JPH0593509U - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置Info
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- JPH0593509U JPH0593509U JP3947392U JP3947392U JPH0593509U JP H0593509 U JPH0593509 U JP H0593509U JP 3947392 U JP3947392 U JP 3947392U JP 3947392 U JP3947392 U JP 3947392U JP H0593509 U JPH0593509 U JP H0593509U
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 14
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体の温度が変化した際に、フィルタ装置の
挿入部が取付口から抜けるのを防止する。 【構成】 フィルタ装置取付口14に挿入されて取り付
けられる挿入部21と、挿入部21に連結されたフィル
タ本体30とを備え、挿入部21に流通路22が開設さ
れ、フィルタ本体30にフィルタ部材33が装着されて
いるフィルタ装置20において、前記取付口14にこの
取付口14よりも大口径の取付穴23が同心的に没設さ
れ、他方、前記挿入部21の先端部に取付穴23よりも
小径のフランジ部24が形成されており、このフランジ
部24が取付穴23の底部に挿入され、取付穴23の開
口部にストッパリング25が圧入されている。 【効果】 ストッパリング25はオイル10の温度が変
化しても取付穴23の内周面を常に押圧するため、オイ
ル10の温度が変化しても、挿入部21が取付口14か
ら抜け出るのを防止することができる。
挿入部が取付口から抜けるのを防止する。 【構成】 フィルタ装置取付口14に挿入されて取り付
けられる挿入部21と、挿入部21に連結されたフィル
タ本体30とを備え、挿入部21に流通路22が開設さ
れ、フィルタ本体30にフィルタ部材33が装着されて
いるフィルタ装置20において、前記取付口14にこの
取付口14よりも大口径の取付穴23が同心的に没設さ
れ、他方、前記挿入部21の先端部に取付穴23よりも
小径のフランジ部24が形成されており、このフランジ
部24が取付穴23の底部に挿入され、取付穴23の開
口部にストッパリング25が圧入されている。 【効果】 ストッパリング25はオイル10の温度が変
化しても取付穴23の内周面を常に押圧するため、オイ
ル10の温度が変化しても、挿入部21が取付口14か
ら抜け出るのを防止することができる。
Description
【0001】
本考案は、フィルタ装置に関し、特に、流体流通路内に挿入されるフィルタ装 置における挿入部の抜け止め構造に係り、例えば、油圧ポンプの吸い込み部に装 着されるフィルタ装置の抜け止め構造に利用して有効なものに関する。
【0002】
フィルタ装置として、油圧ポンプの吸い込み部に装着されるものがある。この フィルタ装置は油圧ポンプの吸い込み流通路における取付口に挿入される挿入部 と、この挿入部に連結されたフィルタ本体とを備えており、挿入部および本体は 樹脂が用いられて成形されている。挿入部および本体にはそれぞれ流通路が開設 されているとともに、本体の流体導入口にはフィルタが装着されている。
【0003】 そして、挿入部外周には鋸刃形状の突起が複数条、膨出形成されている。この 突起はその外径が挿入部の先端側に向かって次第に小さくなる傾斜面を備えてお り、この突起の傾斜面の形状結合作用によって挿入部の取付口からの抜けが防止 されるようになっている。
【0004】
しかし、従来のフィルタ装置においては、挿入部が樹脂によって成形されてい るため、タンク内のオイルの温度変化に応じて挿入部が収縮し、特に、オイルが 高温から低温に温度変化すると、突起の締め付け代が減少するため、挿入部が取 付口から抜ける危惧がある。
【0005】 本考案の目的は、流体の温度が変化しても、挿入部が取付口から抜けるのを防 止することができるフィルタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係るフィルタ装置は、流通路の取付口に挿入されて取り付けられる挿 入部と、この挿入部に連結される本体とを備えており、挿入部には流通路が開設 され、本体には流通路に連通する流体導入口が開設され、本体の流体導入口には 流体のみを通過させるフィルタが装着されているフィルタ装置において、 前記取付口にこの取付口よりも大口径の取付穴が同心的に没設され、他方、前 記挿入部の先端部に取付穴よりも小径のフランジ部が形成されており、 このフランジ部が取付穴の底部に挿入され、取付穴の開口部にストッパリング が圧入されていることを特徴とする。
【0007】
前記した手段によれば、取付穴の開口部に圧入されたストッパリングによって 挿入部のフランジ部が抜け止めされるため、流体の温度が変化しても、挿入部が 取付口から抜けるのが防止される。
【0008】
図1(a)は本考案の一実施例であるフィルタ装置を示す縦断面図、(b)は フィルタ装置を示す分解斜視図であり、(c)、(d)はストッパリングの各変 形例をそれぞれ示す斜視図および側面断面図である。
【0009】 本実施例において、本考案に係るフィルタ装置は油圧ポンプ(図示せず)の吸 い込み口に装着されるように構成されている。また、このフィルタ装置はタンク (一部のみが図示されている。)11内のオイル10中に浸漬されるようになっ ている。
【0010】 このタンク11は流体貯留容器としてオイル10を貯留するように構成されて いる。タンク11の底部の側面にはポンプ12が設備されており、ポンプ12に は流通路としての吸入路13が開設されている。
【0011】 この吸入路13にはポンプの吸込作用によりタンク11内のオイル10が吸い 込まれるようになっている。そして、この吸入路13のタンク11内への開口に よって実質的に形成された取付口14内にフィルタ装置20が装着されている。 この取付口14には取付口14よりも大口径の取付穴23が同心的に配されて、 一定深さに没設されている。
【0012】 フィルタ装置20は取付口14に挿入される挿入部21とフィルタが張設され る本体30とを備えており、挿入部21と本体30とは樹脂が用いられてそれぞ れ成形されている。挿入部21は両端が開口した略円筒形状に形成されており、 その中空部により流通路22が形成されている。
【0013】 挿入部21の外周にはフランジ部24が先端部に配されて膨出形成されており 、フランジ部24は一定幅一定厚さの円形リング形状に形成されている。フラン ジ部24はその外径Aが取付穴23の内径Dよりも小径に形成されている。
【0014】 挿入部21の外方にはストッパリング25がフランジ部24の本体30側に配 されて嵌合されており、このストッパリング25は平ワッシャ形状に形成されて いる。また、ストッパリング25は外径が取付穴23の内径Dよりも若干大きく 、内径Bがフランジ部24の外径Aよりも小さく形成されている。そして、スト ッパリング25は取付穴23に圧入された際、その圧入力によって取付穴23と 結合し、フランジ部24と係合するようになっている。
【0015】 さらに、このストッパリング25は、例えば、鋼またはカーボンファイバ等で 構成されており、吸入路13内を通過するオイルの温度が変化しても、例えば、 −40℃程度の温度になっても、形状が変わらず、一定の弾性力で吸入路13に おける取付穴23の内周面を押圧するようになっている。このため、ストッパリ ング25によって挿入部21の抜けが防止されることになる。
【0016】 そして、挿入部21の外周におけるフランジ部24よりも後方の外周面によっ て本体30の取付部27が実質的に形成されている。
【0017】 本体30は一端面が開口され他端面が閉塞された円筒形状に形成されている。 その筒壁には大きく開口した連通孔31が複数、形成されており、各連通孔31 、31間にはリブ32が軸心方向に延在するように架設されている。本体30の 内周面には所定の網目を有するフィルタ部材33が張設されており、このフィル タ部材33により各連通孔31、31は内外が遮蔽された状態になっている。こ のフィルタ部材33によってタンク11内のごみ等が油圧ポンプに送給されるの が防止されるようになっている。
【0018】 そして、本体30は開口端部によって形成された取付口34が挿入部21の取 付部27に圧入されて、加熱等の適当な手段により溶着されることによって一体 化されている。この状態で、ストッパリング25は本体30の外周に軸心方向に 摺動自在に嵌合されている。
【0019】 次に作用を説明する。 まず、フィルタ装置20が取付口14に取り付けられるに際して、挿入部21 のフランジ部24が取付穴23に挿入される。このとき、フランジ部24の挿入 側端面が取付穴23の底面と当接するまで、挿入部21が取付口14内に挿入さ れる。
【0020】 続いて、ストッパリング25が取付穴23に圧入されて、ストッパリング25 が取付穴23に固定される。この圧入固定されたストッパリング25にフランジ 部24が係合するため、挿入部21はストッパリング25を介して取付口14に 固定的に結合された状態になる。
【0021】 その後、油圧ポンプが駆動されると、油圧ポンプの駆動によってタンク11内 のオイル10が吸入路13を介して油圧ポンプ側へ送給される。このとき、オイ ル10に残留したごみ等がフィルタ部材33によって通過が阻止され、ごみ等が 油圧ポンプに送給されるのが防止される。
【0022】 ところで、フィルタ装置20がタンク11のオイル10に浸漬されているとき に、タンク11内でオイル10の温度が変化すると、温度の変化に応じてフィル タ装置20における挿入部21が収縮する。その結果、挿入部21の外径による 抜け止め効果が低減する状態になる。
【0023】 しかし、本実施例においては、オイル10の温度が−40℃程度まで下がって も、ストッパリング25はその形状が一定の状態に維持されるように構成されて いるため、このストッパリング25の弾性力による抜け止め効果によって、挿入 部21による抜け止め効果が低減しても、挿入部21が取付口14から抜けるの を充分に防止することができる。
【0024】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない 範囲において、種々変更可能であることはいうまでもない。
【0025】 例えば、前記実施例においては、ストッパリングとして、平ワッシャ形状のス トッパリング25が使用されている場合について述べたが、図1(c)に示され ているように、一部が切り欠かれたCリング形状のストッパリング25Aを用い ることも可能である。
【0026】 また、ストッパリングとしては、図1(d)に示されているように、アングル 形状の部材をリング形状に丸めて形成されたストッパリング25Bを用いること も可能である。
【0027】 前記実施例においては、フィルタ装置の取付口がポンプのハウジングに形成さ れている場合について説明したが、フィルタ装置の取付口は吸入路を形成するパ イプに形成されていてもよい。
【0028】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、取付口に取付穴が没設され、この取付 穴内に挿入部のフランジ部が挿入された後、ストッパリングが嵌着されており、 このストッパリングが取付穴内において挿入部のフランジ部を係止するように構 成したため、流体の温度が変化した際に挿入部が取付口から抜けるのを防止する ことができる。
【図1】(a)は本考案の一実施例であるフィルタ装置
を示す縦断面図、(b)はそのフィルタ装置を示す分解
斜視図であり、(c)、(d)はストッパリングの各変
形例をそれぞれ示す斜視図および側面断面図である。
を示す縦断面図、(b)はそのフィルタ装置を示す分解
斜視図であり、(c)、(d)はストッパリングの各変
形例をそれぞれ示す斜視図および側面断面図である。
10…オイル(流体)、11…タンク、12…排出口、
13…パイプ、14…フィルタ装置取付口、20…フィ
ルタ装置、21…挿入部、22…流通路、23…取付
穴、24…フランジ部、25、25A、25B…ストッ
パリング、27…取付部、30…本体、31…流通路、
32…リブ、33…フィルタ、34…取付口。
13…パイプ、14…フィルタ装置取付口、20…フィ
ルタ装置、21…挿入部、22…流通路、23…取付
穴、24…フランジ部、25、25A、25B…ストッ
パリング、27…取付部、30…本体、31…流通路、
32…リブ、33…フィルタ、34…取付口。
Claims (1)
- 【請求項1】 流通路の取付口に挿入されて取り付けら
れる挿入部と、この挿入部に連結される本体とを備えて
おり、挿入部には流通路が開設され、本体には流通路に
連通する流体導入口が開設され、本体の流体導入口には
流体のみを通過させるフィルタが装着されているフィル
タ装置において、 前記取付口にこの取付口よりも大口径の取付穴が同心的
に没設され、他方、前記挿入部の先端部に取付穴よりも
小径のフランジ部が形成されており、 このフランジ部が取付穴の底部に挿入され、取付穴の開
口部にストッパリングが圧入されていることを特徴とす
るフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039473U JP2583118Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | フィルタ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039473U JP2583118Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | フィルタ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593509U true JPH0593509U (ja) | 1993-12-21 |
JP2583118Y2 JP2583118Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=12554040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992039473U Expired - Lifetime JP2583118Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | フィルタ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583118Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341143A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Wako Filter Technology Kk | フィルタ装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6333461U (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-03 | ||
JPS6427847U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-17 | ||
JPH044005A (en) * | 1990-04-20 | 1992-01-08 | Tokico Ltd | Oil filter |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP1992039473U patent/JP2583118Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6333461U (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-03 | ||
JPS6427847U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-17 | ||
JPH044005A (en) * | 1990-04-20 | 1992-01-08 | Tokico Ltd | Oil filter |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341143A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Wako Filter Technology Kk | フィルタ装置 |
JP4549236B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2010-09-22 | 和興フィルタテクノロジー株式会社 | フィルタ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583118Y2 (ja) | 1998-10-15 |
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