JPH06100075A - ロール貨物輸送用コンテナ - Google Patents

ロール貨物輸送用コンテナ

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JPH06100075A
JPH06100075A JP3353323A JP35332391A JPH06100075A JP H06100075 A JPH06100075 A JP H06100075A JP 3353323 A JP3353323 A JP 3353323A JP 35332391 A JP35332391 A JP 35332391A JP H06100075 A JPH06100075 A JP H06100075A
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JP
Japan
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roll
roll cargo
cargo
frame member
members
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JP3353323A
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Inventor
Shigenobu Furukawa
重信 古川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種のロール貨物を効率よく、しかも安全に
輸送し、または保管する。 【構成】 上部枠部材2により密閉される下部枠部材1
の中央部に補強部材14により隆起部を形成し、隆起部
に対応して比較的小径のロール貨物3をその軸心がコン
テナの幅方向に延びるように位置決めする長手方向位置
規制部16,17を設けるとともに、非隆起部に対応し
て比較的大径のロール貨物3をその軸心がコンテナの長
手方向に延びるように位置決めする幅方向位置規制部1
8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明はロール貨物輸送用コン
テナに関し、さらに詳細にいえば、全長、外径が異なる
ホットコイル等のロール貨物を複数個同時に輸送できる
新規なコンテナに関する。
【従来の技術】従来からホットコイル等のロール貨物を
輸送するためのコンテナとして特開平1−153483
号公報に示す構成のコンテナが提案されている。このコ
ンテナは、内部空間の底面にロール貨物を支承する1対
のブラケットを設けてあるとともに、昇降可能なスライ
ド枠部材を設けてあり、1対のブラケットにより支承さ
れるロール貨物の外径に合せてスライド枠部材を昇降さ
せることにより、ロール貨物を安定に保持し、ラッシン
グ等のロール貨物固縛作業を大巾に低減できる。また、
工場における製造ラインで製造される所定幅のロール貨
物(長さ、板厚に応じて外径が変化する)を直ちにコン
テナに収容することにより、仕向け地までロール貨物を
輸送するに当って、ロール貨物に直接接触することなく
積付け、積みおろし等の作業を行なうことができ、ロー
ル貨物の損傷を大巾に低減できる。
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコンテナに
おいては、外径が大巾に小さいロール貨物を除いて1つ
のコンテナの内部に1つのロール貨物を収容することに
なるのであるから、ロール貨物の個数が増加すれば、コ
ンテナの個数も必然的に増加し、しかも一般的にコンテ
ナ毎に必要となるハンドリング作業が全体として著しく
多くなってしまうという不都合がある。また、船積み等
を行なう場合には、コンテナ同士の連結作業が必要にな
るのであり、この作業が全体として著しく多くなってし
まうという不都合もある。さらに、近年において多品種
少量生産が一般化していることの影響を受けて表面処理
薄板コイル鋼板においても、客先における板幅等のカッ
ティングロール加工に代えて製造ラインにおいて所定寸
法に一元製造した高級薄板コイル鋼板が要求されるよう
になってきており、このような現状下においては、上記
構成のコンテナでは空間利用効率がかなり低下してしま
うという不都合もある。
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、多種多様な幅および外径のロール貨物を
複数個同時に収容でき、しかも各ロール貨物を安定に保
持できるとともに空間利用効率を高めることができる新
規なロール貨物輸送用コンテナを提供することを目的と
している。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のロール貨物輸送用コンテナは、複数個
のロール貨物を収容可能な内部空間を有する下部枠部材
と、下部枠部材に対して取外し可能に装着される上部枠
部材とを含み、下部枠部材の内部空間の底面が少なくと
も1箇所において所定範囲にわたって隆起されており、
隆起箇所に対応してロール貨物を下部枠部材の長手方向
に位置規制する長手方向位置規制部材を有しているとと
もに、非隆起箇所に対応してロール貨物を下部枠部材の
幅方向に位置規制する幅方向位置規制部材を有してお
り、さらに長手方向の中央部に位置する隆起箇所に対応
してフォークポケットを有している。請求項2のロール
貨物輸送用コンテナは、長手方向位置規制部材が比較的
小径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の底面に接触
しない状態で支承するものであり、幅方向位置規制部材
が、比較的大径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の
底面に接触しない状態で支承するものである。請求項3
のロール貨物輸送用コンテナは、長手方向位置規制部材
が隆起箇所の長さに対応して少なくとも1対のロール貨
物支承部材から構成されているとともに、各ロール貨物
支承部材が互に逆向きのテーパ面部材で構成されてい
る。請求項4のロール貨物輸送用コンテナは、長手方向
位置規制部材を構成する少なくとも1対のロール貨物支
承部材が取外し可能かつ相対位置変更可能に隆起部材に
装着されている。請求項5のロール貨物輸送用コンテナ
は、幅方向位置規制部材が1対のロール貨物支承部材か
ら構成されているとともに、各ロール貨物支承部材が互
に逆向きのテーパ面部材で構成されている。請求項6の
ロール貨物輸送用コンテナは、テーパ面部材が外径の異
なるロール貨物に対応させて複数のテーパ面構成部材を
含んでいるとともに、ロール貨物の外径に対応させ得る
ようテーパ面構成部材が回動可能である。請求項7のロ
ール貨物輸送用コンテナは、テーパ面部材がロール貨物
を支承する面にサンドバッグを有している。請求項8の
ロール貨物輸送用コンテナは、上部枠部材が他のロール
貨物輸送用コンテナを支承するための支承部材を有して
いる。請求項9のロール貨物輸送用コンテナは、複数個
のロール貨物を並列状態で収容可能な内部空間を有する
下部枠部材と、下部枠部材に対して取外し可能に装着さ
れる上部枠部材とを含み、下部枠部材の内部空間の所定
位置にロール貨物を下部枠部材の長手方向に位置規制す
る規制位置調節可能な長手方向位置規制部材を有してい
るとともに、ロール貨物の端面と係合する端面係合部材
を有しており、さらにロール貨物の内部空間を通して互
に対向する端面係合部材同士を連結する連結部材を有し
ている。
【作用】請求項1のロール貨物輸送用コンテナであれ
ば、下部枠部材の内部空間のうち、底面が隆起されてい
る箇所に対応させて比較的小径のロール貨物を収容する
とともに、残余の箇所に対応させて比較的大径のロール
貨物を収容し、長手方向位置規制部材により比較的小径
のロール貨物に対する位置規制を達成するとともに、幅
方向位置規制部材により比較的大径のロール貨物に対す
る位置規制を達成する。そして、下部枠部材に対して上
部枠部材を装着することによりロール貨物収容空間を密
閉でき、以後はロール貨物に触れることなくフォークリ
フトカー等を用いてハンドリングを行なうことができる
のであるから、多数のロール貨物を輸送する場合であっ
てもハンドリングのための作業量を大巾に低減でき、し
かもロール貨物の損傷を確実に防止できる。また、フォ
ークポケットに対応する隆起箇所に対して比較的小径の
ロール貨物を収容し、非隆起箇所に対応して比較的大径
のロール貨物を収容するのであるからロール貨物収容空
間の利用効率を高めることができる。請求項2のロール
貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位置規制部材が
比較的小径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の底面
に接触しない状態で支承するものであり、幅方向位置規
制部材が、比較的大径のロール貨物を下部枠部材の内部
空間の底面に接触しない状態で支承するものであるか
ら、ロール貨物と下部枠部材の底面とが接触することを
未然に防止でき、両者の摺擦を確実に阻止できるので、
ロール貨物の損傷を一層確実に防止できる。請求項3の
ロール貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位置規制
部材が隆起箇所の長さに対応して少なくとも1対のロー
ル貨物支承部材から構成されているとともに、各ロール
貨物支承部材が互に逆向きのテーパ面部材で構成されて
いるのであるから、隆起箇所の長さに応じてロール貨物
を複数列に収容することが可能であり、空間利用効率を
一層高めることができる。また、ロール貨物を昇降させ
るだけでよいから、ハンドリングを簡素化できる。請求
項4のロール貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位
置規制部材を構成する少なくとも1対のロール貨物支承
部材が取外し可能かつ相対位置変更可能に隆起部材に装
着されているのであるから、比較的小径のロール貨物の
中でも外径にかなりのばらつきがある場合に、不要なロ
ール貨物支承部材を取外し、必要なロール貨物支承部材
同士の間隔をロール貨物の外径に適合させることができ
るので、多種の比較的小径のロール貨物に簡単に対処で
きる。請求項5のロール貨物輸送用コンテナであれば、
幅方向位置規制部材が1対のロール貨物支承部材から構
成されているとともに、各ロール貨物支承部材が互に逆
向きのテーパ面部材で構成されているのであるから、ロ
ール貨物の積付け、積みおろしがロール貨物の昇降のみ
により簡単に達成でき、ロール貨物のハンドリングを簡
素化できる。請求項6のロール貨物輸送用コンテナであ
れば、テーパ面部材が外径の異なるロール貨物に対応さ
せて複数のテーパ面構成部材を含んでいるとともに、ロ
ール貨物の外径に対応させ得るようテーパ面構成部材が
回動可能であるから、比較的大径のロール貨物の中でも
外径にかなりのばらつきがある場合に、テーパ面構成部
材を回動させるだけでよく、多種の比較的大径のロール
貨物に簡単に対処できるとともに、作業を簡素化でき
る。請求項7のロール貨物輸送用コンテナであれば、テ
ーパ面部材がロール貨物を支承する面にサンドバッグを
有しているのであるから、サンドバッグの吸湿性に起因
してコンテナ収容空間内の湿気を著しく少なくでき、多
湿地域通過中、寒暖差が大きい地域を通過中等における
結露の発生を殆ど皆無にでき、錆の発生に起因するロー
ル貨物の品質低下を未然に防止できる。請求項8のロー
ル貨物輸送用コンテナであれば、上部枠部材が他のロー
ル貨物輸送用コンテナを支承するための支承部材を有し
ているのであるから、ロール貨物輸送用コンテナの段積
みを簡単に達成でき、船艙内等に対する効率よい積付け
を達成できるとともに仕向け地等におけるロール貨物の
一時保管等をも簡単に達成できる。請求項9のロール貨
物輸送用コンテナであれば、複数個のロール貨物をそれ
ぞれ長手方向位置規制部材により位置規制させることに
より並列状態で下部枠部材の内部空間に収容する。そし
て、この状態において端面係合部材をロール貨物の端面
に係合させ、さらに端面係合部材同士をロール貨物の内
部空間を通して連結部材により連結するのであるから、
ロール貨物の安定な保持状態を達成できる。即ち、幅、
外径が異なるロール貨物であっても安定にコンテナ内部
に収容できるのであるから、多数のロール貨物を輸送す
る場合であってもハンドリングのための作業量を大巾に
低減でき、しかもロール貨物の損傷を確実に防止でき
る。
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明のロール貨物輸送用コンテナ
の一実施例を示す分解斜視図、図2は図1のII−II
線断面図、図3は図1のIII−III線断面図であ
り、それぞれロール貨物を収容した状態を示している。
このロール貨物輸送用コンテナは下部枠部材1および上
部枠部材2で構成されており、上部枠部材2が下部枠部
材1に対して取外し可能に連結されている。下部枠部材
1は、全体がほぼ8×20フィートの底板部材11と、
底板部材11の四隅部に立設された下部主柱部材12
と、下部主柱部材12同士の間に一体的に設けられた側
板部材13と、底板部材11の中央部に一体的に設けら
れた隆起部を構成する補強部材14と、補強部材14の
下部所定位置に一体的に設けられたフォークポケット1
5と、補強部材14の上面所定位置に取外し可能に設け
られた長手方向位置規制部材16,17と、底板部材1
1の所定位置に設けられた幅方向位置規制部材18とを
有している。上部枠部材2は、底板部材11とほぼ等し
い平面形状を有するとともに、幅方向に関して中央部が
情報に湾曲形成された天井部材21と、天井部材21の
四隅部に一体的に設けられ、下部主柱部材12と係合可
能な上部主柱部材22と、上部主柱部材22に対して傾
倒可能に連結された上部補柱部材23とを有している。
尚、上部補柱部材23は、起立時に上端が天井部材21
の上端部と等しいか、または上方に位置する長さに設定
されている。下部枠部材1についてさらに詳細に説明す
る。下部主柱部材12は、下端部に隅金具12a(例え
ば、国際規格のコンテナにおいて一般的に採用されてい
る隅金具)を含んでいるとともに、上端部に、他の隅金
具の係合部と係合する突部を回動可能かつ進退可能に有
する連結金具12bを含んでいる。側板部材13は、上
部枠部材2のシールパッキング(図示せず)との気密係
合を達成するための係合突条13aを含んでいるととも
に、必要に応じて上部所定位置に上部枠部材2との連結
を強化する補助係合部13bを含んでいる。長手方向位
置規制部材16は断面形状が台形または三角形状に形成
されたテーパ面部材16aと、テーパ面部材16aの両
傾斜面に一体的に設けられたテーパ面構成部材16bと
を含んでおり、補強部材14の中央部に取外し可能に装
着されている。長手方向位置規制部材17は断面形状が
ほぼ直角二等辺三角形に形成されたテーパ面部材17a
と、テーパ面部材17aの傾斜面に一体的に設けられた
テーパ面構成部材17bとを含んでおり、補強部材14
に対して所定範囲内においてスライド可能かつ所定位置
においてスライドを阻止すべく固定可能に装着されてい
る。幅方向位置規制部材18は比較的大径のロール貨物
3を支承するための1対のテーパ面部材18aと、テー
パ面部材18aの上面に支承されるべく回動可能に設け
られたテーパ面構成部材18b,18cとを含んでい
る。これらテーパ面構成部材18b,18cは選択的に
テーパ面部材18bに支承されるものであり、さらに詳
細に説明すると、テーパ面部材18aの外端縁に連続し
て配置された収容箱部材18dの内部に回動可能にテー
パ面構成部材18bが収容されており、テーパ面構成部
材18bは所定位置が収容箱部材18dの上部所定位置
と係合した状態でテーパ面部材18aに支承され、比較
的大径のロール貨物の中でも比較的小径のロール貨物を
幅方向に位置規制した状態で支承する(図2(A)参
照)。そして、テーパ面構成部材18cはテーパ面部材
18aの内端縁に近接する所定位置を回動中心とするも
のであり、底板部材11に支承されるように回動された
状態においては2つ折り状態とされ、テーパ面構成部材
18c同士の干渉を防止できる。また、図2(B)に示
すように、テーパ面部材18aに支承されるように回動
された状態においては、2つ折り状態が解消され、テー
パ面部材18aの全範囲にテーパ面構成部材18cが支
承されて、比較的大径のロール貨物の中でも比較的大径
のロール貨物を幅方向に位置規制した状態で支承する。
また、上記各テーパ面構成部材16b,17b,18
b,18cのうちロール貨物と係合する部分には十分に
乾燥された砂を収容したサンドバッグを設けておくこと
が好ましく、ロール貨物を安定に支承できるとともに、
コンテナ内部を乾燥状態にでき、結露の発生を防止し、
ひいては錆の発生を未然に防止できる。上記構成のロー
ル貨物輸送用コンテナの作用は次のとおりである。工場
において2次加工を行なって幅、外径が異なる多種のロ
ール貨物が生産される場合に、これらロール貨物の外径
に合せてテーパ面部材材16a,17aの相対位置関係
を設定するとともに、テーパ面構成部材18b,18c
の何れかをテーパ面部材18aに支承させておく。した
がって、順次生産されるロール貨物を外径に基づいて長
手方向位置規制17,18により支承させ、または幅方
向位置規制部材18に支承させることができる(図1参
照)。収容可能なロール貨物を全て対応する位置規制部
材に支承させた後は上部枠部材2を下部枠部材1の上部
に位置決めし、下部主柱部材12の連結金具12bを上
部主柱部材22の隅金具22aと係合させることにより
ロール貨物収容空間を密閉する(図4参照)。この状態
において、ロール貨物収容空間の湿気が多ければサンド
バッグが湿気を吸収してロール貨物収容空間を乾燥状態
にできるので結露の発生を防止でき、ひいては錆の発生
を未然に防止できる。尚、比較的小径のロール貨物を長
手方向に2つ並べた状態で収容する場合には、図5に示
すように1つの長手方向位置規制部材16および2つの
長手方向位置規制部材17を用いればよく、逆に比較的
小径のロール貨物を1つだけ収容する場合には、図6に
示すように2つの長手方向位置規制部材17のみを用い
ればよい。また、ロール貨物を収容したコンテナのハン
ドリングについては、フォークポケットが補強部材14
に対応して形成されているのであるから、コンテナ全体
としてかなり大重量になっていてもフォークリフトカー
により簡単にハンドリングできる。さらにクレーンによ
るハンドリングも簡単に達成できる。図7はロール貨物
輸送用コンテナを2段積みした状態を示す斜視図であ
り、上段のロール貨物輸送用コンテナの上部枠部材2の
上部補柱部材22cを傾倒させている。したがって、2
段積みしたロール貨物輸送用コンテナを貨物車両に搭載
した状態において日本の鉄道のトンネルの第3限界線を
クリアでき、広範囲にわたる鉄道輸送を達成できる。
尚、船舶による輸送を行なう場合には、船艙内に必要段
数のコンテナを段積みすればよい。さらに、出荷地、荷
受地等においてロール貨物をある程度の期間保管しなけ
ればならない自体が発生しても、特別に保管用の倉庫を
必要とせず、単にコンテナを段積みしておくだけでよい
から保管に便利である。以上の説明から明らかなよう
に、かなり高価なホットコイルに代表されるロール貨物
をすり傷、錆等を発生させることなく輸送し、または保
管でき、しかもこれら輸送、保管に伴なうハンドリング
所要量を大巾に低減できる。
【実施例2】図8はこの発明のロール貨物輸送用コンテ
ナの他の実施例を示す概略斜視図、図9は図8のIX−
IX線断面図、図10はロール貨物と端姪号部材との関
係を説明する図、第11図はロール貨物と長手方向位置
規制部材との関係を説明する図、図12は大径のロール
貨物を収容した状態を説明する図であり、上記実施例と
異なる点は、下部枠部材1が特別には補強部材14を有
していない点、4つのロール貨物を同じ向きに支承する
長手方向位置規制部41,42のみを有している点、ロ
ール貨物の端面と係合する端面係合部材43をさらに有
している点、対向する端面係合部材43同士を連結する
連結部材44をさらに有している点、上面がフラットな
上部部材2を用いている点のみである。端面係合部材4
3は、ロール貨物3の積付け、積みおろしを容易にする
ため外方に傾倒または変形可能なものであり、ロール貨
物3の端面と係合する部分が、係合面積を少なくするた
めに格子枠体状に形成されているとともに、対向面の所
定位置に連結部材44の端部を固定するための固定部4
3aが形成されている。長手方向位置規制部材41は下
部枠部材1の長手方向の側板部材13に一体的に装着さ
れている。これに対して長手方向位置規制部材42は、
下部枠部材1の幅方向の側板部材13に設けられている
ガイド部材42aにより位置決めされている。したがっ
て、異なるガイド部材42aにより長手方向位置規制部
材42を位置決めすることにより大径のロール貨物、小
径のロール貨物の何れにも簡単に対処でき、しかも対処
できるロール貨物の外径差を十分に大きくできる。上記
構成のロール貨物輸送用コンテナの作用は次のとおりで
ある。輸送対象となるロール貨物、例えばワイヤーロッ
ドの外径に合せて長手方向位置規制部材42を該当する
ガイド部材42aにより位置決めする。この状態におい
てロール貨物を長手方向位置規制部材41,42により
支承されるように収容するとともに、ロール貨物の内部
空間を通して連結部材44により対向する端面係合部材
43同士を連結すればよく、ロール貨物は連結部材44
により吊り下げ状態になるとともに長手方向位置規制部
材41,42により支承状態になる。また、必要に応じ
て端面係合部材43と下部枠部材1との間にラッシング
を施す。したがって、ロール貨物に直接ラッシングを施
すことなく安定な荷姿を達成でき、ロール貨物の安全な
輸送を達成できる。また、この実施例においても、ロー
ル貨物の収容を阻害しない箇所に乾燥砂を含むサンドバ
ッグを設けておくことにより錆の発生を確実に防止でき
る。
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、多数の
ロール貨物を輸送する場合であってもハンドリングのた
めの作業量を大巾に低減でき、しかもロール貨物の損傷
を確実に防止でき、さらに、フォークポケットに対応す
る隆起箇所に対して比較的小径のロール貨物を収容し、
非隆起箇所に対応して比較的大径のロール貨物を収容す
ることによりロール貨物収容空間の利用効率を高めるこ
とができるという特有の効果を奏する。請求項2の発明
は、ロール貨物と下部枠部材の底面とが接触することを
未然に防止してロール貨物の損傷を一層確実に防止でき
るという特有の効果を奏する。請求項3の発明は、隆起
箇所の長さに応じてロール貨物を複数列に収容すること
により空間利用効率を一層高めることができ、しかも、
ロール貨物を昇降させるだけでよいから、ハンドリング
を簡素化できるという特有の効果を奏する。請求項4の
発明は、比較的小径のロール貨物の中でも外径にかなり
のばらつきがある場合に、不要なロール貨物支承部材を
取外し、必要なロール貨物支承部材同士の間隔をロール
貨物の外径に適合させることにより、多種の比較的小径
のロール貨物に簡単に対処できるという特有の効果を奏
する。請求項5の発明は、ロール貨物の積付け、積みお
ろしがロール貨物の昇降のみにより簡単に達成でき、ロ
ール貨物のハンドリングを簡素化できるという特有の効
果を奏する。請求項6の発明は、比較的大径のロール貨
物の中でも外径にかなりのばらつきがある場合に、テー
パ面構成部材を回動させるだけの簡単な作業で、多種の
比較的大径のロール貨物に簡単に対処できるという特有
の効果を奏する。請求項7の発明は、サンドバッグの吸
湿性に起因してコンテナ収容空間内の湿気を著しく少な
くでき、多湿地域通過中、寒暖差が大きい地域を通過中
等における結露の発生を殆ど皆無にして、錆の発生に起
因するロール貨物の品質低下を未然に防止できるという
特有の効果を奏する。請求項8の発明は、ロール貨物輸
送用コンテナの段積みを簡単に達成でき、船艙内等に対
する効率よい積付けを達成できるとともに仕向け地等に
おけるロール貨物の一時保管等をも簡単に達成できると
いう特有の効果を奏する。請求項9の発明は、少ない数
の長手方向位置規制部材により所望の外径のロール貨物
を必要数だけコンテナ内に収容でき、しかも直接的なラ
ッシングを施すことなくロール貨物を安定に保持でき、
複数個のロール貨物を安全に輸送できるという特有の効
果を奏する。この発明のロール貨物輸送用コンテナの一
実施例を示す分解斜視図である。
【図面の簡単な説明】
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】ロール貨物輸送用コンテナの密閉状態を示す斜
視図である。
【図5】比較的小径のロール貨物を2列に収容した状態
を示す縦断面図である。
【図6】比較的小径のロール貨物を1列に収容した状態
を示す縦断面図である。
【図7】ロール貨物輸送用コンテナを2段積みした状態
を示す斜視図である。
【図8】この発明のロール貨物輸送用コンテナの他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】ロール貨物と端面係合部材との関係を説明す
る概略図である。
【図11】ロール貨物と長手方向位置規制部材との関係
を説明する概略図である。
【図12】大径のロール貨物を収容する状態を説明する
概略図である。
【符号の説明】
1 下部枠部材 2 上部枠部材 3 ロール貨物 14 補強部材 15 フォークポケット 16,17 長手方向位置規制部材 16a,17a
テーパ面部材 16b,17b テーパ面構成部材 18 幅方向位
置規制部材 18a テーパ面部材 18b,18c テーパ面構
成部材 23 上部補柱部材 41,42 長手方向位置規制
部材 43 端面係合部材 44 連結部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明はロール貨物輸送用コン
テナに関し、さらに詳細にいえば、全長、外径が異なる
ホットコイル等のロール貨物を複数個同時に輸送できる
新規なコンテナに関する。
【従来の技術】従来からホットコイル等のロール貨物を
輸送するためのコンテナとして特開平1−153483
号公報に示す構成のコンテナが提案されている。このコ
ンテナは、内部空間の底面にロール貨物を支承する1対
のブラケットを設けてあるとともに、昇降可能なスライ
ド枠部材を設けてあり、1対のブラケットにより支承さ
れるロール貨物の外径に合せてスライド枠部材を昇降さ
せることにより、ロール貨物を安定に保持し、ラッシン
グ等のロール貨物固縛作業を大巾に低減できる。また、
工場における製造ラインで製造される所定幅のロール貨
物(長さ、板厚に応じて外径が変化する)を直ちにコン
テナに収容することにより、仕向け地までロール貨物を
輸送するに当って、ロール貨物に直接接触することなく
積付け、積みおろし等の作業を行なうことができ、ロー
ル貨物の損傷を大巾に低減できる。
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコンテナに
おいては、外径が大巾に小さいロール貨物を除いて1つ
のコンテナの内部に1つのロール貨物を収容することに
なるのであるから、ロール貨物の個数が増加すれば、コ
ンテナの個数も必然的に増加し、しかも一般的にコンテ
ナ毎に必要となるハンドリング作業が全体として著しく
多くなってしまうという不都合がある。また、船積み等
を行なう場合には、コンテナ同士の連結作業が必要にな
るのであり、この作業が全体として著しく多くなってし
まうという不都合もある。さらに、近年において多品種
少量生産が一般化していることの影響を受けて表面処理
薄板コイル鋼板においても、客先における板幅等のカッ
ティングロール加工に代えて製造ラインにおいて所定寸
法に一元製造した高級薄板コイル鋼板が要求されろよう
になってきており、このような現状下においては、上記
構成のコンテナでは空間利用効率がかなり低下してしま
うという不都合もある。
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、多種多様な幅および外径のロール貨物を
複数個同時に収容でき、しかも各ロール貨物を安定に保
持できるとともに空間利用効率を高めることができる新
規なロール貨物輸送用コンテナを提供することを目的と
している。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のロール貨物輸送用コンテナは、複数個
のロール貨物を収容可能な内部空間を有する下部枠部材
と、下部枠部材に対して取外し可能に装着される上部枠
部材とを含み、下部枠部材の内部空間の底面が少なくと
も1箇所において所定範囲にわたって隆起されており、
隆起箇所に対応してロール貨物を下部枠部材の長手方向
に位置規制する長手方向位置規制部材を有しているとと
もに、非隆起箇所に対応してロール貨物を下部枠部材の
幅方向に位置規制する幅方向位置規制部材を有してお
り、さらに長手方向の中央部に位置する隆起箇所に対応
してフォークポケットを有している。請求項2のロール
貨物輸送用コンテナは、長手方向位置規制部材が比較的
小径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の底面に接触
しない状態で支承するものであり、幅方向位置規制部材
が、比較的大径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の
底面に接触しない状態で支承するものである。請求項3
のロール貨物輸送用コンテナは、長手方向位置規制部材
が隆起箇所の長さに対応して少なくとも1対のロール貨
物支承部材から構成されているとともに、各ロール貨物
支承部材が互に逆向きのテーパ面部材で構成されてい
る。請求項4のロール貨物輸送用コンテナは、長手方向
位置規制部材を構成する少なくとも1対のロール貨物支
承部材が取外し可能かつ相対位置変更可能に隆起部材に
装着されている。請求項5のロール貨物輸送用コンテナ
は、幅方向位置規制部材が1対のロール貨物支承部材か
ら構成されているとともに、各ロール貨物支承部材が互
に逆向きのテーパ面部材で構成されている。請求項6の
ロール貨物輸送用コンテナは、テーパ面部材が外径の異
なるロール貨物に対応させて複数のテーパ面構成部材を
含んでいるとともに、ロール貨物の外径に対応させ得る
ようテーパ面構成部材が回動可能である。請求項7のロ
ール貨物輸送用コンテナは、テーパ面部材がロール貨物
を支承する面にサンドバッグを有している。請求項8の
ロール貨物輸送用コンテナは、上部枠部材が他のロール
貨物輸送用コンテナを支承するための支承部材を有して
いる。請求項9のロール貨物輸送用コンテナは、複数個
のロール貨物を並列状態で収容可能な内部空間を有する
下部枠部材と、下部枠部材に対して取外し可能に装着さ
れる上部枠部材とを含み、下部枠部材の内部空間の所定
位置にロール貨物を下部枠部材の長手方向に位置規制す
る規制位置調節可能な長手方向位置規制部材を有してい
るとともに、ロール貨物の端面と係合する端面係合部材
を有しており、さらにロール貨物の内部空間を通して互
に対向する端面係合部材同士を連結する連結部材を有し
ている。
【作用】請求項1のロール貨物輸送用コンテナであれ
ば、下部枠部材の内部空間のうち、底面が隆起されてい
る箇所に対応させて比較的小径のロール貨物を収容する
とともに、残余の箇所に対応させて比較的大径のロール
貨物を収容し、長手方向位置規制部材により比較的小径
のロール貨物に対する位置規制を達成するとともに、幅
方向位置規制部材により比較的大径のロール貨物に対す
る位置規制を達成する。そして、下部枠部材に対して上
部枠部材を装着することによりロール貨物収容空間を密
閉でき、以後はロール貨物に触れることなくフォークリ
フトカー等を用いてハンドリングを行なうことができる
のであるから、多数のロール貨物を輸送する場合であっ
てもハンドリングのための作業量を大巾に低減でき、し
かもロール貨物の損傷を確実に防止できる。また、フォ
ークポケットに対応する隆起箇所に対して比較的小径の
ロール貨物を収容し、非隆起箇所に対応して比較的大径
のロール貨物を収容するのであるからロール貨物収容空
間の利用効率を高めることができる。請求項2のロール
貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位置規制部材が
比較的小径のロール貨物を下部枠部材の内部空間の底面
に接触しない状態で支承するものであり、幅方向位置規
制部材が、比較的大径のロール貨物を下部枠部材の内部
空間の底面に接触しない状態で支承するものであるか
ら、ロール貨物と下部枠部材の底面とが接触することを
未然に防止でき、両者の摺擦を確実に阻止できるので、
ロール貨物の損傷を一層確実に防止できる。請求項3の
ロール貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位置規制
部材が隆起箇所の長さに対応して少なくとも1対のロー
ル貨物支承部材から構成されているとともに、各ロール
貨物支承部材が互に逆向きのテーパ面部材で構成されて
いるのであるから、隆起箇所の長さに応じてロール貨物
を複数列に収容することが可能であり、空間利用効率を
一層高めることができる。また、ロール貨物を昇降させ
るだけでよいから、ハンドリングを簡素化できる。請求
項4のロール貨物輸送用コンテナであれば、長手方向位
置規制部材を構成する少なくとも1対のロール貨物支承
部材が取外し可能かつ相対位置変更可能に隆起部材に装
着されているのであるから、比較的小径のロール貨物の
中でも外径にかなりのばらつきがある場合に、不要なロ
ール貨物支承部材を取外し、必要なロール貨物支承部材
同士の間隔をロール貨物の外径に適合させることができ
るので、多種の比較的小径のロール貨物に簡単に対処で
きる。請求項5のロール貨物輸送用コンテナであれば、
幅方向位置規制部材が1対のロール貨物支承部材から構
成されているとともに、各ロール貨物支承部材が互に逆
向きのテーパ面部材で構成されているのであるから、ロ
ール貨物の積付け、積みおろしがロール貨物の昇降のみ
により簡単に達成でき、ロール貨物のハンドリングを簡
素化できる。請求項6のロール貨物輸送用コンテナであ
れば、テーパ面部材が外径の異なるロール貨物に対応さ
せて複数のテーパ面構成部材を含んでいるとともに、ロ
ール貨物の外径に対応させ得るようテーパ面構成部材が
回動可能であるから、比較的大径のロール貨物の中でも
外径にかなりのばらつきがある場合に、テーパ面構成部
材を回動させるだけでよく、多種の比較的大径のロール
貨物に簡単に対処できるとともに、作業を簡素化でき
る。請求項7のロール貨物輸送用コンテナであれば、テ
ーパ面部材がロール貨物を支承する面にサンドバッグを
有しているのであるから、サンドバッグの吸湿性に起因
してコンテナ収容空間内の湿気を著しく少なくでき、多
湿地域通過中、寒暖差が大きい地域を通過中等における
結露の発生を殆ど皆無にでき、錆の発生に起因するロー
ル貨物の品質低下を未然に防止できる。請求項8のロー
ル貨物輸送用コンテナであれば、上部枠部材が他のロー
ル貨物輸送用コンテナを支承するための支承部材を有し
ているのであるから、ロール貨物輸送用コンテナの段積
みを簡単に達成でき、船艙内等に対する効率よい積付け
を達成できるとともに仕向け地等におけるロール貨物の
一時保管等をも簡単に達成できる。請求項9のロール貨
物輸送用コンテナであれば、複数個のロール貨物をそれ
ぞれ長手方向位置規制部材により位置規制させることに
より並列状態で下部枠部材の内部空間に収容する。そし
て、この状態において端面係合部材をロール貨物の端面
に係合させ、さらに端面係合部材同士をロール貨物の内
部空間を通して連結部材により連結するのであるから、
ロール貨物の安定な保持状態を達成できる。即ち、幅、
外径が異なるロール貨物であっても安定にコンテナ内部
に収容できるのであるから、多数のロール貨物を輸送す
る場合であってもハンドリングのための作業量を大巾に
低減でき、しかもロール貨物の損傷を確実に防止でき
る。
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明のロール貨物輸送用コンテナ
の一実施例を示す分解斜視図、図2は図1のII−II
線断面図、図3は図1のIII−III線断面図であ
り、それぞれロール貨物を収容した状態を示している。
このロール貨物輸送用コンテナは下部枠部材1および上
部枠部材2で構成されており、上部枠部材2が下部枠部
材1に対して取外し可能に連結されている。下部枠部材
1は、全体がほぼ8×20フィートの底板部材11と、
底板部材11の四隅部に立設された下部主柱部材12
と、下部主柱部材12同士の間に一体的に設けられた側
板部材13と、底板部材11の中央部に一体的に設けら
れた隆起部を構成する補強部材14と、補強部材14の
下部所定位置に一体的に設けられたフォークポケット1
5と、補強部材14の上面所定位置に取外し可能に設け
られた長手方向位置規制部材16,17と、底板部材1
1の所定位置に設けられた幅方向位置規制部材18とを
有している。上部枠部材2は、底板部材11とほぼ等し
い平面形状を有するとともに、幅方向に関して中央部が
情報に湾曲形成された天井部材21と、天井部材21の
四隅部に一体的に設けられ、下部主柱部材12と係合可
能な上部主柱部材22と、上部主柱部材22に対して傾
倒可能に連結された上部補柱部材23とを有している。
尚、上部補柱部材23は、起立時に上端が天井部材21
の上端部と等しいか、または上方に位置する長さに設定
されている。下部枠部材1についてさらに詳細に説明す
る。下部主柱部材12は、下端部に隅金具12a(例え
ば、国際規格のコンテナにおいて一般的に採用されてい
る隅金具)を含んでいるとともに、上端部に、他の隅金
具の係合部と係合する突部を回動可能かつ進退可能に有
する連結金具12bを含んでいる。側板部材13は、上
部枠部材2のシールパッキング(図示せず)との気密係
合を達成するための係合突条13aを含んでいるととも
に、必要に応じて上部所定位置に上部枠部材2との連結
を強化する補助係合部13bを含んでいる。長手方向位
置規制部材16は断面形状が台形または三角形状に形成
されたテーパ面部材16aと、テーパ面部材16aの両
傾斜面に一体的に設けられたテーパ面構成部材16bと
を含んでおり、補強部材14の中央部に取外し可能に装
着されている。長手方向位置規制部材17は断面形状が
ほぼ直角二等辺三角形に形成されたテーパ面部材17a
と、テーパ面部材17aの傾斜面に一体的に設けられた
テーパ面構成部材17bとを含んでおり、補強部材14
に対して所定範囲内においてスライド可能かつ所定位置
においてスライドを阻止すべく固定可能に装着されてい
る。幅方向位置規制部材18は比較的大径のロール貨物
3を支承するための1対のテーパ面部材18aと、テー
パ面部材18aの上面に支承されるべく回動可能に設け
られたテーパ面構成部材18b,18cとを含んでい
る。これらテーパ面構成部材18b,18cは選択的に
テーパ面部材18bに支承されるものであり、さらに詳
細に説明すると、テーパ面部材18aの外端縁に連続し
て配置された収容箱部材18dの内部に回動可能にテー
パ面構成部材18bが収容されており、テーパ面構成部
材18bは所定位置が収容箱部材18dの上部所定位置
と係合した状態でテーパ面部材18aに支承され、比較
的大径のロール貨物の中でも比較的小径のロール貨物を
幅方向に位置規制した状態で支承する(図2(A)参
照)。そして、テーパ面構成部材18cはテーパ面部材
18aの内端縁に近接する所定位置を回動中心とするも
のであり、底板部材11に支承されるように回動された
状態においては2つ折り状態とされ、テーパ面構成部材
18c同士の干渉を防止できる。また、図2(B)に示
すように、テーパ面部材18aに支承されるように回動
された状態においては、2つ折り状態が解消され、テー
パ面部材18aの全範囲にテーパ面構成部材18cが支
承されて、比較的大径のロール貨物の中でも比較的大径
のロール貨物を幅方向に位置規制した状態で支承する。
また、上記各テーパ面構成部材16b,17b,18
b,18cのうちロール貨物と係合する部分には十分に
乾燥された砂を収容したサンドバッグを設けておくこと
が好ましく、ロール貨物を安定に支承できるとともに、
コンテナ内部を乾燥状態にでき、結露の発生を防止し、
ひいては錆の発生を未然に防止できる。上記構成のロー
ル貨物輸送用コンテナの作用は次のとおりである。工場
において2次加工を行なって幅、外径が異なる多種のロ
ール貨物が生産される場合に、これらロール貨物の外径
に合せてテーパ面部材材16a,17aの相対位置関係
を設定するとともに、テーパ面構成部材18b,18c
の何れかをテーパ面部材18aに支承させておく。した
がって、順次生産されるロール貨物を外径に基づいて長
手方向位置規制17,18により支承させ、または幅方
向位置規制部材18に支承させることができる(図1参
照)。収容可能なロール貨物を全て対応する位置規制部
材に支承させた後は上部枠部材2を下部枠部材1の上部
に位置決めし、下部主柱部材12の連結金具12bを上
部主柱部材22の隅金具22aと係合させることにより
ロール貨物収容空間を密閉する(図4参照)。この状態
において、ロール貨物収容空間の湿気が多ければサンド
バッグが湿気を吸収してロール貨物収容空間を乾燥状態
にできるので結露の発生を防止でき、ひいては錆の発生
を未然に防止できる。尚、比較的小径のロール貨物を長
手方向に2つ並べた状態で収容する場合には、図5に示
すように1つの長手方向位置規制部材16および2つの
長手方向位置規制部材17を用いればよく、逆に比較的
小径のロール貨物を1つだけ収容する場合には、図6に
示すように2つの長手方向位置規制部材17のみを用い
ればよい。また、ロール貨物を収容したコンテナのハン
ドリングについては、フォークポケットが補強部材14
に対応して形成されているのであるから、コンテナ全体
としてかなり大重量になっていてもフォークリフトカー
により簡単にハンドリングできる。さらにクレーンによ
るハンドリングも簡単に達成できる。図7はロール貨物
輸送用コンテナを2投積みした状態を示す斜視図であ
り、上段のロール貨物輸送用コンテナの上部枠部材2の
上部補柱部材22cを傾倒させている。したがって、2
段積みしたロール貨物輸送用コンテナを貨物車両に搭載
した状態において日本の鉄道のトンネルの第3限界線を
クリアでき、広範囲にわたる鉄道輸送を達成できる。
尚、船舶による輸送を行なう場合には、船艙内に必要段
数のコンテナを段積みすればよい。さらに、出荷地、荷
受地等においてロール貨物をある程度の期間保管しなけ
ればならない自体が発生しても、特別に保管用の倉庫を
必要とせず、単にコンテナを段積みしておくだけでよい
から保管に便利である。以上の説明から明らかなよう
に、かなり高価なホットコイルに代表されるロール貨物
をすり傷、錆等を発生させることなく輸送し、または保
管でき、しかもこれら輸送、保管に伴なうハンドリング
所要量を大巾に低減できろ。
【実施例2】図8はこの発明のロール貨物輸送用コンテ
ナの他の実施例を示す概略斜視図、図9は図8のIX−
IX線断面図、図10はロール貨物と端姪号部材との関
係を説明する図、第11図はロール貨物と長手方向位置
規制部材との関係を説明する図、図12は大径のロール
貨物を収容した状態を説明する図であり、上記実施例と
異なる点は、下部枠部材1が特別には補強部材14を有
していない点、4つのロール貨物を同じ向きに支承する
長手方向位置規制部41,42のみを有している点、ロ
ール貨物の端面と係合する端面係合部材43をさらに有
している点、対向する端面係合部材43同士を連結する
連結部材44をさらに有している点、上面がフラットな
上部部材2を用いている点のみである。端面係合部材4
3は、ロール貨物3の積付け、積みおろしを容易にする
ため外方に傾倒または変形可能なものであり、ロール貨
物3の端面と係合する部分が、係合面積を少なくするた
めに格子枠体状に形成されていろとともに、対向面の所
定位置に連結部材44の端部を固定するための固定部4
3aが形成されている。長手方向位置規制部材41は下
部枠部材1の長手方向の側板部材13に一体的に装着さ
れている。これに対して長手方向位置規制部材42は、
下部枠部材1の幅方向の側板部材13に設けられている
ガイド部材42aにより位置決めされている。したがっ
て、異なるガイド部材42aにより長手方向位置規制部
材42を位置決めすることにより大径のロール貨物、小
径のロール貨物の何れにも簡単に対処でき、しかも対処
できるロール貨物の外径差を十分に大きくできる。上記
構成のロール貨物輸送用コンテナの作用は次のとおりで
ある。輸送対象となるロール貨物、例えばワイヤーロッ
ドの外径に合せて長手方向位置規制部材42を該当する
ガイド部材42aにより位置決めする。この状態におい
てロール貨物を長手方向位置規制部材41,42により
支承されるように収容するとともに、ロール貨物の内部
空間を通して連結部材44により対向する端面係合部材
43同士を連結すればよく、ロール貨物は連結部材44
により吊り下げ状態になるとともに長手方向位置規制部
材41,42により支承状態になる。また、必要に応じ
て端面係合部材43と下部枠部材1との間にラッシング
を施す。したがって、ロール貨物に直接ラッシングを施
すことなく安定な荷姿を達成でき、ロール貨物の安全な
輸送を達成できる。また、この実施例においても、ロー
ル貨物の収容を阻害しない箇所に乾燥砂を含むサンドバ
ッグを設けておくことにより錆の発生を確実に防止でき
る。
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、多数の
ロール貨物を輸送する場合であってもハンドリングのた
めの作業量を大巾に低減でき、しかもロール貨物の損傷
を確実に防止でき、さらに、フォークポケットに対応す
る隆起箇所に対して比較的小径のロール貨物を収容し、
非隆起箇所に対応して比較的大径のロール貨物を収容す
ることによりロール貨物収容空間の利用効率を高めるこ
とができるという特有の効果を奏する。請求項2の発明
は、ロール貨物と下部枠部材の底面とが接触することを
未然に防止してロール貨物の損傷を一層確実に防止でき
るという特有の効果を奏する。請求項3の発明は、隆起
箇所の長さに応じてロール貨物を複数列に収容すること
により空間利用効率を一層高めることができ、しかも、
ロール貨物を昇降させるだけでよいから、ハンドリング
を簡素化できるという特有の効果を奏する。請求項4の
発明は、比較的小径のロール貨物の中でも外径にかなり
のばらつきがある場合に、不要なロール貨物支承部材を
取外し、必要なロール貨物支承部材同士の間隔をロール
貨物の外径に適合させることにより、多種の比較的小径
のロール貨物に簡単に対処できるという特有の効果を奏
する。請求項5の発明は、ロール貨物の積付け、積みお
ろしがロール貨物の昇降のみにより簡単に達成でき、ロ
ール貨物のハンドリングを簡素化できるという特有の効
果を奏する。請求項6の発明は、比較的大径のロール貨
物の中でも外径にかなりのばらつきがある場合に、テー
パ面構成部材を回動させるだけの簡単な作業で、多種の
比較的大径のロール貨物に簡単に対処できるという特有
の効果を奏する。請求項7の発明は、サンドバッグの吸
湿性に起因してコンテナ収容空間内の湿気を著しく少な
くでき、多湿地域通過中、寒暖差が大きい地域を通過中
等における結露の発生を殆ど皆無にして、錆の発生に起
因するロール貨物の品質低下を未然に防止できるという
特有の効果を奏する。請求項8の発明は、ロール貨物輸
送用コンテナの段積みを簡単に達成でき、船艙内等に対
する効率よい積付けを達成できるとともに仕向け地等に
おけるロール貨物の一時保管等をも簡単に達成できると
いう特有の効果を奏する。請求項9の発明は、少ない数
の長手方向位置規制部材により所望の外径のロール貨物
を必要数だけコンテナ内に収容でき、しかも直接的なラ
ッシングを施すことなくロール貨物を安定に保持でき、
複数個のロール貨物を安全に輸送できるという特有の効
果を奏する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロール貨物輸送用コンテナの一実施
例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】ロール貨物輸送用コンテナの密閉状態を示す斜
視図である。
【図5】比較的小径のロール貨物を2列に収容した状態
を示す縦断面図である。
【図6】比較的小径のロール貨物を1列に収容した状態
を示す縦断面図である。
【図7】ロール貨物輸送用コンテナを2段積みした状態
を示す斜視図である。
【図8】この発明のロール貨物輸送用コンテナの他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】ロール貨物と端面係合部材との関係を説明す
る概略図である。
【図11】ロール貨物と長手方向位置規制部材との関係
を説明する概略図である。
【図12】大径のロール貨物を収容する状態を説明する
概略図である。
【符号の説明】 1 下部枠部材 2 上部枠部材 3 ロール貨物 14 補強部材 15 フォークポケット 16,17 長手方向位置規制部材 16a,17a
テーパ面部材 16b,17b テーパ面構成部材 18 幅方向位
置規制部材 18a テーパ面部材 18b,18c テーパ面構
成部材 23 上部補柱部材 41,42 長手方向位置規制
部材 43 端面係合部材 44 連結部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のロール貨物(3)を収容可能な
    内部空間を有する下部枠部材(1)と、下部枠部材
    (1)に対して取外し可能に装着される上部枠部材
    (2)とを含み、下部枠部材(1)の内部空間の底面が
    少なくとも1箇所において所定範囲にわたって隆起され
    ており、隆起箇所(14)に対応してロール貨物(3)
    を下部枠部材(1)の長手方向に位置規制する長手方向
    位置規制部材(16)(17)を有しているとともに、
    非隆起箇所に対応してロール貨物(3)を下部枠部材
    (1)の幅方向に位置規制する幅方向位置規制部材(1
    8)を有しており、さらに長手方向の中央部に位置する
    隆起箇所(14)に対応してフォークポケット(15)
    を有していることを特徴とするロール貨物輸送用コンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 長手方向位置規制部材(16)(17)
    が比較的小径のロール貨物(3)を下部枠部材(1)の
    内部空間の底面に接触しない状態で支承するものであ
    り、幅方向位置規制部材(18)が、比較的大径のロー
    ル貨物(3)を下部枠部材(1)の内部空間の底面に接
    触しない状態で支承するものである請求項1に記載のロ
    ール貨物輸送用コンテナ。
  3. 【請求項3】 長手方向位置規制部材(16)(17)
    が隆起箇所(14)の長さに対応して少なくとも1対の
    ロール貨物支承部材(16a)(17a)から構成され
    ているとともに、各ロール貨物支承部材(16a)(1
    7a)が互に逆向きのテーパ面部材(16a)(17
    a)で構成されている請求項2に記載のロール貨物輸送
    用コンテナ。
  4. 【請求項4】 長手方向位置規制部材(16)(17)
    を構成する少なくとも1対のロール貨物支承部材(16
    a)(17a)が取外し可能かつ相対位置変更可能に隆
    起部材(14)に装着されている請求項2または請求項
    3に記載のロール貨物輸送用コンテナ。
  5. 【請求項5】 幅方向位置規制部材(18)が1対のロ
    ール貨物支承部材(18a)から構成されているととも
    に、各ロール貨物支承部材(18a)が互に逆向きのテ
    ーパ面部材(18a)(18a)で構成されている請求
    項2に記載のロール貨物輸送用コンテナ。
  6. 【請求項6】 テーパ面部材(18a)が外径の異なる
    ロール貨物(3)に対応させて複数のテーパ面構成部材
    (18b)(18c)を含んでいるとともに、ロール貨
    物(3)の外径に対応させ得るようテーパ面構成部材
    (18b)(18c)が回動可能である請求項5に記載
    のロール貨物輸送用コンテナ。
  7. 【請求項7】 テーパ面部材(16a)(17a)(1
    8a)がロール貨物(3)を支承する面にサンドバッグ
    を有している請求項3から請求項6の何れかに記載のロ
    ール貨物輸送用コンテナ。
  8. 【請求項8】 上部枠部材(2)が他のロール貨物輸送
    用コンテナを支承するための支承部材(23)を有して
    いる請求項1から請求項7の何れかに記載のロール貨物
    輸送用コンテナ。
  9. 【請求項9】 複数個のロール貨物(3)を並列状態で
    収容可能な内部空間を有する下部枠部材(1)と、下部
    枠部材(1)に対して取外し可能に装着される上部枠部
    材(2)とを含み、下部枠部材(1)の内部空間の所定
    位置にロール貨物(3)を下部枠部材(1)の長手方向
    に位置規制する規制位置調節可能な長手方向位置規制部
    材(41)(42)を有しているとともに、ロール貨物
    の端面と係合する端面係合部材(43)を有しており、
    さらにロール貨物(3)の内部空間を通して互に対向す
    る端面係合部材(43)同士を連結する連結部材(4
    4)を有していることを特徴とするロール貨物輸送用コ
    ンテナ。
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