JPH06100644A - 放射線硬化性樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

放射線硬化性樹脂組成物及びその硬化物

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JPH06100644A
JPH06100644A JP4270810A JP27081092A JPH06100644A JP H06100644 A JPH06100644 A JP H06100644A JP 4270810 A JP4270810 A JP 4270810A JP 27081092 A JP27081092 A JP 27081092A JP H06100644 A JPH06100644 A JP H06100644A
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JP
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acrylate
water
meth
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curable resin
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JP4270810A
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Kazuhiko Ishii
一彦 石井
Minoru Yokoshima
実 横島
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/67Unsaturated compounds having active hydrogen
    • C08G18/671Unsaturated compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/672Esters of acrylic or alkyl acrylic acid having only one group containing active hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D4/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16

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Abstract

(57)【要約】 【目的】水希釈が可能で、未硬化部分は水で再溶解がで
き、硬化塗膜は耐水性、耐溶剤性ならびに耐薬品性等に
優れた放射線硬化性樹脂組成物を提供する。 【構成】分子中に四級アンモニウムハライドを有するポ
リエステルポリオール(a)と有機ポリイソシアネート
(b)と水酸基含有(メタ)アクリレート(c)との反
応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、反応
性希釈剤および/または水(B)及び任意成分として光
重合開始剤(C)を含有することを特徴とする放射線硬
化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線硬化性樹脂組成物
に関する。さらに詳細には、本発明は分子中に四級アン
モニウムハライドを有する特定の(メタ)アクリレート
を成分として含有する放射線硬化性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線あるいは電子線で硬化可能な放射
線硬化性樹脂組成物は、コーティング剤その他の用途
に、無溶剤の形で用いられる場合もあるが、諸性能の向
上を考えると、かかる有機溶剤が併用された形で用いら
れている場合も多く、この種の樹脂の水性化への要求が
根強い。それにも拘らず、未だに満足すべき水溶性放射
線硬化性樹脂組成物が得られていないというのが実状で
ある。また、印刷製版材、印刷インキ、フォトレジスト
などの感光性樹脂組成物としても、アルコール可溶型、
アルカリ可溶型あるいは有機溶剤可溶型などの種々のタ
イプのものがあるが、もとより現像処理工程、廃液処理
工程ならびに各種作業上の安全性などの面からも、水溶
性のタイプのものが一段と注目されるようになってきて
いる。現在、こうした水溶性の感光性樹脂組成物として
は、主に、部分けん化ポリ酢酸ビニルまたはポリ酢酸ビ
ニルなどの水溶性エマルジョンに、充填剤としてのジア
ゾ化合物などを併用するという形のものであって、それ
ぞれ、製版材などとして用いられている。また、特開昭
55−23163号公報には、水溶性の高分子化合物そ
れ自体に光架橋性を持たせたものとして、部分けん化ポ
リ酢酸ビニル重合体中にスチルバゾリウム基を導入せし
めた形の感光性樹脂、ならびに感光性樹脂組成物が開示
されている。
【0003】ところが、上述したような各種の感光性樹
脂ないしは感光性樹脂組成物には、それぞれ、致命的な
欠陥ないしは欠点のある処から、実用に供するのには、
余りにも問題が多すぎる。すなわち、まず、水性エマル
ジョンを形成する基体ポリマーそれ自体の耐溶剤性が悪
いこと。そこで、かかる感光性樹脂組成物における、こ
うした耐溶剤性を向上せしめるべく、部分けん化ポリ酢
酸ビニルの使用量を多くすることにすれば、今度は、耐
水性が低下すること。しかも、高分子エマルジョンの乳
化のためには、界面活性剤などの使用が不可欠のものと
なる処から、耐水性および耐溶剤性のすぐれたものが、
益々得られ難くなる。という欠点があるし、さらに加え
て、ポリ酢酸ビニルとジアゾ樹脂とからなる乳剤にあっ
ては、空気中の水分(湿気)を吸って、ジアゾ基が加水
分解を起こし、ひいては、感光性が失われると同時に、
水に不溶性の化合物に変化することとなり、その結果、
ポリ酢酸ビニルとの混合状態では、常温においてさえ、
僅かに2〜3週間位しか保存し得なく、したがって、保
存安定性の上においても、大きく実用性を欠くこととな
る。一方、水溶性高分子化合物それ自体に光架橋性を付
与せしめた形のポリマーは、感度ならびに保存安定性な
どの面でこそ優れてはいるものの、耐水性ならびに耐溶
剤性などの面に、実用上の大きな問題が残る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き従来技術
における種々の欠点を排除した樹脂組成物、すなわち、
水で現像が可能で、皮膜の乾燥後でも未硬化部分は簡単
に水で再溶解され、容易に除去される、また、硬化部分
は、耐水性、耐溶剤性ならびに耐薬品性などに優れた放
射線硬化性樹脂組成物を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
鋭意検討を重ねた結果、分子中に四級アンモニウムハラ
イドと(メタ)アクリロイル基を有する特定の化合物を
用いることにより、相溶性があって、保存安定性に優
れ、その硬化物は、耐水性、耐溶剤性及び耐薬品性など
に優れ、しかも、水による現像が可能なる樹脂組成物を
見い出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発
明は、分子中に四級アンモニウムハライドを有するポリ
エステルポリオール(a)と有機ポリイソシアネート
(b)と水酸基含有(メタ)アクリレート(c)との反
応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、反応
性希釈剤および/または水(B)及び任意成分として光
重合開始剤(C)を含有することを特徴とする放射線硬
化性樹脂組成物及びその硬化物に関する。
【0006】本発明では分子中に四級アンモニウムハラ
イドを有するポリエステルポリオール(a)と有機ポリ
イソシアネート(b)と水酸基含有(メタ)アクリレー
ト(c)の反応物であるウレタン(メタ)アクリレート
(A)を使用する。ウレタン(メタ)アクリレート
(A)の原料である分子中に四級アンモニウムハライド
を有するポリエステルポリオール(a)の具体例として
は、例えば、
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】等のジオール化合物(a−1)と多塩基酸
あるいは、その無水物(a−2)(例えば、アジピン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、無水フ
タル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸等)と必要に応じて、前記ジオール化合物(a
−1)以外の多価アルコール(a−3)(例えば、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、グリセリン等)とを反応させて得たポリエステルポ
リオールを挙げることができる。ポリエステルポリオー
ル(a)は好ましい水酸基価(mgKOH/g)は、30〜30
0であり、四級アンモニウムハライドを1.0〜4.0
ミリモル(m mol)/グラム(g)有することが好まし
い。有機ポリイソシアネート(b)の具体例としては、
例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタン−ジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
等を挙げることができる。
【0014】また水酸基含有(メタ)アクリレート
(c)の具体例としては、例えば、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート−ジ(メタ)アク
リレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等を
挙げることができる。
【0015】前記ポリエスルポリオール(a)と前記有
機ポリイソシアネート(b)の反応は、前記ポリエステ
ルポリオール(a)の水酸基1当量に対して、前記有機
ポリイソシアネート(b)のイソシアネート基1.1〜
2.0当量使用するのが好ましい。反応温度は60〜1
00℃が好ましく、特に好ましくは75〜85℃であ
る。反応時間は、5 〜20時間が好ましい。次いで、前
記ポリエステルポリオール(a)と前記有機ポリイソシ
アネート(b)の反応物のイソシアネート基1当量に対
して前記、水酸基含有(メタ)アクリレート(c)の水
酸基、好ましくは0.95〜1.2当量を反応させてウ
レタン(メタ)アクリレートを得ることができる。この
際重合を防止するために、重合禁止剤である、例えば、
メチルハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ハイ
ドロキノン等を使用するのが好ましい。重合禁止剤の使
用量は反応混合物に対して0.01〜0.5重量%が好
ましい。反応温度は60〜100℃が好ましく、特に好
ましくは、75〜85℃である。反応時間は5 〜20時
間が好ましい。得られたウレタン(メタ)アクリレート
(A)の四級アンモニウムハライドの含有量は0.5〜
3.0ミリモル(m mol)/グラム(g)、有するのが好
ましく、特に好ましくは、0.8〜2.0ミリモル(m
mol)/グラム(g)である。
【0016】本発明では反応性希釈剤および/または水
(B)を使用する反応性希釈剤の具体例としては、単官
能性のものから多官能性のものまで幅広く用いられる
が、それらのうちで特に好ましいものとしては、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリド
ン、アクリロルモルホリン、カルビトール(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリン
モノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート等の水可
溶性のものを挙げることができる。
【0017】次に、任意成分として使用する光重合開始
剤(C)の具体例としては、4−(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケト
ン)、(4−ベンゾイルベンジル)トリメチルアンモニ
ウムクロライド、(2−アクリロキシエチル)(4−ベ
ンゾイルベンジル)ジメチルアンモニウムブロマイド、
2−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロポキ
シ)−3,4−ジメチル−9H−チオキサンテン−9−
オン−メチルクロライド等の水可溶性のものが好まし
い。本発明の放射線硬化性樹脂組成物は、各成分(A)
〜(C)を混合、溶解、分散、混練等によって得ること
ができる。
【0018】本発明の各成分の使用割合は、(A)成分
は、29〜95重量%が好ましく、特に好ましくは、3
9〜80重量%であり、(B)成分は5〜70重量%が
好ましく、特に好ましくは20〜60重量%であり、
(C)成分は0〜15重量%が好ましく、特に好ましく
は0〜10重量%である。
【0019】本発明の放射線硬化性樹脂組成物には、さ
らに必要に応じて、本発明の目的を逸脱しない範囲、と
りわけ、水溶性、保存安定性ならびに耐水性、耐溶剤
性、および耐薬品性などを保持しうる範囲内で、公知慣
用の有機溶剤無機フィラー、添加剤、他のタイプの水溶
性樹脂(例えば、ポリビニルピロリドン等)などを添加
せしめることを妨げるものではない。また、公知慣用の
光重合促進剤をも併用することができるが、かかる光重
合促進剤として特に代表的なものとしては、アミン類、
尿素類もしくはその他含窒素化合物などであり、水溶性
のものの使用が望ましい。
【0020】本発明で言う放射線とは、電子線、α線、
β線、γ線、X線、中性子線または紫外線の如き、電離
性放射線や光などを総称するものである。本発明の放射
線硬化性樹脂組成物の硬化物は、通常そのまま、上記し
た放射線を放射ることにより硬化して得ることかでき
る。本発明の樹脂組成物は、たとえば、塗料、接着剤、
印刷インキ、製版材、コーティング、フォトレジスト等
に用いることができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに説明す
る。以下において部は特に断りのない限り、すべて重量
基準である。
【0022】ウレタン(メタ)アクリレートの合成例 合成例1 前記式(2)で表されるジオール化合物1モルとアジピ
ン酸1モルと3−メチル1,5−ペンタンジオール1モ
ルの反応物であるポリエステルジオール(水酸基価(mg
KOH/g)228.1、分子量492、分子中に四級アンモ
ニウムブロマイドを2.03ミリモル(m mol)/グラム
(g)を有する。)492部、イソホロンジイネシアネ
ート444.6部を仕込み、80℃で約10時間反応
し、次いで、2−ヒドロキシエチルアクリレート24
3.6部、p−メトキシフェノール0.6部を仕込み、
80℃で約15時間反応させ、ウレタンアクリレート
(A−1)を得た。分子中に四級アンモニウムブロマイ
ドを0.847ミリモル(m mol)/グラム(g)有す
る。
【0023】合成例2 前記式(6)で表されるジオール化合物2モルとアジピ
ン酸1モルの反応物であるポリエステルジオール(水酸
基価134.0分子量837.1、分子中に四級アンモ
ニウムクロライドを2.39ミリモル(m mol)/グラム
(g)有する。)837.1部、トリレンジイソシアネ
ート348.3部を仕込み、80℃で約10時間反応
し、次いで、2−ヒドロキシエチルアクリレート24
3.6部、p−メトキシフェノール0.7部を仕込み、
80℃で約15時間反応させ、ウレタンアクリレート(A
−2)を得た。これは分子中に四級アンモニウムクロラ
イドを1.442ミリモル(m mol)/グラム(g)有す
る。
【0024】合成例3
【0025】前記式(2)で表されるジオール化合物2
モルとテトラエチレングリコール1モルと無水マレイン
酸2モルの反応物であるポリエステルジオール(水酸基
価119.7、分子量937.8、分子中に四級アンモ
ニウムブロマイドを2.13ミリモル(m mol)/グラム
(g)を有する。)937.8部、トリレンジイソシア
ネート348.3部を仕込み、80℃で約10時間反応
し、次いで2−ヒドロキシエチルアクリレート243.
6部、p−メトキシフェノール0.76部を仕込み、8
0℃で約15時間反応させ、ウレタンアクリレート(A
−3)を得た。これは分子中に四級アンモニウムクロラ
イドを1.307ミリモル(m mol)/グラム(g)有す
る。
【0026】実施例1〜6 表1に示す割合で各成分(数値は重量部を示す)を混合
し、放射線硬化性樹脂組成物を得て塗料化した。次い
で、得られたそれぞれの塗料を軟鋼板上に、50μmの
膜厚となるように塗布し、40℃で10分間乾燥させ
た。かかる塗布乾燥後のそれぞれの塗膜は、いずれも、
水により再溶解が可能なものであった。しかるのち、そ
れぞれの塗膜に対して、水銀ランプにより、500mJ/c
m2紫外線照射し、硬化塗膜を得た。それぞれの硬化塗膜
についての性能評価の結果は、表1に示される通りであ
る。
【0027】
【表1】 表1 実施例 1 2 3*6 4 5 6 合成例1で得たウレタンアクリレート (A−1) 70 35 60 合成例2で得たウレタンアクリレート (A−2) 60 40 合成例3で得たウレタンアクリレート (A−3) 50 30 30 2−ヒドロキシエチルアクリレート 10 ポリエチレングリコールジアクリレート 10 30 20 20 グリセリンモノアクリレート 10 20 水 30 30 40 20 30 ダロキュアー2959 *1 5 5 − 5 5 5 未硬化塗膜の再溶解性 *2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 硬化塗膜 耐水性 *3 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 耐溶剤性 *4 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 耐アルカリ性 *5 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
【0028】注 *1 ダロキュアー2959:
チバ・ガイギー社製、光重合開始剤、4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロ
ピル)ケトン *2 評価基準 ○・・・・完全溶解 △・・・・不溶部分が残る ×・・・・再溶解せず *3,4,5:ガーゼに、それぞれ、水、アセトンまた
は1%水酸化ナトリウムをふくませて、20回擦ったの
ちの膜厚の減少の度合に応じて評価 評価基準 ◎・・・・変化なし ○・・・・1〜5μm △・・・・5〜10μm ×・・・・10μm以上 *6:実施例3の塗膜に対しては、電子線を5メガラッ
ド照射し、硬化塗膜を得た。
【0029】表1から明らかなように、本発明の樹脂組
成物は、水希釈が可能であり、したがって、環境や作業
工程に与える影響もなく、未硬化部分は水で再溶解可能
なものであり、したがって、水現像可能なものであり、
しかも、硬化塗膜は、耐水性、耐溶剤性ならび耐アルカ
リ性などに優れている。
【0030】
【発明の効果】本発明の放射線硬化性樹脂組成物は、水
希釈が可能であり、未硬化部分は水で再溶解可能なもの
であり、硬化塗膜は、耐水性、耐溶剤性ならびに耐薬品
性等に優れ、コーティング剤、フォトレジスト、印刷イ
ンキ、製版材等の広範な用途において極めて有用なもの
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子中に四級アンモニウムハライドを有す
    るポリエステルポリオール(a)と有機ポリイソシアネ
    ート(b)と水酸基含有(メタ)アクリレート(c)と
    の反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、
    反応性希釈剤および/または水(B)及び任意成分とし
    て光重合開始剤(C)を含有することを特徴とする放射
    線硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の放射線硬化性樹脂組成物の
    硬化物。
JP4270810A 1992-09-16 1992-09-16 放射線硬化性樹脂組成物及びその硬化物 Pending JPH06100644A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013110530A1 (de) * 2012-01-27 2013-08-01 Basf Se Strahlungshärtbare antimikrobielle beschichtungen
WO2013110504A1 (en) * 2012-01-27 2013-08-01 Basf Se Radiation-curable antimicrobial coatings
JP2019099619A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 株式会社イノアック技術研究所 ウレタンプレポリマー、導電性エラストマー、導電性ローラ、及びこれらの製造方法、並びに画像形成装置

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