JPH0596744A - インクジエツトプリンタのインク供給機構 - Google Patents
インクジエツトプリンタのインク供給機構Info
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- JPH0596744A JPH0596744A JP28574691A JP28574691A JPH0596744A JP H0596744 A JPH0596744 A JP H0596744A JP 28574691 A JP28574691 A JP 28574691A JP 28574691 A JP28574691 A JP 28574691A JP H0596744 A JPH0596744 A JP H0596744A
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- Japan
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- ink
- chamber
- cartridge
- porous member
- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクカートリッジ内のインクの利用効率が
高く、かつ、残量検知を容易にすることができるインク
ジェットプリンタのインク供給機構を提供する。 【構成】 ヘッドカートリッジ部１は、第１の室１１と
第２の室１５を有し、毛細管１４で連結されている。第
２の室１５には多孔性部材１６が設けられている。第１
の室１１は、大気連通孔１２と２本の連通路１８が設け
られている。インクカートリッジ３をヘッドカートリッ
ジ部１に取り付けると、連通路１８からカートリッジ内
にエアーが供給され、インクが第１の室１１に供給され
る。インクレベルが連通路の端部を超えると、圧力平衡
によりインク供給が停止される。印字によってインクが
消費されると、多孔性部材１６からインクが記録ヘッド
２に送られ、多孔性部材１６へは、第１の室１１からイ
ンクが供給される。
高く、かつ、残量検知を容易にすることができるインク
ジェットプリンタのインク供給機構を提供する。 【構成】 ヘッドカートリッジ部１は、第１の室１１と
第２の室１５を有し、毛細管１４で連結されている。第
２の室１５には多孔性部材１６が設けられている。第１
の室１１は、大気連通孔１２と２本の連通路１８が設け
られている。インクカートリッジ３をヘッドカートリッ
ジ部１に取り付けると、連通路１８からカートリッジ内
にエアーが供給され、インクが第１の室１１に供給され
る。インクレベルが連通路の端部を超えると、圧力平衡
によりインク供給が停止される。印字によってインクが
消費されると、多孔性部材１６からインクが記録ヘッド
２に送られ、多孔性部材１６へは、第１の室１１からイ
ンクが供給される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドカートリッジ部
とインクカートリッジとが分離されたインクジェットプ
リンタのインク供給機構に関するものである。
とインクカートリッジとが分離されたインクジェットプ
リンタのインク供給機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】インクカートリッジを用いたインクジェ
ットプリンタにおいては、プリンタ構成上、インクカー
トリッジのインク液面が記録ヘッドのノズル面より高く
なることがある。このような場合には、記録ヘッドのノ
ズル面には高さの相違による水頭差圧が加わり、ノズル
よりインクが流出する。これを防止するために、インク
タンク内を負圧を与える方法が用いられており、負圧発
生手段を必要とした。
ットプリンタにおいては、プリンタ構成上、インクカー
トリッジのインク液面が記録ヘッドのノズル面より高く
なることがある。このような場合には、記録ヘッドのノ
ズル面には高さの相違による水頭差圧が加わり、ノズル
よりインクが流出する。これを防止するために、インク
タンク内を負圧を与える方法が用いられており、負圧発
生手段を必要とした。
【０００３】インクカートリッジ内にインクを収容して
おく方法としては、特開昭６３−８７２４２号公報や、
特開平３２−３４３４９号公報に記載されているよう
に、インクタンク内にスポンジなどの多孔性部材を配置
し、その毛細管力を利用してインクを保持させる方法が
一般的であり、広く用いられている。
おく方法としては、特開昭６３−８７２４２号公報や、
特開平３２−３４３４９号公報に記載されているよう
に、インクタンク内にスポンジなどの多孔性部材を配置
し、その毛細管力を利用してインクを保持させる方法が
一般的であり、広く用いられている。
【０００４】しかしながら、この方法では、スポンジに
インクを完全に充填することができず、インクカートリ
ッジの容積の７０％程度しかインクが入らないという問
題があり、しかも、スポンジに充填されたインクの一部
はスポンジに残留してしまい、充填されたインクの８０
％程度しか使用されないという問題がある。このため、
インクカートリッジの容積の利用効率は、５０〜６０％
程度しかなく、カートリッジの小型化が困難であるばか
りか、インクの利用効率が悪いため、ランニングコスト
の低価格化を阻害していた。また、インクがスポンジに
充填されているため、インクの残量検知が困難であると
いう問題もある。
インクを完全に充填することができず、インクカートリ
ッジの容積の７０％程度しかインクが入らないという問
題があり、しかも、スポンジに充填されたインクの一部
はスポンジに残留してしまい、充填されたインクの８０
％程度しか使用されないという問題がある。このため、
インクカートリッジの容積の利用効率は、５０〜６０％
程度しかなく、カートリッジの小型化が困難であるばか
りか、インクの利用効率が悪いため、ランニングコスト
の低価格化を阻害していた。また、インクがスポンジに
充填されているため、インクの残量検知が困難であると
いう問題もある。
【０００５】また、特開昭６２−２３１７５９号公報に
記載されているように、インクタンクと記録ヘッド間に
圧力調整弁を設ける方法も提案されているが、この方法
は、弁の破損やゴミ等による詰まりなどにより、圧力調
整弁の故障が生じやすく、故障した場合にインクタンク
からインクもれを生じるため、実際の使用に適さなかっ
た。
記載されているように、インクタンクと記録ヘッド間に
圧力調整弁を設ける方法も提案されているが、この方法
は、弁の破損やゴミ等による詰まりなどにより、圧力調
整弁の故障が生じやすく、故障した場合にインクタンク
からインクもれを生じるため、実際の使用に適さなかっ
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、インクカートリッジ内のイ
ンクの利用効率が高く、かつ、残量検知を容易にするこ
とができるインクジェットプリンタのインク供給機構を
提供することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、インクカートリッジ内のイ
ンクの利用効率が高く、かつ、残量検知を容易にするこ
とができるインクジェットプリンタのインク供給機構を
提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドカート
リッジ部にインクカートリッジが分離可能に構成された
インクジェットプリンタのインク供給機構において、前
記インクカートリッジは、密閉された容器内にインクを
貯蔵する構造であり、前記ヘッドカートリッジ部は、前
記インクカートリッジとのジョイント部と、該ジョイン
ト部近傍に設けられ大気との開口を有する第１の室と、
該第１の室に連通し多孔性部材を有する第２の室を有
し、前記ジョイント部は前記第１の室側の開口の高さが
異なる２つ以上の連通路からなることを特徴とするもの
である。
リッジ部にインクカートリッジが分離可能に構成された
インクジェットプリンタのインク供給機構において、前
記インクカートリッジは、密閉された容器内にインクを
貯蔵する構造であり、前記ヘッドカートリッジ部は、前
記インクカートリッジとのジョイント部と、該ジョイン
ト部近傍に設けられ大気との開口を有する第１の室と、
該第１の室に連通し多孔性部材を有する第２の室を有
し、前記ジョイント部は前記第１の室側の開口の高さが
異なる２つ以上の連通路からなることを特徴とするもの
である。
【０００８】前記第２の室からヘッドへの接続路内、ま
たは、前記第１の室からの接続路内に、フィルターを設
けておくことができる。第１の室と第２の室との間に、
細管または多孔性部材等の毛細管を介在させ、その毛管
力によってインクを保持するようにしてもよい。
たは、前記第１の室からの接続路内に、フィルターを設
けておくことができる。第１の室と第２の室との間に、
細管または多孔性部材等の毛細管を介在させ、その毛管
力によってインクを保持するようにしてもよい。
【０００９】
【作用】インクカートリッジに蓄えられたインクは、ジ
ョイント部を介して第１の室に供給される。インクカー
トリッジ内は密閉されており、第１の室は大気開放され
ている。インクカートリッジと第１の室とは２つ以上の
連通路でジョイントされており、この２つ以上の連通路
の第１の室側での開口端は、高低差が設けられている。
したがって、第１の室にインクが無い場合は、第１の室
より連通路を介してエアーが供給されるので、インクは
重力によって第１の室に連通路を介して供給される。第
１の室のインクレベルがすべての連通路の開口端に達す
ると、インクカートリッジにはエアーが供給されなくな
り、インクカートリッジ内の負圧とインク重量の平衡状
態で第１の室へのインクの供給が停止する。
ョイント部を介して第１の室に供給される。インクカー
トリッジ内は密閉されており、第１の室は大気開放され
ている。インクカートリッジと第１の室とは２つ以上の
連通路でジョイントされており、この２つ以上の連通路
の第１の室側での開口端は、高低差が設けられている。
したがって、第１の室にインクが無い場合は、第１の室
より連通路を介してエアーが供給されるので、インクは
重力によって第１の室に連通路を介して供給される。第
１の室のインクレベルがすべての連通路の開口端に達す
ると、インクカートリッジにはエアーが供給されなくな
り、インクカートリッジ内の負圧とインク重量の平衡状
態で第１の室へのインクの供給が停止する。
【００１０】第１の室で一定レベルに制御されたインク
は、第２の室に供給される。第１の室と第２の室との間
に、細管または多孔性部材等の毛細管を介在させ、その
毛細管力によって、連通路のインクが保持することがで
きる。第２の室では、多孔性部材によりインクが保持さ
れ、記録ヘッドに対して適度な負圧が与えられている。
印字によってインクが消費され、第２の室の多孔性部材
から記録ヘッドにインクが送られると第２の室の負圧が
大きくなり、第１の室から第２の室へインクが供給され
る。
は、第２の室に供給される。第１の室と第２の室との間
に、細管または多孔性部材等の毛細管を介在させ、その
毛細管力によって、連通路のインクが保持することがで
きる。第２の室では、多孔性部材によりインクが保持さ
れ、記録ヘッドに対して適度な負圧が与えられている。
印字によってインクが消費され、第２の室の多孔性部材
から記録ヘッドにインクが送られると第２の室の負圧が
大きくなり、第１の室から第２の室へインクが供給され
る。
【００１１】第１の室におけるインクレベルが、連通路
の高い方の開口端より低くなると、インクカートリッジ
にエアーが供給され、インクカートリッジから、第１の
室へインクが供給される。第１の室のインクレベルが上
昇して、上述した平衡状態となって、インクカートリッ
ジからのインクの供給が停止する。
の高い方の開口端より低くなると、インクカートリッジ
にエアーが供給され、インクカートリッジから、第１の
室へインクが供給される。第１の室のインクレベルが上
昇して、上述した平衡状態となって、インクカートリッ
ジからのインクの供給が停止する。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明のインク供給機構の第１の実
施例の概略を示す断面図である。図中、１はヘッドカー
トリッジ部、２は記録ヘッド、３はインクカートリッ
ジ、４はヒートシンク、５はマニホルド、１１は第１の
室、１２は大気連通孔、１４は毛細管、１５は第２の
室、１６は多孔性部材、１７はジョイント部、１８は連
通路、１９はフィルタ、２０はインク、２５は弾性体で
ある。ヘッドカートリッジ部１とインクカートリッジ３
とは分離可能に構成されており、インクカートリッジ３
のケーシングが、ヘッドカートリッジ部１のハウジング
に形成された図示しないハウジングガイドに案内されて
位置決めされる。
施例の概略を示す断面図である。図中、１はヘッドカー
トリッジ部、２は記録ヘッド、３はインクカートリッ
ジ、４はヒートシンク、５はマニホルド、１１は第１の
室、１２は大気連通孔、１４は毛細管、１５は第２の
室、１６は多孔性部材、１７はジョイント部、１８は連
通路、１９はフィルタ、２０はインク、２５は弾性体で
ある。ヘッドカートリッジ部１とインクカートリッジ３
とは分離可能に構成されており、インクカートリッジ３
のケーシングが、ヘッドカートリッジ部１のハウジング
に形成された図示しないハウジングガイドに案内されて
位置決めされる。
【００１３】ヘッドカートリッジ部１には、記録ヘッド
２が取り付けられたヒートシンク４、記録ヘッドに電気
信号を供給するプリント配線基板（図示せず）、記録ヘ
ッドにインクを供給するマニホルド５、インクカートリ
ッジとの接続のための２つの連通路１８が設けられ、イ
ンクを貯蔵する第１の室１１と、多孔性部材１６を有す
る第２の室１５と、第１の室と第２の室を連結する毛細
管１４とが一体に形成されている。第１の室１１には、
大気連通孔１２が設けられ、第１の室１１が常時大気圧
に等しく保たれている。大気連通孔１２は、インクが流
出するのを防止するために、微細穴となっている。多孔
性部材１６としては、この実施例では、平均ボアサイズ
が２００μｍのウレタンフォームを用いた。記録ヘッド
２には、多数のノズル（図示せず）が高密度で形成され
ている。この実施例では、１２８個のノズルが３００ｓ
ｐｉの高密度で形成されている。各ノズルには、通電に
よって気泡を発生させ、インク滴を噴射するための発熱
体（図示せず）が設けられている。図１において、イン
ク滴の噴射は横向きに行なわれる。
２が取り付けられたヒートシンク４、記録ヘッドに電気
信号を供給するプリント配線基板（図示せず）、記録ヘ
ッドにインクを供給するマニホルド５、インクカートリ
ッジとの接続のための２つの連通路１８が設けられ、イ
ンクを貯蔵する第１の室１１と、多孔性部材１６を有す
る第２の室１５と、第１の室と第２の室を連結する毛細
管１４とが一体に形成されている。第１の室１１には、
大気連通孔１２が設けられ、第１の室１１が常時大気圧
に等しく保たれている。大気連通孔１２は、インクが流
出するのを防止するために、微細穴となっている。多孔
性部材１６としては、この実施例では、平均ボアサイズ
が２００μｍのウレタンフォームを用いた。記録ヘッド
２には、多数のノズル（図示せず）が高密度で形成され
ている。この実施例では、１２８個のノズルが３００ｓ
ｐｉの高密度で形成されている。各ノズルには、通電に
よって気泡を発生させ、インク滴を噴射するための発熱
体（図示せず）が設けられている。図１において、イン
ク滴の噴射は横向きに行なわれる。
【００１４】インクカートリッジ３は、インク２０を貯
蔵する室と弾性体２５からなる。弾性体２５は、ヘッド
カートリッジ部１との接続を容易にするためのものであ
り、インクが残った状態でインクカートリッジ３を取り
外した場合も、インク漏れがないようになっている。イ
ンクカートリッジ３の筐体は、剛性を持ち、長期のイン
ク保持を可能にするため、耐インク性の良い材料が選択
される。
蔵する室と弾性体２５からなる。弾性体２５は、ヘッド
カートリッジ部１との接続を容易にするためのものであ
り、インクが残った状態でインクカートリッジ３を取り
外した場合も、インク漏れがないようになっている。イ
ンクカートリッジ３の筐体は、剛性を持ち、長期のイン
ク保持を可能にするため、耐インク性の良い材料が選択
される。
【００１５】動作について説明する。まず、インクカー
トリッジ３をヘッドカートリッジ部１に取り付けた場合
について説明する。インクカートリッジ３をヘッドカー
トリッジ部１のハウジングに形成された図示しないハウ
ジングガイドにしたがって位置決めすると、ヘッドカー
トリッジ部１に取り付けられた先端の鋭利な２つの連通
路１８は、インクカートリッジ３の弾性体２５を貫通し
てインク室に達する。このとき、第１の室１１は大気に
開放されているので、連通路１８からインクカートリッ
ジ３のインク室内にエアーが吸入され、インクは連通路
１８を介して、重力によりヘッドカートリッジ部１内の
第１の室１１へ供給される。第１の室１１内のインクレ
ベルが２つの連通路１８の端部に達すると、インクカー
トリッジ３内へのエアーの供給が停止される。この後、
極小量のインクが、ヘッドカートリッジ部１に供給され
ると、インクカートリッジ３内は負圧状態となる。この
負圧とインクカートリッジ３内のインク残量の重量とが
平衡した時点で、ヘッドカートリッジ部１へのインク供
給が停止される。このようにして、ヘッドカートリッジ
部１内の第１の室１１におけるインクレベルが一定にコ
ントロールされる。
トリッジ３をヘッドカートリッジ部１に取り付けた場合
について説明する。インクカートリッジ３をヘッドカー
トリッジ部１のハウジングに形成された図示しないハウ
ジングガイドにしたがって位置決めすると、ヘッドカー
トリッジ部１に取り付けられた先端の鋭利な２つの連通
路１８は、インクカートリッジ３の弾性体２５を貫通し
てインク室に達する。このとき、第１の室１１は大気に
開放されているので、連通路１８からインクカートリッ
ジ３のインク室内にエアーが吸入され、インクは連通路
１８を介して、重力によりヘッドカートリッジ部１内の
第１の室１１へ供給される。第１の室１１内のインクレ
ベルが２つの連通路１８の端部に達すると、インクカー
トリッジ３内へのエアーの供給が停止される。この後、
極小量のインクが、ヘッドカートリッジ部１に供給され
ると、インクカートリッジ３内は負圧状態となる。この
負圧とインクカートリッジ３内のインク残量の重量とが
平衡した時点で、ヘッドカートリッジ部１へのインク供
給が停止される。このようにして、ヘッドカートリッジ
部１内の第１の室１１におけるインクレベルが一定にコ
ントロールされる。
【００１６】第１の室１１内のインクは、第２の室１５
へ毛細管１４を介して供給される。第２の室１５では、
多孔性部材１６によりインクが保持される。このとき、
記録ヘッド２に働くインク圧力は、第１の室１１と記録
ヘッド２の高低差、および、毛細管１４の毛管力と多孔
性部材１６の毛管力とによりほぼ決定される。このイン
ク圧力は、印字に適した値、例えば、−２０〜−１３０
ｍｍＨ2 Ｏとなるように、ヘッドカートリッジ部１の寸
法、ならびに、多孔性部材１６の材質、ボアサイズが選
定される。
へ毛細管１４を介して供給される。第２の室１５では、
多孔性部材１６によりインクが保持される。このとき、
記録ヘッド２に働くインク圧力は、第１の室１１と記録
ヘッド２の高低差、および、毛細管１４の毛管力と多孔
性部材１６の毛管力とによりほぼ決定される。このイン
ク圧力は、印字に適した値、例えば、−２０〜−１３０
ｍｍＨ2 Ｏとなるように、ヘッドカートリッジ部１の寸
法、ならびに、多孔性部材１６の材質、ボアサイズが選
定される。
【００１７】印字動作時について説明する。印字によっ
てインクが消費されると、第２の室１５の多孔性部材１
６に充填されているインクが記録ヘッド２に送られる。
これによって第２の室１５の圧力が低下し、毛細管１４
を介して第１の室１１から第２の室１５はインクが供給
される。このようにして、印字によって消費したインク
量とほぼ同じ量のインクが、第１の室１１から第２の室
１５へ供給される。
てインクが消費されると、第２の室１５の多孔性部材１
６に充填されているインクが記録ヘッド２に送られる。
これによって第２の室１５の圧力が低下し、毛細管１４
を介して第１の室１１から第２の室１５はインクが供給
される。このようにして、印字によって消費したインク
量とほぼ同じ量のインクが、第１の室１１から第２の室
１５へ供給される。
【００１８】インクの消費により、第１の室におけるイ
ンクレベルが、連通路１８の高い方の開口端より低くな
ると、上述したように、インクカートリッジ３にエアー
が供給され、インクカートリッジ３から、第１の室１１
へインクが供給される。第１の室１１のインクレベルが
上昇して、上述した平衡状態となって、インクカートリ
ッジ３からのインクの供給が停止する。インクカートリ
ッジ３のインクが無くなり、第１の室１１のインクがす
べて消費された後も、第２の室１５内の多孔性部材１６
に一定量のインクが保持されているので、空吐出をする
恐れが少ない。
ンクレベルが、連通路１８の高い方の開口端より低くな
ると、上述したように、インクカートリッジ３にエアー
が供給され、インクカートリッジ３から、第１の室１１
へインクが供給される。第１の室１１のインクレベルが
上昇して、上述した平衡状態となって、インクカートリ
ッジ３からのインクの供給が停止する。インクカートリ
ッジ３のインクが無くなり、第１の室１１のインクがす
べて消費された後も、第２の室１５内の多孔性部材１６
に一定量のインクが保持されているので、空吐出をする
恐れが少ない。
【００１９】インクカートリッジ３の筐体は、透明、半
透明の部材で形成されているか、または覗き窓（図示せ
ず）等が設けられており、目視で容易にインク残量を知
ることが可能な構成となっている。
透明の部材で形成されているか、または覗き窓（図示せ
ず）等が設けられており、目視で容易にインク残量を知
ることが可能な構成となっている。
【００２０】２つの連通路１８は、急激なインクの流入
を防止するために、十分な流路抵抗をもつサイズが選ば
れる。しかし、記録ヘッドでのインク消費量が多大とな
る場合でも、第２の室１５内の多孔性部材１６に一定量
のインクがストックされているため、空吐出を行なう恐
れはない。
を防止するために、十分な流路抵抗をもつサイズが選ば
れる。しかし、記録ヘッドでのインク消費量が多大とな
る場合でも、第２の室１５内の多孔性部材１６に一定量
のインクがストックされているため、空吐出を行なう恐
れはない。
【００２１】図２は、本発明のインク供給機構の第２の
実施例の概略を示す断面図である。図中、図１と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。６はレバ
ー、７はエアー、８はガイド部材、１３はフィルム部材
である。この実施例では、第１の室１１と第２の室１５
は、明確な分離がなされておらず、ほぼストレートに結
ばれている。第１の室１１から第２の室１５へのインク
の供給を、多孔性部材１６の毛管力を利用しているた
め、多孔性部材１６の下端部は、第１の室１１内のイン
クレベルよりも低い位置に設置されている。この実施例
によれば、第１の実施例に対して、ヘッドカートリッジ
部１の構造が単純になり、小型化が容易であるととも
に、初期のインク充填が容易であり、気泡の混入に対す
る信頼性も向上する。
実施例の概略を示す断面図である。図中、図１と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。６はレバ
ー、７はエアー、８はガイド部材、１３はフィルム部材
である。この実施例では、第１の室１１と第２の室１５
は、明確な分離がなされておらず、ほぼストレートに結
ばれている。第１の室１１から第２の室１５へのインク
の供給を、多孔性部材１６の毛管力を利用しているた
め、多孔性部材１６の下端部は、第１の室１１内のイン
クレベルよりも低い位置に設置されている。この実施例
によれば、第１の実施例に対して、ヘッドカートリッジ
部１の構造が単純になり、小型化が容易であるととも
に、初期のインク充填が容易であり、気泡の混入に対す
る信頼性も向上する。
【００２２】フィルム部材１３は、大気連通孔１２から
インクが外部への漏れを防止するために設けられたもの
で、空気のみを通し、インクを通さない膜部材である。
ガイド部材８は、板バネ状の弾性体を用いたもので、イ
ンクカートリッジ３の位置決め用および振動防止用に設
けたものである。また、ヘッドカートリッジ部１からの
インクカートリッジ３の取り外しを容易にするために、
レバー６が設けられている。支持部６ａの周りにレバー
６を回動させることによりインクカートリッジ３を上に
押し上げることができる。
インクが外部への漏れを防止するために設けられたもの
で、空気のみを通し、インクを通さない膜部材である。
ガイド部材８は、板バネ状の弾性体を用いたもので、イ
ンクカートリッジ３の位置決め用および振動防止用に設
けたものである。また、ヘッドカートリッジ部１からの
インクカートリッジ３の取り外しを容易にするために、
レバー６が設けられている。支持部６ａの周りにレバー
６を回動させることによりインクカートリッジ３を上に
押し上げることができる。
【００２３】図３は、本発明のインク供給機構の第３の
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例
では、インクカートリッジ３から第１の室１５への連通
路１８を、１本の二重管によって形成しものである。こ
れにより、インクカートリッジ３とのジョイント部分の
小型化を図ることができる。
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例
では、インクカートリッジ３から第１の室１５への連通
路１８を、１本の二重管によって形成しものである。こ
れにより、インクカートリッジ３とのジョイント部分の
小型化を図ることができる。
【００２４】図４は、本発明のインク供給機構の第４の
実施例における連通管の部分の断面図である。第３の実
施例と同様に、２つの連通路が一本の金属製の二重管に
よって形成されたものである。図中、１はヘッドカート
リッジ部、３はインクカートリッジ、１８は連通路、２
０はインク、２２は接触端子、２３は電極、２４は接続
端子、２５は弾性部材である。この構成によれば、ヘッ
ドカートリッジ部１におけるインクレベルは、連通路１
８の外管の下端部でコントロールされる。また、この実
施例では、インク２０として導電性のインクを用いるも
のである。インクカートリッジ３をヘッドカートリッジ
部１に装着することにより、接触端子２２と電極２３と
が接触し、回路接続がなされる。電極２３がインクカー
トリッジ３内に露出しているから、インク残量がある場
合は、接触端子２２−電極２３−インク２０−連通路１
８の回路が完成するから、接続端子２４をプリンタ側に
接続することにより、インク残量およびインクカートリ
ッジの取り付け有無とカートリッジのタイプ適合性をプ
リンタ側で電気的に感知することが可能である。
実施例における連通管の部分の断面図である。第３の実
施例と同様に、２つの連通路が一本の金属製の二重管に
よって形成されたものである。図中、１はヘッドカート
リッジ部、３はインクカートリッジ、１８は連通路、２
０はインク、２２は接触端子、２３は電極、２４は接続
端子、２５は弾性部材である。この構成によれば、ヘッ
ドカートリッジ部１におけるインクレベルは、連通路１
８の外管の下端部でコントロールされる。また、この実
施例では、インク２０として導電性のインクを用いるも
のである。インクカートリッジ３をヘッドカートリッジ
部１に装着することにより、接触端子２２と電極２３と
が接触し、回路接続がなされる。電極２３がインクカー
トリッジ３内に露出しているから、インク残量がある場
合は、接触端子２２−電極２３−インク２０−連通路１
８の回路が完成するから、接続端子２４をプリンタ側に
接続することにより、インク残量およびインクカートリ
ッジの取り付け有無とカートリッジのタイプ適合性をプ
リンタ側で電気的に感知することが可能である。
【００２５】図５は、本発明のインク供給機構の第５の
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例
では、記録ヘッド２は、図の上方向へインク滴を吐出す
る。２６は記録ヘッド２により噴射されたインク滴であ
る。インクカートリッジ３は、横方向よりヘッドカート
リッジ部１に取り付けられる。第１の室１１は、図示さ
れない大気連通孔によって、大気圧に開放されている。
本実施例では、連通路１８が多くの毛細管（図示せず）
を束ねることで適度な流路抵抗と供給量を得るように形
成されている。
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例
では、記録ヘッド２は、図の上方向へインク滴を吐出す
る。２６は記録ヘッド２により噴射されたインク滴であ
る。インクカートリッジ３は、横方向よりヘッドカート
リッジ部１に取り付けられる。第１の室１１は、図示さ
れない大気連通孔によって、大気圧に開放されている。
本実施例では、連通路１８が多くの毛細管（図示せず）
を束ねることで適度な流路抵抗と供給量を得るように形
成されている。
【００２６】図６は、本発明のインク供給機構の第６の
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。９は第２の
大気連通孔、１０は第２のフィルム部材、２１は第２の
フィルタである。この実施例では、記録ヘッド２は、図
の下方向へインク滴を吐出する。このように下向き印字
を行なう場合は、プリンタの構成上、第１の室１１を記
録ヘッド２より上方の位置に配置することは難しいた
め、上述した各実施例に示した構成によると、記録ヘッ
ド２へのインク圧を、適正な値に設定することができな
くなってくる。そこで、この実施例では、第１の室１１
を大気に開放するための大気連通孔（図示せず）を設け
るとともに、第１の室１１と第２の室１５を結ぶ連通路
を、一旦上方に引き回し、その内部に多孔性部材１６を
充填し、第１の室１１より上方で、第２のフィルム部材
１０を備えた第２の大気連通孔９を設けた。したがっ
て、記録ヘッド２へのインク圧は、多孔性部材１６の保
持圧でほぼ決定され、上述したような印字に最適な圧力
を設定できる。この場合、多孔性部材１６の保持圧は、
第１の室１１のインクレベルと第２の大気連通孔９の位
置との高低差以上の保持圧を持つものが選択され、ま
た、大気連通孔９付近で、多孔性部材を不連続にするこ
と及び／又は保持圧の異なる部材を選択することが望ま
しい。第２フィルタ２１は、多孔性部材１６側から第１
の室１１へのゴミ等の混入を防止し、インクレベルの調
整を高い信頼性をもって実現することができるものであ
る。
実施例の概略を示す断面図である。図中、図２と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。９は第２の
大気連通孔、１０は第２のフィルム部材、２１は第２の
フィルタである。この実施例では、記録ヘッド２は、図
の下方向へインク滴を吐出する。このように下向き印字
を行なう場合は、プリンタの構成上、第１の室１１を記
録ヘッド２より上方の位置に配置することは難しいた
め、上述した各実施例に示した構成によると、記録ヘッ
ド２へのインク圧を、適正な値に設定することができな
くなってくる。そこで、この実施例では、第１の室１１
を大気に開放するための大気連通孔（図示せず）を設け
るとともに、第１の室１１と第２の室１５を結ぶ連通路
を、一旦上方に引き回し、その内部に多孔性部材１６を
充填し、第１の室１１より上方で、第２のフィルム部材
１０を備えた第２の大気連通孔９を設けた。したがっ
て、記録ヘッド２へのインク圧は、多孔性部材１６の保
持圧でほぼ決定され、上述したような印字に最適な圧力
を設定できる。この場合、多孔性部材１６の保持圧は、
第１の室１１のインクレベルと第２の大気連通孔９の位
置との高低差以上の保持圧を持つものが選択され、ま
た、大気連通孔９付近で、多孔性部材を不連続にするこ
と及び／又は保持圧の異なる部材を選択することが望ま
しい。第２フィルタ２１は、多孔性部材１６側から第１
の室１１へのゴミ等の混入を防止し、インクレベルの調
整を高い信頼性をもって実現することができるものであ
る。
【００２７】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に含まれるすべての構成
を含むものである。例えば、インクカートリッジ内をイ
ンク保持部としての非通気性のフィルム材と、空気室部
の２室にすることなども可能である。
ものではなく、特許請求の範囲に含まれるすべての構成
を含むものである。例えば、インクカートリッジ内をイ
ンク保持部としての非通気性のフィルム材と、空気室部
の２室にすることなども可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インクタンクと記録ヘッドの高低差による差
圧を、インクカートリッジとのジョイント部で遮断して
いるので、インクタンク中にスポンジ等の多孔性部材を
充填する必要がない。したがって、インクカートリッジ
の筐体を、透明、半透明の部材で形成されているか、ま
たは覗き窓等を設けることにより、インクの残量を目視
で検知することができ、また同量のインクのカートリッ
ジに比べ小型、低コスト化ができる。
によれば、インクタンクと記録ヘッドの高低差による差
圧を、インクカートリッジとのジョイント部で遮断して
いるので、インクタンク中にスポンジ等の多孔性部材を
充填する必要がない。したがって、インクカートリッジ
の筐体を、透明、半透明の部材で形成されているか、ま
たは覗き窓等を設けることにより、インクの残量を目視
で検知することができ、また同量のインクのカートリッ
ジに比べ小型、低コスト化ができる。
【００２９】また、多孔性部材にインクが残留すること
がなく、ほぼ１００％のインクを印字に使用することが
でき、さらに、インクカートリッジ自体は、簡単、低コ
ストな構造にできるから、ランニングコストも大きく低
減できるという効果がある。
がなく、ほぼ１００％のインクを印字に使用することが
でき、さらに、インクカートリッジ自体は、簡単、低コ
ストな構造にできるから、ランニングコストも大きく低
減できるという効果がある。
【図１】 本発明のインク供給機構の第１の実施例の断
面図である。
面図である。
【図２】 本発明のインク供給機構の第２の実施例の断
面図である。
面図である。
【図３】 本発明のインク供給機構の第３の実施例の断
面図である。
面図である。
【図４】 本発明のインク供給機構の第４の実施例の連
通路の断面図である。
通路の断面図である。
【図５】 本発明のインク供給機構の第５の実施例の断
面図である。
面図である。
【図６】 本発明のインク供給機構の第６の実施例の断
面図である。
面図である。
１ ヘッドカートリッジ部、２ 記録ヘッド、３ イン
クカートリッジ、４ヒートシンク、５ マニホルド、６
レバー、７ エアー、８ ガイド部材、９第２の大気
連通孔、１０ 第２のフィルム部材、１１ 第１の室、
１２ 大気連通孔、１３ フィルム部材、１４ 毛細
管、１５ 第２の室、１６ 多孔性部材、１７ ジョイ
ント部、１８ 連通路、１９ フィルタ、２０ イン
ク、２１第２のフィルタ、２２ 接触端子、２３ 電
極、２４ 接続端子、２５ 弾性部材、２６ インク
滴。
クカートリッジ、４ヒートシンク、５ マニホルド、６
レバー、７ エアー、８ ガイド部材、９第２の大気
連通孔、１０ 第２のフィルム部材、１１ 第１の室、
１２ 大気連通孔、１３ フィルム部材、１４ 毛細
管、１５ 第２の室、１６ 多孔性部材、１７ ジョイ
ント部、１８ 連通路、１９ フィルタ、２０ イン
ク、２１第２のフィルタ、２２ 接触端子、２３ 電
極、２４ 接続端子、２５ 弾性部材、２６ インク
滴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 直己 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 平塚 昌史 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 高尾 信之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッドカートリッジ部にインクカートリ
ッジが分離可能に構成されたインクジェットプリンタの
インク供給機構において、前記インクカートリッジは、
密閉された容器内にインクを貯蔵する構造であり、前記
ヘッドカートリッジ部は、前記インクカートリッジとの
ジョイント部と、該ジョイント部近傍に設けられ大気と
の開口を有する第１の室と、該第１の室に連通し多孔性
部材を有する第２の室を有し、前記ジョイント部は前記
第１の室側の開口の高さが異なる２つ以上の連通路から
なることを特徴とするインクジェットプリンタのインク
供給機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28574691A JP2929804B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | インクジェットプリンタのインク供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28574691A JP2929804B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | インクジェットプリンタのインク供給機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596744A true JPH0596744A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2929804B2 JP2929804B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=17695517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28574691A Expired - Fee Related JP2929804B2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | インクジェットプリンタのインク供給機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2929804B2 (ja) |
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| JP2021030727A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | キヤノン株式会社 | 液体補充システム |
| US11298945B2 (en) | 2019-08-27 | 2022-04-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid replenishing system |
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| KR101670316B1 (ko) * | 2015-01-06 | 2016-10-28 | 주식회사 지앤씨 | 잉크공급장치 |
-
1991
- 1991-10-05 JP JP28574691A patent/JP2929804B2/ja not_active Expired - Fee Related
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