JPH0593529U - セラミックエレメントの固定構造 - Google Patents
セラミックエレメントの固定構造Info
- Publication number
- JPH0593529U JPH0593529U JP3476592U JP3476592U JPH0593529U JP H0593529 U JPH0593529 U JP H0593529U JP 3476592 U JP3476592 U JP 3476592U JP 3476592 U JP3476592 U JP 3476592U JP H0593529 U JPH0593529 U JP H0593529U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic element
- casing
- heat
- fixing structure
- shrinkable rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾過ユニットなどにおいてセラミックエレメ
ントとケーシングとを簡易かつ強固に固定する。 【構成】 チューブ状セラミックエレメント1の端部を
ケーシング2,3の面に突き合わせ、前記ケーシング
2,3の面における前記セラミックエレメント1の端部
の外周に接するように熱収縮ゴム体11を配し、さらに
この熱収縮ゴム体11の外周に接するようにエポキシ樹
脂体12を配する。
ントとケーシングとを簡易かつ強固に固定する。 【構成】 チューブ状セラミックエレメント1の端部を
ケーシング2,3の面に突き合わせ、前記ケーシング
2,3の面における前記セラミックエレメント1の端部
の外周に接するように熱収縮ゴム体11を配し、さらに
この熱収縮ゴム体11の外周に接するようにエポキシ樹
脂体12を配する。
Description
【0001】
本考案は、セラミックエレメントの固定構造に関し、より詳細には濾過ユニッ トにおけるセラミックエレメントの固定構造に関する。
【0002】
従来、たとえば微生物反応槽の内部に浸漬し、被処理微生物混合液から清澄液 のみを濾過分離するなどの用途に、セラミックエレメントを備えた濾過ユニット が供されている。この場合、セラミックエレメントは、濾過ユニットにおけるチ ューブ状膜として使用されている。
【0003】 図3は従来のこの種の濾過ユニットを例示するものである。この濾過ユニット は外圧型膜としての複数のチューブ状セラミックエレメント1を有し、これらの チューブ状セラミックエレメント1は、その両端部がケーシング2,3にて支持 されることにより、互いに間隔をおいて平行に配列されている。チューブ状セラ ミックエレメント1は、その一端の開口が一方のケーシング2にて閉塞されてい る。
【0004】 他方のケーシング3は吸引室4と面板5とを有している。各チューブ状セラミ ックエレメント1のケ−シング3側の端部は面板5に形成された孔部6を貫通し て吸引室4の内部に開口している。
【0005】 ケーシング3の吸引室4は蓋体7にて閉じられている。蓋体7には吸引口8が 設けられ、吸引室4は図外のポンプなどの吸引装置へ連通可能とされている。吸 引装置により吸引口8に負圧を作用させておくと、チューブ状セラミックエレメ ント1により被処理混合液が濾過され、濾過により得られた清澄水9が吸引室4 および吸引口8を経て外部へ取り出される。
【0006】 このとき、チューブ状セラミックエレメント1とケーシング2,3とを固定お よびシ−ルするために、O−リングまたはシリコーンゴムなどが使用されている 。
【0007】
しかし、チューブ状セラミックエレメント1は、セラミック材をチューブ状に 押出成形することにより製造されるのが通例であるため、その外径に公差が生じ やすい。ところが、O−リングにより固定およびシールする場合は、チューブ状 セラミックエレメント1のサイズに精度が必要であり、また、吸引装置で高圧力 を負荷すると、上記公差のためにセラミックエレメント1とケーシング2,3と の固定部でシール性が失われるという欠点がある。さらに、シリコーンゴムで固 定、シールする場合は、セラミックエレメント1のサイズに精度は要求されない ものの、たとえばエポキシ樹脂や他のゴムより耐久性の点で劣り、また比較的接 着力が弱いため、プライマーを使用しても、吸引装置で高圧力を負荷したときに セラミックエレメント1とケーシング2,3との固定部でシール性が失われるこ とがある。
【0008】 そこで本考案は上記課題を解決し、チューブ状セラミックエレメントのサイズ に精度を必要とせず、かつ高圧力を負荷した時にもセラミックエレメントとケー シングとの固定部でシール性が失われない固定構造を得ることを目的とする。
【0009】
上記課題を解決するために本考案は、チューブ状セラミックエレメントの端部 をケーシングの面に突き合わせ、前記ケーシングの面における前記セラミックエ レメントの端部の外周に接するように熱収縮ゴム体を配し、さらにこの熱収縮ゴ ム体の外周に接するようにエポキシ樹脂体を配した。
【0010】
このような構造によれば、セラミックエレメントの耐熱性を生かし、熱を加え て熱収縮性ゴムにより固定およびシールすることができるため、セラミックエレ メントのサイズに精度を必要としない。さらにこの熱収縮性ゴムの周囲にエポキ シ樹脂を配することにより前記ゴムとケーシングとを簡易かつより強固に固定お よびシールすることができる。
【0011】
以下に、本考案の一実施例を図1および図2にもとづき、図3に示された部材 と同一の部材には同一の参照番号を付して説明する。
【0012】 図1に示すように、チューブ状セラミックエレメント1の一端を、ケーシング 3の面板5に形成された凹部10内の孔部6に対応させてこのケーシング3の面 に突き合わせる。前記ケーシング3の面における前記セラミックエレメント1の 一端の外周に沿って熱収縮ゴム体11を配し、次にこの熱収縮ゴム体11の周囲 にエポキシ樹脂体12を配し、前記熱収縮ゴム体11とエポキシ樹脂体12とを 熱収縮および硬化させる。これによって、図2に示すようにセラミックエレメン ト1の製造時の熱収縮による公差は吸収され、セラミックエレメント1とケーシ ング3の面板5とがシールされた強固な固定構造が得られる。
【0013】 また、前記のように濾過ユニットはケーシング3側から吸引する構造であるた め、ケーシング2には孔部がなく凹部10のみが設けられているので、チュ−ブ 状セラミックエレメント1の他端をケ−シング2の面の凹部10に突き合わせて 、ケーシング3の面におけるのと同様にして固定させる。
【0014】
本考案によれば、セラミックの耐熱性を生かして熱を加えることで、熱収縮性 ゴムとエポキシ樹脂とによりセラミックエレメントとケーシングとを固定および シールすることができる。この方法で固定することによって、セラミックエレメ ントのサイズにあまり精度を必要とせず、さらに、熱収縮性ゴムとエポキシ樹脂 は耐久性に優れているため、簡易かつ強固な固定が可能である。
【図1】本考案の実施例のセラミックエレメントの固定
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す横断面図である。
【図3】本考案の実施例のセラミックエレメントの固定
構造を使用し得る従来の濾過ユニットの全体図である。
構造を使用し得る従来の濾過ユニットの全体図である。
1 セラミックエレメント 2 ケーシング 3 ケーシング 11 熱収縮ゴム体 12 エポキシ樹脂体
Claims (1)
- 【請求項1】 チューブ状セラミックエレメントの端部
をケーシングの面に突き合わせ、前記ケーシングの面に
おける前記セラミックエレメントの端部の外周に接する
ように熱収縮ゴム体を配し、さらにこの熱収縮ゴム体の
外周に接するようにエポキシ樹脂体を配したことを特徴
とするセラミックエレメントの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3476592U JPH0593529U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | セラミックエレメントの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3476592U JPH0593529U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | セラミックエレメントの固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593529U true JPH0593529U (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12423407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3476592U Pending JPH0593529U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | セラミックエレメントの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593529U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005342622A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Takuma Co Ltd | セラミックフィルター取付構造と集塵装置 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP3476592U patent/JPH0593529U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005342622A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Takuma Co Ltd | セラミックフィルター取付構造と集塵装置 |
JP4658519B2 (ja) * | 2004-06-03 | 2011-03-23 | 株式会社タクマ | セラミックフィルター取付構造と集塵装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4767426A (en) | Membrane filter tube and method of preparation | |
JP2983060B2 (ja) | ミクロ液体構造およびその製造方法 | |
US4341538A (en) | Intravenous filter | |
US5255427A (en) | Ceramic hollow bodies and method of manufacturing such bodies | |
JPH0225142B2 (ja) | ||
JPH0593529U (ja) | セラミックエレメントの固定構造 | |
EP0096306A3 (en) | Filter element having microporous filter membrane | |
JPH0317937Y2 (ja) | ||
Liu et al. | A rigid poly (dimethylsiloxane) sandwich electrophoresis microchip based on thin‐casting method | |
JPS61167414A (ja) | 流体をろ過するためのろ過器 | |
JPH0317938Y2 (ja) | ||
JPS5840202U (ja) | 精密「ろ」 | |
JPH0884914A (ja) | 中空糸膜モジュール | |
US5393402A (en) | Electrode with crystal membrane | |
JPS5858109A (ja) | 管状膜分離モジユ−ルの製造方法 | |
JPS6012561Y2 (ja) | 中空糸型液体処理装置 | |
JPH0118178Y2 (ja) | ||
CN218902453U (zh) | 一种可重复利用的膜过滤器灌胶结构 | |
JP2790617B2 (ja) | 中空糸型血液浄化装置 | |
JP3008230U (ja) | 中空糸膜モジュール用キャップ | |
SU1712859A1 (ru) | Электрохимический газоанализатор | |
JPH0342349Y2 (ja) | ||
JPH0744048Y2 (ja) | 電気導線の保持構造 | |
JPH0435627Y2 (ja) | ||
JPS6341049Y2 (ja) |