構成となっているので、ファインダー像の品
質を保持し、測光に影響を与えることなく、見やすい情
報表示を行うことができ、かつ、コンパクトで低コスト
のファインダー内表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施例に用いられる半透過鏡を構
成する誘電体多層膜の45°入射分光反射率特性を示すグ
ラフ。
【図3】本発明の第1実施例を構成する偏光板がペンタ
プリズムに取り付けられた状態を示す図。
【図4】本発明の第1実施例に適用可能な他の偏光板が
ペンタプリズムに取り付けられた状態を示す図。
【図5】本発明の第2実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図6】本発明の第3実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図7】本発明の第4実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図8】本発明の第5実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図9】本発明の第6実施例がファインダー光学系に適
用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図10】本発明の第7実施例がファインダー光学系に
適用された状態のカメラボディの要部構造を示す断面
図。
【図11】本発明の第8実施例が適用されたファインダ
ー光学系の構造を上面側から示す断面図。
【図12】本発明の第8実施例が適用されたファインダ
ー光学系の構造を側面側から示す断面図。
【図13】本発明の第9実施例が適用されたファインダ
ー光学系の構造を側面側から示す断面図。
【図14】本発明の第9実施例が適用されたファインダ
ー光学系の構造を背面側から示す断面図。
【図15】本発明の第10実施例が適用されたファイン
ダー光学系の構造を上面側から示す断面図。
【図16】本発明の第10実施例が適用されたファイン
ダー光学系の構造を側面側から示す断面図。
【図17】本発明の第11実施例が適用されたファイン
ダー光学系の構造を示す断面図。
【図18】本発明の第12実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図19】本発明の第13実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図20】本発明の第14実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図21】本発明の第15実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図22】本発明の第16実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図23】本発明の第17実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図24】本発明の第18実施例がファインダー光学系
に適用された状態のカメラボディの構造を示す断面図。
【図25】従来例に用いられている一般的なTN型液晶
素子単体部品の構造を示す断面図。
【図26】第1従来例がファインダー光学系に適用され
た状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図27】第2従来例がファインダー光学系に適用され
た状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【図28】第3従来例がファインダー光学系に適用され
た状態のカメラボディの要部構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 …主ミラー 2 …焦点板 3 …表示用電気光学素子 4 …ペンタプリズム 5 …接眼レンズ系 6 …測光レンズ系 7 …測光用受光素子 8 …偏光板 9 …サブミラー 10 …焦点検出用光学系 11 …焦点検出用受光素子 14 …ビームスプリッター 21 …マット面 41 …射出面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファインダー光学系によって形成され、か
    つ、該ファインダー光学系内の接眼レンズによって視認
    されるファインダー像とともに、偏光特性を有する2枚
    の偏光部材の間にTN型液晶を配して成る電気光学素子
    によって、ファインダー視野内に情報表示を行うファイ
    ンダー内表示装置において、 前記2枚の偏光部材のうち、少なくとも一方を前記液晶
    から離した位置に配設したことを特徴とするファインダ
    ー内表示装置。
JP4249794A 1992-09-18 1992-09-18 ファインダー内表示装置 Pending JPH06102574A (ja)

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